JP2001196773A - 発熱部品の冷却装置および電子機器 - Google Patents

発熱部品の冷却装置および電子機器

Info

Publication number
JP2001196773A
JP2001196773A JP2000001832A JP2000001832A JP2001196773A JP 2001196773 A JP2001196773 A JP 2001196773A JP 2000001832 A JP2000001832 A JP 2000001832A JP 2000001832 A JP2000001832 A JP 2000001832A JP 2001196773 A JP2001196773 A JP 2001196773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat sink
cooling air
receiving portion
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000001832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4327320B2 (ja
JP2001196773A5 (ja
Inventor
Hiroshi Nakamura
博 中村
Katsumi Kuno
勝美 久野
Kentaro Tomioka
健太郎 富岡
Hiroshi Aoki
弘 青木
Katsuhiko Yamamoto
勝彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000001832A priority Critical patent/JP4327320B2/ja
Priority to US09/752,780 priority patent/US6442025B2/en
Publication of JP2001196773A publication Critical patent/JP2001196773A/ja
Publication of JP2001196773A5 publication Critical patent/JP2001196773A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4327320B2 publication Critical patent/JP4327320B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/20Cooling means
    • G06F1/203Cooling means for portable computers, e.g. for laptops

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、半導体パッケージの熱を受熱部から
放熱部に効率良く逃すことができ、しかも、薄型化を強
化できる冷却装置を得ることにある。 【解決手段】冷却装置25は、半導体パッケージ19の熱を
受ける受熱部50と、この受熱部に熱的に接続された放熱
部51とを有するヒートシンク27と;少なくともヒートシ
ンクの放熱部に冷却風を送風するファンユニット26と;
を備えている。放熱部は、半導体パッケージから外れた
位置において受熱部と重なり合うことなく平面的に並べ
て配置されている。また、ヒートシンクは、受熱部が半
導体パッケージに近づいたり遠ざかる方向に移動可能で
あるとともに、この受熱部が常に半導体パッケージに近
づく方向に板ばね80を介して付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体パッケージ
のような発熱部品の放熱を促進させるための冷却装置お
よびこの冷却装置を搭載したポータブルコンピュータ等
の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ブック形のポータブルコンピュータや移
動体情報機器に代表される携帯形の電子機器は、文字、
音声および画像のような多用のマルチメディア情報を処
理するためのMPU (Micro Processing Unit) やゲートア
レイ等の半導体パッケージを装備している。この種の半
導体パッケージは、処理速度の高速化や多機能化に伴っ
て消費電力が増加の一途を辿り、動作中の発熱量もこれ
に比例して急速に増加する傾向にある。
【0003】そのため、半導体パッケージの安定した動
作を保証するためには、この半導体パッケージの放熱性
を高める必要があり、それ故、ヒートシンクやヒートパ
イプのような様々な放熱・冷却手段が必要不可欠な存在
となる。
【0004】従来のヒートシンクは、半導体パッケージ
の熱を受ける受熱部と、この受熱部に熱的に接続された
放熱部とを備えている。ヒートシンクは、半導体パッケ
ージが実装された回路基板にリジッドに固定されてお
り、このヒートシンクの受熱部に半導体パッケージが熱
的に接続されている。
【0005】この際、ヒートシンクの受熱部と半導体パ
ッケージとの間に隙間が存在すると、この隙間が一種の
断熱層として機能し、半導体パッケージから受熱部への
熱伝達が妨げられてしまう。このため、従来では、ヒー
トシンクの受熱部と半導体パッケージとの間に熱伝導性
のグリスを充填したり、あるいは熱伝導性を有するゴム
製の伝熱シートを介在させ、受熱部と半導体パッケージ
との密着性を高めている。
【0006】ところで、ポータブルコンピュータ用のMP
Uとしては、一般にBGA形の半導体パッケージが用いられ
ている。この種の半導体パッケージは、回路基板に実装
した状態において、この回路基板に対する実装高さが±
0.25mmの範囲でばらつくことがあり得る。
【0007】また、ヒートシンクにしても熱伝導性に優
れたアルミニウム合金の射出成形品が用いられているた
め、その受熱部を含む各部に寸法公差が生じることがあ
り、このヒートシンクを回路基板に取り付けた状態にお
いて、受熱部から回路基板までの高さ寸法にばらつきが
生じることがあり得る。
【0008】このため、従来では、上記伝熱シートを用
いて半導体パッケージとヒートシンクの受熱部とを熱的
に接続するに当たり、この伝熱シートの厚みを上記寸法
公差等によって生じる隙間の最大値を上回るような値に
設定し、この肉厚な伝熱シートを半導体パッケージと受
熱部との間で挟み込んで弾性変形させることにより、半
導体パッケージの実装高さのばらつきやヒートシンクの
寸法公差を吸収している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、伝熱シート
のような柔軟なゴム状弾性体は、一般的に密度が小さ
く、金属材料に比べて熱伝導性能が低いので、肉厚な伝
熱シートの使用を余儀なくされる従来の構成では、半導
体パッケージと受熱部との熱接続部分に大きな熱抵抗が
生じてくる。
【0010】このため、半導体パッケージの熱を効率良
くヒートシンクに伝えることができなくなり、この半導
体パッケージの放熱性を高める上で改善の余地が残され
ている。
【0011】また、従来、発熱量の大きな半導体パッケ
ージを冷却するに当たっては、ヒートシンクと電動ファ
ンとを併用することが行われている。電動ファンは、回
転駆動されるファンと、このファンを支持するファンケ
ーシングとを有し、上記ヒートシンクと共にポータブル
コンピュータの筐体の内部に収められている。そして、
従来のヒートシンクは、電動ファンを支持するファン取
り付け部を有し、このファン取り付け部にファンケーシ
ングが重ね合わせて固定されている。
【0012】ところが、近年のポータブルコンピュータ
は、操作性や携帯性を高めることを目的として、筐体が
薄くコンパクトに形成されているので、上記電動ファン
は、ファンの回転軸線を筐体の厚み方向に沿わせた横置
きの姿勢で筐体の内部に収容されている。このため、電
動ファンを起立させた時と比較した場合に、ファンケー
シングの平面形状が大きくなり、このファンケーシング
を支えるファン取り付け部も大型化せざるを得なくな
る。
【0013】したがって、ヒートシンクにファン取り付
け部を形成した従来の構成では、ヒートシンク自体が重
く大きなものとなってしまい、ポータブルコンピュータ
を軽量化する上での妨げとなる。それとともに、ヒート
シンクに振動が加わった時に、ヒートシンクの取り付け
部の荷重負担が増大し、この荷重がヒートシンクの取り
付け部にストレスとなって機能することがあり得る。し
たがって、ヒートシンクの取り付け部は、ストレスに耐
え得るように強固に形成しなくてはならず、構造が複雑
化するといった問題が生じてくる。
【0014】さらに、従来のヒートシンクにおいて、そ
の放熱部にダクトを形成し、このダクトに電動ファンか
ら送風される冷却風を導くようにしたものが知られてい
る。ダクトは、その下流端に冷却風を排出する冷却風出
口を有し、この冷却風出口は筐体に形成された排気口に
連なっている。
【0015】この種のヒートシンクによると、ダクトを
流れる冷却風により放熱部が強制的に冷却され、この放
熱部に伝えられた半導体パッケージの熱が冷却風の流れ
に乗じて筐体の外方に放出されるようになっている。
【0016】ところで、ダクトの冷却風出口が冷却風の
送風方向とは異なる方向に開口されている場合、従来で
は、ダクトの下流端に冷却風出口に向けて湾曲又は屈曲
された複数のガイド壁を形成し、これらガイド壁により
冷却風を冷却風出口に向けて導いている。隣り合うガイ
ド壁は、ダクトの下流端に複数の溝状をなす排出通路を
構成しており、これら排出通路の下流端が筐体の排気口
に連なっている。
【0017】しかしながら、複数の排出通路は、ガイド
壁によって互いに仕切られているので、ある特定の排出
通路の下流端が何らかの理由によって塞がれてしまう
と、この排出通路を流れる冷却風の逃げ場がなくなり、
冷却風の流通抵抗が増大する。このため、ダクトを流れ
る冷却風の風量が少なくなり、冷却風による放熱部の放
熱効果が低下するといった問題が生じてくる。
【0018】本発明の第1の目的は、発熱部品とヒート
シンクの受熱部の密着性を高めて、発熱部品の熱をヒー
トシンクに効率良く逃すことができ、しかも、薄型化を
強化できる冷却装置および電子機器を得ることにある。
【0019】本発明の第2の目的は、ヒートシンクを軽
量化することができ、振動対策を簡略化できる冷却装置
を得ることにある。
【0020】本発明の第3の目的は、冷却風の流れ方向
を変更するに当って、大きな流通抵抗が生じることもな
く、冷却風の流量を充分に確保できるとともに、ヒート
シンクの放熱性能を高めることができる冷却装置を得る
ことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明に係る冷却装置は、発熱部品の熱を受け
る受熱部と、この受熱部に熱的に接続された放熱部とを
有するヒートシンクと;少なくとも上記ヒートシンクの
放熱部に冷却風を送風する送風手段と;を具備してい
る。上記放熱部は、上記発熱部品から外れた位置におい
て上記受熱部と重なり合うことなく平面的に並べて配置
され、しかも、上記ヒートシンクは、上記受熱部が発熱
部品に近づいたり遠ざかる方向に移動可能であるととも
に、この受熱部が常に発熱部品に近づく方向に弾性体を
介して付勢されていることを特徴としている。
【0022】上記第1の目的を達成するため、本発明に
係る電子機器は、筐体と;この筐体の内部に収容された
発熱部品と;上記筐体の内部に収容され、上記発熱部品
の熱を受ける受熱部と、この受熱部に熱的に接続された
放熱部とを有するヒートシンクと;上記筐体の内部に収
容され、少なくとも上記ヒートシンクの放熱部に冷却風
を送風する送風手段と;を具備している。上記放熱部
は、上記発熱部品から外れた位置において上記受熱部と
重なり合うことなく平面的に並べて配置され、しかも、
上記ヒートシンクは、上記受熱部が発熱部品に近づいた
り遠ざかる方向に移動可能であるとともに、この受熱部
が常に発熱部品に近づく方向に弾性体を介して付勢され
ていることを特徴としている。
【0023】このような構成によれば、ヒートシンクの
受熱部は、発熱部品に対し浮動的に設置されているの
で、発熱部品の高さ寸法にばらつきが生じたり、あるい
は受熱部に寸法公差が生じたとしても、この受熱部が移
動することで上記寸法誤差や寸法公差を吸収する。
【0024】しかも、ヒートシンクの受熱部は、弾性体
を介して常に発熱部品に押し付けられるような力を受け
るので、これら受熱部と発熱部品との密着性が良好とな
る。このため、受熱部と発熱部品との間に伝熱シートの
ような柔軟な熱伝導部材を介在させるにしても、この熱
伝導部材に発熱部品および受熱部の寸法誤差や寸法公差
を吸収する機能を付加する必要はなく、この熱伝導部材
を必要最小限度まで薄くできる。
【0025】したがって、発熱部品と受熱部との熱接続
部分の熱抵抗を低減することができ、発熱部品の熱を効
率良くヒートシンクに伝えることができる。
【0026】また、上記構成によると、受熱部と放熱部
および放熱部と発熱部品が互いに重なり合わずに済むの
で、発熱部品から受熱部を通じて放熱部に至る熱伝達経
路を偏平なものとすることができる。よって、ヒートシ
ンクを薄くコンパクトに形成することができ、筐体の薄
型化にも無理なく対応することができる。
【0027】上記第2の目的を達成するため、本発明に
係る冷却装置は、発熱部品の熱を受ける受熱部と、この
受熱部に熱的に接続された放熱部とを有するヒートシン
クと;回転駆動されるファンと、このファンを支持する
ファンケーシングとを有し、少なくとも上記ヒートシン
クの放熱部に冷却風を送風するファンユニットと;を具
備している。上記ファンユニットは、上記ファンケーシ
ングと一体化されたヒートシンク支持部を有し、これら
ヒートシンク支持部とファンケーシングとは互いに重な
り合うことなく平面的に並べて配置されいるとともに、
このヒートシンク支持部は、上記ヒートシンクを囲むよ
うな枠状に形成され、このヒートシンク支持部の内側に
上記ヒートシンクが支持されていることを特徴としてい
る。
【0028】このような構成によれば、ファンユニット
側にヒートシンク支持部を設けたことにより、このヒー
トシンク支持部は単にヒートシンクを囲むような枠状に
形成すれば良く、ヒートシンク支持部の質量が少なくな
る。このため、ヒートシンク側にファンユニットを取り
付ける従来との比較において、ヒートシンクを含めた冷
却装置全体の軽量化が可能となり、冷却装置に振動が加
わった時に、この冷却装置の取り付け部分に作用する荷
重を軽減することができる。
【0029】上記第3の目的を達成するため、本発明に
係る冷却装置は、冷却風を送風する送風手段と;上記冷
却風が導かれる少なくとも一つの冷却風通路と、この冷
却風通路の下流端に形成され、上記冷却風通路の上流側
における冷却風の流れ方向とは異なる方向に開口された
冷却風出口とを有するヒートシンクと;を具備してい
る。上記ヒートシンクの冷却風通路は、上記冷却風出口
よりも冷却風の流れ方向に沿う上流側に偏った位置に冷
却風の流れ方向に延びる複数の板状をなす第1の冷却フ
ィンを有するとともに、上記冷却風出口に対応する冷却
風通路の下流端に格子状に並べて配置された複数のピン
状をなす第2の冷却フィンを有することを特徴としてい
る。
【0030】このような構成によれば、送風手段から冷
却風通路に導かれた冷却風は、板状をなす第1の冷却フ
ィンに沿って流れ、この冷却風通路の下流端に至る。冷
却風通路の下流端に位置する第2の冷却フィンは、ピン
状をなすとともに、冷却風出口に対応する位置で格子状
に並んでいるので、冷却風は第2の冷却フィンの間を縫
うようにして流れる。
【0031】このため、冷却風通路の下流端では、冷却
風の流れが乱流となり、この冷却風の流れ方向を冷却風
出口に向けて曲げることができる。それとともに、冷却
風の流れが乱流となれば、この冷却風は全ての第2の冷
却フィンに接するように拡散されるので、これら第2の
冷却フィンに万遍なく冷却風を導くことができ、ヒート
シンクの放熱性を高めることができる。
【0032】また、例えば冷却風出口の一部が何等かの
理由により閉塞されたとしても、冷却風は上記閉塞部位
を避けるよう隣り合う第2の冷却フィンの間を通じて冷
却風通路の下流端の他の場所に流れる。このため、冷却
風通路内での冷却風の流れが阻害されることはなく、冷
却風の流量を充分に確保することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、ポータブルコンピュータに適用した図1ないし図1
0にもとづいて説明する。
【0034】図1は、電子機器としてブック形のポータ
ブルコンピュータ1を開示している。ポータブルコンピ
ュータ1は、コンピュータ本体2と、このコンピュータ
本体2に支持されたディスプレイユニット3とを備えて
いる。
【0035】コンピュータ本体2は、筐体4を有してい
る。筐体4は、例えばマグネシウム合金のような軽量で
熱伝導性に優れた金属材料にて構成されている。このハ
ウジング4は、底壁4a、上壁4b、前壁4c、左右の
側壁4dおよび後壁4eを有する偏平な箱状をなしてい
る。筐体4の右側の側壁4dには、第1の吸入口5aお
よび排気口6が形成されている。第1の吸入口5aは、
筐体4の奥行き方向に沿う中間部に位置されているとと
もに、排気口6は、筐体4の後部に位置されている。
【0036】また、筐体4の底壁4aには、図8や図1
0に見られるような多数の第2の吸入口5bが開口され
ている。これら第2の吸入口5bは、底壁4aの右端部
に位置され、上記第1の吸入口5aに隣接されている。
【0037】筐体4の上壁4bは、パームレスト7とキ
ーボード装着口8とを有している。パームレスト7は、
上壁4bの前半部において筐体4の幅方向に沿って延び
ている。キーボード装着口8は、パームレスト7の後方
に位置されており、このキーボード装着口8にキーボー
ド9が取り付けられている。筐体4の上壁4bは、一対
のディスプレイ支持部11a,11bを有している。デ
ィスプレイ支持部11a,11bは、上壁4bの後端部
において筐体4の幅方向に互いに離間して配置されてい
る。
【0038】ディスプレイユニット3は、ディスプレイ
ハウジング12と、このディスプレイハウジング12の
内部に収容された液晶表示装置13とを備えている。デ
ィスプレイハウジング12は、前面に開口部14を有す
る偏平な箱状をなしている。液晶表示装置13は、文字
や画像のような情報を表示する表示画面13aを有して
いる。表示画面13aは、ディスプレイハウジング12
の開口部14を通じて外方に露出されている。
【0039】ディスプレイハウジング12は、その一端
から突出する一対の脚部15a,15bを有している。
脚部15a,15bは、ディスプレイ支持部11a,1
1bに導かれるとともに、夫々図示しないヒンジ装置を
介して筐体4に回動可能に支持されている。そのため、
ディスプレイユニット3は、パームレスト7やキーボー
ド9を上方から覆うように倒される閉じ位置と、パーム
レスト7、キーボード9および表示画面13aを露出さ
せる開き位置とに亙って回動し得るようになっている。
【0040】図3に示すように、筐体4の内部には回路
基板17が収容されている。回路基板17は、キーボー
ド9の下方において筐体4の底壁4aと平行に配置され
ている。回路基板17は、底壁4aと向かい合う裏面1
7aを有し、この裏面17aに発熱部品としてのBGA形
の半導体パッケージ19が実装されている。半導体パッ
ケージ19は、ポータブルコンピュータ1の中枢となる
MPU : Micro Processing Unitを構成するものであり、
回路基板17の右端部に位置されている。
【0041】図4や図8に示すように、半導体パッケー
ジ19は、矩形状のベース基板20とICチップ21とを
有している。ベース基板20は、格子状に並べられた多
数の半田ボール22を有し、これら半田ボール22を介
して回路基板17の裏面17aに半田付けされている。
ICチップ21は、ベース基板20の中央部に多数の半田
ボール23を介してフリップチップ接続されている。
【0042】このICチップ21は、文字、音声および画
像のような多用のマルチメディア情報を高速で処理する
ため、動作中の消費電力が大きくなっており、それに伴
いICチップ21の発熱量も冷却を必要とする程に大きな
ものとなっている。
【0043】図2ないし図10に示すように、筐体4の
内部には、半導体パッケージ19を冷却する冷却装置2
5が収容されている。冷却装置25は、回路基板17の
右端部と筐体4の右側の側壁4dとの間に位置されてい
る。この冷却装置25は、送風手段として機能する電動
式のファンユニット26とヒートシンク27とを備えて
いる。
【0044】ファンユニット26は、偏平なファンケー
シング29と、このファンケーシング29にモータ(図
示せず)を介して支持された遠心ファン30とで構成さ
れている。ファンケーシング29は、ベースパネル31
と、このベースパネル31に連結されたアッパパネル3
2とを有している。
【0045】ベースパネル31は、アルミニウム合金又
はマグネシウム合金のような軽量で熱伝導性に優れた金
属材料にて構成されている。ベースパネル31は、筐体
4の底壁4aと向かい合っており、このベースパネル3
1の中央部からやや偏心した位置に円形の第1の吸込口
33が開口されている。ベースパネル31は、第1の吸
込口33の中央部に張り出すモータ支持部34を有し、
このモータ支持部34の上面に偏平モータを介して上記
遠心ファン30が支持されている。遠心ファン30は、
その回転軸線O1を鉛直方向に沿わせた横置きの姿勢で配
置されている。
【0046】また、ベースパネル31は、その周縁部か
ら上向きに延びる周壁35を有している。周壁35は、
遠心ファン30を取り囲むように配置されており、この
周壁35の二箇所に側方に張り出す支持片36が形成さ
れている。
【0047】なお、遠心ファン30は、上記ICチップ2
1の温度が予め決められた値に達した時に偏平モータに
よって回転駆動されるようになっている。
【0048】アッパパネル32は、ステンレス鋼板のよ
うな金属材料にて構成されている。アッパパネル32
は、周壁35の上端部に固定されており、上記ベースパ
ネル31と平行に配置されている。アッパパネル32
は、第2の吸込口38を有している。第2の吸込口38
は、第1の吸込口33と向かい合っており、これら第1
および第2の吸込口33,38の間に遠心ファン30が
位置されている。また、アッパパネル32は、ベースパ
ネル31との間に送風通路39(図9に示す)を構成し
ており、この送風通路39の上流端に第1および第2の
吸込口33,38が開口されている。
【0049】ファンケーシング29は、図6および図7
から明らかなように、送風通路39の下流端に連なる吐
出口40を有している。吐出口40は、ファンケーシン
グ29の幅方向に延びるスリット状をなしており、上記
支持片36とは反対側に位置されている。
【0050】このような構成のファンユニット26にお
いて、遠心ファン30が回転駆動されると、第1および
第2の吸込口33,38から遠心ファン30の軸方向に
空気が吸い込まれる。この空気は、遠心ファン30の外
周部からその径方向外側に向けて吐き出された後、送風
通路39を通じて吐出口40に導かれ、ここからファン
ケーシング29の外方に吐出されるようになっている。
【0051】図7に示すように、ファンケーシング29
のベースパネル31は、ヒートシンク支持部42を一体
に備えている。ヒートシンク支持部42は、ベースパネ
ル31と重なり合うことなく平面的に並べて配置されて
おり、これらヒートシンク支持部42とベースパネル3
1との境界部分に吐出口40が位置されている。
【0052】ヒートシンク支持部42は、矩形状の枠部
43と、この枠部43に連なる取り付けガイド44とを
備えている。枠部43と取り付けガイド44とは、上記
吐出口40の長手方向に沿って平面的に並べて配置され
ている。取り付けガイド44は、枠部43の各辺よりも
幅広く形成された帯状をなしており、上記吐出口40か
ら遠ざかる方向に水平に延びている。この取り付けガイ
ド44は、複数の座部45を有している。座部45およ
びファンケーシング29の支持片36は、上記筐体4の
底壁4aから上向きに複数の突出するボス部46に夫々
ねじ止めされている。
【0053】このため、ヒートシンク支持部42を含む
ファンケーシング29は、底壁4aに熱的に接続された
状態で固定されており、これらヒートシンク支持部42
とファンケーシング29とは筐体4の奥行き方向に並ん
でいる。
【0054】ファンケーシング42を底壁4aに固定し
た状態では、図9に示すように、ヒートシンク支持部4
2の取り付けガイド44が筐体4の右側の側壁4dに沿
って延びており、この側壁4dの排気口6に隣接されて
いる。それとともに、図10に示すように、ベースパネ
ル31の第1の吸込口33が底壁4aに開口された第2
の吸入口5bに重なり合うとともに、アッパパネル32
の第2の吸込口38が側壁4dに開口された第1の吸入
口5aの近傍に位置されている。また、このアッパパネ
ル32は、キーボード9の下面に対し僅かな隙間を存し
て向かい合っている。
【0055】ヒートシンク支持部42の枠部43は、回
路基板17の右端部の下方に入り込んでおり、この枠部
43の各辺で囲まれた領域に対応する部分に半導体パッ
ケージ19が位置されている。枠部43は、上向きに張
り出す四つの受け座47を有している。受け座47は、
半導体パッケージ19の四つの角部の外側において回路
基板17の裏面17aに接しており、これら受け座47
にねじ48を介して回路基板17が固定されている。
【0056】この固定により、回路基板17上の半導体
パッケージ19とヒートシンク支持部42との位置合わ
せがなされ、この半導体パッケージ19がファンケーシ
ング29の吐出口40と部分的に向かい合っている。
【0057】上記ヒートシンク27は、例えばアルミニ
ウム合金又はマグネシウム合金のような軽量で熱伝導性
に優れた金属材料にて構成されている。ヒートシンク2
7は、受熱部50および放熱部51を備えている。受熱
部50は、平坦な長方形の板状をなしている。この受熱
部50は、半導体パッケージ19を下方から覆うととも
に、ヒートシンク支持部42の枠部43の内側に収まる
ような大きさを有している。このため、受熱部50は、
枠部43の各辺によって取り囲まれている。
【0058】受熱部50は、回路基板17の裏面17a
と向かい合う上面52を有している。上面52の略中央
部には、上向きに僅かに張り出す凸部53が形成されて
いる。凸部53の上端は、平坦な受熱面54となってお
り、この受熱面54が半導体パッケージ19のICチップ
21と向かい合うようになっている。
【0059】放熱部51は、受熱部50と一体化されて
この受熱部50と熱的に接続されている。放熱部51
は、受熱部50の一端において、この受熱部50と直交
する方向に延びており、上記ヒートシンク支持部42の
取り付けガイド44上に位置されている。
【0060】放熱部51は、受熱部50に連なる底壁5
6を有している。底壁56は、受熱部50と同一平面上
に位置されており、この底壁56の長手方向に沿う両側
縁部に上向きに延びる一対の側壁57a,57bが形成
されている。側壁57a,57bの上端には、金属製の
カバープレート58が固定されている。
【0061】カバープレート58は、回路基板17の右
端部と筐体4の右側の側壁4dとの間において、回路基
板17よりも上方に僅かに張り出しているとともに、上
記キーボード9の下面に隣接されている。このカバープ
レート58は、底壁56および側壁57a,57bと協
働して上記放熱部51に一つの冷却風通路59を構成し
ている。
【0062】図9に示すように、冷却風通路59は、上
記ヒートシンク支持部42の取り付けガイド44に沿っ
て筐体4の奥行き方向に直線状に延びている。この冷却
風通路59は、冷却風入口61と冷却風出口62とを有
している。冷却風入口61は、冷却風通路59の上流端
に位置され、ファンケーシング29の吐出口40の一部
と向かい合っている。冷却風出口62は、冷却風通路5
9の下流端に位置され、上記放熱部51の側方および後
方に向けて連続して開口されている。
【0063】冷却風出口62のうち、放熱部51の側面
に位置する開口部分は、冷却風通路59の上流側におけ
る冷却風の流れ方向とは異なる方向に開口され、筐体4
の排気口6と向かい合っている。また、冷却風出口62
の後端は、筐体4の後壁4eの右端部と向かい合ってお
り、これら後壁4eと底壁4aとで規定される角部に
は、複数の補助排気口60が開口されている。
【0064】冷却風通路59に臨む底壁56の上面に
は、複数の板状をなす第1の冷却フィン63と、複数の
ピン状をなす第2の冷却フィン64とが配置されてい
る。第1の冷却フィン63は、冷却風通路59の通路方
向に沿って直線状に延びているとともに、互いに間隔を
存して平行に配置されている。これら第1の冷却フィン
63は、冷却風出口62よりも冷却風の流れ方向に沿う
上流側に位置されている。
【0065】第2の冷却フィン64は、冷却風出口62
に臨む冷却風通路59の下流端に位置されている。これ
ら第2の冷却フィン64は、格子状に並べて配置され、
上記第1の冷却フィン63の下流端と向かい合ってい
る。
【0066】図3および図8に見られるように、ヒート
シンク27は、平坦な下面を有している。このヒートシ
ンク27の下面には、凹部66が形成されている。凹部
66は、受熱部50と放熱部51とに跨って延びてお
り、この凹部51内に熱移送手段として機能する偏平な
ヒートパイプ67が埋め込まれている。ヒートパイプ6
7は、第1の端部67aと第2の端部67bとを有して
いる。第1の端部67aは、受熱部50に熱的に接続さ
れ、第2の端部67bは、放熱部51に熱的に接続され
ている。
【0067】図2および図7に示すように、放熱部51
の底壁56は、上向きに延びる一対の支点軸70a,7
0bを有している。一方の支点軸70aは冷却風入口6
1に位置され、他方の支点軸70bは冷却風出口62に
位置されている。このため、支点軸70a,70bは、
冷却風通路59の通路方向に互いに離間して配置されて
いる。
【0068】支点軸70a,70bは、ヒートシンク2
7の放熱部51をヒートシンク支持部42の取り付けガ
イド44上に載置した時に、この取り付けガイド44や
ファンケーシング29に形成した一対の支承壁71a,
71bの下方に位置され、これら支点軸70a,70b
の先端が支承壁71a,71bと向かい合っている。こ
れら支点軸70a,70bは、受熱部50の受熱面54
に対し放熱部51を挟んだ反対側に位置され、この受熱
面54から遠ざかっている。
【0069】ヒートシンク27の受熱部50は、貫通孔
72を有している。貫通孔72は、放熱部51とは反対
側に位置されており、これら貫通孔72と支点軸70
a,70bとの間に受熱面54が位置されている。
【0070】図4に示すように、受熱部50を囲む枠部
43は、その一辺に貫通孔72の下方に張り出す壁部7
3を有している。壁部73の上面には、上向きに突出す
る円柱状のねじ受け部74が形成されている。ねじ受け
部74の高さ寸法は、受熱部50の厚み寸法よりも大き
く設定されており、このねじ受け部74が上記貫通孔7
2に遊びを以って挿入されている。ねじ受け部74の上
端には、ワッシャ75を介してねじ76がねじ込まれて
いる。ワッシャ75は、貫通孔72よりも大径に形成さ
れており、ねじ受け部74の上面および受熱部50の上
面52に重ね合わされるようになっている。
【0071】このため、ヒートシンク27は、支点軸7
0a,70bおよび貫通孔72の位置でヒートシンク支
持部42に引っ掛かっており、上記ワッシャ75と受熱
部50の上面52との間の隙間寸法S(図4に示す)に
対応する分だけ、筐体4の厚み方向に上下動が可能とな
っている。
【0072】図7および図8に示すように、枠部43に
は、弾性体として機能する板ばね80が支持されてい
る。板ばね80は、枠部43の互いに向かい合う二辺の
間に跨っており、受熱部50の下方において筐体4の奥
行き方向に延びている。板ばね80は、冷却装置25を
平面的に見た場合に、受熱部50の受熱面54と放熱部
51との間に位置されている。
【0073】この板ばね80の中間部には、上向きに円
弧状に湾曲された押圧部81が形成されている。押圧部
81は、受熱部50と放熱部51とを含めたヒートシン
ク27の重心位置Gもしくはその近傍において、受熱部
50の下面に弾性的に接しており、この受熱部50を押
し上げている。
【0074】このことにより、ヒートシンク27の支点
軸70a,70bの先端が支承壁71a,71bに突き
当たるとともに、受熱部50の上面52がワッシャ75
に突き当たっている。そのため、ヒートシンク27は、
支点軸70a,70bと支承壁71a,71bとの接触
部を支点として、受熱部50の受熱面54が半導体パッ
ケージ19に近づいたり遠ざかる方向に回動し得るよう
にヒートシンク支持部42に浮動的に支持されていると
ともに、常に受熱面54が半導体パッケージ19に近づ
く方向に弾性的に付勢されている。
【0075】また、図9に最も良く示されるように、冷
却装置25を平面的に見た場合、ヒートシンク27の回
動支点となる支点軸70a,70bと、ワッシャ75と
受熱部50との接触部とは、丁度三角形の頂点の位置関
係に設定され、ヒートシンク支持部42に対するヒート
シンク27の取り付け姿勢の安定性が高められている。
【0076】受熱部50の受熱面54と半導体パッケー
ジ19のICチップ21との間には、伝熱シート82が介
在されている。伝熱シート82は、例えばシリコーン樹
脂にアルミナを添加してなるゴム状の弾性体であり、熱
伝導性を有している。伝熱シート82は、上記板ばね8
0によるヒートシンク27の押圧に伴い、受熱面54と
ICチップ21との間で弾性的に挟み込まれており、この
伝熱シート82を介して受熱面54とICチップ21とが
熱的に接続されている。
【0077】このような構成のポータブルコンピュータ
1において、半導体パッケージ19のICチップ21が発
熱すると、このICチップ21の熱は伝熱シート82を
介してヒートシンク27の受熱部50に伝えられる。
【0078】また、ヒートシンク27の受熱部50と放
熱部51とはヒートパイプ67を介して熱的に接続され
ているので、ICチップ21から受熱部50に伝えられ
た熱の一部は、ヒートパイプ67の第1の端部67aに
伝えられる。これにより、ヒートパイプ67に封入され
ている作動液が加熱されて蒸気となり、この蒸気は第1
の端部67aから第2の端部67bに向けて流動する。
【0079】ヒートパイプ67の第2の端部67bに導
かれた蒸気は、ここで放熱し凝縮する。この凝縮により
液化された作動液は、毛細管力により第2の端部67b
から第1の端部67aに向けて還流し、再度ICチップ2
1の熱を受けて加熱される。この作動液の蒸発および凝
縮の繰り返しにより、受熱部50の熱が放熱部51に積
極的に移される。
【0080】したがって、受熱部50に伝えられたICチ
ップ21の熱は、ヒートシンク27全体に拡散されると
ともに、この拡散による自然空冷により放出される。
【0081】ICチップ21の温度が予め規定された値に
達すると、ファンユニット26の遠心ファン30が回転
駆動される。この遠心ファン30の回転により、筐体4
の外部の空気が第1および第2の吸入口5a,5bを通
じて筐体4の内部に吸い込まれる。この空気は、第1お
よび第2の吸込口33,38から遠心ファン30の軸方
向に吸い込まれた後、遠心ファン30の外周部から送風
通路39の吐き出され、冷却風となってファンケーシン
グ29の吐出口40から吐出される。
【0082】この吐出口40の一部は、冷却風通路59
の冷却風入口61に連なるとともに、吐出口40の残り
の部分は、筐体4の内部に開放されて半導体パッケージ
19と向かい合っている。このため、冷却風は冷却風通
路59および半導体パッケージ19の双方に夫々導かれ
る。
【0083】冷却風通路59内には、通路方向に延びる
複数の第1の冷却フィン63が存在するので、冷却風は
第1の冷却フィン63に沿って流れた後、冷却風通路5
9の下流端に達する。冷却風通路59の下流端には、ピ
ン状の複数の第2の冷却フィン64が格子状に並べて配
置されているので、第1の冷却フィン63を通過して冷
却風通路59の下流端に到達した冷却風は、第2の冷却
フィン64の間を縫うようにして通り抜ける。
【0084】このため、放熱部51と冷却風との接触面
積が増大し、この冷却風によってヒートシンク27の放
熱部51が強制的に冷却される。よって、放熱部51の
放熱性能が向上し、この放熱部51に伝えられたICチッ
プ21の熱を冷却風の流れに乗じて効率良く放出するこ
とができる。
【0085】また、図9に矢印で示すように、冷却風通
路59の下流端では、冷却風がピン状の第2の冷却フィ
ン64を避けるようにして流れることから、この冷却風
の流れが乱流となり、これら第2の冷却フィン64によ
って冷却風の流れを排気口6に向けて曲げることができ
る。このため、放熱部51を強制的に冷却した冷却風の
多くは、筐体4の側壁4dの排気口6から外部に排出さ
れるとともに、残りは冷却風通路59の冷却風出口62
から後方に流れ、筐体4の後端の補助排気口60を通じ
て外部に排出される。
【0086】冷却風通路59の下流端において冷却風の
流れが乱流となれば、この冷却風は全ての第2の冷却フ
ィン64に接するように拡散され、第2の冷却フィン6
4に冷却風が万遍なく接触する。このため、冷却風通路
59の下流端において、放熱部51と冷却風との接触面
積を充分に確保することができ、この放熱部51の放熱
性能を高めることができる。
【0087】加えて、何らかの理由により筐体4の排気
口6が部分的に閉塞されたとしても、冷却風は閉塞部分
を避けるように、隣り合う第2の冷却フィン64の間を
通じて冷却風通路59の下流端の他の場所に流れ込む。
このため、冷却風の流れが阻害されずに済むので、冷却
風通路59内を流れる冷却風の風量を確保することがで
き、放熱部51の放熱性能を良好に維持することができ
る。
【0088】また、ファンケーシング29から吐出され
る冷却風は、冷却風通路59ばかりでなく、半導体パッ
ケージ19にも直接導かれるので、この半導体パッケー
ジ19の周囲に冷却風の流れが生じ、この冷却風の流れ
に基づく強制対流により半導体パッケージ19や受熱部
50が冷やされる。それとともに、筐体4の内部を冷却
風が流通するので、筐体4の内部の通気性が良好とな
り、半導体パッケージ19の周囲に熱溜りが生じ難くな
る。
【0089】この結果、半導体パッケージ19の放熱性
能をより高めることができる。
【0090】なお、図9から明らかなように、冷却風出
口62の一部は放熱部51の側壁57aに開口されてい
るので、この側壁57aに沿って冷却風通路59を流れ
る冷却風は、冷却風入口61から冷却風出口62までの
距離が短くなり、これよりも冷却風通路59の中央部分
を流れる冷却風は、冷却風入口61から冷却風出口62
までの距離が長くなる。
【0091】すなわち、冷却風通路59の中央部では、
側壁57aに沿う部分に比べて冷却風の流通抵抗が大き
くなり、それ故、冷却風通路59の中央部を流れる冷却
風の風量が少なくなって、冷却風通路59の中央部に位
置する第2の冷却フィン64を放熱用として有効に活用
することができなくなることがあり得る。
【0092】このような場合には、側壁57aに近い第
2の冷却フィン64間のピッチを狭くして、この側壁5
7aに沿って流れる冷却風の通風抵抗を故意に増やすよ
うにすれば、冷却風通路59内での冷却風の風量の分布
を均等化することができる。したがって、全ての第2の
冷却フィン64に万遍なく冷却風を導くことができ、放
熱部51の放熱性能を高めることができる。
【0093】ところで、上記構成の冷却装置25による
と、半導体パッケージ19の熱を受けるヒートシンク2
7は、ファンケーシング29のヒートシンク支持部42
に浮動的に支持され、回路基板17上の半導体パッケー
ジ19に対し近づいたり遠ざかる方向に回動可能である
とともに、常に板ばね80を介して半導体パッケージ1
9のICチップ21に近づく方向に弾性的に付勢されてい
る。
【0094】このため、回路基板17に対する半導体パ
ッケージ19の実装高さ、あるいはヒートシンク27の
受熱部50の厚み寸法にばらつきが生じたとしても、ヒ
ートシンク27がその支点軸70a,70bと支承壁7
1a,71bとの接触部を支点に上下方向に回動するこ
とで上記実装高さや厚み寸法のばらつき分を吸収する。
【0095】しかも、ヒートシンク27の受熱部50
は、板ばね80を介してICチップ21に押し付けようと
する力を受けているので、受熱部50の受熱面54とIC
チップ21との密着性を高めることができる。このた
め、受熱面54とICチップ21との間に伝熱シート82
を介在させるにしても、この伝熱シート82に実装高さ
や厚み寸法のばらつき分を吸収する機能を付加する必要
はない。
【0096】よって、伝熱シート82は、受熱面54と
ICチップ21との局部的な接触を阻止して、ICチップ2
1の熱を受熱面54の全面に亙って分散し得る程度の肉
厚を有していれば良いことになり、この伝熱シート82
を必要最小限度まで薄くすることができる。この結果、
ヒートシンク27とICチップ21との熱接続部分に生じ
る熱抵抗を低減することができ、ICチップ21の熱を効
率良くヒートシンク27に通じて外方に放出することが
できる。
【0097】また、上記構成によると、ヒートシンク2
7の回動支点となる支点軸70a,70bは、受熱部5
0の受熱面54に対し放熱部51を挟んだ反対側に位置
されているので、この支点軸70a,70bから受熱面
54までの距離が長くなる。このため、ヒートシンク2
7を上下方向に回動させるようにしたにも拘わらず、こ
のヒートシンク27の受熱面54は、ICチップ21に
対して略平行な状態を保ったまま上下動することにな
る。この結果、ICチップ21に対する受熱面54の局部
的な接触を回避することができ、これらICチップ21と
受熱面54との接触状態を良好に維持することができ
る。
【0098】さらに、ヒートシンク27の受熱部50と
放熱部51とは、互いに重なり合うことなく平面的に並
べて配置されているので、ICチップ21から受熱部50
を通じて放熱部51に至るまでの熱伝達経路を偏平なも
のとすることができる。このため、ヒートシンク27を
薄くコンパクトに形成することができ、薄型化が強化さ
れた筐体4の内部に無理なく組み込むことができる。
【0099】加えて、冷却風通路59を有する放熱部5
1は、回路基板17から外れているので、冷却風通路5
9の天井となるアッパパネル32の位置が回路基板17
によって制限されることはなく、このアッパパネル32
を回路基板17の上面と略同一高さに位置させることが
できる。このため、冷却風通路59の高さ寸法を増して
通路断面積を充分に確保することができ、ここを流れる
冷却風の流量を増やすことができる。
【0100】それとともに、第1および第2の冷却フィ
ン63,64の高さも確保し易くなり、これら冷却フィ
ン63,64と冷却風との接触面積を増やすことができ
る。この結果、上記冷却風の風量増加と合わせて、放熱
部51の放熱性能をより一層高めることができる。
【0101】また、板ばね80の押圧部81は、ヒート
シンク27の重心位置G又はその近傍において受熱部5
0の下面に接しているので、例えばポータブルコンピュ
ータ1に振動が加わった場合でも、浮動状態にあるヒー
トシンク27が独立して振動し難くなる。このため、I
Cチップ21が受熱面54によって叩かれたり、過大な
押圧力を受けることはなく、半導体パッケージ19の耐
衝撃性を高めることができる。
【0102】さらに、上記構成の冷却装置25によれ
ば、ファンユニット26のファンケーシング29にヒー
トシンク支持部42を形成したことにより、このヒート
シンク支持部42を単にヒートシンク27を取り囲むよ
うな枠状に形成することができ、ヒートシンク支持部4
2の質量を小さくできる。
【0103】このため、ヒートシンク27を含めた冷却
装置25全体の軽量化が可能となり、例えばポータブル
コンピュータ1に振動が加わった場合でも、筐体4と冷
却装置25との連結部分に作用する荷重を低減すること
ができ、この冷却装置25の取り付け構造を簡略化する
ことができる。
【0104】なお、上記第1の実施の形態では、ヒート
シンクの放熱部に一つの冷却風通路を形成したが、本発
明はこれに限らず、放熱部に複数の冷却風通路を形成し
ても良い。
【0105】さらに、上記第1の実施の形態によると、
受熱部を押圧する板ばねは、受熱部の重心位置又はその
近傍において受熱部の下面に接しているが、本発明はこ
れに限らず、例えば受熱部の重心位置を間に挟んだ二箇
所において受熱部の下面に接触させるようにしても良
い。
【0106】加えて、ヒートシンク支持部の枠部は、ヒ
ートシンクの受熱部を周方向に連続して取り囲む必要は
なく、この枠部の一部が途切れていても良い。
【0107】また、本発明は上記第1の実施の形態に特
定されるものではなく、図11ないし図14に本発明の
第2の実施の形態を示す。
【0108】この第2の実施の形態に係る冷却装置90
は、主にICチップ21の熱を受けるヒートシンク91の
構成と、このヒートシンク91を浮動的に支持するため
の構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以
外の冷却装置90の基本的な構成は上記第1の実施の形
態と同様である。このため、第2の実施の形態におい
て、第1の実施の形態と同一の構成部分には同一の参照
符号を付して、その説明を省略する。
【0109】図12に示すように、ヒートシンク支持部
42の取り付けガイド44は、枠部43とは反対側の縁
部に上向きに延びる第1の側壁92を有している。この
側壁92のファンケーシング29とは反対側の先端部に
は、第1の冷却風出口93が形成されている。第1の冷
却風出口93は、筐体4の側壁4dの排気口6と向かい
合うようになっている。
【0110】また、取り付けガイド44は、第1の冷却
風出口93と向かい合う位置に上向きに延びる第2の側
壁94を有している。第2の側壁94は、第1の側壁9
2との間に第2の冷却風出口95を構成しており、この
第2の冷却風出口95は筐体4の後壁4eに向けて開口
されている。
【0111】ヒートシンク支持部42の枠部43は、第
1の嵌合部として機能する一対の嵌合凸部97a,97
bを有している。嵌合凸部97a,97bは、枠部43
の互いに向かい合う二辺に形成されている。これら嵌合
凸部97a,97bは、夫々枠部43の上面から上向き
に突出されているとともに、筐体4の奥行き方向に沿っ
て互いに平行に配置されている。
【0112】図12や図14の(A)に示すように、ヒ
ートシンク91は、受熱部100と放熱部101とを有
している。受熱部100は、半導体パッケージ19を下
方から覆うとともに、上記枠部43の内側に収まる大き
さを有する長方形状をなしている。この受熱部100
は、回路基板17の裏面17aと向かい合う上面102
を有している。上面102の略中央部には、上向きに僅
かに張り出す凸部103が形成されている。凸部103
の上端は、平坦な受熱面104となっており、この受熱
面104が半導体パッケージ19のICチップ21と向か
い合うようになっている。
【0113】また、受熱部100は、平坦な下面106
を有している。この下面106には、第2の嵌合部とし
て機能する一対の嵌合凹部107a,107bが形成さ
れている。嵌合凹部107a,107bは、筐体4の奥
行き方向に延びるスリット状をなしており、これら嵌合
凹部107a,107bの間に上記受熱面104が位置
されている。
【0114】受熱部100の嵌合凹部107a,107
bと枠部43の嵌合凸部97a,97bとは、上下方向
に移動可能に互いに嵌合されている。この嵌合により、
ヒートシンク91がヒートシンク支持部42に上下方向
に移動可能に支持され、ヒートシンク91が半導体パッ
ケージ19に近づいたり遠ざかる方向に上下動されるよ
うになっている。
【0115】そして、図14の(B)に示すように、嵌
合凸部97a,97bと嵌合凹部107a,107bと
の間には、これら両者の相対的な移動を許容するための
隙間108が形成されており、この隙間108に熱伝導
部材としての柔軟なグリス109が充填されている。グ
リス109は、空気よりも大きな熱伝導率を有し、この
グリス109を介してヒートシンク91とヒートシンク
支持部42とが熱的に接続されている。
【0116】ヒートシンク91の放熱部101は、取り
付けガイド44と向かい合う長方形状をなしている。放
熱部101は、連結壁110を介して受熱部100の一
端に連なっており、この受熱部100と一体化されてい
る。連結壁110は受熱部100の一端から上向きに延
びている。そのため、放熱部101は、受熱部100よ
りも上方に位置され、回路基板17と同一面上に位置さ
れている。
【0117】放熱部101は、取り付けガイド44、第
1および第2の側壁92,94および連結壁110と協
働して冷却風通路111を構成している。この冷却風通
路111の上流端は、ファンケーシング29の吐出口4
0に連なり、冷却風通路111の下流端は、上記第1お
よび第2の冷却風出口93,95に連なっている。
【0118】冷却風通路111に臨む放熱部101の下
面には、多数のピン状をなす放熱フィン112が突設さ
れている。放熱フィン112は、冷却風通路111の内
部において格子状に並べて配置されている。
【0119】図12ないし図14に示すように、ヒート
シンク支持部42の枠部43には、弾性体として機能す
るばね部材115が取り付けられている。ばね部材11
5は、半球状の押圧部116と、この押圧部116から
放射状に延びる四本のアーム部117とを有している。
【0120】アーム部117の先端は、座部45の下端
にねじ118を介して固定されており、この固定によ
り、押圧部116が枠部43の各辺で囲まれた空間の略
中央部に位置されている。そして、ばね部材115の押
圧部116は、嵌合凹部107a,107bの間におい
て、ヒートシンク91の受熱部100の下面106に弾
性的に接触し、この受熱部100を押し上げている。そ
のため、ヒートシンク91は、常に受熱面104が半導
体パッケージ19に近づく方向に弾性的に付勢されてい
る。
【0121】このような構成によると、半導体パッケー
ジ19の熱を受けるヒートシンク91は、ヒートシンク
支持部42に対し上下動可能に浮動的に支持されている
とともに、ばね部材115を介して常に半導体パッケー
ジ19のICチップ21に近づく方向に弾性的に付勢され
ている。
【0122】このため、回路基板17に対する半導体パ
ッケージ19の実装高さ、あるいはヒートシンク91の
受熱部100の厚み寸法にばらつきが生じたとしても、
ヒートシンク91が嵌合凸部97a,97bと嵌合凹部
107a,107bとの嵌合部分をガイドとして上下方
向に昇降動することで上記実装高さや厚み寸法のばらつ
き分を吸収する。
【0123】しかも、ヒートシンク91の受熱部100
は、ばね部材115を介してICチップ21に押し付けよ
うとする力を受けているので、受熱部100の受熱面1
04とICチップ21との密着性を高めることができる。
このため、受熱面104とICチップ21との間に伝熱シ
ート82を介在させるにしても、この伝熱シート82に
実装高さや厚み寸法のばらつきを吸収する機能を付加す
る必要はない。
【0124】よって、伝熱シート82は、受熱面104
とICチップ21との局部的な接触を阻止して、ICチップ
21の熱を受熱面104の全面に亙って分散し得る程度
の肉厚を有していれば良く、この伝熱シート82を必要
最小限度まで薄くすることができる。この結果、上記第
1の実施の形態と同様に、ヒートシンク91とICチップ
21との熱接続部分に生じる熱抵抗を低減することがで
き、ICチップ21の熱を効率良くヒートシンク91を通
じて外方に放出することができる。
【0125】また、受熱部100と放熱部101とは、
互いに重なり合うことなく平面的に並べて配置されてい
るので、ICチップ21から受熱部100を通じて放熱部
101に至るまでの熱伝達経路を偏平なものとすること
ができ、筐体4の薄型化にも無理なく対応することがで
きる。
【0126】しかも、上記構成によると、ヒートシンク
91の受熱部100とヒートシンク支持部42の枠部4
3とは、嵌合凸部97a,97bと嵌合凹部107a,
107bとの嵌合部分を通じて熱的に接続されているの
で、受熱部100に伝えられたICチップ21の熱を枠部
43からファンケーシング29に積極的に逃すことがで
きる。このため、ヒートシンク支持部42およびこれに
連なるファンケーシング29を放熱部品として積極的に
活用することができ、ヒートシンク91の放熱性能をよ
り高めることができる。
【0127】加えて、嵌合凸部97a,97bと嵌合凹
部107a,107bとの嵌合部分に生じる隙間108
にグリス109が充填されているので、受熱部100と
枠部43との熱接続部分の熱抵抗を小さく抑えることが
できる。
【0128】それとともに、冷却装置90に外部から振
動が作用した時に、ばね部材115を介して浮動的に支
持されたヒートシンク91の振動をグリス109によっ
て減衰することができる。このため、ICチップ21が
受熱面104によって叩かれたり、過大な押圧力を受け
ることはなく、半導体パッケージ19の耐衝撃性を高め
ることができるといった利点がある。
【0129】なお、本発明は上記実施の形態に特定され
るものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々
変形して実施可能である。
【0130】例えば上記各実施の形態では、半導体パッ
ケージのICチップとヒートシンクの受熱部との間に伝熱
シートを介在させるようにしたが、この伝熱シートの代
わりに熱伝導性のグリスを介在させても良いとともに、
場合によっては伝熱シートやグリスを省略し、受熱部を
ICチップに直接接触させるようにしても良い。
【0131】また、ヒートシンクの受熱部と放熱部とは
必ずしも一体成形する必要はなく、例えば互いに区画さ
れた受熱部と放熱部とをねじ等で結合しても良い。
【0132】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、発熱部品
の実装高さ、あるいはヒートシンクの受熱部の厚み寸法
にばらつきが生じたとしても、このヒートシンクが移動
することで上記実装高さや厚み寸法のばらつき分を吸収
する。しかも、受熱部は常に弾性体を介して発熱部品に
押し付けようとする力を受けているので、これら受熱部
と発熱部品との密着性が良好となる。
【0133】このため、受熱部と発熱部品との間に熱伝
導性シート又はグリスのような熱伝導部材を介在させる
にしても、この熱伝導部材に実装高さや厚み寸法のばら
つきを吸収する機能を付加する必要はなく、この伝熱部
品を必要最小限度まで薄くすることができる。したがっ
て、ヒートシンクと発熱部品との熱接続部分に生じる熱
抵抗を低減することができ、この発熱部品の熱を効率良
くヒートシンクを通じて外方に放出することができる。
【0134】しかも、受熱部と放熱部とは互いに重なり
合うことなく平面的に並べて配置されているので、発熱
部品から受熱部を通じて放熱部に至るまでの熱伝達経路
を偏平なものとすることができ、筐体の薄型化に無理な
く対応することができる。
【0135】また、本発明によれば、ヒートシンク支持
部は単にヒートシンクを取り囲むような枠状に形成すれ
ば良いので、ヒートシンク支持部の質量を小さくするこ
とができ、ヒートシンクを含めた冷却装置全体の軽量化
が可能となる。このため、冷却装置に振動が加わった場
合でも、この冷却装置の取り付け部分に作用する荷重を
低減することができ、冷却装置の取り付け構造や振動対
策を簡略化することができる。
【0136】さらに、本発明によれば、冷却風通路の下
流端において冷却風の流れが乱流となるので、この冷却
風の流れを排気口に向けて容易に曲げることができると
ともに、冷却風が第2の冷却フィンに万遍なく接触し、
ヒートシンクの放熱性能を高めることができる。それと
ともに、何等かの理由により排気口の一部が閉塞された
としても、冷却風は閉塞部位を避けるよう第2の冷却フ
ィンの間を通じて送風通路の下流端の他の場所に流れる
ので、冷却風通路内での冷却風の流量を確保することが
でき、ヒートシンクの放熱性を良好に維持することがで
きるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るポータブルコ
ンピュータの斜視図。
【図2】筐体の内部に冷却装置を組み込んだ状態を示す
ポータブルコンピュータの断面図。
【図3】(A)は、筐体の内部に冷却装置を組み込んだ
状態を示すポータブルコンピュータの断面図。(B)
は、送風通路と受熱部との位置関係を示すポータブルコ
ンピュータの断面図。
【図4】BGA形の半導体パッケージとヒートシンクの受
熱部との接続部分を示す断面図。
【図5】回路基板に冷却装置を固定した状態を示す斜視
図。
【図6】冷却装置の斜視図。
【図7】ファンユニットとヒートシンクとを分離させた
状態を示す冷却装置の斜視図。
【図8】筐体の底壁、冷却装置およびBGA形の半導体パ
ッケージとの位置関係を示す斜視図。
【図9】筐体の内部に冷却装置を収容した状態を示すポ
ータブルコンピュータの断面図。
【図10】筐体の内部に冷却装置を収容した状態を示す
ポータブルコンピュータの底面図。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る冷却装置の
斜視図。
【図12】ファンユニットとヒートシンクとを分離させ
た状態を示す冷却装置の斜視図。
【図13】冷却装置の底面図。
【図14】(A)は、筐体の内部に冷却装置を組み込ん
だ状態を示すポータブルコンピュータの断面図。(B)
は、図14の(A)のA部を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
4…筐体 19…発熱部品(半導体パッケージ) 25,90…冷却装置 26…送風手段(ファンユニット) 27,91…ヒートシンク 29…ファンケーシング 30…ファン(遠心ファン) 42…ヒートシンク支持部 50,100…受熱部 51,101…放熱部 59,111…冷却風通路 62,93…冷却風出口(第1の冷却風出口) 63…第1の冷却フィン 64…第2の冷却フィン 80,115…弾性体(板ばね、ばね部材)
フロントページの続き (72)発明者 久野 勝美 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 富岡 健太郎 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 青木 弘 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 山本 勝彦 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AA11 AB02 AB04 AB07 AB11 BA01 BA03 BA04 BA05 BB03 BB04 DB10 FA05 5F036 AA01 BA04 BA24 BB01 BB05 BB35 BB60 BC09 BC23 BC33

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部品の熱を受ける受熱部と、この受
    熱部に熱的に接続された放熱部とを有するヒートシンク
    と;少なくとも上記ヒートシンクの放熱部に冷却風を送
    風する送風手段と;を具備した冷却装置において、 上記放熱部は、上記発熱部品から外れた位置において上
    記受熱部と重なり合うことなく平面的に並べて配置さ
    れ、しかも、上記ヒートシンクは、上記受熱部が発熱部
    品に近づいたり遠ざかる方向に移動可能であるととも
    に、この受熱部が常に発熱部品に近づく方向に弾性体を
    介して付勢されていることを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記ヒートシ
    ンクの放熱部は、上記冷却風が導かれる少なくとも一つ
    の冷却風通路と、この冷却風通路に臨む冷却フィンとを
    有していることを特徴とする冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の記載において、上記弾
    性体は、上記受熱部と放熱部とを合わせた上記ヒートシ
    ンクの重心位置もしくはその近傍に接していることを特
    徴とする冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、上記受熱部お
    よび放熱部は、熱伝導性に優れた材料にて一体成形され
    ていることを特徴とする冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、上記ヒートシ
    ンクは、上記受熱部に伝えられた発熱部品の熱を上記放
    熱部に移す熱移送手段を含んでいることを特徴とする冷
    却装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかの記載にお
    いて、上記送風手段は、回転駆動されるファンと、この
    ファンを支持する金属製のファンケーシングと、このフ
    ァンケーシングと一体化されたヒートシンク支持部とを
    含み、これらヒートシンク支持部とファンケーシングと
    は互いに重なり合うことなく平面的に並べて配置されて
    いるとともに、上記ヒートシンクは、上記ヒートシンク
    支持部に上記弾性体を介して浮動的に支持されているこ
    とを特徴とする冷却装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の記載において、上記ヒートシ
    ンクは、上記受熱部が上記発熱部品に近づいたり遠ざか
    る方向に回動可能に上記ヒートシンク支持部に支持され
    ており、このヒートシンクの回動支点は、上記受熱部と
    は上記放熱部を挟んだ反対側に位置されていることを特
    徴とする冷却装置。
  8. 【請求項8】 請求項6の記載において、上記ヒートシ
    ンク支持部は、第1の嵌合部を有するとともに、上記ヒ
    ートシンクは、このヒートシンクの移動方向に沿って上
    記第1の嵌合部に嵌まり込む第2の嵌合部を有し、これ
    ら第1および第2の嵌合部の嵌合により、上記ヒートシ
    ンクと上記ヒートシンク支持部とが熱的に接続されてい
    ることを特徴とする冷却装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の記載において、上記第1の嵌
    合部と第2の嵌合部との間に空気よりも熱伝導率の大き
    な熱伝導部材が充填されていることを特徴とする冷却装
    置。
  10. 【請求項10】 発熱部品の熱を受ける受熱部と、この
    受熱部に熱的に接続された放熱部とを有するヒートシン
    クと;回転駆動されるファンと、このファンを支持する
    ファンケーシングとを有し、少なくとも上記ヒートシン
    クの放熱部に冷却風を送風するファンユニットと;を具
    備した冷却装置において、 上記ファンユニットは、上記ファンケーシングと一体化
    されたヒートシンク支持部を有し、これらヒートシンク
    支持部とファンケーシングとは、互いに重なり合うこと
    なく平面的に並べて配置されているとともに、このヒー
    トシンク支持部は、上記ヒートシンクを囲むような枠状
    に形成され、このヒートシンク支持部の内側に上記ヒー
    トシンクが支持されていることを特徴とする冷却装置。
  11. 【請求項11】 請求項10の記載において、上記ヒー
    トシンク支持部とファンケーシングとは、互いに重なり
    合うことなく平面的に並べて配置されていることを特徴
    とする冷却装置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11の記載において、
    上記ヒートシンクは、上記受熱部が発熱部品に近づいた
    り遠ざかる方向に移動可能に上記ヒートシンク支持部に
    支持されているとともに、上記受熱部が常に発熱部品に
    近づく方向に弾性体を介して付勢されていることを特徴
    とする冷却装置。
  13. 【請求項13】 請求項10ないし12のいずれかの記
    載において、上記ヒートシンクと上記ヒートシンク支持
    部とは熱的に接続されていることを特徴とする冷却装
    置。
  14. 【請求項14】 冷却風を送風する送風手段と;上記冷
    却風が導かれる少なくとも一つの冷却風通路と、この冷
    却風通路の下流端に形成され、上記冷却風通路の上流側
    における冷却風の流れ方向とは異なる方向に開口された
    冷却風出口とを有するヒートシンクと;を具備し、 上記ヒートシンクの冷却風通路は、上記冷却風出口より
    も冷却風の流れ方向に沿う上流側に偏った位置に冷却風
    の流れ方向に延びる複数の板状をなす第1の冷却フィン
    を有するとともに、上記冷却風出口に対応する冷却風通
    路の下流端に格子状に並べて配置された複数のピン状を
    なす第2の冷却フィンを有することを特徴とする冷却装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項14の記載において、上記ヒー
    トシンクは、発熱部品の熱を受ける受熱部と、この受熱
    部に熱的に接続された放熱部とを有し、この放熱部に上
    記冷却風通路が形成されていることを特徴とする冷却装
    置。
  16. 【請求項16】 筐体と;この筐体の内部に収容された
    発熱部品と;上記筐体の内部に収容され、上記発熱部品
    の熱を受ける受熱部と、この受熱部に熱的に接続された
    放熱部とを有するヒートシンクと;上記筐体の内部に収
    容され、少なくとも上記ヒートシンクの放熱部に冷却風
    を送風する送風手段と;を具備し、 上記放熱部は、上記発熱部品から外れた位置において上
    記受熱部と重なり合うことなく平面的に並べて配置さ
    れ、しかも、上記ヒートシンクは、上記受熱部が発熱部
    品に近づいたり遠ざかる方向に移動可能であるととも
    に、この受熱部が常に発熱部品に近づく方向に弾性体を
    介して付勢されていることを特徴とする電子機器。
  17. 【請求項17】 請求項16の記載において、上記送風
    手段は、回転駆動されるファンと、このファンを支持す
    るファンケーシングと、このファンケーシングと一体化
    されたヒートシンク支持部とを含み、これらヒートシン
    ク支持部とファンケーシングとは、上記筐体の厚み方向
    に重なり合うことなく平面的に並べて配置されていると
    ともに、上記ヒートシンクは、上記ヒートシンク支持部
    に上記弾性体を介して浮動的に支持されていることを特
    徴とする電子機器。
JP2000001832A 2000-01-07 2000-01-07 電子機器 Expired - Lifetime JP4327320B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001832A JP4327320B2 (ja) 2000-01-07 2000-01-07 電子機器
US09/752,780 US6442025B2 (en) 2000-01-07 2001-01-03 Cooling unit for cooling heat generating component and electronic apparatus having the cooling unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001832A JP4327320B2 (ja) 2000-01-07 2000-01-07 電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001196773A true JP2001196773A (ja) 2001-07-19
JP2001196773A5 JP2001196773A5 (ja) 2006-12-07
JP4327320B2 JP4327320B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=18531017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000001832A Expired - Lifetime JP4327320B2 (ja) 2000-01-07 2000-01-07 電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6442025B2 (ja)
JP (1) JP4327320B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003067949A1 (en) * 2002-02-06 2003-08-14 Sony Corporation Cooling mechanism and information processing device using the cooling mechanism
JP2008108965A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Toshiba Corp 冷却装置、およびこれを備えた電子機器
US7636238B2 (en) 2007-08-09 2009-12-22 Fujitsu Limited Electronic apparatus and heat radiating unit
KR101917163B1 (ko) * 2016-11-25 2018-11-09 동아대학교 산학협력단 방열 케이스
JP2023043486A (ja) * 2021-09-16 2023-03-29 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器

Families Citing this family (62)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002198675A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Fujitsu Ltd 電子機器
US6567269B2 (en) * 2001-04-23 2003-05-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Computer system having removable processor and modular thermal unit
US6900984B2 (en) * 2001-04-24 2005-05-31 Apple Computer, Inc. Computer component protection
US6653755B2 (en) * 2001-05-30 2003-11-25 Intel Corporation Radial air flow fan assembly having stator fins surrounding rotor blades
JP2002366259A (ja) * 2001-06-11 2002-12-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 可搬型情報処理装置
JP3637304B2 (ja) * 2001-11-29 2005-04-13 株式会社東芝 小型電子機器
JP2003222098A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Toshiba Corp 遠心送風装置および遠心送風装置を有する電子機器
SG118138A1 (en) * 2002-05-29 2006-01-27 Inst Of Microelectronics A heat transfer apparatus
JP3634825B2 (ja) * 2002-06-28 2005-03-30 株式会社東芝 電子機器
TWM240604U (en) * 2002-07-17 2004-08-11 Quanta Comp Inc Heat dissipating device
US20040076514A1 (en) * 2002-10-16 2004-04-22 Sunonwealth Electric Machine Industry Co., Ltd. Suspension type heat-dissipation fan
TW545875U (en) * 2002-11-13 2003-08-01 Abit Comp Corp Heat dissipating device of circuit board
WO2004059174A1 (ja) * 2002-12-25 2004-07-15 Kabushiki Kaisha Toshiba 吸気口が形成されたケースを有する送風装置、送風装置を備えた冷却ユニットおよび電子機器
US7079394B2 (en) * 2003-01-08 2006-07-18 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Compact cooling device
US6798661B1 (en) * 2003-05-08 2004-09-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Chassis conducted cooling thermal dissipation apparatus for servers
US20050047093A1 (en) * 2003-08-29 2005-03-03 Hewlett-Packard Company Direct plugging CPU cooling fan
WO2005037338A1 (en) * 2003-10-14 2005-04-28 Cook Incorporated Hydrophilic coated medical device
US20050083658A1 (en) * 2003-10-21 2005-04-21 Arima Computer Corporation Heat dissipating module of an integrated circuit of a portable computer
WO2005043620A1 (ja) * 2003-10-30 2005-05-12 Fujitsu Limited 冷却装置及び電子装置
US20050280991A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-22 Hama Naka Shoukin Industry Co., Ltd. Fast mountable screw assembly for CPU heat sink
CN101120296A (zh) * 2005-02-18 2008-02-06 皇家飞利浦电子股份有限公司 具有冷却设备的光盘驱动单元
US20060196639A1 (en) * 2005-03-04 2006-09-07 Inventec Corporation Heatsink assembly
TWI282724B (en) * 2005-04-22 2007-06-11 Quanta Comp Inc Heat-dissipating device with elastic piece and heat-dissipating method thereof
GB0516813D0 (en) * 2005-08-17 2005-09-21 Pace Micro Tech Plc Electronics cooling apparatus
US7455504B2 (en) * 2005-11-23 2008-11-25 Hill Engineering High efficiency fluid movers
US7339787B2 (en) * 2006-04-14 2008-03-04 Inventec Corporation Heat sink module for dissipating heat from a heat source on a motherboard
JP2007286785A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Fujitsu Ltd 電子機器および冷却部品
JP4719079B2 (ja) * 2006-05-19 2011-07-06 株式会社東芝 電子機器
CN100530037C (zh) * 2006-06-02 2009-08-19 富准精密工业(深圳)有限公司 散热模组
TWI306188B (en) * 2006-08-01 2009-02-11 Compal Electronics Inc Waterproof thermal management module and portable electronic apparatus using the same
JP2008071855A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Fujitsu Ltd 電子機器およびプリント基板ユニット
JP5113363B2 (ja) * 2006-09-28 2013-01-09 富士通株式会社 電子機器
US20080113603A1 (en) * 2006-10-19 2008-05-15 Atallah Jean G Computer system cooling system
JP4783326B2 (ja) * 2007-04-11 2011-09-28 株式会社東芝 電子機器
JP2009015385A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Fujitsu Ltd 電子機器
TW200903236A (en) * 2007-07-13 2009-01-16 Asustek Comp Inc Heat dissipation module
JP2009301143A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Fujitsu Ltd 放熱ユニット、基板ユニット、および電子機器
BRPI0920787A2 (pt) * 2008-10-01 2015-12-22 Sharp Kk aparelho eletrônico, dispositivo de iluminação, dispositivo de exibição e receptor de televisão
US10914308B2 (en) * 2009-01-05 2021-02-09 Intel Corporation Crossflow blower apparatus and system
JP2011081437A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Toshiba Corp 電子機器
CN102338100A (zh) * 2010-07-19 2012-02-01 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 风扇装置
TWI573519B (zh) * 2010-09-24 2017-03-01 鴻準精密工業股份有限公司 可攜帶式電子裝置及其散熱模組
CN102480906A (zh) * 2010-11-26 2012-05-30 英业达股份有限公司 电路模块与应用该电路模块的电子装置
JP5238841B2 (ja) * 2011-03-08 2013-07-17 株式会社東芝 電子機器
TWI480471B (zh) * 2011-05-24 2015-04-11 Compal Electronics Inc 風扇模組
DE102011107316A1 (de) * 2011-07-06 2013-06-06 Abb Ag Anordnung zum Kühlen von Baugruppen eines Automatisierungs- oder Steuerungssystems
JP5927539B2 (ja) * 2011-07-25 2016-06-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器
US8804331B2 (en) * 2011-12-02 2014-08-12 Ati Technologies Ulc Portable computing device with thermal management
TWI530663B (zh) * 2011-12-14 2016-04-21 鴻準精密工業股份有限公司 散熱模組
GB2501766B (en) * 2012-05-04 2018-10-03 Nidec Control Techniques Ltd Plate
FR2995172B1 (fr) * 2012-09-06 2015-11-20 Sagemcom Broadband Sas Equipement electronique a refroidissement par air et dispositif de refroidissement d'un composant electronique
TWI576559B (zh) * 2013-09-06 2017-04-01 台達電子工業股份有限公司 扁平散熱裝置
US20190383566A1 (en) 2013-09-06 2019-12-19 Delta Electronics, Inc. Heat sink
US9792961B2 (en) 2014-07-21 2017-10-17 Advanced Micro Devices, Inc. Distributed computing with phase change material thermal management
CN105992493A (zh) * 2015-02-10 2016-10-05 富瑞精密组件(昆山)有限公司 散热装置及其组装方法
SG10201609616TA (en) * 2016-09-06 2018-04-27 Apple Inc Electronic device with cooling fan
US10285303B2 (en) 2017-07-14 2019-05-07 Apple Inc. Electronic device with integrated passive and active cooling
JP2021012993A (ja) * 2019-07-09 2021-02-04 キオクシア株式会社 半導体記憶装置
JP7514619B2 (ja) * 2019-12-26 2024-07-11 株式会社豊田自動織機 冷却構造体および電気機器
JP6846547B1 (ja) * 2020-01-09 2021-03-24 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器
CN115756089A (zh) * 2021-09-02 2023-03-07 英业达科技有限公司 电子装置
US20230380100A1 (en) * 2022-05-19 2023-11-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Dynamic exhaust fan operation to improve user experience

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5339214A (en) * 1993-02-12 1994-08-16 Intel Corporation Multiple-fan microprocessor cooling through a finned heat pipe
US5784256A (en) * 1994-09-14 1998-07-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Portable computer having a circuit board including a heat-generating IC chip and a metal frame supporting the circuit board
US6058012A (en) * 1996-08-26 2000-05-02 Compaq Computer Corporation Apparatus, method and system for thermal management of an electronic system having semiconductor devices
US5704212A (en) * 1996-09-13 1998-01-06 Itronix Corporation Active cooling system for cradle of portable electronic devices
JP4015754B2 (ja) * 1998-06-23 2007-11-28 株式会社東芝 冷却装置および冷却装置を有する電子機器
JP4119008B2 (ja) * 1998-06-23 2008-07-16 株式会社東芝 回路部品の冷却装置および電子機器
US6058009A (en) * 1998-07-14 2000-05-02 Dell Usa, L.P. Computer with improved internal cooling system
US6301107B1 (en) * 1998-07-27 2001-10-09 Compaq Computer Corporation Heat dissipation structure for electronic apparatus component
US6366460B1 (en) * 1998-07-27 2002-04-02 Compaq Computer Corporation Heat dissipation structure for electronic apparatus component
TW450381U (en) * 1998-08-07 2001-08-11 Foxconn Prec Components Co Ltd Heat sink device
US6125035A (en) * 1998-10-13 2000-09-26 Dell Usa, L.P. Heat sink assembly with rotating heat pipe
US6141215A (en) * 1999-01-12 2000-10-31 Dell Usa, L.P. Hybrid cooling heat exchanger fin geometry and orientation

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003067949A1 (en) * 2002-02-06 2003-08-14 Sony Corporation Cooling mechanism and information processing device using the cooling mechanism
JP2008108965A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Toshiba Corp 冷却装置、およびこれを備えた電子機器
US7636238B2 (en) 2007-08-09 2009-12-22 Fujitsu Limited Electronic apparatus and heat radiating unit
KR101917163B1 (ko) * 2016-11-25 2018-11-09 동아대학교 산학협력단 방열 케이스
JP2023043486A (ja) * 2021-09-16 2023-03-29 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4327320B2 (ja) 2009-09-09
US6442025B2 (en) 2002-08-27
US20010017764A1 (en) 2001-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001196773A (ja) 発熱部品の冷却装置および電子機器
KR100604172B1 (ko) 발열 부품을 냉각하는 냉각 장치
JP4660627B2 (ja) 電子機器および冷却装置
JP4675666B2 (ja) 電子機器
JP4015754B2 (ja) 冷却装置および冷却装置を有する電子機器
JP3530151B2 (ja) 発熱体を内蔵する電子機器およびこの電子機器に用いる冷却装置
JP3673249B2 (ja) 電子機器および冷却装置
TW200819962A (en) Liquid cooling unit and heat receiver therefor
JP2000013069A (ja) 回路部品の冷却装置、冷却装置を有する電子機器および回路部品用のヒートシンク
JP2011034309A (ja) 電子機器
JP3532871B2 (ja) 冷却装置およびこの冷却装置を有する電子機器
TWI382300B (zh) 液態冷卻單元及用於此單元之熱交換器(二)
JP2001015969A (ja) 冷却装置
JP2000223876A (ja) 電子機器
JP2004139186A (ja) 電子機器
JP4270667B2 (ja) 回路部品の冷却装置および電子機器
JP2003209211A (ja) 電子機器
JP4897107B2 (ja) 電子機器
JP3172138B2 (ja) 発熱素子の冷却構造
JP2880646B2 (ja) ファン付きヒートシンク
JP2000214958A (ja) 電子機器
TWI337699B (en) Heat dissipation device
JPH06314759A (ja) 発熱素子の冷却構造
JP5197725B2 (ja) 電子機器
JP2000010665A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4327320

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term