JP2001171062A - 白色ポリエステルフィルム積層体 - Google Patents
白色ポリエステルフィルム積層体Info
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Abstract
これらの安定性に優れ、かつ強度、延伸性に優れた白色
ポリエステルフィルム積層体、特に磁気カード用、プリ
ンタ受像用の基材として好適な白色ポリエステルフィル
ム積層体を提供する。 【解決手段】 無機粒子を5重量%以上40重量%未満
含有する白色ポリエステル層(A)の少なくとも片面
に、無機粒子を10重量%以上45重量%未満含有する
白色ポリエステル(B)層を設け、無機粒子の含有量が
A層よりもB層の方が0.1重量%以上30重量%未満
多く、かつ積層された白色フィルム全体の無機粒子の含
有量が6重量%以上35重量%未満であることを特徴と
する白色ポリエステルフィルム積層体。
Description
フィルム積層体に関し、特に、熱転写、昇華転写、イン
クジェットプリンタなどの受像シートの基材として好適
な白色フィルムに関する。
いられる白色ポリエステルフィルムとしては、特開昭6
2−204941号公報などが知られている。従来の白
色ポリエステルフィルムは、基材フィルムとしてポリエ
ステルと粒子を主たる構成成分とする単層のフィルム、
またはポリエステルと粒子からなるコア層の少なくとも
片面にポリエステルとコア層よりも粒子含有量の少ない
粒子からなるスキン層を設けた積層フィルムが提案され
ている。しかし、これらの白色ポリエステルフィルムは
隠蔽性や白色性を高めるために、さらにプリンタで印刷
をしたり、あるいはプリントをする際の画像解像度を高
くするために、単層のフィルム中にまたは積層フィルム
のコア層に多量の粒子を添加していた。そのため、フィ
ルムの強度が低くなりやすく、また延伸もしにくくなる
という問題があった。
の問題を解決し、隠蔽性、白色性、画像解像度が高く、
およびこれらの安定性に優れ、かつ強度、延伸性に優れ
た白色ポリエステルフィルム積層体、特に磁気カード
用、プリンタ受像用の基材として好適な白色ポリエステ
ルフィルム積層体を提供することにある。
状況に鑑みなされたものであって、上記の課題を解決す
ることができた白色ポリエステルフィルム積層体とは、
以下のとおりである。
5重量%以上40重量%未満含有する白色ポリエステル
層(A)の少なくとも片面に、無機粒子を10重量%以
上45重量%未満含有する白色ポリエステル(B)層を
設け、無機粒子の含有量がA層よりもB層の方が0.1
重量%以上30重量%未満多く、かつ積層された白色フ
ィルム全体の無機粒子の含有量が6重量%以上35重量
%未満であることを特徴とする白色ポリエステルフィル
ム積層体である。第2の発明は、A層及び/又はB層に
蛍光増白剤が含有されていることを特徴とする第1の発
明に記載の白色ポリエステルフィルム積層体である。第
3の発明は、前記白色ポリエステルフィルム積層体の見
かけ密度が1.4g/cm3を超えていることを特徴と
する第1または第2の発明に記載の白色ポリエステルフ
ィルム積層体である。
テル、ポリウレタンおよびポリアクリルのうち少なくと
も1種類から選ばれた樹脂を主たる構成成分とするアン
カーコート層を設け、その上に記録層を設けたことを特
徴とする第1乃至3の発明に記載の白色ポリエステルフ
ィルム積層体である。第5の発明は、B層の無機粒子が
二酸化チタンであることを特徴とする第1乃至4の発明
に記載の白色ポリエステルフィルム積層体である。第6
の発明は、B層の無機粒子が炭酸カルシウムまたは硫酸
バリウムであることを特徴とする第1乃至4の発明に記
載の白色ポリエステルフィルム積層体である。
発明におけるポリエステルとは、テレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族ジカル
ボン酸又はそのエステルと、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコールのごときグリコールとを重縮合させて製
造されるポリエステルである。これらのポリエステルは
芳香族ジカルボン酸とグリコールとを直接反応させる方
法のほか、芳香族ジカルボン酸のアルキルエステルとグ
リコールとをエステル交換反応させた後重縮合させる
か、あるいは芳香族ジカルボン酸のジグリコールエステ
ルを重縮合させるなどの方法によって製造することがで
きる。かかるポリエステルの代表例としてはポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンブチレンテレフタレー
トあるいはポリエチレン−2,6−ナフタレートなどが
挙げられる。このポリエステルはホモポリマーであって
もよく、第三成分を共重合したものであっても良い。い
ずれにしても本発明においては、エチレンテレフタレー
ト単位、ブチレンテレフタレート単位あるいはエチレン
−2,6−ナフタレート単位が70モル%以上、好まし
くは80モル%以上、更に好ましくは90モル%以上で
あるポリエステルが好ましい。
せるため、ポリエステル中に無機または有機の粒子を必
要に応じて添加してもよい。添加可能な粒子としては、
シリカ、カオリナイト、タルク、炭酸カルシウム、ゼオ
ライト、アルミナ、硫酸バリウム、カーボンブラック、
酸化亜鉛、酸化チタン、硫化亜鉛、有機白色顔料等が例
示されるが特に限定されるものではないが、その中でも
特に好ましい粒子としては、酸化チタン微粒子および硫
化亜鉛微粒子が挙げられる。更に、フィルムにより効果
的に隠蔽性を付与することができ、さらに鮮明な画像が
得られやすいなどの観点から、酸化チタン微粒子が最も
好適である。酸化チタン微粒子は結晶型としてアナター
ゼ型やルチル型があるが、何れを使用してもよい。ま
た、粒子表面にアルミナやシリカ等の無機処理を施して
もよいし、シリコン系あるいはアルコール系等の有機処
理を施してもよい。また、炭酸カルシウム粒子や硫酸バ
リウム粒子をフィルム中に含有させると、フィルムの色
調(b値)が低くなりやすく好ましい。隠蔽性及び色調
(b値)を改善するために、酸化チタン微粒子と、炭酸
カルシウム粒子または硫酸バリウム粒子を併用してもよ
い。
積層体は、無機粒子を5重量%以上40重量%未満含有
する白色ポリエステル層(A)の少なくとも片面に、無
機粒子を10重量%以上45重量%未満含有する白色ポ
リエステル(B)層を設け、無機粒子の含有量がA層よ
りもB層の方が0.1重量%以上30重量%未満多く、
かつ積層された白色フィルム全体の無機粒子の含有量が
6重量%以上35重量%未満であることが必要である。
含有量Cab(重量%)は、A層中の無機粒子含有量を
Ca(重量%)、A層の厚みをTa(μm)、B層中の
無機粒子含有量をCb(重量%)、B層の厚みをTb
(μm)としたときに、下記の式で示すことができる。 Cab=Ca×Ta/(Ta+Tb)+Cb×Tb/
(Ta+Tb)
40重量%未満であることが必要であり、好ましくは1
0重量%以上35重量%未満である。A層中の無機粒子
の含有量が5重量%未満の場合や、白色フィルム積層体
全体の無機粒子の含有量が6重量%未満の場合には、十
分な隠蔽性が得られないため、フィルム上に印刷やプリ
ントした場合に画像が鮮明に見えづらくなる。一方、A
層中の無機粒子の含有量が40重量%以上の場合や、白
色フィルム積層体全体の無機粒子の含有量が35重量%
以上の場合には、フィルムの延伸性が困難になる。
上45重量%未満であることが必要であり、好ましくは
12重量%以上40重量%未満である。B層中の無機粒
子の含有量が10重量%未満では、フィルム上に印刷や
プリントした場合に特に高い解像度が得られず、またA
層にリサイクルレジンなどを使用した場合にフィルムの
白色度や隠蔽性が安定せず、外観が不良となる。一方、
B層中の無機粒子の含有量が45重量%以上になるとフ
ィルムの延伸性が不良になったり、またフィルム表面が
無機粒子の影響で荒れやすくなるため、印刷やプリント
したものの画像が不鮮明になる。
ム積層体において、無機粒子の含有量がA層よりもB層
の方が0.1重量%以上30重量%未満多いことが必要
であり、1重量%以上20重量%未満多いことが好まし
く、2重量%以上15重量%未満多いことが特に好まし
い。B層とA層との無機粒子の含有量の差が0.1重量
%未満、または30重量%以上では、印刷やプリントし
た場合に特に高い解像度が得られず、またA層にリサイ
クルレジンなどを使用した場合にフィルムの白色度や隠
蔽性が安定せず、かつフィルムの延伸性も不良となる。
じて着色剤、耐光剤、蛍光剤、帯電防止剤などを添加す
ることも可能である。特に、蛍光増白剤を添加すると、
フィルムの色調を青白くすることができるため外観上好
ましい。
が、その厚み比率はA:B=99:1〜55:45とす
ることが好ましく、特に好ましくは96:4〜75:2
5である。B層の比率が低すぎると十分な隠蔽性が発現
しにくくなり、また高すぎると製膜性が不安定になりや
すい。なお、B層をA層の両面に設ける場合は、2層の
B層の総厚みが前述の範囲となるように設定すればよ
い。また、A層の両面に設ける2層のB層はそれぞれの
層の厚みを任意に変えてもよい。
は、内部に実質的に空洞を含有しておらず、見かけ比重
が1.4を超えていることが好ましい。フィルム内部に
空洞を多数含有していると、フィルムの引張強度が下が
り好ましくない。
の製造方法は任意であり、特に制限されるものではない
が、例えば以下のようにして製造することが出来る。ま
ず、スキン層をフィルム表面に接合する方法としては、
A層とB層の樹脂を別々の押出機に供給した後、溶融状
態で積層して同一のダイから押し出す共押出法を採用す
ることが最も好ましい。こうして得られた未延伸シート
は、更に速度差をもったロール間での延伸(ロール延
伸)やクリップに把持して拡げていくことによる延伸
(テンター延伸)や空気圧によって拡げることによる延
伸(インフレーション延伸)などによって2軸配向処理
される。
る2本あるいは多数本のロール間で延伸する。このとき
の加熱手段としては、加熱ロールを用いる方法でも、非
接触の加熱方法を用いる方法でもよく、それらを併用し
てもよい。この中で最も好ましい延伸方法としては、ロ
ール加熱と赤外線ヒーターなどの非接触加熱を併用する
方法があげられる。次いで、このようにして得られた1
軸延伸フィルムをテンターに導入し、幅方向に2.5〜
5倍に延伸する。このときの好ましい延伸温度は、10
0℃〜200℃である。このようにして得られた2軸延
伸フィルムに対し、必要に応じて熱処理を施す。熱処理
はテンター中で行うのが好ましく、ポリエステルの融点
Tm−50℃〜Tmの範囲で行うのが好ましい。
積層体は、使用する用途に応じて、接着性、離型性、帯
電防止性、耐候性、抗菌性などの機能性を付与するため
に、少なくともそのいずれか一方のフィルム表面に塗布
層を設けてもよい。例えば、インキやコーティング剤な
どの後加工処理される対象物に応じて、塗れ性や接着性
を改良するために、共重合ポリエステル系樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、アクリル系樹
脂などを単独で又は併用して、これらを構成成分とする
塗布層を白色ポリエステルフィルム積層体に設けること
が好ましい。
アコート方式、キスコート方式、ディップ方式、スプレ
イコート方式、カーテンコート方式、エアナイフコート
方式、ブレードコート方式、リバースロールコート方式
など通常用いられている方法が適用できる。塗布する段
階としては、フィルムの延伸前に塗布する方法、縦延伸
後に塗布する方法、配向処理の終了したフィルム表面に
塗布する方法などのいずれの方法も可能である。また、
受容層を形成する面とは反対側の面に粘着加工を施し、
印刷可能な粘着ラベルとして用いてもよい。
ム積層体は、従来提案されていたものに比べ、従来技術
の欠点すなわち、隠蔽性、白色性、およびこれらの安定
性に優れ、かつ強度、延伸性に優れているため、ラベ
ル、カード、包装材料、地図、白板、建材、壁紙、化粧
板、配送伝票、磁気カード、電気絶縁材料、ディスプレ
イ反射板、好ましくは、熱転写、昇華転写、レーザービ
ームプリンタ、インクジェットプリンタなどの受像シー
ト、印画紙などの基材として好適である。
層体を実施例および比較例により、詳しく説明する。ま
た、本発明の明細書中で使用した特性値の測定方法を以
下に示す。
し、その厚みを50点測定して、平均厚みt(単位:μ
m)を求める。次に、サンプルの重量を0.1mgまで
正確に秤量し、w(単位:g)とする。そして、下式に
よって見かけ密度を計算した。 見かけ密度(g/cm3)=(w/t)×100
用いて、フィルムの反射のL値およびb値を求めた。
け、インクジェットプリンタ(PM−770c、セイコ
ーエプソン(株)製)を用いて、写真調画像を720d
piでA4サイズに出力した。この画像の鮮明度を目視
により3段階に評価した。 ◎:鮮明度が大変優れる ○:◎には多少劣るが鮮明に見える ×:鮮明度に欠ける
うに水/IPA混合溶液(=95/5:重量比)で希釈
し、次いで乾燥後のコート量(固形分)が10g/m2
となるように白色ポリエステルフィルム積層体の片面に
塗布・乾燥し、インク受容層とした。
1DP)を用いて、60度での反射率(%)を求めた。
01DP)にて全光線透過率(%)を求めた。
グラフにて測定した。
粘度0.64のポリエチレンテレフタレート樹脂50重
量%に平均粒径0.3μm(電顕法)のアナターゼ型二
酸化チタン(富士チタン株式会社製、TA−300)5
0重量%を混合したものをベント式2軸押し出し機に供
給して予備混練りした後、溶融ポリマーを連続的にベン
ト式単軸混練り機に供給して混練りして微粒子(二酸化
チタン)含有マスターペレットを調整した(以下、MP
−1と略す)。また、上記と同じポリエチレンテレフタ
レート樹脂98重量%に蛍光増白剤(イーストマン社
製、OB−1)2重量%を混合したものを、前記MP1
と同様にマスターペレットを調整した(以下、MP−2
と略す)。
て極限粘度0.62のポリエチレンテレフタレート(以
下、PET−1と略す)80重量%および上記のMP−
1を20重量%、B層の原料としてPET−1を57.
5重量%、MP−1を40重量%、MP−2を2.5重
量%をそれぞれ別個の押出し機に供給し、フィードブロ
ックを用い、A層の片面にB層を接合し、ダイスから静
電印加を行いながら溶融樹脂をシート状に押出し、冷却
金属ロール上で急冷固化させ、未延伸フィルムを得た。
伸フィルムを、加熱ロールを用いて65℃に均一加熱
し、65℃に温度制御したメタルロールと温度非制御の
ゴムロールとでフィルムを挟んで速度規制(2m/分)
し、同様に速度規制(6.8m/分)した高速ロール
(メタルロールは30℃に温度制御、ゴムロールは温度
制御せず)との間で 3.4倍に延伸した。このとき、
速度規制した2組のロールは、速度規制点の間隔が25
cmとなるように平行に設置し、B面(非ドラム面)側
がゴムロール面に接触するように配置した。また、ニッ
プロール中央部に金反射膜を備えた赤外線加熱ヒータ
(定格:20W/cm)をフィルムの両面に対向して設
置(フィルム表面から1cmの距離)し、両面を定格の
100%の電流で加熱した。このようにして得られた1
軸延伸フィルムをテンターに導き、130℃に加熱して
3.6倍に横延伸後、幅固定しながら220℃で5秒
間の熱処理を施し、更に 230℃で幅方向に4%緩和
させることにより、積層体の厚み構成が(B層/A層/
B層=5μm/40μm/5μmの白色ポリエステルフ
ィルム積層体を得た。
1を30重量%、MP−2を2.5重量%とした原料を
使用すること以外は実施例1と全く同様の方法で、白色
ポリエステルフィルム積層体を得た。
−1を30重量%、MP−2を2.5重量%とし、B層
の原料として、PET−1を37.5重量%、MP−1
を60重量%、MP−2を2.5重量%とすること以外
は実施例1と全く同様の方法で、白色ポリエステルフィ
ルム積層体を得た。
−1を20重量%、MP−2を2.5重量%とした以外
は実施例1と全く同様の方法で、白色ポリエステルフィ
ルム積層体を得た。得られたフィルムにインク受容層を
設け、プリンターで画像を出力したところ、基材フィル
ムの光の反射率が低いためか、画像がにぶく見え鮮明性
に欠ける画像であった。
−1を84重量%、MP−2を2.5重量%とした以外
は実施例1と全く同様の方法で、白色ポリエステルフィ
ルム積層体を得た。得られたフィルムにインク受容層を
設け、プリンターで画像を出力したところ、光の反射率
は高いが、表面の荒れにより画像の鮮明性に欠けるもの
となった。
を70重量%とし、B層の原料としてPET−1を7
7.5重量%、MP−1を20重量%、MP−2を2.
5重量%とした以外は実施例1と全く同様の方法で、白
色ポリエステルフィルム積層体を得ようとしたが、破断
が多発したためフィルム積層体を得ることができなかっ
た。
と全く同様の方法で、白色ポリエステルフィルム積層体
を得た。
みを100μmとした以外は実施例1と全く同様の方法
で、白色ポリエステルフィルム積層体を得た。
体の厚みを188μmとした以外は実施例1と全く同様
の方法で、白色ポリエステルフィルム積層体を得た。
粒子径0.5μmの硫酸バリウムを使用してマスターバ
ッチを作成し、かつフィルムを製膜した以外は実施例5
と同様の白色ポリエステルフィルムを得た。
粒子径0.5μmの炭酸カルシウムを使用してマスター
バッチを作成し、かつフィルムを製膜した以外は実施例
5と同様の白色ポリエステルフィルムを得た。
以下に述べるコート液をバーコートし、そのコートした
1軸延伸シートをテンターにて2軸目の延伸をしたこと
以外は実施例1と全く同様にして、塗布層を有する白色
ポリエステル積層体を得た。
脂(東洋紡績(株)製、MD1200)、水分散性ポリ
ウレタン樹脂(第一工業製薬(株)製、BN−11)お
よび界面活性剤(ダウケミカル製、PT32)を固形分
比で50:49.8:1となるようにし、さらに全体の
固形分が20重量%となるように、水/IPA混合溶液
(=1/1:重量比)で希釈し、次いで乾燥後のコート
量(固形分)が0.2g/m2となるように白色ポリエ
ステルフィルム積層体の片面にワイヤーバーで塗布し
た。
実施例9で用いたコート液をバーコートし、そのコート
した1軸延伸シートをテンターにて2軸目の延伸をした
こと以外は実施例5と全く同様にして、塗布層を有する
白色ポリエステル積層体を得た。
体は隠蔽性、白色性および画像の鮮明性に優れているた
め、ラベル、ポスター、カード、磁気カード、記録用
紙、包装材料、バーコードラベル、地図、無塵紙、表示
板、ホワイトボード、電子白版、印画紙、化粧紙、建
材、離形紙、カレンダー、伝票、配送伝票、臨床検査
紙、パラボラアンテナ反射板、ディスプレイ反射板好ま
しくは印刷用紙、インクジェットプリンター用紙、昇華
転写用記録紙、熱転写用記録紙、電子写真記録用紙、コ
ピー用紙、LBP用記録紙、フォーム印刷用紙、オフセ
ット印刷用紙、グラビア印刷用紙、スクリーン印刷用紙
などの基材として好適である。
Claims (6)
- 【請求項1】 無機粒子を5重量%以上40重量%未満
含有する白色ポリエステル層(A)の少なくとも片面
に、無機粒子を10重量%以上45重量%未満含有する
白色ポリエステル(B)層を設け、無機粒子の含有量が
A層よりもB層の方が0.1重量%以上30重量%未満
多く、かつ積層された白色フィルム全体の無機粒子の含
有量が6重量%以上35重量%未満であることを特徴と
する白色ポリエステルフィルム積層体。 - 【請求項2】 A層及び/又はB層に蛍光増白剤が含有
されていることを特徴とする請求項1記載の白色ポリエ
ステルフィルム積層体。 - 【請求項3】 前記白色ポリエステルフィルム積層体の
見かけ密度が1.4g/cm3を超えていることを特徴
とする請求項1または2記載の白色ポリエステルフィル
ム積層体。 - 【請求項4】 少なくとも片面にポリエステル、ポリウ
レタンおよびポリアクリルのうち少なくとも1種類から
選ばれた樹脂を主たる構成成分とするアンカーコート層
を設け、その上に記録層を設けたことを特徴とする請求
項1乃至3記載の白色ポリエステルフィルム積層体。 - 【請求項5】 B層の無機粒子が二酸化チタンであるこ
とを特徴とする請求項1乃至4記載の白色ポリエステル
フィルム積層体。 - 【請求項6】 B層の無機粒子が炭酸カルシウムまたは
硫酸バリウムであることを特徴とする請求項1乃至4記
載の白色ポリエステルフィルム積層体。
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