JP2001092464A - 楽音生成方法、楽音生成用データ記録方法および楽音生成用データを記録した記録媒体 - Google Patents

楽音生成方法、楽音生成用データ記録方法および楽音生成用データを記録した記録媒体

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JP2001092464A
JP2001092464A JP27210699A JP27210699A JP2001092464A JP 2001092464 A JP2001092464 A JP 2001092464A JP 27210699 A JP27210699 A JP 27210699A JP 27210699 A JP27210699 A JP 27210699A JP 2001092464 A JP2001092464 A JP 2001092464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より少ないデータ量でより多くの音色の楽音
を生成する。 【解決手段】 楽音の部分的時間区分に対応する楽音波
形データを生成するためのデータは基本ファイル(a)
あるいは拡張ファイル(b)の形で保存される。各ファ
イルにおいて、パーツ領域102には、各部分的時間区
分に対応する楽音波形データを生成するのに用いられる
パーツデータが格納されており、各パーツデータは、複
数の楽音要素それぞれについての前記部分的時間区分に
おける変化を示すテンプレートデータ(波形テンプレー
トWT、ピッチテンプレートPT、振幅テンプレートA
T、スペクトルテンプレートST、タイムテンプレート
TT)を指定する情報からなる。拡張ファイルには、基
本ファイルに格納されているデータとの差分のデータが
格納されている。また、保存するデータの重複を防止す
ることにより、データ量が少なくなるようにされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部分的時間
区間に対応する楽音波形データを生成し、これらを接続
して楽音を生成する楽音生成方法、前記楽音波形データ
を生成するための楽音生成用データ記録方法および楽音
生成用データを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器などの音源として波形メモリ音
源が知られている。この波形メモリ音源においては、所
定の音色に対応する1または複数周期の波形データをメ
モリに憶しておき、発生しようとする楽音の音高に対応
する読出し速度で繰り返し読み出すことにより持続的な
楽音波形を生成する。また、メモリに記憶した波形を単
にそのまま読み出したものを楽音として発生するだけで
なく、選択された音色データに従って、波形データを加
工して出力することが行われている。例えば、音高に関
しては、任意のピッチエンベロープに従って読み出し速
度を適宜変調することにより、ビブラートなどのピッチ
変調効果を付与することが行われている。音量に関して
は、読み出した波形データに対して所要のエンベロープ
波形に従う振幅エンベロープを付与することや読み出し
た波形データの音量振幅を周期的に変調制御することに
よりトレモロ効果などを付与することが行われている。
また、音色に関しては、読み出した波形データをフィル
タ処理することにより、適当な音色制御がなされてい
る。
【0003】前記波形メモリ音源の一種として、ユーザ
が録音した波形データあるいはメーカなどから供給され
た波形データを使用して楽音を形成するサンプラーも知
られている。また、実際に生演奏された連続的な演奏音
(フレーズ)を一括してサンプリングして1つの記録ト
ラックに記録し、こうして複数のトラックに貼り付けた
各フレーズ波形を再生するようにしたデジタルレコーダ
も知られている。さらに、実際に生演奏された1曲の楽
音波形データ全部をPCMデータとして記録し、これを
単純に再生するものは、CD(コンパクトディスク)に
おける音楽記録方式としてよく知られている。
【0004】上述した波形メモリ音源において、波形メ
モリには、アタック部からリリース部までの波形デー
タ、又は、アタック部とループ部の波形データが記憶さ
れている。従って、多数の音色を実現するためには、多
くの波形データを記憶することが必要であった。また、
演奏者の奏法に対応する楽音を発生させることは困難で
あった。また、サンプラーにおいては、希望する音色の
波形データがない場合には、新規に録音するかあるいは
CDなどから新規の波形データを手に入れることが必要
であった。さらに、上述したデジタルレコーダにおいて
は、全サンプルの波形データを記憶しており、大容量の
記録媒体が必要であった。
【0005】そこで、本発明者らは、上述の問題点を解
決することができ、電子楽器や電子的装置を用いて楽音
を発生する場合において、アーティキュレーションのリ
アルな再現を実現するとともに、ユーザの自由な音作り
と編集操作を許容するインタラクティブな高品質楽音作
成技術を提供し、そのような技術に基づく波形生成の際
に、隣接する部分的時間区間の波形生成用のデータ同士
の接続をスムーズに行うことのできる波形生成装置およ
び波形生成方法を提案している(特願平10−2783
06号)。なお、”アーティキュレーション”(articu
lation)の語は、「音節」、「音と音のつながり」、
「複数の音のかたまり(フレーズ)」、「音の部分的な
特徴」、「発音の手法」、「奏法」、「演奏表現」等の
概念を含むが、一般に、楽器演奏の場合には、”アーテ
ィキュレーション”は、演奏家による「奏法」もしくは
「演奏表現」の反映として顕れる。
【0006】この波形生成装置は、音の部分的時間区間
に対応する部分的音波形を形成するための基本データを
記憶する記憶手段と、時間経過に従って複数の前記部分
的音波形についての前記基本データを前記記憶手段から
順次読み出し、該基本データに基づく区間波形データを
順次生成する波形データ生成手段と、前記波形データ生
成手段によって生成される各区間波形データ毎にそれに
隣接する区間波形データとの接続の仕方を定義し、定義
された接続の仕方に従って、前記区間波形データ生成手
段によって生成された区間波形データに対して、それに
隣接する区間波形データに接続するための処理を施す接
続処理手段と、接続処理された区間波形データに基づき
前記部分的音波形を生成する手段とを備えるものであ
る。この提案されている発明に係る楽音データ作成及び
楽音合成の技術は、音のアーティキュレーションを分析
し、アーティキュレーションエレメントを単位として楽
音編集及び合成処理を行うことにより、音のアーティキ
ュレーションをモデリングして楽音合成を行うものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記提案されている波
形生成方法および装置によれば、部分的な時間区間の楽
音波形を音色、音量、音高等の各楽音要素に対応して分
析、分離した基本データを使用し、各部分的時間区間毎
の各楽音要素に対応する基本データを適宜変更・差し替
え等することができるとともに、隣接する区間での波形
を滑らかに接続することが可能となり、”アーティキュ
レーション”を含む楽音波形を制御性あるいは編集性よ
く形成することが可能となる。しかしながら、前記基本
データなどの楽音波形を生成するためのデータを記憶し
た記憶手段の記憶容量を削減することが求められてい
る。
【0008】そこで本発明は、複数の部分的な時間区間
の楽音波形を組み合わせることにより所望の音色を形成
する場合に、より少ないデータ量でより多くの音色の楽
音を生成することができる楽音生成方法、楽音生成用デ
ータ記録方法および楽音生成用データを記録した記録媒
体を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の楽音生成方法は、楽音の部分的時間区間に
対応する楽音波形データを生成するためのパーツデータ
の中から演奏情報に最も合致するパーツデータを選択
し、該選択したパーツデータにより楽音の部分的時間区
間に対応する楽音波形データを生成するようになされた
楽音生成方法であって、前記パーツデータは、複数の楽
音要素それぞれについての前記楽音の部分的時間区間に
おける変化を示すテンプレートデータから構成されてお
り、前記楽音の部分的時間区間に対応する楽音波形デー
タは、前記パーツデータに含まれる前記複数の楽音要素
それぞれについてのテンプレートデータに基づいて生成
されるものである。
【0010】また、本発明の他の楽音生成方法は、楽音
の部分的時間区間に対応する楽音波形データを生成する
ためのパーツデータであって複数の楽音要素それぞれに
ついての前記楽音の部分的時間区間における変化を示す
テンプレートデータの組み合わせとして構成されたパー
ツデータの中から、演奏情報に最も合致するパーツデー
タを選択し、該選択したパーツデータにより楽音の部分
的時間区間に対応する楽音波形データを生成するように
なされた楽音生成方法であって、前記パーツデータと前
記複数の楽音要素それぞれについてのテンプレートデー
タとが格納された楽音生成用データファイルを導入する
場合に、その楽音生成用データファイルに含まれている
パーツデータが他の楽音生成用データファイルに格納さ
れているテンプレートデータを使用するものであるとき
には、前記他の楽音生成用データファイルが導入されて
いるか否かを判定し、導入されていない場合にはその旨
の警告を行うようにしたものである。
【0011】さらに、本発明のさらに他の楽音生成方法
は、楽音の部分的時間区間に対応する楽音波形データを
生成するためのパーツデータであって複数の楽音要素そ
れぞれについての前記楽音の部分的時間区間における変
化を示すテンプレートデータの組み合わせとして構成さ
れたパーツデータの中から、演奏情報に最も合致するパ
ーツデータを選択し、該選択したパーツデータにより楽
音の部分的時間区間に対応する楽音波形データを生成す
るようになされた楽音生成方法であって、前記パーツデ
ータと前記複数の楽音要素それぞれについてのテンプレ
ートデータとが格納された楽音生成用データファイルを
削除する場合に、その楽音生成用データファイルに含ま
れているテンプレートデータを使用するパーツデータが
格納されている他の楽音生成用データファイルが導入さ
れているか否かを判定し、導入されている場合にはその
旨の警告を行うようにしたものである。
【0012】さらにまた、本発明の楽音生成用データ記
録方法は、楽音の部分的時間区間に対応する楽音波形デ
ータを生成するための楽音生成用データを記録する方法
であって、前記楽音生成用データは、複数の楽音要素そ
れぞれについての前記楽音の部分的時間区間における変
化を示すテンプレートデータの組み合わせを指示するパ
ーツデータと、前記テンプレートデータとを含む楽音生
成用データファイルとされており、前記テンプレートデ
ータを編集して新規なパーツデータを作成したときに、
該新規なパーツデータおよび編集されたテンプレートデ
ータは、前記楽音生成用データファイルとは別個の楽音
生成用データファイルに記録するようにしたものであ
る。
【0013】さらにまた、本発明の他の楽音生成用デー
タ記録方法は、楽音の部分的時間区間に対応する楽音波
形データを生成するための楽音生成用データを記録する
方法であって、前記楽音生成用データは、複数の楽音要
素それぞれについての前記楽音の部分的時間区間におけ
る変化を示すテンプレートデータの組み合わせとして構
成されており、ある前記楽音生成用データを構成する前
記テンプレートデータを編集した場合に、該編集後のテ
ンプレートデータと類似する他のテンプレートデータが
存在しているときには、該他のテンプレートデータを前
記編集後のテンプレートデータの代わりに使用して、デ
ータ量の増大を防止するようにしたものである。
【0014】さらにまた、本発明の楽音生成用データを
記録した記録媒体は、楽音の部分的時間区間に対応する
楽音波形データを生成するため楽音生成用データを記録
した記録媒体であって、前記楽音生成用データは、複数
の楽音要素それぞれについての前記楽音の部分的時間区
間における変化を示すテンプレートデータの組み合わせ
を指示するパーツデータと、前記テンプレートデータと
を有し、前記パーツデータは、そのパーツが対応する楽
器名、その部分的時間区分の種別、奏法、ピッチ、タッ
チなどの属性情報とそのパーツデータを構成する前記テ
ンプレートデータを指定する情報を含んでいるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の楽音生成方法が
適用される楽音生成装置の一実施の形態の全体構成を示
すブロック図である。この図において、11はこの楽音
生成装置の動作を制御する中央処理装置(CPU)、1
2はこの楽音生成装置の動作制御プログラムや各種定数
データなどを格納するROM、13は波形データやその
他の各種データの記憶およびワークエリアとして使用さ
れるRAM、14はシーケンサ、電子楽器、MIDIキ
ーボードあるいはシーケンスソフトが搭載されたパーソ
ナルコンピュータなどの外部MIDI機器との間でMI
DI信号の入出力を行うためのMIDIインターフェー
ス回路である。また、15は文字入力用キーボードおよ
びマウスやトラックボール等のポインティングデバイス
などからなる入力装置、16はグラフィック表示装置、
17はコンパクトディスク(CD−ROM)や光磁気デ
ィスク(MO)などの大容量記録媒体18を駆動する駆
動回路、19はマイクやオーディオ機器などからの外部
波形入力を所定のサンプリング周波数でA/D変換して
デジタル波形データに変換し、前記RAM13あるいは
ハードディスク装置20に記憶する取込回路、20はハ
ードディスク装置である。さらに、21は前記RAM1
3あるいは前記ハードディスク装置20を波形メモリと
して使用する音源部であり、CPU11からの指示に応
じて、時分割チャンネル動作により波形メモリに記憶さ
れた波形データに基づき複数の楽音波形データを同時に
生成し、効果を付与し、混合して出力することができ
る。22は前記音源部21から出力される楽音波形デー
タをアナログ信号に変換し、増幅して外部に出力するサ
ウンドシステム、23は前記各構成要素間のデータ転送
を行うためのバスである。なお、このような楽音生成装
置は、例えば、波形データをサンプリングして記録する
機能と波形メモリ音源とを備えたパーソナルコンピュー
タとしても実現することができる。また、前記音源部2
1は、ソフトウエアにより楽音を生成するいわゆるソフ
トウエア音源により実現することもできる。
【0016】このように構成された楽音生成装置におい
て、前記CPU11はシーケンスソフトなどの自動演奏
ソフトに基づいて曲データの自動演奏処理を行う。曲デ
ータ(演奏情報)としては、例えば、標準的なスタンダ
ードMIDIファイル(SMF)が用いられる。このS
MFでは、それぞれ独立して音色や音量が制御可能な複
数のトラックを有し、各トラック毎に順次発生すべきM
IDI情報(MIDIイベント)とその発生タイミング
(デュレーションデータ)が記憶されている。前記CP
U11は、前記自動演奏処理において、デュレーション
データにより示されるタイミングで対応するMIDIイ
ベントを発生する。前記CPU11は、音源ドライバソ
フトに基づいて、そのMIDIイベントに対応する音源
制御処理を行い、前記音源部21に制御パラメータを送
出する。例えば、ノートオンイベントが発生したとき
は、次の処理を実行する。 (1)該ノートオンイベントをバッファに取り込む。 (2)前記音源部21の発音チャンネルに発音割当てを
行う。 (3)前記音源部21の割り当てたチャンネルのレジス
タに、ノートオンに応じた楽音の発生を制御する制御デ
ータを設定する。 (4)前記チャンネルのレジスタにノートオンを指示す
る。この指示に従って、前記音源部21はそのチャンネ
ルの楽音生成を開始する。このようにして、MIDI信
号に対応する楽音が生成される。
【0017】ここで、本発明においては、前述したSA
EMと同様に、楽音波形をその部分的時間区分に対応す
る部分的音波形(パーツ)を結合することにより生成し
ている。そして、前記各パーツは、楽音要素に応じて分
離された複数の基本データ(テンプレートデータ)を組
み合わせることにより構成されている。各テンプレート
データは、そのパーツの部分的時間区分における各種楽
音要素の時間変化を表わすデータであり、その部分的時
間区分における波形の形状を表わす波形テンプレート
(WT)、前記部分的時間区分におけるピッチ変化を表
わすピッチテンプレート(PT)、前記部分的時間区分
における振幅変化を表わす振幅テンプレート(AT)、
前記部分的時間区分における高調波成分比などのスペク
トル変化を表わすスペクトルテンプレート(ST)、お
よび、前記部分的時間区分における時間軸の変化を表わ
すタイムテンプレート(TT)がある。後述するよう
に、ユーザはテンプレートを任意に編集して新規なテン
プレートを作成することができ、また、パーツを構成す
るテンプレートの組み合わせを任意に変更して新規なパ
ーツを作成することができる。そして、演奏時には、入
力されるMIDI情報およびその奏法を示す情報からな
る演奏情報に基づいて、該演奏情報に最も近い属性を有
するパーツを選択し、対応する前記パーツを時間経過に
従って順次選択し、前記音源部21により対応する楽音
を発生させる。これにより、奏法などのアーティキュレ
ーションを表現することのできる演奏を再現することが
可能となる。
【0018】まず、前記パーツおよびテンプレートにつ
いて、それらの編集操作を行うときの画面の一例を示す
図2を参照しつつ説明する。ユーザはグラフィカルに各
パーツおよびそのパーツの各テンプレートを編集するこ
とができる。図2の(a)は編集対象となっているパー
ツを表示するパーツウインドウ30を示しており、該パ
ーツウインドウ30には、このパーツの名前を示すパー
ツ名表示部31、このパーツの属性を表示するパーツ属
性表示部32、このパーツの波形データの再生の開始お
よび停止を指示するプレイボタン33およびステップト
ップボタン34、このパーツの波形データの再生時間長
を表示するパーツ時間表示部35が設けられている。こ
の図に示した例では、この前記パーツ名表示部31に
(guitar-a-2)と表示されており、これより、楽器がギ
ターでアタック部のパーツであることが分かる。
【0019】また、前記パーツ属性表示部32には、図
示するように、楽器名、そのパーツがアタック部、サス
ティン部、リリース部のいずれに対応するのかを示す種
別情報、そのパーツが対応している奏法を示す情報、そ
のパーツのピッチを示す情報およびそのパーツのタッチ
を示す情報などが示されている。ここで、奏法を示す情
報としては、ギターの場合を例にとれば、ハンマリング
オン、プリングオフ、ピッチベンド、ハーモニクス、ト
レモロなど、フルートの場合には、スラー、タンギン
グ、速い立上り、遅い立上り、トリルなどがあり、さら
にそれぞれの奏法には、必要に応じてその特徴を示すパ
ラメータが付与される。例えば、トレモロなら、トレモ
ロの周期、深さなどを示すパラメータ、スラーならば、
ピッチの変化カーブ、スラーの速さなどが付与される。
この図に示した例では、楽器がギター、種別がアタック
部、奏法がハンマリングオン、ピットがC3、タッチが
53となっている。さらに、前記パーツ時間表示部35
にはこのパーツの演奏(再生)時間長が0.7秒である
ことが示されている。
【0020】前記パーツ名称表示部31をマウス等で選
択してクリックすることにより、ユーザは、このパーツ
の名称を編集することができる。また、前記パーツ属性
表示部32を同様にマウス等で選択してクリックするこ
とにより、ユーザは、このパーツ属性表示部32の内容
を編集することもできる。さらに、前記再生時間を表示
するパーツ時間表示部35も編集することができる。さ
らにまた、後述するようにしてこのパーツを構成する各
テンプレートを編集したときに、ユーザは前記プレイボ
タン33およびストップボタン34を操作することによ
り、このパーツの楽音波形を再生して編集の成果を確認
することができる。
【0021】図2の(a)において、40はこのパーツ
を構成する波形テンプレートWTをグラフィカルに表示
する波形テンプレート表示部であり、この波形テンプレ
ート表示部40には、この波形テンプレートWTの名称
を示す名称表示部41、このパーツの再生時間内におけ
る波形の形状の変化をグラフィカルに表示する波形表示
部42、このパーツの再生時間(この場合は、0.7
秒)内における前記波形表示部42に表示する波形の位
置を変更するためのスクロールバー43、および、ユー
ザがこの波形テンプレートを編集したいときに、テンプ
レート編集モードに移行するための編集ボタンE44が
設けられている。
【0022】この図に示した例においては、前記名称表
示部41にWT(guitar-a-10)と記載されており、こ
の波形テンプレートがギターのアタック部の波形を示す
10番の波形テンプレートであることが示されている。
ユーザがこの名称表示部41をマウス等で選択してクリ
ックと、他の波形テンプレートを選択して現在選択され
ている波形テンプレートに置換することができるよう
に、このシステムに導入されている波形テンプレート名
が表示される。そして、ユーザが採用したい波形テンプ
レートを選択することにより、その選択した波形テンプ
レートを呼び出して、この波形テンプレート表示部40
に表示させることができる。
【0023】また、50はこのパーツを構成するピッチ
テンプレートPTをグラフィカルに表示するピッチテン
プレート表示部である。このピッチテンプレート表示部
50も前記波形テンプレート表示部40と同様に、この
ピッチテンプレートの名称を示す名称表示部51、この
パーツの再生時間内におけるピッチ変化をグラフィカル
に表示するピッチ表示部52および該ピッチ表示部52
に表示するピッチ変化の前記パーツの再生時間内におけ
る位置を制御するためのスクロールバー53、テンプレ
ート編集モードに移行するための編集ボタンE54が設
けられている。この図に示した例では、前記名称表示部
51にPT(guitar-a-5)と表示されており、このピッ
チテンプレートがギターのアタック部のテンプレートの
5番というピッチテンプレートであることが示されてい
る。この名称表示部51を選択してクリックすることに
より、前記波形テンプレートの場合と同様に、ユーザは
他のピッチテンプレートに置換することができる。
【0024】60は、このパーツを構成する振幅テンプ
レートATをグラフィカルに表示する振幅テンプレート
表示部である。この振幅テンプレート表示部60も、前
述した波形テンプレート表示部40およびピッチテンプ
レート表示部50と同様に、この振幅テンプレートAT
の名称を表示する名称表示部61、このパーツの再生時
間内における振幅の変化をグラフィカルに表示する振幅
表示部62、スクロールバー63および編集ボタン64
を有している。この図に示した例では、前記名称表示部
61にAT(baseguitar-a-2)と表示されており、この
振幅テンプレートがベースギターのアタック部の2番の
振幅テンプレートであることが示されている。また、前
述の場合と同様に、この名称表示部62を選択してクリ
ックすることにより、この振幅テンプレートをシステム
に導入されている他の振幅テンプレートに変更すること
ができる。
【0025】70は、このパーツを構成するスペクトル
テンプレートSTをグラフィカルに表示するスペクトル
テンプレート表示部である。このスペクトルテンプレー
ト表示部70も、前述の各テンプレート表示部40〜6
0と同様に、名称表示部71、このパーツの再生時間内
におけるスペクトル変化を表示するスペクトル表示部7
2、スクロールバー73および編集ボタン74を有して
いる。そして、前記名称表示部71を選択してクリック
することにより、システムに導入されているスペクトル
テンプレートを選択することができるようになされてい
る。この図に示した例においては、前記名称表示部71
にST(flute-a-3)と表示されており、このスペクト
ルテンプレートがフルートのアタック部の3番のスペク
トルテンプレートであることが示されている。この例に
典型的に示されているように、本発明においては、楽器
の種別にとらわれることなく、自由に各テンプレートを
組み合わせて各パーツを形成することができる。なお、
このスペクトルテンプレートSTは、前記編集ボタンE
74を操作することでユーザに作成されるテンプレート
である。
【0026】80は、このパーツを構成するタイムテン
プレートTTをグラフィカルに表示するタイムテンプレ
ート表示部である。このタイムテンプレート表示部80
も、前記各テンプレート表示部40〜70と同様に、名
称表示部81、このパーツの再生時間内における時間軸
の変化をグラフィカルに示すタイム表示部82、スクロ
ールバー83および編集ボタン84を有している。ここ
で、前記タイム表示部82に示されている時間軸の変化
は、縦軸を時間圧縮率、横軸をこのパーツの再生時間と
して表わされており、時間圧縮率が高いほど、このパー
ツの対応する部分の再生時間を短くすることができる。
上述のように、前記波形テンプレートWT、ピッチテン
プレートPT、振幅テンプレートATおよびスペクトル
テンプレートSTはいずれも、この部分的時間区分内に
おける各特性の時間変化を表わしており、それらの時間
軸の進行をこのタイムテンプレートTTの特性で一括し
て変化させることができる。
【0027】この図に示した例では、前記名称表示部8
1にTT(guitar-a-3)と表示されており、このタイム
テンプレートがギターのアタック部の3番のタイムテン
プレートであることが示されている。他のテンプレート
と同様に、この名称表示部81をクリックすることによ
り、ユーザは他のタイムテンプレートを選択することが
できる。なお、このタイムテンプレートTTも、前記ス
ペクトルテンプレートSTと同様に、ユーザにより作成
されるテンプレートである。
【0028】次に、前記各テンプレート表示部40〜8
0にそれぞれ設けられている編集ボタンEを操作するこ
とにより可能となる各テンプレートの編集について説明
する。前記各テンプレート表示部40〜80の編集ボタ
ンE(44、54、64、74、84)をクリックする
と、図2の(b)に示すテンプレートエディット画面9
0が表示される。図示するように、このテンプレートエ
ディット画面90には、編集対象となっているテンプレ
ートの名称を表示する名称表示部91、このテンプレー
トの属性を表示するテンプレート属性表示部92、この
テンプレートの再生を制御するプレイボタン93および
ストップボタン94、このテンプレートの再生時間長を
示す時間長表示部95、現在このテンプレートとされて
いるテンプレートの名称を表示しているテンプレート選
択部96、および、このテンプレートの波形を表示する
テンプレート表示部97が設けられている。
【0029】この図に示した例は、前記パーツ・エディ
ット画面において、タイムテンプレートTTのエディッ
トボタンE84をクリックしたときに表示されるタイム
テンプレートTTのエディット画面の例を示しており、
前記名称表示部90にこのタイムテンプレートの名称T
T(guitar-a-3)が表示されている。また、前記テンプ
レート選択部96にも同じ名称が表示されており、ユー
ザがこのテンプレート選択部96をクリックすることに
より、このシステムに導入されている他のタイムテンプ
レートが表示され、ユーザは、任意の表示されたタイム
テンプレートのうちから任意のものを選択して呼び出す
ことができる。さらに、波形表示部97には、このタイ
ムテンプレートの波形が四角形で示す編集ポイントとと
もに表示され、ユーザは、この編集ポイントをマウス等
でドラッグすることにより、このテンプレート波形を任
意の波形に編集することができる。
【0030】このようにして、ユーザは、各パーツを構
成する各テンプレートを任意に変更して新しいパーツを
作成することができる。したがって、既存のテンプレー
トを用いて、新規なパーツを作成することができ、デー
タ量を増加させることなく、音色を増加させることが可
能となる。また、各テンプレートを任意に編集して新規
なテンプレートを作成することもでき、この新規なテン
プレートを用いた新規なパーツを作成することもでき
る。これにより、多彩な音色を発生させることが可能と
なる。
【0031】次に、本発明において、上述した各パーツ
およびそれらを構成する各テンプレートがどのような形
態で保存され、かつ、配付されるかについて、図3を参
照して説明する。本発明においては、前記各パーツおよ
びテンプレートのデータは、基本ファイルと従属ファイ
ルとの2種類のファイルとして保存および配布されるよ
うになされている。ここで、基本ファイルは、この基本
ファイル単体で使用可能なデータが格納されているファ
イルであり、従属ファイルはそれが依存している他のフ
ァイルが用意されている場合に限り使用可能なデータが
格納されているファイルである。典型的な場合には、基
本ファイルに基本的な音色を生成させるためのパーツお
よびそれを構成する各テンプレートのデータが含まれて
おり、従属ファイルには所定の音色を生成させるために
用いられるパーツおよびテンプレートのデータのうち、
前記基本ファイルに含まれていないデータを格納したも
のということもできる。なお、各ファイルは、データ圧
縮されて保存されている。これらの各ファイルは、CD
−ROMなどの記録媒体、通信ネットワーク、無線通信
路などの各種の媒体を通じてユーザに配付される。ま
た、ユーザは配付された各ファイルを前述のようにして
編集し、それを新たな基本ファイルあるいは従属ファイ
ルとして保存し、配布することができる。
【0032】図3の(a)は、前記基本ファイルのファ
イル構成を示す図であり、(a−1)は典型的な基本フ
ァイルの構成を示し、(a−2)および(a−3)は基
本ファイルの他の構成例を示している。(a−1)に示
すように、典型的な基本ファイルは、ヘッダ部101、
パーツPART領域102、波形テンプレートWT領域
103、ピッチテンプレート領域104、振幅テンプレ
ート領域AT105、スペクトルテンプレート領域10
6およびタイムテンプレート領域107から構成されて
いる。ここで、ヘッダ部101には、このファイルにど
のような情報が含まれているかを示す構成情報、ファイ
ルの依存情報、このファイルに格納されている各データ
のエディット権限(誰が編集可能であるか)を示すパー
ミッション情報、このファイルのコピー権限(コピー可
能であるかあるいは何回のコピーを行うことができる
か)を示すコピーライト情報などが含まれている。ここ
で、基本ファイルの場合には、前記ファイルの依存情報
には依存ファイルが無いことが記録されている。
【0033】また、パーツ領域102は、このファイル
に含まれている各パーツに関するパーツ情報が記録され
る領域であり、各パーツ毎に、そのパーツの名称、その
パーツの属性情報、再生時間情報、そのパーツを構成す
る各テンプレートを指定する情報(例えば、テンプレー
トの名称)などが記録されている。波形テンプレート
(WT)領域103、ピッチテンプレート(PT)領域
104、振幅テンプレート(AT)領域105、スペク
トルテンプレート(ST)領域106およびタイムテン
プレート(TT)領域107は、このファイルに格納さ
れている各パーツを構成する各テンプレートをそれぞれ
の種別ごとにまとめて格納した領域である。前記パーツ
領域102に格納されている各パーツを構成する各テン
プレートの実体は、それぞれのテンプレートの種別ごと
に分けられ、領域103〜107に格納されている。
【0034】なお、この基本ファイルは、前記(a−
1)に示した典型的な例に限らず、(a−2)および
(a−3)に示したような、パーツ領域を持たずに、特
定のテンプレート領域のみを含むファイルとすることも
できる。これらの場合には、ユーザは、この基本ファイ
ルに格納されているテンプレートを用いて任意のパーツ
を編集生成することとなる。このような基本ファイル
は、通常は、音色を作成するための基本的なデータとし
て、主としてメータにより供給されるものが多く、エデ
ィット不可およびコピー不可に設定されている。
【0035】また、図3の(b−1)および(b−2)
は前記従属ファイルの構成例を示す図である。これらの
図に示すように、従属ファイルは、ヘッダ部111、パ
ーツ(PART)領域112および任意の数のテンプレ
ート領域(波形テンプレート領域113、ピッチテンプ
レート領域114、振幅テンプレート領域115、スペ
クトルテンプレート領域116およびタイムテンプレー
ト領域117)を有している。これらの各領域111〜
117は前記基本ファイルにおける各領域101〜10
7と同様のものである。ただし、従属ファイルにおける
前記ヘッダ部111の依存情報には、この従属ファイル
が依存する基本ファイル名が記載されている。また、従
属ファイルにおけるパーミッション情報やコピーライト
情報はユーザが任意に設定することができるようになさ
れている。
【0036】また、各従属ファイルは、必ずパーツ(P
ART)領域112を含んでいる。このパーツ領域11
2には前記基本ファイルのパーツ領域102と同様に、
各パーツ毎に、パーツの名称、属性情報、それを構成す
る各テンプレートの名称などの情報が格納されている。
このパーツ領域112に記録されている各パーツを構成
する各テンプレートはこの従属ファイルが依存している
基本ファイルのテンプレート領域およびこの従属ファイ
ルに含まれているテンプレート領域に格納されており、
テンプレートがこの従属ファイルが依存する基本ファイ
ル内に格納されている場合には、その基本ファイルに格
納されているテンプレートの名称が記録されている。し
たがって、この従属ファイルが依存している基本ファイ
ルがシステムに導入されていないときには、前記パーツ
領域112に記録されているパーツを使用することがで
きない。前記テンプレート領域113〜117には、こ
の従属ファイルが依存する基本ファイルに格納されてい
ないテンプレートデータが記録されている。なお、従属
ファイルが依存する基本ファイルは1つに限らず、複数
の基本ファイルに従属することができる。また、逆に、
基本ファイルは、複数の従属ファイルに依存されること
もできる。このように、本発明においては、ファイルを
基本ファイルとそれに依存する従属ファイルの2通りの
ファイルとし、各ファイルで重複してテンプレートデー
タを記憶することが無いようにしているために、データ
量を小さくすることが可能となっている。
【0037】次に、前記波形データから前記テンプレー
トを作成する処理、および、前記パーツエディット処理
について説明する。図4の(a)は前記テンプレートを
作成する処理を説明するためのフローチャートである。
波形からテンプレートを作成するために、まず、ステッ
プS11において、テンプレートのもととなる楽音波形
を録音する。すなわち、各楽器ごと、各奏法ごと、各音
高ごとなどにそれぞれ楽音波形を録音する。なお、この
ステップS11で録音した波形データは、その立上がり
から立下がりまでがアタック部、サスティン部、リリー
ス部、リンク部に分離されており、次のステップS12
およびS13の処理は、その分離された各部分単位で実
行される。従って、最終的に作成されるテンプレート
も、その分離された各部分に対応したものとなってい
る。
【0038】次に、ステップS12に進み、ステップS
11で録音した楽音波形データを分析する。例えば、録
音した波形そのものから波形テンプレートWTを作成す
るためのデータを得ることができ、ピッチ抽出すること
によりピッチテンプレートPTを作成するためのデータ
を得ることができ、録音した楽音のエンベロープから振
幅テンプレートATを作成するためのデータを得ること
ができる。なお、スペクトル分析することによりスペク
トルテンプレートSTを作成するためのデータを得るこ
とも可能である。
【0039】次に、ステップS13に進み、前記ステッ
プS12で楽音を分析して得られた各要素に対応するデ
ータに基づいてそれぞれ対応するテンプレートを作成す
る。このとき、すでに作成されているテンプレートの中
に、類似の形状を有するテンプレートが存在している場
合には、新たなテンプレートを作成しないようにする。
これにより、テンプレートを共用することができ、記録
容量を少なくすることができる。なお、形状が類似して
いるか否かは、前記ステップS12で分析して得られた
各テンプレートに対応する波形データと既存のテンプレ
ートの波形データとの相関演算を行い、相関値が所定値
以上のものを類似していると判断することにより行うこ
とができる。
【0040】図4の(b)は、このようにして作成され
たテンプレートの組み合わせとして構成されるパーツ
(ないし、新規のパーツ)をユーザの指示に応じてエデ
ィットするパーツ編集処理のフローチャートである。こ
の処理は、前記図2のパーツ・エディット画面およびテ
ンプレート・エディット画面を用いて行われる。このパ
ーツ・エディット処理においては、まずステップS21
において、編集対象となるパーツが指定される。この指
定は、新規なパーツであることの指定あるいは既存のパ
ーツの指定のいずれかで行うことができ、既存のパーツ
については、該既存のパーツが記録されている前記基本
ファイルあるいは従属ファイルのファイル名とそのパー
ツ名を指定することにより行われる。例えば、前記基本
ファイルあるいは従属ファイルをユーザが選択すると、
該ファイルに記録されているパーツの一覧を表示し、該
一覧表示の中からユーザが編集したいパーツを選択する
ことができるようにする。新規なパーツであることが指
定されると、ステップS22の判定結果がYESとなっ
てステップS23に進み、該新規なパーツの初期値が生
成され、全ての情報が空白状態とされた前記図2(a)
のパーツウインドウ30が表示される。また、既存のパ
ーツが指定された場合には、該指定されたファイルおよ
び必要に応じてそれが依存するファイルから対応するパ
ーツ情報およびそのパーツを構成するテンプレートデー
タが読み出され、前記パーツウインドウ30に表示され
る。
【0041】そして、ユーザはエディット指示を行う
(ステップS24)。そして、ステップS25において
そのエディット指示の内容が判定され、それぞれの指示
に応じたステップに分岐する。まず、このエディット指
示がそのパーツの属性変更である場合、すなわち、前記
パーツウインドウ30のパーツ属性表示部32がマウス
等によりクリックされた場合には、ステップS26に進
み、パーツの属性変更処理が行われる。すなわち、前記
パーツ属性表示部32の表示色を変更し、そこに表示さ
れている楽器名、種別、奏法、ピッチ、タッチなどの各
情報をユーザが文字キーボードなどを操作することによ
り編集することができるようにする。
【0042】また、前記エディット指示がテンプレート
構成の編集であるときは、ステップS27に進み、テン
プレート構成変更処理を実行する。すなわち、ユーザが
前記パーツウインドウ30中の各テンプレート名表示部
41、51、61、71あるいは81をクリックしたと
きに、このテンプレート構成編集処理であると判断し、
前述のように、このシステムに導入されている対応する
種別のテンプレートを一覧表示する。そして、テンプレ
ートの選択が行われたとき、そのテンプレートのデータ
を対応するファイル(基本ファイルあるいは従属ファイ
ル)から読み出し、前記パーツエディット画面の対応す
るテンプレート表示部40、50、60、70あるいは
80に表示する。
【0043】ユーザにより実行されたエディット指示が
テンプレート変形指示であるとき、すなわち、前記パー
ツエディットウインドウ中の各テンプレートの編集ボタ
ンE44、54、64、74あるいは84がマウス等に
よりクリックされたときは、ステップS28のテンプレ
ート形状変更処理が実行される。このテンプレート形状
変更処理S28においては、図2の(b)に示すよう
な、クリックされた編集ボタンに対応するテンプレート
・エディットウインドウが開かれる。そして、前記図2
の(b)に関して説明したように、テンプレートの編集
処理が行われる。そして、この編集処理が終了したと
き、このテンプレート形状変更処理S28において、編
集されたテンプレートの保存処理が行われる。このと
き、編集された結果のテンプレートと類似の形状を有す
るテンプレートが既に存在しているか否かが判定され、
類似のものが存在しているときには、その旨をユーザに
知らせる。例えば、編集されたテンプレートの形状と既
に存在しているテンプレートの形状との相関演算を順次
実行し、所定の相関値以上となったテンプレートがあっ
たときに、そのテンプレートをユーザに提示する。ユー
ザは、編集したテンプレートの代わりにその提示された
テンプレートを現在編集しているパーツのテンプレート
として選択することもできるし、あるいは、編集したテ
ンプレートをあたらな名称を付して保存することもでき
る。このようにして、既存のテンプレートを使用した場
合には、データ量を少なくすることができる。なお、新
たなテンプレートとして保存するときには、このテンプ
レートは前述した従属ファイルの対応する種別のテンプ
レート領域に格納されることとなる。
【0044】このようにしてパーツの属性変更処理(S
26)、テンプレート構成変更処理(S27)あるいは
テンプレート形状変更処理(S28)が終了し、ユーザ
がパーツエディット処理の終了を指示したときは、ステ
ップS29の終了処理が実行される。この処理において
は、編集されたパーツ情報の保存および従属ファイルの
依存情報の更新が実行される。すなわち、編集したパー
ツ情報を従属ファイルの前記パーツ領域112に書き込
むとともに、必要に応じて従属ファイルのヘッダ部に依
存情報を書き込む。このようにして、パーツ情報を編集
することができる。このとき、上述のように、既存のテ
ンプレートを使用することが可能なときには、それを使
用することができるようになされているため、不必要に
ファイルのサイズが大きくなることを防止することがで
きる。
【0045】このようにして作成された各ファイル、例
えば、メーカにより供給される基本ファイルおよび従属
ファイル、他のユーザにより作成され配付された従属フ
ァイルなどは、前述のように、CD−ROMやフレキシ
ブルディスクなど記憶媒体を介して、あるいは、通信ネ
ットワークを介して配付することができる。このように
配付されたファイルを利用するためには、そのファイル
を(必要に応じて解凍した後)、前記ハードディスク装
置などに展開すること(導入すること)が必要となる。
そこで、前記ファイルの導入および導入解除について、
図5を参照して説明する。
【0046】図5の(a)は、前記各ファイルの導入処
理を説明するためのフローチャートである。ファイルの
導入処理においては、まず、ステップS31において、
導入するファイルの決定が行われる。すなわち、前記基
本ファイルあるいは従属ファイルが記録されているCD
−ROMやMOなどの記録媒体18を前記ドライブ装置
17に挿入してマウントし、あるいは、通信回線等を介
して前記ハードディスク装置20に基本ファイルや従属
ファイルを読み込んで、ユーザに対し、導入可能なファ
イルを提示し、導入すべきファイルを選択させる。この
とき、既に導入されているファイルについては、選択す
ることができないように、ファイル名の表示形態を異な
る形態(例えば、表示色を薄くするなど)で表示させ
る。また、このファイルの導入処理を最初に実行すると
きに、既に導入されているファイルを示す管理情報を作
成するようにしてある。次に、ステップS32に進み、
ユーザにより指定されたファイルのヘッダ部を読み込
み、その依存情報および前記管理情報を参照して、必要
な基本ファイルが既に導入されているか否かを確認す
る。
【0047】次に、ステップS33に進み、前記ステッ
プS32の確認の結果、必要な基本ファイルが既に導入
されているあるいは指定されたファイルが基本ファイル
であるときには、ステップS34に進む。そして、この
ステップS34において、ユーザにより指定されたファ
イルを必要に応じて解凍し、各領域のデータをハードデ
ィスクに保存する。このとき、例えば、各ファイルごと
にディレクトリが設けられ、そのディレクトリの中に前
記各領域(パーツ領域、WT領域、PT領域、AT領
域、ST領域、TT領域)ごとにサブディレクトリが設
けられる。また、前記管理情報を更新する。一方、前記
ステップS32の確認の結果、必要な基本ファイルが導
入されていないときには、ステップS35に進み、表示
部にその旨の警告表示を行う。これにより、ユーザは、
導入しようとしている従属ファイルが依存している基本
ファイルを導入することとなる。したがって、ユーザが
使用することができない状態で従属ファイルを導入する
ことを防止することができる。
【0048】図5の(b)は、すでに導入されているフ
ァイルを前記ハードディスク装置20から取り除き使用
できないようにする導入解除処理のフローチャートであ
る。既に導入されているファイルを取り除くときには、
まず、ステップS41において、解除するファイルの指
定を行う。これは、前記管理情報に基づき、解除するこ
とのできるファイル名一覧をユーザに対して提示し、ユ
ーザが解除したいファイルを選択することにより行われ
る。次に、ステップS42に進み、ステップS41にお
いて指定されたファイルの依存情報に基づき、そのファ
イルに依存している下位の従属ファイルが存在している
か否かを確認する。そして、ステップS43に進み、下
位の従属ファイルが導入されていないときには、ステッ
プS44に進み、そのユーザにより指定されたファイル
に属する各データを前述した各ディレクトリから削除す
る。一方、下位の従属ファイルが導入された状態となっ
ているときには、ステップS45に進み、その旨を警告
表示する。これにより、ユーザは、その従属するファイ
ルを指定して導入解除を行うこととなる。このようにし
て、本発明においては、導入解除を行うときに、単独で
使用することができないファイルを削除し忘れることを
防止することができる。
【0049】このようして、ユーザは自己の楽音生成装
置に基本ファイルおよび従属ファイルを導入することが
できる。各ファイルが導入された状態においては、前記
ハードディスク装置20内に各ファイルに対するディレ
クトリが設けられ、該各ディレクトリ内には、それぞ
れ、前記各領域(パーツ領域および各テンプレート領
域)に対応するサブディレクトリが設けられ、各サブデ
ィレクトリ内にそれぞれパーツ情報および各テンプレー
ト情報が展開されている。このように各ファイルが導入
された状態で、ユーザは前述のようにパーツの編集処理
を行うことができる。また、後述するように、演奏時に
は、MIDI情報および奏法を示す情報(演奏情報)か
ら、前記パーツ領域に格納されている各パーツの属性情
報を参照して、当該演奏情報に最も近い属性情報を有す
るパーツを選択して、そのパーツを構成する各テンプレ
ートデータを前記音源部に供給することにより、対応す
る楽音を生成することとなる。このとき、前記ハードデ
ィスク20内に従属ファイルとそれが依存する基本ファ
イルとが導入されているものとすると、前記演奏情報に
最も近いパーツをサーチするときに、まず、前記従属フ
ァイルに対応するディレクトリの中のパーツ領域のサブ
ディレクトリを検索し、次に、前記基本ファイルに対応
するディレクトリの中のパーツ領域のサブディレクトリ
を検索することにより、最も近い属性を有するパーツを
選択するようにしている。なお、前記RAM13の容量
が十分に大きい場合には、演奏時には、前記導入したフ
ァイルのパーツ領域およびテンプレート領域をすべてR
AM上に展開するようにしてもよい。
【0050】最後に、このようにして作成されあるいは
編集された前記各ファイルを使用して楽音を発生する処
理について、図6を参照して説明する。図6の(a)
は、音源制御処理のフローチャートである。音源制御処
理が開始されると、まず、ステップS51において、音
源部や前記RAM中のワークエリアの初期設定処理が実
行される。そして、ステップS52に進み、MIDI処
理が行われる。このMIDI処理は、前記MIDIイン
ターフェース回路あるいは既にハードディスク装置や前
記ドライブ装置に挿入されているCD−ROMなどの記
憶媒体に格納されているSMF(Standard MIDI File)
などの演奏情報を受け取り、それに含まれるMIDI信
号に対応する処理を行う。例えば、ノートオンイベント
であるときには、後述するように、図6の(c)に示す
ノートオンイベント処理を行う。
【0051】次に、ステップS52に進み、パネルスイ
ッチ処理が行われる。すなわち、前記入力装置15を介
して何らかの操作が行われたか否かを判定し、何らかの
操作が行われた場合には、それに対応する処理を行う。
そして、ステップS54に進み、所定時間が経過してい
なければ、前記ステップS52に戻り、所定時間が経過
していれば、ステップS55の奏法処理へ進む。このよ
うに、この音源制御処理においては、MIDIイベント
およびパネル操作に対応する処理を繰り返し行うととも
に、所定時間経過するごとに奏法処理S55を実行する
ようになされている。
【0052】図6の(b)は前記奏法処理S55を説明
するためのフローチャートである。この奏法処理では、
入力されるMIDI信号に基づいて奏法を判定し、それ
に応じて、楽音の生成に使用するパーツを変更する処理
およびパーツの変更があったときに前のパーツと後のパ
ーツとをスムーズに接続する処理が行われる。奏法処理
が開始されると、まず、ステップS61において、前記
MIDI処理において処理されているMIDI情報の変
化に基づき、最も適切な奏法が何であるのかを判定す
る。例えば、ピッチベンドとして音のピッチにシフトが
加えられているときはベンド奏法であると判断し、ピッ
トベンドとして数Hzのゆらぎが付与されているときは
ビブラート奏法と判断する。また、ノートオンから次の
ノートオンまでの時間に比べてノートオンからノートオ
フまでの時間が50%以上短いときはスタッカート奏法
と判断し、ノートオンが次のノートオンに重なるときは
スラー奏法と判断する。
【0053】そして、ステップS62に進み、前記ステ
ップS61で判定された奏法と現在使用しているパーツ
の属性情報に含まれている奏法とを比較し、使用するパ
ーツの変更が必要であるか否かを判定する。例えば、ノ
ートオンのタイミングからアタック部のパーツに対応す
る時間が経過したときなどは、アタック部のパーツ(そ
の終了部分)からサスティン部のパーツへの変更が必要
となる。また、特定の奏法の付与されていないサスティ
ン部のパーツによる楽音生成が継続中にステップS55
でビブラート奏法が指定されたときは、該サスティン部
のパーツからビブラートの付与されたサスティン部のパ
ーツへの変更が必要となる。奏法の指定は、前記ステッ
プS55だけではなく、前記SMFの自動演奏データに
埋め込まれたスラーやスタッカート等の奏法記号を示す
奏法コードに基づいて発生するようにしてもよい。
【0054】このステップS62の結果、パーツを変更
する必要がない場合には、そのまま、この奏法処理を終
了する。一方、パーツの変更が必要である場合には、新
しいパーツ(音色)のための発音チャンネルを割当て
(ステップS63)、そのチャンネルに該新しいパーツ
の情報を設定する(ステップS64)。すなわち、前記
判定において最も近いと判定された新しいパーツの各テ
ンプレート情報を音源部のその発音チャンネルに対して
設定する。そして、ステップS65に進み、現在使用さ
れているパーツによる楽音と新しいパーツによる楽音と
が、スムーズに接続されるように接続処理を行う。これ
は、例えば、現在発音しているパーツの発音チャンネル
とステップS64で設定された新しいパーツの発音チャ
ンネルの楽音とをクロスフェードで接続することで実現
される。このようにして、所定時間おきに奏法処理が行
われ、パーツの変更がスムーズに行われる。
【0055】図6の(c)は、前記MIDI信号として
ノートオンが検出されたときのノートオンイベント処理
を説明するための図である。この図に示すように、ノー
トオンイベントが検出されると、ノートナンバおよびベ
ロシティデータが取り込まれ(ステップS71)、次
に、奏法の判定処理(ステップS72)が行われる。こ
の奏法の判定処理は、前述した奏法処理(S55)によ
る判定結果、あるいは、前記SMFの自動演奏情報とと
もに、予め、楽譜に付けられている奏法を示す記号に基
づいて付加されている奏法情報を用いて奏法を判定す
る。なお、ここでは、前記ステップS71において取り
込んだノートナンバとベロシティデータ、および、この
ステップS72により判定された奏法情報をまとめて演
奏情報と呼ぶこととする。
【0056】次に、ステップS73に進み、前記演奏情
報に基づいて、該演奏情報に最もよく合致する属性情報
を有するパーツを選択する。すなわち、前記ステップS
71からのノートナンバとベロシティ、および、前記ス
テップS72からの奏法情報に基づいて、現在選択され
ている音色に含まれる各パーツの属性情報を参照し、最
も近い属性情報を有するパーツを発音すべきパーツとし
て選択する。前記図2(a)に関して説明したように、
各パーツの属性情報には、そのパーツの奏法に関する情
報およびその特徴を示すパラメータが記憶されている。
これらの情報を用いて、前記演奏情報に最も合致するパ
ーツが選択される。
【0057】そして、ステップS74に進み、前記ステ
ップS73において選択したパーツに対して発音チャン
ネルを割当てる。そして、ステップS75に進み、前記
音源部の該ステップS74で割当てた発音チャンネルに
対し、前記ステップS73において選択したパーツの各
テンプレート波形データを制御パラメータとして設定す
る。例えば、前記波形テンプレートWTの波形データは
波形メモリの出力として、前記ピッチテンプレートPT
の波形はピッチを修飾するデータとして、前記振幅テン
プレートATの波形は振幅エンベロープとして、前記ス
ペクトルテンプレートSTの波形は音色フィルタ係数と
して設定される。このとき、前記タイムテンプレートT
Tの波形は、前記波形テンプレートWT、前記ピッチテ
ンプレートPT、前記振幅テンプレートAT、前記スペ
クトルテンプレートSTの各波形をサンプリングタイミ
ングごとに前記音源部に与えるときのタイミングの制御
(時間軸の制御)のために用いられる。また、前記ステ
ップS72において選択されたパーツの属性情報と演奏
情報との間に特徴パラメータの誤差があるときには、こ
の誤差に応じて前記制御パラメータを補正する。
【0058】そして、ステップS76に進み、前記ステ
ップS72で判定した奏法が通常の奏法であれば、該割
当てられた発音チャンネルに対し発音の指示を行い、あ
るいは、前記ステップS72で判定した奏法がスラー奏
法やポルタメント奏法等前後の音をつなぐような奏法で
ある場合には、該割り当てられた発音チャンネルに対
し、それまで発音していた他の発音チャンネルとの接続
を指示する。
【0059】このようにして、SMFなどの自動演奏情
報に基づき前記各パーツを用いて楽音を発生させること
ができる。また、本実施の形態では、MIDI等の演奏
データからリアルタイムに奏法を判断し、判断された奏
法に基づいてパーツを選択して、選択されたパーツに基
づく楽音を生成している。これにより、奏法の指示され
ていない演奏データであっても、リアルタイムに奏法を
判断しながら奏法対応の楽音を生成することができる。
さらに、本実施の形態では、MIDI等の演奏データに
奏法を指定する奏法コードが埋め込まれている場合に、
その奏法コードに応じてパーツを選択し楽音生成を行な
っている。したがって、演奏データのシーケンス中の任
意のタイミングに埋め込まれた奏法コードに対応して、
奏法の付与された楽音の生成を行なうことができる。さ
らにまた、本実施の形態では、上記2つのことを同時に
行なっているので、演奏データの流れから判断される奏
法と、演奏データに埋め込まれた奏法コードに対応した
奏法の両方に応じた楽音生成を行なうことができる。
【0060】なお、上述した実施の形態では、ファイル
単位で依存関係を管理していたが、必ずしもファイル単
位の管理でなくても良い。例えば、各パーツ毎に、どの
ファイルに依存しているか示す依存情報を持つようにし
ても良い。あるいは、各テンプレートに固有の識別デー
タ(ID)を付与し、各パーツ毎に依存するテンプレー
トのIDを依存情報として持たせるようにしても良い。
また、従属ファイルとして導入されたパーツ群を、必要
なテンプレートを含んだ基本ファイルとして再保存でき
るようにしても良い。だだし、その再保存は、コピーラ
イト情報で許可されている場合のみ実行可能とされる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の楽音生成
方法によれば、複数のパーツを組合わせることにより、
所望の音色を構成することができるため、パーツの組合
わせにより、少ないデータ量で音色のバリエーションを
増やすことができる。また、複数のテンプレートを組み
合わせることにより、所望のパーツを構成することがで
き、複数のパーツでテンプレートを共用できるようにし
たため、テンプレートの組合わせにより、少ないデータ
量で音色のバリエーションを増やすことが可能となり、
小容量のデータで多くの音色の楽音を生成することがで
きる。さらに、演奏情報に応じてパーツを選択し接続す
ることにより楽音を形成しているため、従来の波形メモ
リ音源に比べて、生成する楽音の表現力が豊かである。
また、パーツに対応した演奏情報と、入力した演奏情報
の距離に基づいて、パーツを選択しているので、入力す
る演奏情報の全ての値に対してパーツを用意する必要が
なく、パーツの記憶量を減らすことができる。さらに、
対応するパーツの無い演奏情報が入力された場合でも、
楽音を生成することが可能である。
【0062】さらに、本発明の楽音生成用データ記録方
法によれば、ユーザが、複数のテンプレートを自由に組
み合わせて新規の音色を生成でき、既存のテンプレート
で実現できない場合のみ、新規のテンプレートを作成す
るようにしている。したがって、テンプレートの組合わ
せの範囲でエディットすることにより、データ量を余り
増やさずに新規の音色を作成することができる。また、
テンプレートをエディットする場合でも、形状の異なる
テンプレートのみを記録するようになっているので、デ
ータ量の増加を抑えることができる。さらにまた、本発
明の楽音生成用データ記録方法によれば、各音色毎に、
他の音色に対する依存関係を記録しており、依存する他
の音色が用意されている場合にだけ、当該音色を使用す
ることができる。また、各音色毎に、他の音色に対する
依存関係を記録しており、依存する他の音色が用意され
ていない場合には、該他の音色が用意されていないこと
をユーザに通知するようにして、パーツの作成者が意図
した音色を確実に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される楽音生成装置を示すブロ
ック図である。
【図2】 パーツ編集およびテンプレート編集時におけ
る表示画面の一例を示す図である。
【図3】 楽音生成用データを記録したファイルの構成
例を示す図である。
【図4】 テンプレートの作成処理およびパーツ編集処
理を説明するためのフローチャートである。
【図5】 ファイルの導入および導入解除の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図6】 音源制御処理、奏法処理およびノートオンイ
ベント処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 CPU、12 ROM、13 RAM、14 M
IDIインターフェース回路、15 入力装置、16
表示装置、17 駆動装置、18 大容量記録媒体、1
9 取込回路、20 ハードディスク装置、21 音源
部、22 サウンドシステム、23 バス、30 パー
ツ・エディット画面、31 パーツ名称表示部、32
パーツ属性表示部、35 パーツ時間表示部、40 波
形テンプレート表示部、41 (テンプレート)名称表
示部、42 波形表示部、43スクロールバー、50
ピッチテンプレート表示部、60 振幅テンプレート表
示部、70 スペクトルテンプレート表示部、80 タ
イムテンプレート表示部、90 テンプレート・エディ
ット画面、92 テンプレート属性表示部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音の部分的時間区間に対応する楽音波
    形データを生成するためのパーツデータの中から演奏情
    報に最も合致するパーツデータを選択し、該選択したパ
    ーツデータにより楽音の部分的時間区間に対応する楽音
    波形データを生成するようになされた楽音生成方法であ
    って、 前記パーツデータは、複数の楽音要素それぞれについて
    の前記楽音の部分的時間区間における変化を示すテンプ
    レートデータから構成されており、 前記楽音の部分的時間区間に対応する楽音波形データ
    は、前記パーツデータに含まれる前記複数の楽音要素そ
    れぞれについてのテンプレートデータに基づいて生成さ
    れることを特徴とする楽音生成方法。
  2. 【請求項2】 楽音の部分的時間区間に対応する楽音波
    形データを生成するためのパーツデータであって複数の
    楽音要素それぞれについての前記楽音の部分的時間区間
    における変化を示すテンプレートデータの組み合わせと
    して構成されたパーツデータの中から、演奏情報に最も
    合致するパーツデータを選択し、該選択したパーツデー
    タにより楽音の部分的時間区間に対応する楽音波形デー
    タを生成するようになされた楽音生成方法であって、 前記パーツデータと前記複数の楽音要素それぞれについ
    てのテンプレートデータとが格納された楽音生成用デー
    タファイルを導入する場合に、 その楽音生成用データファイルに含まれているパーツデ
    ータが他の楽音生成用データファイルに格納されている
    テンプレートデータを使用するものであるときには、前
    記他の楽音生成用データファイルが導入されているか否
    かを判定し、導入されていない場合にはその旨の警告を
    行うようにしたことを特徴とする楽音生成方法。
  3. 【請求項3】 楽音の部分的時間区間に対応する楽音波
    形データを生成するためのパーツデータであって複数の
    楽音要素それぞれについての前記楽音の部分的時間区間
    における変化を示すテンプレートデータの組み合わせと
    して構成されたパーツデータの中から、演奏情報に最も
    合致するパーツデータを選択し、該選択したパーツデー
    タにより楽音の部分的時間区間に対応する楽音波形デー
    タを生成するようになされた楽音生成方法であって、 前記パーツデータと前記複数の楽音要素それぞれについ
    てのテンプレートデータとが格納された楽音生成用デー
    タファイルを削除する場合に、 その楽音生成用データファイルに含まれているテンプレ
    ートデータを使用するパーツデータが格納されている他
    の楽音生成用データファイルが導入されているか否かを
    判定し、 導入されている場合にはその旨の警告を行うようにした
    ことを特徴とする楽音生成方法。
  4. 【請求項4】 楽音の部分的時間区間に対応する楽音波
    形データを生成するための楽音生成用データを記録する
    方法であって、 前記楽音生成用データは、複数の楽音要素それぞれにつ
    いての前記楽音の部分的時間区間における変化を示すテ
    ンプレートデータの組み合わせを指示するパーツデータ
    と、前記テンプレートデータとを含む楽音生成用データ
    ファイルとされており、 前記テンプレートデータを編集して新規なパーツデータ
    を作成したときに、該新規なパーツデータおよび編集さ
    れたテンプレートデータは、前記楽音生成用データファ
    イルとは別個の楽音生成用データファイルに記録するよ
    うにしたことを特徴とする楽音生成用データ記録方法。
  5. 【請求項5】 楽音の部分的時間区間に対応する楽音波
    形データを生成するための楽音生成用データを記録する
    方法であって、 前記楽音生成用データは、複数の楽音要素それぞれにつ
    いての前記楽音の部分的時間区間における変化を示すテ
    ンプレートデータの組み合わせとして構成されており、 ある前記楽音生成用データを構成する前記テンプレート
    データを編集した場合に、該編集後のテンプレートデー
    タと類似する他のテンプレートデータが存在していると
    きには、該他のテンプレートデータを前記編集後のテン
    プレートデータの代わりに使用して、データ量の増大を
    防止するようにしたことを特徴とする楽音生成用データ
    記録方法。
  6. 【請求項6】 楽音の部分的時間区間に対応する楽音波
    形データを生成するため楽音生成用データを記録した記
    録媒体であって、 前記楽音生成用データは、複数の楽音要素それぞれにつ
    いての前記楽音の部分的時間区間における変化を示すテ
    ンプレートデータの組み合わせを指示するパーツデータ
    と、前記テンプレートデータとを有し、 前記パーツデータは、そのパーツが対応する楽器名、そ
    の部分的時間区分の種別、奏法、ピッチ、タッチなどの
    属性情報とそのパーツデータを構成する前記テンプレー
    トデータを指定する情報を含んでいることを特徴とする
    楽音生成用データを記録した記録媒体。
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