JP2001163107A - 車両用フットレスト - Google Patents

車両用フットレスト

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JP2001163107A JP34945299A JP34945299A JP2001163107A JP 2001163107 A JP2001163107 A JP 2001163107A JP 34945299 A JP34945299 A JP 34945299A JP 34945299 A JP34945299 A JP 34945299A JP 2001163107 A JP2001163107 A JP 2001163107A
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/06Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of footrests
    • B60N3/066Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of footrests with protection systems against abnormal g-forces

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 緩衝機能と足首の反り返り抑制機能とを備え
たフットレストの提供を図る。 【解決手段】 車両前面衝突時にトーボード2bが車室
側へ変形すると、フットレスト3のエネルギー吸収手段
5を構成するフレーム材7の爪先側の前傾した脚部9F
の屈伏が先行して、フレーム材7の爪先側から踵側へ圧
縮変形が波及し、衝突エネルギーを吸収して乗員の足F
への衝撃を緩和すると共に、足Fをトーボード2bの傾
斜上側方向へ移動させて足首の反り返りを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用フットレスト
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用フットレストとしては、例
えば特開平11−20533号公報に示されているよう
に、前席乗員の足元の側壁にフットレストを固定して、
該フットレストをダッシュパネル下側部のトーボード上
から離間配置したものや、特開平9−183332号公
報に示されているように、ダッシュパネル下側部のトー
ボード上に設置したフットレストの内部に弱部を設け
て、車両の前面衝突時にトーボードが車室側に変形した
際に足首に作用するモーメントを小さくするようにした
もの、あるいは、特開平10−310011号公報に示
されているように、車両の前面衝突時に乗員の足の踵を
アクチュエータにより跳ね上げてトーボード上から強制
的に離すようにしたもの等、各種のものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記何れのものも、車
両の前面衝突時におけるトーボードの車室側への変形に
対して、乗員の足を保護しようとするものであるが、足
首に加わる様々な負荷を少しでも軽減するために更に有
効な改良が望まれている。
【0004】そこで、本発明は車両の前面衝突によって
トーボードが車室側に変形した際には、乗員の足の爪先
から踵に亘る足裏全体の衝撃を緩和できると共に、足首
の反り返りを抑制することができて、乗員の足をより効
果的に保護することができる車両用フットレストを提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、ダッシュパネルの下側部に形成されてフロアパネル
に連設した前傾したトーボード上に配設されるフットレ
ストにおいて、該フットレストの乗員の足を載せるフッ
トレスト面とトーボードとの間に、車両の前面衝突時に
トーボードが車室側へ変形した際に圧縮変形して衝突エ
ネルギーを吸収するエネルギー吸収手段と、フットレス
ト面に載せた足をトーボードの傾斜上側方向へ移動させ
るフット移動手段と、を設けたことを特徴としている。
【0006】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載のエネルギー吸収手段を、フットレスト面を形成する
平面略方形部と、その4隅部からトーボードに向けて立
設した脚部と、を備えたフレーム材で構成したことを特
徴としている。
【0007】請求項3の発明にあっては、請求項1に記
載のエネルギー吸収手段を、複数のセルをその軸線がフ
ットレスト面と交差する方向に配列したハニカム材で構
成したことを特徴としている。
【0008】請求項4の発明にあっては、請求項1に記
載のエネルギー吸収手段を、合成樹脂フオーム材で構成
したことを特徴としている。
【0009】請求項5の発明にあっては、請求項1に記
載のエネルギー吸収手段を、回動部に所要のフリクショ
ンを伴って折り畳み作動するリンク機構で構成したこと
を特徴としている。
【0010】請求項6の発明にあっては、請求項5に記
載のリンク機構が、フットレスト面の踵側と爪先側とに
複数個設けられていることを特徴としている。
【0011】請求項7の発明にあっては、請求項1に記
載のフット移動手段を、エネルギー吸収手段がフットレ
スト面の爪先側から圧縮変形が開始するように、該エネ
ルギー吸収手段にその爪先側に柔領域を、踵側に剛領域
を設定することによって構成したことを特徴としてい
る。
【0012】請求項8の発明にあっては、請求項2に記
載の車両用フットレストのフット移動手段を、フレーム
材の爪先側の脚部を前傾させて該フレーム材の爪先側か
ら圧縮変形が促進されるようにして構成したことを特徴
としている。
【0013】請求項9の発明にあっては、請求項2に記
載の車両用フットレストのフット移動手段を、フレーム
材の爪先側の脚部と踵側の脚部との中間部位に、前傾し
た中間脚部を設けると共に、踵側の脚部の爪先側への倒
れ変形を抑制する変形抑制部材を設けて、フレーム材の
爪先側から圧縮変形が促進されるようにして構成したこ
とを特徴としている。
【0014】請求項10の発明にあっては、請求項3に
記載の車両用フットレストのフット移動手段を、ハニカ
ム材の爪先側のセル径を踵側のセル径よりも大きく形成
して、ハニカム材の爪先側から圧縮変形が促進されるよ
うにして構成したことを特徴としている。
【0015】請求項11の発明にあっては、請求項10
に記載のハニカム材の爪先側のセルを前傾して配設した
ことを特徴としている。
【0016】請求項12の発明にあっては、請求項4に
記載の車両用フットレストのフット移動手段を、合成樹
脂フオーム材の内部に複数個の穴を設けると共に、爪先
側の穴を踵側の穴よりも大きく形成して、合成樹脂フオ
ーム材の爪先側から圧縮変形が促進されるようにして構
成したことを特徴としている。
【0017】請求項13の発明にあっては、請求項12
に記載の合成樹脂フオーム材に設けられる穴を縦長穴に
形成すると共に、爪先側の縦長穴を漸次前傾して形成し
たことを特徴としている。
【0018】請求項14の発明にあっては、請求項6に
記載の車両用フットレストのフット移動手段を、踵側の
リンク機構と爪先側のリンク機構のうち、爪先側のリン
ク機構に中折れ点を設けて、該爪先側のリンク機構の折
り畳み度合いが大きくなるようにして構成したことを特
徴としている。
【0019】請求項15の発明にあっては、請求項1〜
14に記載の車両用フットレストのフットレスト面に、
滑り止め手段を設けたことを特徴としている。
【0020】請求項16の発明にあっては、請求項1〜
15に記載の車両用フットレストの横幅を、乗員の両足
を載置可能な大きさに形成したことを特徴としている。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、車両の
前面衝突によってトーボードが車室側へ変形した場合、
フットレストのフットレスト面とトーボードとの間でエ
ネルギー吸収手段が圧縮変形することによって衝突エネ
ルギーが吸収され、フットレスト面に載せた乗員の足裏
全体に作用する衝撃を緩和することができる。
【0022】このトーボードの車室側への変形は、該ト
ーボードが前傾していることからトーボードのフロアパ
ネル連設部側を中心とする後方への回転移動が伴うこと
と、慣性により少なからず乗員の腰の前方移動が伴って
脚部が折り畳まれること、とから足首が反り返る傾向と
なるが、前記エネルギー吸収手段による衝突エネルギー
吸収作用と同時に、フット移動手段によってフットレス
ト面に載せた乗員の足をトーボードの傾斜上側方向へ移
動させるため、足首の反り返りを抑制することができ、
従って、前記足裏への衝撃を緩和できることと相俟っ
て、足をより効果的に保護することができる。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、エネルギー吸収手段をフットレ
スト面を形成する平面略方形部と脚部とを備えたフレー
ム材で構成してあるため、脚部フレーム材の材質,厚み
寸法,断面形状等の選定によりエネルギー吸収特性を任
意に調整できると共に構造を簡単にすることができ、要
求に応じたエネルギー吸収特性のフットレストを容易
に、かつ、コスト的に有利に得ることができる。
【0024】また、トーボードのフットレスト配設部分
に局所的な変形が生じた場合には、フレーム材の隙間部
分でこの変形を吸収することもできる。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、エネルギー吸収手段をハニカム
材で構成してあるため、該ハニカム材の材質,セル数,
セル径等の選定によりエネルギー吸収特性を任意に調整
できると共に構造を簡単にすることができ、要求に応じ
たエネルギー吸収特性のフットレストを容易に、かつ、
コスト的に有利に得ることができる。
【0026】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、エネルギー吸収手段を合成樹脂
フオーム材で構成しているため、該合成樹脂フオーム材
の材質,弾性係数,厚み寸法等の選定によりエネルギー
吸収特性を任意に調整できると共に成形性に優れている
ことから、要求に応じたエネルギー吸収特性のフットレ
ストを容易に、かつ、コスト的に有利に得ることができ
る。
【0027】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、エネルギー吸収手段をリンク機
構で構成しているため、該リンク機構の回動部のフリク
ション調整によりエネルギー吸収特性を任意に調整でき
ると共に構造を簡単にすることができ、要求に応じたエ
ネルギー吸収特性のフットレストを容易に、かつ、コス
ト的に有利に得ることができる。
【0028】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
の発明の効果に加えて、リンク機構をフットレスト面の
踵側と爪先側とに複数個設けてあるため、足の踵側と爪
先側とでエネルギー吸収特性を容易に調整することがで
きる。
【0029】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、フット移動手段をエネルギー吸
収手段の爪先側と踵側とに柔,剛領域を設定することに
よって該エネルギー吸収手段自体で構成して、フット移
動手段として専用の機構部品を用いていないため、大型
化や部品点数の増加,重量の増加等を伴うことなくコス
ト的に有利に得ることができる。
【0030】請求項8に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、フット移動手段として、エネル
ギー吸収手段を構成するフレーム材の爪先側の脚部を前
傾させて、該フレーム材の爪先側から圧縮変形が促進さ
れるようにして該フレーム材自体でフット移動手段を構
成して、専用の機構部品を用いていないため、大型化や
部品点数の増加,重量の増加等を伴うことがなく、コス
ト的にも有利に得ることができる。
【0031】請求項9に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、フット移動手段として、エネル
ギー吸収手段を構成するフレーム材の爪先側の脚部と踵
側の脚部との中間部位に、前傾した中間脚部を設けると
共に、踵側の脚部の爪先側への倒れ変形を抑制する変形
抑制部材を設けて、フレーム材の爪先側から圧縮変形が
促進されるようにして該フレーム材自体でフット移動手
段を構成して、専用の機構部品を用いていないため、大
型化や部品点数の増加,重量の増加等を伴うことがなく
コスト的にも有利に得ることができる。
【0032】請求項10に記載の発明によれば、請求項
3の発明の効果に加えて、フット移動手段として、エネ
ルギー吸収手段を構成するハニカム材の爪先側のセル径
を踵側のセル径よりも大きく形成して、ハニカム材の爪
先側から圧縮変形が促進されるようにして該ハニカム材
自体でフット移動手段を構成して、専用の機構部品を用
いていないため、大型化や部品点数の増加,重量の増加
等を伴うことがなくコスト的にも有利に得ることができ
る。
【0033】請求項11に記載の発明によれば、請求項
10の発明の効果に加えて、ハニカム材の爪先側のセル
を前傾して配設してあるため、ハニカム材の爪先側から
の圧縮変形によるトーボードの傾斜上側方向への足の移
動をスムーズに行わせることができる。
【0034】請求項12に記載の発明によれば、請求項
4の発明の効果に加えて、フット移動手段として、エネ
ルギー吸収手段を構成する合成樹脂フオーム材の内部に
複数個の穴を設けると共に、爪先側の穴を踵側の穴より
も大きく形成して、合成樹脂フオーム材の爪先側から圧
縮変形が促進されるようにして該合成樹脂フオーム材自
体でフット移動手段を構成して、専用の機構部品を用い
ていないため、大型化や部品点数の増加,重量の増加等
を伴うことがなくコスト的にも有利に得ることができ
る。
【0035】請求項13に記載の発明によれば、請求項
12の発明の効果に加えて、合成樹脂フオーム材に設け
られる穴を縦長穴に形成すると共に、爪先側の縦長穴を
漸次前傾して形成してあるため、合成樹脂フオーム材の
爪先側からの圧縮変形によるトーボードの傾斜上側方向
への足の移動をスムーズに行わせることができる。
【0036】請求項14に記載の発明によれば、請求項
6の発明の効果に加えて、フット移動手段として、エネ
ルギー吸収手段を構成する踵側のリンク機構と爪先側の
リンク機構のうち、爪先側のリンク機構に中折れ点を設
けて、該爪先側のリンク機構の折り畳み度合いが大きく
なるようにしてこれらのリンク機構自体でフット移動手
段を構成して、専用の機構部品を用いていないため、大
型化や部品点数の増加,重量の増加等を伴うことがなく
コスト的にも有利に得ることができる。
【0037】請求項15に記載の発明によれば、請求項
1〜14の発明の効果に加えて、フットレスト面には滑
り止め手段を設けてあるため、フット移動手段によりフ
ットレスト面上の足をトーボードの傾斜上側方向へ移動
する際に、その方向へ足を確実に導くことができる。
【0038】請求項16に記載の発明によれば、請求項
1〜15の発明の効果に加えて、フットレストの横幅を
乗員の両足を載置可能な大きさに形成してあるため、例
えば助手席乗員の両足を保護する場合に広い範囲をカバ
ーするとともに部品点数を削減することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0040】図1の(A),(B)は本発明のフットレ
ストの配設状態を略示的に示しており、何れも前席乗員
の足元空間部を斜め後方から見たもので、解り易いよう
に実際の車両に配設されるドアやペダル類等を省略して
示している。
【0041】これら図1の(A),(B)において、前
席乗員の足元空間部はフロアパネル1と、エンジンルー
ムと車室とを隔成するダッシュパネル2とで仕切られて
おり、一般的にフロアパネル1は水平に配設されている
一方、ダッシュパネル2はほぼ垂直に立上がる縦壁2a
とその下側部に形成されてフロアパネル1に連設した前
傾したトーボード2bとで構成されていて、前席に乗員
が着座すると乗員の足Fは自然な姿勢でトーボード2b
上に置かれるようになっている。
【0042】フットレスト3は前述の前傾したトーボー
ド2b上に配設されており、図1の(A)に示す例では
左右の足Fのそれぞれを載置し得るに十分な面積のフッ
トレスト面4を持つ2つのフットレスト3,3を配設し
てあり、また、図1の(B)に示す例では左右の足Fの
両方を同時に載置し得るに十分な横幅と面積のフットレ
スト面4を持つ1つのフットレスト3を配設してある。
【0043】従って、これら図1の(A),(B)に示
す例は何れも乗員の左右両方の足Fをフットレスト面4
に載置し得る助手席用として採用されるものであり、運
転席用としては図1の(A)に示す小型のフットレスト
3の1つを用いればよい。
【0044】前記図1の(A)および(B)に示す何れ
のフットレスト3にあっても、フットレスト面4とトー
ボード2bとの間に、車両の前面衝突時にトーボード2
bが車室側へ変形した際に圧縮変形して衝突エネルギー
を吸収するエネルギー吸収手段5と、フットレスト面4
に載せた乗員の足Fをトーボード2bの傾斜上側方向へ
移動させるフット移動手段6と、を備えている。
【0045】図2〜4は前記図1の(A)に示した小型
のフットレスト3のエネルギー吸収手段5の具体例を示
しており、図1の(B)に示した大型のフットレスト3
のエネルギー吸収手段5も横幅寸法が異なるだけで同様
の構造とされる。
【0046】フットレスト面4は平面長方形のフラット
プレート4Aで構成され、エネルギー吸収手段5はこの
フットレスト面4の周縁骨格を構成する平面長方形の枠
部8と、該枠部8の4隅部からトーボード2bに向けて
立設した脚部9と、を備えたフレーム材7で構成してい
る。但し、枠部8は必須なものではなく、フットレスト
面4が十分な剛性を有する場合は、その四隅に脚部9を
直接に接合してもよい。
【0047】本実施形態ではフットレスト面4と反対側
のトーボード2bに面した側にも4本の脚部9の各下端
を連結した下側の枠部10を設けてある。
【0048】この下側の枠部10の側部には、爪先側の
脚部9Fおよび踵側の脚部9Rの各近傍位置に取付座1
0aを延設してあり、該取付座10aを介してフレーム
材7をトーボード2b上にボルト・ナット等の締結部材
により固定するようにしてある。
【0049】フット移動手段6は、前述のエネルギー吸
収手段5を構成するフレーム材7がフットレスト面4の
爪先側から圧縮変形が開始するように、該フレーム材7
にその爪先側に柔領域S1 を、および踵側に剛領域S2
を設定することにより該フレーム材7自体でフット移動
手段6を構成するようにしている。
【0050】前記柔領域S1 と剛領域S2 の設定につい
てはフレーム材7の爪先側の各構成材の材質,厚み寸
法,あるいは断面形状等を変えることによっても行うこ
とができるが、本実施形態では踵側の脚部9Rをトーボ
ード2bに対してほぼ垂直となるようにして圧縮荷重に
対して剛構造とする一方、爪先側の脚部9Fを所要の角
度で前傾させて該脚部9Fを前方へ倒れ変形し易くし、
フレーム材7の爪先側から圧縮変形が促進されるように
該爪先側を柔構造とすることによってフット移動手段6
を構成している。
【0051】前述のフットレスト面4を構成するフラッ
トプレート4Aは、乗員が足で踏んだ程度では変形又は
破損することのないパネル剛性に設定されてフレーム材
7の上側の枠部8に接合され、該フットレスト面4には
図5に示すように突起11aや溝11b等の滑り止め手
段11を設けて、フットレスト面4に載置した乗員の足
Fの滑動を抑制できるようにしてある。
【0052】以上の実施形態の構造によれば、車両の前
面衝突によってトーボード2bが車室側へ変形した場
合、フットレスト3のフットレスト面4とトーボード2
bとの間でエネルギー吸収手段5が圧縮変形することに
よって衝突エネルギーが吸収され、フットレスト面4に
載せた乗員の足Fの爪先から踵に亘る足裏全体に作用す
る衝撃を緩和することができる。
【0053】このトーボード2bの車室側への変形は、
該トーボード2bが前傾していることからトーボード2
bのフロアパネル1との連設部側を中心とする後方への
回転移動が伴うことと、慣性により少なからず乗員の腰
の前方移動が伴って脚部が折り畳まれること、とから足
首が反り返る傾向となるが、前記エネルギー吸収手段5
による衝突エネルギー吸収作用と同時に、フット移動手
段6によってフットレスト面4に載せた乗員の足Fをト
ーボード2bの傾斜上側方向へ移動させるため、足首の
反り返りを抑制することができ、従って、前記足裏への
衝撃を緩和できることと相俟って、足をより確実に保護
することができる。
【0054】本実施形態では前記エネルギー吸収手段5
としてフレーム材7を用いているため、該フレーム材7
を構成する枠部8,10および脚部9の材質,厚み寸
法,断面形状等の選定によりエネルギー吸収特性を任意
に調整できると共に構造を簡単にすることができ、要求
に応じたエネルギー吸収特性のフットレスト3を容易
に、かつ、コスト的に有利に得ることができる。
【0055】また、このようなフレーム材7を用いるこ
とにより、トーボード2bのフットレスト配設部分、具
体的にはフレーム材7の下側の枠部10の内側部分に局
所的な変形が生じた場合には、枠部10,脚部9および
枠部8の間でこの変形を吸収することもできる。
【0056】更に、このエネルギー吸収手段5を構成す
るフレーム材7の爪先側の脚部9Fを前傾させて、該フ
レーム材7の爪先側から圧縮変形が促進されるようにし
て、該フレーム材7の爪先側と踵側とを柔領域S1 と剛
領域S2 とに区分することにより該フレーム材7自体で
フット移動手段6を構成しているため、このフット移動
手段6として専用の機構部品を必要とすることがなく、
フットレスト3の大型化や部品点数の増加,重量の増加
を伴わず、コスト的にも有利に得ることができる。
【0057】また、フットレスト面4には滑り止め手段
11を設けてあるため、フット移動手段6によりフット
レスト面4上の足Fをトーボード2bの傾斜上側方向へ
移動する際に足Fの滑動を抑えて、フットレスト面4と
共に確実に移動させることができる。
【0058】図6は前述のフレーム材7が圧縮変形する
状態を示しており、(A)は変形前を、(B)は変形後
の状態を示し、これら(A),(B)図中の矢印Wは足
Fからフットレスト面4を介してフレーム材7に加わる
荷重の方向を示している。
【0059】前述したように車両の前面衝突時にはエン
ジンコンパートメントの変形に伴ってトーボード2bが
車室側へ変形する一方、乗員の腰は慣性により車両前方
へ移動しようとするため、フットレスト3にはその上面
と下面の両方から荷重が加わることになる。
【0060】ここでは、説明を簡単にするためフットレ
スト3の下面側を基準としてフレーム材7が圧縮変形す
る状態を示している。
【0061】従って、前述の矢印Wで示す荷重はトーボ
ード2bの車室側への変形による圧縮力と、乗員の足F
から入力する慣性力(場合によっては踏力も含む)の合
力に相当する。
【0062】フットレスト面4に加わる荷重がある所定
値まではフレーム材7は図6の(A)に示す初期形状を
保っているが、この所定値を超える荷重が加わるとフレ
ーム材7は図6の(B)に示すように圧縮(圧潰)して
変形する。
【0063】このフレーム材7の圧縮変形は主として脚
部9が屈伏することにより生じるが、前述したように爪
先側の脚部9Fが所要の角度で前傾しているため、この
爪先側の脚部9Fが踵側の脚部9Rよりも早く前方へ倒
れ変形を伴って屈伏する。
【0064】その結果、フットレスト面4の爪先側が先
に沈み込むと共に踵側もこれに引き連れて変形してフレ
ーム材7が全体的に爪先側の脚部9F側に向けて倒れる
ように変形し、これによりフットレスト面4はフレーム
材7の下側の枠部10に対して前方へずれることにな
る。
【0065】即ち、フレーム材7の前記圧縮変形によっ
て、衝突エネルギーを吸収して乗員の足裏に作用する衝
撃を緩和するのと同時に、乗員の足Fをトーボード2b
の傾斜上側方向へ移動させることになる。
【0066】図7は前述のフレーム材7の圧縮変形作用
による乗員の足Fの挙動を車室の斜め後方から見た様子
を示している。ここでは説明を簡単にするため、フット
レスト3は助手席の乗員の右側の足Fに対応した位置に
だけ設置して示している。
【0067】前述のように車両の前面衝突時にフレーム
材7が全体的に爪先側の脚部9F側に向けて倒れるよう
に変形すると、フットレスト面4に載せた足Fは図7の
(A)に示す状態から(B)に示す状態にトーボード2
bの傾斜上側方向へ矢印Bで示すように移動し、足Fは
足元空間前方のより深くて前席から遠い前側上方に向か
うため、結果的に乗員の脚部は伸ばされることになる。
【0068】図8は車両の前面衝突時におけるトーボー
ド2bの車室側への変形と乗員の足Fの挙動との関係を
模式的に示しており、(A)はトーボード2b上に乗員
の足を直接載せたフットレストの無い場合を、(B)は
トーボード2b上に設けたフットレスト30が均一に圧
縮変形してエネルギー吸収する場合を、(C)(D)は
トーボード2b上に設けた前記第1実施形態のフットレ
スト3が爪先側から圧縮変形してエネルギー吸収すると
共に足Fを前方移動させる場合を示している。
【0069】車両の前面衝突時にトーボード2bが矢印
Aで示す入力方向に車室側へ変形(後退)すると、該ト
ーボード2bの後退により乗員の脚部は腰に向かって折
り畳まれることになり、実際には慣性による乗員の前方
移動も同時に生じるが、図8においては乗員の腰を基準
としてトーボード2bが相対的に後退する様子を示して
いる。
【0070】図8の(A)に示したようにトーボード2
bに乗員の足Fを直接載せている場合には、トーボード
2bの後退による乗員の脚部の折り畳みに伴い足首関節
が回転して足Fの爪先が腰の方向へ反り返り、足Fと臑
Lとの角度はθ1 で示すように狭められる。
【0071】また、図6の(B)に示したようにトーボ
ード2b上に設置したフットレスト30が足裏全体の下
方でほぼ均一に圧縮変形する場合、このフットレスト3
0の圧縮変形による衝突エネルギー吸収作用によって足
裏への衝撃は緩和されるが、潰れきったフットレスト3
0の厚み分だけ余計に足Fが押されるため、足Fと臑L
との角度はθ2 で示すように図8の(A)に示したフッ
トレストのないものに較べれば狭まり度合いは少ないも
のの足Fの反り返りは生じてしまう。
【0072】一方、本実施形態の場合は図8の(C),
(D)に示したように、トーボード2bが後退するとフ
レーム材7の爪先側が先に圧縮変形するため、フットレ
スト面4の爪先側が前方に沈み込んで足Fと臑Lとの角
度はθ3 で示すように広げられ、次いでフレーム材7が
全体的に爪先側へ向けて倒れるように圧縮変形するた
め、これら一連のフレーム材7の圧縮変形による衝突エ
ネルギー吸収作用によって足裏への衝撃を緩和すると同
時に、乗員の足Fがトーボード2bの傾斜上側方向へ移
動して乗員の脚部が伸ばされ、足Fと臑Lとの角度がθ
3 からθ4 へと広げられることになる。
【0073】図9はこのような乗員の足Fの挙動による
足裏への衝撃入力の関係を示すグラフで、線図Aは図8
の(A)の構造に、線図Bは図8の(B)の構造に、お
よび線図Cは図8の(C),(D)の構造にそれぞれ対
応した特性を示している。
【0074】図9からも判るようにフットレスト30が
衝突エネルギー吸収機能を備えているだけでも、フット
レストを設けていないものに較べて同図のA線からB線
で示すように足裏への衝撃入力を低めることができる
が、本実施形態の構造によれば同図のC線で示すように
フレーム材7が爪先側から圧縮変形を開始して時間差を
おいて踵側が圧縮変形して、衝撃入力を2段階に分割し
て各々の衝撃レベルを下げることができると共に、乗員
の足Fを脚部が伸びる方向に移動させることにより衝撃
入力方向に対して臑Lの軸線が外れるようになって、ピ
ーク荷重を乗員脚部の荷重負担許容値αに対してより低
く抑えることができる。
【0075】図10〜12は本発明の第2実施形態を示
すもので、この第2実施形態にあっては前記エネルギー
吸収手段5を構成するフレーム材7の爪先側の脚部9F
および踵側の脚部9Rは何れもトーボード2bに対応し
てほぼ垂直となるように形成してある。
【0076】そして、これら爪先側の脚部9Fと踵側の
脚部9Rの中間部位に、上側の枠部8と下側の枠部10
とに跨って前傾した中間脚部12を設けると共に、左右
の踵側の脚部9R,9Rと上,下側の枠部8,10の踵
側端部とに跨って、該踵側の脚部9R,9Rの爪先側へ
の倒れ変形を抑制する変形抑制部材としてのプレート1
3を接合して、フレーム材7の爪先側からの圧縮変形が
促進されるようにしてフット移動手段6を構成してい
る。
【0077】従って、この第2実施形態にあっても車両
の前面衝突によりトーボード2bが車室側へ変形した場
合には、フレーム材7の中間脚部12が図12の矢印a
方向へ倒れ変形することと、変形抑制部材としてのプレ
ート13が踵側の脚部9Rの早期の倒れ変形を抑制する
こととによって、該フレーム材7の爪先側から圧縮変形
が開始して前方への倒れ変形を伴って沈み込むと共に、
フレーム材7全体に圧縮変形が波及することによって、
乗員の足Fの爪先から踵に亘る足裏全体の衝撃を緩和す
ると同時に、乗員の足Fをトーボード2bの傾斜上側方
向へ移動させて足首の反り返りを抑制して、前記第1実
施形態と同様の効果を発揮させることができる。
【0078】図13〜15は本発明の第3実施形態を示
すもので、この第3実施形態にあっては前記第1実施形
態におけるフレーム材7の下側の枠部10を無くし、脚
部9にはトーボード2bの傾斜下側方向に向けて曲折部
9aを形成し、各曲折部9aの外側に取付座10aを延
設してある。
【0079】従って、この第3実施形態にあっても前記
第1実施形態と同様の効果を発揮させることができると
共に、特に、本実施形態では取付座10aを延設した曲
折部9aがトーボード2bの傾斜下側方向に向いている
ため、フレーム材7が圧縮変形時にトーボード2bの傾
斜上側方向へ変形移動し易くなって、足Fの前方移動を
よりスムーズに行わせることができる。
【0080】また、トーボード2bが前述のように局所
的に変形した場合に、図16に示すようにこのトーボー
ド2bの局所的な変形を各脚部9の間で吸収することが
できる。
【0081】図17〜19は本発明の第4実施形態を示
すもので、この第4実施形態にあってはエネルギー吸収
手段5を、フットレスト3の爪先側となる略前半部に前
記第1実施形態に示したものとほぼ同様のフレーム材7
を、踵側となる略後半部に合成樹脂フオーム材15を用
いて構成している。
【0082】合成樹脂フオーム材15は方形のブロック
体として成形してあり、その前端部分を小形部15aと
して形成して、該小形部15aをフレーム材7の後端
部、即ち、後側の左右脚部9R,9Rと、上下側の枠部
8,10の後端部との間に嵌合して接続してある。
【0083】フレーム材7は合成樹脂フオーム材15よ
りも剛性を低くして、エネルギー吸収手段5の爪先側を
柔領域S1 に、および踵側を剛領域S2 に設定すること
で、エネルギー吸収手段5自体でフット移動手段6を構
成している。
【0084】本実施形態ではフレーム材7の爪先側の脚
部9Fを後側の脚部9Rと同様にトーボード2bに対し
てほぼ垂直となるように形成しているが、該爪先側の脚
部9Fを図19の仮想線で示すように前記第1実施形態
と同様に前傾させてもよい。
【0085】従って、この第4実施形態の場合も車両の
前面衝突によりトーボード2bが車室側へ変形した場合
に、エネルギー吸収手段5を構成する爪先側のフレーム
材7から圧縮変形が開始した後、踵側の合成樹脂フオー
ム材15が圧縮変形することによって、乗員の足Fの爪
先から踵に亘る足裏全体の衝撃を緩和すると同時に、足
Fをトーボード2bの傾斜上側方向へ移動させて足首の
反り返りを抑制して、前記第1実施形態と同様の効果を
発揮させることができる。
【0086】図20,21は本発明の第5実施形態を示
すもので、この第5実施形態にあってはエネルギー吸収
手段5を、複数のセルをその軸線がフットレスト面4と
交差する方向に配列したハニカム材16で構成してい
る。
【0087】フット移動手段6は、前述のエネルギー吸
収手段5を構成するハニカム材16がフットレスト面4
の爪先側から圧縮変形が開始するように、該ハニカム材
16にその爪先側に柔領域S1 を、および踵側に剛領域
2 を設定することにより該ハニカム材16自体でフッ
ト移動手段6を構成している。
【0088】前記柔領域S1 と剛領域S2 の設定につい
てはハニカム材16の材質,セル壁厚,セル径、あるい
はセル密度等を変えることによって任意に設定すること
ができるが、本実施形態ではハニカム材16の略後半部
のセル径λa に対して略前半部のセルの上面側のみを図
21に示すように、爪先となる前端側へ至るに従ってセ
ル径λb が前後方向に漸次拡径するように引き延ばして
形成し、セル軸線を漸次前傾させて形成することによっ
て、ハニカム材16の踵側を剛領域S2 ,爪先側を柔領
域S1 としてフット移動手段6を構成している。
【0089】フットレスト面4はハニカム材16の上面
と左右側面とを被覆するカバープレート17で形成して
あり、かつ、取付座17aをこのカバープレート17の
左右側壁の下縁部に延設して該取付座17aを介してト
ーボード2b上に締結固定するようにしてあるが、該カ
バープレート17はハニカム材16の圧縮変形による衝
突エネルギー吸収作用に些かも支障を来すことのないパ
ネル剛性とされることは勿論である。
【0090】従って、この第5実施形態の場合車両の前
面衝突によりトーボード2bが車室側へ変形すると、図
22の(A)に示す状態から(B)に示すようにエネル
ギー吸収手段5を構成するハニカム材16の爪先側が前
方への倒れ変形を伴って圧縮変形すると共に踵側もこの
爪先側の変形に連れて同方向に引きずられるように圧縮
変形して衝突エネルギーを吸収し、乗員の足Fの足裏全
体の衝撃を緩和すると同時に、足Fをトーボード2bの
傾斜上側方向へ移動させて足首の反り返りを抑制して、
前記第1実施形態と同様の効果を発揮させることができ
る。
【0091】図23,24に示す第6実施形態および図
25,26に示す第7実施形態は、何れも前記エネルギ
ー吸収手段5を構成するハニカム材16のそれぞれ異な
る構造例を示している。
【0092】図23,24に示す第6実施形態にあって
は、ハニカム材16の踵側にセル密度の高いハニカム材
16Aを、および爪先側にセル径λb を踵側のセル径λ
a よりも大きくしてセル密度を低くしたハニカム材16
Bを用いることにより、ハニカム材16の爪先側に柔領
域S1 と踵側に剛領域S2 を設定して、該ハニカム材1
6自体でフット移動手段6を構成している。
【0093】また、図25,26に示す第7実施形態に
あっては、ハニカム材16の踵側にセルの軸線がトーボ
ード2bに対してほぼ垂直なハニカム材16Aを、およ
び爪先側にセルの軸線が前傾したハニカム材16Cを用
いることにより、ハニカム材16の爪先側に柔領域S1
と踵側に剛領域S2 を設定して、該ハニカム材16自体
でフット移動手段6を構成している。
【0094】これら第6,第7実施形態では何れもフッ
トレスト面4を構成するカバープレート17は、ハニカ
ム材16の上面と前後側面とを被覆するようにしてある
と共に、該カバープレート17の前後壁の下端側縁間に
跨ってフレーム部17bを設けてその側縁に取付座17
aを延設してあって、該カバープレート17がハニカム
材16の圧縮変形時の前倒れに追随して座屈変形し易い
ようにしてある。
【0095】従って、これら第6,第7実施形態にあっ
ても車両の前面衝突によりトーボード2bが車室側へ変
形した際には、ハニカム材16の爪先側からの圧縮変形
が促進されて踵側へ波及し、該ハニカム材16の全体的
な圧縮変形により乗員の足Fの衝撃を緩和するのと同時
に、足Fをトーボード2bの傾斜上側方向へ移動させて
足首の反り返りを抑制して、前記第5実施形態と同様の
効果を発揮させることができる。
【0096】図27〜29は本発明の第8実施形態を示
すもので、この第8実施形態にあっては、エネルギー吸
収手段5を、長方形のブロック体として成形した合成樹
脂フオーム材15で構成している。
【0097】フット移動手段6は、前記エネルギー吸収
手段5を構成する合成樹脂フオーム材15がフットレス
ト面4の爪先側から圧縮変形が開始するように、該合成
樹脂フオーム材15にその爪先側に柔領域S1 を、およ
び踵側に剛領域S2 を設定することにより該合成樹脂フ
オーム材15自体でフット移動手段6を構成している。
【0098】前記柔領域S1 と剛領域S2 の設定につい
ては合成樹脂フオーム材15の材質,弾性係数等を変え
ることによって任意に設定することができるが、本実施
形態では合成樹脂フオーム材15の内部に踵側から爪先
側に亘って複数個の穴15Aを設けると共に、爪先側の
穴15Aを踵側の穴15Aよりも大きく形成することに
より、合成樹脂フオーム材15の踵側を剛領域S2 ,爪
先側を柔領域S1 として剛性樹脂フオーム材15の爪先
側からの圧縮変形が促進されるようにしてフット移動手
段6を構成している。
【0099】本実施形態では前記合成樹脂フオーム材1
5の穴15Aを縦長穴に形成すると共に、爪先側の縦長
穴15Aを漸次前傾して形成して該合成樹脂フオーム材
15の爪先側からの圧縮変形に前方への倒れ変形が伴う
ようにしてある。
【0100】この合成樹脂フオーム材15はトレイ状の
保持プレート18に固着され、該保持プレート18の左
右側縁に延設した取付座18aを介してトーボード2b
上に締結固定するようにしてある。
【0101】また、本実施形態では合成樹脂フオーム材
15の上面をそのままフットレスト面4としているが、
これは勿論前記第1実施形態に示したフラットプレート
4Aや第6実施形態に示したカバープレート17で形成
するようにしてもよい。
【0102】従って、この第8実施形態によれば車両の
前面衝突によりトーボード2bが車室側へ変形した際
に、図29に示すようにエネルギー吸収手段5を構成す
る合成樹脂フオーム材15に圧縮荷重Wが作用すると、
該合成樹脂フオーム材15の爪先側が前方への倒れ変形
を伴って圧縮変形して沈み込むと共に踵側もこの爪先側
の変形に連れて同方向に引きずられるように圧縮変形し
て、乗員の足Fの足裏全体の衝撃を緩和するのと同時
に、足Fをトーボード2bの傾斜上側方向へ移動させて
足首の反り返りを抑制して、前記第1実施形態と同様の
効果を発揮させることができる。
【0103】図30〜32は本発明の第9実施形態を示
すもので、この第9実施形態にあってはエネルギー吸収
手段5を、回動部としてのピン連結部20に所要の抵抗
を伴って折り畳み作動するリンク機構19で構成してい
る。抵抗値の与え方としては例えばフリクションなどが
ある。
【0104】リンク機構19はフットレスト面4を構成
するフラットプレート4Bと、取付座21aを介してト
ーボード2bに締結固定されるベースプレート21とに
跨って、爪先側のリンク機構19Fと踵側のリンク機構
19Rとの2組を設けてある。
【0105】踵側のリンク機構19Rはフラットプレー
ト4B側のブラケット22とベースプレート21側のブ
ラケット23とに1つのリンク24をピン連結して構成
してある一方、爪先側のリンク機構19Fはブラケット
22にピン連結したアッパ側の小リンク25とブラケッ
ト23にピン連結したロア側の長リンク26を備え、こ
れら小リンク25と長リンク26とをフラットプレート
4Bとベースプレート21とが平行となるように所要の
角度でくの字状に屈折してピン連結して中折れ点として
のピン連結部27を設定し、該爪先側のリンク機構19
Fの折畳み度合いが踵側のリンク機構19Rよりも大き
くなるようにしてリンク機構19自体でフット移動手段
6を構成している。
【0106】踵側のリンク機構19Rのピン連結部20
と、爪先側のリンク機構19Fのピン連結部20,27
はほぼ同じ抵抗値に設定してもよいが、該爪先側のリン
ク機構19Fのピン連結部20,27のフリクションを
多少低めに設定して、該爪先側のリンク機構19Fの折
畳み作動が先行するように構成することが望ましい。
【0107】従って、この第9実施形態によれば車両の
前面衝突によりトーボード2bが車室側へ変形した際
に、図32に示すようにフットレスト面4に圧縮荷重W
が作用すると、エネルギー吸収手段5を構成する爪先側
のリンク機構19Fおよび踵側のリンク機構19Rが折
り畳み作動し、この折り畳み作動時におけるリンク機構
19Fのピン連結部20,27、およびリンク機構19
Rのピン連結部20の抵抗によって衝突エネルギーを吸
収し、乗員の足Fの足裏全体の衝撃を緩和する。
【0108】ここで、爪先側のリンク機構19Fは小リ
ンク25と長リンク26とがくの字状に屈折していて中
折れ点となるピン連結部27を設けてあって、これら小
リンク25と長リンク26とがピン連結部27で大きく
折り畳まれて、踵側のリンク機構19Rよりも折り畳み
度合いが大きくなるため、フットレスト面4の爪先側が
大きく沈み込むと共に前方へ移動し、乗員の足Fをトー
ボード2bの傾斜上側方向へ移動させる。
【0109】この結果、フットレスト面4に載せた乗員
の足Fの足首の反り返りを抑制して、前記第1実施形態
と同様の効果を発揮させることができる。
【0110】尚、前述の実施例では枠部を有していた
が、図33のように枠部を廃止し、フットレスト面41
に脚部の機能を持たせたり、図34のように脚部9Fと
フットレスト面4を別体にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフットレストの配設状態を略示的に示
す説明図で(A)は第1の例を、(B)は第2の例を示
す。
【図2】本発明の第1実施形態におけるエネルギー吸収
手段を示す斜視図。
【図3】図2に示したエネルギー吸収手段の平面図。
【図4】図2に示したエネルギー吸収手段の側面図。
【図5】本発明の第1実施形態におけるフットレスト面
を示す斜視図。
【図6】本発明の第1実施形態におけるエネルギー吸収
手段の作動説明図で(A)は変形前を、(B)は変形後
を示す。
【図7】本発明の第1実施形態の車両前面衝突時におけ
る作動を略示的に示す説明図で、(A)はフットレスト
の変形前を、(B)は変形後を示す。
【図8】車両前面衝突時におけるトーボードの車室側へ
の変形と乗員の足の挙動との関係を模式的に示す説明図
で、(A)はフットレストの無い仕様を、(B)はエネ
ルギー吸収機能を持つフットレストを採用した仕様を、
(C),(D)は本発明の第1実施形態を採用した仕様
を示す。
【図9】図8の各構造に対応した衝撃入力の関係を示す
グラフ。
【図10】本発明の第2実施形態におけるエネルギー吸
収手段を示す斜視図。
【図11】図10に示したエネルギー吸収手段の平面
図。
【図12】図10に示したエネルギー吸収手段の側面
図。
【図13】本発明の第3実施形態におけるエネルギー吸
収手段を示す斜視図。
【図14】図13に示したエネルギー吸収手段の平面
図。
【図15】図13に示したエネルギー吸収手段の側面
図。
【図16】本発明の第3実施形態の車両前面衝突時にお
けるトーボードの車室側への変形と乗員の足の挙動との
関係を模式的に示す説明図。
【図17】本発明の第4実施形態におけるエネルギー吸
収手段を示す斜視図。
【図18】図17に示したエネルギー吸収手段の平面
図。
【図19】図17に示したエネルギー吸収手段の側面
図。
【図20】本発明の第5実施形態を示す斜視図。
【図21】本発明の第5実施形態におけるエネルギー吸
収手段を示す斜視図。
【図22】本発明の第5実施形態の車両前面衝突時にお
けるトーボードの車室側への変形と乗員の足の挙動との
関係を模式的に示す説明図で、(A)はフットレストの
変形前を、(B)は変形後を示す。
【図23】本発明の第6実施形態を示す斜視図。
【図24】本発明の第6実施形態におけるエネルギー吸
収手段を示す斜視図。
【図25】本発明の第7実施形態を示す斜視図。
【図26】本発明の第7実施形態におけるエネルギー吸
収手段を示す斜視図。
【図27】本発明の第8実施形態を示す斜視図。
【図28】本発明の第8実施形態の断面説明図。
【図29】図28の圧縮変形作動状態を示す断面説明
図。
【図30】本発明の第9実施形態を示す透視斜視図。
【図31】本発明の第9実施形態の断面説明図。
【図32】図31の圧縮変形作動状態を示す断面説明
図。
【図33】本発明の第1実施形態の変形例図。
【図34】本発明の第1実施形態の変形例図。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 ダッシュパネル 2b トーボード 3 フットレスト 4 フットレスト面 5 エネルギー吸収手段 6 フット移動手段 7 フレーム材 8 枠部 9 脚部 9F 爪先側の脚部 9R 踵側の脚部 11 滑り止め手段 12 中間脚部 13 変形抑制部材 15 合成樹脂フオーム材 15A 穴 16 ハニカム材 19 リンク機構 19F 爪先側のリンク機構 19R 踵側のリンク機構 20 回動部 27 中折れ点

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダッシュパネルの下側部に形成されてフ
    ロアパネルに連設した前傾したトーボード上に配設され
    るフットレストにおいて、該フットレストの乗員の足を
    載せるフットレスト面とトーボードとの間に、車両の前
    面衝突時にトーボードが車室側へ変形した際に圧縮変形
    して衝突エネルギーを吸収するエネルギー吸収手段と、
    フットレスト面に載せた乗員の足をトーボードの傾斜上
    側方向へ移動させるフット移動手段と、を設けたことを
    特徴とする車両用フットレスト。
  2. 【請求項2】 エネルギー吸収手段を、フットレスト面
    を形成する平面略方形部と、その4隅部からトーボード
    に向けて立設した脚部と、を備えたフレーム材で構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の車両用フットレス
    ト。
  3. 【請求項3】 エネルギー吸収手段を、複数のセルをそ
    の軸線がフットレスト面と交差する方向に配列したハニ
    カム材で構成したことを特徴とする請求項1に記載の車
    両用フットレスト。
  4. 【請求項4】 エネルギー吸収手段を、合成樹脂フオー
    ム材で構成したことを特徴とする請求項1に記載の車両
    用フットレスト。
  5. 【請求項5】 エネルギー吸収手段を、回動部に所要の
    フリクションを伴って折り畳み作動するリンク機構で構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用フット
    レスト。
  6. 【請求項6】 リンク機構が、フットレスト面の踵側と
    爪先側とに複数個設けられていることを特徴とする請求
    項5に記載の車両用フットレスト。
  7. 【請求項7】 フット移動手段を、エネルギー吸収手段
    がフットレスト面の爪先側から圧縮変形が開始するよう
    に、該エネルギー吸収手段にその爪先側に柔領域を、踵
    側に剛領域を設定することによって構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の車両用フットレスト。
  8. 【請求項8】 フット移動手段を、フレーム材の爪先側
    の脚部を前傾させて該フレーム材の爪先側から圧縮変形
    が促進されるようにして構成したことを特徴とする請求
    項2に記載の車両用フットレスト。
  9. 【請求項9】 フット移動手段を、フレーム材の爪先側
    の脚部と踵側の脚部との中間部位に、前傾した中間脚部
    を設けると共に、踵側の脚部の爪先側への倒れ変形を抑
    制する変形抑制部材を設けて、フレーム材の爪先側から
    圧縮変形が促進されるようにして構成したことを特徴と
    する請求項2に記載の車両用フットレスト。
  10. 【請求項10】 フット移動手段を、ハニカム材の爪先
    側のセル径を踵側のセル径よりも大きく形成して、ハニ
    カム材の爪先側から圧縮変形が促進されるようにして構
    成したことを特徴とする請求項3に記載の車両用フット
    レスト。
  11. 【請求項11】 ハニカム材の爪先側のセルを前傾して
    配設したことを特徴とする請求項10に記載の車両用フ
    ットレスト。
  12. 【請求項12】 フット移動手段を、合成樹脂フオーム
    材の内部に複数個の穴を設けると共に、爪先側の穴を踵
    側の穴よりも大きく形成して、合成樹脂フオーム材の爪
    先側から圧縮変形が促進されるようにして構成したこと
    を特徴とする請求項4に記載の車両用フットレスト。
  13. 【請求項13】 合成樹脂フオーム材に設けられる穴を
    縦長穴に形成すると共に、爪先側の縦長穴を漸次前傾し
    て形成したことを特徴とする請求項12に記載の車両用
    フットレスト。
  14. 【請求項14】 フット移動手段を、踵側のリンク機構
    と爪先側のリンク機構のうち、爪先側のリンク機構に中
    折れ点を設けて、該爪先側のリンク機構の折り畳み度合
    いが大きくなるようにして構成したことを特徴とする請
    求項6に記載の車両用フットレスト。
  15. 【請求項15】 フットレスト面に滑り止め手段を設け
    たことを特徴とする請求項1〜14の何れかに記載の車
    両用フットレスト。
  16. 【請求項16】 フットレストの横幅を乗員の両足を載
    置可能な大きさに形成したことを特徴とする請求項1〜
    15の何れかに記載の車両用フットレスト。
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