JP2001075564A - 演奏データ処理装置及び方法 - Google Patents

演奏データ処理装置及び方法

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JP2001075564A
JP2001075564A JP25184499A JP25184499A JP2001075564A JP 2001075564 A JP2001075564 A JP 2001075564A JP 25184499 A JP25184499 A JP 25184499A JP 25184499 A JP25184499 A JP 25184499A JP 2001075564 A JP2001075564 A JP 2001075564A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演奏データの作成あるいは編集を行う際の
ユーザの使い勝手を向上した演奏データ処理装置及び方
法の提供。 【解決手段】 ユーザの入力した設定を記憶する記憶手
段と、記憶手段に記憶された設定内容に従って各種制御
を行う制御手段とを具える。制御手段は、ユーザが所望
する1乃至複数の表示形式に従って演奏データを表示す
る。制御手段は、マーカーあるいは反復記号の表示有無
に従って、マーカーあるいは反復記号の表示を行う。ま
た、制御手段は、入力された所定の範囲で演奏を繰り返
す反復記号に従って演奏データを再生する。更に、制御
手段は移調楽器の種類に従ってコードネームを変換して
表示あるいは記憶する。このように、制御手段は記憶さ
れたユーザ設定に従って各種の制御を行うことから、ユ
ーザは設定内容を変えることによって演奏データの作成
・編集を行う際の使い勝手を変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、演奏データを表
示する機能を有するシーケンサや自動伴奏装置あるいは
自動リズム演奏装置等の自動演奏装置に関し、特に演奏
データを作成あるいは編集する際にユーザの使い勝手の
よい表示を行うようにした演奏データ処理装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器のキーボードやコンピュータ等
から入力される演奏データ(演奏情報)を記憶し、記憶
された演奏データに基づいて演奏音を再生するシーケン
サタイプの自動演奏装置が従来から知られている。この
ような自動演奏装置では、演奏したい演奏音の演奏デー
タをユーザが自由に作成することができ、また、記憶さ
せた演奏データをユーザが思いのままに編集することが
できる。すなわち、ユーザが演奏データを簡単に作成・
編集することができるようにさまざまな機能が自動演奏
装置には用意されている。そのような機能の中に、画面
上に所定の形式で演奏データ編集画面をウインドウ表示
して、ユーザが演奏データに対して自由度の高い入力・
アレンジ・編集を行うことのできる機能がある。ウイン
ドウ表示される演奏データ編集画面としては、例えば、
画面上に表示されるトラック単位に区切られた小節単位
あるいは拍単位の任意のポイントに、ユーザがブロック
データ(例えば、1小節毎などの所定単位に区切られた
演奏データ)を次々と貼り付けていくことによって曲作
りを行うことのできるトラックビューウインドウ、音符
や記号などを楽譜(例えば、5線譜)に貼り付けていく
だけで演奏データを入力することのできるスタッフウィ
ンドウ、1音符ずつ数値で音高等の演奏データを緻密に
入力することのできるリストウィンドウ、ピアノ等の鍵
盤楽器における鍵盤の押鍵タイミングや押鍵時間をグラ
フィカルに編集して演奏データを入力することのできる
ピアノロールウィンドウ、リズムパートを専用に入力す
ることのできるドラムウインドウ等の編集画面が種々あ
る。ユーザは所望の形式の演奏データ編集画面を複数同
時にウインドウ表示し、ウインドウ表示された演奏デー
タ編集画面から演奏データの作成・編集を簡単に行うこ
とができるようになっており、そのために、ビギナーか
らパワーユーザまで本格的な曲作りをスムーズに行うこ
とができる。これらの演奏データ編集画面による演奏デ
ータの表示・入力等の処理は、演奏データ処理装置によ
って行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から知
られた演奏データ処理装置においては、演奏データの新
規作成時や所望の既存演奏データを編集する際、常にあ
る決まった形式の演奏データ編集画面(例えば、トラッ
クビューウインドウ等)を初期画面としてウインドウ表
示していた。しかし、ユーザによっては最初から使用す
る演奏データ編集画面(例えば、スタッフウインドウや
ピアノロールウインドウ等)が決まっている場合があ
り、このような場合であっても、従来の演奏データ処理
装置では初期画面としてある決まった形式の演奏データ
編集画面のみしかウインドウ表示することができなかっ
た。そのために、ユーザが所望の形式の演奏データ編集
画面をウインドウ表示するには所定のコマンドをその都
度入力しなければならず、その入力操作が煩わしい、と
いう問題点があった。また、ユーザは演奏データを新規
作成あるいは編集する際に、ウインドウ表示された演奏
データの任意の位置を指示するための1乃至複数のポイ
ント指標(以下、マーカーと呼ぶことにする)や、ある
いは演奏データにおいて同音・同音型・同一小節の繰り
返しを指示する所定の反復記号等を設定入力することが
可能である。しかし、マーカーと反復記号の双方を演奏
データ上の同一の所定位置に設定入力した場合には設定
入力位置が重なり、マーカー又は反復記号の少なくとも
どちらか一方のみしか前記設定入力位置に表示されなか
った。つまり、ユーザにとって設定内容がわかりにくい
表示であることから演奏データの編集に不便である、と
いう問題点があった。また、従来では多数小節の演奏を
繰り返して行うことを指示する反復記号(例えば、リピ
ート・マークやダル・セーニョあるいはダ・カーポ等)
については設定入力することができるが、直前の1乃至
4小節の演奏を繰り返して行うことを指示する反復記
号、あるいは小節内における直前の1音の演奏を繰り返
して行うことを指示する反復記号(以下、これらの記号
を特に部分リピート記号と呼ぶことにする)については
設定入力することができない、という問題点もあった。
更に、演奏データ編集画面をウインドウ表示する際に演
奏音のコードネームを画面上に表示するものがある。し
かし、コードネームを表示する際には演奏データに記憶
されているコードネームデータをそのまま画面上に表示
しており、管楽器(例えば、トランペットやサックス
等)などの移調楽器におけるコード表記に対応してコー
ドネームを表示していなかったことから、移調楽器に対
する曲作りを行うユーザにとって使い勝手が悪く演奏デ
ータの編集に不便である、という問題点もあった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、演奏データを所定の表示形式で表示する際に、ユー
ザが所望する1乃至複数の表示形式で自動的に演奏デー
タを表示することができるようにした演奏データ処理装
置及び方法を提供しようとするものである。マーカーと
反復記号の双方が同一の演奏データの所定位置に設定入
力されている場合に、マーカーと反復記号とを重ねて画
面上に表示しないように設定できるようにして、ユーザ
にとって演奏データの編集が行い易い表示を行う演奏デ
ータ処理装置及び方法を提供しようとするものである。
また、部分リピート記号を設定入力することができ、か
つ、それに対応する演奏ができるようにした演奏データ
処理装置及び方法を提供しようとするものである。更
に、演奏データのコードネームを表示する際に、管楽器
などの移調楽器におけるコード表記に対応するようにコ
ードネームを変更して表示・入力することができるよう
にした演奏データ処理装置及び方法を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明に係る演奏デー
タ処理装置は、複数の音符を含む演奏に対応する演奏デ
ータを所定の表示形式で表示する表示手段と、ユーザが
所望する1乃至複数の表示形式を設定入力するための設
定手段と、前記設定手段により設定された所望の表示形
式を記憶してなる記憶手段と、自動的に前記記憶手段で
記憶した表示形式に従って前記演奏データを表示するよ
うに前記表示手段を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0006】演奏データは演奏される楽曲を音楽的に特
徴付けるデータであり、表示手段に所定の形式で表示さ
れる。ユーザは設定手段から所望の表示形式を設定入力
することができ、設定された表示形式は記憶手段に記憶
される。この設定手段は所望の表示形式を1乃至複数設
定入力することができ、設定入力が行われると所望の表
示形式が記憶手段に記憶される。制御手段は、前記記憶
手段に記憶されたユーザ所望の表示形式を読み出して、
これらの表示形式に従って前記演奏データを表示するよ
うに表示手段を制御することができる。すなわち、ユー
ザは現在表示される表示形式とは異なった表示形式で演
奏データを表示したい場合に、設定手段により所望の表
示形式を任意に設定することができる。このように、ユ
ーザは予め所望の表示形式を設定入力しておくことによ
り、自動的に当該表示形式で演奏データが表示されるこ
とになり、したがってすぐに演奏データの編集等の操作
を行うことができるようになる。
【0007】本発明に係る演奏データ処理装置は、複数
の音符を含む演奏に対応する演奏データを所定の表示形
式で表示する表示手段と、演奏データの所定位置を指し
示すための位置記号と演奏データを所定の範囲で繰り返
し演奏するために用いられる反復記号とをそれぞれ前記
表示手段に表示するか否かを設定入力するための設定手
段と、前記設定手段により設定された前記設定手段によ
り設定された位置記号と反復記号の表示可否を記憶して
なる記憶手段と、前記記憶手段で記憶した設定入力に従
って前記位置記号及び前記反復記号の表示を行うように
前記表示手段を制御する制御手段とを備えたものであ
る。
【0008】演奏データは演奏される楽曲を音楽的に特
徴付けるデータであり、表示手段は所定の表示形式で演
奏データを表示する。この演奏データに対して、演奏デ
ータの所定位置を指し示すための位置記号と演奏データ
を所定の範囲で繰り返し演奏するために用いられる反復
記号とを入力することができるようになっている。ユー
ザは、設定手段により入力された位置記号あるいは反復
記号を表示するか否かを設定することができ、この表示
可否は記憶手段に記憶される。制御手段は、前記記憶手
段に記憶された表示可否に従って、位置記号あるいは反
復記号の両方を表示したり、あるいはどちらか一方を表
示しなかったり、若しくは両方とも表示しないようにす
ることができる。このように、位置記号及び反復記号の
表示を行うか否かを設定入力しておくことにより、ユー
ザにとって必要な記号のみを表示することができること
になり、したがって非常に見やすい演奏データの表示が
なされることになる。
【0009】本発明に係る演奏データ処理装置は、演奏
データを記憶する記憶手段と、前記演奏データを作成・
編集するための手段であって、直前の演奏データを拍単
位あるいは小節単位で繰り返すことを指示するリピート
記号を入力する入力手段と、前記入力手段により入力さ
れたリピート記号に従って該リピート記号の入力位置の
直前の演奏データと同様の演奏を行うように前記演奏デ
ータを加工する制御手段とを備えたものである。
【0010】演奏データは、演奏される楽曲を音楽的に
特徴付けるデータであり、記憶手段に記憶されている。
この演奏データに対して、直前の演奏データを拍単位あ
るいは小節単位で繰り返すことを指示するリピート記号
を入力することができるようになっている。制御手段
は、入力されたリピート記号に従って直前の演奏データ
と同様の演奏を行うように前記演奏データを加工する。
こうして、ユーザがリピート記号を使用することによっ
て、簡単に演奏データの編集を行うことができるように
なる。
【0011】本発明に係る演奏データ処理装置は、少な
くともコードネームを表示する表示手段と、少なくとも
コードネームを含んだ前記演奏データを記憶する記憶手
段と、演奏データを移調楽器での表示で行う場合に、前
記記憶手段に記憶されている演奏データのコードネーム
を移調楽器に対応したコードネームに変換して表示する
よう前記表示手段を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0012】演奏データは演奏される楽曲を音楽的に特
徴付けるデータであり、表示手段は所定の表示形式で演
奏データを表示する。演奏データを表示する際に、表示
手段は少なくともコードネームを表示する。記憶手段
は、少なくともコードネームを含んだ演奏データを記憶
する。この演奏データを移調楽器に対応する表示で表示
するよう指示された場合に、制御手段は記憶手段に記憶
されている演奏データのコードネームを移調楽器に対応
したコードネームに変換して表示する。こうすることに
より、移調楽器を使用するユーザであっても簡単に演奏
データの編集を行うことができるようになる。
【0013】本発明は、装置の発明として構成し、実施
することができるのみならず、方法の発明として構成
し、実施することができる。また、それぞれを適宜組み
合わせて実施することができる。更に、本発明は、コン
ピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形
態で実施することができるし、そのようなプログラムを
記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】 以下、この発明の実施の形態を
添付図面に従って詳細に説明する。図1は、この発明に
係る演奏データ処理装置を内蔵した電子楽器の構成を示
すハードブロック図である。電子楽器は、マイクロプロ
セッサユニット(CPU)1、プログラムメモリ2及び
ワーキングメモリ3からなるマイクロコンピュータによ
って制御されるようになっている。CPU1は、この電
子楽器全体の動作を制御するものである。このCPU1
に対して、データ及びアドレスバス1Dを介してプログ
ラムメモリ2、ワーキングメモリ3、押鍵検出回路4、
検出回路5、表示回路6、音源回路7、効果回路8、外
部記憶装置9、MIDIインタフェース(I/F)10
および通信インタフェース11がそれぞれ接続されてい
る。CPU1には、タイマ割込み処理における割込み時
間や各種時間を計時するタイマ1Aが接続されている。
【0015】プログラムメモリ2は、CPU1により実
行あるいは参照される各種プログラムや各種データ等を
格納するものであり、リードオンリメモリ(ROM)等
で構成されている。ワーキングメモリ3は、演奏に関す
る各種情報やCPU1がプログラムを実行する際に発生
する各種データを一時的に記憶するものであり、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)の所定のアドレス領域がそ
れぞれ割り当てられ、レジスタやフラグなどとして利用
される。キーボード4Aは楽音の音高を選択するための
複数の鍵を備えており、各鍵に対応してキースイッチを
有しており、このキーボード4Aは楽音演奏のために使
用できるのは勿論のこと、演奏データの入力手段として
使用することもできる。押鍵検出回路4は、キーボード
4Aの各鍵の押圧及び離鍵を検出し、検出出力を生じ
る。なお、キーボード4Aは演奏曲に関する各種の音楽
条件を入力するための各種の操作子を含んでいてよい。
例えば、数値データを入力するためのテンキーや音高、
音色、効果等を選択・設定・制御するためのパネルスイ
ッチ等の各種操作子を含んでいてよい。マウス5Aは演
奏曲に関する各種の音楽条件を入力するためディスプレ
イ6A上に表示された演奏曲の位置を指示したり、ある
いは所定の処理(例えば、ディスプレイ6A上に表示す
る演奏データ編集画面のウインドウ表示のオン・オフ操
作や演奏データ編集画面におけるブロックデータあるい
は音符の貼り付け操作等)を行うための指示を与えるも
のである。マウス検出回路5は、マウス5Aの操作状態
を検出し、その操作状態に応じた情報をデータ及びアド
レスバス1Dを介してCPU1に出力する。表示回路6
はCPU1の制御状態、演奏データの内容等の各種情報
を、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構
成されるディスプレイ6Aに表示するようになってい
る。
【0016】音源回路7は、複数のチャンネルで楽音信
号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1
Dを経由して与えられた演奏情報を入力し、このデータ
に基づき楽音信号を発生する。音源回路7から発生され
た楽音信号は、サウンドシステム8Aを介して発音され
る。また、効果回路8は前記音源回路7から発生された
楽音信号に対して各種効果を与える。前記音源回路7に
おける楽音信号発生方式はいかなるものを用いてもよ
い。例えば、発生すべき楽音の音高に対応して変化する
アドレスデータに応じて波形メモリに記憶した楽音波形
サンプル値データを順次読み出す波形メモリ読み出し方
式、又は上記アドレスデータを位相角パラメータデータ
として所定の周波数変調演算を実行して楽音波形サンプ
ル値データを求めるFM方式、あるいは上記アドレスデ
ータを位相角パラメータデータとして所定の振幅変調演
算を実行して楽音波形サンプル値データを求めるAM方
式等の公知の方式を適宜採用してもよい。また、専用の
ハードウェアを用いて音源回路を構成するものに限ら
ず、DSPとマイクロプログラム、あるいはCPUとソ
フトウェアのプログラムを用いて音源回路を構成するよ
うにしてもよい。また、これらを組み合わせて用いても
よい。さらに、1つの回路を時分割で使用することによ
って複数の発音チャンネルを形成するようなものでもよ
いし、1つの発音チャンネルが1つの回路で形成される
ようなものであってもよい。
【0017】外部記憶装置9は、演奏データ(後述す
る)やリズムパターンなどのような演奏に関するデータ
やCPU1が実行する各種プログラム等の制御に関する
データを記憶するものである。前記ROM2に制御プロ
グラムが記憶されていない場合、この外部記憶装置9
(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させ
ておき、それを前記RAM3に読み込むことにより、R
OM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動
作をCPU1にさせることができる。このようにする
と、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易
に行える。なお、外部記憶装置9はハードディスク(H
D)に限らず、フロッピィーディスク(FD)、コンパ
クトディスク(CD−ROM・CD−RAM)、光磁気
ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital
Versatile Diskの略)等の着脱自在な様
々な形態の記憶メディアを利用する記憶装置であっても
よい。
【0018】MIDIインタフェース(I/F)10
は、当該電子楽器外部の他のMIDI機器10A等から
MIDI規格の演奏情報を入力したり、あるいはMID
I演奏情報を当該電子楽器外部へ出力するためのもので
ある。通信インタフェース11は、例えばLANやイン
ターネット、電話回線等の通信ネットワーク11Bに接
続されており、概通信ネットワーク11Bを介して、サ
ーバコンピュータ11Aと接続され、当該サーバコンピ
ュータ11Aから制御プログラムや各種データを電子楽
器装置側に取り込むためのものである。すなわち、RO
M2やハードディスクに制御プログラムや各種データが
記憶されていない場合に、サーバコンピュータ11Aか
ら制御プログラムや各種データをダウンロードするため
に用いられる。クライアントとなる電子楽器装置は、通
信インターフェース11及び通信ネットワーク11Bを
介してサーバコンピュータ11Aへと制御プログラムや
各種データのダウンロードを要求するコマンドを送信す
る。サーバコンピュータ11Aは、このコマンドを受
け、要求された制御プログラムやデータを、通信ネット
ワーク11Bを介して本装置へと配信し、本装置が通信
インタフェース11を介して、これら制御プログラムや
各種データを受信してハードディスクに蓄積することに
より、ダウンロードが完了する。なお、MIDIインタ
フェース10は専用のMIDIインタフェースを用いる
ものに限らず、RS232−C、USB(ユニバーサル
・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプル
イー1394)等の汎用のインタフェースを用いてMI
DIインタフェースを構成するようにしてもよい。この
場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受
信するようにしてもよい。
【0019】図2は、この発明において採用する演奏デ
ータのデータ構成の一実施例を概念的に示した図であ
る。演奏データ処理装置は当該演奏データに従ってディ
スプレイ6A上に譜面の表示を行ったり、あるいは演奏
の再生を行っている(後述の演奏処理参照)。演奏デー
タは、大別すると、1つのマスタートラックデータと複
数のノートトラックデータとに分けられる。マスタート
ラックデータは、例えば、タイミング、コードネーム、
マーカー、反復記号等に関するデータを記憶する項目か
らなり、全ノートトラックデータに共通に利用されるデ
ータである。コードネームデータはコードネームの表示
や、自動伴奏のコード指定のために利用されるデータで
ある。マーカーデータは、データ入力の際にマウス5A
のポインタなどをその位置へジャンプして表示するため
に利用されるデータである。反復記号データは、全ノー
トトラックデータを反復制御するために利用されるデー
タである。各ノートトラックデータは、ノートデータや
部分リピート記号等、そのトラック内でのみ利用される
データを記憶している。ノートデータは、発音や消音に
利用されるデータである。部分リピート記号データはあ
るトラックにおいて、部分リピート記号の直前の1乃至
複数のノートデータを繰り返すために利用されるデータ
である。マスタートラックデータ及びノートトラックデ
ータは、そのデータの発生タイミングデータと、そのデ
ータの内容(例えばコードネームである旨を示す識別デ
ータとコードネームデータとからなる。他のデータも同
様に識別データと実体データとからなる。)の組からな
る。タイミングデータは一例として前のデータからの相
対時間で記録されている。なお、曲の先頭や小節の先頭
からの絶対時間でタイミングデータを表してもよい。す
なわち、演奏データ(マスタートラックデータ及び各ノ
ートトラックデータ)のフォーマットは、イベント(デ
ータ内容)の発生時刻を曲や小節内における絶対時間で
表した『イベント+絶対時間』形式のもの、イベントの
発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した『イベ
ント+相対時間』形式のもの、音符の音高と符長あるい
は休符と休符長で演奏データを表した『音高(休符)+
符長』形式のもの、演奏の最小分解能毎にメモリの領域
を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモ
リ領域にイベントを記憶した『ベタ方式』形式のものな
ど、どのような形式のものでもよい。このように、タイ
ミングデータは、コードネーム、マーカー、反復記号等
を画面上に表示する位置、あるいは演奏の際の発音タイ
ミング等に利用されるデータである。なお、マスタート
ラックデータは上述した項目以外にも音色やテンポ、拍
子等、曲全体に関する他の演奏パラメータを項目として
備えていてもよいことは言うまでもない。
【0020】また、演奏データは図2に示したようにマ
スタートラックデータと各ノートトラックデータとが連
続的に記憶領域に記憶されているものに限らず、飛び飛
びの記憶領域に散在して記憶されていてもよい。例え
ば、マスタートラックデータと各ノートトラックデータ
とを別々のメモリ上に記憶してもよい。ただし、この場
合には各々散在するデータを、連続するデータとして別
途管理することが必要であることはいうまでもない。例
えば、マスタートラックデータと各ノートトラックデー
タとを関連づけしたテーブルを用意し、このテーブルを
参照することによって演奏データが決定されるようにし
てよい。更に、各ノートトラックのデータを1つのトラ
ックに混在記憶させてもよく、この場合には各イベント
にトラック識別データを付与しておけばよい。
【0021】図3は、この発明において採用する各種設
定値の記憶レジスタのデータ構成の一実施例を概念的に
示した図である。当該記憶レジスタはキーボードやマウ
スを使用してユーザがディスプレイから入力した各種設
定値を記憶するためのレジスタであり、本実施例ではデ
フォルトウインドウの設置値、表示フィルタの設定値、
コードインストゥルメントタイプとを記録するデータ項
目から構成される。「デフォルトウインドウの設定値」
は、ユーザの所望のウインドウ(これをデフォルトウイ
ンドウと呼ぶことにする)を初期画面として開くか開か
ないかの設定情報(例えば、デフォルトウインドウを開
く場合には「1」を、デフォルトウインドウを開かない
場合には「0」を設定する)とデフォルトウインドウの
タイプ(例えば、リストウインドウやピアノロールウイ
ンドウなど)とに分けられる。「デフォルトウインドウ
のタイプ」には複数のウインドウを設定することがで
き、設定された複数のデフォルトウインドウを前記設定
情報に従って開く(あるいは開かない)。「表示フィル
タの設定値」は、マーカー表示フィルタオン/オフ情報
と反復記号表示フィルタオン/オフ情報とに分けられ
る。マーカー表示フィルタオン/オフ情報はマーカーを
ウインドウ表示された画面上に表示するか否かを決定す
るための情報であり、例えば、マーカーを表示する場合
には「1」を、マーカーを表示しない場合には「0」を
設定する。反復記号表示フィルタオン/オフ情報は反復
記号をウインドウ表示された画面上に表示するか否かを
決定するための情報であり、例えば、反復記号を表示す
る場合には「1」を、反復記号を表示しない場合には
「0」を設定する。「コードインストゥルメントタイ
プ」は、楽器種類及び基音(チューニング)を記録す
る。例えば、楽器種類にはピアノなどの基音が‘C’音
である楽器の場合には「ノーマル楽器」、トランペット
やサックスなどの基音が‘C’音以外の楽器(例えば、
トランペットにおける基音は‘Bb’であり、アルトサ
ックスにおける基音は‘Eb’である)の場合には「移
調楽器」のように記録される。勿論、これに限らずそれ
ぞれの楽器名を記録するようにしてもよい。また、「移
調楽器」である場合にはその楽器の基音が「チューニン
グ」に記録される(例えば、トランペットの場合には
‘Bb’が、アルトサックスの場合には‘Eb’がそれ
ぞれ記録される)。ただし、楽器種類が「ノーマル楽
器」である場合には、基音‘C’を「チューニング」に
記録するようにしても記録しないようにしてもどちらで
もよい。
【0022】なお、上述の各種設定値の記憶レジスタ
は、演奏データ全てに共通するものとして1個だけ備え
るようにしてもよいし、あるいは個々の演奏データに対
応するようにして複数備えるように構成してもよい。ま
た、各種設定値のうち、一部を演奏データ全てに共通す
るものとし、残りを個々の演奏データ毎に備える(例え
ば、演奏データ中に記憶する)ようにしてもよい。例え
ば、コードインストゥルメントタイプのみ、個々の演奏
データ毎に備えるようにしてもよい。更に、記憶レジス
タは上述したデータ項目以外にも他のデータ項目を備え
ていてもよいことは言うまでもない。
【0023】図4は本発明に係る演奏データ処理装置に
おいて実行される演奏処理の一実施例を示すフローチャ
ートであり、図5〜図8は図4に示す各処理を詳細に示
したフローチャートである。当該演奏処理は、電源オン
等の所定の処理によって起動されて実行を開始する。ま
ず、ステップS101では各種の初期設定を行うための
初期設定処理を行う。ステップS102では、ウインド
ウに表示する演奏データの内容を設定するためのウイン
ドウ設定・表示処理を行う。ステップS103では、ユ
ーザからの入力があった場合の入力項目設定・表示処理
を行う。ステップS104では、演奏データに基づく演
奏音の再生処理を行う。そして、当該再生処理を終える
とステップS101の処理まで戻って、上述の各処理を
繰り返し続ける。以下、図5〜図8の各フローチャート
に従って、上述の各処理の動作を詳細に説明する。
【0024】まず、初期設定処理(ステップS101)
について詳細に説明する。図5は、初期設定処理の一実
施例を示すフローチャートである。ステップS1では、
トラックビューウインドウを表示する。トラックビュー
ウインドウは画面上に表示されるトラック単位に区切ら
れた小節単位あるいは拍単位の任意のポイントに、ユー
ザがブロックデータ(例えば、1小節毎などの所定単位
に区切られた演奏データ)を次々と貼り付けて曲作りを
行うことのできるウインドウ(図9あるいは図10など
を参照)であり、本実施例では当該ウインドウを初期画
面として表示するようにしている。図9や図10から理
解できるように、本実施例におけるトラックビューウイ
ンドウは画面上段部に「ファイル」「ウインドウ」「設
定」等の処理選択フィールドが設けられ、ユーザはマウ
ス5A等により当該処理選択フィールドを選択すること
により所望の処理を行うことができるようになってい
る。すなわち、画面中段部及び下段部には演奏データを
表示あるいは入力するためのデータフィールドが設けら
れており、画面中段部にブロックデータを、画面下段部
にコードネームをそれぞれ表示・入力することができる
ようになっている。このようなトラックビューウィンド
ウは既に一般的に用いられているものであるから、ここ
での説明は省略する。なお、トラックビューウインドウ
の表示項目・形式等は上述したものに限られないことは
言うまでもない。すなわち、上述したフィールド以外の
フィールドが設けられていてもよいし、また、各フィー
ルドはどのような位置に表示されていてもよい。
【0025】図5に戻り、当該トラックビューウインド
ウと共に初期表示する他のウインドウ(デフォルトウイ
ンドウ)があるか否かを判定するために、記憶レジスタ
のデフォルトウインドウの設定値を参照する(ステップ
S2)。参照したデフォルトウインドウの設定値が「デ
フォルトウインドウを開く」の設定でない場合(ステッ
プS3のNO)、デフォルトウインドウを初期画面とし
て開く必要がないのでステップS5の処理へジャンプす
る。参照したデフォルトウインドウの設定値が「デフォ
ルトウインドウを開く」の設定である場合(ステップS
3のYES)には、デフォルトウインドウタイプに設定
されているウインドウをトラックビューウインドウと同
時に初期画面として表示する(ステップS4)。例え
ば、デフォルトウインドウの設定値が「デフォルトウイ
ンドウを開く」の設定であり、かつ、デフォルトウイン
ドウタイプに設定されているウインドウのタイプが「ス
タッフウインドウ」である場合には、トラックビューウ
インドウとスタッフの両方のウインドウを共にディスプ
レイ6A上に重ねるようにして(あるいは並べるように
して)表示する。ステップS5では、その他の初期設定
を行う。その他の初期設定では、例えば音源の設定など
が行われる。このように、任意の形式のウインドウを当
該処理の起動時に自動的に表示することが可能となり、
ユーザがいちいち所望のウインドウ形式を表示するため
の指示コマンドを入力する必要がなくなることから、ユ
ーザにとって非常に使い勝手が良くなる。
【0026】なお、上述の説明では、デフォルトウイン
ドウに関して、初期設定時に新しいウインドウを開く時
の例を示したが、任意の時点でのユーザによる新規作成
指示の時、又は既存の演奏データファイルを開く時に、
デフォルトウインドウの処理をしてもよい。また、演奏
データファイル毎にデフォルトウインドウの設定情報を
記憶し、演奏データファイル毎に異なる形式のウインド
ウを開くようにしてもよい。また、ユーザ毎のデフォル
トウインドウの設定情報を記憶し、装置やプログラムの
起動時にユーザ名を入力することで、ユーザ毎に異なる
形式のウインドウを開くようにしてもよい。また、デフ
ォルトウインドウを開く/開かない、デフォルトウイン
ドウタイプの2つの設定を別々にするようにしたが、
「スタッフウインドウを開く」「ピアノロールウインド
ウを開く」「リストウインドウを開く」「ドラムウイン
ドウを開く」「デフォルトウインドウを開かない」など
のように、「開く/開かない」と「開く場合のウインド
ウタイプ」を同時に設定するような選択肢の中からいず
れかを選択的に設定するようにしてもよい。また、同時
に複数のウインドウを開くような設定としてもよい(例
えば、領域を分けて複数表示する等)。
【0027】次に、ウインドウ設定・表示処理(ステッ
プS102)について詳細に説明する。図6は、ウイン
ドウ設定・表示処理の一実施例を示すフローチャートで
ある。ステップS6では、演奏データの編集を行う対象
となる演奏データの読み込みを行ったか否かを判定す
る。演奏データの編集を行うために演奏データの読み込
み指示がなされた場合(ステップS6のYES)には、
外部記憶装置9等からRAM3へと演奏データを読み込
み、トラックビューウインドウ及び上述した初期設定処
理(図5参照)で表示したデフォルトウインドウに従っ
て当該演奏データの内容を表示する(ステップS7)。
一方、演奏データを新規に作成するために演奏データの
読み込み指示がなされていない場合(ステップS6のN
O)には、ステップS7の処理を行わずにステップS8
へジャンプする。ステップS8では、記憶レジスタの
「デフォルトウインドウの設定値」に変更が行われたか
否かを判定する。つまり、初期設定処理時に表示するデ
フォルトウインドウの設定を変更したかを判定する。デ
フォルトウインドウの設定値の変更が行われている場合
(ステップS8のYES)、変更後のデフォルトウイン
ドウの設定値を記憶レジスタに記憶する(ステップS
9)。デフォルトウインドウの設定値の変更が行われて
いない場合(ステップS8のNO)、ステップS10へ
ジャンプする。
【0028】デフォルトウインドウの設定値の変更を行
う際の表示例を示すと図9のようである。すなわち、ユ
ーザのマウス5A操作に従って開かれるウインドウ表示
内(ポップアップメニュー)に「デフォルトウインド
ウ」及び「デフォルトウインドウを開く」という名称の
項目があり、「デフォルトウインドウ」から更に「リス
ト」「ピアノロール」「スタッフ」「ドラム」といった
ウインドウが並べられたポップアップメニューが開かれ
る。「デフォルトウインドウ」はユーザが初期画面とし
てウインドウ表示したいデフォルトウインドウを選択す
るための項目であり、本実施例では「スタッフ」ウイン
ドウが選択されている。「デフォルトウインドウを開
く」は初期設定としてデフォルトウインドウを開くか開
かないかを選択するための項目であり、本実施例ではデ
フォルトウインドウを開く設定にする場合にはその左端
にチェック表示を行い、デフォルトウインドウを開かな
い設定にする場合にはその左端のチェック表示を消す。
すなわち、図9に示した状態においては、初期画面とし
てトラックビューウインドウと共にスタッフウインドウ
が同時に開かれる設定である。
【0029】図6に戻り、ステップS10では、表示フ
ィルタの設定値に変更が行われたか否かを判定する。表
示フィルタの設定値に変更が行われている場合には(ス
テップS10のYES)、変更後の表示フィルタの設定
値を記憶する(ステップS11)。そして、マスタート
ラックデータからマーカーデータ及び反復記号データを
読み出し、表示オンとなっているデータをトラックビュ
ーウインドウに表示する(ステップS12)。なお、マ
ーカー及び反復記号の双方とも表示オフならば、どちら
も表示しない。表示フィルタの設定値の変更を行う際の
表示例を示すと図10のようである。この実施例では、
デフォルトウインドウの設定値の変更を行う場合と異な
り、トラックビューウインドウのフィールド選択とは関
係なく新たにポップアップメニューをウインドウ表示し
て、ユーザは当該ポップアップメニューから表示フィル
ターの選択を行うようになっている。ポップアップメニ
ューには、「マーカーの追加」、「マーカー名」(M
1、M2)と「マーカーリスト」、「表示フィルタ」、
「反復記号挿入」と「反復記号リスト」という名称の項
目があり、「表示フィルタ」は更に「マーカー」と「反
復記号」という名称の項目からなる。「マーカーの追
加」は、新たにマーカーを追加する際に使用される項目
である。「マーカー名」(M1、M2)と「マーカーリ
スト」は現在設定されているマーカーを示すものであっ
て、「マーカー名」として表示されているM1又はM2
を選択すると、該マーカーの位置にポインタ等がジャン
プする。一方、「マーカーリスト」は、登録されている
マーカーの一覧を表示するとともに、マーカーの追加、
位置変更あるいは削除等が可能なウインドウを表示す
る。「表示フィルタ」は画面上に表示したい記号(マー
カーあるいは反復記号)を設定するための項目であり、
本実施例では「マーカー」あるいは「反復記号」の左端
にチェック表示を行うことによって表示を行うよう設定
できる。すなわち、図10に示した状態においてはマー
カー(M1、M2)のみが表示されることになる。「反
復記号挿入」は、新たに反復記号をを追加する際に使用
される項目である。「反復記号リスト」は、現在設定さ
れている反復記号を表示するとともに、反復記号の位置
変更や削除が可能なウインドウを表示する。
【0030】図6に戻って、表示フィルタの設定値の変
更が行われていない場合(ステップS10のNO)、ス
テップS13へジャンプする。すなわち、トラックビュ
ーウインドウに表示されているマーカーあるいは反復記
号の表示位置等を変えることなく、次の処理へ進む。ス
テップS13では、コードインストゥルメントタイプの
設定値に変更が行われたか否かを判定する。コードイン
ストゥルメントタイプの設定値の変更が行われている場
合(ステップS13のYES)、変更後のコードインス
トゥルメントタイプの設定値を記憶する(ステップS1
4)。そして、マスタートラックデータからコードネー
ムデータを読み出し、コードインストゥルメントタイプ
に応じて移調した後のコードネームをトラックビューウ
インドウに表示する(ステップS15)。コードインス
トゥルメントタイプの設定値の変更が行われていない場
合(ステップS13のNO)、当該処理を終了する。す
なわち、トラックビューウインドウに表示されているコ
ードネームを変えることなく、次の処理へ進む。
【0031】コードインストゥルメントタイプの設定値
の変更を行う際の表示例を示すと図11のようである。
この実施例では、トラックビューウインドウのトラック
単位のインストゥルメントタイプデータフィールドを選
択すると新たにダイアログをウインドウ表示して(イン
ストゥルメントタイプ設定ダイアログ)、ユーザは当該
ダイアログからコードインストゥルメントタイプの設定
を行うようになっている。インストゥルメントタイプ設
定ダイアログは、「種類」と「チューニング」という名
称の項目からなる。「種類」は楽器の種類を選択するた
めの項目であり、楽器の種類は「ノーマル楽器」と「移
調楽器」とがある。「チューニング」は「種類」におい
て「移調楽器」を選択した場合に、移調楽器の種類(例
えば、ソプラノサックス、アルトサックス、フレンチホ
ルン等)を選択することによって基音(チューニング)
を決定するための項目であり、本実施例では楽器名と基
音(チューニング)とがセットになった選択肢の中から
いずれかを選択して設定するようになっている。すなわ
ち、図11に示した状態においては「チューニング」と
してアルトサックスが選択されていることから、基音
(チューニング)は‘Eb’となる。
【0032】ここで、コードネームの変更表示(ステッ
プS15)について簡単に説明する。既に説明したよう
に、移調楽器は基音が‘C’以外の楽器である。例え
ば、トランペットは一般に‘Bb’音を基音としてお
り、トランペットにとってのCメジャースケールは実音
でBbメジャースケールとなる。したがって、トランペ
ットのパート譜は全音(長2度)高く移調して記してお
かなければならない。しかし、マスタートラックデータ
のコードネームデータにはCメジャースケールにおける
コードネームが記録されており、それをそのまま移調楽
器のコードとしてトラックビューウインドウに表示する
とユーザにとって非常にわかりにくい表示である。そこ
で、移調楽器にあったコードを表示するために、「チュ
ーニング」に記録された基音に従って「コードネームデ
ータ」を移調してトラックビューウインドウに表示す
る。
【0033】なお、上述の説明では、マーカーと反復記
号の表示に関して、トラックビューウインドウにこれら
を表示する例を示したが、スタッフウインドウや、ピア
ノロールウインドウなど、他の表示形式のウインドウで
表示するようにしてもよい。また、表示フィルタはマー
カーと反復記号とで独立にオン/オフが設定できるよう
にしたが、「マーカーのみを表示」「反復記号のみを表
示」「双方を表示」「双方とも表示しない」などのよう
に、オン/オフの組み合わせが異なる複数の選択肢の中
からいずれかを選択的に設定するようにしてもよい。更
に、コードインストゥルメントタイプの設定に関して、
楽器名と基音(チューニング)がセットになった選択肢
の中からいずれかを選択して決定する例を示したが、楽
器名と基音(チューニング)とを独立して設定可能とし
てもよい。また、楽器名に替えて、あるいは楽器名に加
えて楽器の形状の楽器アイコンを表示し、当該楽器アイ
コンにより基音を選択設定できるようにしてもよい。
【0034】次に、入力項目設定処理(ステップS10
3)について詳細に説明する。図7は、入力項目設定処
理の一実施例を示すフローチャートである。ステップS
16では、マーカーの入力(追加、位置変更、削除等)
が行われたか否かの判定を行う。すなわち、ユーザによ
りマーカーの追加、位置変更、削除等がなされたか否か
を判定する。マーカーの入力が行われた場合(ステップ
S16のYES)、入力されたマーカーをマスタートラ
ックデータに書き込む(あるいはマーカー削除の場合は
消去する)(ステップS17)。この際に、マーカーの
表示フィルタがオンであるならば(ステップS18のY
ES)、設定されたマーカーをトラックビューウインド
ウに表示する(ステップS19)。マーカーの入力が行
われていない場合(ステップS16のNO)には、上述
した各処理(ステップS17〜ステップS19の処理)
を行わずにステップS20へジャンプする。
【0035】ステップS20において、反復記号の入力
(追加、位置変更、削除等)が行われたか否かを判定す
る。反復記号の入力が行われていない場合(ステップS
20のNO)、ステップS24へジャンプする。反復記
号の入力が行われている場合(ステップS20のYE
S)、入力された反復記号をマスタートラックデータに
書き込む(あるいは反復記号削除の場合は消去する)
(ステップS21)。そして、反復記号の表示フィルタ
がオンとなっているか否かを判定する(ステップS2
2)。反復記号の表示フィルタがオンとなっているなら
ば(ステップS22のYES)、入力された反復記号を
トラックビューウインドウに表示する。反復記号の表示
フィルタがオンとなっていないならば(ステップS22
のNO)、ステップS24へジャンプする。
【0036】ここで、マーカーと反復記号とが演奏デー
タ上の同一位置又は近傍位置に設定された場合のマーカ
ーと反復記号の表示方法について簡単に説明する。図1
2は、マーカーと反復記号を表示する際の表示方法の一
実施例を概念的に示した概念図である。ただし、本実施
例では、トラックビューウインドウにおけるマーカー及
び反復記号を表示することのできる表示位置のみを拡大
して示した。図12から理解できるように、マーカーと
反復記号とが演奏データ上の同一位置、又は近傍位置に
設定された場合、双方とも表示フィルタをオンにすると
マーカー名と反復記号とが重なってしまい、非常に見づ
らい。そこで、反復記号のみ表示フィルタをオンにす
る、あるいはマーカーのみ表示フィルタをオンにする
と、マーカーと反復記号とが重なって表示されることが
ないことから、ユーザにとって非常に見やすくなる。な
お、マーカーと反復記号とを演奏データ上の同一位置、
又は近傍位置に設定した場合に、少なくとも一方を本来
の位置からずらして表示することでマーカーと反復記号
の両方を同時に表示するようにしてもよい。例えば、マ
ーカーの表示を左右どちらかにずらして表示するように
してもよい(他の例参照)。この場合、本来の位置を示
す表示記号(下向きの三角形)はずらさずに本来の位置
に表示するとよい。また、表示フィルタをオフにした場
合にマーカーあるいは反復記号の表示を完全に消去して
しまうものに限らず、表示フィルタがオンとされ表示さ
れている記号の邪魔にならない淡い色等によりうっすら
と表示するようにしてもよい。
【0037】図7に戻り、ステップS24ではコードネ
ームの入力(追加、変更、削除等)が行われたか否かを
判定する。コードネームの入力が行われている場合(ス
テップS24のYES)、入力されたコードネームをト
ラックビューウインドウに表示する(あるいはコードネ
ーム削除の場合は表示を消す)(ステップS25)。そ
して、入力されたコードネームをコードインストゥルメ
ントタイプに応じて移調した後のコードネームを、マス
タートラックデータに書き込む(あるいはコードネーム
削除の場合は消去する)(ステップS26)。つまり、
ユーザがトラックビューウインドウ上で移調楽器のコー
ドを入力した場合には、当該コードを「コードネームデ
ータ」に記録する際にCメジャー調におけるコードネー
ムに変更して記録する。コードネームの入力が行われて
いない場合(ステップS24のNO)、ステップS27
へジャンプする。なお、ノーマル楽器と移調楽器のそれ
ぞれに応じた「コードネームデータ」を記録できるよう
にマスタートラックデータを構成したような場合には、
コードネームを変更することなくそれぞれの楽器に従っ
たコードを記録することができるので、コードネームの
変更を行って記録(あるいは表示)を行う必要がないこ
とは言うまでもない。その場合、記録されたコードネー
ムがどの移調楽器についてのものであるかもあわせて記
録しておく必要がある。ステップS27では、スタッフ
ウインドウでの部分リピート記号の入力(追加、位置変
更、削除等)が行われたか否かを判定する。スタッフウ
インドウでの部分リピート記号の入力が行われた場合
(ステップS27のYES)には、入力された部分リピ
ート記号をスタッフウインドウに表示する(あるいは部
分リピート記号削除の場合は表示を消す)(ステップS
28)。そして、入力された部分リピート記号をスタッ
フウインドウに対応するトラックデータに書き込む(あ
るいは部分リピート記号削除の場合は消去する)(ステ
ップS29)。
【0038】ここで、部分リピート記号について簡単に
説明する。図13は、部分リピート記号の入力画面の一
実施例を概念的に示した概念図である。図14A及び図
14Bは部分リピート記号の入力について説明するため
の説明図であり、図14Aは拍単位の部分リピートを説
明するための図、図14Bは小節単位の部分リピートを
説明するための図である。拍単位の部分リピート記号
は、直前にある拍単位の音符を拍単位でコピーするもの
である(図14Aの上段図参照)。このような部分リピ
ート記号をウインドウ上で入力する場合、ユーザが上下
左右の位置に多少ずれて入力したとしても入力できるよ
うになっている(図14Aの中段及び下段図参照)。小
節単位の部分リピート記号は、直前にある小節単位の音
符を小節単位でコピーするものである(図14Bの上段
図参照)。このような部分リピート記号をウインドウ上
で入力する場合にも、ユーザが小節内で上下左右の位置
に多少ずれて入力たとしても入力できるようになってい
る(図14Bの中段及び下段図参照)。このように、部
分リピート記号はユーザの好みによりウインドウ上で自
由な位置に入力することができるようになっている。勿
論、これらの部分リピート記号の後に所望の音符や休符
等を入力して演奏データの作成・編集ができることは言
うまでもない。また、同じ拍や同じ小節内に、他の音符
を新たに入力してもよく、その場合は「コピーされた前
方の音符+新たに入力された他の音符」という状態とな
る。
【0039】ユーザが部分リピート記号をウインドウ上
で入力した場合、部分リピート記号はトラックデータ
(図2参照)に記録される。部分リピート記号を記録す
る際に、トラックデータにはタイミングデータも記録さ
れるが、当該タイミングデータは部分リピート記号をウ
インドウ上に表示する際に、部分リピート記号を表示す
る位置を決定するために使用されるデータである。例え
ば、図14Bの上中下段の図に示した位置に入力された
部分リピート記号におけるタイミングデータは、各々異
なって記録され、上段の図のタイミングを「2」とする
と、中段の図のタイミングは「1」となり、下段の図で
は「3」のように記録される。そして、各々のタイミン
グデータに該当するウインドウ上の所定位置に部分リピ
ート記号は配置されて表示される。なお、表示上の上下
位置を決定するためのデータもあわせて記録してもよ
い。
【0040】次に、演奏データ再生処理(ステップS1
04)について説明する。図8は、演奏データ再生処理
の一実施例を示すフローチャートである。ステップS3
0では、再生指示がなされたか否かの判定を行う。再生
指示がなされていない場合(ステップS30のNO)、
ステップS34へジャンプする。一方、再生指示がなさ
れた場合(ステップS30のYES)、マスタートラッ
クデータの反復記号データに基づいて、各ノートトラッ
クデータのデータを加工(すなわち、反復部を反映させ
る)し、再生用バッファにデータをコピーする(ステッ
プS31)。再生用バッファ内の各ノートトラックの部
分リピート番号をサーチし、見つかった部分リピート番
号の直前の拍又は小節単位(拍単位か小節単位かは、部
分リピート記号の種類に応じて決定される)のノートデ
ータを該直前のノートデータの後に拍又は小節単位でコ
ピーする(ステップS32)。そして、所定の再生処理
を起動し(ステップS33)、演奏データに従って演奏
を開始する。当該再生処理(ステップS33)は所定の
処理周期毎に実行されるものである(例えばタイマ割り
込み処理等)が、所定の周期はテンポに応じた周期でも
よいし、テンポとは無関係な周期でもよい。すなわち、
設定されたテンポに応じて処理周期を変更する方法、処
理周期は一定で自動演奏中のタイミングデータの値を設
定されたテンポに応じて変更する方法、処理周期は一定
で1回の処理において演奏データ中のタイミングデータ
の計数の仕方をテンポに応じて変更する方法等、どのよ
うな処理の方法であってもよい。一例としては、4分音
符の96分の1の周期で当該再生処理を実行するものが
ある。ステップS34では、「その他の処理」を行う。
【0041】なお、部分リピート記号に関して、再生指
示がなされた時に部分リピート記号を反映させたノート
データを作成するようにしたが、部分リピート記号を入
力した時点で該記号を反映させたノートデータを作成す
るようにしてもよい。また、演奏データファイルを保存
する際に該記号を反映させたノートデータを作成するよ
うにしてもよい。また、該記号を反映させたノートデー
タをスタッフウインドウやピアノロールウインドウ等で
表示可能にしてもよい。
【0042】電子楽器は鍵盤楽器の形態に限らず、弦楽
器や管楽器、あるいは打楽器等どのようなタイプの形態
でもよい。また、上述の実施の形態では、音源装置、自
動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものにつ
いて説明したが、これに限らず、それぞれが別々に構成
され、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の
通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたも
のにも同様に適用できることはいうまでもない。また、
パソコンとアプリケーションソフトウェアという構成で
あってもよく、この場合処理プログラムを磁気ディス
ク、光ディスクあるいは半導体メモリ等の記憶メディア
から供給したり、ネットワークを介して供給するもので
あってもよい。さらに、カラオケ装置に利用する演奏デ
ータの作成にも適用してよいし、あるいは自動伴奏装置
に適用してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが所望する形式
のウインドウを自動的に開くことができるようにしたこ
とからいちいち所望の形式のウインドウを開くための所
定の操作を行う必要がなくなることから、煩わしい操作
を行うことなく演奏データの編集をすぐに行うことがで
きるようになる、という効果が得られる。また、マーカ
ーや反復記号をウインドウ上に重なって表示しないよう
にしたり、あるいはコードネームを移調楽器に対応させ
てウインドウ上に表示するようにしたことから、ユーザ
は演奏データの作成・編集を行うための操作が行い易
い、という効果が得られる。さらに、部分リピート記号
の入力及びそれに対応した演奏ができるようにしたこと
から、ユーザはより多彩な音楽的表現を行うことができ
るようになる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る演奏データ処理装置を内蔵し
た電子楽器の構成を示すハードブロック図。
【図2】 この発明の一実施例において採用する演奏デ
ータのデータ構成を概念的に示した概念図。
【図3】 この発明の一実施例において採用する各種設
定値の記憶レジスタのデータ構成を概念的に示した概念
図。
【図4】 本発明に係る演奏データ処理装置において実
行される演奏処理の一実施例を示すフローチャート。
【図5】 図4に示した初期設定処理の一実施例を示す
フローチャート。
【図6】 図4に示したウインドウ設定・表示処理の一
実施例を示すフローチャート。
【図7】 図4に示した入力項目設定処理の一実施例を
示すフローチャート。
【図8】 図4に示した演奏データ再生処理の一実施例
を示すフローチャート。
【図9】 デフォルトウインドウの設定値の変更を行う
際の表示例。
【図10】 表示フィルタの設定値の変更を行う際の表
示例。
【図11】 コードインストゥルメントタイプの設定値
の変更を行う際の表示例。
【図12】 マーカーと反復記号を表示する際の表示方
法の一実施例。
【図13】 部分リピート記号の入力画面の一実施例を
概念的に示した概念図。
【図14A】 拍単位の部分リピートについて説明する
ための説明図。
【図14B】 小節単位の部分リピートについて説明す
るための説明図。
【符号の説明】
1…CPU、1A…タイマ、2…プログラムメモリ、3
…ワーキングメモリ、4…押鍵検出回路、4A…キーボ
ード、5…検出回路、5A…マウス、6…表示回路、6
A…ディスプレイ、7…音源回路、8…効果回路、8A
…サウンドシステム、9…外部記憶装置、10…MID
Iインタフェース、10A…他のMIDI機器、11A
…サーバコンピュータ、11B…通信ネットワーク、1
D…データ及びアドレスバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D082 AA04 AA05 AA14 BB06 BB07 BB10 BB14 BB15 BB16 BB17 BB18 BB19 5D378 LA07 MM02 MM03 MM04 MM05 MM12 MM19 MM26 MM43 MM47 MM48 MM68 TT02 TT03 TT05 TT23 TT25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音符を含む演奏に対応する演奏デ
    ータを所定の表示形式で表示する表示手段と、 ユーザが所望する1乃至複数の表示形式を設定入力する
    ための設定手段と、 前記設定手段により設定された所望の表示形式を記憶し
    てなる記憶手段と、 自動的に前記記憶手段で記憶した表示形式に従って前記
    演奏データを表示するように前記表示手段を制御する制
    御手段とを備えた演奏データ処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の音符を含む演奏に対応する演奏デ
    ータを所定の表示形式で表示する表示手段と、 演奏データの所定位置を指し示すための位置記号と演奏
    データを所定の範囲で繰り返し演奏するために用いられ
    る反復記号とをそれぞれ前記表示手段に表示するか否か
    を設定入力するための設定手段と、 前記設定手段により設定された位置記号と反復記号の表
    示可否を記憶してなる記憶手段と、 前記記憶手段で記憶した設定入力に従って前記位置記号
    及び前記反復記号の表示を行うように前記表示手段を制
    御する制御手段とを備えた演奏データ処理装置。
  3. 【請求項3】 演奏データを記憶する記憶手段と、 前記演奏データを作成・編集するための手段であって、
    直前の演奏データを拍単位あるいは小節単位で繰り返す
    ことを指示するリピート記号を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力されたリピート記号に従って該
    リピート記号の入力位置の直前の演奏データと同様の演
    奏を行うように前記演奏データを加工する制御手段とを
    備えた演奏データ処理装置。
  4. 【請求項4】 少なくともコードネームを表示する表示
    手段と、 少なくともコードネームを含んだ前記演奏データを記憶
    する記憶手段と、 演奏データを移調楽器での表示で行う場合に、前記記憶
    手段に記憶されている演奏データのコードネームを移調
    楽器に対応したコードネームに変換して表示するよう前
    記表示手段を制御する制御手段とを備えた演奏データ処
    理装置。
  5. 【請求項5】 ユーザが所望する1乃至複数の表示形式
    を設定入力するステップと、 設定入力された所望の表示形式を記憶してなるステップ
    と、 自動的に記憶した表示形式に従って、複数の音符を含む
    演奏に対応する演奏データを所定の表示形式で表示する
    ステップとを備えた演奏データ処理方法。
  6. 【請求項6】 演奏データの所定位置を指し示すための
    位置記号と演奏データを所定の範囲で繰り返し演奏する
    ために用いられる反復記号とをそれぞれ所定の画面上に
    表示するか否かを設定入力するステップと、 設定された設定入力を記憶するステップと、 記憶した設定入力に従って前記位置記号及び前記反復記
    号の表示を行うように前記表示手段を制御するステップ
    とを備えた演奏データ処理方法。
  7. 【請求項7】 直前の演奏データを拍単位あるいは小節
    単位で繰り返すことを指示するリピート記号を入力する
    ステップと、 入力されたリピート記号に従って該リピート記号の入力
    位置の直前の演奏データと同様の演奏を行うように演奏
    データを加工するステップとを備えた演奏データ処理方
    法。
  8. 【請求項8】 演奏データを移調楽器での表示で行う場
    合に、記憶されている演奏データのコードネームを移調
    楽器に対応したコードネームに変換して表示するよう前
    記表示手段を制御するステップとを備えた演奏データ処
    理方法。
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