JP2001154202A - 液晶パネル用ガラス基板の貼り合わせ方法及びその装置 - Google Patents

液晶パネル用ガラス基板の貼り合わせ方法及びその装置

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JP2001154202A JP33567999A JP33567999A JP2001154202A JP 2001154202 A JP2001154202 A JP 2001154202A JP 33567999 A JP33567999 A JP 33567999A JP 33567999 A JP33567999 A JP 33567999A JP 2001154202 A JP2001154202 A JP 2001154202A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚のガラス基板の位置合わせ及び重ね合わ
せの後の仮止めを省略できると共に重ね合わせたガラス
基板の反りによるシ−ル剤の中への空気の噛み込みを無
くすことができ、さらに高い剛性を必要としないと共に
上下定盤表面の面精度を低くできる液晶パネル用ガラス
基板の貼り合わせ方法及びその装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 上下ガラス基板を吸着保持して接触寸前
まで近づけ位置合わせ機構を介して仮位置合わせをした
後、上下ガラス基板を接触させると共に上下ガラス基板
内を減圧して大気圧との差圧により両者を押し付けなが
ら最終位置合わせをし、この最終位置合わせ状態を維持
させると共に上下ガラス基板の間の減圧度を高めて上下
ガラス基板の間に均一な間隙を形成させた後、紫外線照
射をしてシ−ル剤を硬化させる液晶パネル用ガラス基板
の貼り合わせ方法及びその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明電極を印刷し
た2枚のガラス基板を相対的に位置合わせすると共に間
隙を設けて重ね合わせ、さらに2枚のガラス基板の間隙
を均一に形成した後、2枚のガラス基板間に塗布したシ
−ル剤を硬化させる液晶パネル用ガラス基板の貼り合わ
せ方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来上記のような液晶パネル用ガラス基
板の貼り合わせは、まず透明電極を印刷した2枚のガラ
ス基板を相対的に位置合わせすると共に押圧手段により
間隙を設けて重ね合わせをする。次にその重ね合わせ状
態を維持するために2枚のガラス基板の間に適当な間隔
をおいて塗布した仮止め用の接着剤を紫外線照射等によ
り硬化させた後、重ね合わせ状態を保持させたままシ−
ル剤硬化を成すステ−ションに移送し、押圧装置により
ガラス基板の間の間隙を均一に形成した後、紫外線照射
等により2枚のガラス基板の間に環状に塗布されている
シ−ル剤を硬化させて液晶パネルを製作している。なお
2枚のガラス基板の位置合わせ、重ね合わせ、間隙の均
一形成、並びにシ−ル剤の硬化作業を1つのステ−ショ
ンにおいて行う方式もあるが、この場合間隙の均一形成
及びシ−ル剤の硬化に長い時間を要し、これらの作業の
間、他の作業ができず待ち時間が多くなり生産効率が極
端に悪くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような液
晶パネル用ガラス基板の貼り合わせでは、第1に2枚の
ガラス基板の重ね合わせ位置での仮止め用の紫外線照射
装置がシ−ル剤硬化用の紫外線照射装置とは別に必要で
あり装置構造が複雑になる。第2に重ね合わせた状態の
2枚のガラス基板をシ−ル剤硬化のステ−ションに移送
する際に押し潰されているスペ−サの復元作用によりガ
ラス基板が反りシ−ル剤をガラス基板から引き離しシ−
ル剤の中に空気を噛み込んで気泡が生じ接着強度を低下
させてしまう。第3に2枚のガラス基板の重ね合わせ及
び間隙の均一形成では最大6〜8N/cm2程度の機械
的な押し付け力を作用させることから、装置はこの押し
付け力を支える剛性を持った強固な構造が要求される。
第4に2枚のガラス基板の位置合わせと重ね合わせ及び
間隙の均一形成をするための上下定盤はガラス基板全面
を均一に押し付ける必要があるため定盤表面の面精度を
高めなければならずセラミック材質の定盤を製作するの
に費用が嵩む等の問題があった。
【0004】本発明は上記の問題に鑑みて成されたもの
で、2枚のガラス基板の位置合わせ及び重ね合わせの後
の仮止めを省略できると共に重ね合わせたガラス基板の
反りによるシ−ル剤の中への空気の噛み込みを無くすこ
とができ、さらに高い剛性を必要としないと共に上下定
盤表面の面精度を低くできる液晶パネル用ガラス基板の
貼り合わせ方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における液晶パネル用ガラス基板の貼り合わ
せ方法はその上面に多数のスペ−サを散布すると共に該
スペ−サの外周にシ−ル剤を環状に塗布しかつシ−ル剤
の左右外側位置に位置合わせマ−クを設けた下ガラス基
板と、その下面に前記位置合わせマ−クに対応する位置
合わせマ−クを設けた上ガラス基板とを対向させて吸引
により吸着保持させる工程と、前記上ガラス基板を前記
シ−ル剤に接触する寸前まで近づけると共に各位置合わ
せマ−クの位置関係を検知しながら前記下ガラス基板の
左右前後及び水平回転位置修正して上下ガラス基板の仮
位置合わせをする工程と、前記上下ガラス基板の位置関
係を維持させた状態で上ガラス基板を前記シ−ル剤に接
触させた後上下ガラス基板の間を減圧して大気との差圧
により上下ガラス基板の押し付けをしながら前記両位置
合わせマ−クの検知により上下ガラス基板の最終位置合
わせをする工程と、前記上下ガラス基板の吸着保持を解
除した後前記上下ガラス基板の間の減圧による押し付け
力を高めて前記スペ−サを均一に押し潰して上下ガラス
基板に均一な間隙を形成させながら上ガラス基板を介し
て上下ガラス基板を吸着保持させた状態で紫外線照射位
置に搬送する工程と、前記搬送された上下ガラス基板の
下方から紫外線を照射して前記シ−ル剤を硬化させる工
程と、から成ることを特徴とするものである。
【0006】また本発明における液晶パネル用ガラス基
板の貼り合わせ装置は可動手段を介して水平方向のX、
Y軸及び水平回転方向θ軸微細移動可能に支持されると
共にその上面に下ガラス基板の反りを防止するために設
けた複数のブロック体で吸引吸着面を構成しかつ周縁部
に複数の透し孔を上下に貫通して穿設した下定盤と、該
下定盤の外周に間隙をおいて嵌合されて固定着脱可能に
配置されると共にその内側上面に、前記透し孔の上面を
塞ぐ長さの透明可撓シ−トを備えた補助枠体と、前記下
定盤の下方において前記透し孔に対応させて配置され上
下ガラス基板に取り付けた位置合わせマ−クの位置を撮
像し、そのずれ量を判定して前記可動手段の作動信号を
送信する撮像判定機構と、前記下定盤の上方に昇降装置
に着脱可能にして支持されかつ前記補助枠体に対応する
位置に上下に貫通する吸引孔とその内側位置に上ガラス
基板の周縁部を吸着させる吸引吸着孔とその中央部に上
下に貫通して大気に通じる連通孔とをそれぞれ穿設する
と共に前記吸引吸着孔の内側に、前記上ガラス基板の反
りを防止するために設けたブロック体を覆って張設した
可撓性シ−トを備えた上定盤と、前記下定盤の外側部に
おいて複数配置されその内部に紫外線照射装置を備えた
圧着硬化ステ−ションと、を具備することを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1において符号Aは2枚の
ガラス基板の位置合わせ及び重ね合わせを行うセットス
テ−ションであり、符号Bは該セットステ−ションAの
外周に適宜の間隔をおいて複数配置された圧着硬化ステ
−ションである。このセットステ−ションAと各圧着ス
テ−ションB、Bの間には、ガラス基板を吸着保持した
上定盤及び補助枠体(後述する)を搬送する図示されな
い搬送手段が配置されている。
【0008】次にセットステ−ションAについて図2〜
4を加えて説明する。水平方向のX、Y軸及び水平回転
方向θ軸方向に微細移動可能にした可動手段1上に支持
フレ−ム2を介して下定盤3が固着されており、該下定
盤3の上面周縁部には環状パッキン4が取付けられてい
ると共に該環状パッキン4の若干内側位置左右には上下
に貫通する透し孔5、5が穿設されている。
【0009】さらに前記下定盤3の上面における透し孔
5、5の内側には、ガラス基板の反りを防止するための
複数のブロック体6、6が適当な間隔をおいて同一高さ
面にして取付けられて吸着面が形成されており、該複数
のブロック体6、6と下定盤3の上面とで画成する凹部
は図示されない吸引手段に通じる吸着孔7に連通されて
いる。なお前記下定盤3の吸着面はガラス基板の外寸よ
りも15〜20mm程度小さくされている。
【0010】また前記下定盤3の外周には、図示されな
いクランプア−ムにより水平方向及び垂直方向に移動し
ないように固定着脱可能にされた補助枠体8が前記下定
盤3と5mm程度の隙間を設けて嵌合配置されており、
該補助枠体8の上部内側には、前記下定盤3の環状パッ
キン4上部及び透し孔5、5上部を塞ぐ長さの透明可撓
シ−ト9が額縁状のシ−ト押え10を介して固定されて
いる。さらに前記下定盤3における透し孔5、5の下方
には、ガラス基板の後述する位置合わせマ−クM1、M2
を顕微鏡を用いて撮像して撮像された位置合わせマ−ク
M1、M2のずれ量を画像処理によって判定し、そのずれ
量に応じて前記可動手段1に信号を送信して下定盤3を
水平方向のX、Y軸及び水平回転方向θ軸方向に微細移
動させる撮像判定機構11、11が配設されている。
【0011】また前記下定盤3及び補助枠体8の上方に
は、図示されない昇降装置に取り付けられたクランプア
−ムにより固定着脱可能にして上定盤12が配設されて
おり、該上定盤12の下面周縁部及び前記環状パッキン
4に対応する位置には前記補助枠体8の上面に圧着され
る外環状パッキン13及びガラス基板周縁に圧着される
内環状パッキン14がそれぞれ設けられている。該上定
盤12における前記外環状パッキン13と内環状パッキ
ン14との間位置には上下に貫通し、図示されない吸引
手段に連通する複数の吸引孔15、15が穿設されてお
り、前記下定盤3における透し孔5、5に対応する位置
にも図示されない吸引手段に連通する複数の吸引吸着孔
16、16が穿設されている。
【0012】さらに上定盤12における下面中央部に
は、ガラス基板の反りを防止するための複数のブロック
体17、17が適宜の間隔をおいて取り付けられてい
て、該ブロック体17、17の間位置には上下に貫通し
て大気に連通する連通孔18が穿設されている。また上
定盤12における吸引吸着孔16、16の下面内側は、
可撓性シ−ト19が張設され、その周縁を額縁状のシ−
ト押え20により固定されている。次に圧着硬化ステ−
ションBについて図5を加えて説明する。各圧着硬化ス
テ−ションBは、前記セットステ−ションAに対応する
側に図示されないシリンダにより昇降される搬入出扉2
1を設けると共にその背後側に内部を冷却するための冷
却ファン22を取り付けた照射室23の底部に紫外線を
上方に向けて照射する紫外線照射装置Lを配置した構成
にされて、セットステ−ションAの外周部に複数配置さ
れている。なお上記補助枠体8及び上定盤12は上記圧
着硬化ステ−ションBの数に応じて同じ数準備されてい
る。
【0013】このように構成されたものは、図2に示す
ように上定盤12を上昇させた状態で上面に多数のスペ
−サUを散布すると共にこれら全体を包囲するシ−ル剤
Rを環状に塗布し、かつ前記下定盤3における透し孔
5、5に対応する位置に位置合わせマ−クM2を取り付
けた下ガラス基板P2と、前記上定盤12における吸引
吸着孔16、16に対応する位置下面に位置合わせマ−
クM1を取り付けた上ガラス基板P1と、を図示されない
搬送装置によりそれぞれ下定盤3の上部と上定盤12の
下部に搬入する。
【0014】そして図3に示すように上ガラス基板P1
は内環状パッキン14の下面に密着させることによっ
て、内環状パッキン14、可撓性シ−ト19、上ガラス
基板P1上面とにより密閉空間Qが形成され、この密閉
空間Qを吸引吸着孔16、16によって連通された図示
されない吸引手段によって所定の吸引力を発生させるこ
とによって上ガラス基板P1は上定盤12の下面に吸着
保持される。一方下ガラス基板P2は、下定盤3の吸着
面に載置された後、吸着孔7によって連通された図示さ
れない吸引手段によって所定の吸引力を発生させること
によって下ガラス基板P2は下定盤3の上面に吸着保持
される。なお上下ガラス基板P1、P2の吸着の際には、
吸引力によって反りが生じるように力が作用するが、間
隔をおいて複数設けられた反り防止用のブロック体6、
6、17、17によって反りの発生が防止される。
【0015】次に上定盤12を昇降させる図示されない
昇降装置が下降作動して上ガラス基板P1の下面が下ガ
ラス基板P2上のシ−ル剤Rに接触する寸前で下降を停
止させる。この際上定盤12の外環状パッキン13は補
助枠体8の上面に密着される。この時点で撮像判定機構
11、11が作動して透し孔5、5及び透明可撓シ−ト
9を介して上下ガラス基板P1、P2の位置合わせマ−ク
M1、M2を撮像し、そのずれ量を画像処理によって判定
し、前記可動手段1にずれ量に応じた信号を送信して下
定盤3を水平方向のX、Y軸及び水平回転方向θ軸の方
向に微細移動させることによって下ガラス基板P2を移
動させて上ガラス基板P1との位置合わせを行う。この
時の上下の位置合わせマ−クM1、M2の間に数百μm程
度の隙間があり、撮像判定機構11の解像度が落ちるた
め、ずれ量を±50μm程度に合わせ込む。
【0016】次に上定盤12と上定盤12の下面に取り
付けた外環状パッキン13及び内環状パッキン14と補
助枠体8、透明可撓シ−ト9と上下ガラス基板P1、P2
で画成された密閉空間Sを吸引孔15、15によって連
通された図示されない吸引手段によって所定の吸引力を
発生させて上下ガラス基板P1、P2の間を減圧状態と
し、大気圧によって可撓性シ−ト19を介して上ガラス
基板P1に押し付け力を作用させる。この押し付け力
は、初期は最低0.5N/cm2(より好ましくは1N
/cm2)とし、徐々に最高4N/cm2(より好ましく
は3N/cm2)まで高めてゆき、この間に上記と同様
に位置合わせマ−クM1、M2の撮像と画像処理、及びず
れ量の判定を行い、可動手段1を作動させて上下ガラス
基板P1、P2の位置合わせを行う。この時の上下の位置
合わせマ−クM1、M2の間の距離が10μm程度に縮ま
るため高精度の撮像が可能になり、位置ずれ量を±1μ
m程度まで合わせ込むことが可能になる。なお位置合わ
せの際に下ガラス基板P1が移動するが下ガラス基板P2
の下面に密着した透明可撓シ−ト9が撓むことによって
密閉空間Sを維持する。
【0017】次に位置合わせが終了した時点で上定盤1
2の吸引吸着孔16、16及び下定盤3の吸着孔7から
の吸引作用を停止し、上定盤12及び補助枠体8を固定
している図示されないクランプア−ムを解除して図示さ
れない搬送装置によって上定盤12と補助枠体8及びこ
れらと一体に吸引保持されている位置合わせされた上下
ガラス基板P1、P2を圧着硬化ステ−ションBにおける
照射室23内に搬入する。この際吸引孔15、15によ
って連通された図示されない吸引手段によって上下ガラ
ス基板P1、P2に3N/cm2程度の押し付け力が作用
しているが搬送中に7N/cm2程度に押し付け力を上
げて(最低2N/cm2〜最高8N/cm 2ならばよい)
スペ−サUを均一に押し潰して上下ガラス基板P1、P2
の間に均一な間隙を形成する。
【0018】その後セットステ−ションAにおいては別
の上定盤12と補助枠体8が搬入されて、上記の作動を
繰り返し行い位置合わせした上下ガラス基板P1、P2を
上定盤12と補助枠体8と共に別の圧着硬化ステ−ショ
ンBに搬入する作業が順次行われる。一方圧着硬化ステ
−ションBの照射室23内に搬入されたものは下方に配
置されている紫外線照射装置Lによって一部は透明可撓
シ−ト9を介して上下ガラス基板P1、P2の下面に均一
な紫外線照射が行われ、スペ−サUによって均一な間隙
に形成した状態でシ−ル剤Rを均一強度に硬化させて高
精度に貼り合わされた液晶パネルが完成される。この圧
着硬化の際には冷却ファン22が作動されて上定盤12
及び補助枠体8が高温に加熱されないように冷却を行
う。
【0019】次に図示されない取出し装置を液晶パネル
の下方に位置させると共に吸引孔15、15からの吸引
作用を停止して液晶パネルを取出し装置の上に移し替
え、図示されない搬送装置によって上定盤12及び補助
枠体8を搬出すると共に完成した液晶パネルを取出し装
置により取り出した後、次の位置合わせを完了させた上
下ガラス基板P1、P2を上定盤12及び補助枠体8と共
に搬入し、上記の作動を繰り返す。なおセットステ−シ
ョンAに対し圧着硬化ステ−ションBは5〜6個所設け
るのが好適である。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、上下ガラス基板を吸着保持して接触寸前まで近づけ
位置合わせ機構を介して仮位置合わせをした後、上下ガ
ラス基板を接触させると共に上下ガラス基板内を減圧し
て大気圧との差圧により両者を押し付けながら最終位置
合わせをし、この最終位置合わせ状態を維持させると共
に上下ガラス基板の間の減圧度を高めて上下ガラス基板
の間に均一な間隙を形成させた後、紫外線照射をしてシ
−ル剤を硬化させるから、上下ガラス基板の仮止め用紫
外線照射装置が不要になり、装置構造を簡素化できる。
またガラス基板の反りがなくなることにより、シ−ル剤
中への空気の噛み込みがなくなりシ−ル剤の接着強度の
低下がなくなる。さらに上下ガラス基板の重ね合わせ及
び均一な間隙の形成を減圧による大気圧との差圧による
押し付け力を利用するため装置を強固な構造にしなくて
も済むようになると共に上下定盤の表面精度を高精度に
しなくてもよくなり定盤製作費用を低減できる等種々の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す構成断面図である。
【図2】上下ガラス基板をセットステ−ションに搬入し
た状態を示す断面図である。
【図3】上下ガラス基板を上下定盤に吸引吸着させた状
態を示す断面図である。
【図4】上下ガラス基板の位置合わせ状態を示すセット
ステ−ションの断面図である。
【図5】上下ガラス基板のシ−ル剤硬化(紫外線照射)
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 可動手段 3 下定盤 5 透し孔 6 17 ブロック体 7 吸着孔 8 補助枠体 9 透明可撓シ−ト 11 撮像判定機構 12 上定盤 15 吸引孔 16 吸引吸着孔 18 連通孔 19 可撓性シ−ト 23 照射室 A セットステ−ション B 圧着硬化ステ−ション L 紫外線照射装置 M1 M2 位置合わせマ−ク P1 上ガラス基板 P2 下ガラス基板 Q S 密閉空間 R シ−ル剤 U スペ−サ UV 紫外線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上面に多数のスペ−サを散布すると
    共に該スペ−サの外周にシ−ル剤を環状に塗布しかつシ
    −ル剤の左右外側位置に位置合わせマ−クを設けた下ガ
    ラス基板と、その下面に前記位置合わせマ−クに対応す
    る位置合わせマ−クを設けた上ガラス基板とを対向させ
    て吸引により吸着保持させる工程と、前記上ガラス基板
    を前記シ−ル剤に接触する寸前まで近づけると共に各位
    置合わせマ−クの位置関係を検知しながら前記下ガラス
    基板の左右前後及び水平回転位置修正して上下ガラス基
    板の仮位置合わせをする工程と、前記上下ガラス基板の
    位置関係を維持させた状態で上ガラス基板を前記シ−ル
    剤に接触させた後上下ガラス基板の間を減圧して大気と
    の差圧により上下ガラス基板の押し付けをしながら前記
    両位置合わせマ−クの検知により上下ガラス基板の最終
    位置合わせをする工程と、前記上下ガラス基板の吸着保
    持を解除した後前記上下ガラス基板の間の減圧による押
    し付け力を高めて前記スペ−サを均一に押し潰して上下
    ガラス基板に均一な間隙を形成させながら上ガラス基板
    を介して上下ガラス基板を吸着保持させた状態で紫外線
    照射位置に搬送する工程と、前記搬送された上下ガラス
    基板の下方から紫外線を照射して前記シ−ル剤を硬化さ
    せる工程と、から成ることを特徴とする液晶パネル用ガ
    ラス基板の貼り合わせ方法。
  2. 【請求項2】 前記最終位置合わせをする工程における
    上下ガラス基板への押し付け力を最低0.5N/cm2
    から最高4N/cm2まで徐々に高めてゆくと共に前記
    下ガラス基板の吸着保持を解除した後の減圧による押し
    付け力を最低2N/cm2から最高8N/cm2まで高め
    てゆくことを特徴とする請求項1記載の液晶パネル用ガ
    ラス基板の貼り合わせ方法。
  3. 【請求項3】 可動手段1を介して水平方向のX、Y軸
    及び水平回転方向θ軸微細移動可能に支持されると共に
    その上面に下ガラス基板P2の反りを防止するために設
    けた複数のブロック体6、6で吸引吸着面を構成しかつ
    周縁部に複数の透し孔5、5を上下に貫通して穿設した
    下定盤3と、該下定盤3の外周に間隙をおいて嵌合され
    て固定着脱可能に配置されると共にその内側上面に、前
    記透し孔5、5の上面を塞ぐ長さの透明可撓シ−ト9を
    備えた補助枠体8と、前記下定盤3の下方において前記
    透し孔5、5に対応させて配置され上下ガラス基板P
    1、P2に取り付けた位置合わせマ−クM1、M2の位置を
    撮像し、そのずれ量を判定して前記可動手段1の作動信
    号を送信する撮像判定機構11、11と、前記下定盤3
    の上方に昇降装置に着脱可能にして支持されかつ前記補
    助枠体8に対応する位置に上下に貫通する吸引孔15、
    15とその内側位置に上ガラス基板P1の周縁部を吸着
    させる吸引吸着孔16、16とその中央部に上下に貫通
    して大気に通じる連通孔18とをそれぞれ穿設すると共
    に前記吸引吸着孔16、16の内側に、前記上ガラス基
    板P1の反りを防止するために設けたブロック体17、
    17を覆って張設した可撓性シ−ト19を備えた上定盤
    12と、前記下定盤3の外側部において複数配置されそ
    の内部に紫外線照射装置Lを備えた圧着硬化ステ−ショ
    ンBと、を具備することを特徴とする液晶パネル用ガラ
    ス基板の貼り合わせ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100359371C (zh) * 2002-11-13 2008-01-02 Lg.菲利浦Lcd株式会社 用于液晶显示面板的分配器和利用该分配器的分配方法
CN100362397C (zh) * 2003-12-10 2008-01-16 Lg.菲利浦Lcd株式会社 对准分配器的设备、对准分配器的方法及分配器对准***
JP2010250008A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Joyo Kogaku Kk 封止装置

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