JP2001151316A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JP2001151316A
JP2001151316A JP33451099A JP33451099A JP2001151316A JP 2001151316 A JP2001151316 A JP 2001151316A JP 33451099 A JP33451099 A JP 33451099A JP 33451099 A JP33451099 A JP 33451099A JP 2001151316 A JP2001151316 A JP 2001151316A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ワークを搬送するときの搬送速度を遅くするこ
とで、搬送時や搬出時の衝突を和らげ、ワークの割れや
欠け等の発生を防止すること。 【解決手段】内部に搬送路を形成する搬送手段20を、
搬入口20B側のワーク搬送面よりも搬出口20A側の
ワーク搬送面が低くなるように傾斜させて設置したワー
ク搬送装置であって、前記搬送手段20を、搬送方向と
同じ方向の軸を中心に回動させることを特徴とするワー
ク搬送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁石に用い
られる焼結体等を搬送するワークの搬送装置及び搬送方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁石に用いられる焼結体は、ブロック状
態の焼結体から、磁石として製造されるまでの工程にお
いて、切断、面取り加工が施され、最終洗浄を終えたあ
と、区分けするため、検査前に箱詰が行なわれる。一般
には、上記各工程間を移動させるために、ワークはベル
トに乗せて搬送している。このようにベルトによる搬送
では、ベルト上においては、ワーク同士の接触による欠
けの発生はほとんど生じない。しかし、箱の中にワーク
を積載するとき、箱とベルトとの間隔が大きく、ワーク
が重なって箱の中に落下するため、落下による衝撃でワ
ークに割れや欠けが発生する。上記問題点を解決する手
段として、ワークがベルトから箱に落下するときの衝撃
を少なくするために、弾性力を有するゴム材を、落下地
点に敷く方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法で
は、ワークが衝撃を受けずに済むのはゴム上に落下する
ワークのみで、ワーク上に重なるワークは従来と同様に
割れや欠けを引き起こす。また、各容器に搬入されるワ
ークの積載位置が同じために、大量にワークを積載する
ときには、山積み状態から崩れ落ちることによって、ワ
ークに割れや欠けが発生したり、上部に積載されたワー
クの重量によって下部ワークに割れや欠けを発生させ
る。特に搬送対象となるワークが、焼結体のような脆性
材料である場合には、このような割れや欠けの発生は顕
著に現れる。なお、特開昭62−12532号公報で
は、ワークの自重によってワークの位置を検出し、この
検出信号によって、ワークを積載するカセットを、エレ
ベータによって上下動に制御する装置が提案されてい
る。しかしこのような装置では大量のワークを箱詰めす
る場合には適さない。一方、特開昭63−112320
号公報では、ワーク積載受け台を降下させることで、コ
ンベア装置の搬送面から落下する距離をほぼ一定量に保
つ装置が提案されている。しかしこのような装置でも、
焼結体のような脆性材料については、割れや欠けを充分
に防止することはできない。
【0004】そこで本発明は、ワークを搬送するときの
搬送速度を遅くすることで、搬送時や搬出時の衝突を和
らげ、ワークの割れや欠け等の発生を防止することを目
的とする。また本発明は、容器内への積載時における搬
送手段からの落下による衝撃やワーク同士の衝突等の発
生をなくし、ワークの割れや欠け等の発生を有効に防止
することを目的とする。また本発明は、ワークの積載さ
れる範囲を分散して広くすることで、ワークが一ヶ所に
積み上げられ、その重さによって箱の底部に位置するワ
ークが割れたり欠けたりすることを防止することを目的
とする。また本発明は、容器内でなるべく平らに積載し
ていくことで、山積み状態から崩れ落ちることによっ
て、ワークに発生する割れや欠けを防止することを目的
とする。また本発明は、特に搬送対象となるワークが、
焼結体のような脆性材料である場合のワークの割れや欠
けの発生を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
ワーク搬送装置は、内部に搬送路を形成する搬送手段
を、搬入口側のワーク搬送面よりも搬出口側のワーク搬
送面が低くなるように傾斜させて設置したワーク搬送装
置であって、前記搬送手段を、搬送方向と同じ方向の軸
を中心に回動させることを特徴とする。請求項2記載の
本発明は、請求項1に記載のワーク搬送装置において、
前記搬送手段を筒体で構成し、前記筒体の内径を、搬入
口側と搬出口側とで異ならせたことを特徴とする。請求
項3記載の本発明は、請求項1に記載のワーク搬送装置
において、前記搬送手段を、円錐形状の筒体としたこと
を特徴とする。請求項4記載の本発明は、請求項2又は
請求項3に記載のワーク搬送装置において、前記筒体の
搬出口側の内径を、前記筒体の搬入口側の内径よりも小
さくしたことを特徴とする。請求項5記載の本発明は、
請求項1に記載のワーク搬送装置において、前記搬送手
段の搬出口側内周面の周速度を、前記搬送手段の搬入口
側内周面の周速度よりも遅くしたことを特徴とする。請
求項6記載の本発明は、請求項1に記載のワーク搬送装
置において、前記搬送手段の搬出口側内周面の周速度を
A、前記搬送手段の搬入口側内周面の周速度をB、前記
搬送手段への搬入時におけるワークの搬送方向への速度
をCとしたとき、A<C<Bとしたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1に記載のワーク搬送
装置において、前記搬送手段の水平面に対する傾斜角度
を7度以下としたことを特徴とする。請求項8記載の本
発明のワーク搬送装置は、ワークを搬送する搬送手段
と、前記搬送手段で搬送されたワークを積載する容器と
を備え、前記容器を回転させながらワークを積載するワ
ーク搬送装置であって、前記搬送手段の搬出口と前記容
器の積載面又は前記容器内のワークとの間隔を、前記ワ
ークの長手方向寸法よりも狭くしたことを特徴とする。
請求項9記載の本発明のワーク搬送装置は、ワークを搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたワークを
積載する容器と、前記容器を載置する容器載置手段とを
備えたワーク搬送装置であって、前記容器載置手段によ
って、前記容器のワーク載置面を水平面に対して傾斜さ
せていることを特徴とする。請求項10記載の本発明
は、請求項9に記載のワーク搬送装置において、前記容
器載置手段によって、前記容器を回転させることを特徴
とする。請求項11記載の本発明は、請求項9又は請求
項10に記載のワーク搬送装置において、前記容器載置
手段は、ワーク載置面の傾斜角度を、積載されるワーク
の量に応じて変更可能としたことを特徴とする。請求項
12記載の本発明は、請求項11に記載のワーク搬送装
置において、前記ワーク載置面の傾斜角度を、積載され
るワークが多くなるにしたがって、水平面とのなす角度
が小さくなるように変更することを特徴とする。請求項
13記載の本発明は、請求項9又は請求項10に記載の
ワーク搬送装置において、前記容器載置手段は、前記ワ
ーク載置面の傾斜角度を、搬送するワークの種類に応じ
て変更可能としたことを特徴とする。請求項14記載の
本発明は、請求項9又は請求項10に記載のワーク搬送
装置において、前記ワーク載置面の水平面に対する傾斜
角度を25度以下としたことを特徴とする。請求項15
記載の本発明は、請求項8又は請求項10に記載のワー
ク搬送装置において、前記搬送手段の搬出口を、前記容
器の回転中心から所定寸法ずらしたことを特徴とする。
請求項16記載の本発明は、請求項15に記載のワーク
搬送装置において、前記搬送手段の搬出口下方における
前記容器の回転方向を、前記搬送口から搬出されるワー
クが、前記搬送手段側に押し戻されない方向としたこと
を特徴とする。請求項17記載の本発明は、請求項8又
は請求項10に記載のワーク搬送装置において、前記搬
送手段の回転方向を、前記搬出口から搬出されるワーク
が、前記容器の外周側に導かれる方向としたことを特徴
とする。請求項18記載の本発明は、請求項1、請求項
8又は請求項9に記載のワーク搬送装置において、2つ
以上のワークを、同時に前記搬送手段の搬入口に搬入さ
せないことを特徴とする。請求項19記載の本発明は、
請求項1、請求項8又は請求項9に記載のワーク搬送装
置において、前記搬送手段によって搬送されるワークが
焼結体であることを特徴とする。請求項20記載の本発
明のワーク搬送方法は、搬送路を形成する搬送手段でワ
ークを搬送するワーク搬送方法であって、前記搬送手段
のワーク搬送面上でワークを蛇行させながら搬送方向に
搬送することを特徴とする。請求項21記載の本発明の
ワーク搬送方法は、搬送路を形成する搬送手段でワーク
を搬送するワーク搬送方法であって、前記搬送手段のワ
ーク搬送面上でワークを搬送方向と異なる方向に摺動さ
せることで搬送方向の速度を減ずることを特徴とする。
請求項22記載の本発明は、請求項20又は請求項21
に記載のワーク搬送方法において、筒体で構成した前記
搬送手段を回動させることで、前記ワークを蛇行させ、
又は前記ワークを搬送方向と異なる方向に摺動させるこ
とを特徴とする。請求項23記載の本発明は、請求項2
2に記載のワーク搬送方法において、前記搬送手段の搬
出口側内周面の周速度を、前記搬送手段の搬入口側内周
面の周速度よりも遅くしたことを特徴とする。請求項2
4記載の本発明は、請求項22に記載のワーク搬送方法
において、前記搬送手段の搬出口側内周面の周速度を
A、前記搬送手段の搬入口側内周面の周速度をB、前記
搬送手段への搬入時におけるワークの搬送方向への速度
をCとしたとき、A<C<Bとしたことを特徴とする。
請求項25記載の本発明は、請求項20又は請求項21
に記載のワーク搬送方法において、前記搬送手段の搬出
口側よりも搬入口側において、前記ワークの蛇行距離、
又は前記ワークの搬送方向と異なる方向への摺動距離を
大きくしたことを特徴とする。請求項26記載の本発明
は、請求項20又は請求項21に記載のワーク搬送方法
において、前記搬送手段を、搬入口側のワーク搬送面よ
りも搬出口側のワーク搬送面が低くなるように傾斜させ
ることで、ワークを搬送方向に移動させることを特徴と
する。請求項27記載の本発明は、請求項26に記載の
ワーク搬送方法において、前記搬送手段の水平面に対す
る傾斜角度を7度以下としたことを特徴とする。請求項
28記載の本発明は、請求項20又は請求項21に記載
のワーク搬送方法において、前記搬送手段の搬出口側に
おいて、前記ワークを一列に整列した状態で搬送するこ
とを特徴とする。請求項29記載の本発明は、請求項2
0又は請求項21に記載のワーク搬送方法において、前
記搬送手段の搬出口側において、前記ワークの長手方向
を搬送方向として搬送することを特徴とする。請求項3
0記載の本発明のワーク搬送方法は、搬送手段によって
ワークを搬送し、前記搬送手段で搬送されたワークを容
器に積載するワーク搬送方法であって、前記搬送手段の
搬出口からワークが離脱する前に、該ワークを前記容器
又は前記容器内のワークに当接させ、前記容器の動作に
よって該ワークを前記搬送手段の搬出口から離脱させる
ことを特徴とする。請求項31記載の本発明のワーク搬
送方法は、搬送手段によってワークを搬送し、前記搬送
手段で搬送されたワークを容器に積載するワーク搬送方
法であって、前記容器のワーク載置面を水平面に対して
傾斜させ、前記搬送手段の搬出口からワークが離脱する
前に、該ワークを前記ワーク載置面又は前記ワーク載置
面内のワークに当接させ、前記容器の動作によって該ワ
ークを前記搬送手段の搬出口から離脱させることを特徴
とする。請求項32記載の本発明は、請求項30又は請
求項31に記載のワーク搬送方法において、前記容器を
回転させることを特徴とする。請求項33記載の本発明
は、請求項31に記載のワーク搬送方法において、積載
されるワークの量に応じて前記容器の傾斜角度を変更す
ることを特徴とする。請求項34記載の本発明は、請求
項33に記載のワーク搬送方法において、前記容器の傾
斜角度を、積載されるワークが多くなるにしたがって水
平面とのなす角度が小さくなるように変更することを特
徴とする。請求項35記載の本発明は、請求項31に記
載のワーク搬送方法において、前記容器の傾斜角度を、
搬送するワークの種類に応じて変更することを特徴とす
る。請求項36記載の本発明は、請求項31に記載のワ
ーク搬送方法において、前記容器の水平面に対する傾斜
角度を25度以下としたことを特徴とする。請求項37
記載の本発明は、請求項32に記載のワーク搬送方法に
おいて、前記搬送手段の搬出口を、前記容器の回転中心
から所定寸法ずらしたことを特徴とする。請求項38記
載の本発明は、請求項37に記載のワーク搬送方法にお
いて、前記搬送手段の搬出口下方における前記容器の回
転方向を、前記搬送口から搬出されるワークが、前記搬
送手段側に押し戻されない方向としたことを特徴とす
る。請求項39記載の本発明は、請求項32に記載のワ
ーク搬送方法において、前記搬送手段の回転方向を、前
記搬出口から搬出されるワークが、前記容器の外周側に
導かれる方向としたことを特徴とする。請求項40記載
の本発明は、請求項20、請求項21、請求項30又は
請求項31に記載のワーク搬送方法において、前記搬送
手段の搬入口には、同時に2つ以上のワークが搬入され
ないようにすることを特徴とする。請求項41記載の本
発明は、請求項20、請求項21、請求項30又は請求
項31に記載のワーク搬送方法において、前記ワークが
焼結体であることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態によるワ
ーク搬送装置は、搬送手段を、搬送方向と同じ方向の軸
を中心に回動させるものである。本実施の形態によれ
ば、搬送手段の回動によって、搬送手段の内部を搬送さ
れるワークは、搬送方向と異なる方向に動作する結果搬
送速度が減じられる。従って、ワークを搬送するときの
搬送速度を遅くでき、搬送時や搬出時の衝突を和らげ、
ワークの割れや欠け等の発生を防止することができる。
【0007】本発明の第2の実施形態は、第1の実施の
形態におけるワーク搬送装置において、搬送手段を筒体
で構成し、筒体の内径を、搬入口側と搬出口側とで異な
らせたものである。本実施の形態によれば、筒体を同一
速度で回転しても搬入口側と搬出口側とで周速度が異な
るために、ワークの円周方向への動作距離が異なること
になる。従って、搬入口側と搬出口側とで、ワークの搬
送方向への速度を変えることができる。このように搬送
手段内部での搬送方向への速度を調整できるので、例え
ば減速することで、ワークの割れや欠け等の発生を有効
に防止することができる。
【0008】本発明の第3の実施形態は、第1の実施の
形態におけるワーク搬送装置において、搬送手段を円錐
形状の筒体としたものである。本実施の形態によれば、
円錐形状の筒体を用いることで、搬入口側から搬出口側
にかけて、ワークの搬送方向への速度を一定の割合で変
えることができる。このように搬送手段内部での搬送方
向への速度を漸次変更できることで、ワーク同士の衝突
等の発生をなくし、ワークの割れや欠け等の発生を有効
に防止することができる。
【0009】本発明の第4の実施形態は、第2又は第3
の実施の形態におけるワーク搬送装置において、筒体の
搬出口側の内径を、筒体の搬入口側の内径よりも小さく
したものである。本実施の形態によれば、搬入口側にお
いてワークを大きく蛇行させ、又はワークを搬送方向と
異なる方向に大きく摺動させることができ、搬出口側に
おいては、蛇行を小さくし、又は搬送方向と異なる方向
への摺動を小さくすることができる。従って、搬入口側
では搬送方向への速度を大きく減じることができるとと
もに、搬出口側では、ワークを一列に整列させることが
でき、搬送方向への速度を有効に減じるとともに、搬出
口からはワークを一つずつ搬出することが可能となる。
【0010】本発明の第5の実施形態は、第1の実施の
形態におけるワーク搬送装置において、搬送手段の搬出
口側内周面の周速度を、搬送手段の搬入口側内周面の周
速度よりも遅くしたものである。本実施の形態によれ
ば、搬入口側においてワークを大きく蛇行させ、又はワ
ークを搬送方向と異なる方向に大きく摺動させることが
でき、搬出口側においては、蛇行を小さくし、又は搬送
方向と異なる方向への摺動を小さくすることができる。
従って、搬入口側では搬送方向への速度を大きく減じる
ことができるとともに、搬出口側では、ワークを一列に
整列させることができ、搬送方向への速度を有効に減じ
るとともに、搬出口からは一つずつ搬出することが可能
となる。
【0011】本発明の第6の実施形態は、第1の実施の
形態におけるワーク搬送装置において、搬送手段の搬出
口側内周面の周速度をA、搬送手段の搬入口側内周面の
周速度をB、前記搬送手段への搬入時におけるワークの
搬送方向への速度をCとしたとき、A<C<Bとしたも
のである。本実施の形態によれば、搬送手段内での蛇
行、又は搬送方向と異なる方向への摺動を有効に生じさ
せることができるとともに、搬出口側においては、蛇行
を小さくし、又は搬送方向と異なる方向への摺動を小さ
くすることができる。従って、搬入口側では搬送方向へ
の速度を大きく減じることができるとともに、搬出口側
では、ワークを一列に整列させることができ、搬送方向
への速度を有効に減じるとともに、搬出口からは一つず
つ搬出することが可能となる。
【0012】本発明の第7の実施形態は、第1の実施の
形態におけるワーク搬送装置において、搬送手段の水平
面に対する傾斜角度を7度以下としたものである。本実
施の形態によれば、搬送手段内での蛇行、又は搬送方向
と異なる方向への摺動を有効に生じさせることができ
る。なお、傾斜角度が7度を越えるとワークが蛇行する
距離が短くなり十分な減速ができにくくなる。
【0013】本発明の第8の実施形態におけるワーク搬
送装置は、搬送手段の搬出口と容器の積載面又は容器内
のワークとの間隔を、ワークの長手方向寸法よりも狭く
したものである。本実施の形態によれば、ワークは搬送
手段の搬出口から離れることなく容器の積載面又は容器
内のワークに当接するため、ワークが搬送手段の搬出口
から落下することなく容器内に積載することができる。
従って、容器内への積載時の、ワーク同士の衝突等の発
生をなくし、ワークの割れや欠け等の発生を有効に防止
することができる。
【0014】本発明の第9の実施形態におけるワーク搬
送装置は、容器のワーク載置面を水平面に対して傾斜さ
せている。本実施の形態によれば、搬送手段の搬出口か
ら搬出されたワークは、傾斜面に沿って積載されるた
め、落下による衝撃を少なくすると共に、ワークの積載
される範囲を分散して広くすることができる。
【0015】本発明の第10の実施形態は、第9の実施
の形態におけるワーク搬送装置において、容器載置手段
によって容器を回転させるものである。本実施の形態に
よれば、容器を回転させることで、ワークが積載される
場所を順に変更することができる。また、傾斜した状態
で回転することによって、容器内でのワークの積載状態
を均一化することができる。
【0016】本発明の第11の実施形態は、第9又は第
10の実施の形態におけるワーク搬送装置において、容
器載置手段は、ワーク載置面の傾斜角度を、積載される
ワークの量に応じて変更可能としたものである。本実施
の形態によれば、積載されるワークの量に応じてワーク
載置面の傾斜角度を変更することで、容器内でワークが
積載される高さに応じて、搬送手段の搬出口と容器内で
の積載面との間隔を調整することができる。従って、ワ
ークの落下による衝突を防止することができる。
【0017】本発明の第12の実施形態は、第11の実
施の形態におけるワーク搬送装置において、容器のワー
ク載置面の傾斜角度を、積載されるワークが多くなるに
したがって、水平面とのなす角度が小さくなるように変
更する。本実施の形態によれば、容器内にワークが存在
しないときには、傾斜角度を大きくすることで搬出口と
容器内の積載面との間隔を短くしてワークが落下するこ
とを防止することができるとともに、ワークが少ないと
きには大きな傾斜角度によって容器外周側にワークを移
動させ、ワークの積載の高さが高くなると、傾斜角度を
小さくすることで搬出口と積載面との間隔を長くして、
容器内でワークが積載される高さに応じて、搬送手段の
搬出口と容器内での積載面との間隔を調整することがで
きる。従って、ワークの落下による衝突を防止すること
ができる。
【0018】本発明の第13の実施形態は、第9又は第
10の実施の形態におけるワーク搬送装置において、容
器載置手段は、ワーク載置面の傾斜角度を、搬送するワ
ークの種類に応じて変更可能とした。本実施の形態によ
れば、ワーク載置面の傾斜角度を変更することで、ワー
クの大きさや形状に応じて、搬出口と容器との距離を調
整することができるとともに、容器内でのワークの滑り
を調整して、ワークの割れや欠け等の発生を防止するこ
とができる。
【0019】本発明の第14の実施形態は、第9又は第
10の実施の形態におけるワーク搬送装置において、容
器のワーク載置面の水平面に対する傾斜角度を25度以
下とした。25度を越える傾斜角度を持たせると容器内
でのワークの滑りが大きくなりすぎ、ワークに欠けや割
れを生じる危険性がある。
【0020】本発明の第15の実施形態は、第8又は第
10の実施の形態におけるワーク搬送装置において、搬
送手段の搬出口を、容器の回転中心から所定寸法ずらし
たものである。本実施の形態によれば、容器内にワーク
を分散させて積載することができる。
【0021】本発明の第16の実施形態は、第15の実
施の形態におけるワーク搬送装置において、搬送手段の
搬出口下方における容器の回転方向を、搬送口から搬出
されるワークが、搬送手段側に押し戻されない方向とし
たものである。本実施の形態によれば、搬出口から搬出
されるワークをスムーズに、積載面に均一に載置するこ
とができる。
【0022】本発明の第17の実施形態は、第8又は第
10の実施の形態におけるワーク搬送装置において、搬
送手段の回転方向を、搬出口から搬出されるワークが、
前記容器の外周側に導かれる方向としたものである。本
実施の形態によれば、搬送手段の回転によって、搬出口
から搬出されるワークを容器の外周側に導くため、ワー
クを分散することができ、ワークが容器中央部で山積み
状態となることを防止することができ、この山積みによ
ってワークが割れたり欠けたりすることを防止すること
ができる。
【0023】本発明の第18の実施形態は、第1、第
8、又は第9の実施の形態におけるワーク搬送装置にお
いて、2つ以上のワークを、同時に搬送手段の搬入口に
搬入させないものである。本実施の形態によれば、ワー
ク同士が搬送手段内で搬送中に干渉しあうことなく、搬
送手段内でのワークの蛇行等の動作を確実スムーズに行
わせることができるとともに、搬出口側でほぼ一列に整
列させることができ、一つずつワークを容器に導くこと
ができる。
【0024】本発明の第19の実施形態は、第1、第
8、又は第9の実施の形態におけるワーク搬送装置にお
いて、搬送手段によって搬送されるワークとして焼結体
を用いたものである。第1、第8、又は第9の実施の形
態によれば、脆性材料である焼結体を損傷させることな
く搬送することができる。
【0025】本発明の第20の実施形態におけるワーク
搬送方法は、搬送手段のワーク搬送面上でワークを蛇行
させながら搬送方向に搬送するものである。本実施の形
態によれば、蛇行によって搬送方向への速度が減じられ
る。従って、ワークを搬送するときの搬送速度を遅くで
き、搬送時の衝突を和らげ、ワークの割れや欠け等の発
生を防止することができる。
【0026】本発明の第21の実施形態におけるワーク
搬送方法は、搬送手段のワーク搬送面上でワークを搬送
方向と異なる方向に摺動させることで搬送方向の速度を
減ずるものである。本実施の形態によれば、ワークを搬
送するときの搬送速度を遅くでき、搬送時の衝突を和ら
げ、ワークの割れや欠け等の発生を防止することができ
る。
【0027】本発明の第22の実施形態は、第20又は
第21の実施の形態におけるワーク搬送方法において、
筒体で構成した搬送手段を回動させることで、ワークを
蛇行させ、又はワークを搬送方向と異なる方向に摺動さ
せるものである。本実施の形態によれば、搬送手段の回
動によって、搬送手段の内部を搬送されるワークは、蛇
行し、又は搬送方向と異なる方向に動作する。また、回
動の速度を変更することで、蛇行距離又は搬送方向と異
なる方向への摺動距離を容易に調整することができる。
【0028】本発明の第23の実施形態は、第22の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、搬送手段の
搬出口側内周面の周速度を、搬送手段の搬入口側内周面
の周速度よりも遅くしたものである。本実施の形態によ
れば、搬入口側においてワークを大きく蛇行させ、又は
ワークを搬送方向と異なる方向に大きく摺動させること
ができ、搬出口側においては、蛇行を小さくし、又は搬
送方向と異なる方向への摺動を小さくすることができ
る。従って、搬入口側では搬送方向への速度を大きく減
じることができるとともに、搬出口側では、ワークを一
列に整列させることができ、搬送方向への速度を減じる
とともに、搬出口からはワークを一つずつ搬出すること
が可能となる。
【0029】本発明の第24の実施形態は、第22の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、搬送手段の
搬出口側内周面の周速度をA、搬送手段の搬入口側内周
面の周速度をB、前記搬送手段への搬入時におけるワー
クの搬送方向への速度をCとしたとき、A<C<Bとし
たものである。本実施の形態によれば、搬送手段内での
蛇行、又は搬送方向と異なる方向への摺動を有効に生じ
させることができるとともに、搬出口側においては、蛇
行を小さくし、又は搬送方向と異なる方向への摺動を小
さくすることができる。従って、搬入口側では搬送方向
への速度を大きく減じることができるとともに、搬出口
側では、ワークを一列に整列させることができ、搬送方
向への速度を減じるとともに、搬出口からは一つずつ搬
出することが可能となる。
【0030】本発明の第25の実施形態は、第20又は
第21の実施の形態におけるワーク搬送方法において、
搬送手段の搬出口側よりも搬入口側において、ワークの
蛇行距離、又はワークの搬送方向と異なる方向への摺動
距離を大きくしたものである。本実施の形態によれば、
搬入口側では搬送方向への速度を大きく減じることがで
きるとともに、搬出口側では、ワークを一列に整列させ
ることができ、搬送方向への速度を減じるとともに、搬
出口からは一つずつ搬出することが可能となる。
【0031】本発明の第26の実施形態は、第20又は
第21の実施の形態におけるワーク搬送方法において、
搬送手段を、搬入口側のワーク搬送面よりも搬出口側の
ワーク搬送面が低くなるように傾斜させることで、ワー
クを搬送方向に移動させるものである。本実施の形態に
よれば、搬送方向へのワークの移動を容易にでき、ワー
クを蛇行させ、又はワークを搬送方向と異なる方向に摺
動させる構成をとりやすくなる。
【0032】本発明の第27の実施形態は、第26の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、搬送手段の
水平面に対する傾斜角度を7度以下としたものである。
本実施の形態によれば、搬送手段内での蛇行、又は搬送
方向と異なる方向への摺動を有効に生じさせることがで
きる。なお、傾斜角度が7度を超えると、ワークは自重
によって蛇行することなく落下する。
【0033】本発明の第28の実施形態は、第20又は
第21の実施の形態におけるワーク搬送方法において、
搬送手段の搬出口側において、ワークを一列に整列した
状態で搬送するものである。本実施の形態によれば、搬
出口からはワークを一つずつ搬出することが可能となる
ため、搬出時の衝突を和らげ、ワークの割れや欠け等の
発生を防止することができる。
【0034】本発明の第29の実施形態は、第20又は
第21の実施の形態におけるワーク搬送方法において、
搬送手段の搬出口側において、ワークの長手方向を搬送
方向として搬送するものである。本実施の形態によれ
ば、ワークを安定した姿勢で減速することができる。
【0035】本発明の第30の実施形態におけるワーク
搬送方法は、搬送手段の搬出口からワークが離脱する前
に、このワークを容器又は容器内のワークに当接させ、
容器の動作によってこのワークを搬送手段の搬出口から
離脱させるものである。本実施の形態によれば、ワーク
は搬送手段の搬出口から離れることなく容器の積載面又
は容器内のワークに当接するため、ワークが搬送手段の
搬出口から落下することなく容器内に積載することがで
きる。従って、容器内への積載時の、ワーク同士の衝突
等の発生をなくし、ワークの割れや欠け等の発生を有効
に防止することができる。
【0036】本発明の第31の実施形態におけるワーク
搬送方法は、容器のワーク載置面を水平面に対して傾斜
させ、搬送手段の搬出口からワークが離脱する前に、こ
のワークをワーク載置面又はワーク載置面内のワークに
当接させ、容器の動作によってこのワークを搬送手段の
搬出口から離脱させるものである。本実施の形態によれ
ば、ワークは搬送手段の搬出口から離れることなく容器
の積載面又は容器内のワークに当接するため、ワークが
搬送手段の搬出口から落下することなく容器内に積載す
ることができる。従って、容器内への積載時のワーク同
士の衝突等の発生をなくし、ワークの割れや欠け等の発
生を有効に防止することができる。
【0037】本発明の第32の実施形態は、第30又は
第31の実施の形態におけるワーク搬送方法において、
容器を回転させるものである。本実施の形態によれば、
容器を回転させることで、ワークが積載される場所を順
に変更することができる。従って、容器内でのワークの
積載状態を均一化することができる。
【0038】本発明の第33の実施形態は、第31の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、積載される
ワークの量に応じて容器の傾斜角度を変更するものであ
る。本実施の形態によれば、積載されるワークの量に応
じてワーク載置面の傾斜角度を変更することで、容器内
でのワークの積載の高さに応じて、搬送手段の搬出口と
容器内での積載面との距離を調整することができる。ま
た、ワークの量に応じて傾斜角度を変更することで、容
器内に積載されたワークが滑りによってワーク同士に大
きな力が作用することを防止することができる。
【0039】本発明の第34の実施形態は、第33の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、容器の傾斜
角度を、積載されるワークが多くなるにしたがって、水
平面とのなす角度が小さくなるように変更するものであ
る。本実施の形態によれば、容器内にワークが存在しな
いときには、傾斜角度を大きくすることで搬出口と容器
内の積載面との間隔を短くしてワークが落下することを
防止することができるとともに、ワークが少ないときに
は大きな傾斜角度によって容器外周側にワークを移動さ
せ、ワークの積載の高さが高くなると、傾斜角度を小さ
くすることで搬出口と積載面との間隔を長くして、搬送
手段の搬出口からのワークの搬出をスムーズに行うこと
ができるとともに、多くのワークが滑りを生じてワーク
同士の衝突が発生するのを防止することができる。
【0040】本発明の第35の実施形態は、第31の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、容器の傾斜
角度を、搬送するワークの種類に応じて変更するもので
ある。本実施の形態によれば、ワーク載置面の傾斜角度
を変更することで、ワークの大きさや形状に応じて、搬
出口と容器との距離を調整することができるとともに、
容器内でのワークの滑りを調整して、ワークの割れや欠
け等の発生を防止することができる。
【0041】本発明の第36の実施形態は、第31の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、容器の水平
面に対する傾斜角度を25度以下としたものである。2
5度を越える傾斜角度を持たせると容器内でのワークの
滑りが大きくなりすぎ、ワークに欠けや割れを生じる危
険性がある。本実施の形態によれば、このようなワーク
の損傷を防止することができると共に、搬出口と容器の
載置面との距離調整幅を大きくとることができる。
【0042】本発明の第37の実施形態は、第32の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、搬送手段の
搬出口を、容器の回転中心から所定寸法ずらしたもので
ある。本実施の形態によれば、容器内にワークを分散さ
せて積載することができる。
【0043】本発明の第38の実施形態は、第37の実
施の形態におけるワーク搬送方法において、搬送手段の
搬出口下方における容器の回転方向を、搬送口から搬出
されるワークが、前記搬送手段側に押し戻されない方向
としたものである。本実施の形態によれば、搬出口から
搬出されるワークをスムーズに積載面に載置することが
できる。
【0044】本発明の第39の実施形態は、第32の実
施の形態におけるワーク搬送装置において、搬送手段の
回転方向を、搬出口から搬出されるワークが、容器の外
周側に導かれる方向としたものである。本実施の形態に
よれば、搬送手段の回転によって、搬出口から搬出され
るワークを容器の外周側に導くため、ワークを分散する
ことができ、ワークが容器中央部で山積み状態となるこ
とを防止することができ、この山積みによってワークが
割れたり欠けたりすることを防止することができる。
【0045】本発明の第40の実施形態は、第20、第
21、第30、又は第31の実施の形態におけるワーク
搬送方法において、搬送手段の搬入口には、同時に2つ
以上のワークが搬入されないようにしたものである。本
実施の形態によれば、搬送手段内でのワークの蛇行等の
動作をムーズに行わせることができるとともに、搬出口
側でほぼ一列に整列させることができ、一つずつワーク
を容器に導くことができる。
【0046】本発明の第41の実施形態は、第20、第
21、第30、又は第31の実施の形態におけるワーク
搬送方法において、ワークとして焼結体を用いたもので
ある。本実施の形態によれば、第1、第8、又は第9の
実施の形態によれば、脆性材料である焼結体を損傷させ
ることなく搬送することができる。
【0047】
【実施例】以下本発明の一実施例によるワーク搬送装置
を図面に基づいて説明する。図1及び図2は同装置の斜
視図、図3は同装置の構成図、図4は同装置の容器への
ワークの積載状態を示す要部斜視図、図5は同装置の搬
出口における搬出状態を示す要部斜視図である。
【0048】まず、図1から図3を用いて本実施例によ
るワーク搬送装置の全体構成について説明する。図に示
すワーク搬送装置は、その本体10に、ワークを搬送す
る搬送手段20と、この搬送手段20で搬送されたワー
クを積載する容器30を載置する容器載置手段40とを
備えている。本体10には、搬送手段20や容器載置手
段40の動作を制御する制御部11を備えている。ま
た、本体10の下部には、本体10の移動を可能にする
ためのキャスター12と、運転時において本体10を支
持するための脚部13とを備えている。
【0049】搬送手段20は、搬出口20A側の内径
を、搬入口20B側の内径よりも小さくした円錐形状の
筒体で構成されている。ここで、搬出口20Aの内径
は、搬送するワークの長手方向寸法の2倍程度が好まし
い。また、搬送手段20の材質は、摩擦係数が低く、対
摩耗性、耐食性、及び加工性がよいステンレス材料が好
ましい。そして搬送手段20は、搬入口20B側を保持
部材21によって回動自在に保持され、搬入口20B側
よりも搬出口20A側が低くなるように、水平面に対し
て角度α傾斜させて設置している。ここで傾斜角度α
は、7度以下とすることが好ましい。傾斜角度αが7度
を超えると傾斜によってワークが搬送されてしまう傾向
が強くなる。なお、この傾斜角度αは、傾斜角度変更手
段22によって変更可能な構成となっている。保持部材
21は、モータ等からなる駆動手段23と、この駆動手
段23の駆動を搬送手段20に伝える伝達機構24を備
えている。
【0050】容器載置手段40は、ワークを内部に積載
する容器30を上部に載置する容器載置面41を備えて
いる。また、容器載置手段40は、この容器載置面41
を回転させる回転手段42と、容器載置面41を水平面
に対して傾斜させる傾斜手段43とを備えている。回転
手段42は、モータによって構成され、容器載置面41
の下部に設けられている。傾斜手段43は、回転軸44
を有して一端側に容器載置面41が配置されるアーム部
45と、アーム部45の他端側と本体10とに連結され
てワークによる荷重によってアーム部45の傾斜角度を
変更するスプリング部47と、アーム部45の他端側と
本体10とに連結されてワークの荷重に対する緩衝を行
うためのダンパー46とを備えている。傾斜手段43
は、容器載置面41の傾斜角度を、容器30に積載され
るワークの量に応じて変更可能としている。すなわち、
傾斜手段43は、容器載置面41の傾斜角度を、容器3
0に積載されるワークが多くなるにしたがって、水平面
とのなす角度βが小さくなるように変更する。また傾斜
手段43は、容器載置面41の傾斜角度を、スプリング
部47のバネ定数を変更することにより搬送するワーク
の種類に応じて変更可能としている。なお、容器載置面
41の水平面に対する傾斜角度βは、25度以下とする
ことが好ましい。
【0051】なお、図3に示すように、搬送手段20の
搬入口20B側には、搬送手段20へワークを供給する
搬送路50が設けられている。ワークは、この搬送路5
0から一つずつ搬送手段20に供給されることが好まし
い。搬送手段20へのワークの搬入時における速度は、
この搬送路50の傾斜角度、又はこの搬送路50のコン
ベア速度によって調整することができる。
【0052】次に、同装置における搬送手段20の搬出
口20Aと容器30との配置関係について、図4を用い
て説明する。同図に示すように、搬送手段20の搬出口
20Aは、容器30の回転中心Xから所定寸法ずらして
配置している。このとき、搬出口20Aは、容器30の
回転中心Xに対して、搬出口20A下方における容器3
0の回転方向Yを、搬送手段20の搬送方向Zと同一方
向となるように配置している。また、搬送手段20の回
転方向Wは、搬出口20Aから搬出されるワークが、容
器30の外周側に導かれる方向としている。なお、同図
において、60はワークを示している。また、容器30
へのワーク60の積載状態を示す図4のように、搬送手
段20の搬出口20Aと容器30の積載面30Aとの間
隔は、ワーク60の長手方向寸法よりも狭くなるよう
に、傾斜角度変更手段22や傾斜手段43によって調整
される。なお、容器30内にワーク60が積載されてい
る状態では、搬出口20Aと積載面30Aとの間隔では
なく、搬出口20Aと容器30内のワーク60との間隔
で調整することが好ましい。この間隔調整は、現実の間
隔を検知することが最も理想的であるが、容器30内の
ワーク60の積載量に応じて調整する。ここで、ワーク
60の種類に応じて、スプリング部47の弾性力を変更
することが好ましい。本実施例では、搬送するワーク6
0の種類に応じて、傾斜角度変更手段22によって搬送
手段20の傾斜角度を、また傾斜手段43によって容器
載置面41の最大傾斜角度をあらかじめ設定し、ワーク
60の搬送過程では、ワークの積載量に応じて傾斜手段
43によって容器載置面41の傾斜角度を変更すること
で、搬出口20Aと容器30の積載面30A又は容器3
0内のワーク60との間隔を調整する。
【0053】以下に本実施例によるワーク搬送装置の動
作について説明する。まず、搬送手段20を、筒体の長
手方向の軸、すなわち搬送方向と同じ方向の軸を中心に
回動させる。搬送手段20は、搬出口20A側の内径が
搬入口20B側の内径よりも小さい円錐状の筒体で構成
されているため、搬出口20A側内周面の周速度は、搬
入口20B側内周面の周速度よりも遅くする。なお、搬
送路50から搬送手段20への搬入時におけるワーク6
0の速度は、搬入口20B側内周面の周速度よりも遅
く、搬出口20A側内周面の周速度よりも速い速度とす
ることで、減速効果が高く割れや欠けが発生しにくい。
すなわち、搬出口20A側内周面の周速度をA、搬入口
20B側内周面の周速度をB、搬送手段20への搬入時
におけるワーク60の搬送方向への速度をCとしたと
き、A<C<Bとなるようにする。例えば、周速度Aを
100mm/sec、周速度Bを50mm/secとし
たとき、ワーク60の搬送方向への速度Cは、80mm
/sec程度とする。
【0054】一方、容器載置手段40は、容器載置面4
1を水平面に対してβの角度で傾斜させた状態で容器3
0を回転させる。初期段階での角度βは、25度程度に
設定することが好ましい。25度程度に設定すること
で、ワークの積載初期の搬出口20Aと載置面30Aと
の間隔を短くすることができる。
【0055】この状態で、搬送路50からワーク60を
搬送手段20に供給する。このとき、ワーク60は一つ
ずつ搬送路50から供給される。搬送手段20に供給さ
れたワーク60は、ワーク搬送面上で蛇行しながら搬送
方向に搬送される。
【0056】ここで、搬送手段20内でのワーク60の
搬送状態について図5を用いて説明する。同図に示すよ
うに、搬送手段20内に供給されたワーク60Aは、ま
ず搬送手段20の回転方向W(図面左側)に蛇行する。
このように回転方向に蛇行したワーク60Aは、次に自
重によって搬送面を滑り落ち、この滑降による慣性力に
よって、反回転方向(図面右側)に蛇行してワーク60
Bの位置に移動する。ワーク60Bの位置では、搬送手
段20によって与えられる回転方向への力が滑降による
慣性力より大きくなるため、再び回転方向に蛇行する。
このようにワーク60は、搬送方向と異なる方向に摺動
動作することで搬送方向の速度が減じられる。また、搬
送手段20の搬出口20A側内周面の周速度は、搬入口
20B側内周面の周速度よりも遅いため、搬入口20B
側よりも搬出口20A側において、ワーク60の蛇行距
離、又はワーク60の搬送方向と異なる方向への摺動距
離は徐々に小さくなり、搬出口20A側では、ワーク6
0C、60D、60Eのように一列に整列した状態とな
る。また、ワーク60は、少なくても搬出口60A側で
は、ワーク60の長手方向を搬送方向として搬送され
る。搬出口20Aにおけるワーク60Eは、搬出口20
Aと容器30の積載面30A又は容器30内のワーク6
0との間隔を、ワーク60の長手方向寸法よりも狭い寸
法に維持しているため、搬出口20Aから離脱する前
に、ワーク載置面30A又はワーク載置面30A内のワ
ーク60に当接する。そして、容器30の回転動作によ
ってワーク60Eを搬出口20Aから離脱させる。ここ
で、容器30のワーク載置面30Aを水平面に対して傾
斜させた状態で回転させ、また搬出口20Aを、容器3
0の回転中心Xから所定寸法ずらしているために、容器
30内にワーク60を分散させて積載することができ
る。また、搬送手段20の搬出口20A下方における容
器30の回転方向を、搬送手段20の搬送方向と同一方
向としたことによって、搬出口20Aから搬出されるワ
ーク60をスムーズに、積載面30Aに均一に載置する
ことができる。また、搬送手段20の回転方向Wを、搬
出口20Aから搬出されるワークが、容器30の外周側
に導かれる方向としたことによって、ワーク60を分散
することができ、ワーク60が容器30中央部で山積み
状態となることを防止することができ、この山積みによ
ってワーク60が割れたり欠けたりすることを防止する
ことができる。傾斜手段43による容器載置面41は、
容器30にワークが積載されるごとに傾斜角度が緩くな
り、あらかじめ設定したねらい重量になったら水平にな
るように設定する。このように傾斜角度を変更すること
で、ワークに割れや欠けを起こさずに均一に積載するこ
とができる。
【0057】本実施例のような装置は、ワークとして焼
結体のような脆性材料を用いる場合において特に効果が
ある。なお、上記実施例では、容器30内へワーク60
を積載するための搬送手段20について説明したが、搬
送手段は、容器30内へのワーク60の積載のためだけ
でなく、工程間に用いられる一般の搬送路として用いる
こともでき、本発明による搬送手段を用いることで、搬
送方向への速度を変更することができるとともに、ワー
クを整列させることができる。また上記実施例では、搬
送手段を同一方向に回転させる回動動作を示したが、所
定角度の範囲で揺動させる回動動作であってもよい。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ワークの搬送速度を遅くすることで、搬送時や
搬出時の衝突を和らげ、ワークの割れや欠け等の発生を
防止することができる。また本発明によれば、容器内へ
の積載時における搬送手段からの落下による衝撃やワー
ク同士の衝突等の発生をなくし、ワークの割れや欠け等
の発生を有効に防止することができる。また本発明によ
れば、ワークの積載される範囲を分散して広くすること
で、ワークが一ヶ所に積み上げられ、その重さによって
箱の底部に位置するワークが割れたり欠けたりすること
を防止することができる。また本発明によれば、容器内
でのワークの山積み状態での積載をなくすことで、山積
み状態から崩れ落ちることによって、ワークに発生する
割れや欠けを防止することができる。また本発明によれ
ば、特に搬送対象となるワークが、焼結体のような脆性
材料である場合のワークの割れや欠けの発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるワーク搬送装置の斜視
【図2】本発明の一実施例によるワーク搬送装置の斜視
【図3】本発明の一実施例によるワーク搬送装置の構成
【図4】本発明の一実施例によるワーク搬送装置の容器
へのワークの積載状態を示す要部斜視図
【図5】本発明の一実施例によるワーク搬送装置の搬出
口における搬出状態を示す要部斜視図
【符号の説明】
20 搬送手段 20A 搬出口 20B 搬入口 30 容器 40 容器載置手段 41 容器載置面 42 回転手段 43 傾斜手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 一 大阪府三島郡島本町江川2丁目15番17号 住友特殊金属株式会社山崎製作所内 (72)発明者 中邑 清文 和歌山県和歌山市湊1850番地 住金和歌山 プラント株式会社内 (72)発明者 古川 雅祥 和歌山県和歌山市十三番丁40 有限会社丸 之内マシーナリ内 Fターム(参考) 3F011 AA02 BA04 BC07 3F075 AA01 BA09 BB01 CA01 CA06 CC02 CC08 3F080 AA01 BF28 CC01 CF05 CF14

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に搬送路を形成する搬送手段を、搬
    入口側のワーク搬送面よりも搬出口側のワーク搬送面が
    低くなるように傾斜させて設置したワーク搬送装置であ
    って、前記搬送手段を、搬送方向と同じ方向の軸を中心
    に回動させることを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段を筒体で構成し、前記筒体
    の内径を、搬入口側と搬出口側とで異ならせたことを特
    徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段を、円錐形状の筒体とした
    ことを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記筒体の搬出口側の内径を、前記筒体
    の搬入口側の内径よりも小さくしたことを特徴とする請
    求項2又は請求項3に記載のワーク搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段の搬出口側内周面の周速度
    を、前記搬送手段の搬入口側内周面の周速度よりも遅く
    したことを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段の搬出口側内周面の周速度
    をA、前記搬送手段の搬入口側内周面の周速度をB、前
    記搬送手段への搬入時におけるワークの搬送方向への速
    度をCとしたとき、A<C<Bとしたことを特徴とする
    請求項1に記載のワーク搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段の水平面に対する傾斜角度
    を7度以下としたことを特徴とする請求項1に記載のワ
    ーク搬送装置。
  8. 【請求項8】 ワークを搬送する搬送手段と、前記搬送
    手段で搬送されたワークを積載する容器とを備え、前記
    容器を回転させながらワークを積載するワーク搬送装置
    であって、前記搬送手段の搬出口と前記容器の積載面又
    は前記容器内のワークとの間隔を、前記ワークの長手方
    向寸法よりも狭くしたことを特徴とするワーク搬送装
    置。
  9. 【請求項9】 ワークを搬送する搬送手段と、前記搬送
    手段で搬送されたワークを積載する容器と、前記容器を
    載置する容器載置手段とを備えたワーク搬送装置であっ
    て、前記容器載置手段によって、前記容器のワーク載置
    面を水平面に対して傾斜させていることを特徴とするワ
    ーク搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記容器載置手段によって、前記容器
    を回転させることを特徴とする請求項9に記載のワーク
    搬送装置。
  11. 【請求項11】 前記容器載置手段は、前記ワーク載置
    面の傾斜角度を、積載されるワークの量に応じて変更可
    能としたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記
    載のワーク搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記ワーク載置面の傾斜角度を、積載
    されるワークが多くなるにしたがって、水平面とのなす
    角度が小さくなるように変更することを特徴とする請求
    項11に記載のワーク搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記容器載置手段は、前記ワーク載置
    面の傾斜角度を、搬送するワークの種類に応じて変更可
    能としたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記
    載のワーク搬送装置。
  14. 【請求項14】 前記ワーク載置面の水平面に対する傾
    斜角度を25度以下としたことを特徴とする請求項9又
    は請求項10に記載のワーク搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記搬送手段の搬出口を、前記容器の
    回転中心から所定寸法ずらしたことを特徴とする請求項
    8又は請求項10に記載のワーク搬送装置。
  16. 【請求項16】 前記搬送手段の搬出口下方における前
    記容器の回転方向を、前記搬送口から搬出されるワーク
    が、前記搬送手段側に押し戻されない方向としたことを
    特徴とする請求項15に記載のワーク搬送装置。
  17. 【請求項17】 前記搬送手段の回転方向を、前記搬出
    口から搬出されるワークが、前記容器の外周側に導かれ
    る方向としたことを特徴とする請求項8又は請求項10
    に記載のワーク搬送装置。
  18. 【請求項18】 2つ以上のワークを、同時に前記搬送
    手段の搬入口に搬入させないことを特徴とする請求項
    1、請求項8、又は請求項9に記載のワーク搬送装置。
  19. 【請求項19】 前記搬送手段によって搬送されるワー
    クが焼結体であることを特徴とする請求項1、請求項
    8、又は請求項9に記載のワーク搬送装置。
  20. 【請求項20】 搬送路を形成する搬送手段でワークを
    搬送するワーク搬送方法であって、前記搬送手段のワー
    ク搬送面上でワークを蛇行させながら搬送方向に搬送す
    ることを特徴とするワーク搬送方法。
  21. 【請求項21】 搬送路を形成する搬送手段でワークを
    搬送するワーク搬送方法であって、前記搬送手段のワー
    ク搬送面上でワークを搬送方向と異なる方向に摺動させ
    ることで搬送方向の速度を減ずることを特徴とするワー
    ク搬送方法。
  22. 【請求項22】 筒体で構成した前記搬送手段を回動さ
    せることで、前記ワークを蛇行させ、又は前記ワークを
    搬送方向と異なる方向に摺動させることを特徴とする請
    求項20又は請求項21に記載のワーク搬送方法。
  23. 【請求項23】 前記搬送手段の搬出口側内周面の周速
    度を、前記搬送手段の搬入口側内周面の周速度よりも遅
    くしたことを特徴とする請求項22に記載のワーク搬送
    方法。
  24. 【請求項24】 前記搬送手段の搬出口側内周面の周速
    度をA、前記搬送手段の搬入口側内周面の周速度をB、
    前記搬送手段への搬入時におけるワークの搬送方向への
    速度をCとしたとき、A<C<Bとしたことを特徴とす
    る請求項22に記載のワーク搬送方法。
  25. 【請求項25】 前記搬送手段の搬出口側よりも搬入口
    側において、前記ワークの蛇行距離、又は前記ワークの
    搬送方向と異なる方向への摺動距離を大きくしたことを
    特徴とする請求項20又は請求項21に記載のワーク搬
    送方法。
  26. 【請求項26】 前記搬送手段を、搬入口側のワーク搬
    送面よりも搬出口側のワーク搬送面が低くなるように傾
    斜させることで、ワークを搬送方向に移動させることを
    特徴とする請求項20又は請求項21に記載のワーク搬
    送方法。
  27. 【請求項27】 前記搬送手段の水平面に対する傾斜角
    度を7度以下としたことを特徴とする請求項26に記載
    のワーク搬送方法。
  28. 【請求項28】 前記搬送手段の搬出口側において、前
    記ワークを一列に整列した状態で搬送することを特徴と
    する請求項20又は請求項21に記載のワーク搬送方
    法。
  29. 【請求項29】 前記搬送手段の搬出口側において、前
    記ワークの長手方向を搬送方向として搬送することを特
    徴とする請求項20又は請求項21に記載のワーク搬送
    方法。
  30. 【請求項30】 搬送手段によってワークを搬送し、前
    記搬送手段で搬送されたワークを容器に積載するワーク
    搬送方法であって、前記搬送手段の搬出口からワークが
    離脱する前に、該ワークを前記容器又は前記容器内のワ
    ークに当接させ、前記容器の動作によって該ワークを前
    記搬送手段の搬出口から離脱させることを特徴とするワ
    ーク搬送方法。
  31. 【請求項31】 搬送手段によってワークを搬送し、前
    記搬送手段で搬送されたワークを容器に積載するワーク
    搬送方法であって、前記容器のワーク載置面を水平面に
    対して傾斜させ、前記搬送手段の搬出口からワークが離
    脱する前に、該ワークを前記ワーク載置面又は前記ワー
    ク載置面内のワークに当接させ、前記容器の動作によっ
    て該ワークを前記搬送手段の搬出口から離脱させること
    を特徴とするワーク搬送方法。
  32. 【請求項32】 前記容器を回転させることを特徴とす
    る請求項30又は請求項31に記載のワーク搬送方法。
  33. 【請求項33】 積載されるワークの量に応じて前記容
    器の傾斜角度を変更することを特徴とする請求項31に
    記載のワーク搬送方法。
  34. 【請求項34】 前記容器の傾斜角度を、積載されるワ
    ークが多くなるにしたがって水平面とのなす角度が小さ
    くなるように変更することを特徴とする請求項33に記
    載のワーク搬送方法。
  35. 【請求項35】 前記容器の傾斜角度を、搬送するワー
    クの種類に応じて変更することを特徴とする請求項31
    に記載のワーク搬送方法。
  36. 【請求項36】 前記容器の水平面に対する傾斜角度を
    25度以下としたことを特徴とする請求項31に記載の
    ワーク搬送方法。
  37. 【請求項37】 前記搬送手段の搬出口を、前記容器の
    回転中心から所定寸法ずらしたことを特徴とする請求項
    32に記載のワーク搬送方法。
  38. 【請求項38】 前記搬送手段の搬出口下方における前
    記容器の回転方向を、前記搬送口から搬出されるワーク
    が、前記搬送手段側に押し戻されない方向としたことを
    特徴とする請求項37に記載のワーク搬送方法。
  39. 【請求項39】 前記搬送手段の回転方向を、前記搬出
    口から搬出されるワークが、前記容器の外周側に導かれ
    る方向としたことを特徴とする請求項32に記載のワー
    ク搬送方法。
  40. 【請求項40】 前記搬送手段の搬入口には、同時に2
    つ以上のワークが搬入されないようにすることを特徴と
    する請求項20、請求項21、請求項30又は請求項3
    1に記載のワーク搬送方法。
  41. 【請求項41】 前記ワークが焼結体であることを特徴
    とする請求項20、請求項21、請求項30又は請求項
    31に記載のワーク搬送方法。
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