JP2001096438A - 主軸装置 - Google Patents

主軸装置

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JP2001096438A
JP2001096438A JP27449099A JP27449099A JP2001096438A JP 2001096438 A JP2001096438 A JP 2001096438A JP 27449099 A JP27449099 A JP 27449099A JP 27449099 A JP27449099 A JP 27449099A JP 2001096438 A JP2001096438 A JP 2001096438A
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Japan
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spindle
air
air passage
tapered
spindle device
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JP27449099A
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Junichi Hayashi
淳一 林
Takayuki Daizo
隆之 台蔵
Akira Takase
亮 高瀬
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具ホルダの外周部を清掃する際には、主軸
の周囲を汚し難くすることができるとともに、簡単な構
成で、クーラントがエア通路内に流入するのを防止する
ことができる主軸装置を提供する。 【解決手段】 主軸装置11のクーラント通路18は、
主軸15の軸心に前後方向に摺動可能に配設されたドロ
ーイングバー17内に穿設されている。一方、エア通路
41は、主軸頭12内から外側リング21を経て内側リ
ング22まで連通され、その先端を構成する複数のエア
噴出孔44は、内側リング22のテーパ孔28に開口さ
れている。前記エア噴出孔44は主軸15の軸線方向の
前後2カ所に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マシニングセン
ター等の工作機械を構成する主軸装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の主軸装置としては、
特開平6−254740号公報に開示されているマシニ
ングセンター等における工具ホルダ嵌着部の清掃装置が
知られている。この清掃装置は、主軸の軸心部に配設さ
れたドローイングバーに、クーラントとエアを切り換え
て圧送するための段付き通孔が設けられている。そし
て、クランプ状態では工具ホルダにクーラントを供給す
ることができるとともに、アンクランプ状態ではテーパ
穴にエアを吐出させることができ、テーパ穴の工具ホル
ダとの嵌着面に漏出した水滴等をエアで吹き飛ばして清
掃し、交換する工具ホルダを正確に主軸に装着すること
ができるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
清掃装置では、主軸内部のドローイングバーにおいて、
クーラント通路とエア通路とが共有されていたことか
ら、工具ホルダの密着部をエアによって清掃するときに
は、通路内に残存しているクーラントがミスト状態で噴
き出されるため、主軸の周囲をクーラントにより著しく
汚してしまうおそれがあった。
【0004】また、この構成によれば、ドローイングバ
ーの後方側(基端側)のエア通路内にクーラントが逆流
して混入されるおそれもあった。このとき、混入したク
ーラントは、エア供給源としてのエアポンプ内及びフィ
ルター内に流入して、フィルターの目詰まりを起こすお
それがあるうえ、エアポンプの故障の原因となるおそれ
があった。また、この混入したクーラントによって、主
軸内構造に損傷を与えるおそれもあった。
【0005】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、工具ホルダの外周部を清掃する際には、
主軸の周囲を汚し難くすることができるとともに、簡単
な構成で、クーラントがエア通路内に流入するのを防止
することができる主軸装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の主軸装置は、主軸頭の内
部に支持された主軸の先端に、工具を装着するための工
具ホルダの後端部のテーパシャンクを挿入支持するよう
にしたテーパ孔を設けるとともに、主軸の軸心位置には
前記テーパシャンクを、前記主軸の軸心に沿って摺動自
在にしてクランプ状態及びアンクランプ状態を形成する
ためのドローイングバーを含む工具ホルダのクランプ機
構を設け、前記ドローイングバーには先端面に開口する
クーラント通路を設けるとともに、前記主軸頭に前記主
軸の外周部を通るエア通路を設け、そのエア通路のエア
噴出孔を前記テーパ孔と前記テーパシャンクのクランプ
状態を形成する密着部に開口したものである。
【0007】請求項2に記載の発明の主軸装置は、請求
項1に記載の発明において、前記エア通路を前記主軸頭
の先端面に開口させ、主軸頭の先端部にエア通路を有す
るエア通路形成部材を設けるとともに、工具の装着状態
でエア通路形成部材を主軸の先端面に対して微少隙間で
対向させ、前記ドローイングバーによるアンクランプ動
作にともなうわずかな突出移動により主軸頭とエア通路
形成部材とのエア通路が接続されるものである。
【0008】請求項3に記載の発明の主軸装置は、請求
項1又は請求項2に記載の発明において、前記エア噴出
孔を主軸の軸線方向の前記テーパ孔と前記テーパシャン
クのクランプ状態を形成する密着部における異なる複数
カ所に設けたものである。
【0009】請求項4に記載の発明の主軸装置は、請求
項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前
記エア噴出孔を斜め前方に傾斜するように形成し、前記
テーパ孔の小径部から大径部へ向けてエアを噴出するよ
うに構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、主軸装置11の主軸頭
12は外筒13及び内筒14から構成され、その内筒1
4の内側には主軸15が複数のベアリング16を介して
回転可能に支持されている。主軸15の軸心に沿って配
設されたドローイングバー17は、主軸15内を前後方
向に摺動可能に挿通されている。このドローイングバー
17には、その軸心に沿って前後方向にクーラント通路
18が穿設されているうえ、同バー17は皿バネ19に
よって後退方向に付勢されている。
【0012】図1及び図3に示すように、主軸頭12の
先端面には外側リング21が固着され、主軸15の先端
面には内側リング22が固着されている。図1に示すよ
うに、内側リング22内方において主軸15の先端部に
はカラー23が配設され、そのカラー23先端部の対向
位置には、一対の保持孔24が穿設されている。各保持
孔24内にはボール25が嵌入されている。
【0013】前記ドローイングバー17の先端部には、
前記カラー23の保持孔24と対応する位置に、一対の
第一凹部26が半球状に窪んだ形状に穿設されるととも
に、各第一凹部26の前方には第二凹部27がテーパ状
に形成されている。図1及び図2に示すように、これら
第一凹部26及び第二凹部27は、前記一対のボール2
5と係合することができるようになっている。内側リン
グ22の内周面は、先端側ほど拡がるテーパ形状に形成
されたテーパ孔28となっている。
【0014】図1に示すように、主軸15の先端部には
工具31を装着した工具ホルダ32が嵌脱可能に装着さ
れる。この工具ホルダ32の後端部にはテーパシャンク
33が突出され、工具ホルダ32の後部を主軸15側へ
引込む又は押出すことによって、工具ホルダ32をクラ
ンプ又はアンクランプさせることができるように構成さ
れている。このテーパシャンク33の中央部には、前記
カラー23の保持孔24と対応する位置に一対の固定孔
34が穿設され、前記一対のボール25と係合すること
ができるようになっている。工具ホルダ32から工具3
1の先端に至る工具31の軸心にはクーラント通路18
が穿設され、前記ドローイングバー17に穿設されたク
ーラント通路18と連通されている。
【0015】図1及び図3に示すように、外筒13の基
端側から内側リング22のテーパ孔28にかけて、図示
しないエアポンプに接続された複数のエア通路41が穿
設されている。このエア通路41は外筒13に形成した
エア流路42a、内筒14に形成したエア流路42b、
外側リング21に形成したエア流路42c、内側リング
22に形成したエア流路42d及び42eによって構成
され、ワークの加工を完了した後主軸15がオリエンテ
ーションされたときに、エア流路42cとエア流路42
dとが対向配置されて連通するようになっている。
【0016】エア流路42eは内側リング22内で等間
隔をおいて4カ所に配設され、それらはカラー23と主
軸15との間の環状溝43を介して連通されている。こ
れらのエア流路42eの先端はテーパ孔28に開口され
た複数のエア噴出孔44とからなっている。これらテー
パ孔28に開口されたエア噴出孔44は、テーパ孔28
の180°の方向に対向して軸線方向の前後2カ所にそ
れぞれ設けられるとともに、斜め前方にエアが噴出され
るように傾斜して配設されている。
【0017】上記第1実施形態の主軸装置11の作用に
ついて以下に記載する。さて、図1に示されるように、
工具ホルダ32が装着されたクランプ状態の主軸装置1
1において、工具ホルダ32を交換する場合には、ま
ず、主軸15がオリエンテーションされると、エア流路
42cとエア流路42dとが対向配置されて連通され
る。この状態で主軸装置11各部の動作を制御する図示
しない制御装置の制御により、ドローイングバー17を
皿バネ19の付勢力に抗して前方に摺動させる。このと
き、ドローイングバー17先端部の第二凹部27に係合
されていた一対のボール25は、いずれもカラー23の
外周面よりも内方に移動されて第一凹部26と係合さ
れ、図2に示されるようなアンクランプ状態になる。
【0018】次に、図示しない工具交換装置の工具交換
アームにより工具ホルダ32を主軸15の先端部から引
き抜くことによって、工具ホルダ32のテーパシャンク
33がテーパ孔28から離間され、テーパシャンク33
の外周面によるエア噴出孔44の閉塞状態が解除され
る。そして、図示しないエアポンプからエア通路41へ
と供給されるエアが、図2に矢印で示されるようにエア
噴出孔44から噴出され、工具ホルダ32や内側リング
22の周囲に付着した切削屑やクーラントをテーパ孔2
8内から強力に吹き飛ばし、交換される工具ホルダ32
の装着に支障が起こらないようにすることができる。
【0019】次に、図示しない工具交換アームにより交
換用の別の工具ホルダ32のテーパシャンク33をテー
パ孔28内に挿入した後、皿バネ19の付勢力を利用し
てドローイングバー17を後方に摺動させる。このと
き、カラー23先端部の両第一凹部26と係合されてい
た一対のボール25は、ドローイングバー17の摺動に
伴って、第二凹部27と係合されるとともに、テーパシ
ャンク33の固定孔34と係合されることによって、工
具ホルダ32を主軸15の先端部に抜け止め係止するこ
とができる。
【0020】その結果、この主軸装置11は図1に示さ
れるようなクランプ状態になる。このとき、エア噴出孔
44は工具ホルダ32のテーパシャンク33とのクラン
プ状態を形成する密着部に当たり、エア噴出孔44は完
全に閉塞される。そして、この交換された工具31を装
着したクランプ状態の工具ホルダ32を、主軸15によ
って回転させてワークを加工する場合には、図示しない
制御装置により、図1に矢印で示されるように、ドロー
イングバー17、工具ホルダ32及び工具31のクーラ
ント通路18内に、クーラントを供給しながら主軸15
を回転させる。一方、エア通路41内に供給されている
エアは、全てのエア噴出孔44がテーパシャンク33の
外周面とのクランプ状態を形成する密着部によって閉塞
されていることから、エア通路41内で密閉状態を保持
している。
【0021】上記第1実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。・ 第1実施形態の主軸装
置11は、主軸15の外部に配設された主軸頭12にエ
ア通路41が設けられ、主軸15内に配設されたクーラ
ント通路18とは全く干渉することがないように構成さ
れている。このため、簡単な構成で、クーラントがエア
通路41内に流入するのを確実に防止することができ
る。さらに、クーラントがエア通路41内を逆流してエ
アポンプ及びフィルター内に流入するおそれがないう
え、エアポンプの故障を防止することができるととも
に、混入したクーラントによって主軸15内構造に損傷
を与えるのも効果的に防止することができる。加えて、
エア通路41内にチェック弁やスプール弁等の特別な構
成を設ける必要がないことから、主軸装置11の構成を
簡略化することができるとともに、その製造コストを大
幅に低減させることができる。
【0022】また、この構成によれば、エア通路41内
にクーラントが残存していないことから、工具ホルダ3
2の外周部を清掃する際には、エア噴出孔44からエア
のみが噴出され、主軸15の周囲に流入したクーラント
によって汚されるのを効果的に防止することができる。
【0023】・ 主軸15の軸線方向の前後2カ所にエ
ア噴出孔44が設けられていることから、テーパ孔28
内の清掃をより一層効果的に行うことができる。・ エ
ア噴出孔44が斜め前方に傾斜するように形成されてい
ることから、テーパ孔28の小径部(奥部)から大径部
(前部)へ向けてエアを噴出することができる。従っ
て、エア噴出孔44がテーパ孔28に対して斜め前方を
向いているため、アンクランプ時にはテーパシャンク3
3との隙間へエアが一層効果的に噴き出され、テーパ孔
28の清掃をさらに効果的に行うことができる。 (第2実施形態)次に、この発明の第2実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、この第2実施形態では上記
第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0024】図4に実線で示すように、第2実施形態の
工具ホルダ32のアンクランプ状態の主軸装置11にお
いて、外側リング21の先端面一側部には、内部にエア
流路42が穿設されたエア通路形成部材45が固着され
ている。このエア流路42には図示しないエアポンプに
接続されたエア配管46が接続されている。エア通路形
成部材45の後端面にはエア流路42の一端が開口さ
れ、内側リング22の先端面一側部に開口されたエア流
路42と連通されるようになっている。
【0025】内側リング22内に配設されたエア流路4
2は、上記第1実施形態と同様に配設され、それらの先
端はテーパ孔28に開口された複数のエア噴出孔44と
なっている。図5に強調して示すように、クランプ状態
の主軸装置11におけるエア通路形成部材45の後端面
は、内側リング22の先端面に対して微小な隙間を有す
るように配置される。
【0026】上記第2実施形態の主軸装置11の作用及
び効果について以下に記載する。さて、図5に示される
クランプ状態の主軸装置11において、工具ホルダ32
を交換するために、主軸15をオリエンテーションさせ
ると、内側リング22先端面のエア流路42開口端と、
エア通路形成部材45後端面のエア流路42開口端とが
対向配置される。次に、ドローイングバー17を前方に
摺動させることによって、第二凹部27に係合されてい
たボール25を第一凹部26と係合させ、図4に示され
るようなアンクランプ状態にする。このとき、ドローイ
ングバー17の前進につれて主軸15及び内側リング2
2が僅かに前方に引き出され、前記内側リング22とエ
ア通路形成部材45のエア流路42が密着して連通さ
れ、内側リング22のエア流路42内にエアが圧送され
る。
【0027】続いて、工具ホルダ32を主軸15の先端
部から引き抜くことによって、工具ホルダ32基端部の
テーパシャンク33がテーパ孔28から離間され、テー
パシャンク33の外周面によるエア噴出孔44の閉塞状
態が解除される。そして、エア通路41内のエアが図4
に矢印で示されるようにエア噴出孔44から噴出され
る。
【0028】次に、交換用の別の工具ホルダ32のテー
パシャンク33をテーパ孔28内に挿入し、ドローイン
グバー17を後方に摺動させる。このとき、第一凹部2
6に係合されていたボール25は、第二凹部27及び固
定孔34と係合されることによって、工具ホルダ32を
主軸15の先端部に抜け止め係止することができる。そ
の結果、この主軸装置11は図5に示されるようなクラ
ンプ状態になる。このとき、エア通路形成部材45と内
側リング22との間に微小な隙間が形成され、クランプ
状態の主軸装置11におけるエア通路41は、その隙間
によって開放状態となり、図示しないエアポンプから継
続的に供給されるエアによってその隙間はエアカーテン
状態を形成することになり、内側リング22は常に清掃
され続ける。
【0029】従って、この第2実施形態の主軸装置11
は、主軸頭12の外側にエア配管46が配設されるとと
もに、外側リング21の一側部にエア通路形成部材45
が設けられていることから、非常に簡単な構成で、クー
ラントがエア通路41内に流入するのを防止することが
できる。
【0030】また、この構成によれば、エア通路41内
にクーラントが残存していないことから、工具ホルダ3
2の外周部を清掃する際には、エア噴出孔44からエア
のみが噴出され、主軸15の周囲がクーラントによって
汚されるのを効果的に防止することができる。
【0031】加えて、クランプ状態の主軸装置11にお
いて、エア通路形成部材45の後端面と内側リング22
の先端面との間に、微小な隙間が形成されるように構成
されていることから、簡単な構成で、エア通路41を容
易に連通することができるとともに、エアカーテンを形
成することができる。
【0032】なお、上記各実施形態は、次のように変更
して具体化することも可能である。 ・ 第1実施形態の主軸装置11をオリエンテーション
をしない構成にするとともに、外側リング21の内周面
及び内側リング22の外周面の少なくとも一方に環状の
溝を穿設し、外側リング21のエア流路42cと内側リ
ング22のエア流路42dとの間を常時連通するように
構成すること。
【0033】このように構成した場合、オリエンテーシ
ョンをしない構成の主軸装置11において、回転後の主
軸15と主軸頭12の位置関係が変化しても、環状の溝
を介してエア通路41を確実に連通することができる。
【0034】・ 第2実施形態の主軸装置11におい
て、図4に実線で示されるエア通路形成部材45の対向
位置に、2点鎖線で示されるエア通路形成部材45を設
けるとともに、そのエア通路形成部材45に、同じく2
点鎖線で示されるエア配管46を接続し、さらに内側リ
ング22内にエア流路42を設けて接続すること。
【0035】・ 各実施形態の主軸装置11において、
主軸15の軸線方向の異なる3カ所、又は4カ所以上に
エア噴出孔44を設けること。このように構成した場
合、エアの噴出によるテーパ孔28内の清掃をより一層
効率的に行うことができる。
【0036】・ 各実施形態の主軸装置11において、
主軸15の軸線方向の1カ所のみにエア噴出孔44を設
けること。このように構成した場合、主軸装置11の構
成を簡略化することができる。
【0037】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記エア通路は主軸頭から主軸にかけて設けられ、
それらのエア通路が主軸頭及び主軸の少なくとも一方に
設けられた環状の溝を介して連結されている請求項1か
ら請求項3のいずれかに記載の主軸装置。
【0038】このように構成した場合、オリエンテーシ
ョンをしない構成の主軸装置において、回転後の主軸と
主軸頭の位置関係が変化しても、環状の溝を介してエア
通路を連通することができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
主軸装置によれば、工具ホルダの外周部を清掃する際に
は、主軸の周囲を汚し難くすることができるとともに、
簡単な構成で、クーラントがエア通路内に流入するのを
防止することができる。
【0040】請求項2に記載の発明の主軸装置によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、非常に簡単
な構成で、エア通路を形成することができる。請求項3
に記載の発明の主軸装置によれば、請求項1又は請求項
2に記載の発明の効果に加えて、テーパ孔の清掃をより
一層効果的に行うことができる。
【0041】請求項4に記載の発明の主軸装置によれ
ば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効
果に加えて、エア噴出孔がテーパ孔に対して斜め前方を
向いているため、アンクランプ時にはテーパシャンクと
の隙間へエアが一層効果的に噴き出され、清掃が効果的
に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のクランプ状態の主軸装置の一
部を示す側断面図。
【図2】 第1実施形態のアンクランプ状態の主軸装置
を示す側断面図。
【図3】 第1実施形態の主軸装置を示す正面図。
【図4】 第2実施形態のアンクランプ状態の主軸装置
の部分拡大断面図。
【図5】 第2実施形態のクランプ状態の主軸装置を示
す部分拡大断面図。
【符号の説明】
11…主軸装置、12…主軸頭、15…主軸、17…ド
ローイングバー、18…クーラント通路、28…テーパ
孔、31…工具、32…工具ホルダ、33…テーパシャ
ンク、41…エア通路、44…エア噴出孔、45…エア
通路形成部材。
フロントページの続き (72)発明者 高瀬 亮 富山県東砺波郡福野町100番地 株式会社 日平トヤマ富山工場内 Fターム(参考) 3C011 BB05 3C032 AA07 AA18 FF04 FF07 3C045 FD03 FD20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸頭の内部に支持された主軸の先端
    に、工具を装着するための工具ホルダの後端部のテーパ
    シャンクを挿入支持するようにしたテーパ孔を設けると
    ともに、主軸の軸心位置には前記テーパシャンクを、前
    記主軸の軸心に沿って摺動自在にしてクランプ状態及び
    アンクランプ状態を形成するためのドローイングバーを
    含む工具ホルダのクランプ機構を設け、前記ドローイン
    グバーには先端面に開口するクーラント通路を設けると
    ともに、前記主軸頭に前記主軸の外周部を通るエア通路
    を設け、そのエア通路のエア噴出孔を前記テーパ孔と前
    記テーパシャンクのクランプ状態を形成する密着部に開
    口した主軸装置。
  2. 【請求項2】 前記エア通路を前記主軸頭の先端面に開
    口させ、主軸頭の先端部にエア通路を有するエア通路形
    成部材を設けるとともに、工具の装着状態でエア通路形
    成部材を主軸の先端面に対して微少隙間で対向させ、前
    記ドローイングバーによるアンクランプ動作にともなう
    わずかな突出移動により主軸頭とエア通路形成部材との
    エア通路が接続される請求項1に記載の主軸装置。
  3. 【請求項3】 前記エア噴出孔を主軸の軸線方向の前記
    テーパ孔と前記テーパシャンクのクランプ状態を形成す
    る密着部における異なる複数カ所に設けた請求項1又は
    請求項2に記載の主軸装置。
  4. 【請求項4】 前記エア噴出孔を斜め前方に傾斜するよ
    うに形成し、前記テーパ孔の小径部から大径部へ向けて
    エアを噴出するように構成した請求項1から請求項3の
    いずれかに記載の主軸装置。
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Cited By (5)

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