JP2001110701A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001110701A
JP2001110701A JP28532599A JP28532599A JP2001110701A JP 2001110701 A JP2001110701 A JP 2001110701A JP 28532599 A JP28532599 A JP 28532599A JP 28532599 A JP28532599 A JP 28532599A JP 2001110701 A JP2001110701 A JP 2001110701A
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Takashi Takekuma
貴志 竹熊
Kazunari Ueda
一成 上田
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば塗布、現像装置において、ウエハ搬送
手段の負担を軽減し、スル−プットを向上させること。 【解決手段】 レジストの塗布等を行う処理ステ−ショ
ンS2では、カセット22を搬出入するカセットステ−
ションS1のカセット22の配列方向と平行に、このス
テ−ションS1に隣接して、反射防止膜形成ユニットB
と塗布ユニットCと冷却部3とを含む第1の処理部群
を、この隣に棚ユニットRを含む第3の処理部群と、現
像ユニットDを含む第2の処理部群をこの順で第1の処
理部群と対向するように配置し、第1及び第2の処理部
群の間、及び第2及び第3の処理部群の間にウエハ搬送
手段MA1,MA2を夫々配置する。このようにすると
カセットステ−ションS1の受け渡しア−ム23により
第1の処理部群との間でウエハWの受け渡しを行うこと
ができ、ウエハ搬送手段MAの負担が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハや液晶ディスプレイ用のガラス基板などの基板に対し
て例えばレジスト液の塗布処理や現像処理などを行う基
板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程におけるフォ
トリソグラフィ−技術においては半導体ウエハ(以下ウ
エハという)の表面にレジストを塗布し、この塗布レジ
ストを所定パタ−ンに露光処理し、更に現像処理して所
定パタ−ンのレジスト膜が形成される。このような一連
の処理は、塗布/現像装置に露光装置を接続したシステ
ムにより行われる。
【0003】図10はこのような装置の従来例を示す平
面図であり、基板例えば半導体ウエハWを25枚収納し
たカセットCはカセットステ−ションA1のカセットス
テ−ジ1に搬入される。カセットステ−ションA1には
処理ステ−ションA2が接続されており、この処理ステ
−ションA2は、ウエハWにレジスト液を塗布する例え
ば2個の塗布ユニット11と、露光後のウエハWを現像
する例えば2個の現像ユニットとを備えていて、これら
は例えばカセットステ−ションA1に載置されたカセッ
トCの配列方向と直交するように2個並んで2段に設け
られている(この例では下段に現像ユニットが配列され
ている)。
【0004】また当該ステ−ションA2は、ウエハWが
多段に載置される例えば3個の棚ユニット12,13,
14を備えており、これら棚ユニット12,13,14
の各棚は、加熱部、冷却部、ウエハWの受け渡し部など
として構成されている。そしてウエハWはウエハ搬送手
段15により、前記塗布ユニット11と現像ユニットと
棚ユニット12,13,14との間で搬送されるように
なっている。このような処理ステ−ションA2にはイン
タ−フェイスステ−ションA3を介して露光装置A4が
接続されている。
【0005】このシステムでは、前記カセットステ−ジ
1上のカセットC内のウエハWは、受け渡しア−ム16
により取り出され、棚ユニット12の受け渡し部を介し
て塗布ユニット11に送られ、ここでレジストが塗布さ
れる。その後ウエハWはウエハ搬送手段15→棚ユニッ
ト13の受け渡し部→インタ−フフェイスステ−ション
A3→露光装置A4の経路で搬送されて露光される。露
光後のウエハWは、逆経路で処理ステ−ションA2に搬
送され、塗布ユニット11の下段に設けられた図示しな
い現像ユニットにて現像された後、ウエハ搬送手段15
→棚ユニット12の受け渡し部→カセットCの経路で搬
送される。なお17は処理ステ−ションA2と露光装置
A4との間でウエハWの受け渡しを行うための受け渡し
ア−ムである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の塗
布・現像装置では、処理ステ−ションA2に受け渡され
たウエハWは、当該処理ステ−ションA2内では、前記
塗布ユニット11と現像ユニットと棚ユニット12,1
3,14との間をウエハ搬送手段15により搬送される
ため、ウエハ搬送手段15の負荷が大きく、処理ステ−
ションA2内のユニットの数をそれ程多くすることがで
きないという現状である。
【0007】一方スル−プット向上の観点からは、例え
ば塗布ユニット11や現像ユニットの数を増やすことが
望ましく、またウエハWにレジストを塗布する前の反射
防止膜の形成等、新たなユニットを追加することも検討
されている。このような場合、ユニット数の増加に合わ
せてウエハ搬送手段15の数を増やすことが要求され
る。
【0008】また上述の塗布・現像装置では、塗布ユニ
ット11や現像ユニットの近傍に棚ユニット12,13
が配置されているため、塗布ユニット11等が棚ユニッ
ト12,13の加熱部からの熱影響を受けやすい。この
ため各ユニットにおける処理の際、ウエハWの温度が変
化しやすく、温度が処理に影響を与えるため、処理にム
ラが発生しやすいという問題がある。このようなことか
らスル−プットを向上させ、かつ処理を均一に行うため
のレイアウトの構築が望まれている。
【0009】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は、基板搬送手段の負荷を少なくし
てスル−プットの向上を図る基板処理装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このための本発明の基板
処理装置は、複数の基板を収納した基板カセットを載置
する載置部と、この載置部に載置された基板カセットに
対して基板の受け渡しを行う受け渡し手段と、を含むカ
セットステ−ションと、このカセットステ−ションに接
続され、前記受け渡し手段により搬送された基板を処理
する処理ステ−ションと、を有し、前記処理ステ−ショ
ンは、基板に対して処理液を塗布する塗布処理部と、こ
の塗布処理部に対して基板の受け渡しを行う基板搬送手
段と、を備え、前記カセットステ−ションの受け渡し手
段が前記処理ステ−ションの塗布処理部に対して基板の
受け渡しを行うことを特徴とする。
【0011】このような構成では、前記処理ステ−ショ
ンの塗布処理部に対して、基板搬送手段のみならず前記
カセットステ−ションの受け渡し手段によっても基板の
受け渡しを行うことができる。このため基板搬送手段の
負荷を軽減でき、その分塗布処理部等を増加することが
できるので、スル−プットの向上が図れる。
【0012】また本発明は、複数の基板を収納した基板
カセットを載置する載置部と、この載置部に載置された
基板カセットに対して基板の受け渡しを行う受け渡し手
段と、を含むカセットステ−ションと、このカセットス
テ−ションに接続され、前記受け渡し手段により搬送さ
れた基板を処理する処理ステ−ションと、を有し、前記
処理ステ−ションは、カセットステ−ション側に設けら
れ、基板に対して第1の処理液を塗布する第1の塗布処
理部と、カセットステ−ションの反対側に設けられ、基
板に対して第2の処理液を塗布する第2の塗布処理部
と、前記第1及び第2の塗布処理部の間に設けられ、基
板を加熱するための加熱部と、第1の塗布処理部と加熱
部との間に設けられ、これらに対して基板の搬送を行う
第1の基板搬送手段と、第2の塗布処理部と加熱部との
間に設けられ、これらに対して基板の搬送を行う第2の
基板搬送手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】このような構成では、第1の塗布処理部と
第2の塗布処理部は加熱部の両側に、加熱部と基板搬送
手段を挟んで設けられており、第1及び第2の塗布処理
部は加熱部から離れているので、これら第1及び第2の
塗布処理部が加熱部からの熱影響を受けにくくなる。こ
のため塗布処理時における基板温度の変化が抑えられ、
温度変化が原因となる処理ムラの発生が防止できて、塗
布処理の均一性の向上が図れる。
【0014】ここで前記カセットステ−ションの受け渡
し手段により前記処理ステ−ションの第1の塗布処理部
に対して基板の受け渡しを行うように構成してもよく、
この場合には基板搬送手段の負荷が軽減される。
【0015】また前記処理ステ−ションは、基板を冷却
するための冷却部を備え、前記カセットステ−ションの
受け渡し手段がこの処理ステ−ションの冷却部に対して
基板の受け渡しを行うように構成してもよく、この場合
には例えば塗布処理の前に基板を冷却して基板温度を調
整する場合であっても、基板搬送手段の負荷が軽減され
ると共に、基板の搬送の無駄を省くことができる。
【0016】本発明は具体的には、前記処理ステ−ショ
ンのカセットステ−ションの反対側に設けられた露光装
置と、処理ステ−ションのカセットステ−ションの反対
側に接続され、処理ステ−ションと露光装置との間で基
板の受け渡しを行うためのインタ−フェイスステ−ショ
ンと、を備え、前記第1の塗布処理部は基板に対して反
射防止膜の形成を行う処理部を含み、前記第2の塗布処
理部は前記露光装置にて露光された基板に対して現像処
理を行う処理部を含むという構成である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明を基板の塗布、現像
装置に適用した実施の形態について説明する。図1はこ
の実施の形態の内部を透視して示す概観図、図2は概略
平面図であって、図中S1はカセットステ−ション、S
2はウエハWに対してレジストの塗布処理や現像処理等
を行うための処理ステ−ション、S3はインタ−フェイ
スステ−ション、S4は露光装置である。
【0018】カセットステ−ションS1は、複数の基板
例えば25枚のウエハWを収納した例えば4個の基板カ
セットをなすウエハカセット(以下「カセット」とい
う)22を載置する載置部をなすカセットステ−ジ21
と、カセットステ−ジ21上のカセット22と処理ステ
−ションS2との間でウエハWの受け渡しを行なうため
の受け渡し手段をなす受け渡しア−ム23とを備えてい
る。
【0019】また処理ステ−ションS2は、例えば3個
の反射防止膜形成ユニットB(B1,B2,B3)と、
例えば3個の塗布ユニットC(C1,C2,C3)と、
例えば6個の現像ユニットD(D1,D2,D3,D
4,D5,D6)と、複数例えば2個の棚ユニットR
(R1,R2,R3)と、複数例えば3個の冷却部3
(3A,3B,3C)と、基板搬送手段である複数例え
ば2個のウエハ搬送手段MA(MA1,MA2)と、複
数例えば2個のウエハWの受け渡し部4(4A,4B)
とを備えており、カセットステ−ションS1とインタ−
フェイスステ−ションS3との間でウエハWの受け渡し
を行うと共に、当該ステ−ションS2内ではウエハWに
反射防止膜を形成する処理と、ウエハWにレジストを塗
布する処理と、ウエハWの現像処理と、これらの処理の
前後にウエハWを所定の温度に加熱し、冷却する処理と
を行うように構成されている。
【0020】このステ−ションS2内のレイアウトの一
例について説明すると、当該ステ−ションS2内におい
てカセットステ−ションS1に隣接した領域には、第1
の処理部群が配列されている。この第1の処理部群は例
えば第1の塗布処理部である3個の反射防止膜形成ユニ
ットBと、3個の塗布ユニットCと、1個の冷却部3A
と、1個の受け渡し部4Aとを含み、例えば図3(処理
ステ−ションS2のカセットステ−ションS1に隣接し
た領域を露光装置S4側から見た断面図)に示すよう
に、カセットステ−ションS1から見て右側に3個の反
射防止膜形成ユニットBが3段に設けられている。そし
てこの左側に1個の冷却部3Aと1個のウエハWの受け
渡し部4Aとが例えば冷却部3Aを上にして2段に設け
られており、さらにこの左側に3個の塗布ユニットCが
3段に設けられている。
【0021】ここで前記受け渡しア−ム23は、夫々ウ
エハWを保持するためのア−ム23aを2枚備えており
(図5参照)、各々のア−ム23aは昇降自在、X,Y
方向に移動自在、鉛直軸まわりに回転自在に構成されて
いて、例えばカセットステ−ジ21上のカセット22
と、前記第1の処理部群である、3個の反射防止膜形成
ユニットBと、冷却部3Aと、受け渡し部4Aとの間で
ウエハWの受け渡しを行なうようにこれらにアクセスで
きるように構成されると共に、前記第1の処理部群のレ
イアウトが決定されている。
【0022】またカセットステ−ションS1から見て最
も奥側のインタ−フェイスステ−ションS3に隣接した
領域には、例えば図4(処理ステ−ションS2のインタ
−フェイスステ−ションS3に隣接した領域を露光装置
S4側から見た断面図)に示すように、第1の処理部群
と対向して第2の処理部群が設けられている。この第2
の処理部群は、例えば第2の塗布処理部である6個の現
像ユニットDと、ウエハWの受け渡し部を兼ねる1個の
冷却部3Cとを含み、カセットステ−ションS1から見
て右側に3個の現像ユニットD(D1,D2,D3)が
3段に設けられ、この左側に冷却部3Cが設けられ、さ
らにこの左側に3個の現像ユニットD(D4,D5,D
6)が3段に設けられている。
【0023】そして第1の処理部群及び第2の処理部群
の間には、第3の処理部群が設けられている。この第3
の処理部群は2個の棚ユニットRと、1個の冷却部3B
と、1個の受け渡し部4Bとを含み、この例ではカセッ
トステ−ションS1から見て反射防止膜形成ユニットB
の奥側に棚ユニットR1、塗布ユニットCの奥側に棚ユ
ニットR2が夫々設けられており、この間に1個の冷却
部3Bと1個の受け渡し部4Bとが冷却部3Bを上にし
て2段に設けられている。
【0024】前記2個のウエハ搬送手段MAは、後述の
ように進退自在、昇降自在、鉛直軸まわりに回転自在に
構成されており、いずれかのウエハ搬送手段MAによ
り、各反射防止膜形成ユニットBと、各塗布ユニットC
と、各現像ユニットDと、各冷却部3と、各受け渡し部
4と、棚ユニットRの全ての棚との間でウエハWの受け
渡しが行われるようにレイアウトされている。
【0025】例えばウエハ搬送手段MA1は、前記第1
の処理部群と第3の処理部群とにアクセスできるよう
に、例えばカセットステ−ションS1から見て冷却部3
Aの奥側に配置され、各反射防止膜形成ユニットBと、
各塗布ユニットCと、各棚ユニットRと、冷却部3A,
3Bと、受け渡し部4A,4Bとの間でウエハWの受け
渡しを行なうようになっている。また例えばウエハ搬送
手段MA2は、第2の処理部群と第3の処理部群とにア
クセスできるように、例えば冷却部3Bの奥側に配置さ
れ、各現像ユニットDと、各棚ユニットRと、冷却部3
B,3Cと、受け渡し部4Bとの間でウエハWの受け渡
しを行なうようになっている。
【0026】さらにカセットステ−ションS1から見て
各ウエハ搬送手段MAの右側はケミカルユニットUとし
て割り当てられており、左側は作業用スペ−スとして確
保されている。ここでケミカルユニットUとは、反射防
止膜形成ユニットBや塗布ユニットC、現像ユニットD
への薬液の供給系を収納するためのものであり、例えば
溶剤やレジスト液、現像液等の貯留タンクや、貯留タン
クの開閉バルブ等の各種バルブ、フィルタ、バルブの駆
動部、吐出ノズルの駆動系等が収納されている。
【0027】前記棚ユニットR(R1,R2)は、図5
に棚ユニットR1を代表して示すように、ウエハWを加
熱し、その後冷却するための、複数例えば6個のCHP
装置5(Chilling Hot Plate Process Station)が縦に
配列されている。前記CHP装置5は、例えば図6に示
すように、ウエハWを加熱するための加熱部をなす加熱
プレ−ト51と、ウエハWを冷却するための冷却プレ−
ト52とを備えており、先ずウエハWを加熱プレ−ト5
1に載置して所定温度まで加熱した後(図6(a)参
照)、例えば加熱プレ−ト51からウエハWを例えば突
出ピン54で持ち上げると共に、冷却プレ−ト52を搬
送手段53によりウエハWの下方側の位置まで移動させ
てウエハWを冷却プレ−ト52に受け渡し((図6
(b),(c)参照)、その後ウエハWを載置したまま
冷却プレ−ト52を加熱プレ−ト51の側方の位置まで
移動させてウエハWを所定温度まで冷却するようになっ
ており((図6(d))、この装置では加熱プレ−ト5
1と冷却プレ−ト52との間のウエハWの受け渡しによ
って加熱時間が制御されるので、オ−バ−ベ−クが防止
される。 また塗布ユニットCについて例えば図7に基
づいて説明すると、31はカップであり、このカップ3
1内に真空吸着機能を有する回転自在なスピンチャック
32が設けられている。このスピンチャック32は昇降
機構33により昇降自在に構成されており、カップ31
の上方側に位置しているときに、前記ウエハ搬送手段M
Aの後述するア−ム41との間でウエハWの受け渡しが
行われる。
【0028】このウエハWの受け渡しについては、ア−
ム41上のウエハWをカップ31の上方側にてスピンチ
ャック32がその下方側から相対的に上昇して受取り、
またその逆の動作によってスピンチャック32側からア
−ム41に受け渡される。34は吐出ノズル、35は処
理液供給管、36はノズルを水平移動させる支持ア−ム
であり、このような塗布ユニットCでは、スピンチャッ
ク32上のウエハWの表面に吐出ノズル34からレジス
ト液を滴下し、スピンチャック32を回転させてレジス
ト液をウエハW上に伸展させ塗布する。
【0029】また反射防止膜形成ユニットB及び現像ユ
ニットDは塗布ユニットCとほぼ同一の構成であるが、
現像ユニットDは吐出ノズル34が例えばウエハWの直
径方向に配列された多数の供給孔を備えるように構成さ
れ、スピンチャック32上のウエハWの表面に吐出ノズ
ル34から第2の処理液である現像液を吐出し、スピン
チャック32を半回転させることによりウエハW上に現
像液の液盛りが行われ、現像液の液膜が形成されるよう
になっている。また反射防止膜形成ユニットBでは吐出
ノズル34から第1の処理液である薬液が吐出されるよ
うになっている。 前記ウエハ搬送手段MA1,MA2
は同一に構成され、例えば図8に示すように、ウエハW
を保持するための3枚のア−ム41と、このア−ム41
を進退自在に支持する基台42と、この基台42を昇降
自在に支持する一対の案内レ−ル43,44と、を備え
ており、これら案内レ−ル43,44を回転駆動部45
により回転させることにより、進退自在、昇降自在、鉛
直軸回りに回転自在に構成されている。
【0030】前記ウエハの受け渡し部4は、例えばプレ
−トの上面のウエハWのほぼ中央部に対応する位置にウ
エハ搬送手段MAのア−ム41が緩衝しない程度の高さ
の複数のピンを備えており、これらピン上にウエハWを
載置してからア−ム41を下降させ、次いでア−ム41
を退行させることにより、受け渡し部4にウエハWを受
け渡すように構成されている。
【0031】また前記冷却部3は、例えば冷媒の通流に
よって冷却された微調整用冷却プレ−トP(図5参照)
の表面にウエハWを載置することにより、当該ウエハW
が所定温度まで高精度に温度制御された状態で冷却され
るようになっている。本実施の形態では、CHP装置5
の加熱プレ−ト51にて所定温度に加熱されたウエハW
は、冷却プレ−ト52により第1の温度まで冷却され、
その後冷却部3にて第1の温度よりも低い第2の温度ま
で高精度に制御された状態で冷却されるようになってお
り、2段階で所定の温度(第2の温度)まで冷却するこ
とにより高精度に温度調整を行っている。
【0032】さらにこの例では第2の処理部群が設けら
れた領域は空間が閉じられている。つまりウエハ搬送手
段MA2が設けられた領域との間が図1に破線で示す仕
切り壁6にて仕切られており、図4に示すように天井部
に設けられたフィルタユニットFを介して清浄化された
空気が処理部の中に入っていくように構成されていると
いうことであり、仕切り壁6には各現像ユニットD及び
冷却部3Cとウエハ搬送手段MA2との間でウエハWの
受け渡しを行うためのウエハWの受け渡し口(図示せ
ず)と、冷却部3Cと後述するインタ−フェイスステ−
ションS3の受け渡しア−ム7との間でウエハWの受け
渡しを行うためのウエハWの受け渡し口(図示せず)と
が形成されている。
【0033】例えばフィルタユニットFは例えば処理ス
テ−ションS2の上方側を覆うように設けられており、
処理ステ−ションS2の下部に設けられた通気孔板63
を介して回収される当該ステ−ションS2内の下側雰囲
気が、排気口64から工場排気系に排気される一方、一
部がフィルタ装置65へと導入され、このフィルタ装置
65にて清浄化された空気が、側壁との間に形成された
壁ダクト66へと送出され、天井部に設けられたフィル
タユニットFを介して処理ステ−ションS2内にダウン
フロ−として吹き出されるようになっている。
【0034】フィルタユニットFは、空気を清浄化する
ためのフィルタ、空気中のアルカリ成分例えばアンモニ
ア成分やアミンを除去するために酸成分が添加されてい
る化学フィルタ、吸い込みファン、及び加熱機構や加湿
機構などを備えており、清浄化され、アルカリ成分が除
去され、所定の温度及び湿度に調整された空気を下方側
の処理空間内に送出するようになっている。例えばレジ
スト液として化学増幅型のレジストを用いた場合には、
現像処理雰囲気にアルカリ成分が入り込みことを防止す
る必要があるので、処理部を閉じた空間とし、化学フィ
ルタを用いて外部からのアルカリ成分の侵入を防いでい
る。
【0035】なお化学増幅型のレジストは露光すること
により酸が生成し、この酸が加熱処理により拡散して触
媒として作用し、レジスト材料の主成分であるベ−ス樹
脂を分解したり、分子構造を変えて現像液に対して可溶
化するものである。従ってこの種のレジストを用いた場
合、空気中に含まれている微量なアンモニアや壁の塗料
などから発生するアミンなどのアルカリ成分がレジスト
表面部の酸と接触すると酸による触媒反応が抑制され、
パタ−ンの形状が劣化するためアルカリ成分を除去する
必要がある。
【0036】こうして処理ステ−ションS2では、カセ
ットステ−ションS1の受け渡しア−ム23によって各
反射防止膜形成ユニットBと、冷却部3Aと、受け渡し
部4Aとに対してウエハWの受け渡しが行なわれ、ウエ
ハ搬送手段MA1によって各反射防止膜形成ユニットB
と、各塗布ユニットCと、冷却部3A,3Bと、受け渡
し部4A,4Bと、各棚ユニットRとに対してウエハW
の受け渡しが行われ、ウエハ搬送手段MA2によって各
現像ユニットDと、冷却部3B,3Cと、受け渡し部4
Bと、各棚ユニットRとに対してウエハWの受け渡しが
行われる。
【0037】処理ステ−ションS2の隣にはインタ−フ
ェイスステ−ションS3が接続され、このインタ−フェ
イスステ−ションS3の奥側には、レジスト膜が形成さ
れたウエハWに対して露光を行うための露光装置S4が
接続されている。インタ−フェイスステ−ションS3
は、ウエハWを加熱及び冷却するためのCHP装置71
と、処理ステ−ションS2と露光装置S4との間及び、
処理ステ−ションS2とCHP装置71との間でウエハ
Wの受け渡しを行うための受け渡しア−ム7とを備えて
おり、この受け渡しア−ム7は冷却部3CとCHP装置
71と露光装置S4とにアクセスできるように構成され
ている。
【0038】次に上述の実施の形態の作用について説明
する。先ず自動搬送ロボット(あるいは作業者)により
例えば25枚のウエハWを収納したカセット22がカセ
ットステ−ジ21に搬入され、受け渡しア−ム23によ
りカセット22内からウエハWが取り出されて処理ステ
−ションS2の冷却部3Aに受け渡され、ここで所定の
温度まで冷却される。この後ウエハWは例えば受け渡し
ア−ム23により反射防止膜形成ユニットBに搬送さ
れ、ここで反射防止膜が形成される。この際受け渡しア
−ム23は2枚のア−ム23aを備えているので、一方
のア−ム23aにより冷却部3Aから冷却後のウエハW
を受け取った後、他方のア−ム23aのウエハWを冷却
部3Aに受け渡すことができる。また反射防止膜を形成
するのは、化学増幅型のレジストを用いると露光時にレ
ジストの下側で反射が起こるので、これを防止するため
である。
【0039】次いで反射防止膜形成ユニットBのウエハ
Wは、例えば受け渡しア−ム23→受け渡し部4A→ウ
エハ搬送手段MA1→棚ユニットRのCHP装置5→ウ
エハ搬送手段MA1→冷却部3→ウエハ搬送手段MA1
→塗布ユニットCの経路で搬送される。こうしてウエハ
Wは、CHP装置5にて加熱プレ−ト51で所定温度ま
で加熱された後、当該CHP装置5の冷却プレ−ト52
及び冷却部3により所定温度まで2段階で冷却されて温
度調整が行われ、レジストが塗布される。
【0040】次に塗布ユニットCのウエハWは、ウエハ
搬送手段MA1→棚ユニットRのCHP装置5→ウエハ
搬送手段MA2→冷却部3Cの経路で搬送されて、CH
P装置5→冷却部3Cにより所定温度まで加熱された
後、所定温度まで2段階で冷却されて温度調整が行われ
る。そして冷却部3CのウエハWは、インタ−フェイス
ステ−ションS3の受け渡しア−ム7→露光装置S4の
経路で搬送され、露光が行われる。
【0041】露光後のウエハWは逆の経路、つまり露光
装置S4→受け渡しア−ム7→CHP装置71→受け渡
しア−ム7→冷却部3C→ウエハ搬送手段MA2→現像
ユニットDの経路で搬送される。こうしてウエハWは、
CHP装置71→冷却部3Cにより所定温度まで加熱さ
れた後、所定温度まで2段階で冷却されて温度調整が行
われ、次いでウエハWは現像ユニットDにて現像処理さ
れる。
【0042】その後ウエハWはウエハ搬送手段MA2→
棚ユニットRのCHP装置5→ウエハ搬送手段MA1→
受け渡し部4A→受け渡しア−ム23の経路で搬送さ
れ、一旦所定温度まで加熱された後、所定温度まで冷却
されたウエハWは、受け渡し部4Aを介して例えば元の
カセット22内に戻される。
【0043】ここで処理ステ−ションS2では、ウエハ
Wは順次冷却部3Aに送られ、続いて空いている反射防
止膜形成ユニットB→棚ユニットR1の空いているCH
P装置5→空いている冷却部3→空いている塗布ユニッ
トC→棚ユニットRの空いているCHP装置5→冷却部
3C→インタ−フェイスステ−ションS2の経路で搬送
され、また露光後のウエハWはインタ−フェイスステ−
ションS2のCHP装置71→受け渡しア−ム7→冷却
部3C→空いている現像ユニットD→棚ユニットRの空
いているCHP装置5→受け渡し部4Aの経路で搬送さ
れればよい。
【0044】この際冷却部3Aと反射防止膜形成ユニッ
トBとの間は、ウエハWを受け渡しア−ム23にて搬送
するようにしてもよいし、ウエハ搬送手段MA1により
搬送するようにしてもよい。またウエハWを搬送する際
に、ウエハ搬送手段MA同士の間でウエハWの受け渡し
を行う場合には、受け渡し部4Bを介してウエハWの受
け渡しが行われる。
【0045】さらに上述の実施の形態では、受け渡しア
−ム23を塗布ユニットCにアクセスできるように構成
し、冷却部3Aと塗布ユニットCとの間は、ウエハWを
受け渡しア−ム23により搬送するようにしてもよい。
【0046】上述実施の形態では、カセットステ−ショ
ンS1の受け渡しア−ム23により、処理ステ−ション
S2の反射防止膜形成ユニットBと冷却部3と受け渡し
部4Aとの間でウエハWを搬送するようにしたので、処
理ステ−ションS2内におけるウエハWの搬送を全てウ
エハ搬送手段MAが行っていた従来の場合に比べて、ウ
エハ搬送手段MAの負荷が軽減される。このためウエハ
搬送手段MAでアクセスするユニットの数を増加するこ
とができ、スル−プットの向上を図ることができる。
【0047】つまり上述の実施の形態では、処理ステ−
ションS2内のカセットステ−ションS1に隣接した領
域に、カセットステ−ションS1のカセット22の配列
方向と平行に、反射防止膜形成ユニットBと塗布ユニッ
トCと冷却部3Aと受け渡し部4Aとを含む第1の処理
部群を配置し、これに対向するようにインタ−フェイス
ステ−ションS3に隣接する領域に現像ユニットDと冷
却部3Cとを含む第2の処理部群を配置し、これらの間
に棚ユニットRと冷却部3Bと受け渡し部4Bとを含む
第3の処理部群を配置し、さらに第1及び第2の処理部
群の間にウエハ搬送手段MA1、第2及び第3の処理部
群の間にウエハ搬送手段MA2を夫々配置するレイアウ
トになっている。
【0048】このため第1の処理部群に対しては受け渡
しア−ム23とウエハ搬送手段MA1のいずれによって
もウエハWの受け渡しを行うことができ、第3の処理部
群はウエハ搬送手段MA1,MA2のいずれによっても
ウエハWの受け渡しを行うことができる。このように2
つの搬送手段でアクセスできるユニットが多いので、ウ
エハWの待ち時間を作ることなくアクセスできるユニッ
トの数を多くすることができ、スル−プットを向上させ
ることができる。
【0049】また上述の実施の形態では、反射防止膜形
成ユニットBや塗布ユニットCや現像ユニットD等のい
わゆる塗布処理を行うユニットを第1の処理部群と第2
の処理部群とし、また加熱源である加熱プレ−ト51を
含むCHP装置5を第3の処理部群として、カセットス
テ−ションS1側から第1の処理部群、第3の処理部
群、第2の処理部群をこの順序で配列し、第1の処理部
群と第3の処理部群との間及び第3の処理部群と第2の
処理部群との間に夫々ウエハ搬送手段MAとケミカルユ
ニットUを配置するようにレイアウトしたので、塗布処
理を行うユニットが加熱源から分離される。このためC
HP装置5→冷却部3の経路で2段階に高精度に温度調
整されたウエハWが加熱プレ−ト51からの熱影響を受
けにくく、高い温度精度を維持した状態で各ユニットに
おいて塗布処理を行うことができるので、温度変化が原
因となる処理ムラの発生が抑えられ、均一な処理を行う
ことができる。
【0050】さらにまた本発明では、第1の処理部群と
第3の処理部群との間及び第3の処理部群と第2の処理
部群との間の、カセットステ−ションS1から見て各ウ
エハ搬送手段MAの左側に既述のように作業用スペ−ス
を確保することができるので、棚ユニットRのメインテ
ナンスやウエハ搬送手段MAの動作の確認といった作業
を作業者がこのスペ−スに入り込んで行うことができ、
これらの作業を容易に行うことができる。
【0051】続いて本発明の他の例について図9に基づ
いて説明するが、図9では図2に示す塗布、現像装置と
同じ符号の部分は、同じ構成を示している。この例で
は、2個の棚ユニットR3,R4には、CHP装置5の
代わりに、複数の加熱部と冷却部が縦に配列されてお
り、これら棚ユニットR3,R4と冷却部3B、受け渡
し部4B(図示せず)により第3の処理部群が構成され
ている。また第2の処理部群は現像ユニットDと複数の
冷却部8を備えており、この冷却部8は上述の冷却部3
と同様に構成され、縦に多段に配列されている。さらに
インタ−フェイスステ−ションS3には、CHP装置7
1の代わりに複数の加熱部72が多段に設けられてい
る。
【0052】処理ステ−ションS2内のレイアウトにつ
いては、上述の実施の形態と同様に、カセットステ−シ
ョンS1のカセット22の配列方向と平行に、当該ステ
−ションS1に隣接して反射防止膜形成ユニットBと塗
布ユニットCと冷却部3Aと受け渡し部4Aとを含む第
1の処理部群を配置し、これに対向するようにインタ−
フェイスステ−ションS3に隣接する領域に前記第2の
処理部群を配置し、第1及び第2の処理部群の間にこれ
らに対向するように前記第3の処理部群を配置して、第
1及び第2の処理部群の間及び第2及び第3の処理部群
の間にウエハ搬送手段MA1,MA2を夫々配置する。
【0053】また第3の処理部群のレイアウトについて
は、カセットステ−ションS1から見てウエハ搬送手段
MA1の奥側に冷却部3Bと受け渡し部4Bとが冷却部
3Bを上にして縦に配列されており、この右側に棚ユニ
ットR3、左側に棚ユニットR4が夫々配置されてい
る。
【0054】前記棚ユニットR3,R4の加熱部及びイ
ンタ−フェイスステ−ションS3の加熱部72は、例え
ばヒ−タにより加熱された加熱プレ−トの表面にウエハ
Wを載置することにより、当該ウエハWが所定温度に加
熱されるようになっている。また棚ユニットR3,R4
の冷却部は冷媒の通流によって冷却された粗調整用冷却
プレ−トの表面にウエハWを載置することにより、当該
ウエハWが所定温度まで冷却されるようになっており、
上述の冷却部3,8が微調整用の冷却部3であるのに対
し、いわばウエハWの粗熱をとるための粗調整用の冷却
部である。
【0055】さらにこの例では棚ユニットR4は、図示
しない搬送レ−ルに沿って冷却部3Bの隣接する位置か
ら、図9に破線で示すように、カセットステ−ションS
1の受け渡しア−ム23のストロ−ク範囲内の、塗布ユ
ニットCに隣接するカセットステ−ションS1側の位置
まで移動可能に構成されており、棚ユニットR4にある
ウエハWを、棚ユニットR4自身でカセットステ−ショ
ンS1に望む位置まで搬送できるようになっている。こ
の際カセットステ−ションS1の受け渡しア−ム23
は、棚ユニットR4との間でウエハWの受け渡しを行う
ことができるように構成されており、棚ユニットR4に
よって搬送されたウエハWを当該棚ユニットR4から受
け渡しア−ム23が直接受け取ることができるようにな
っている。他の構成は図2に示す実施の形態と同様であ
る。
【0056】このような処理ステ−ションS2内でのウ
エハWの流れを簡単に説明すると、ウエハWは、受け渡
しア−ム23→冷却部3A→受け渡しア−ム23→反射
防止膜形成ユニットB→ウエハ搬送手段MA1→棚ユニ
ットR3(R4)の加熱部→冷却部→ウエハ搬送手段M
A1→冷却部3→ウエハ搬送手段MA1→塗布ユニット
C→ウエハ搬送手段MA1→棚ユニットR3(R4)の
加熱部→冷却部→ウエハ搬送手段MA2→冷却部3C→
インタ−フェイスステ−ションS3の受け渡しア−ム7
→露光装置S4→受け渡しア−ム7→加熱部72→受け
渡しア−ム7→冷却部8→ウエハ搬送手段MA2→現像
ユニットD→ウエハ搬送手段MA2→棚ユニットR4の
加熱部→冷却部→棚ユニットR4のカセットステ−ショ
ンS1側への移動→受け渡しア−ム23の経路で搬送さ
れる。
【0057】このようにこの実施の形態では、棚ユニッ
トR4を移動可能に構成し、現像後のウエハWに対して
棚ユニットR4で加熱、冷却を行った後、ウエハ搬送手
段MA1によらずに当該ウエハWを棚ユニットR4自体
で搬送し、受け渡しア−ム23に受け渡し渡すようにし
たので、ウエハ搬送手段MA1の負担を軽減することが
でき、スル−プットの向上を図ることができる。
【0058】以上において本発明では、反射防止膜形成
ユニットBや塗布ユニットC、現像ユニットD、冷却部
3、棚ユニットRのCHP装置や加熱部、冷却部の個数
は上述の例に限らず適宜選択されるものであり、これに
合わせて前記ユニット等の積み重ね段数も適宜選択され
る。また第1の処理部群を構成する反射防止膜形成ユニ
ットBや塗布ユニットC、冷却部3Aの配置は、上述の
例に限らず、反射防止膜形成ユニットBと塗布ユニット
Cとを他段に積み重ねてもよいし、反射防止膜形成ユニ
ットBと塗布ユニットCと冷却部3Aとを他段に積み重
ねてもよい。
【0059】また本発明では、レジストの塗布処理や現
像処理の際に、ウエハWを加熱した後2段階で冷却する
手法を用いたが、微調整用の冷却部3,8を用いずにウ
エハWを1段階で冷却するようにしてもよい。ここで上
述の例では、冷却部3Aは第1の処理部群として、カセ
ットステ−ションS1に隣接する領域に配置し、受け渡
しア−ム23によりウエハWの受け渡しを行うことがで
きるように構成したが、これは反射防止膜を形成する場
合に望ましい。つまり反射防止膜形成を形成する場合に
は、この前にウエハWを冷却して所定の温度に調整する
必要があり、既述の位置に冷却部3Aが無い場合には、
ウエハWを受け渡しア−ム23により一旦受け渡し部4
Aや反射防止膜形成ユニットB等の第1の処理部群の一
つに受け渡し、これをウエハ搬送手段MA1により棚ユ
ニットRのCHP装置や冷却部に搬送して冷却すること
になり、搬送に無駄が生じるからである。
【0060】さらにまた本発明は反射防止膜を形成する
代わりに疎水化処理を行う場合に適用してもよく、例え
ばこの場合には反射防止膜形成ユニットBの代わりに疎
水化処理部を設け、ここで疎水化処理を行った後、塗布
ユニットCにてレジストの塗布が行われる。さらにまた
本発明は、基板としてはウエハに限らず、液晶ディスプ
レイ用のガラス基板であってもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、基板搬送手段の負担が
軽減されるので、スル−プットの向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る塗布、現像装置を示
す概観斜視図である。
【図2】前記塗布、現像装置を示す概略平面図である。
【図3】前記塗布、現像装置の第1の処理部群の一例を
示す側面図である。
【図4】前記塗布、現像装置の第2の処理部群の一例を
示す側面図である。
【図5】棚ユニットの一例を示す側面図である。
【図6】CHP装置を示す断面図である。
【図7】塗布ユニットを示す断面図である。
【図8】ウエハ搬送手段を示す斜視図である。
【図9】塗布、現像装置の他の例を示す概略平面図であ
る。
【図10】従来の塗布、現像装置を示す概略平面図であ
る。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ S1 カセットステ−ション S2 処理ステ−ション S3 インタ−フェイスステ−ション S4 露光装置 23 受け渡しア−ム 3 冷却部 B 反射防止膜形成ユニット C 塗布ユニット D 現像ユニット R 棚ユニット MA ウエハ搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA17 FA01 FA03 FA11 FA12 FA15 MA02 MA09 MA24 MA26 MA27 NA03 NA16 5F046 CD01 CD05 CD06 JA22 LA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板を収納した基板カセットを載
    置する載置部と、この載置部に載置された基板カセット
    に対して基板の受け渡しを行う受け渡し手段と、を含む
    カセットステ−ションと、このカセットステ−ションに
    接続され、前記受け渡し手段により搬送された基板を処
    理する処理ステ−ションと、を有し、 前記処理ステ−ションは、基板に対して処理液を塗布す
    る塗布処理部と、 この塗布処理部に対して基板の受け渡しを行う基板搬送
    手段と、を備え、 前記カセットステ−ションの受け渡し手段が前記処理ス
    テ−ションの塗布処理部に対して基板の受け渡しを行う
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の基板を収納した基板カセットを載
    置する載置部と、この載置部に載置された基板カセット
    に対して基板の受け渡しを行う受け渡し手段と、を含む
    カセットステ−ションと、このカセットステ−ションに
    接続され、前記受け渡し手段により搬送された基板を処
    理する処理ステ−ションと、を有し、 前記処理ステ−ションは、カセットステ−ション側に設
    けられ、基板に対して第1の処理液を塗布する第1の塗
    布処理部と、 カセットステ−ションの反対側に設けられ、基板に対し
    て第2の処理液を塗布する第2の塗布処理部と、 前記第1及び第2の塗布処理部の間に設けられ、基板を
    加熱するための加熱部と、 第1の塗布処理部と加熱部との間に設けられ、これらに
    対して基板の搬送を行う第1の基板搬送手段と、 第2の塗布処理部と加熱部との間に設けられ、これらに
    対して基板の搬送を行う第2の基板搬送手段と、を備え
    ることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記カセットステ−ションの受け渡し手
    段が前記処理ステ−ションの第1の塗布処理部に対して
    基板の受け渡しを行うことを特徴とする請求項2記載の
    基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理ステ−ションは、基板を冷却す
    るための冷却部を備え、前記カセットステ−ションの受
    け渡し手段がこの処理ステ−ションの冷却部に対して基
    板の受け渡しを行うことを特徴とする請求項1,2又は
    3記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理ステ−ションのカセットステ−
    ションの反対側に設けられた露光装置と、処理ステ−シ
    ョンのカセットステ−ションの反対側に接続され、処理
    ステ−ションと露光装置との間で基板の受け渡しを行う
    ためのインタ−フェイスステ−ションと、を備え、前記
    第1の塗布処理部は基板に対して反射防止膜の形成を行
    う処理部を含み、前記第2の塗布処理部は前記露光装置
    にて露光された基板に対して現像処理を行う処理部を含
    むことを特徴とする請求項2,3又は4記載の基板処理
    装置。
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