JP2001109470A - 自動演奏装置及び方法 - Google Patents

自動演奏装置及び方法

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JP2001109470A JP29073099A JP29073099A JP2001109470A JP 2001109470 A JP2001109470 A JP 2001109470A JP 29073099 A JP29073099 A JP 29073099A JP 29073099 A JP29073099 A JP 29073099A JP 2001109470 A JP2001109470 A JP 2001109470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の曲順に従って連続再生する曲データ
の管理を容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 記憶手段におけるデータ保持構造をディ
レクトリ構造として、1つのディレクトリ内には複数個
の曲データと1個の曲順データとを含むように管理す
る。曲順データは、前記1つのディレクトリ内の同一デ
ィレクトリに含まれる複数個の曲データの再生順を指示
する。再生手段は、記憶手段に記憶された複数個の曲デ
ータの中から曲順データの指示に従って所定の曲データ
を同一ディレクトリから順次に読み出し、読み出した曲
データに基づいて演奏音を連続再生する。このように、
曲順データに登録可能な曲データを1つのディレクトリ
内の曲データに限定することによって、ユーザは曲デー
タの管理を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め記憶してお
いた曲データ(演奏データ)を読み出し、この曲データ
に基づいて楽音を再生する電子楽器あるいは自動演奏装
置その他演奏装置に関し、特に複数の曲データを任意の
順序で順次連結して曲を連続再生する自動演奏装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られた電子楽器あるいは自動
演奏装置等の演奏装置では、記憶媒体内に複数の曲デー
タ(演奏データ)を記憶し、いずれか選択された曲デー
タに基づいて自動演奏(つまり、曲の再生)を行うこと
ができるようになっている。かかる電子楽器あるいは自
動演奏装置等の演奏装置では、1回の再生指示に応じ
て、ユーザにより設定された曲データの再生順に複数の
曲データを順次連結して、複数の曲の再生を順次に行う
ことができる。この機能は一般的に「チェイン機能」と
呼ばれ、複数の曲データの再生順を「チェインデータフ
ァイル」(「チェイン機能」により連結した曲データ
群)として記憶媒体に記憶しておき、この「チェインデ
ータファイル」に基づいて複数の曲データを順次に連続
再生して曲の再生を行う技術が既に知られている(例え
ば、特開平7−199925号等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1つの「チ
ェインデータファイル」内には記憶媒体内の任意の曲デ
ータを再生順に記憶することが可能であり、曲データの
数あるいは「チェインデータファイル」の数が多くなる
と、どの「チェインデータファイル」にどの曲データが
登録されているのかがわかりづらい。また、「チェイン
データファイル」を作成する際にも、大量に記憶されて
いる曲データの中からどの曲データを所望の「チェイン
データファイル」に登録すべきかがわかりづらい。そこ
で、ユーザによるデータ管理が必要であるが、このデー
タ管理がユーザにとって非常に煩わしく面倒である、と
いう問題点があった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、所望の「チェインデータファイル」に登録すること
のできる曲データを所定の範囲に限定してデータ管理を
容易に行えるようにすることにより、「チェインデータ
ファイル」の作成あるいは編集を効率的かつ簡単に行う
ことができるようにした自動演奏装置及び方法を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動演奏装
置は、自動演奏データからなる複数個の曲データと少な
くとも2個以上の前記曲データの再生順を指示する曲順
データとを各々記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された複数個の曲データの中から前記曲順データに従
って所定の曲データを順次に読み出し、読み出した曲デ
ータに基づいて演奏音を連続再生する再生手段と、前記
記憶手段におけるデータ保持構造をディレクトリ構造と
し、1つのディレクトリ内に複数個の曲データと1個の
曲順データとを含むように管理する制御手段とを具え、
前記1つのディレクトリ内の前記曲順データは、同一デ
ィレクトリに含まれる複数個の曲データの再生順を指示
するものであることを特徴とするものである。
【0006】曲順データは再生する曲の順番を記録する
データであり、記憶手段に記憶される。また、記憶手段
には曲データが記憶される。前記記憶手段におけるデー
タ保持構造はディレクトリ構造であって、1つのディレ
クトリには複数個の曲データと1個の曲順データとが記
憶される。前記1つのディレクトリ内の前記曲順データ
は、同一ディレクトリに含まれる複数個の曲データの再
生順を指示するものである。すなわち、曲順データに再
生順が記録される曲データは、曲順データと同一ディレ
クトリに記憶された曲データである。再生手段は、この
曲順データに基づいて曲データを順次読出し、曲データ
に基づいて曲を再生する。すなわち、前記記憶手段に記
憶された複数個の曲データの中から前記曲順データに従
って所定の曲データを順次に読み出し、読み出した曲デ
ータに基づいて演奏音を連続再生する。このように、記
憶媒体内のデータ保持構造をディレクトリ構造とし、曲
順データは1つのディレクトリ内に記憶されている複数
の曲データを指示するようにし、曲順データに登録可能
な曲データを1つのディレクトリ内の曲データに限定し
たことから、ユーザによるデータ管理を容易に行うこと
ができるようになる。
【0007】また、前記1つのディレクトリ内の前記曲
順データはその再生順の中に他のディレクトリに記憶し
ている曲データをも含めることができるものであり、そ
の場合当該ディレクトリ内には該他のディレクトリに記
憶されている曲データの記憶位置を示す記憶位置情報を
記憶するものであることを特徴とする。
【0008】上述したように、前記1つのディレクトリ
内の前記曲順データは、同一ディレクトリに含まれる複
数個の曲データの再生順を指示するものであるが、その
再生順の中に他のディレクトリに記憶している曲データ
をも含めることができる。その場合に、同一ディレクト
リ内には該他のディレクトリに記憶されている曲データ
の記憶位置を示す記憶位置情報を記憶しておき、曲順デ
ータは当該記憶位置情報により曲データの再生順を指示
することができる。そのため、他のディレクトリに記憶
された曲データを曲順データが指示している場合であっ
ても、当該曲順データを記憶する1つのディレクトリ内
に他のディレクトリ内の曲データに関すいる情報を持つ
ことから、ユーザによるデータ管理を容易に行うことが
できるようになる。
【0009】本発明は、装置の発明として構成し、実施
することができるのみならず、方法の発明として構成
し、実施することができる。また、本発明は、コンピュ
ータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で
実施することができるし、そのようなプログラムを記憶
した記録媒体の形態で実施することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に従って詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係る自動演奏
装置の全体概略構成を示すハードブロック図である。本
実施例に示す自動演奏装置は、マイクロプロセッサユニ
ット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、
ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロ
コンピュータによって制御されるようになっている。C
PU1は、この自動演奏装置全体の動作を制御するもの
である。このCPU1に対して、データ及びアドレスバ
ス1Dを介してリードオンリメモリ(ROM)2、ラン
ダムアクセスメモリ(RAM)3、押鍵検出回路4、ス
イッチ検出回路5、表示回路6、音源回路7、効果回路
8、外部記憶装置9、MIDIインタフェース(I/
F)10および通信インタフェース11がそれぞれ接続
されている。更に、CPU1には、タイマ割込み処理に
おける割込み時間や各種時間を計時するタイマ1Aが接
続されている。
【0012】ROM2は、CPU1により実行あるいは
参照される各種プログラムや各種データ等を格納するも
のである。RAM3は、自動演奏に関する各種演奏情報
やCPU1がプログラムを実行する際に発生する各種デ
ータを一時的に記憶するワーキングメモリとして、ある
いは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを
記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定の
アドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジス
タやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
鍵盤4Aは楽音の音高を選択するための複数の鍵を備え
ており、各鍵に対応してキースイッチを有しており、こ
の鍵盤4Aは楽音演奏のために使用できるのは勿論のこ
と、曲データファイル(後述する)の選択指示あるいは
チェインデータファイル(後述する)の選択指示を行う
ための入力手段として使用することもできる。押鍵検出
回路4は、鍵盤4Aの各鍵の押圧及び離鍵を検出し、検
出出力を生じる。スイッチ5Aは曲データファイルの選
択指示あるいはチェインデータファイルの選択指示を入
力したり、あるいは自動演奏曲に関する各種の音楽条件
を入力するための各種の操作子を含んで構成される。例
えば、数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用
のキーボード、あるいはパネルスイッチ等である。この
他にも音高、音色、効果等を選択・設定・制御するため
の各種操作子を含んでいてよい。スイッチ検出回路5
は、スイッチ部5Aの各操作子の操作状態を検出し、そ
の操作状態に応じたスイッチ情報をデータ及びアドレス
バス1Dを介してCPU1に出力する。表示回路6はC
PU1の制御状態、曲データファイルあるいはチェイン
データファイルの内容等の各種情報を、例えば液晶表示
パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレ
イ6Aに表示するようになっている。
【0013】音源回路7は、複数のチャンネルで楽音信
号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1
Dを経由して与えられた演奏情報を入力し、このデータ
に基づき楽音信号を発生する。音源回路7から発生され
た楽音信号は、サウンドシステム8Aを介して発音され
る。また、効果回路8は前記音源回路7から発生された
楽音信号に対して各種効果を与える。前記音源回路7に
おける楽音信号発生方式はいかなるものを用いてもよ
い。例えば、発生すべき楽音の音高に対応して変化する
アドレスデータに応じて波形メモリに記憶した楽音波形
サンプル値データを順次読み出す波形メモリ読み出し方
式、又は上記アドレスデータを位相角パラメータデータ
として所定の周波数変調演算を実行して楽音波形サンプ
ル値データを求めるFM方式、あるいは上記アドレスデ
ータを位相角パラメータデータとして所定の振幅変調演
算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるAM方
式等の公知の方式を適宜採用してもよい。すなわち、音
源回路の方式は、波形メモリ方式、FM方式、物理モデ
ル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VC
O+VCF+VCAのアナログシンセサイザ方式、アナ
ログシミュレーション方式等、どのような方式であって
もよい。また、専用のハードウェアを用いて音源回路を
構成するものに限らず、DSPとマイクロプログラム、
あるいはCPUとソフトウェアを用いて音源回路を構成
するようにしてもよい。さらに、1つの回路を時分割で
使用することによって複数の発音チャンネルを形成する
ようなものでもよいし、1つの発音チャンネルが1つの
回路で形成されるようなものであってもよい。
【0014】外部記憶装置9は、曲データファイルやチ
ェインデータファイルなどのような自動演奏曲に関する
データやCPU1が実行する各種プログラム等の制御に
関するデータを記憶するものである。前記ROM2に制
御プログラムが記憶されていない場合、この外部記憶装
置9(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶
させておき、それを前記RAM3に読み込むことによ
り、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同
様の動作をCPU1にさせることができる。このように
すると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が
容易に行える。なお、外部記憶装置9はハードディスク
(HD)に限られず、フロッピィーディスク(FD)、
コンパクトディスク(CD−ROM・CD−RAM)、
光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digit
al Versatile Diskの略)等の着脱自
在な様々な形態の外部記憶媒体を利用する記憶装置であ
ってもよい。
【0015】MIDIインタフェース(I/F)10
は、他のMIDI機器10A等からMIDI規格の演奏
情報(MIDIデータ)を当該自動演奏装置へ入力した
り、あるいは当該自動演奏装置からMIDI規格の演奏
情報(MIDIデータ)を他のMIDI機器10A等へ
出力するためのインタフェースである。通信インタフェ
ース11は、例えばLANやインターネット、電話回線
等の通信ネットワーク11Bに接続されており、概通信
ネットワーク11Bを介して、サーバコンピュータ11
Aと接続され、当該サーバコンピュータ11Aから制御
プログラムや各種データを自動演奏装置側に取り込むた
めのインタフェースである。すなわち、ROM2やハー
ドディスクに制御プログラムや各種データが記憶されて
いない場合に、サーバコンピュータ11Aから制御プロ
グラムや各種データをダウンロードするために用いられ
る。クライアントとなる自動演奏装置は、通信インター
フェース11及び通信ネットワーク11Bを介してサー
バコンピュータ11Aへと制御プログラムや各種データ
のダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバ
コンピュータ11Aは、このコマンドを受け、要求され
た制御プログラムやデータを、通信ネットワーク11B
を介して本装置へと配信し、本装置が通信インタフェー
ス11を介して、これら制御プログラムや各種データを
受信してハードディスクに蓄積することにより、ダウン
ロードが完了する。なお、MIDIインタフェース10
は専用のMIDIインタフェースを用いるものに限ら
ず、RS232−C、USB(ユニバーサル・シリアル
・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー139
4)等の汎用のインタフェースを用いてMIDIインタ
フェースを構成するようにしてもよい。この場合、MI
DIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するよう
にしてもよい。
【0016】図2は、図1に示した自動演奏装置におけ
る各種データ(曲データファイル及びチェインデータフ
ァイルあるいはMIDIデータ)のやり取りを説明する
ためのデータフロー概念図である。ただし、以下の説明
では、着脱自在な様々な形態の外部記憶媒体9Aを利用
して曲データファイル及びチェインデータファイルのや
り取りを行う場合について説明する。本実施例における
自動演奏装置100は、外部記憶媒体9Aとの間で曲デ
ータファイルあるいはチェインデータファイルのセーブ
(書き込み)・ロード(読出し)が可能である(矢印X
1)。すなわち、自動演奏装置100全体を制御するC
PU1から送信される所定の制御命令に従って外部記憶
媒体9Aを動作することにより、外部記憶媒体9Aに対
して前記各データファイル毎にセーブ・ロードを行うこ
とができる。また、本実施例における自動演奏装置10
0は、他のMIDI機器10A(例えば、鍵盤楽器や自
動演奏装置等)からMIDIデータを受信可能である
(矢印X2)。受信したMIDIデータは曲データファ
イルとして自動演奏装置100内のメモリ(例えば、R
AM3)に蓄積することができ、当該MIDIデータを
用いて楽音を再生することができる。勿論、この蓄積し
たMIDIデータを外部記憶媒体9Aにセーブすること
も可能である。自動演奏装置100本体に着脱可能であ
る外部記憶媒体9Aは、他の自動演奏装置100Aでも
利用が可能である。したがって、自動演奏装置100で
作成した曲データファイルを外部記憶媒体9Aにセーブ
した後に、自動演奏装置100から当該外部記憶媒体9
Aを取り外し、他の自動演奏装置100Aに当該外部記
憶媒体9Aを取り付けることによって、外部記憶媒体9
Aに記憶されている曲データファイルを他の自動演奏装
置100Aでロードすることができる。これにより、他
の自動演奏装置100Aで作成した曲データファイルを
本自動演奏装置100で再生したり、逆に本自動演奏装
置100が受信し蓄積したMIDIデータを他の自動演
奏装置100Aで再生したりすることが簡単に行えるよ
うになる。更に、本実施例における自動演奏装置100
は、外部記憶媒体9Aに記憶されている複数の曲データ
ファイルに基づいて曲を「チェイン再生」(つまり、
「チェイン機能」による曲の連続再生)するためのチェ
インデータファイルを作成することが可能である(詳し
くは後述する)。
【0017】図3は、この発明に係る自動演奏装置にお
いて採用するデータ構造の一実施例を概念的に示した図
である。なお、本実施例において、「ディレクトリ構
造」とは数多くのデータ(ファイル)を管理するために
採用する一般的な階層構造を全て含む概念である。例え
ば、本発明に係る自動演奏装置で使用する外部記憶媒体
9Aに対して、各種データ(曲データ及びチェインデー
タ)は「ディレクトリ構造」で記憶される。すなわち、
曲データ及びチェインデータは階層的にツリー状に構成
された所定のディレクトリ内に各々所定の形式で記憶さ
れ(これを曲データファイル及びチェインデータファイ
ルと呼ぶ)、該ディレクトリを指定することにより曲デ
ータとチェインデータを指定することができるようにな
っている。図3に示す実施例では、ルートディレクトリ
の下にAディレクトリとBディレクトリがあり、さらに
Bディレクトリの下にはCディレクトリがある。各ディ
レクトリには、1乃至複数の曲データファイル(「曲デ
ータファイル1」や「曲データファイル2」等で示す)
や所定の曲データファイルを指し示すためのポインタ
(「曲データファイル1´」あるいは「曲データファイ
ル4´」のように「´」を付与して表記して示す)、及
び1つのチェインデータファイルを記録することができ
る。前記ポインタには、オリジナルの曲データファイル
が記録されているディレクトリ名及びファイル名が記録
される。例えば、「曲データファイル1´」には「Aデ
ィレクトリ内の曲データファイル1」のように記録され
る。このようなポインタを用いて曲データファイルを指
定することができるようにしたことで、記憶容量をあま
り増やさずに1つの曲を複数のディレクトリに記録する
ことができる。
【0018】チェインデータファイルは、そのチェイン
データファイルと同じディレクトリに記録されている一
部又は全部の曲データファイル及びポインタの再生順を
規定したファイルである。例えば、Aディレクトリのチ
ェインデータファイルの内容が「曲データファイル1→
曲データファイル2→曲データファイル3」の順である
場合に、Aディレクトリのチェインデータファイルに基
づいて再生を開始すると、「曲1→曲2→曲3」の順に
曲が再生される。当該チェインデータファイルの内容
(すなわち、再生すべき曲とその再生順序の指定)は自
動で、あるいはユーザの指示により作成される。自動作
成の場合は、チェインデータファイルを作成するディレ
クトリと同一のディレクトリ内の全ての曲データファイ
ルが再生すべき曲とされ、ファイル名(例えば、曲名)
のアルファベット順に再生順序が指定される。勿論、こ
れに限らず、アルファベット順以外にも、例えば50音
順であるとか、ファイルの容量順であるとか、いろいろ
な順序で再生順序を指定することができるようにしても
よい。ユーザの指示によるチェインデータファイルの作
成の場合、チェイン再生(つまり、チェイン機能による
曲データファイルの再生)したい曲と、その再生順をユ
ーザが指定する。
【0019】また、あるディレクトリに下位のディレク
トリが含まれるとき、下位のディレクトリ内の曲データ
ファイルやチェインデータファイルを、上位のディレク
トリ内のチェインデータファイル内で指定できるように
してもよい。例えば、Bディレクトリ内のチェインデー
タファイルで「曲データファイル6」を指定したり、C
ディレクトリ内のチェインデータファイルを指定しても
よい。例えば、Bディレクトリのチェインデータファイ
ルの内容が「曲4→曲5→Cディレクトリのチェイン」
であり、Cディレクトリのチェインデータファイルの内
容が「曲6→曲1´→曲4´」であるとすると、Bディ
レクトリをチェインデータファイルに基づいてチェイン
再生すると、「曲4→曲5→曲6→曲1→曲4」の順に
曲データファイルが再生される。勿論、あるディレクト
リ内に記憶されている所定の曲データファイルに対する
ポインタを、別のディレクトリ内に記憶し、このポイン
タをチェインデータファイル内で指定することができる
ので、データ量をあまり増やさずに(同じ曲データファ
イルを複数ディレクトリへとコピーして記憶することな
く)、複数のディレクトリにおけるチェインデータファ
イルで共通の曲データファイルを指定することができ
る。
【0020】図4は、本発明に係る自動演奏装置におけ
るCPU1で実行される「曲データファイルに基づく曲
再生処理」の一実施例を示すフローチャートである。図
4Aは「曲データファイルに基づく曲再生処理」の前半
部分の処理を示し、図4Bは「曲データファイルに基づ
く曲再生処理」の後半部分の処理を示すフローチャート
である。すなわち、図4Aに示す処理に引き続き図4B
に示す処理が実行される。以下、図4A及び図4Bの各
フローチャートに従って、「曲データファイルに基づく
曲再生処理」の動作を説明する。
【0021】まず、図4Aに示す「曲データファイルに
基づく曲再生処理」の前半部分の処理について説明す
る。前半部分では、主に1つの曲データに基づいて1曲
毎に曲を再生する処理について説明する。ステップS1
では、ユーザによるディレクトリの選択指示操作が行わ
れたか否かを判定する。ディレクトリの選択指示操作が
行われていない場合(ステップS1のNO)、ステップ
S3の処理へジャンプする。ディレクトリの選択指示操
作が行われている場合には(ステップS1のYES)、
ステップS2の処理へ進み、選択されたディレクトリを
「現ディレクトリ」に設定する。すなわち、外部記憶媒
体に対してディレクトリの選択があると、選択されたデ
ィレクトリが「現ディレクトリ」として設定される。こ
のディレクトリの選択指示の方法としては、例えばパー
ソナルコンピュータ等で多く用いられるDOSシステム
におけるコマンドラインからの選択指示入力、ウインド
ウシステムにおけるGUIでの選択指示入力、上下左右
の矢印キーを使っての選択指示入力などの適宜の方法を
使用してよい。後述する以降の処理では、こうして設定
された「現ディレクトリ」に基づいて各種の処理が行わ
れる。なお、初期状態として、例えば「現ディレクト
リ」をルートディレクトリに予め設定しておくようにし
てもよいし、ユーザ所望の他のディレクトリに予め設定
しておくようにしてもよい。こうすると、ディレクトリ
の選択指示操作が行われていない場合に(ステップS1
のNO)、この初期状態の「現ディレクトリ」に基づい
て各種の処理が行われることになる。
【0022】ステップS3では、ユーザによる1曲ロー
ドの選択指示操作が行われたか否かを判定する。1曲ロ
ードの選択指示が行われていない場合(ステップS3の
NO)、ステップS6へジャンプする。1曲ロードの選
択指示が行われている場合(ステップS3のYES)、
「現ディレクトリ」に設定された外部記憶媒体のディレ
クトリ内の全ての曲データファイルをディスプレイ6A
上に一覧表示し(ステップS4)、ユーザによる曲デー
タファイルの選択指示入力に基づいて選択されたいずれ
かの曲データファイルを自動演奏装置本体内のメモリ
(例えば、RAM3)にロードする(ステップS5)。
すなわち、1曲ロードの選択指示があると、外部記憶媒
体の「現ディレクトリ」の内容を読み取り、「現ディレ
クトリ」内に記憶されている全ての曲データファイルを
一覧表示する。そして、ユーザからの指示によりいずれ
かの曲データファイルが選択された場合に、選択された
曲データファイルを自動演奏装置本体内のメモリにロー
ドする。なお、曲データファイルの選択指示の方法とし
ては、上記ディレクトリの選択指示入力と同様に、コマ
ンドラインによる方法、GUI利用による方法、矢印キ
ー操作による方法等、適宜の方法を用いてよい。
【0023】ステップS6では、MIDIデータを受信
したか否かを判定する。すなわち、MIDIインタフェ
ース10を介して他の外部MIDI機器10A等からM
IDIデータを受信したか否かを判定する。他の外部M
IDI機器10A等からMIDIデータを受信していな
い場合には(ステップS6のNO)、ステップS8へジ
ャンプする。一方、他の外部MIDI機器10A等から
MIDIデータを受信している場合には(ステップS6
のYES)、受信したMIDIデータを曲データとして
自動演奏装置内のメモリ(例えば、RAM3)に蓄積す
る。この際に、受信したMIDIデータをメモリに無条
件に蓄積せずに、ユーザからの蓄積指示(例えば、蓄積
開始、蓄積終了等の指示入力)の有無に従って、蓄積指
示があった場合にのみ受信したMIDIデータをメモリ
に蓄積するようにしてもよい。
【0024】次に、ユーザによる1曲プレイの指示が行
われたか否かの判定を行う(ステップS8)。1曲プレ
イの指示が行われている場合(ステップS8のYE
S)、自動演奏装置本体内のメモリに曲データが記憶さ
れていれば(ステップS9のYES)、当該曲データに
基づいて曲の再生を開始する(ステップS10)。そし
て、当該曲データが終了するまで、当該曲データに基づ
く曲の再生を繰り返して行う(ステップS11)。一
方、1曲プレイの指示が行われていない場合には(ステ
ップS8のNO)、ステップS12へジャンプする。す
なわち、曲の再生は行われない。このように、1曲プレ
イの指示があると、自動演奏装置本体内のメモリに記憶
されている曲データ(ユーザの指定に基づいて外部記憶
媒体からロードした曲データ(ステップS5参照)、あ
るいは外部MIDI機器等から受信してメモリに蓄積し
た曲データ(ステップS7参照))に基づいて曲の再生
を開始する。そして、曲データの最後まで曲の再生が進
むと、当該曲データに基づく曲の再生を終了する。な
お、自動演奏装置本体内のメモリに曲データが記憶され
ていないような場合には、1曲プレイの指示が行われた
としても曲の再生を行わないことは言うまでもない。ま
た、上述の例では曲の再生終了を当該曲データが終了す
るまでとしたが、曲データの途中であっても強制的に曲
の再生を終了するようにしてもよい。
【0025】1曲プレイの指示による曲再生が終了した
場合(ステップS11のYES)、あるいは1曲プレイ
の指示が行われていない場合(ステップS8のNO)、
ユーザによる曲データのセーブ指示が行われたか否かを
判定する(ステップS12)。曲データのセーブ指示が
行われている場合(ステップS12のYES)、ユーザ
からの指示によってセーブ先のディレクトリ及びセーブ
時のファイル名を指定して(ステップS13及びステッ
プS14)、自動演奏装置本体内のメモリに記憶された
曲データを外部記憶媒体に指定されたディレクトリ内に
指定されたファイル名でセーブする(ステップS1
5)。このように、ユーザは1曲プレイによって曲再生
された曲データが気に入った場合に、当該曲データを外
部記憶媒体にセーブしておくことができることから、ユ
ーザは所望の時間に当該曲データをロードして再度同じ
曲を再生することができる。なお、以上の説明において
「1曲」(1曲ロードあるいは1曲プレイ)とは1つの
曲データに基づいて再生される曲全体を表すために用
い、曲の全部であってもよいし、曲の一部分だけであっ
てもよい。すなわち、曲データは1曲全体を再生するデ
ータであってもよいし、1曲の一部分(例えば小節)を
再生するデータであってもよい。
【0026】次に、図4Bに示す「曲データファイルに
基づく曲再生処理」の後半部分の処理について説明す
る。後半部分では、主に複数の曲データに基づいて複数
の曲を連続再生する「チェイン再生」処理について説明
する。ステップS16では、ユーザによるチェインプレ
イ(つまり、「チェイン再生」)の指示が行われたか否
かを判定する。チェインプレイの指示が行われていない
場合(ステップS16のNO)、ステップS22へジャ
ンプする。すなわち、チェインデータファイル内の曲デ
ータに基づく曲の連続再生は行われない。チェインプレ
イの指示が行われている場合には(ステップS16のY
ES)、「現ディレクトリ」に設定された外部記憶媒体
のディレクトリ内にチェインデータファイルが存在する
か否かをチェックして(ステップS17)、チェインデ
ータファイルが存在するならば(ステップS17のYE
S)、当該チェインデータファイルを自動演奏装置本体
内のメモリ(例えば、RAM3)にロードする(ステッ
プS18)。そして、ロードしたチェインデータファイ
ルの内容(曲順)に従って、外部記憶媒体から曲データ
ファイルを自動演奏装置本体内のメモリに順次ロードし
て、当該曲データファイルに基づいて曲の再生を開始す
る(ステップS19)。そして、ロードした当該曲デー
タファイルの再生が終了するまで当該曲データファイル
の再生を繰り返し行い(ステップS20のNO)、当該
曲データファイルの再生が終了したら、メモリにロード
したチェインデータファイルの内容に従って、次の曲デ
ータファイルをメモリにロードして、新たにロードした
曲データファイルに基づいて曲の再生を開始する(ステ
ップS21のNO)。ロードしたチェインデータファイ
ルにおいて、次の曲の指定がなくなるまで、上記処理は
繰り返される(ステップS19〜ステップS22)。一
方、「現ディレクトリ」に設定された外部記憶媒体のデ
ィレクトリ内にチェインデータファイルが存在しない場
合には(ステップS17のNO)、曲データファイルの
指定ができないことから曲再生が行われないことは言う
までもない。また、外部記憶媒体が当該自動演奏装置本
体に装着されていない場合にも曲再生が行われないこと
は言うまでもない。なお、本実施例では、チェインデー
タファイルに従って1つずつ曲データファイルをメモリ
にロードする例を示したが、これに限らず、チェインデ
ータファイルに従って複数の曲データファイルをまとめ
てメモリにロードするようにしてもよい。
【0027】このように、「チェイン再生」指示によ
り、選択されているディレクトリに保存されているチェ
インデータに基づくチェイン再生をするようにしたこと
から、チェインデータファイル自体を指定することな
く、「チェイン再生」の指定が可能となる。したがっ
て、チェインデータファイルのファイル名を知らなくて
も、「チェイン再生」を行うことが可能となる。また、
チェインデータファイル内に登録されている曲データフ
ァイルは、該チェインデータファイルと同一のディレク
トリに記憶されている曲データファイルに限定されてい
るので、どの曲データファイルがチェインデータファイ
ルに登録されているかが容易にわかる。
【0028】ステップS22では、ユーザによるチェイ
ンデータファイルの作成指示が行われたか否かを判定す
る。チェインデータの作成指示が行われていない場合に
は(ステップS22のNO)、ステップS31の処理へ
ジャンプする。すなわち、チェインデータファイルの作
成を行わない。チェインデータファイルの作成指示が行
われている場合には(ステップS22のYES)、ま
ず、「現ディレクトリ」に設定された外部記憶媒体のデ
ィレクトリに既にチェインデータファイルが存在するか
否かをチェックする(ステップS23)。チェインデー
タファイルが既に存在するならば(ステップS23のY
ES)、チェインデータファイルを新たに作成して当該
ディレクトリに記憶するために既存のチェインデータフ
ァイルを削除する(ステップS24)。このチェインデ
ータファイルの削除の際に、無条件にチェインデータフ
ァイルを削除するのではなく、ユーザに対してチェイン
データファイルを削除してよいか否かを問い合わせ、ユ
ーザから「削除OK」の指示がなされた場合に限り既存
のチェインデータファイルを削除するようにするとよ
い。
【0029】次に、チェインデータファイルを自動作成
するか、それとも手動作成するかの判定を行う(ステッ
プS25)。例えば、「チェインデータファイル自動作
成」か「チェインデータファイル手動作成」かの選択肢
をディスプレイ6A上に提示(表示)し、どちらかをユ
ーザに選択させる。「チェインデータファイル自動作
成」が選択された場合には(ステップS25のYE
S)、「現ディレクトリ」の全ての曲データファイルを
自動的に選択して(ステップS26)、選択した曲デー
タファイルのアルファベット順に曲データファイルの再
生順を指定する(ステップS27)。そして、指定した
曲データファイルの再生順を内容としたチェインデータ
ファイルを「現ディレクトリ」にセーブする(ステップ
S30)。この「チェインデータファイル自動作成」に
おける曲データファイルの再生順はアルファベット順に
指定されることに限らず、曲データファイルの50音順
やファイル容量順などで再生順を指定するようにしても
よい。また、どのような再生順にするかをユーザが選択
できるようにしてもよい。例えば、「現ディレクトリ」
がBディレクトリである場合に(図3参照)、「チェイ
ンデータファイルの自動作成」がユーザにより選択され
たとしたならば、新規に作成されるチェインデータファ
イルにおける曲データの再生順は「曲4→曲5」の順で
ある。
【0030】他方、「チェインデータファイル手動作
成」が選択された場合には(ステップS25のNO)、
「現ディレクトリ」の曲データファイルのうちの任意の
曲データファイルをユーザが複数選択することができ
(ステップS28)、また、ユーザは選択した曲データ
ファイルの再生順を任意に指定する(ステップS2
9)。なお、初期状態として曲データファイルの再生順
をアルファベット順等で指定しておき、その初期状態の
再生順をユーザからの指示により修正するようにして曲
データファイルの再生順を指定するようにしてもよい。
そして、上記「自動作成」選択時と同様に、指定した曲
データファイルの再生順を内容としたチェインデータフ
ァイルを「現ディレクトリ」にセーブする(ステップS
30)。なお、「現ディレクトリ」の更に下位にディレ
クトリが設定されているような場合、下位ディレクトリ
をチェインデータファイルの一部としてもよい。
【0031】ステップS31では「その他の処理」を行
い、「その他の処理」が終了するとステップS1(図4
A参照)に戻って、更にユーザからの新たな指示に従っ
て上述した各処理を繰り返して実行する。上記「その他
の処理」としては、以下のような各処理を挙げることが
できる。例えば、「ポインタの作成・削除処理」が挙げ
られる。すなわち、ポインタが示す曲データファイルの
ディレクトリとファイル名、及びポインタを記録するデ
ィレクトリを指定してポインタを作成し、当該ポインタ
を使用して曲データファイルの指定を行うことができる
ようにする。また、こうして作成されたポインタが不要
となった場合に、これらのポインタを削除することがで
きるようにする。例えば、「曲データファイルの削除処
理」が挙げられる。すなわち、ディレクトリから所望の
曲データファイルを削除することができるようにする。
例えば、「チェインデータファイルの編集」が挙げられ
る。すなわち、作成されたチェインデータファイルの内
容の編集(例えば、曲数の増減や曲順の入れ替え等)や
チェインデータファイルの削除等を行う。この際に、チ
ェインデータファイルの内容に関連するポインタや曲デ
ータファイルが削除された場合には、関連するチェイン
データファイルの内容も修正するのが好ましい。また、
チェインデータファイルの内容に関連するポインタや曲
データファイルが削除される場合に、ユーザに対して警
告を発するようにしてもよい。こうすることにより、チ
ェインデータファイルに既に削除されたポインタあるい
は曲データファイルが記録されていることがなくなり、
データ管理しやすくなる。例えば、「再生時のテンポや
音色の設定処理」が挙げられる。すなわち、1曲プレイ
時や、チェインプレイ時における曲再生のテンポや音色
を設定できるようにしてもよい。例えば、「ディレクト
リの編集処理」が挙げられる。すなわち、新しいディレ
クトリの作成や、既存のディレクトリ名の修正あるいは
ディレクトリの削除等の処理を行う。ディレクトリが削
除された場合、当該ディレクトリに記憶されている内容
(曲データファイルやチェインデータファイル)も削除
される。また、ディレクトリ名の修正やディレクトリの
削除により、ポインタが示すディレクトリ名が修正され
たりあるいはディレクトリ自身が存在しなくなるような
場合には、ユーザに対してその旨を警告するようにして
もよい。更に、ポインタが示すディレクトリ名が修正さ
れたりあるいはディレクトリ自身が存在しなくなるよう
な場合に、ポインタの内容を修正したり、ポインタ自体
を削除することが好ましい。
【0032】以上のように、外部記憶媒体9Aにおける
データ保持構造をディレクトリ構造とし、1つのディレ
クトリ内に記憶されている複数の曲データファイルのみ
を用いてチェインデータファイルを作成するようにした
ので、チェインデータファイルに登録可能な曲データフ
ァイルが1つのディレクトリ内の曲データファイルに限
定される。また、「1つのディレクトリ内の曲データフ
ァイル全部を使用して作成」といったような指定方法で
チェインデータファイルを作成することが可能となる。
このように、1つのディレクトリ内に記憶されている曲
データファイルを用いてチェインデータファイルを作成
するようにしたことから、ユーザはデータ管理を容易に
行うことができるようになる。また、そうすることによ
ってチェインデータファイルの作成・編集を効率的に、
かつ、簡単に行うことができるようになる。
【0033】本実施例に係る自動演奏装置を電子楽器に
適用した場合、電子楽器は鍵盤楽器の形態に限らず、弦
楽器や管楽器、あるいは打楽器等どのようなタイプの形
態でもよい。また、そのような場合に、音源装置、自動
演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限ら
ず、それぞれが別々に構成され、MIDIインタフェー
スや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接
続するように構成されたものにも同様に適用できること
はいうまでもない。また、パソコンとアプリケーション
ソフトウェアという構成であってもよく、この場合処理
プログラムを磁気ディスク、光ディスクあるいは半導体
メモリ等の記憶メディアから供給したり、ネットワーク
を介して供給するものであってもよい。さらに、カラオ
ケ装置やゲーム装置、あるいは携帯電話等の携帯型通信
端末、自動演奏ピアノ等に適用してもよい。
【0034】なお、チェインデータファイル内に記憶す
るデータとしては、再生すべき曲とその再生順序のみに
限らず、各曲間で一時停止するか否か(一時停止する場
合はユーザによる再開指示がなされるまで次の曲の再生
が開始されない)、各曲間に無音時間を挿入するか否
か、また挿入する場合の無音時間、フェードイン/フェ
ードアウトをするか否か、曲毎の再生テンポ、曲毎の再
生音色、各曲における再生区間の指定(曲の一部区間の
みを再生することにより、各曲の一部区間をつないでメ
ドレー演奏を可能にする)等の情報も記憶するようにし
てもよい。また、チェインデータファイルのデータフォ
ーマットは種々の形式をとることができる。なお、曲デ
ータのフォーマットは、イベントの発生時刻を曲や小節
内における絶対時間で表した『イベント+絶対時間』形
式のもの、イベントの発生時刻を1つ前のイベントから
の時間で表した『イベント+相対時間』形式のもの、音
符の音高と符長あるいは休符と休符長で曲データを表し
た『音高(休符)+符長』形式のもの、演奏の最小分解
能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する
時刻に対応するメモリ領域にイベントを記憶した『ベタ
方式』形式のものなど、どのような形式のものでもよ
い。また、複数チャンネル分の曲データが存在する場合
は、複数のチャンネルのデータが混在した形式であって
もよいし、各チャンネルのデータがトラック毎に別れて
いるような形式であってもよい。さらに、曲データの処
理方法は、設定されたテンポに応じて処理周期を変更す
る方法、処理周期は一定で自動演奏中のタイミングデー
タの値を設定されたテンポに応じて変更する方法、処理
周期は一定で1回の処理において曲データ中のタイミン
グデータの計数の仕方をテンポに応じて変更する方法
等、どのようなものであってもよい。また、メモリ上に
おいて、時系列の曲データが連続する領域に記憶されて
いてもよいし、飛び飛びの領域に散在して記憶されてい
る曲データを、連続するデータとして別途管理するよう
にしてもよい。すなわち、時系列的に連続する曲データ
として管理することができればよく、メモリ上で連続し
て記憶されているか否かは問題ではない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、記憶媒体内のデータ保
持構造をディレクトリ構造とし、1つのディレクトリ内
に記憶されている複数の曲データを用いてチェインデー
タを作成するようにしたことから、チェインデータファ
イルに登録可能な曲データファイルが1つのディレクト
リ内の曲データファイルに限定されることになり、ユー
ザによるデータ管理が容易になる、という効果が得られ
る。また、1つのディレクトリ内に記憶されている複数
の曲データを用いてチェインデータを自動的に作成する
ようにしたことから、チェインデータの作成が容易にで
きる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る自動演奏装置の全体
概略構成を示すハードブロック図である。
【図2】 図1に示した自動演奏装置におけるデータの
やり取りを説明するためのデータフロー概念図である。
【図3】 この発明において採用する外部記憶媒体内に
おけるデータ構造の一実施例を概念的に示した図であ
る。
【図4A】 CPU1で実行される「チェインデータフ
ァイルに基づく曲再生処理」の一実施例であり、前半部
分の処理を示すフローチャートである。
【図4B】 図4Aに示した「チェインデータファイル
に基づく曲再生処理」の前半部分に続く後半部分の処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、1A…タイマ、2…プログラムメモリ、3
…ワーキングメモリ、4…押鍵検出回路、4A…鍵盤、
5…スイッチ検出回路、5A…テンキー&キーボード&
各種スイッチ、6…表示回路、6A…ディスプレイ、7
…音源回路、8…効果回路、8A…サウンドシステム、
9…外部記憶装置、9A…外部記憶媒体、10…MID
Iインタフェース、10A…他のMIDI機器、11A
…サーバコンピュータ、11B…通信ネットワーク、1
D…データ及びアドレスバス、100(100A)…自
動演奏装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 洋 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 深田 敦史 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 5D378 MM12 MM51 MM52 MM54 MM62 MM63 MM72 QQ01 QQ32 QQ33 QQ34 XX12 XX20 XX30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動演奏データからなる複数個の曲デー
    タと少なくとも2個以上の前記曲データの再生順を指示
    する曲順データとを各々記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された複数個の曲データの中から前
    記曲順データに従って所定の曲データを順次に読み出
    し、読み出した曲データに基づいて演奏音を連続再生す
    る再生手段と、 前記記憶手段におけるデータ保持構造をディレクトリ構
    造とし、1つのディレクトリ内に複数個の曲データと1
    個の曲順データとを含むように管理する制御手段とを具
    え、 前記1つのディレクトリ内の前記曲順データは、同一デ
    ィレクトリに含まれる複数個の曲データの再生順を指示
    するものであることを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 自動演奏データからなる複数個の曲デー
    タと少なくとも2個以上の前記曲データの再生順を指示
    する曲順データとを各々記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された複数個の曲データの中から前
    記曲順データに従って所定の曲データを順次に読み出
    し、読み出した曲データに基づいて演奏音を連続再生す
    る再生手段と、 前記記憶手段におけるデータ保持構造をディレクトリ構
    造とし、1つのディレクトリ内に複数個の曲データと1
    個の曲順データとを含むように管理する制御手段とを具
    え、 前記1つのディレクトリ内の前記曲順データはその再生
    順の中に他のディレクトリに記憶している曲データをも
    含めることができるものであり、その場合当該ディレク
    トリ内には該他のディレクトリに記憶されている曲デー
    タの記憶位置を示す記憶位置情報を記憶するものである
    ことを特徴とする自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記曲順データにおける曲データの追加
    ・削除及び曲データの再生順を変更する編集手段を具え
    た請求項1又は2に記載の自動演奏装置。
  4. 【請求項4】 前記編集手段は、所望の1個のディレク
    トリ内に記憶されている全ての曲データを用いて曲順デ
    ータを自動的に作成することを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の自動演奏装置。
  5. 【請求項5】 さらに、所望のディレクトリを選択する
    選択指示手段を具えてなり、 前記再生手段は、選択されたディレクトリに記憶されて
    いる曲順データに従って所定の曲データを順次に読み出
    し、読み出した曲データに基づいて演奏音を連続再生す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    自動演奏装置。
  6. 【請求項6】 自動演奏データからなる複数個の曲デー
    タと少なくとも2個以上の前記曲データの再生順を指示
    する曲順データとを各々記憶するステップと、 前記記憶された複数個の曲データの中から前記曲順デー
    タに従って所定の曲データを順次に読み出し、読み出し
    た曲データに基づいて演奏音を連続再生するステップ
    と、 前記曲データ及び曲順データのデータ保持構造をディレ
    クトリ構造とし、1つのディレクトリ内に複数個の曲デ
    ータと1個の曲順データとを含むように管理するステッ
    プとを具え、 前記1つのディレクトリ内の前記曲順データは、同一デ
    ィレクトリに含まれる複数個の曲データの再生順を指示
    するものであることを特徴とする自動演奏方法。
  7. 【請求項7】 前記曲順データにおける曲データの追加
    ・削除及び曲データの再生順を変更するステップを具え
    た請求項6に記載の自動演奏方法。
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