JP2003126787A - 重量選別機 - Google Patents

重量選別機

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JP2003126787A
JP2003126787A JP2001323899A JP2001323899A JP2003126787A JP 2003126787 A JP2003126787 A JP 2003126787A JP 2001323899 A JP2001323899 A JP 2001323899A JP 2001323899 A JP2001323899 A JP 2001323899A JP 2003126787 A JP2003126787 A JP 2003126787A
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JP2001323899A
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Yoshinori Moriyama
賢紀 森山
Toru Takahashi
孝橋  徹
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Yamato Scale Co Ltd
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Yamato Scale Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計量コンベヤに対して被計量物品移載時又は
送出時に垂直分力が発生し難く、計量コンベヤを短くし
ても有効計量時間が十分に取れること。 【解決手段】 物品36を支持して移送する無端走行体
41を備えた計量コンベヤ34と、物品の搬送容器38
を装着され前記無端走行体とほぼ同速で走行する別の無
端走行体37を備えた物品の供給・搬送手段31とから
成り、物品の供給・搬送手段によって搬送されて来る物
品の重量を計量コンベヤによって計測する構成の重量選
別機において、計量コンベヤの前段に計量コンベヤと共
通の又は各別の搬送支持面に物品を支持して計量コンベ
ヤへ送り込む無端走行体41を備えた送り込みコンベヤ
33を設け、送り込みコンベヤの始端側に上昇傾斜部4
3を有し、搬送容器に収納搬送される被計量物品の下面
の搬送軌跡Lに対して送り込みコンベヤの傾斜部を交叉
させることによって搬送容器に収納された物品を送り込
みコンベヤに移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は重量選別機において
搬送容器に収納され搬送されて来た被計量物品の計量コ
ンベヤ上への送り込み及び送り出しに関する。
【0002】
【従来の技術】重量選別機には計量コンベヤが付属し、
計量コンベヤは静止した計量台と、回転駆動され計量台
上を走るベルト、チェーンなど無端走行体から成り立っ
ていて、被計量物は無端走行体によって計量台上を搬送
されながらその重量が計測される。一般的に重量選別機
は単位時間当たり多くの物品を自動的に計量することが
目的であるので、短時間に連続的に、自動的に被計量物
品を計量台へ送り込む必要があるが、計量動作中に一定
長さの計量台に同時に2個の物品があれば個々の物品の
重量を測定することは出来ない。少なくとも重量計量動
作中に2個以上の物品が計量台上に滞在しない様に物品
間にある一定以上の距離を持たせて計量台上へ送り込む
必要がある。
【0003】しかし、一定の長さ以上の問隔を保てぱ計
量動作に支障は起きないが、計量処理能力を最大限に高
めるには計量可能な最小の間隔で連続的に物品を送り込
むことが必要になり、そのために重量選別機に対して物
品を一定間隔に保ちながら供給する、定間隔送り込み装
置と称する機器が付属している。図3、図4は在来の事
例を示すものである。重量選別機1は、被計量物品2の
前記定間隔送り込み装置を含む供給装置3、被計量物品
の重量選別機への搬入装置4、計量コンベヤ5から成っ
ている。
【0004】物品2の供給装置3には回転運動するチェ
ーンのような無端走行体6にその走行方向に直角な方向
に長い皿7が所定の間隔で多数が接近して装着され、無
端走行体6の回転運動によって矢印8の方向へ平行移動
する。各皿7に対して被計量物品2がAのセクションで
人手によって並べられる。この場合皿7の間隔は短いの
で一定の能力の下では、被計量物品2を供給されるセク
ションAでの皿7の走行速度は遅くて済む。故に、人手
による皿7への供給が可能になっている。皿7の中の被
計量物品2は搬送され、ガイド9に沿って回転運動の
後、受け渡しのセクションBで重力により落下する。
【0005】供給装置3の下部には前記の定間隔送り込
み装置に相当する搬入装置4が設置され、この搬入装置
4にも搬送方向両側にチェーン等の無端走行体10が平
行して装着され、矢印11の方向に回転移動している。
無端走行体10には搬送爪12が一定間隔で装着され、
供給装置3の皿7と搬入装置4の搬送爪12とがセクシ
ョンでB必ず1対lに出会うように回転している。当然
皿7の間隔に対する搬送爪12の間隔長さ比に対応して
無端走行体10の速度は無端走行体6より高速になっ
て、セクションBで落下した被計量物品2は搬送爪12
で受け取ることができるようになっている。搬送爪12
は無端走行体10ヘの装着部分が回転可能な軸になって
いるが、搬送爪12の底にはガイドローラ13が装着さ
れ、ガイドローラ13はガイドレール14の上を進むよ
うになっているので、搬送爪12はガイドレール14に
よってセクションBにおいて上部より落下する被計量物
品2を受け取る姿勢を取っている。受け取られた被計量
物品2は搬送爪12の上に積載・収納され、無端走行体
10の移動方向に平行に設置され搬送爪12を支えるガ
イドレール14によって一定姿勢をもって矢印15の方
向に搬送される。
【0006】計量コンベヤ5は、計量台16と、その上
を回転するコンベヤベルト又はチェーンなどの無端走行
体17から成っており、コンベヤ全体が重量センサ18
で支持されている。搬送爪12とそれに収納された被計
量物品2は計量コンベヤ5の直前までは直線的形状のガ
イドレール14によって無端走行体17に平行に進む。
ガイドレール14は計量コンベヤ5の直前から次第に下
方に湾曲する構造になっている。搬送爪12は計量コン
ベヤ5の上でガイドレール14の湾曲に沿って矢印19
の方向に移動するので、搬送爪12に収納されていた被
計量物品2は計量コンベヤ5に対して上方向又は斜め上
方向から下方へ向かい、計量コンベヤ5上に移載され
る。
【0007】計量コンベヤ5の無端走行体(ベルト)1
4は、搬入装置4の無端走行体10とほぼ等速に同じ方
向へ走行しているので、搬送爪12から計量コンベヤ5
上に移載された被計量物品2は計量コンベヤ5上を搬送
中に重量が測定される。計量コンベヤ5の出側でガイド
レール14は上方向に湾曲されているので搬送爪12は
矢印20の方向へ回転運動し、計量の完了した被計量物
品2を上方向にすくい取って再び計量コンベヤ5に入る
側の姿勢に戻り、後段に設置された振り分け装置(図示
せず)の方へ搬送される。このような構成について、よ
り具体的には特公平2−16978、2−52810
に、上記搬送爪12の動き及びガイドレール14の形状
等が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】被計量物を高い精度で
測定するには、被計量物を搬送容器から計量コンベヤヘ
移載するとき、できるだけ計量コンベヤに外乱を与えな
いようにすることが必要である。計量部に大きい外乱入
力を与えることはそれだけ過渡応答の振動波形のピーク
が大きくなり計量値に誤差が生ずる。重量選別機は一般
に高速計量処理を要求されており、計量のために与えら
れる時間は極めて短く、過渡応答振動波が完全に収束し
た後に計量データを取得する余裕時間のない場合が殆ど
であるから、誤差要因となる振動波の振幅は小さい方が
測定精度上有利であることは明らかである。
【0009】ところで前記従来の装置では、搬送爪12
によって搬送されて来た被計量物品2を計量コンベヤ5
上に移載するときの被計量物品2の動きは、被計量物品
2が計量コンベヤ5上で搬送爪12の下方への回動運動
によって計量コンベヤ5上に置かれる。これは被計量物
品2が計量コンベヤ5に対して斜め上方向から下降運動
しながらの移載動作となり、移載時に計量コンベヤ5に
対して垂直分力が発生する。垂直分力の発生をできるだ
け少なくするように移載するには、搬送爪12のガイド
レール14の傾斜を極めて緩やかにして徐々に被計量物
2を計量コンベヤ5上に置きながら搬送爪12を下へ沈
めるようにすればよいが、そうすれば今度は被計量物品
2が計量コンベヤ5上で搬送爪12に接触している時間
が長くなり、なかなか搬送爪12から離脱せず、被計量
物品2が搬送爪12に対してフリーでなければならない
有効計量時間が十分に取れないという問題が起きる。被
計量物品2を計量コンベヤ5から搬送爪12に受け取る
場合も同様である。計量コンベヤ5上にある物品2を斜
め下方から搬送爪(容器)12の運動によってすくい取
ることは荷重検出方向である上向きの分力が重量センサ
18に与えられるので、計量コンベヤに外乱を与え後続
物品の計量精度に悪い影響を与える。
【0010】本発明の課題は、計量コンベヤに対して被
計量物品移載時に垂直分力が発生し難く、また、計量コ
ンベヤから被計量物品送出時にも垂直分力が発生し難
く、計量コンベヤを短くしても有効計量時間が十分に取
れるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の手段は、
物品を搬送支持面に支持して移送する無端走行体を備え
た計量コンベヤと、物品の搬送容器を装着され前記無端
走行体とほぼ同速で走行する別の無端走行体を備えた物
品の供給・搬送手段と、から成り、前記物品の供給・搬
送手段によって搬送されて来る物品の重量を前記計量コ
ンベヤによって計測する構成の重量選別機において、前
記計量コンベヤの前段に計量コンベヤと共通の又は各別
の搬送支持面に物品を支持して計量コンベヤへ送り込む
無端走行体を備えた送り込みコンベヤを設け、前記送り
込みコンベヤの始端側に搬送支持面が物品搬送方向に上
昇した傾斜部を有し、前記搬送容器に収納搬送される被
計量物品の下面の搬送軌跡に対して下側から上側へ移行
するように前記送り込みコンベヤの傾斜部を交叉させる
ことによって搬送容器に収納された物品を送り込みコン
ベヤに移載するように構成したことを特徴とする。
【0012】この手段では、計量コンベヤの前段、つま
り上流側に、送り込みコンベアを設けてあり、その送り
込みコンベアの上昇傾斜部で、例えば水平に進行する物
品の供給・搬送手段の搬送容器から、送り込みコンベア
が物品を移載され、そしてこの送り込みコンベヤから計
量コンベヤへ物品が移送されて物品重量が計測される。
搬送容器から送り込みコンベヤに被計量物品が移載され
るとき、搬送容器に支持された被計量物品の底面が送り
込みコンベヤの搬送面と交叉点で接触し、このとき送り
込みコンベヤがある程度の衝撃を受け、さらに搬送容器
が前進すると被計量物品は搬送容器から離脱し、送り込
みコンベヤの無端走行体によって搬送されるようにな
り、そして計量コンベヤに送られて計測される。送り込
みコンベヤは、計量コンベヤと共通の又は各別の搬送支
持面に物品を支持して計量コンベヤへ送り込む構成であ
るから、物品の送り込み移送を衝撃が殆ど生じない水平
移動とすることができ、送り込みコンベヤが上昇傾斜部
で受ける衝撃は計量コンベヤには伝わらない。この構成
では、被計量物品の移載時の衝撃を送り込みコンベヤで
全て吸収している。
【0013】すなわち、被計量物品は計量コンベヤに水
平に送り込まれるので、物品荷重そのものによる垂直方
向に働く力はあるが、この力は静止負荷荷重であって本
来の検出対象であるが、従来の装置構造のように、等価
的に、少なくともある速度でもって計量コンベヤに対し
て垂直方向に(荷重検出方向に)動的荷重が負荷される
ということは回避できる。従って、計量に対して好まし
くない外乱を起こさないので、より精度の高い計量が可
能となる。また、被計量物品が計量コンベヤ上で搬送容
器など計量精度上支障のある器具に触れている状態がな
いので、送り込みコンベヤから計量コンベヤに乗り移る
とき要する時間以外は計量データ取得に使え、高速計量
にとって好ましい。また、ガイドレールも直線形状を用
意すれば良いので製作が容易である。
【0014】第2の本発明の手段は、物品を搬送支持面
に支持して移送する無端走行体を備えた計量コンベヤ
と、物品の搬送容器を装着され前記無端走行体とほぼ同
速で走行する別の無端走行体を備えた物品の供給・搬送
手段と、から成り、前記物品の供給・搬送手段によって
搬送されて来る物品の重量を前記計量コンベヤによって
計測する構成の重量選別機において、前記計量コンベヤ
の後段に計量コンベヤと共通の又は各別の搬送支持面に
物品を支持して計量コンベヤから送り出す無端走行体を
備えた送り出しコンベヤを設け、前記送り出しコンベヤ
の終端側に搬送支持面が物品搬送方向に下降した傾斜部
を有し、前記搬送容器に収納搬送される被計量物品の下
面の搬送軌跡に対して前記送り出しコンベヤの傾斜部を
上側から下側へ移行するように交叉させることによって
送り出しコンベヤに支持された物品を搬送容器に収納す
るように構成したことを特徴とする。
【0015】この手段は通常前記第1の手段と共に適用
される。この手段では、計量コンベヤの後段、つまり下
流側に、送り出しコンベアを設けてあり、計測された物
品が送り出しコンベヤへ移送され、その送り出しコンベ
アの下降傾斜部で、例えば水平に進行する物品の供給・
搬送手段の搬送容器へ送り出しコンベアから物品が移載
され、そしてこの供給・搬送手段若しくはこれに従属し
て設けられる振り分け部で物品の振り分けが行なわれる
ことになる。送り出しコンベヤは、計量コンベヤと共通
の又は各別の搬送支持面に物品を支持して計量コンベヤ
から移送される構成であるから、物品の送り出し移送を
衝撃が殆ど生じない水平移動とすることができ、物品は
計量コンベヤから送り出しコンベヤへ計量コンベヤに衝
撃を与えることなく移送され、また、次の送り出しコン
ベヤの下降傾斜部で物品が供給・搬送手段の搬送容器に
移載されるとき物品除去による垂直上向きの衝撃が送り
出しコンベヤに作用するが、送り出しコンベヤで受け止
められ、衝撃は計量コンベヤには伝わらない。つまり、
被計量物品の計量コンベヤからの送り出し及び供給・搬
送手段への移載時の衝撃を送り出しコンベヤで吸収して
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に本発明の重量選別機の一実
施形態を示す。この重量選別機31は、供給・搬送手段
32、送り込みコンベヤ33、計量コンベヤ34、送り
出しコンベヤ35、等から成る。
【0017】供給・搬送手段32は、被計量物品36を
所定の方向に所定の間隔で水平に搬送する部分を備えた
ものであり、搬送チェーン37、搬送容器38、ガイド
ローラ39、ガイドレール40等で構成されている。搬
送チェーン37は、両側に平行して設けた無端走行体で
あり、所定の水平な直線走行部分を有するように張設さ
れており、所定の間隔で搬送容器38を支持している。
搬送容器38の支持間隔は、後述する計量コンベヤ34
の計量台45のコンベヤ走行方向長さよりも少し長く形
成してある。搬送容器38は、両側で対をなす爪状のも
ので、そのうちのl個を図1に示してあり、搬送チェー
ン37に回動自在に支持され、後方斜め下方へ伸延して
から後方斜め上方へ少し伸延し上面が凹状をなす所定姿
勢となるように下部に設けたガイドローラ39をガイド
レール40で支持されるようになっている。ガイドレー
ル40は、水平な直線状のものであり、搬送チェーン3
7が走行すると、搬送容器38がガイドレール40に案
内されて上面が凹状となる姿勢で水平に走行する。図1
(a)における水平直線Lは被計量物品36が搬送容器
38に収納されて水平移動するときの物品36下面の軌
跡である。
【0018】送り込みコンベヤ33は、供給・搬送手段
32から被計量物品36を受け取って計量コンベヤ34
に送り込むもので、供給・搬送手段32の搬送方向に平
行して両側に設けた送り込み兼計量兼送り出しチェーン
41(以下兼用チェーン41と記す)と、送り込みチェ
ーンガイド42と、を有する構成である。兼用チェーン
41は、上面に被計量物品36を支持して搬送する無端
走行体であり、送り込みチェーンガイド42によって案
内されて送り込みコンベヤ33を構成している。送り込
みチェーンガイド42は、前記ガイドレール40の内側
に位置し、搬送方向の始端部に上昇傾斜部43を有しそ
の後に続いて水平部44を有している。上昇傾斜部43
を通る兼用チェーン41の上面は側面から見て前記軌跡
Lと点Q1で下側から上側へ移行するように交叉してい
る。そして水平部44の高さが水平移動する前記搬送容
器38の物品36を支持する凹面の後端高さよりも高い
位置にある。これによって搬送容器38に収納されて搬
送されてくる物品36が、送り込みコンベヤ33に受け
渡される。
【0019】計量コンベヤ34は、チェーンガイド付き
計量台45と、被計量物品36を支持して計量台45上
をそのチェーンガイドに沿って走行する兼用チェーン4
1と、計量台45上の被計量物品36の重量を測定でき
る重量センサ46と、で構成されている。計量台45の
チェーンガイドに案内される兼用チェーン41が、送り
込みコンベヤ33の終端の水平部44に続いて水平に走
行するようになっている。
【0020】送り出しコンベヤ35は、計量コンベヤ3
4から被計量物品36を受け取り、供給・搬送手段32
へ送り出すもので、前記兼用チェーン41と、送り出し
チェーンガイド47とを有する構成である。送り出しチ
ェーンガイド47は、計量台に干渉しないように計量台
45のチェーンガイドに続く水平部48を有しその後に
続いて下降傾斜部49を有している。下降傾斜部49を
通る兼用チェーン41は側面から見て前記軌跡Lと点Q
2で上側から下側へ移行するように交叉している。これ
により送り出しコンベヤ35によって搬送されてくる物
品36が搬送容器38に受け渡される。
【0021】このように構成された重量選別機31は次
のように動作する。送り込みコンベヤ33の上流からは
供給・搬送手段32によって搬送容器38が次々と搬送
され、送り込みコンベヤ33に至る途中で従来品と同様
にして搬送容器38の走行中に、図3で示したような供
給装置(3)によって上方から被計量物品36の供給を
受ける。搬送容器38の搬送運動に伴ってその中に収納
された被計量物品36の下面は直線の軌跡Lを描く。送
り込みコンベヤ33の上昇傾斜部43は、図1(a)の
如く被計量物品36の下面の搬送軌跡Lと交叉している
から、これによって被計量物品36はQl点で兼用チェ
ーン41に接触し、その後搬送容器38が計量コンベヤ
34の方へ更に前進するに連れて兼用チェーン41が搬
送容器38より次第に上部に位置するようになり、被計
量物品36はQ1点より計量コンベヤ34側で兼用チェ
ーン41の上に移載されて、兼用チェーン41によって
搬送されるようになる。被計量物品36の乗り移り時に
衝撃があっても送り込みコンベヤ33の送り込みチェー
ンガイド42は重量選別機31の設置面に固定支持され
た構造であるので、計量精度に何らの影響をも及ぼさな
い。
【0022】送り込みコンベヤ33によって搬送される
被計量物品36は水平部44に至り、更に前進すると計
量コンベヤ34に移る。送り込みコンベヤ34の水平部
44と計量コンベヤ34と送り込みコンベヤ33の搬送
面がほぼ同一高さであるので、被計量物品36は計量コ
ンベヤ34の荷重検出方向Nに対してほぼ垂直の方向に
搬入される。従って重量センサ46が被計量物品36の
静的荷重以外に働く力の影響を最も受け難くなり、高い
精度での計量を可能にしている。
【0023】計量コンベヤ34の後段に配置される送り
出しコンベヤ35は送り込みコンベヤ33が上昇傾斜部
43を有するのに対して下降傾斜部49を有しているの
で、送り込みコンベヤ33の搬送面と搬送軌跡LとがQ
2点で交叉する。従って送り出しコンベヤ35によって
搬送される被計量物品36は、下降傾斜部49を進行中
に、計量コンベヤ34通過中と同じ姿勢、及び高さ位置
を保ちつつ走行してきた搬送容器38によって受け取ら
れ、送り出しコンベヤ35から離脱する。被計量物品3
6を受け取るときも計量コンベヤ34上ではなく送り出
しコンベヤ上35で行われ、送り出しコンベヤ35は重
量選別機31の設置面に固定支持されているので物品3
6の受け取りによって生じる衝撃は計量精度に全く影響
を及ぽさない。そしてこの供給・搬送手段32に設けら
れた振り分け部(図示せず)で物品の振り分けが行なわ
れることになる。
【0024】この様に被計量物36を搬送容器38から
降ろす場合も載せる場合も、発生する衝撃は計量精度に
全く影響を与えないのと、被計量物品36の載せ降ろし
は計量コンベヤ34上以外の場所で行われるので、被計
量物品36の計量コンベヤ34上の滞在時間中は全て計
量のために使用できる。また、搬送容器38の姿勢は送
り込みコンベヤ35の上流、送り込みコンベヤ33通過
中、計量コンベヤ34通過中、送り出しコンベヤ35通
過中において常に一定姿勢でよいので、カイドレール4
0は直線状にすればよいから、製作しやすい。
【0025】図2は別の実施形態であり、51は計量コ
ンベヤ、52は送り込みコンベヤ、53は送り出しコン
ベヤ、54は計量チエーン、55は送り込み兼送り出し
チェーンを示している。計量コンベヤ51は物品59の
搬送支持面を構成する無端走行体である計量チェーン5
4が送り込み兼送り出しチェーン55から独立して別個
に設けられている点が前記実施形態と異なる。本事例も
送り込みコンベヤ52、送り出しコンベヤ53が被計量
物品底面の搬送軌跡Lに交叉する上昇傾斜部56、下降
傾斜部57をそれぞれ有することで計量コンベヤ51以
外の場所で搬送容器58から被計量物品59の授受を行
えるように構成されていて効果は前記図1の実施形態と
同じである。図中60は供給・搬送手段の搬送チェーン、
61は重量センサである。
【0026】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、計量コンベヤ
に被計量物品を送り込む際に、計量に対して好ましくな
い外乱を起こさないので、より精度の高い計量が可能と
なり、また被計量物品が計量コンベヤ上で搬送容器など
計量精度上支障のある器具に触れている状態がないの
で、物品が計量コンベヤ上にある時間のうち送り込みコ
ンベヤから計量コンベヤに乗り移るときに要する時間以
外は計量データ取得に使え、高速計量に有利であり、ま
たガイドレールも直線形状を用意すれば良いので製作が
容易である等の効果を奏する。請求項2に記載の発明
は、物品の送り出し移送の際に、物品は計量コンベヤか
ら送り出しコンベヤへ計量コンベヤに衝撃を与えること
なく移送され、また、次の送り出しコンベヤから供給・
搬送手段の搬送容器に移載されるときも衝撃は計量コン
ベヤには伝わらないから、計量に好ましくない外乱が計
量コンベヤに及ばないので、より精度の高い計量が可能
となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、(a)は主要部
概略側面図、(b)は主要部概略平面図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す主要部概略側面図
である。
【図3】従来例の、重量選別機の概略の構成を示し、
(a)は主要部側面図、(b)は概略部分平面図であ
る。
【図4】同従来例の部分拡大側面図である。
【符号の説明】
31 重量選別機 32 供給・搬送手段 33 送り込みコンベヤ 34 計量コンベヤ 35 送り出しコンベヤ 36 被計量物品 37 搬送チェーン 38 搬送容器 39 ガイドローラ 40 ガイドレール 41 兼用チェーン(送り込み兼計量兼送り出しチ
ェーン) 42 送り込みチェーンガイド 43 上昇傾斜部 44 水平部 45 計量台 46 重量センサ 47 送り出しチェーンガイド 48 水平部 49 下降傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F044 AA01 AB19 CD01 CD18 3F079 AC00 AD00 CA29 CB12 DA12 DA18 DA25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を搬送支持面に支持して移送する無
    端走行体を備えた計量コンベヤと、物品の搬送容器を装
    着され前記無端走行体とほぼ同速で走行する別の無端走
    行体を備えた物品の供給・搬送手段と、から成り、前記
    物品の供給・搬送手段によって搬送されて来る物品の重
    量を前記計量コンベヤによって計測する構成の重量選別
    機において、前記計量コンベヤの前段に計量コンベヤと
    共通の又は各別の搬送支持面に物品を支持して計量コン
    ベヤへ送り込む無端走行体を備えた送り込みコンベヤを
    設け、前記送り込みコンベヤの始端側に搬送支持面が物
    品搬送方向に上昇した傾斜部を有し、前記搬送容器に収
    納搬送される被計量物品の下面の搬送軌跡に対して下側
    から上側へ移行するように前記送り込みコンベヤの傾斜
    部を交叉させることによって搬送容器に収納された物品
    を送り込みコンベヤに移載するように構成したことを特
    徴とする重量選別機。
  2. 【請求項2】 物品を搬送支持面に支持して移送する無
    端走行体を備えた計量コンベヤと、物品の搬送容器を装
    着され前記無端走行体とほぼ同速で走行する別の無端走
    行体を備えた物品の供給・搬送手段と、から成り、前記
    物品の供給・搬送手段によって搬送されて来る物品の重
    量を前記計量コンベヤによって計測する構成の重量選別
    機において、前記計量コンベヤの後段に計量コンベヤと
    共通の又は各別の搬送支持面に物品を支持して計量コン
    ベヤから送り出す無端走行体を備えた送り出しコンベヤ
    を設け、前記送り出しコンベヤの終端側に搬送支持面が
    物品搬送方向に下降した傾斜部を有し、前記搬送容器に
    収納搬送される被計量物品の下面の搬送軌跡に対して前
    記送り出しコンベヤの傾斜部を上側から下側へ移行する
    ように交叉させることによって送り出しコンベヤに支持
    された物品を搬送容器に収納するように構成したことを
    特徴とする重量選別機。
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