JP2001160249A - ディスクドライブ装置およびこれを備えた情報機器 - Google Patents

ディスクドライブ装置およびこれを備えた情報機器

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JP2001160249A
JP2001160249A JP34230099A JP34230099A JP2001160249A JP 2001160249 A JP2001160249 A JP 2001160249A JP 34230099 A JP34230099 A JP 34230099A JP 34230099 A JP34230099 A JP 34230099A JP 2001160249 A JP2001160249 A JP 2001160249A
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cartridge
recording
disk drive
disk
cartridge holder
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JP34230099A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamada
孝 山田
Kazuyuki Yamamoto
一幸 山本
Yotaro Sanada
洋太郎 眞田
Kazuo Takahashi
和夫 高橋
Toshio Mamiya
敏夫 間宮
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】いわゆるリムーバブル方式のディスクドライブ
装置において、装置内部への塵埃の侵入を極力抑制で
き、塵埃に対する信頼性の高いディスクドライブ装置お
よびこのディスクドライブ装置を備えた情報機器を提供
する。 【解決手段】ディスクカートリッジ200を収容保持
し、記録/再生位置と装着/排出位置との間で移動可能
に設けられたカートリッジホルダ103およびトップカ
バー109と、カートリッジホルダ103を記録/再生
位置と装着/排出位置との間で移動させる移動手段と、
カートリッジホルダ103が装着/排出位置にあり、デ
ィスクカートリッジ200の装着待ち状態から予め設定
された設定時間以上経過したら、カートリッジホルダ1
03を記録/再生位置に移動する自動閉塞動作を行わせ
る制御指令を移動手段に出力する制御手段としての制御
部301を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の記録/再生
の可能なディスク状の記録媒体を内蔵するディスクカー
トリッジが着脱自在に装填され、当該記録媒体による情
報の記録/再生が可能なディスクドライブ装置およびこ
のディスクドライブ装置を備えた情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク状の記録媒体を内包するディス
クカートリッジが着脱自在になっている、いわゆるリム
ーバブル方式のディスクドライブ装置では、たとえば、
携帯型カセット、CD(コンパクト・ディスク)、MD
(ミニ・ディスク)、カムコーダーなどに適用され、装
置の内部からカートリッジホルダが上昇又は傾動しなが
ら突出し、ディスクカートリッジを交換するタイプのも
のが知られている。このタイプのディスクドライブ装置
は、ディスクカートリッジの交換時には、カートリッジ
ホルダが跳ね上がり、一時的に装置の全体の厚みを大き
くするが、装着後又は動作中にはカートリッジホルダを
装置の内部に収納しているため、装置全体の薄型化が可
能という優位性を持っている。一方、ディスクカートリ
ッジ交換時の手順が複雑で、ユーザーにとって使い勝手
が悪いという短所も持つ。また、リムーバブル方式のデ
ィスクドライブ装置の他の例としては、ディスクドライ
ブ装置に対して装置の厚さ方向に上昇または傾動可能に
設けられたカートリッジホルダが装置から上昇してディ
スクカートリッジを挿入する挿入口が開き、この挿入口
にディスクカートリッジを挿入するとカートリッジホル
ダがディスクドライブ装置に向かって移動することによ
って装填が行われるタイプのものが知られている。この
タイプのディスクドライブ装置は、装置全体の薄型化が
可能で、しかも、ディスクカートリッジ交換時の手順が
簡単という利点を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した方
式のリムーバブルディスクドライブ装置では、ディスク
カートリッジの交換待ち状態のまま放置されると、(す
なわち、カートリッジホルダが上昇(傾動)した状態の
まま放置されると)装置の中に塵埃が入り込み、記録媒
体との間で情報の記録、再生を行うヘッドなどの重要な
部品に付着しやすいという不利益が存在する。ヘッドに
塵埃が付着すると、正常な信号の記録/再生ができなく
なってしまう。
【0004】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、いわゆるリムーバブル方式のディスクド
ライブ装置において、装置内部への塵埃の侵入を極力抑
制でき、塵埃に対する信頼性の高いディスクドライブ装
置およびこのディスクドライブ装置を備えた情報機器を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクドライ
ブ装置は、ディスクドライブ装置本体に対してディスク
状の記録媒体を収容するディスクカートリッジを着脱可
能なディスクドライブ装置であって、前記ディスクカー
トリッジを挿入または抜き取る挿入/抜取口を有し、当
該挿入/抜取口を通じて挿入された前記ディスクカート
リッジを収容保持し、前記装置本体に対して前記記録媒
体への情報の記録および前記記録媒体からの情報の再生
の少なくとも一方を行う記録/再生位置と、前記挿入/
抜取口を通じてディスクカートリッジの装着または排出
を行う装着/排出位置との間で移動可能に設けられ、前
記記録/再生位置に移動すると前記挿入/抜取口が前記
装置本体の一部によって遮蔽され、前記装着/排出位置
に移動すると前記挿入/抜取口が外部に開口するカート
リッジ保持体と、前記カートリッジ保持体を前記記録/
再生位置と前記装着/排出位置との間で移動させる移動
手段と、前記カートリッジ保持体が前記装着/排出位置
にあり、前記ディスクカートリッジの装着待ち状態から
予め設定された設定時間以上経過したら、前記カートリ
ッジ保持体を前記記録/再生位置に移動する自動閉塞動
作を行わせる制御指令を前記移動手段に出力する制御手
段とを有する。
【0006】好ましくは、前記制御手段は、前記設定時
間を任意に設定可能なタイマを備える。
【0007】好ましくは、前記挿入/抜取口に前記カー
トリッジ保持体の前記記録/再生位置への移動を妨げる
異物が存在しないかを検出する異物検出手段を備え、前
記制御手段は、前記異物検出手段が前記挿入/抜取口に
おける異物を検出した場合には、前記自動閉塞動作を行
なわせない。
【0008】本発明のディスクドライブ装置は、ディス
クドライブ装置本体に対してディスク状の記録媒体を収
容するディスクカートリッジを着脱可能なディスクドラ
イブ装置であって、前記ディスクカートリッジを挿入ま
たは抜き取る挿入/抜取口を有し、当該挿入/抜取口を
通じて挿入された前記ディスクカートリッジを収容保持
し、前記装置本体に対して前記記録媒体への情報の記録
および前記記録媒体からの情報の再生の少なくとも一方
を行う記録/再生位置と、前記挿入/抜取口を通じてデ
ィスクカートリッジの装着または排出を行う装着/排出
位置との間で移動可能に設けられ、前記記録/再生位置
に移動すると前記挿入/抜取口が前記装置本体の一部に
よって遮蔽され、前記装着/排出位置に移動すると前記
挿入/抜取口が外部に開口するカートリッジ保持体と、
前記カートリッジ保持体を前記記録/再生位置と前記装
着/排出位置との間で移動させる移動手段と、前記カー
トリッジ保持体が前記装着/排出位置にあり、前記ディ
スクカートリッジを保持していない状態にあるカートリ
ッジ保持体を前記記録/再生位置に移動する閉塞動作を
操作信号の入力に応じて前記移動手段に行わせる制御指
令を出力する制御手段と、前記挿入/抜取口に前記カー
トリッジ保持体の前記記録/再生位置への移動を妨げる
異物が存在しないかを検出する異物検出手段と、を有
し、前記制御手段は、前記異物検出手段が前記挿入/抜
取口に異物の存在を検出したら、前記カートリッジ保持
体の前記記録/再生位置への移動を停止させる制御指令
を前記移動手段に出力する
【0009】本発明の情報機器は、ディスクドライブ装
置本体に対してディスク状の記録媒体を収容するディス
クカートリッジを着脱可能なディスクドライブ装置を備
えた情報機器であって、前記ディスクドライブ装置は、
前記ディスクカートリッジを挿入または抜き取る挿入/
抜取口を有し、当該挿入/抜取口を通じて挿入された前
記ディスクカートリッジを収容保持し、前記装置本体に
対して前記記録媒体への情報の記録および前記記録媒体
からの情報の再生の少なくとも一方を行う記録/再生位
置と、前記挿入/抜取口を通じてディスクカートリッジ
の装着または排出を行う装着/排出位置との間で移動可
能に設けられ、前記記録/再生位置に移動すると前記挿
入/抜取口が前記装置本体の一部によって遮蔽され、前
記装着/排出位置に移動すると前記挿入/抜取口が外部
に開口するカートリッジ保持体と、前記カートリッジ保
持体を前記記録/再生位置と前記装着/排出位置との間
で移動させる移動手段とを備え、前記カートリッジ保持
体が前記装着/排出位置にあり、前記ディスクカートリ
ッジの装着待ち状態から予め設定された設定時間以上経
過したら、前記カートリッジ保持体を前記記録/再生位
置に移動する自動閉塞動作を行わせる制御指令を前記移
動手段に出力する制御手段を有する。
【0010】本発明の情報機器は、ディスクドライブ装
置本体に対してディスク状の記録媒体を収容するディス
クカートリッジを着脱可能なディスクドライブ装置を備
えた情報機器であって、前記ディスクドライブ装置は、
前記ディスクカートリッジを挿入または抜き取る挿入/
抜取口を有し、当該挿入/抜取口を通じて挿入された前
記ディスクカートリッジを収容保持し、前記装置本体に
対して前記記録媒体への情報の記録および前記記録媒体
からの情報の再生の少なくとも一方を行う記録/再生位
置と、前記挿入/抜取口を通じてディスクカートリッジ
の装着または排出を行う装着/排出位置との間で移動可
能に設けられ、前記記録/再生位置に移動すると前記挿
入/抜取口が前記装置本体の一部によって遮蔽され、前
記装着/排出位置に移動すると前記挿入/抜取口が外部
に開口するカートリッジ保持体と、前記カートリッジ保
持体を前記記録/再生位置と前記装着/排出位置との間
で移動させる移動手段と、前記挿入/抜取口に前記カー
トリッジ保持体の前記記録/再生位置への移動を妨げる
異物が存在しないかを検出する異物検出手段と、を備
え、前記カートリッジ保持体が前記装着/排出位置にあ
り、前記ディスクカートリッジを保持していない状態に
あるカートリッジ保持体を前記記録/再生位置に移動す
る閉塞動作を操作信号の入力に応じて前記移動手段に行
わせ、前記異物検出手段が前記挿入/抜取口に異物の存
在を検出したら、前記カートリッジ保持体の前記記録/
再生位置への移動を停止させる制御指令を前記移動手段
に出力する制御手段を有する。
【0011】本発明では、カートリッジ保持体が装着待
ち状態にあるとき、一定時間経った後でも同じ状態にあ
ると、これを認識しカートリッジ保持体は自動的に記録
/再生位置に移動する。これによって、カートリッジ保
持体の挿入/抜取口は装置本体の一部によって遮蔽さ
れ、カートリッジ保持体の挿入/抜取口からの塵埃の侵
入が防止される。また、制御手段は、設定時間が可変で
あるタイマーを備えることから、ユーザーはカートリッ
ジ保持体の待機時間を任意に調節することができる。
【0012】さらに、カートリッジ保持体の自動閉塞時
にディスクカートリッジ挿入/抜取口に物を挟んだかど
うかを検出する異物検出手段を備えることによって、自
動的に移動するカートリッジ保持体の挿入/抜取口への
異物の挟み込みが自動検出される。カートリッジ保持体
の昇降移動量を検出する、たとえば、プッシュ型スイッ
チをカートリッジ保持体に対向する位置に配置すると、
スイッチが押されたか、カートリッジ保持体が下がった
かどうかを判別し、異物を検出することができる。さら
に、非接触型センサーをディスクカートリッジ挿入口に
予め設けておけば、ディスクカートリッジの挿入/抜取
口にはじめからものがささっていたら、自動閉塞動作を
行わないこともできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。第1実施形態 図1は、本発明が適用されるディスクドライブ装置の外
観斜視図である。図1に示すディスクドライブ装置10
0は、シャーシ102と、シャーシ1023を覆うトッ
プカバー109とを備えている。シャーシ102は本発
明の装置本体を構成している。図1は、シャーシ102
とトップカバー109との間に開口した本発明の挿入/
抜取口に対応する挿入口11から、ディスクカートリッ
ジ200が挿入または抜き取られる状態を示しており、
シャーシ102の挿入口11側には自動開閉スイッチ1
01が設けられており、これをユーザーが押すことによ
り、シャーシ102に対してトップカバー109が上昇
して挿入口11が開口し、ディスクカートリッジ200
を挿入または抜き取り可能となる。
【0014】図2は図1に示した、ディスクドライブ装
置の内部構造を示す側面図であり、(a)はトップカバ
ー109が上昇した状態を示し、(b)はトップカバー
109が下降した状態を示している。図2に示すよう
に、トップカバー109のカートリッジホルダ103が
設けられており、このカートリッジホルダ103とトッ
プカバー109とが本発明のカートリッジ保持体を構成
している。カートリッジホルダ103と一端に開口する
挿入口11は、図2(a)に示すように、シャーシ10
2に対して上昇すると外部に開口し、この挿入口11を
通じてディスクカートリッジ200のディスクドライブ
装置100への挿入またはディスクドライブ装置100
からの抜き取りが行われる。図2(b)に示すように、
シャーシ102に対してカートリッジホルダ103とト
ップカバー109とが下降すると、挿入口11は、シャ
ーシ102の一部である閉塞扉102dの上昇によって
遮蔽されるようになっている。また、ディスクドライブ
装置100のシャーシ102上には、スピンドルモータ
106が設けられており、挿入口11を通じて挿入され
たディスクカートリッジ200に内包されたディスク状
の記録媒体は、スピンドルモータ106によって回転駆
動される。
【0015】図3はディスクカートリッジ200の構成
の一例を示す分解斜視図である。ディスクカートリッジ
200は、少なくとも一方面に情報の記録、再生が可能
な記録面を有する磁気ディスク294を内包している。
図3において、ディスクカートリッジ200は、たとえ
ば、樹脂材料から形成された上側カバー部材292と下
側カバー部材293とで磁気ディスク294を囲い込む
構成となっている。カートリッジ200に内包される磁
気ディスク294の中心部には、ディスクドライブ装置
100のスピンドルモータ106に設けられたマグネッ
トの磁力による磁気ディスク294の保持のために、磁
性体で形成されたクランプ部材295が取り付けられて
いる。
【0016】上側カバー部材292と下側カバー部材2
93は、たとえば、溶着によって固定され、上側カバー
部材292と下側カバー部材293の側面の対応する位
置には、それぞれ切欠部297および298が形成され
ている。これら切欠部297および298は、上側カバ
ー部材292と下側カバー部材293とが固定される
と、ディスクドライブ装置のアクチュエータが挿入され
る開口部(以下、ヘッド用開口部という)を形成する。
また、下側カバー部材293の中央部には、上記したス
ピンドルモータ106の回転軸を挿入するためのスピン
ドルモータ用開口部201が開口している。さらに、ラ
イトプロテクタ220は、下側カバー部材293の隅部
に設けられた装着部293aにライトプロテクト位置お
よび非ライトプロテクト位置との間で移動可能に装着さ
れる。また、磁気ディスク294表面への塵埃の付着を
抑制するフィルタ210は、装着孔210aが下側カバ
ー部材293に形成されたピン293bに装着される。
【0017】カートリッジ200には、ヘッド用開口部
およびスピンドルモータ用開口部201から塵埃が侵入
することを防止するために、シャッター部材202が内
蔵されており、カートリッジ200をディスクドライブ
装置内に装填しないときは、このシャッター部材202
ヘッド用開口部およびスピンドルモータ用開口部201
を閉塞面202aおよび202bでそれぞれ塞ぐ構造と
なっている。カートリッジ200のシャッター部材20
2は、回動中心を中心とした回動可能に保持されてお
り、コイルばね204によって一定方向に付勢されてお
り、このコイルばね204の付勢力によって、シャッタ
ー部材202を回動させ、ヘッド用開口部およびスピン
ドルモータ用開口部201を塞ぐ。カートリッジ200
をディスクドライブ装置100内に装填したときには、
シャッター部材202に形成されたアーム205の先端
部にディスクドライブ装置内の所定の係合部材が係合
し、コイルばね204の付勢力に抗してシャッター部材
202を回動させ、ヘッド用開口部およびスピンドルモ
ータ用開口部201を開口する。
【0018】図4は、上記方式のディスクドライブ装置
100に本発明を適用した場合の概略構成図である。図
4において、シャーシ102の挿入口11側には、ディ
スクカートリッジ200の装填が完了したか否かを検出
するためのカートリッジ−インスイッチ(以下、C−i
nスイッチ)162と、カートリッジホルダ103が所
定の位置に下降したか否かを検出するホルダーダウンス
イッチ(以下、H−dnスイッチ)161と、ユーザの
操作によってカートリッジホルダ103の開閉を行うた
めの自動開閉スイッチ101が設けられている。さら
に、ディスクドライブ装置100は、カートリッジホル
ダ103に昇降動作を行わせるためのスライド板104
と、スライド板104のスライド方向の駆動制御を行っ
て各メカモードを制御するためのモードカム111と、
このカムを回動させるメカコントロールモータ110
と、モードカム111の回動位置を検出する回動位置検
出用パターン112と、主制御装置302およびタイマ
ー303を有する制御回路部301と、メカコントロー
ルモータ110を駆動するためのドライブ回路304と
を有している。
【0019】制御回路部301の主制御装置302に
は、C−inスイッチ162、Hーdnスイッチ16
1、自動開閉スイッチ101および回動位置検出用パタ
ーン112からの各検出信号が入力され、主制御装置3
02はこれらの検出信号に基づいてモードカム111の
駆動制御を行う制御指令302saをドライブ回路30
4に出力する。具体的には、主制御装置302は、C−
inスイッチ162の検出信号に応じて、ディスクカー
トリッジ200が所定の記録/再生位置に装填されたこ
とを認識する。さらに、主制御装置302は、Hーdn
スイッチ161の検出信号に応じて、挿入口11にディ
スクカートリッジ200や異物が挟まった状態にないか
を認識し、異物が挟まった状態と判断した場合には、カ
ートリッジホルダ103の記録/再生位置への移動を停
止させ、装着/排出位置に移動させる制御指令をドライ
ブ回路304に出力する。
【0020】また、主制御装置302は、タイマ303
に対してカウント開始信号302sbを出力し、タイマ
303から入力されるカウント終了信号303sに応じ
てモードカム111の駆動制御を行う制御指令302s
aをドライブ回路304に出力する。具体的には、カー
トリッジホルダ103が装着/排出位置に待機した状態
がタイマ303に設定された設置値以上経過すると、自
動的にカートリッジホルダ103を記録/再生位置へ移
動する自動閉塞動作を行なわせる制御指令をドライブ回
路304に出力する。
【0021】タイマ303は、ユーザが予め任意の設定
値を設定可能となっており、主制御装置302から出力
されるカウント開始信号302sbに応じて、カウント
を開始し、このカウント値が設定値に達したらカウント
終了信号303sを主制御装置302に出力する。
【0022】ドライブ回路304は、主制御装置302
から入力される制御指令302saの内容に応じて、メ
カコントロールモータ110を駆動制御する。
【0023】図5は上記のディスクドライブ装置100
の内部構成を示す平面図であり、図6はディスクドライ
ブ装置100を裏側から見た裏面図である。なお、図5
はトップカバー109を除いた状態を示している。さら
に、図7は、図5におけるカートリッジホルダ103を
除いた状態の平面図である。図5に示すように、ディス
クドライブ装置100は、内部にアクチュエータ107
を備えており、支軸107dを中心に回動自在に保持さ
れており、先端に上記の磁気ディスク294に記録され
た情報を再生し、および/または磁気ディスク294に
情報を記録するヘッド107aを保持している。また、
アクチュエータ107は、後端側に設けられたボイスコ
イルモータ107bによって、支軸107dを中心に任
意の回動位置に駆動される。アクチュエータ107に
は、シャーシ102側に向けて伸びるピン107cが設
けられており、このピン107cがシャーシ102に形
成されたガイド孔102jに挿入されることによって、
アクチュエータ107の回動範囲の内周側が規制され
る。さらに、ピン107cは後述するように、ガイド孔
102jを通じてモードカム111とも係合する。
【0024】図7に示すように、スライド板104は、
シャーシ102上に矢印AおよびBの向きに所定の範囲
でスライド可能に設けられており、一端がシャーシ10
2に固定されたコイルバネからなる2つのスライドばね
108によっって矢印Aの向きに常に付勢されている。
【0025】ここで、図8は、図7に示すスライド板1
04およびトリガー板105の関係を示す平面図であ
り、図9はスライド板104とカートリッジホルダ10
3との関係を示す側面図である。スライド板104は、
図9に示すように、両側面にカム溝104bが形成され
ており、このカム溝104bにカートリッジホルダ10
3の両側面に設けられたピン103aが嵌合している。
図9(a)に示すように、スライド板104矢印Bの側
の所定の位置にあるときは、カートリッジホルダ103
はスライド板104よりも上方に位置し、図9(b)に
示すように、スライド板104が矢印Aの側の所定の位
置にあるときは、カートリッジホルダ103はスライド
板104に対して下降する。すなわち、スライド板10
4の矢印BおよびAの向きのスライド動作によって、カ
ートリッジホルダ103は矢印GおよびH方向に昇降す
る。カートリッジホルダ103がディスクカートリッジ
200を保持している場合には、カートリッジホルダ1
03が図9(a)に示す上昇位置、すなわち、本発明の
装着/排出位置から、図9(b)に示す下降位置、すな
わち、本発明の記録/再生位置に移動すると、カートリ
ッジホルダ103に収容された磁気ディスク294のク
ランプ部材295はスピンドルモータ106のマグネッ
トにチャッキングされる。
【0026】図8に示すように、トリガー板105は、
シャーシ102に固定された支軸152を中心に矢印D
および矢印Cの向きに回動自在に設けられており、スラ
イド板104とコイルばね131によって連結され、矢
印Dの向きに付勢されている。トリガー板105には、
シャーシ102に設けられたピン153と係合する溝1
05gが形成されており、トリガー板105はこのピン
153と溝105gとの係合によって矢印Dおよび矢印
Cの向きの回動が規制される。さらに、トリガー板10
5には、ディスクカートリッジ200の先端部200a
と係合する操作ピン105aと、操作ピン105aと同
一面で、支軸152をはさんで相対する位置にトリガー
ピン105bとが設けられている。このトリガーピン1
05bは、スライド板104に形成されたカム溝104
aに係合している。
【0027】ディスクカートリッジ200を挿入口11
から装置に挿入すると、トリガー板105の操作ピン1
05aがディスクカートリッジ200の先端部200a
に押され、トリガー板105は矢印Cの向きにある角度
まで回転する。トリガー板105が回転すると、トリガ
ーピン105bがスライド板104のカム溝104aの
水平溝104abから外れる。これによって、スライド
板104は、常時、コイルバネ108により矢印Aの方
向に付勢されているため、トリガーピン105bが外れ
たとたん、カム溝104aの垂直溝104aaに沿って
矢印Aの方向に瞬時に移動する。図9(b)に示したよ
うに、スライド板104が矢印Aの方向に移動すると、
カートリッジホルダ103のピン103aは、スライド
板104の両側面に設けられたカム溝104の傾斜部b
に係合し、カートリッジホルダ103は瞬時にシャーシ
102側に向けて下降し、ディスクカートリッジ200
を記録/再生位置に移動させる。
【0028】図6に示すように、シャーシ102の裏面
側には、モードカム111が設けられており、モードカ
ム111は外周に歯が形成され、この歯と歯車列113
を構成する各歯車のうちの一つが噛合している。また、
歯車列113を構成する他の歯車は、メカコントロール
モータ110の回転軸に固定された歯車と噛合してお
り、これによって、メカコントロールモータ110の駆
動力が歯車列113を通じてモードカム111に伝達さ
れる。
【0029】さらに、シャーシ102の裏面側には、コ
ネクタ部130が設けられている。このコネクタ部13
0は、ディスクドライブ装置100を内蔵する、たとえ
ば、カムコーダ等の撮像装置や、パーソナルコンピュー
タ等のAV(オーディオビジュアル)機器や情報処理機
器を含む情報機器との電気的接続をなすためのものであ
る。
【0030】図10は、モードカム111の構造を示す
図であって、(a)はシャーシ102の裏面に対向する
側から見た平面図であり、(b)は側面図であり、
(c)はシャーシ102の裏面側から見た裏面図であ
る。図10に示すように、モードカム111はシャーシ
102に設けられた支軸111jを中心に回動可能に設
けられており、モードカム111のシャーシ102の裏
面に対向する側には、複数の端子を持つ板ばね111a
が、たとえば、溶着によって固定されており、板ばね1
11aの各端子がシャーシ102の裏面に固定された回
動位置検出用パターン112の各パターンと接触するよ
うになっており、板ばね111aの各端子と回動位置検
出用パターン112の各パターンとの電気的接続状態が
モードカム111の回動位置に応じて変化する。これに
よって、モードカム111の回動位置が検出され、この
回動位置情報が主制御装置302にフィードバックされ
る。
【0031】また、モードカム111には所定形状のカ
ム曲面111b,111cおよび111dが形成されて
おり、カム曲面111bにスライド板104に設けられ
たカムロックピン104cが係合する。カム曲面111
cにトリガー板105に設けられたピン105cが係合
する。カム曲面111dにアクチュエータ107に設け
られたアームロックピン107cが係合する。スライド
板104に設けられたカムロックピン104c、トリガ
ー板105に設けられたピン105cおよびアクチュエ
ータ107に設けられたアームロックピン107cは、
それぞれ、シャーシ102に形成されたガイド孔102
g,102hおよび102jに挿入されてモードカム1
11側に突出している。
【0032】具体的には、モードカム111のカム曲面
111bは、スライド板104に設けられたカムロック
ピン104cと係合して、スライド板104の矢印B方
向のスライド制御を行う。その結果、ある回転角度でト
リガー板105に設けられたピン105cがスライド板
104のカム溝104aの水平溝104abから外れ、
スライド板104が瞬時に矢印Aの方向に移動する。モ
ードカム111のカム曲面111cは、トリガー板10
5に設けられたピン105cと係合して、トリガー板1
05の図8に示した矢印Cの向きの回動を行う。モード
カム111のカム曲面111dは、モードカム111の
周面部分および凹状曲面部分からなり、カム曲面111
dのうちモードカム111の周面部分は、シャーシ10
2の形成されたガイド孔102jと連携してアクチュエ
ータ107のアームロックピン107cをロックし、ア
クチュエータ107を所定の回動位置にロックするよう
に作用する。また、カム曲面111dの凹状曲面部分は
アクチュエータ107のアームロックピン107cのガ
イド孔102jの範囲での移動を許容し、アクチュエー
タ107の回動を可能とする。
【0033】図5〜図7に示したように、シャーシ10
2には、C−inスイッチ162と、H−dnスイッチ
161とが設けられている。図11は図7のD−D線方
向の断面図であって、H−dnスイッチ161の具体的
な設置位置を示す図であり、図12は図7のC−C線方
向の断面図であって、C−inスイッチ162の具体的
な設置位置を示す図である。H−dnスイッチ161お
よびC−inスイッチ162は、プッシュ型の検出スイ
ッチから構成されており、検出子162a,162aが
所定量押し込まれることにより、物体の存在を検出可能
となっている。なお、H−dnスイッチ161は本発明
の異物検出手段の一具体例に対応している。
【0034】図11に示すように、H−dnスイッチ1
61は、シャーシ102の穴を通して裏側の基板に固定
され、かつ、カートリッジホルダ103の下面に対向す
るように設置されている。図11は、カートリッジホル
ダ103がシャーシ102に向かって矢印Hの向きに下
降した状態を示しており、カートリッジホルダ103が
下降すると、H−dnスイッチ161の検出子161a
は押圧され、カートリッジホルダ103が所定の記録/
再生位置まで下降すると、H−dnスイッチ161はオ
ンするようになっている。
【0035】一方、図12に示すように、C−inスイ
ッチ162もシャーシ102の穴を通して裏側の基板に
固定されているが、C−inスイッチ162はカートリ
ッジホルダ103が矢印Hの向きに下降してもカートリ
ッジホルダ103とは接触しない。図5に示したよう
に、カートリッジホルダ103の面は、C−inスイッ
チ162に対向する位置に配置されておらず、カートリ
ッジホルダ103が下降してもC−inスイッチ162
の検出子162aは押されないようになっている。すな
わち、ディスクカートリッジ200自身がC−inスイ
ッチ162の検出子162aを押すように配置されてい
る。なお、図5において、C−inスイッチ162に隣
接するスイッチは、ライトプロテクトスイッチ163で
あり、ディスクカートリッジ200側でライトプロテク
タ220がライトプロテクト位置に設定されていると、
このライトプロテクトスイッチ163が押されて、磁気
ディスクへの記録が行われないようになっている。
【0036】C−inスイッチ162は、カートリッジ
ホルダ103が下降しても、カートリッジホルダ103
に接触しないが、カートリッジホルダ103にディスク
カートリッジ200が保持された状態では、カートリッ
ジホルダ103とともに下降するディスクカートリッジ
200の表面によって検出子162aが押し込まれる。
【0037】すなわち、C−inスイッチ162はディ
スクカートリッジ200の所定の記録/再生位置への移
動が完了したことを検出し、一方、H−dnスイッチ1
61はカートリッジホルダ103が所定の記録/再生位
置への移動が完了したことを検出する。したがって、H
−dnスイッチ161がカートリッジホルダ103の所
定の下降量(移動量)を検出しない場合には、挿入口1
1にカートリッジホルダ103の下降(移動)を妨げる
異物が存在するものと判断することができる。
【0038】メカモードの説明 次に、上記構成のディスクドライブ装置100の動作を
説明する前に、ディスクドライブ装置100の各メカモ
ードについて説明する。ディスクドライブ装置100
は、「イジェクト」、「カートリッジ−イン」、「スト
ップ」、「スタンバイ」および「R/W」の5つのメカ
モードを有している。「イジェクト」モードでは、ディ
スクカートリッジ200のイジェクト(排出)を行う。
ディスクカートリッジ200の排出は、モードカム11
1の正逆回転により行う。「イジェクト」モードに到達
したら、モードカム111は逆転し、「カートリッジ−
イン」モードへ移行し停止する。
【0039】「カートリッジ−イン」モードでは、ディ
スクカートリッジ200を挿入することができる。この
とき(および「イジェクト」モードのときも)、カート
リッジホルダ103は装着/排出位置に上昇している。
【0040】「ストップ」モードは、電源オフのときの
メカ状態である。ディスクカートリッジ200の有無に
かかわらず、カートリッジホルダ103は記録/再生位
置に下降した状態にある。
【0041】「スタンバイ」モードは、暫く記録/再生
を行わないときのメカ状態である。スピンドルモータ1
06は回転しているが、ヘッド107a(アクチュエー
タ107)はロックされた状態にある。
【0042】「R/W」モードでは、信号の記録/再生
を行うことができる。ヘッド107a(アクチュエータ
107)のロックは解除され、ボイスコイルモータ10
7bの駆動力によりヘッド107aを磁気ディスク上に
ロードさせることができる。もちろん、スピンドルモー
タ106は回転している。
【0043】上記の「スタンバイ」モード、「R/W」
モードへは、ディスクカートリッジ200が装填されて
いるときに限り、すなわち、C−inスイッチ162が
オン状態のときに限り移ることができる。
【0044】図13は、上記した各モードでの各種信号
の標準的な状態を示す図である。図13に示すように、
「イジェクト」モードでは、H−dnスイッチ161お
よびC−inスイッチ162はオフの状態、すなわち、
検出子161a,162aが押圧されていない状態あ
り、また、スピンドルモータ106およびボイスコイル
モータ107bを駆動する駆動信号もオフ状態にある。
【0045】「カートリッジ−イン」モードにおいて、
ディスクカートリッジ200が装着されると、カートリ
ッジホルダ103も記録/再生位置に下降するため、C
−inスイッチ162およびH−dnスイッチ161は
ともにオン状態となる。同様に、「ストップ」、「R/
W」および「スタンバイ」モードにおいても、C−in
スイッチ162およびH−dnスイッチ161はともに
オン状態となる。
【0046】次に、上記構成のディスクドライブ装置1
00における各種の動作について説明する。装填動作 まず、ディスクドライブ装置100にディスクカートリ
ッジ200を装填する動作について説明する。挿入口1
1からディスクカートリッジ200を挿入すると、図8
に示したように、トリガー板105の操作ピン105a
がディスクカートリッジ200の先端部200aに押さ
れ、ある角度まで回転する。トリガー板105が回転す
ると、トリガーピン105bがスライド板のカム溝10
4aの水平溝104abから外れる。スライド板104
は、バネ108の付勢力によって矢印Aの向きに瞬時に
移動し、図9に示したように、カートリッジホルダー1
03は瞬時に記録/再生位置に下降し、ディスクカート
リッジ200が所定の記録/再生位置に装填される。こ
のとき、カートリッジホルダー103の下降によってH
−dnスイッチ161が押され、オン状態となる。
【0047】ディスクカートリッジ200が装填される
と、ディスクカートリッジがC−inスイッチ162を
押す。これにより、ディスクカートリッジ200の装填
が完了する。主制御装置302は、C−inスイッチ1
62から装着完了信号を受けて、モードカム111の駆
動制御を行う制御信号302saを出力する。これとと
もに、スピンドルモータ106も回転駆動され、最終的
にヘッド107aを搭載したアクチュエータ107のロ
ックを解除するところでカムは止まる。この後、ヘッド
107aはボイスコイルモータ107bの駆動力により
磁気ディスク上を移動し、データの読み書きを行う。
【0048】自動イジェクト動作 次に、上記構成のディスクドライブ装置100における
ディスクカートリッジ200のイジェクト動作の一例に
ついて図14〜図16を参照して説明する。たとえば、
シャーシ102の挿入口11側に設けられた自動開閉ス
イッチ101を操作すると、主制御装置302にはディ
スクカートリッジ200のイジェクト動作を指令する操
作信号が入力され、主制御装置302ではこれを認識し
てディスクカートリッジ200をイジェクトする制御信
号302saをドライブ回路304に出力する。
【0049】これにより、まず、ボイスコイルモータ1
07bが駆動されて、ヘッド107aが磁気ディスク外
に退避する。続いて、メカコントロールモータ110に
駆動電流が流れ、モードカム111は、図14(a)に
示すように矢印Fの向きに回転する。モードカム111
の回転により、アクチュエータ107のアームロックピ
ン107cは、カム曲面111dの周面部分によるロッ
クが開始され、アクチュエータ107はロックされる。
【0050】次いで、モードカム111の回転により、
図14(b)に示すように、スライド板104のカムロ
ックピン104cにカム曲面111bが当接し、カム曲
面111bはカムロックピン104cを矢印B方向へ押
し上げる。このとき、スライド板104の両側面のカム
溝104bによりカートリッジホルダ103は装着/排
出位置への上昇を開始する。
【0051】図15(a)に示すように、カムロックピ
ン104cが矢印B方向へある程度まで押し上げられる
と、トリガー板105のトリガーピン105bはスライ
ド板104の溝104aの垂直溝104aaから外れ
る。これにより、矢印D方向に付勢されているトリガー
板105は瞬時にD方向に回転し、シャーシ102のガ
イド孔102hの一端に係合して止まる。このとき、デ
ィスクカートリッジ200の先端部200aは、トリガ
ー板105の操作ピン105aに押し出され、挿入口1
1から排出される。
【0052】この後、図15(b)に示すように、矢印
Fの向きに回転するモードカム111は、スライド板1
04が矢印Bの向きの終端位置まで移動しカムロックピ
ン104cがカム曲面111bの終端部に当接した時点
で停止し、次いで、上記とは逆向きの矢印Eの方向に回
転される。そして、図16に示すように、ディスクカー
トリッジ200を挿入可能な位置、すなわち、「カート
リッジ−イン」モード状態でモードカム111は停止さ
れる。
【0053】自動閉塞動作 次に、上記構成のディスクドライブ装置100における
閉塞動作について図17〜図19を参照して説明する。
まず、上記のイジェクト動作が完了して、ディスクカー
トリッジ200が挿入口11から抜き取られた状態にお
いて、たとえば、自動開閉スイッチ101を操作する
と、主制御装置302は自動開閉スイッチ101からの
操作信号を受けてディスクカートリッジ200を保持し
ていない状態のカートリッジホルダ103を記録/再生
位置に下降させる自動閉塞動作を指令する制御信号30
2saをドライブ回路304に出力する。
【0054】これにより、図16に示すように、「カー
トリッジ−イン」モード状態にあるモードカム111
は、図17に示すように、矢印Eの向きに回転され、モ
ードカム111のカム曲面111cにトリガー板105
に設けられたピン105cが係合し、トリガー板105
が矢印Cの向きに回転する。トリガー板105がばね1
31に抗して矢印Cの向きの回転をすると、ある回転角
でトリガーピン105bがカム溝104aの水平溝10
4abから外れる。図18は、トリガーピン105bが
スライド板104のカム溝104aの水平溝104ab
から外れる瞬間を表している。このあと、図19に示す
ように、トリガーピン105bがスライド板104のカ
ム溝104aの垂直溝104aaに入り、同時に、常
時、ばね108に付勢されているスライド板104が矢
印Aの向きに移動する。
【0055】スライド板104の矢印Aの向きへのスラ
イドによって、カートリッジホルダ103が記録/再生
位置に下降し、挿入口11は遮蔽され、自動閉塞動作が
完了する。
【0056】所定時間経過後の自動閉塞動作 次に、上記構成のディスクドライブ装置100におい
て、イジェクト動作が完了した後、ディスクカートリッ
ジ200を装着待ち状態にあるカートリッジホルダ10
3の自動閉塞動作について図20に示すフローチャート
を参照して説明する。なお、イジェクト動作の完了後に
ディスクカートリッジ200は挿入口11から抜き取ら
れているものとする。また、この状態では、「カートリ
ッジ−イン」モードの状態にある。まず、イジェクト動
作が完了すると(ステップS1)、主制御装置302
は、タイマ303に対してカウント開始信号302sb
を出力する(ステップS2)。
【0057】タイマ303は、カウント開始信号302
sbを受けて、タイマのカウント動作を開始する(ステ
ップS3)。タイマ303は、たとえば、1分〜5分等
の設定値がユーザによって任意に設定されており、カウ
ント値がこの設定値に到達するまでカウント動作を続け
る(ステップS4)。タイマ303のカウント値が設定
値に到達し、タイマ303からカウント終了信号303
sが主制御装置302に出力されると、主制御装置30
2は上記したのと同じ手順で自動閉塞動作を開始する
(ステップS5)。主制御装置302からの制御信号3
02saに応じて、モードカム111は回転制御され、
ある角度までモードカム111が回転すると、カートリ
ッジホルダ103は記録/再生位置に移動し、自動閉塞
動作が完了し、上記の「ストップ」モード状態に移行す
る。
【0058】異物検出機能 次に、上記構成のディスクドライブ装置100における
挿入口11に異物が存在する場合の動作について図21
〜図24を参照して説明する。図21は、たとえば、イ
ジェクト動作を行って、ディスクドライブ装置100か
らカートリッジホルダ103からディスクカートリッジ
200を抜き取らない状態を示している。この状態で、
タイマ303で設定した設定時間を経過すると、カート
リッジホルダ103は自動閉塞動作を開始するが、カー
トリッジホルダ103が記録/再生位置に向かって下降
すると、挿入口11にささったままのディスクカートリ
ッジ200はシャーシ102の閉塞部102dとトップ
カバー109との間に挟まれる。カートリッジホルダ1
03は下降の途中で止まることになる。このように、自
動閉塞動作時に挿入口11にディスクカートリッジ20
0や他の異物が存在すると、カートリッジホルダ103
は下降できず、なにもしないとこの状態長時間続くこと
になるという不具合が発生する。
【0059】図22は、図21の状態におけるH−dn
スイッチ161の状態を示す図である。図22に示すよ
うに、カートリッジホルダ103が下降の途中で止まる
と、カートリッジホルダ103の所定の下降量が得られ
ず、H−dnスイッチ161はカートリッジホルダ10
3によって押されないため、H−dnスイッチ161は
オン状態とならない。
【0060】挿入口11にディスクカートリッジ200
や他の異物が存在しない場合には、「カートリッジ−イ
ン」モードから「ストップ」モードに移行する途中で、
図24に示すように、H−dnスイッチ161はオン状
態になる。一方、カートリッジホルダ103が下降の途
中で止まると、図23に示すように、「カートリッジ−
イン」モードから「ストップ」モードに移行する段階
で、H−dnスイッチ161はオフしたままの状態であ
る。したがって、主制御装置302は、カートリッジホ
ルダ103の自動閉塞動作を開始してから、所定の時
間、たとえば、カートリッジホルダ103が装着/排出
位置から記録/再生位置まで移動するのに要する時間を
経過した後にも、H−dnスイッチ161がオンしない
場合には、挿入口11にディスクカートリッジ200や
他の異物が挟まっていると判断することができる。
【0061】主制御装置302は、挿入口11にディス
クカートリッジ200や他の異物が挟まっていると判断
すると、上記したイジェクト動作をさせる制御指令をド
ライブ回路304に出力する。下降の途中で止まった状
態にあるカートリッジホルダ103は、装着/排出位置
に復帰し、ディスクドライブ装置100は「カートリッ
ジ−イン」モードになる。
【0062】ディスクドライブ装置100が「カートリ
ッジ−イン」モードになった状態で、挿入口11にディ
スクカートリッジ200や他の異物が挟まった状態が続
いても、主制御装置302は、再度、カートリッジホル
ダ103の自動閉塞動作を開始する構成としてもよい
が、ディスクカートリッジ200や他の異物が挟まった
状態が解除されない限り、自動閉塞動作を繰り返し行う
ことになる。このため、一旦、挿入口11にディスクカ
ートリッジ200や他の異物が挟まっていると判断した
場合には、自動閉塞動作を行わない構成としてもよい。
さらに、一旦、挿入口11にディスクカートリッジ20
0や他の異物が挟まっていると判断した場合には、イジ
ェクト動作を行った後、たとえば、ユーザが認識できる
ように、たとえば、ディスクドライブ装置100やこれ
を内蔵する情報機器に警告音や警告灯を発生させる等の
警告手段を設ける構成としてもよい。
【0063】さらに、上記の異物検出機能は、タイマ3
03で設定した設定時間の経過後に自動閉塞動作を行な
うのではなく、自動開閉スイッチ101からの操作信号
によって主制御装置302が自動閉塞動作を行う場合に
も適用可能である。
【0064】以上のように、本実施形態によれば、カー
トリッジホルダ103を装着/排出位置に長時間の放置
していることが原因で、ディスクドライブ装置の内部に
塵埃が入るのを避けることができる。また、ディスクカ
ートリッジ200の抜き取り後、ユーザーがカートリッ
ジホルダ103を閉め忘れたときなどにも同様に対応す
ることができる。また、ディスクドライブ装置100中
に塵埃が入るのを抑制することができるため、装置の耐
ダスト信頼性を向上させることができる。また、カート
リッジホルダ200の自動閉塞動作を行うまでの待機時
間の設定を変えることにより、ユーザーの好みに応じて
操作性に優れる装置を提供することができる。さらに、
異物検出機能によって、ディスクカートリッジ200
や、異物が挟まれることによって発生する不具合や事故
を未然に回避できる。
【0065】なお、上述した実施形態では、制御回路部
301はディスクドライブ装置100に備わったものと
して説明したが、ディスクドライブ装置100を内蔵す
る、たとえば、カムコーダ等の撮像装置や、AV(オー
ディオビジュアル)機器やパーソナルコンピュータ等の
情報処理機器を含む情報機器側に制御回路部301を具
備する構成としてもよいし、さらに、自動開閉スイッチ
101もディスクドライブ装置100本体ではなく、ド
ライブを内蔵する装置側に具備する構成としてもよい。
このような構成とすることにより、本発明のカムコー
ダ、AV機器、および情報機器を構成することができ
る。
【0066】第2実施形態 図25は、挿入口11に存在する異物の他の検出方法を
説明するための図であり、図26は図25のa−a線方
向の断面図であり、図27は図25のb−b線方向の断
面図である。上述した実施形態では、プッシュ型のH−
dnスイッチ162をシャーシ102のカートリッジホ
ルダ103に対向する位置に設け、カートリッジホルダ
102の垂直方向の移動量を検出することにより、挿入
口11に異物が挟まっていないかを検出した。
【0067】ところで、上記のスライド板104はカー
トリッジホルダ103の移動方向と直角に相対移動す
る。このため、スライド板104に検出スイッチを設
け、スライド板104が所定の移動量で移動するか否か
を検出することで、挿入口11に異物が挟まっていない
かを検出することができる。本例では、図25に示すよ
うに、スライド板104のシャーシ102に対向する位
置に開口部104kを形成し、シャーシ102にフォト
インタラプタ型の検出センサ172を開口部104kか
ら突出するように設ける。さらに、スライド板104の
開口部104kの近傍にインタラプタ171を設ける。
【0068】検出センサ172は、互いに離隔した壁部
172aと172bのいずれか一方に他方に向けて光を
出力する発光部と、他方の壁部に発光部からの光を受光
する受光部を備えている。カートリッジホルダ103が
自動閉塞動作を開始していない状態では、図26(a)
に示すように、インタラプタ171は検出センサ172
から離れた位置にある。カートリッジホルダ103が自
動閉塞動作を開始してスライド板104がスライドして
所定の移動量で移動すると、インタラプタ171は壁部
172aと172bとの間に挿入され、発光部からの光
を遮る。
【0069】これによって、検出センサ172は、スラ
イド板104が所定の移動量で移動したことを検出で
き、すなわち、カートリッジホルダ103が所定の記録
/再生位置に移動したことを検出できる。一方、挿入口
11に異物が挟まっていると、カートリッジホルダ10
3が所定の記録/再生位置まで移動できず、このため、
インタラプタ171は検出センサ172の壁部172a
と172bとの間まで到達できず、発光部からの光は遮
られない。このことから、上述した実施形態と同様に、
挿入口11に異物が挟まっていることを検出できる。
【0070】以上のように、本例では、カートリッジホ
ルダ103の移動量を直接検出するのではなく、カート
リッジホルダ103の自動閉塞動作による移動に連動す
る部材の移動量を間接的に検出しても挿入口11の異物
の検出が可能であることがわかる。
【0071】第3実施形態 図28は、上述した第2実施形態と同様に、カートリッ
ジホルダ103の移動量を直接検出するのではなく、ス
ライド板104の移動量を検出して挿入口11の異物の
検出する他の方法を説明するための図であり、図29は
図28の円M内の拡大図である。図28に示すように、
リーフ型の検出センサ180をスライド板104のスラ
イド方向に対向して配置する。検出センサ180はシャ
ーシ102上に設置する。また、スライド板104の検
出センサ180に対向する位置には、当接部181を形
成しておく。
【0072】検出センサ180は、可撓性の接点180
aと、これに平行に配置された接点180bとを備えて
いる。図29(a)に示すように、カートリッジホルダ
103が自動閉塞動作を開始していない状態では、接点
180aと接点180bとは接触していないが、カート
リッジホルダ103が自動閉塞動作を開始してスライド
板104が所定の移動量で移動すると、接点180aが
当接部181と当接することにより撓み、接点180b
と接触し、電気的に導通する。これにより、検出センサ
180は、スライド板104が所定量移動したことを検
出できる。一方、挿入口11に異物が挟まっていると、
スライド板104が所定の移動量で移動できず、接点1
80aと接点180bとが接触しない。これにより、上
述した実施形態と同様に、挿入口11に異物が挟まって
いることを検出できる。
【0073】第4実施形態 図30は、挿入口11に存在する異物のさらに他の検出
方法を説明するための図である。上述した実施形態およ
び種々の変形例では、カートリッジホルダ103または
スライド板104の移動量を直接検出して挿入口11に
異物が挟まっていることを検出した。本例では、図30
に示すように、ディスクドライブ装置100の挿入口1
1の両側にそれぞれ設けられた発光部191と受光部1
92とからなる非接触式の検出センサによって、挿入口
11に存在する異物を検出する構成としている。すなわ
ち、挿入口11にディスクカートリッジ200や他の異
物が挟みこまれていない場合には、発光部191から出
力された光は受光部192で検出され、受光部192が
光を検出した場合には、挿入口11に異物が存在しない
と判断できる。
【0074】一方、たとえば、図31に示すように、デ
ィスクカートリッジ200がはじめから挿入口11にさ
さっている状態では、発光部191から出力された光は
ディスクカートリッジ200によって遮られるため、受
光部192は光を検出しない。これにより、ディスクカ
ートリッジ200が挿入口11にささっている状態を検
出することができる。本例のように、挿入口11の状態
を非接触で検出できる非接触式の検出センサを用いれ
ば、はじめからディスクカートリッジ200が挿入口1
1にささっていたり、挿入口11に異物がささっている
場合に、主制御装置302はカートリッジホルダ103
の所定の待機時間が経過しても、挿入口11に異物がさ
さっていると判断して、自動閉塞動作を行わない。この
ため、ディスクカートリッジ200等に不要なストレス
をかけずにすみ、挿入口11に存在する指等の異物がカ
ートリッジホルダ103によって挟まれることを未然に
防ぐことができる。
【0075】第5実施形態 図32は、本発明が適用可能なさらに他の方式のディス
クドライブ装置を示す図である。図32に示すディスク
ドライブ装置501は、ポップアップ式リムーバブルデ
ィスクドライブ装置と呼ばれるもので、たとえば、携帯
型カセット、CD、MD、カムコーダーなどに使用され
ているものである。ディスクドライブ装置501は、装
置の内部からカートリッジホルダ503が傾動しながら
突出し、ディスクカートリッジ200を交換することが
できるタイプである。このような方式のディスクドライ
ブ装置501において、カートリッジホルダ503の開
閉を自動的に行う機構を備える構成とすれば、上述した
自動閉塞動作や異物検出機能を付加することができる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、カートリッジホルダの
長時間の放置が原因で、ディスクドライブ装置の内部に
塵埃が入るのを避けることができる。また、ディスクカ
ートリッジの抜き取り後、ユーザーがカートリッジホル
ダを閉め忘れたときなどにも同様に対応することができ
る。また、ディスクドライブ装置中に塵埃が入るのを抑
制することができるため、装置の耐ダスト信頼性を向上
させることができる。また、カートリッジホルダの待機
時間の設定を変えることにより、ユーザーの好みに応じ
て操作性に優れる装置を提供することができる。また、
本発明によれば、カートリッジホルダの自動閉塞動作時
の挿入口のディスクカートリッジや異物の挟み込みを検
出でき、ディスクカートリッジ等への不要なストレスの
印加を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるディスクドライブ装置の外
観斜視図である。
【図2】本発明が適用されるディスクドライブ装置の内
部構造を示す側面図である。
【図3】ディスクカートリッジ200の構成の一例を示
す分解斜視図である。
【図4】ディスクドライブ装置100に本発明を適用し
た場合の概略構成図である。
【図5】ディスクドライブ装置100の内部構成を示す
平面図である。
【図6】ディスクドライブ装置100を裏側から見た裏
面図である。
【図7】図5におけるカートリッジホルダ103を除い
た状態の平面図である。
【図8】図7に示すスライド板104およびトリガー板
105の関係を示す平面図である。
【図9】スライド板104とカートリッジホルダ103
との関係を示す側面図である。
【図10】モードカム111の構造を示す図であって、
(a)はシャーシ102の裏面に対向する側から見た平
面図であり、(b)は側面図であり、(c)はシャーシ
102の裏面側から見た裏面図である。
【図11】図7のD−D線方向の断面図であって、H−
dnスイッチ161の具体的な設置位置を示す図であ
る。
【図12】図7のC−C線方向の断面図であって、C−
inスイッチ162の具体的な設置位置を示す図であ
る。
【図13】各モードでの各種信号の標準的な状態を示す
図である。
【図14】ディスクドライブ装置100におけるディス
クカートリッジ200のイジェクト動作の一例を説明す
るための図である。
【図15】図14に続く動作を説明するための図であ
る。
【図16】図15に続く動作を説明するための図であ
る。
【図17】ディスクドライブ装置100における自動閉
塞動作を説明するための図である。
【図18】図17に続く動作を説明するための図であ
る。
【図19】図18に続く動作を説明するための図であ
る。
【図20】ディスクカートリッジ200を装着待ち状態
にあるカートリッジホルダ103の自動閉塞動作手順を
示すフローチャートである。
【図21】イジェクト動作を行って、ディスクドライブ
装置100からカートリッジホルダ103からディスク
カートリッジ200を抜き取らない状態を示す図であ
る。
【図22】図21の状態におけるH−dnスイッチ16
1の状態を示す図である。
【図23】挿入口11にディスクカートリッジ200や
他の異物が存在する場合の「カートリッジ−イン」モー
ドから「ストップ」モードに移行する途中での各種信号
の状態を示す図である。
【図24】挿入口11にディスクカートリッジ200や
他の異物が存在しない場合の「カートリッジ−イン」モ
ードから「ストップ」モードに移行する途中での各種信
号の状態を示す図である。
【図25】挿入口11に存在する異物の他の検出方法を
説明するための図である。
【図26】図25のa−a線方向の断面図である。
【図27】図25のb−b線方向の断面図である。
【図28】スライド板140の移動量を検出して挿入口
11の異物の検出する他の方法を説明するための図であ
る。
【図29】図28の円M内の拡大図である。
【図30】挿入口11に存在する異物のさらに他の検出
方法を説明するための図である。
【図31】ディスクカートリッジ200がはじめから挿
入口11にささっている状態を示す図である。
【図32】本発明が適用可能な他のディスクドライブ装
置の例を示す図である。
【符号の説明】
11…挿入口、100…本発明のリムーバブルディスク
ドライブ装置、101…自動開閉スイッチ、102…シ
ャーシ、103…カートリッジホルダ、104…スライ
ド板、104c…カムロックピン、105…トリガー
板、105a…操作ピン、105b…トリガーピン、1
06…スピンドルモータ、107…アクチュエータ、1
07a…ヘッド、107b…ボイスコイルモータ、10
8…スライドばね、109…トップカバー、110…メ
カコントロールモータ、111…モードカム、161…
H−dnスイッチ,162…C−inスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 眞田 洋太郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 高橋 和夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 間宮 敏夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D046 BA11 CB02 CC02 FA11 GA07 GA11 HA07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクドライブ装置本体に対してディス
    ク状の記録媒体を収容するディスクカートリッジを着脱
    可能なディスクドライブ装置であって、 前記ディスクカートリッジを挿入または抜き取る挿入/
    抜取口を有し、当該挿入/抜取口を通じて挿入された前
    記ディスクカートリッジを収容保持し、前記装置本体に
    対して前記記録媒体への情報の記録および前記記録媒体
    からの情報の再生の少なくとも一方を行う記録/再生位
    置と、前記挿入/抜取口を通じてディスクカートリッジ
    の装着または排出を行う装着/排出位置との間で移動可
    能に設けられ、前記記録/再生位置に移動すると前記挿
    入/抜取口が前記装置本体の一部によって遮蔽され、前
    記装着/排出位置に移動すると前記挿入/抜取口が外部
    に開口するカートリッジ保持体と、 前記カートリッジ保持体を前記記録/再生位置と前記装
    着/排出位置との間で移動させる移動手段と、 前記カートリッジ保持体が前記装着/排出位置にあり、
    前記ディスクカートリッジの装着待ち状態から予め設定
    された設定時間以上経過したら、前記カートリッジ保持
    体を前記記録/再生位置に移動する自動閉塞動作を行わ
    せる制御指令を前記移動手段に出力する制御手段とを有
    するディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記設定時間を任意に設
    定可能なタイマを備える請求項1に記載のディスクドラ
    イブ装置。
  3. 【請求項3】前記挿入/抜取口に前記カートリッジ保持
    体の前記記録/再生位置への移動を妨げる異物が存在し
    ないかを検出する異物検出手段を備え、 前記制御手段は、前記異物検出手段が前記挿入/抜取口
    における異物を検出した場合には、前記自動閉塞動作を
    行なわせない請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】前記異物検出手段は、前記自動閉塞動作の
    開始後に前記カートリッジ保持体の前記装着/排出位置
    から前記記録/再生位置への移動量を検出する移動量検
    出センサを有し、 前記制御手段は、前記移動量検出センサが検出した移動
    量が所定の値に満たないときは、前記挿入/抜取口に異
    物が存在すると判断する請求項3に記載のディスクドラ
    イブ装置。
  5. 【請求項5】前記移動量検出センサは、前記装置本体の
    前記カートリッジ保持体に対向する位置に設けられたプ
    ッシュ型スイッチセンサである請求項4に記載のディス
    クドライブ装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記自動閉塞動作を開始
    後に、前記異物を検出した場合には、前記自動閉塞動作
    を停止するとともに、前記カートリッジ保持体を前記装
    着/排出位置に移動させる制御指令を前記移動手段に出
    力する請求項4に記載のディスクドライブ装置。
  7. 【請求項7】前記異物検出手段は、前記自動閉塞動作を
    開始する前に前記異物の検出が可能である請求項3に記
    載のディスクドライブ装置。
  8. 【請求項8】前記異物検出手段は、前記挿入/抜取口に
    存在する異物を非接触で検出可能な非接触型センサを備
    える請求項7に記載のディスクドライブ装置。
  9. 【請求項9】前記カートリッジ保持体は、前記装置本体
    の厚さ方向に昇降可能に設けられている請求項1に記載
    のディスクドライブ装置。
  10. 【請求項10】前記蓋体および前記カートリッジ保持体
    は、前記装置本体に傾動可能に設けられている請求項1
    に記載のディスクドライブ装置。
  11. 【請求項11】ディスクドライブ装置本体に対してディ
    スク状の記録媒体を収容するディスクカートリッジを着
    脱可能なディスクドライブ装置であって、 前記ディスクカートリッジを挿入または抜き取る挿入/
    抜取口を有し、当該挿入/抜取口を通じて挿入された前
    記ディスクカートリッジを収容保持し、前記装置本体に
    対して前記記録媒体への情報の記録および前記記録媒体
    からの情報の再生の少なくとも一方を行う記録/再生位
    置と、前記挿入/抜取口を通じてディスクカートリッジ
    の装着または排出を行う装着/排出位置との間で移動可
    能に設けられ、前記記録/再生位置に移動すると前記挿
    入/抜取口が前記装置本体の一部によって遮蔽され、前
    記装着/排出位置に移動すると前記挿入/抜取口が外部
    に開口するカートリッジ保持体と、 前記カートリッジ保持体を前記記録/再生位置と前記装
    着/排出位置との間で移動させる移動手段と、 前記カートリッジ保持体が前記装着/排出位置にあり、
    前記ディスクカートリッジを保持していない状態にある
    カートリッジ保持体を前記記録/再生位置に移動する閉
    塞動作を操作信号の入力に応じて前記移動手段に行わせ
    る制御指令を出力する制御手段と、 前記挿入/抜取口に前記カートリッジ保持体の前記記録
    /再生位置への移動を妨げる異物が存在しないかを検出
    する異物検出手段と、を有し、 前記制御手段は、前記異物検出手段が前記挿入/抜取口
    に異物の存在を検出したら、前記カートリッジ保持体の
    閉塞動作を停止させる制御指令を前記移動手段に出力す
    るディスクドライブ装置。
  12. 【請求項12】前記異物検出手段は、前記カートリッジ
    保持体の前記記録/再生位置への移動時に前記カートリ
    ッジ保持体の前記装着/排出位置から前記記録/再生位
    置への移動量を検出する移動量検出スイッチを有し、 前記制御手段は、前記移動量検出スイッチが検出した移
    動量が所定の値に満たないときは、前記挿入/抜取口に
    異物が存在すると判断する請求項11に記載のディスク
    ドライブ装置。
  13. 【請求項13】前記制御手段は、前記カートリッジ保持
    体の前記記録/再生位置への移動時に前記異物を検出し
    た場合には、前記カートリッジ保持体の前記記録/再生
    位置への移動を停止させるとともに、前記カートリッジ
    保持体を前記装着/排出位置に移動させる制御指令を前
    記移動手段に出力する請求項12に記載のディスクドラ
    イブ装置。
  14. 【請求項14】前記異物検出手段は、前記カートリッジ
    保持体の前記記録/再生位置への移動開始前に前記異物
    の検出が可能である請求項11に記載のディスクドライ
    ブ装置。
  15. 【請求項15】前記異物検出手段は、前記挿入/抜取口
    に存在する異物を非接触で検出可能な非接触型センサを
    備える請求項14に記載のディスクドライブ装置。
  16. 【請求項16】ディスクドライブ装置本体に対してディ
    スク状の記録媒体を収容するディスクカートリッジを着
    脱可能なディスクドライブ装置を備えた情報機器であっ
    て、 前記ディスクドライブ装置は、前記ディスクカートリッ
    ジを挿入または抜き取る挿入/抜取口を有し、当該挿入
    /抜取口を通じて挿入された前記ディスクカートリッジ
    を収容保持し、前記装置本体に対して前記記録媒体への
    情報の記録および前記記録媒体からの情報の再生の少な
    くとも一方を行う記録/再生位置と、前記挿入/抜取口
    を通じてディスクカートリッジの装着または排出を行う
    装着/排出位置との間で移動可能に設けられ、前記記録
    /再生位置に移動すると前記挿入/抜取口が前記装置本
    体の一部によって遮蔽され、前記装着/排出位置に移動
    すると前記挿入/抜取口が外部に開口するカートリッジ
    保持体と、 前記カートリッジ保持体を前記記録/再生位置と前記装
    着/排出位置との間で移動させる移動手段とを備え、 前記カートリッジ保持体が前記装着/排出位置にあり、
    前記ディスクカートリッジの装着待ち状態から予め設定
    された設定時間以上経過したら、前記カートリッジ保持
    体を前記記録/再生位置に移動する自動閉塞動作を行わ
    せる制御指令を前記移動手段に出力する制御手段を有す
    る情報機器。
  17. 【請求項17】前記挿入/抜取口に前記カートリッジ保
    持体の前記記録/再生位置への移動を妨げる異物が存在
    しないかを検出する異物検出手段を備え、 前記制御手段は、前記異物検出手段が前記挿入/抜取口
    における異物を検出した場合には、前記自動閉塞動作を
    行なわせない請求項16に記載の情報機器。
  18. 【請求項18】ディスクドライブ装置本体に対してディ
    スク状の記録媒体を収容するディスクカートリッジを着
    脱可能なディスクドライブ装置を備えた情報機器であっ
    て、 前記ディスクドライブ装置は、前記ディスクカートリッ
    ジを挿入または抜き取る挿入/抜取口を有し、当該挿入
    /抜取口を通じて挿入された前記ディスクカートリッジ
    を収容保持し、前記装置本体に対して前記記録媒体への
    情報の記録および前記記録媒体からの情報の再生の少な
    くとも一方を行う記録/再生位置と、前記挿入/抜取口
    を通じてディスクカートリッジの装着または排出を行う
    装着/排出位置との間で移動可能に設けられ、前記記録
    /再生位置に移動すると前記挿入/抜取口が前記装置本
    体の一部によって遮蔽され、前記装着/排出位置に移動
    すると前記挿入/抜取口が外部に開口するカートリッジ
    保持体と、 前記カートリッジ保持体を前記記録/再生位置と前記装
    着/排出位置との間で移動させる移動手段と、 前記挿入/抜取口に前記カートリッジ保持体の前記記録
    /再生位置への移動を妨げる異物が存在しないかを検出
    する異物検出手段と、を備え、 前記カートリッジ保持体が前記装着/排出位置にあり、
    前記ディスクカートリッジを保持していない状態にある
    カートリッジ保持体を前記記録/再生位置に移動する閉
    塞動作を操作信号の入力に応じて前記移動手段に行わ
    せ、前記異物検出手段が前記挿入/抜取口に異物の存在
    を検出したら、前記カートリッジ保持体の前記記録/再
    生位置への移動を停止させる制御指令を前記移動手段に
    出力する制御手段を有する情報機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7492547B2 (en) 2005-03-03 2009-02-17 Sony Corporation Cartridge device with an ejection slider having a projection insertable into a positioning recess
CN109828641A (zh) * 2019-03-29 2019-05-31 凯晖科技股份有限公司 计算卡载体设备及计算机

Cited By (3)

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CN109828641B (zh) * 2019-03-29 2024-03-29 凯晖科技股份有限公司 计算卡载体设备及计算机

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