JP2846801B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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JP2846801B2
JP2846801B2 JP24404693A JP24404693A JP2846801B2 JP 2846801 B2 JP2846801 B2 JP 2846801B2 JP 24404693 A JP24404693 A JP 24404693A JP 24404693 A JP24404693 A JP 24404693A JP 2846801 B2 JP2846801 B2 JP 2846801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクを複数格納
し、必要なディスクを選択して、信号を記録又は再生す
るディスク記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクをディスクテーブルから取り出
して、再生する装置として、従来図17に示すものが提
案されている(特開平4−57248号)。該装置は、複
数のディスク(60)を略垂直に立てて、放射状かつ等間隔
に収納し、軸(102)に回動自在に設けられたディスクテ
ーブル(1)と、ディスクテーブル(1)からディスク(60)
を取り出すディスク取出し部(100)と、ディスク再生部
(101)とを具える。
【0003】ディスクテーブル(1)を軸(102)を中心と
して回転させ、所望のディスク(60)がディスク取出し部
(100)に対応した時点で停止する。ディスク取出し部(10
0)によってディスク(60)をディスク再生部(101)に運
び、ディスク(60)を再生する。再生終了後は、ディスク
取出し部(100)がディスク(60)を、ディスクテーブル
(1)に戻す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のディスク再生装
置は、ディスク(60)をむき出し状態で、ディスクテーブ
ル(1)に収納するものである。ところが、取扱時にディ
スク(60)を保護すべく、ディスク(60)をカートリッジに
収納し、カートリッジのシャッタを開いて記録再生する
ものが、近年提案されている。かかる場合には、カート
リッジからディスク(60)を露出させる為の機構が必要と
なり、従来のディスク記録再生装置では、対応ができな
い。また、音声等の記録を行なうために、記録ヘッドが
ディスクへ近接・離間することを切換える必要もある。
かかる場合に、カートリッジの移動や開閉を行なう機構
や記録ヘッドの切換え機構を制御する手段が複雑になる
と、部品点数の増加や装置全体の重量化を招く。本発明
は、カートリッジ収納タイプのディスクを複数収納し、
任意に選択したディスクを記録又は再生可能なディスク
記録再生装置にあって、カートリッジの移動や開閉及び
記録ヘッドの切換えを簡単に行なうことを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】ディスク(60)はカートリッ
ジ(6)に内包され、カートリッジ(6)には、ディスク(6
0)を露出させるシャッタ(61)が設けられている。ディス
ク記録再生装置は、カートリッジ(6)を略放射状に配置
するディスクテーブル(1)と、カートリッジ(6)が嵌入
し下端部が枢支されたカートリッジホルダ(5)と、カー
トリッジホルダ(5)の枢支部を中心とした回動により、
カートリッジ(6)が載置される記録再生メカニズム(4)
と、カートリッジ(6)を保持した状態で、ディスクテー
ブル(1)とカートリッジホルダ(5)の間を移動する搬送
スライド(73)を具える。装置内には、搬送スライド(73)
の往復摺動と、カートリッジホルダ(5)を回動傾斜させ
る連動機構の駆動の双方を行なう共通のローディングモ
ータ(71)が設けられている。記録再生メカニズム(4)に
は、先端部に記録ヘッド(47)が取付けられた支持アーム
(46)が枢支され、カートリッジホルダ(5)には、シャッ
タ(61)の開閉動作と支持アーム(46)の回動動作を制御す
る駆動スライド(8)が設けられている。ディスクテーブ
ル(1)には、カートリッジ(6)の上下の誤装着を防ぐ誤
挿入防止突起(14)が設けられている。
【0006】
【作用】ディスクテーブル(1)に、誤ってカートリッジ
(6)を上下逆に挿入すれば、カートリッジ(6)が誤挿入
防止突起(14)に当たり、カートリッジ(6)の挿入ができ
ない。ディスクテーブル(1)に、装着されたカートリッ
ジ(6)は、搬送スライド(73)によって、カートリッジホ
ルダ(5)に運ばれる。カートリッジ(6)のシャッタ(61)
が、駆動スライド(8)によって開かれた後に、カートリ
ッジホルダ(5)の枢支部を中心とした回動により、カー
トリッジ(6)は記録再生メカニズム(4)に載置される。
駆動スライド(8)の摺動により、支持アーム(46)は回動
し、記録ヘッド(47)はディスク(60)に接する。搬送スラ
イド(73)の往復摺動と、連動機構を介したカートリッジ
ホルダ(5)の回動は、ローディングモータ(71)により駆
動され、シャッタ(61)の開閉と、支持アーム(46)の回動
制御は、駆動スライド(8)で行なわれる。
【0007】
【発明の効果】カートリッジ(6)をディスクテーブル
(1)に挿入する場合には、誤挿入防止突起(14)によっ
て、上下逆に挿入することが防げる。従って、カートリ
ッジ(6)の誤挿入により、記録再生不可能な状態になる
ことを、あらかじめ防止することができる。また、駆動
スライド(8)によって、シャッタ(61)の開閉と、支持ア
ーム(46)の回動動作を行なっているので、機構が簡略化
し、装置全体は軽量化される。同様に、ローディングモ
ータ(71)によって、搬送スライド(73)の摺動と、連動機
構を介したカートリッジホルダ(5)の回転傾斜動作を行
なっているので、両動作の切換えには、ローディングモ
ータ(71)の動作制御だけで足り、切換え動作が簡単に行
なえる。
【0008】
【実施例】
(全体構成)以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。本実施例では、光磁気ディスクである所謂
ミニディスクをディスクの一例として説明する。また、
ディスクを装着する操作側を前方とする。図1に示すよ
うに、ディスク記録再生装置は、シャーシ(2)と、シャ
ーシ(2)より下方でシャーシ(2)に平行な底板(3)を具
える。シャーシ(2)の中央部と底板(3)の後端部には、
夫々支柱(20)(30)が立設されている。支柱(20)(30)間に
はブラケット(31)が架設され、支柱(20)にはディスクテ
ーブル(1)が回転自在に嵌められている。支柱(30)の近
傍で、底板(3)上には、記録再生メカニズム(4)が、底
板(3)垂直面に対し僅かに右側に傾いた状態で設けられ
ている。ブラケット(31)の側方には、シャーシ(2)上に
支柱(21)が立設され、支柱(21)上には減速機構(7)が載
置されている。
【0009】図16に示すように、シャーシ(2)の下面
からラック(22)が突設され、底板(3)にはモータ(32)と
数個のギア列からなる減速機構(33)が設けられている。
シャーシ(2)の下面には、底板(3)上をころがるローラ
(23)が取付けられ、ラック(22)と減速機構(33)のギアが
噛合した状態で、シャーシ(2)は底板(3)上を前後方向
に転動する。シャーシ(2)下面から押込み片(24)が突出
し、底板(3)前方には、押込み片(24)に接するシャーシ
位置検出スイッチ(34)が設けられている。
【0010】(ディスク詳細)図4にディスクテーブル
(1)に収納されるディスクの概要を示す。ディスク(60)
は、矩形板状のカートリッジ(6)に収納されており、図
4(c)に示すように、カートリッジ(6)の中央部下面が開
口して、ディスク(60)中央部が露出している。図4(a)
に示すように、カートリッジ(6)の一側部には、シャッ
タ(61)がカートリッジ(6)面上を摺動自在に設けられて
いる。シャッタ(61)の側面には係止孔(65)が開口し、シ
ャッタ(61)の一端からは、カートリッジ(6)の側面に沿
って係止爪(61a)が突出している。カートリッジ(6)内
には、係止爪(61a)と係合するロックレバー(62)が設け
られ、カートリッジ(6)の側面で、ロックレバー(62)が
対向する部位には、ロック解除溝(63)がシャッタ(61)摺
動方向に開設されている。シャッタ(61)が設けられてい
るカートリッジ(6)側部と反対側の側面には、位置決め
溝(64)がシャッタ(61)の摺動方向に開設されている。図
4(b)に示すように、ロックレバー(62)と係止爪(61a)が
解除した状態で、スシャッタ(61)を摺動させると、ディ
スク(60)が露出する。
【0011】(ディスクテーブル)図1に示すように、デ
ィスクテーブル(1)の下面からは、ギア部(10)が突出し
ている。ディスクテーブル(1)の上面には、複数の内周
突起(11)及び外周突起(12)が、ディスクテーブル(1)の
中央部を囲むように突設されている。内周突起(11)の間
隔は、カートリッジ(6)の厚みに略等しく、カートリッ
ジ(6)はディスクテーブル(1)上に立てて略放射状に配
列される。カートリッジ(6)が配列された状態では、各
カートリッジ(6)間の間隔は、操作者の指で掴める程度
に設けられている(図14参照)。図12に示すように、
ディスクテーブル(1)の後方には、モータ(17)と2段ギ
ア(18)(19)を有する減速機構が設けられ、2段ギア(19)
は前記ギア部(10)に噛合している。減速機構の近傍に
は、ディスクテーブル(1)の回転量を検出するフォトセ
ンサ(15)が設けられているが、公知技術であるので詳細
な記載を省略する。
【0012】図12及び図13(a)に示すように、ディ
スクテーブル(1)の後方近傍には、一対のテーパ突起(1
3)(13)がカートリッジ(6)の厚み寸法と略同一の間隔を
開けて設けられ、各テーパ突起(13)は、外側に向かって
狭くなるように形成されている。ディスクテーブル(1)
が回転し、カートリッジ(6)の後端がテーパ突起(13)に
当たると、図13(b)に示すように、カートリッジ(6)
は内方に押込まれる。ディスクテーブル(1)が回転時
に、テーパ突起(13)にカートリッジ(6)が引掛かること
を防ぐべく、テーパ突起(13)の内側先端部には、滑らか
な曲面が設けられている。図14に示すように、カート
リッジ(6)はロック解除溝(63)を下側にして、ディスク
テーブル(1)に挿入される。各内周突起(11)の間には、
内周突起(11)よりも低い、誤挿入防止突起(14)が設けら
れ、カートリッジ(6)を上下逆にディスクテーブル(1)
に挿入すると、図15に示すように、該突起(14)に妨害
されてカートリッジ(6)は挿入できない。
【0013】(ディスク取出し機構)図1に示すように、
支柱(21)上に載置された減速機構(7)は、2段ギア(70)
とローディングモータ(71)を具える。2段ギア(70)の一
部はブラケット(31)の側端部に被さっている。ブラケッ
ト(31)上方には搬送スライド(73)が設けられ、搬送スラ
イド(73)の上にはカムスライド(72)が載置されている。
夫々のスライド(73)(72)は前後方向に摺動自在に設けら
れ、搬送スライド(73)の後方には、搬送スライド(73)が
当接するストッパ(31a)が設けられている。ブラケット
(31)の前端部には、前進検出スイッチ(36)が設けられ、
前進検出スイッチ(36)は、搬送スライド(73)の前方移行
時に押されてONになっている。カムスライド(72)に
は、外側端面から内側に向かったカム溝(74)が形成され
ている。カムスライド(72)と搬送スライド(73)の間に
は、カムスライド(72)を前方向に付勢すべく、引張バネ
(78)が張られ、引張バネ(78)によって、カムスライド(7
2)は、搬送スライド(73)上面から突出した摺動止め(73
b)に圧接されている。
【0014】搬送スライド(73)とカムスライド(72)の一
側端には、ラック(73a)(72a)が夫々形成されている。カ
ムスライド(72)のラック(72a)は、搬送スライド(73)の
ラック(73a)より長く、ラック(73a)(72a)は歯面の後端
部が合わさった状態で、2段ギア(70)に噛合している。
搬送スライド(73)からは、一対の突片(75)(75)が、ブラ
ケット(31)を貫通して、下方に突出している。突片(75)
(75)の間隔は、カートリッジ(6)の幅より僅かに広く設
けられている。ブラケット(31)の後端部裏側には、補助
スライド(77)が左右方向に摺動自在に設けられ、補助ス
ライド(77)からは、突起(77a)がブラケット(31)を貫通
して上方に突出している。ブラケット(31)上で、補助ス
ライド(77)の後方には、カムスライド(72)によって押込
まれる位置検出スイッチ(76)が設けられている。
【0015】(カートリッジホルダ及びシャッタ開閉機
構)図2(a)及び図5に示すように、補助スライド(77)に
は防振ゴム(55)を介して、カートリッジホルダ(5)が取
付けられている。カートリッジホルダ(5)は、カートリ
ッジ(6)を保持する保持部(50)と、保持部(50)側面下端
から下方に突出した支持部(51)を具えている。保持部(5
0)の両側面で、カートリッジ(6)のシャッタ(61)に対応
する位置には、開口(56)が設けられ、カートリッジ(6)
が保持部(50)に嵌合した状態で、カートリッジ(6)上部
が保持部(50)の上縁から臨出するように、保持部(50)の
上下寸法が決められている。カートリッジホルダ(5)の
前端部は、ディスクテーブル(1)の近傍に位置してい
る。支持部(51)の下端部は回転枢軸(53)に枢支されてい
る。回転枢軸(53)は、底板(3)に設けられた軸受け(35)
(35)に支持され、回転枢軸(53)に嵌められたトーション
バネ(52)により、カートリッジホルダ(5)及び補助スラ
イド(77)は左方に付勢されている。図2(b)に示すよう
に、保持部(50)からはロック解除片(54)が、カートリッ
ジ(6)のロック解除溝(63)に対応する位置に突出してい
る。
【0016】図3に示すように、カートリッジホルダ
(5)の左側面には、モータ(90)とカムギア(92)を有する
減速機構(9)が設けられている。カムギア(92)にはカム
溝(93)が開設され、裏面からは間欠歯(95)が突設されて
いる。カム溝(93)には、位置決め片(91)の先端部が嵌合
している。位置決め片(91)の一端部は、コ字状に折曲さ
れて嵌入部(91a)を構成している。位置決め片(91)はカ
ム溝(93)に沿って上方に摺動することにより、後述する
ように、嵌入部(91a)がカートリッジ(6)の位置決め溝
(64)に嵌まる。
【0017】カムギア(92)の側方には、シャッタスライ
ド(81)と駆動スライド(8)が、夫々上下に摺動自在に設
けられている。両スライド(81)(8)間には、圧縮バネ(8
3)が嵌められ、圧縮バネ(83)によってシャッタスライド
(81)は上方に、駆動スライド(8)は下方に夫々付勢され
ている。駆動スライド(8)及びシャッタスライド(81)の
一部は、カムギア(92)に被さり、駆動スライド(8)の側
方には、カムギア(92)の間欠歯(95)と噛合すべきラック
(8a)が形成されている。駆動スライド(81)の一側端か
らは、カム片(80)が左方に突出している。カム片(80)は
上下に垂直な外端部(80a)と、下方内側に向かって傾斜
した傾斜端(80b)と、傾斜端(80b)の下端から下方に延び
た内端部(80c)を一体に具える。
【0018】シャッタスライド(81)の後端部は、折曲さ
れて段部(82)を形成し、段部(82)は開口(56)を通って、
先端がシャッタ(61)の係止孔(65)に嵌合する箇所に位置
している。シャッタスライド(81)の上方には、シャッタ
スライド(81)が当接すべきストッパ(84)がカートリッジ
ホルダ(5)の側面から突出しており、ストッパ(84)の側
部には、シャッタスライド(81)の上動によって押される
上昇検出スイッチ(85)が設けられている。
【0019】(記録再生メカニズム)カートリッジホル
ダ(5)を挟んで、駆動スライド(8)とシャッタスライド
(81)とは反対側に、記録再生メカニズム(4)が設けられ
ている。前述の如く、記録再生メカニズム(4)は、シャ
ーシ(2)の垂直面に対し、僅かに右側に傾いており、カ
ートリッジホルダ(5)を付勢しているトーションバネ(5
2)の一端部が当接している。記録再生メカニズム(4)に
は傾斜した状態を保持するストッパが突設されている
が、図中では記載を省略する。図6に示すように、記録
再生メカニズム(4)は、メカシャーシ(40)上に、カート
リッジ(6)が接したことを検知する当接検出スイッチ(4
1)と、前後方向に摺動するピックアップ(42)と、ディス
ク(60)を回転させるターンテーブル(43)と、ピックアッ
プ(42)の端部に取付けられた支持片(44)と、ピックアッ
プ(42)を摺動させる駆動機構(45)を有する。
【0020】図3に示すように、前記回転枢軸(53)に
は、保持ホルダ(57)が枢支され、保持ホルダ(57)はカー
トリッジホルダ(5)に対し、駆動スライド(8)及びシャ
ッタスライド(81)と同じ側に位置している。保持ホルダ
(57)の上端部には、軸(58)が左右に亘って架設され、軸
(58)には支持アーム(46)が遊嵌されている。図6(b)に
示すように、支持アーム(46)の下端部は、記録再生メカ
ニズム(4)の支持片(44)に枢支され、保持ホルダ(57)の
回転枢軸(53)を中心とした回動に連動して、支持アーム
(46)は枢支部を中心として回動する。待機状態では、図
11(a)に示すように、軸(58)はカム片(80)の外端部(80
a)に接している。保持ホルダ(57)及び支持アーム(46)
は、トーションバネ(48)によりカートリッジホルダ(5)
に向かって付勢され、支持アーム(46)の先端部には記録
ヘッド(47)が設けられている。
【0021】(テーブルへのディスク装填)図14に示す
ように、ディスクテーブル(1)にカートリッジ(6)を、
シャッタ開き方向が上になるように挿入する。カートリ
ッジ(6)は内周突起(11)及び外周突起(12)に挟持され
る。シャーシ(2)外方の操作釦(図示せず)を押すと、図
12に示すモータ(17)が回転し、2段ギア(18)(19)を介
してディスクテーブル(1)を回転駆動する。フォトセン
サ(15)によって、回転量を検出しながら、モータ(17)及
びディスクテーブル(1)はカートリッジ(6)が、ブラケ
ット(31)の前端部下方に位置した状態で回転を停止す
る。かかる状態に於いて、図1に示すように、搬送スラ
イド(73)の突片(75)(75)は、カートリッジ(6)の前後両
側端を挟むように位置している。
【0022】(ディスク搬送)ローディングモータ(71)が
回転し、2段ギア(70)を介して、搬送スライド(73)とカ
ムスライド(72)が後方に摺動する。前進検出スイッチ(3
6)はOFFとなる。搬送スライド(73)の突片(75)によっ
て、カートリッジ(6)は後方に押されて摺動し、図2
(a)のカートリッジホルダ(5)へと運ばれる。前述の如
く、カートリッジホルダ(5)とディスクテーブル(1)は
接近しているので、ディスクテーブル(1)から取り出さ
れたカートリッジ(6)は、すみやかに、カートリッジホ
ルダ(5)に搬送される。
【0023】搬送スライド(73)がブラケット(31)のスト
ッパ(31a)に当たった状態では、搬送スライド(73)のラ
ック(73a)と2段ギア(70)の噛合が外れ、搬送スライド
(73)の摺動は制止する。カムスライド(72)は引張バネ(7
8)に抗して後方に摺動し、図8(a)に示すように、カム
スライド(72)のカム溝(74)と、補助スライド(77)の突起
(77a)が係合する。搬送スライド(73)は位置検出スイッ
チ(76)を押込み、該スイッチ(76)からの信号によって、
ローディングモータ(71)は一旦回転を停止する。このと
き、カートリッジホルダ(5)には、カートリッジ(6)が
嵌められている。カートリッジ(6)の後端面には、図7
(a)に示すロック解除片(54)が入り、ロックレバー(62)
と、シャッタ(61)の係止爪(61a)との係止が解除され
る。また、シャッタスライド(81)の段部(82)の先端が、
係止孔(65)に嵌合する。
【0024】(記録再生までのスタンバイ)位置検出スイ
ッチ(76)からの信号によって、モータ(90)が回転し、カ
ムギア(92)の回転に連動して、位置決め片(91)が上方に
摺動する。位置決め片(91)の嵌入部(91a)は位置決め溝
(64)に嵌合し、カートリッジ(6)は左右方向のガタを規
制される(図7(d)参照)。カムギア(92)の回転に伴な
い、カムギア(92)の間欠歯(95)が、駆動スライド(8)の
ラック(8a)に噛合し、駆動スライド(8)は上昇する。
圧縮バネ(83)を介して、シャッタスライド(81)も上方に
摺動し、図7(b)に示すように、段部(82)がシャッタ(6
1)を開く。シャッタスライド(81)は、上昇検出スイッチ
(85)を押込んだ後に、ストッパ(84)に接する。上昇検出
スイッチ(85)からの信号により、モータ(90)が回転を制
止し、シャッタ(61)は開いた状態となり、ディスク(60)
が露出する。
【0025】上昇検出スイッチ(85)からの信号により、
ローディングモータ(71)が再び回転し、図9(a)に示す
ように、カムスライド(72)が後方に摺動する。突起(77
a)がカム溝(74)に沿って、補助スライド(77)は右方に摺
動し、図9(b)に示すように、カートリッジホルダ(5)
は、回転枢軸(53)を中心として右方に回動する。カート
リッジ(6)は記録再生メカニズム(4)のメカシャーシ(4
0)上に載置される。カートリッジ(6)は当接検出スイッ
チ(41)に接し、該スイッチ(41)からの信号によって、ロ
ーディングモータ(71)は停止する。カートリッジ(6)が
挿入されずに、操作釦を押した場合は、一定時間内に当
接検出スイッチ(41)が作動しないことを感知して、モー
タ(90)及びローディングモータ(71)が反転して、搬送ス
ライド(73)が前方に戻る。
【0026】(ディスク再生時)ディスク再生時には、図
6(a)に示すターンテーブル(43)が回転し、カートリッ
ジ(6)内のディスク(60)のみが回転する。駆動機構(45)
が動き出し、ピックアップ(42)は前方から後方に向かっ
て摺動し、ディスク(60)から信号を再生することができ
る。かかる状態では、図6(b)に示すように、トーショ
ンバネ(48)に付勢された支持アーム(46)は、カム片(80)
の外端部(80a)に接し、記録ヘッド(47)はディスク(60)
から離間している。再生終了後は、ターンテーブル(43)
及び駆動機構(45)は停止し、ピックアップ(42)は元の位
置に戻る。
【0027】(ディスク記録時)ディスク記録時には再生
時と異なり、カートリッジ(6)が記録再生メカニズム
(4)に載置された後に、図7(c)に示すように、シャッ
タ(61)が開いた状態で、さらに駆動スライド(8)を圧縮
バネ(83)に抗して上昇させる。図11(a)に示す状態か
ら、駆動スライド(8)のカム片(80)の外端部(80a)と軸
(58)の係合が外れ、軸(58)は傾斜端(80b)を伝って、図
11(b)に示すように、内端部(80c)の近傍に至る。支持
アーム(46)は、トーションバネ(48)によりカートリッジ
ホルダ(5)に向かって回動する。図10に示すように、
支持アーム(46)の記録ヘッド(47)は、カートリッジホル
ダ(5)の開口(56)を通って、ディスク(60)面に接する。
位置決め片(91)の先端部と、カム溝(93)の終端が当接し
た状態で、モータ(90)の回動が停止する。ターンテーブ
ル(43)が回転し、ピックアップ(42)に連動して、支持ア
ーム(46)がディスク(60)内側から外側に向かって摺動
し、記録ヘッド(47)に電流が流されることで、ディスク
(60)に記録が行なわれる。
【0028】(記録終了)記録終了後は、ターンテーブル
(43)を停止し、モータ(90)を反転させて駆動スライド
(8)を下げる。支持アーム(46)と連繋した軸(58)は、カ
ム片(80)の外端部(80a)に接して、記録ヘッド(47)はデ
ィスク(60)から離間する。圧縮バネ(83)が元の長さに戻
り、シャッタスライド(81)が下降する。上昇検出スイッ
チ(85)とシャッタスライド(81)の当接が解除されると、
上昇検出スイッチ(85)からの信号により、モータ(90)の
回転を停止する。
【0029】(記録再生メカニズムからディスクテーブ
ルへのカートリッジの搬出)記録再生メカニズム(4)
から、ディスクテーブル(1)へのカートリッジ(6)の搬
出は、上記の一連の動作と逆の動作で行なう。図1に示
すローディングモータ(71)を一旦回転させ、カムスライ
ド(72)を前方に摺動させる。カムスライド(72)のカム溝
(74)に係合した補助スライド(77)は、左方に摺動し、図
8(b)に示すように、カートリッジホルダ(5)は回転枢
軸(53)を中心として、左方に回転する。カートリッジ
(6)が記録再生メカニズム(4)から離れたことが、当接
検出スイッチ(41)により検出されると、図1に示すロー
ディングモータ(71)は一旦回転を停止し、モータ(90)が
回転する。図7(a)に示すように、駆動スライド(8)及
びシャッタスライド(81)が下降し、シャッタ(61)は閉
じ、位置決め片(91)も下降する。位置決め片(91)が下降
完了して、モータ(90)が回転を規制されると、モータ(9
0)は停止する。
【0030】かかる状態からローディングモータ(71)を
再び回転させる。図9(a)に示す状態から、カムスライ
ド(72)が前方に摺動し、摺動止め(73b)を前方に押し
て、図1に示す2段ギア(70)と搬送スライド(73)を噛合
させる。搬送スライド(73)の前進により位置検出スイッ
チ(76)はOFFとなる。搬送スライド(73)の突片(75)
は、カートリッジ(6)を前方に摺動させ、ディスクテー
ブル(1)へと移送する。搬送スライド(73)は、前進検出
スイッチ(36)を押込み、ローディングモータ(71)は停止
する。
【0031】前進検出スイッチ(36)からの信号によっ
て、図12に示すモータ(17)が回転し、ディスクテーブ
ル(1)が回転する。前述の如く、ディスクテーブル(1)
に移送されたカートリッジ(6)は、ディスクテーブル
(1)が回転することによって、カートリッジ(6)の端部
が、テーパ突起(13)に当たって、カートリッジ(6)はデ
ィスクテーブル(1)の内方に押込まれる(図13(b)参
照)。フォトセンサ(16)によって、回転量が検出されつ
つ、カートリッジ(6)は取出し場所へと移送される。
【0032】(ディスクテーブルの前方への摺動)図1
6に示す底板(3)の外方に設けられた操作釦(図示せ
ず)を操作することで、モータ(32)が回転し、減速機構
(33)とラック(22)の噛合により、シャーシ(2)及びディ
スクテーブル(1)は前方に摺動する。押込み片(24)がシ
ャーシ位置検出スイッチ(34)を押込み、該スイッチ(34)
からの信号によって、シャーシ(2)の摺動は停止する。
シャーシ(2)が前方に摺動した状態で、ディスクテーブ
ル(1)へのカートリッジ(6)の装填、またはディスクテ
ーブル(1)からの取出しが容易になる。
【0033】本発明では、駆動スライド(8)で、シャッ
タ(61)の開閉、記録ヘッド(47)の昇降動作を行なってい
るので、機構が簡略化し、かつ装置全体は軽量化され
る。また、カートリッジホルダ(5)内のカートリッジ
(6)の位置決め機構である位置決め片(91)の制御及び駆
動スライド(8)の駆動を、モータ(90)で行なえるので、
モータ(90)の制御も簡単である。同様に、ローディング
モータ(71)で、搬送スライド(73)の摺動と、カートリッ
ジホルダ(5)の回転傾斜動作を行なっているので、両動
作の切換えには、ローディングモータ(71)の動作制御だ
けで足り、切換え制御が簡単に行なえる。また、ディス
クテーブル(1)へのカートリッジ(6)の誤挿入を防ぐべ
く、誤挿入防止突起(14)が設けられているので、カート
リッジ(6)が上下逆に挿入された記録再生不可能な状態
で、記録再生メカニズム(4)に搬送されるのを防ぐこと
ができる。
【0034】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク記録再生装置の全体斜視図である。
【図2】(a)はカートリッジホルダ周部の斜視図であ
り、(b)はカートリッジホルダをA方向から見た状態の
側面図である。
【図3】シャッタ開閉機構及び支持アームの斜視図であ
る。
【図4】各方向からのカートリッジの斜視図である。
【図5】ディスク記録再生装置の側面図である。
【図6】(a)は記録再生メカニズムの正面図であり、(b)
は側面図である。
【図7】(a)、(b)、(c)はシャッタ開閉動作を示す状態
図であり、(d)は位置決め片が、位置決め溝に嵌合した
状態の側面図である。
【図8】(a)は搬送スライドがストッパに当たった状態
の平面図であり、(b)は同上の側面図である。
【図9】(a)は補助スライドの突起がカム溝に嵌合し
て、補助スライドが右方に摺動したときの状態図であ
り、(b)はカートリッジホルダが回動し、カートリッジ
と当接検出スイッチが接した状態の斜視図である。
【図10】記録再生メカニズムの記録待機状態の正面図
である。
【図11】(a)は記録待機状態のカートリッジホルダの
側面図であり、(b)は記録状態のカートリッジホルダの
側面図である。
【図12】ディスクテーブル及びその周部の平面図であ
る。
【図13】テーパ突起によりカートリッジが内方に押込
まれる状態の平面図である。
【図14】カートリッジをディスクテーブルに装着する
状態の斜視図である。
【図15】カートリッジを誤挿入した状態の側面図であ
る。
【図16】底板とシャーシの分解斜視図である。
【図17】複数のディスクを挿入することができる従来
のディスク再生装置の斜視図である。
【符号の説明】
(1) ディスクテーブル (4) 記録再生メカニズム (5) カートリッジホルダ (6) カートリッジ (8) 駆動スライド

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスク(60)を放射状に配置し、
    任意のディスク(60)を自動的に取り出して記録又は再生
    を行なうディスク記録再生装置に於いて、 ディスク(60)を収納したカートリッジ(6)を放射状に配
    置可能なディスクテーブル(1)と、 カートリッジ(6)が嵌入可能であって、下端部が枢支さ
    れて側方に回動可能なカートリッジホルダ(5)と、 該カートリッジホルダ(5)の枢支部を中心とした側方へ
    の回動によるカートリッジ(6)の移動位置に配置された
    記録再生メカニズム(4)と、 カートリッジ(6)を保持した状態で、ディスクテーブル
    (1)とカートリッジホルダ(5)の間を移動する搬送スラ
    イド(73)とを具え、搬送スライド(73)の往復摺動と、カ
    ートリッジホルダ(5)を回動傾斜させる連動機構の駆動
    の双方を行なう共通のローディングモータ(71)を設けた
    ことを特徴とするディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】 カートリッジ(6)には、ディスク(60)を
    露出・隠蔽させるシャッタ(61)が設けられ、 記録再生メカニズム(4)には、先端部に記録ヘッド(47)
    を取付けた支持アーム(46)が枢支され、 カートリッジホルダ(5)に、シャッタ(61)の開閉動作
    と、支持アーム(46)の回動動作を制御する駆動スライド
    (8)が摺動自在に設けられたことを特徴とする請求項1
    に記載のディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 ディスクテーブル(1)には、カートリッ
    ジ(6)の上下方向の誤装着を防ぐ誤挿入防止突起(14)が
    設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2のい
    ずれかに記載のディスク記録再生装置。
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