JP2001207902A - エンジン行程判別装置 - Google Patents

エンジン行程判別装置

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JP2001207902A
JP2001207902A JP2000016568A JP2000016568A JP2001207902A JP 2001207902 A JP2001207902 A JP 2001207902A JP 2000016568 A JP2000016568 A JP 2000016568A JP 2000016568 A JP2000016568 A JP 2000016568A JP 2001207902 A JP2001207902 A JP 2001207902A
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Chikahiko Kuroda
京彦 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二輪自動車用単気筒4サイクルエンジンの吸
気行程の判別を安価に行うことのできるエンジン行程判
別装置を提供する。 【解決手段】 単気筒4サイクルエンジン1周期中に、
前回のクランク角信号の割り込み時の吸気圧信号と最新
のクランク角信号の割り込み時の吸気圧信号との差が初
めて所定値(例えば1130Pa)以上マイナスの場合
には、単気筒4サイクルエンジンの気筒内に混合気を吸
い込む吸気行程のATDC15°ACであると判定でき
るようにした。それによって、吸気行程と爆発行程との
行程判別のために従来では必要であったカムシャフトの
位相を検出するセンサ(タイミングロータ、ピックアッ
プコイル)、検出回路が必要でなくなるので、エンジン
行程判別装置の部品点数を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御式燃料噴
射装置に関するもので、特に二輪自動車用の単気筒4サ
イクルエンジンの行程判別を低価格に低減することが可
能なエンジン行程判別装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、4サイクルエンジンでは、気
筒内に混合気を吸い込む吸気行程、気筒内に吸い込んだ
混合気を圧縮する圧縮行程、気筒内に吸入し圧縮した混
合気に点火して燃焼爆発させ、その圧力によりピストン
を上死点から下死点の方向に押し下げて、動力を発生す
る爆発行程、および気筒内で燃焼爆発したガスを気筒の
外へ排出する排気行程の4行程を行い、クランクシャフ
トが2回転して、出力が得られる。このような4サイク
ルエンジンでは、クランクシャフトの位相をクランクセ
ンサにより検出し、カムシャフトの位相をカムポジショ
ンセンサにより検出し、クランクシャフトの位相とカム
シャフトの位相との相互関係から気筒の行程を判別し、
燃料噴射のタイミングおよび点火のタイミングを決定し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
においては、クランクシャフト、カムシャフトそれぞれ
の位相を検出する必要があるため、クランク角センサの
他にカムポジションセンサが必要となり、更にそれぞれ
の検出回路が2個必要となり、製品価格が高価となると
いう問題が生じている。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、単気筒4サイクルエン
ジンの行程の判別を安価にすることのできるエンジン行
程判別装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、単気筒4サイクルエンジンの1周期中に、前回
のクランク角信号の割り込み時の吸気管圧力と最新のク
ランク角信号の割り込み時の吸気管圧力との差が初めて
所定値以上マイナスの時に、単気筒4サイクルエンジン
の気筒内に混合気を吸い込む吸気行程時であると判定す
ることにより、吸気行程と爆発行程との行程判別のため
にカムシャフトの位相を検出する必要がなくなるので、
単気筒4サイクルエンジンの行程の判別を安価にするこ
とができる。なお、上記の所定値は、例えば大気圧、外
気温、エンジン運転時間(エンジン暖気時間)、水温
(エンジン温度)等で補正される可変値としても良い。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、単気筒4
サイクルエンジンの1周期中に、前回のクランク角信号
の割り込み時の回転速度と最新のクランク角信号の割り
込み時の回転速度との差が初めて所定値以上マイナスの
時に、単気筒4サイクルエンジンの気筒内に吸い込んだ
混合気を圧縮する圧縮行程時であると判定することによ
り、圧縮行程と排気行程との行程判別のためにカムシャ
フトの位相を検出する必要がなくなるので、単気筒4サ
イクルエンジンの行程の判別を安価にすることができ
る。なお、上記の所定値は、例えば大気圧、外気温、エ
ンジン運転時間(エンジン暖気時間)、水温(エンジン
温度)等で補正される可変値としても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】〔実施例の構成〕発明の実施の形
態を実施例に基づき図面を参照して説明する。ここで、
図1は電子制御式燃料噴射装置の概略構造を示した図
で、図2は二輪自動車用単気筒4サイクルエンジンの吸
気系を示した図である。
【0008】本実施例の電子制御式燃料噴射装置は、二
輪自動車用単気筒4サイクルガソリンエンジン(以下エ
ンジンまたは4サイクルエンジンと言う)1に燃料を供
給する装置で、エンジン制御装置(以下エンジンECU
と呼ぶ)2とエンジンの状態を検出する各センサから構
成され、常に適切な空燃比となるように燃料噴射量をコ
ントロールするシステムである。
【0009】ここで、エンジン1の吸気行程では、吸入
弁(インテークバルブ)が開き、排気弁(エキゾースト
バルブ)が閉じている時に、ピストンが上死点から下死
点に向かって下降運動すると、シリンダ内に負圧が発生
し、混合気がエンジン1内に吸入される。
【0010】このとき、エアクリーナ3で濾過された空
気は、スロットルボデー4を通ってサージタンク5に流
入しインジェクタ6から噴射される燃料(例えばガソリ
ン)と混合してエンジン1内に吸入される。なお、本実
施例では、エンジン1の吸入空気量を、プレッシャセン
サ8により吸気管9の圧力を検出することにより間接的
に計測している。
【0011】そして、エンジンECU2の内部には、C
PU、RAM、ROM等からなるマイクロコンピュータ
10が設けられ、各種センサからのセンサ信号がA/D
変換器11によってA/D変換された後に、マイクロコ
ンピュータ10に入力されるように構成されている。
【0012】マイクロコンピュータ10は、クランク角
センサ7からのクランク角信号とプレッシャセンサ8か
らの吸気圧信号との相互関係からエンジンの行程判別を
行うことで、最適な燃料噴射タイミング(燃料噴射時
期)および点火タイミング(点火時期)を演算し、ドラ
イブ回路13を介してインジェクタ6に噴射信号を送る
と共に、ドライブ回路14を介して点火装置(具体的に
はイグナイタまたは点火コイル)15に点火信号を送
る。
【0013】ここで、マイクロコンピュータ10では、
エンジンのインテークマニホールド圧力(吸気管圧力)
を検出して間接的に吸入空気量を演算し、この演算した
吸入空気量と計測したエンジン回転速度とから基本噴射
時間を計算、これに各センサからのセンサ信号による補
正を加えて最終噴射時間(燃料噴射量)を決定してい
る。なお、吸気管圧力とエンジン回転速度とから基本噴
射時間を直接計算しても良い。
【0014】ここで、燃料噴射量の補正に用いるセンサ
としては、エンジン1の冷却水温を検出する水温センサ
(図示せず)、エンジンの気筒内に吸入される吸入空気
の温度を検出する吸気温センサ(図示せず)、スロット
ルバルブの開度を検出し、エンジンがアイドル状態、負
荷状態、加減速状態等をマイクロコンピュータ10に送
るスロットルポジションセンサ(図示せず)等がある。
【0015】ここで、クランク角センサ7からのクラン
ク角信号は、エンジンECU2の波形成形回路12によ
ってパルス波形状に波形成形された後にマイクロコンピ
ュータ10に入力されるように構成されている。クラン
ク角センサ7は、本発明のクランク角信号発生手段に相
当するもので、エンジンのクランクシャフトに固定され
たタイミングロータ16、このタイミングロータ16の
外周側に配置されたピックアップコイル17、および磁
束を発生させるマグネット等で構成された電磁式センサ
である。
【0016】そして、タイミングロータ16が回転する
と、タイミングロータ16の外周面に形成された24個
の突起部18のエアギャップが変化するため、ピックア
ップコイル17の通過磁束量が変化し、この変化量に応
じた電圧がピックアップコイル17の両端に発生する。
この発生電圧は、磁束の変化を妨げる方向に発生するの
で、図3のグラフに示したように、交流出力として現れ
る(起電力が発生する)。ここで、図3のグラフは、ク
ランク角信号が1パルス90°CA間隔で発生するよう
に表示されているが、実際はクランク角信号は1パルス
15°CA間隔で発生するので、以下クランク角信号が
1パルス15°CA間隔のもので説明する。
【0017】本実施例では、二輪自動車用単気筒4サイ
クルエンジンの1周期、つまりクランクシャフトが2回
転(720°)する間に、48個のクランク角(1パル
ス15°CA)信号が発生するように突起部18を24
個設けている。そして、24個の突起部18のうち1個
の突起部18は、エンジンの気筒のクランク角(ATD
C15°CA)の位置に設置されている。なお、クラン
ク角信号の間隔を計算することで、エンジンの回転速度
も検出することができるので、クランク角信号はNE信
号とも言う。
【0018】プレッシャセンサ8は、本発明の吸気圧検
出手段に相当するもので、エンジンの吸気管9内の圧力
変化を電圧変化に置き換えて検出する吸気管圧力(吸気
圧)センサで、ゴムホース19を介してスロットルボデ
ー4よりも下流側のサージタンク5と結ばれている圧力
変換素子、およびこの圧力変換素子の出力信号(吸気圧
信号)を増幅するハイブリッドIC等から構成されてい
る。
【0019】圧力変換素子は、検出圧力が高くなる程、
歪みが大きくなる半導体のピエゾ抵抗効果を利用したシ
リコンダイヤフラム式で、シリコンダイヤフラムの片側
に真空室があり、他の片側にゴムホース19を介して吸
気管圧力を導くように構成されている。
【0020】ここで、本実施例のマイクロコンピュータ
10は、クランク角信号と吸気圧信号との相互関係から
エンジンの行程判別を行うエンジン行程判別装置であ
る。4サイクルエンジンでは、クランクシャフトが2回
転(720°)する間に、吸気、圧縮、爆発および排気
の4行程が実行されるので、クランクシャフトの位相を
検出しただけでは、吸気行程と爆発行程、圧縮行程と排
気行程とを判別することはできない。
【0021】そこで、本実施例では、エンジンの吸気管
圧力がクランクシャフトが2回転する間を1周期として
変化する点に着目している。具体的には、4サイクルエ
ンジンにおいては吸気行程の開始時に、シリンダ内に負
圧が発生し、図3のグラフに示したように、吸気管圧力
が所定値以上に急激に低くなる(マイナスとなる)。こ
の吸気管圧力が所定値以上マイナスとなる時期を検出す
れば、吸気行程の開始時(本実施例ではATDC15°
CAに相当する)であると判別できるので、吸気行程と
爆発行程とを簡単に判別できる。
【0022】そして、このようなエンジン行程判別を行
うことで、最適な燃料噴射タイミングを算出することが
できる。例えば吸気行程前に燃料の噴射を終了するよう
に噴射時期および燃料噴射量(噴射時間)を制御するよ
うにしても良い。また、最適な点火タイミングを算出す
ることもできる。例えばエンジン回転速度が低い時に
は、爆発行程の開始時に点火信号を出力し、その後は吸
入空気量とエンジン回転速度とで点火進角特性を決定す
るようにしても良い。
【0023】〔実施例の行程判別方法〕次に、本実施例
のエンジン行程判別方法を図1ないし図4に基づいて簡
単に説明する。ここで、図4は燃料噴射タイミングおよ
び点火タイミングの決定に利用するエンジンの位相を判
別するエンジン位相判別ルーチンを示したフローチャー
トである。
【0024】エンジンが始動すると、このエンジン位相
判別ルーチンがエンジンの1周期毎に実行され、先ず、
クランク角センサ7の出力信号であるクランク角信号を
取り込むタイミングであるか否かを判定する。すなわ
ち、1パルス15°CA間隔でクランク角センサ7から
出力されるクランク角信号を入力しているか否かを判定
する(ステップS1)。この判定結果がNOの場合に
は、ステップS1の判定処理を繰り返す。
【0025】また、ステップS1の判定結果がYESの
場合には、クランク角センサ7から入力したクランク角
信号をマイクロコンピュータ10のCPUに取り込む
(ステップS2)。次に、プレッシャセンサ8からA/
D変換してマイクロコンピュータ10のCPUに取り込
んだ前回の吸気圧信号(PMN)を、PMNOとしてR
AMに格納する(ステップS3)。
【0026】次に、プレッシャセンサ8からA/D変換
してマイクロコンピュータ10のCPUに取り込んだ最
新の吸気圧信号(PMAD)を、PMNとしてRAMに
格納する(ステップS4)。次に、前回の吸気管圧力
(PMNO)と最新の吸気管圧力(PMN)との圧力差
(ΔPMAD)を演算する(ステップS5)。
【0027】次に、圧力差(ΔPMAD)が所定値
(K:1330Pa)以上大きい(マイナス)か否かを
判定する(ステップS6)。この判定結果がNOの場合
には、エンジン位相判別カウンタ(CN)を0と(リセ
ット)する(ステップS7)。その後に、ステップS1
の判定処理に戻る。
【0028】例えば今回がクランク角(TDC0°C
A)信号の入力時の場合には、前回のクランク角(BT
DC15°CA)信号の入力時の吸気管圧力(PMN
O)と今回の吸気管圧力(PMN)との圧力差(ΔPM
AD)は、図3のグラフに示したように、所定値(K:
1330Pa)よりも小さい。つまり、吸気圧信号の変
化(低下度合)が小さいので、ステップS6でNOと判
定されてステップS7に進む。
【0029】これに対して、今回がクランク角(ATD
C15°CA)信号の入力時の場合には、前回のクラン
ク角(TDC0°CA)信号の入力時の吸気管圧力(P
MNO)と今回の吸気管圧力(PMN)との圧力差(Δ
PMAD)は、図3のグラフに示したように、所定値
(K:1330Pa)よりも大きい。つまり、吸気圧信
号の変化(低下度合)が大きいので、ステップS6でY
ESと判定されてステップS8に進む。
【0030】また、ステップS6の判定結果がYESの
場合には、エンジン位相判別カウンタ(CN)を1カウ
ントアップする(ステップS8)。次に、エンジン位相
判別カウンタ(CN)が1であるか否かを判定する(ス
テップS9)。この判定結果がNOの場合、すなわち、
吸気圧信号の変化(低下度合)が大きくても、2回目以
降の場合には、ステップS1の判定処理に戻る。
【0031】また、ステップS9の判定結果がYESの
場合、すなわち、吸気圧信号の変化(低下度合)が大き
く、最初(1回目)の場合には、今回のクランク角信号
の取り込みタイミングを吸気行程のATDC15°CA
と判別して、マイクロコンピュータ10のRAMに格納
する(エンジン位相判別手段、エンジン行程判別手段:
ステップS10)。その後に、エンジン位相判別ルーチ
ンを終了する。
【0032】〔実施例の特徴〕以上のように、プレッシ
ャセンサ8から出力された吸気圧信号を所定のタイミン
グでA/D変換(PMAD)してエンジンECU2に取
り込み、クランク角信号の割り込みが発生すると、最新
の吸気管圧力(PMAD)と前回のクランク角信号の割
り込み時の吸気管圧力(PMAD)との圧力差(ΔPM
AD)を求める。その圧力差が初めて所定値(K:13
30Pa)以上マイナスの時に、今回のクランク角信号
の取り込みタイミングを吸気行程のATDC15°C
A、つまり吸気行程時のピストンの下がり始め(開始
時)であると判別している。ここで、所定値(K)を1
330Paとしたのは、経験的にプレッシャセンサ8お
よびエンジンECU9による吸気管圧力の検出バラツキ
が約±665Paのため、その余裕をみた最小値である
1330Paが最も検出精度を上げることができるから
である。
【0033】したがって、二輪自動車用単気筒4サイク
ルエンジンの吸入空気量の演算に必要なプレッシャセン
サ8から出力された吸気圧信号とクランク角信号とから
吸気行程の判別を行うことができるので、二輪自動車用
単気筒4サイクルエンジンの吸気行程と爆発行程との行
程判別のために従来の技術では必要であったカムシャフ
トの位相を検出するカムポジションセンサ(タイミング
ロータ、ピックアップコイル等)、検出回路が不要とな
り、エンジン行程判別装置の部品点数を軽減することが
できる。
【0034】これにより、エンジンの構造を簡素化する
ことができるので、エンジンの大型化を防止することが
できると共に、エンジンの行程判別を低価格で行うこと
ができる。また、吸気行程を正確に判別することができ
るので、精度良く燃料噴射制御および点火時期制御を行
うことができる。
【0035】〔変形例〕本実施例では、所定値(K)を
1330Paとしたが比較判別する所定値を大気圧、外
気温、エンジン運転時間(エンジン暖気時間)、水温等
により補正される変動値としても良い。例えば外気温、
エンジン運転時間または水温が低くなるとエンジン回転
速度信号での所定値(K)は大きくした方が良い。
【0036】本実施例では、クランク角信号と吸気圧信
号との相互関係からエンジンの気筒の吸気行程の開始時
を判別したが、クランク角信号とエンジン回転速度信号
との相互関係からエンジンの気筒の圧縮行程の開始時を
判別しても良い。4サイクルエンジンでは、吸気弁およ
び排気弁が共に閉じている時に、ピストンが下死点から
上死点に向かって上昇運動をすることにより、混合気が
圧縮される。
【0037】本実施例では、ダイヤフラム型の一種であ
る半導体式のプレッシャセンサ8を使用したが、ブルド
ン管型、ベローズ型等の圧力センサを使用しても良い。
また、本実施例では、検知圧力と基準圧力としての真空
との差圧を検出するプレッシャセンサ8を使用したが、
検知圧力と基準圧力としての待機圧との差圧を検出する
圧力センサを使用しても良い。
【0038】本実施例では、二輪自動車用単気筒4サイ
クルエンジンの1周期、つまりクランクシャフトが2回
転(720°)する間に、48個のクランク角(1パル
ス15°CA)信号が発生するようにタイミングロータ
16の外周面に突起部18を24個設けているが、クラ
ンクシャフトが2回転(720°)する間に、複数個の
クランク角(1パルス30°CAまたは45°CAまた
は60°CAまたは90°CA)信号が発生するように
タイミングロータ16の外周面に突起部18を複数個設
けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子制御式燃料噴射装置の概略構造を示したブ
ロック図である(実施例)。
【図2】二輪自動車用単気筒4サイクルエンジンの吸気
系を示した構成図である(実施例)。
【図3】吸気圧信号およびクランク角信号の変化を示し
たグラフである(実施例)。
【図4】エンジン位相判別ルーチンを示したフローチャ
ートである(実施例)。
【符号の説明】
1 二輪自動車用単気筒4サイクルガソリンエンジン 2 エンジンECU 5 サージタンク 7 クランク角センサ(クランク角信号発生手段) 8 プレッシャセンサ(吸気圧検出手段) 10 マイクロコンピュータ(エンジン位相判別手段) 16 タイミングロータ 17 ピックアップコイル 18 突起部 19 ゴムホース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)単気筒4サイクルエンジンの1周期
    中に所定の個数のクランク角信号を発生するクランク角
    信号発生手段と、 (b)前記単気筒4サイクルエンジンの吸気管圧力を検
    出する吸気圧検出手段と、 (c)前記単気筒4サイクルエンジンの1周期中に、前
    回のクランク角信号の割り込み時の吸気管圧力と最新の
    クランク角信号の割り込み時の吸気管圧力との差が初め
    て所定値以上マイナスの時に、前記単気筒4サイクルエ
    ンジンの吸気行程時であると判定するエンジン位相判別
    手段とを備えたエンジン行程判別装置。
  2. 【請求項2】(a)単気筒4サイクルエンジンの1周期
    中に所定の個数のクランク角信号を発生するクランク角
    信号発生手段と、 (b)前記単気筒4サイクルエンジンの回転速度を検出
    する回転速度検出手段と、 (c)前記単気筒4サイクルエンジンの1周期中に、前
    回のクランク角信号の割り込み時の回転速度と最新のク
    ランク角信号の割り込み時の回転速度との差が初めて所
    定値以上マイナスの時に、前記単気筒4サイクルエンジ
    ンの圧縮行程時であると判定するエンジン位相判別手段
    とを備えたエンジン行程判別装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6935168B2 (en) 2001-05-16 2005-08-30 Kokusan Denki Co., Ltd. Stroke determination method of four cycle internal combustion engine and device thereof
US7243638B2 (en) 2005-08-16 2007-07-17 Nikki Co. , Ltd. Fuel injection control method
JP2008045544A (ja) * 2006-08-16 2008-02-28 Andreas Stihl Ag & Co Kg 内燃エンジンの回転するクランク軸のクランク軸位置を特定するための方法

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