JP2001082655A - 絶縁管継手 - Google Patents

絶縁管継手

Info

Publication number
JP2001082655A
JP2001082655A JP26355999A JP26355999A JP2001082655A JP 2001082655 A JP2001082655 A JP 2001082655A JP 26355999 A JP26355999 A JP 26355999A JP 26355999 A JP26355999 A JP 26355999A JP 2001082655 A JP2001082655 A JP 2001082655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
lining steel
socket body
peripheral surface
cap nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26355999A
Other languages
English (en)
Inventor
Hide Sasaki
秀 佐々木
Matsuo Ogiwara
松男 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pacific Special Alloy Castings Co Ltd
Original Assignee
Pacific Special Alloy Castings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pacific Special Alloy Castings Co Ltd filed Critical Pacific Special Alloy Castings Co Ltd
Priority to JP26355999A priority Critical patent/JP2001082655A/ja
Publication of JP2001082655A publication Critical patent/JP2001082655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライニング鋼管を施工の良否に関係なく、漏
水と共に赤水の発生を防止して接続することができ、ま
たネジ切り加工等を必要とせず短時間に接続できるにも
拘わらず、異種金属の接触による腐食の問題も解決され
た絶縁管継手を提供する。 【解決手段】金属製のソケット(2)本体と、金属製の
袋ナット(10)と、金属製のロックリング(40)
と、ガラス繊維入りの合成樹脂製のリングカバー(5
0)と、合成樹脂製の一体型パッキン(20)とから構
成する。ソケット本体(2)とライニング鋼管(RP)
との間に一体型パッキン(20)を介在させてライニン
グ鋼管(RP)とソケット本体(2)との間をシールす
ると共に電気的に絶縁する。袋ナット(10)とライニ
ング鋼管(RP)に装着されるロックリング(40)と
の間にリングカバー(50)を介在さ、このリングカバ
ーを介して袋ナットの締付力をロックリング(40)に
伝えると共に袋ナット(10)とロックリング(40)
との間を電気的に絶縁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め第1の管に取
り付けられている金属製のソケット本体と、このソケッ
ト本体に螺合される同様に金属製の袋ナットとからな
り、前記ソケット本体および袋ナットと、接続される第
2のライニング鋼管との間に合成樹脂製の絶縁兼シール
部材、金属製のロックリング等を装着して、前記袋ナッ
トを前記ソケット本体に締め付けると、第1の管に第2
のライニング鋼管が電気的に絶縁状態で接続されるよう
になっている絶縁管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】給水用の管として鋼管の内外両面を合成
樹脂で被覆したライニング鋼管と共に亜鉛メッキしたラ
イニング鋼管も採用されている。このライニング鋼管
は、従来の水道管と同様に適当な長さに切断され、そし
て管継手で接続されて配管されている。このようなライ
ニング鋼管の接続には色々な方法が採用されているが、
一般にはライニング鋼管の外周にネジ切り加工を加え、
継手にシール材を塗布あるいは充填して水との接触を断
つ方法が採用されている。この方法によると、シール材
が適用されているので、一応錆の問題は解決されている
が、現場においてライニング鋼管の外周にネジ切り加工
をしなければならず、施工時間が長くなる欠点がある。
また、シール材を塗布する施工法によるとシール材の乾
燥に時間がかかり、施工時間が一層長くなる。また、ネ
ジ切り加工後、シール材を適用しても、施工の良否によ
っては錆の問題が残る欠点もある。
【0003】そこで、ネジ切り加工を必要としない、防
食管継手が例えば特開平7ー110084号、実開平7
ー28298号等で提案されている。特開平7ー110
084号に記載されているメカニカル式管継手は、継手
本体と、ナットと、パッキンと、突条ゴムパッキンとを
備えている。したがって、パッキンと突条ゴムパッキン
とを装着して継手本体にナットを螺合すると、樹脂被覆
管すなわちライニング鋼管が接続される。接続すると、
パッキンにより漏水が防止されると共に、突条ゴムパッ
キンにより、ライニング鋼管の切断端部の錆から生じる
赤水の発生も抑制される。また、実開平7ー28298
号の防食キャップは、防食キャップの他にパッキンも備
えている。したがって、漏水と共に赤水の発生も防止さ
れる。
【0004】このように、従来の防食管継手によっても
突条ゴムパッキンあるいは防食キャップを備えているの
で、ライニング鋼管の切断端面が水により腐食し、そし
て錆による赤水が水道水に混入することが一応防止され
る。また、継手本体にナットを螺合するようになってい
るので、施工現場において接続するライニング鋼管の外
周にネジ切り加工を施す必要はない等の効果は認められ
る。しかしながら、従来の防食管継手は、漏水防止用の
パッキンと、赤水防止用のパッキンの2個のパッキンを
必要としているので、すなわち部品数が多いので、現場
における接続施工に時間がかかる恐れがある。また、部
品数が多いので管理上も問題がある。さらには、これら
のパッキンは、一般に金型により成形されるが、高価な
金型が2面必要となり、コストアップにもなる。また、
従来の防食キャップは、ライニング鋼管の切断端面が気
密に当接して初めて漏水が防止される構造になっている
ので、施工によりライニング鋼管の切断端面が防食キャ
ップに当接しないこともあり、防食効果が施工の条件に
左右されるという問題もある。
【0005】そこで、本出願人は、特開平10−781
81号により、略筒状を呈する継手本体と、該継手本体
の端部にネジ結合される袋ナットと、前記継手本体と接
続されるライニング鋼管との間に装着されるシール部材
と、該シール部材をライニング鋼管側へ押圧するコア部
材とからなる防食管継手であって、前記シール部材は、
ライニング鋼管に装着して前記袋ナットを前記継手本体
の端部に形成されているネジに螺合すると、前記継手本
体の内周面とライニング鋼管の外周面とに圧接される第
1の膨出部と、前記継手本体の内周面とライニング鋼管
の外周面との間に位置する第1の筒部と、ライニング鋼
管の切断先端面が対向する底部と、ライニング鋼管の内
周面側に位置し、これに接してシールする第2の筒部と
からなり、前記第2の筒部には、第2の膨出部が形成さ
れていると共に、前記第1の膨出部と、第1の筒部と、
底部と、第2の筒部と、第2の膨出部はゴム、合成樹脂
等の弾性材料から一体的に成形されている防食継手を提
供した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人が提案してい
る上記防食管継手によると、シール部材をライニング鋼
管に装着してコア部材を挿入し、そして袋ナットを継手
本体のネジに螺合するだけでライニング鋼管を接続する
ことができる。したがって、ライニング鋼管を施工の良
否に関係なく、漏水と共に赤水の発生を防止して接続す
ることができるという、効果が得られる。しかも、ネジ
切り加工等を必要とせず、短時間に接続でき、またシー
ル部材を構成している第1の膨出部と、第1の筒部と、
底部と、第2の筒部と、第2の膨出部は、ゴム、合成樹
脂等の弾性材料から一体的に成形されているので、部品
数が少なくて、例えばシール部材を成形する金型も1面
で済むという効果も得られる。しかしながら、異種金属
の接触による腐食の問題は、解決されていないので、管
本体と、継手を構成しているソケット本体あるいは袋ナ
ットが金属接触すると、管本体とソケット本体は一般に
互いに異なる金属から構成されているので、イオン化傾
向の小さい方が腐食する。その結果、漏水が生じ、また
腐食した金属が水道水中に溶けだし水質の汚染の原因に
もなる。したがって、本発明は、ライニング鋼管を施工
の良否に関係なく、漏水と共に赤水の発生を防止して接
続することができ、またネジ切り加工等を必要とせず短
時間に接続でき、さらには部品数が少なく安価であるに
も拘わらず、異種金属の接触による腐食の問題も解決さ
れた絶縁管継手を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 予め第1の管に取り付けられている金
属製のソケット本体と、このソケット本体に螺合される
同様に金属製の袋ナットとからなり、前記ソケット本体
および袋ナットと、接続される第2のライニング鋼管と
の間に合成樹脂製の絶縁兼シール部材、金属製のロック
リング等を装着して、前記袋ナットを前記ソケット本体
に締め付けると、第1の管に第2のライニング鋼管が電
気的に絶縁状態で接続されるようになっている絶縁管継
手であって、前記絶縁兼シール部材は、合成樹脂製の、
リングカバーと、一体型パッキンとからなり、前記一体
型パッキンは、第2のライニング鋼管の先端部に装着さ
れ、前記袋ナットを前記ソケット本体に締め付けると
き、前記ソケット本体の内周面とライニング鋼管の外周
面の両面に圧接される膨出部と、前記ソケット本体の内
周面とライニング鋼管の外周面との間に位置する第1の
筒部と、ライニング鋼管の先端面が当接する当接部と、
ライニング鋼管の内周面側に位置し、これに接してシー
ルする第2の筒部とから、連続して一体的に形成され、
これにより前記ソケット本体と第2のライニング鋼管と
の間は、シールされると共に電気的に絶縁され、前記リ
ングカバーは、略テーパ管状を呈し、第2のライニング
鋼管に装着される前記ロックリングと前記袋ナットとの
間に介在され、前記袋ナットを前記ソケット本体に締め
付けるときの締付力を前記ロックリングに伝達すると共
に、これらの間を電気的に絶縁状態で所定の間隔に保つ
ように構成される。請求項2に記載の発明は、予め第1
の管に取り付けられている金属製のソケット本体と、こ
のソケット本体に螺合される同様に金属製の袋ナットと
からなり、前記ソケット本体および袋ナットと、接続さ
れる第2のライニング鋼管との間に合成樹脂製の絶縁兼
シール部材、金属製のロックリング等を装着して、前記
袋ナットを前記ソケット本体に締め付けると、第1の管
に第2のライニング鋼管が電気的に絶縁状態で接続され
るようになっている絶縁管継手であって、前記絶縁兼シ
ール部材は、合成樹脂製の、リングカバーと、コアと、
一体型パッキンとからなり、前記一体型パッキンは、第
2のライニング鋼管の先端部に装着され、前記袋ナット
を前記ソケット本体に締め付けるとき、前記ソケット本
体の内周面とライニング鋼管の外周面の両面に圧接され
る膨出部と、前記ソケット本体の内周面とライニング鋼
管の外周面との間に位置する第1の筒部と、ライニング
鋼管の先端面が当接する当接部と、ライニング鋼管の内
周面側に位置し、これに接してシールする第2の筒部と
から、連続して一体的に形成され、これにより前記ソケ
ット本体と第2のライニング鋼管との間は、シールされ
ると共に電気的に絶縁され、前記コアは、第2のライニ
ング鋼管に装着される前記一体型パッキンの第2の筒部
を半径外方へ押し広げる作用を奏する筒状部と、装着時
に前記一体型パッキンの当接部に当接するフランジ状の
ストッパ部とから一体的に形成され、前記リングカバー
は、略テーパ管状を呈し、第2のライニング鋼管に装着
される前記ロックリングと前記袋ナットとの間に介在さ
れ、前記袋ナットを前記ソケット本体に締め付けるとき
の締付力を前記ロックリングに伝達すると共に、これら
の間を電気的に絶縁状態で所定の間隔に保つように構成
されている。請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のリングカバーが、ガラス繊維入りの合成樹脂
から形成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1,2により本発明の実
施の形態を説明する。図1に示されているように、本実
施の形態に係わる絶縁管継手1は、概略的には、一方の
管Kの接合端部近傍に固定されている金属製のソケット
本体2、このソケット本体2の外周部に螺合される同様
に金属製の袋ナット10、他方のライニング鋼管RPの
先端部に装着される合成樹脂製の一体型パッキン20お
よびコアー30、接続時にライニング鋼管RPに圧接さ
れる金属製のロックリング40,袋ナット10の内周面
とロックリング40の外周面との間に装着される合成樹
脂製のリングカバー50,ロックリング40とリングカ
バー50の後端部とソケット本体2の先端部との間に装
着される合成樹脂製のカバー60等から構成されてい
る。
【0009】ソケット本体2は、直管部3と、この直管
部3よりも大径の拡径直管部4と、拡径直管部4から先
端部に向かってテーパ状に拡径しているテーパ管部5
と、テーパ管部3の最大径と同じ径の最大径直管部6と
から一体的に構成されている。そして、最大径直管部6
の外周面には、袋ナット10の雌ネジが螺合する雄ネジ
7が形成されている。このように構成されているソケッ
ト本体2は、その直管部3において、本出願人が提案し
た、例えば特開平8−261371号公報にも示されて
いる流動膨出法により管Kに液密的に固定されている。
【0010】袋ナット10は、外周部がナットの形状を
したナット部11と、内周面の後方部分すなわち図1に
おいて左方がテーパ状になっているテーパ部12とから
従来周知の形状に構成されている。そして、ナット部1
1の内周面にソケット本体2の雄ネジ7に螺合する雌ネ
ジが形成されている。したがって、詳しくは後述するよ
うに、ソケット本体2の最大径直管部6の内側に一体型
パッキン50等を装着して袋ナット10をソケット本体
2の雄ネジ7にねじ込むと、袋ナット10のテーパ部1
2により一体型パッキン50がカバー60を介して軸方
向に押圧され、シールされることになる。また、袋ナッ
ト10はロックリング40を介してライニング鋼管RP
と一体化される。
【0011】袋ナット10の内側に配置されるリングカ
バー50は、図2の(イ)に拡大して示されているよう
に、全体としては軸方向に短いテーパ管状を呈してい
る。すなわち、装着時に袋ナット10のテーパ部12の
内周面により圧接されるテーパ状の外周面部51と、ロ
ックリング40の外周面に圧接されるテーパ状の内周面
52とから所定厚さに、全体としてテーパ管状に形成さ
れている。このリングカバー50は、電気的に絶縁性の
硬度の大きい合成樹脂、例えば本実施の形態ではガラス
繊維入りの合成樹脂から構成されている。
【0012】金属製のロックリング40は、図2の
(ロ)に同様に拡大して示されているように、リングカ
バー50の内周面部52から半径中心方向に押されるテ
ーパ状の外周面部41と、ライニング鋼管RPに固着さ
れる直管状の内周面部42とかなっている。この金属製
のロックリング40は、図2の(ロ)には示されていな
いが、一部で切れている。したがって、ライニング鋼管
RPに挿入して袋ナット10で締め付けると、ロックリ
ング40は縮径されライニング鋼管RPに固着される。
【0013】一体型パッキン20は、図2の(ハ)に拡
大して示されているように、装着時に、ソケット本体2
の主として最大径直管部6の内側に位置する膨出部21
と、ソケット本体2の拡径直管部4の内周面とライニン
グ鋼管RPの外周面との間に位置する第1の筒部22
と、ライニング鋼管RPの端面が当接する当接部23
と、この当接部23で折り返され、ライニング鋼管RP
の内周面側に位置する第2の筒部24とから、ゴム、合
成樹脂等の弾性材料により一体的に成形されている。
【0014】コア30は、図2の(ニ)に示されている
ように、筒状部31と、この筒状部31の一端から半径
外方へフランジ状に延びているストッパ部32とから、
樹脂あるいは金属材料のような弾性材料から一体的に形
成されている。ストッパ部32は、装着時に一体型パッ
キン20の当接部23の外側面に接する部分でり、筒状
部32は、その外周面が一体型パッキン20の第2の筒
部24の内周面を押し広げるように作用し、第2の筒部
24をライニング鋼管RPの内周面に押圧するようにな
っている。なお、カバー60は、袋ナット10のナット
部11の内側と、ライニング鋼管RPの外周部との間に
配置される大きさに、合成樹脂からドーナツ状あるいは
リング状に構成されている。
【0015】次に、上記実施の形態の使用方法について
説明する。ライニング鋼管RPの端部に袋ナット10
と、リングカバー50と、ロックリング40と、カバー
60とをこの順序で挿入する。また、図1に示されてい
るように、ライニング鋼管RPの接続端部に一体型パッ
キン20を当接部23がライニング鋼管RPの接続端部
に当接するように装着する。次に、コア30を筒状部3
1を先にして、ストッパ部32が一体型パッキン20の
当接部23の外側面に接するまで挿入する。そうする
と、コア30の筒状部31により、一体型パッキン20
の第2の筒部24がライニング鋼管RPの内周面側に押
圧される。その結果、第2の筒部24の内側周面がライ
ニング鋼管RPの内周面に密着する。これによりシール
され、ライニング鋼管RPの切断面が防食される。な
お、シール効果が多少落ちることもあるが、コア30が
なくても実施できることは明らかである。このように実
施するときは一体型パッキン20の第2の筒部24に弾
性を持たせるのが望ましい。
【0016】上記のように、一体型パッキン20とコア
30とを装着したライニング鋼管RPをソケット本体2
に挿入し、袋ナット10の雌ネジをソケット本体2の雄
ネジ7にネジ込む。そうすると、袋ナット10がソケッ
ト本体2と一体化される。ネジ込むときに、袋ナット1
0のテーパ部12によりリングカバー50が軸方向に押
される。その結果、リングカバー50がロックリング4
0を縮径させる。これにより、ロックリング40はライ
ニング鋼管RPに固着される。すなわち、ライニング鋼
管RPは管Kに接続される。ところで、本実施の形態に
よると、リングカバー50はガラス繊維入りの合成樹脂
から形成されているので、潰れることなく所定の厚さを
保って電気的絶縁状態を保持する。また、ネジ込むと、
リングカバー50とロックリング40の後端部が、カバ
ー60を介して一体型パッキン20の膨出部21を後方
すなわち図1において右方へ押す。そうすると、ソケッ
ト本体2のテーパ管部5は右方に向かって縮径されてい
るので、膨出部21はソケット本体2のテーパ管部5の
内周面とライニング鋼管RPの外周面との両面に密着す
る。これにより、シールされ外部からの水の侵入が防止
される。このようにシールされるが、図1にも示されて
いるように、ソケット本体2とライニング鋼管RPとの
間は、一体型パッキン20が、また袋ナット10とロッ
クリングとの間はリングカバー50が介在されているの
で、ソケット本体2および袋ナット10はライニング鋼
管RPと金属接触はしない。したがって、イオン化傾向
の差による金属の腐食が防止される。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1または2に記載
の発明によると、予め第1の管に取り付けられている金
属製のソケット本体と、このソケット本体に螺合される
同様に金属製の袋ナットとからなり、前記ソケット本体
および袋ナットと、接続される第2のライニング鋼管と
の間に合成樹脂製の絶縁兼シール部材、金属製のロック
リング等を装着して、前記袋ナットを前記ソケット本体
に締め付けると、第1の管に第2のライニング鋼管が電
気的に絶縁状態で接続されるようになっている絶縁管継
手であって、前記絶縁兼シール部材は、合成樹脂製のリ
ングカバーと、合成樹脂製の一体型パッキンとからな
り、前記一体型パッキンは、第2のライニング鋼管の先
端部に装着され、前記袋ナットを前記ソケット本体に締
め付けるとき、前記ソケット本体の内周面とライニング
鋼管の外周面の両面に圧接される膨出部と、前記ソケッ
ト本体の内周面とライニング鋼管の外周面との間に位置
する第1の筒部と、ライニング鋼管の先端面が当接する
当接部と、ライニング鋼管の内周面側に位置し、これに
接してシールする第2の筒部とから、連続して一体的に
形成され、これにより前記ソケット本体と第2のライニ
ング鋼管は、シールされていると共に電気的に絶縁さ
れ、請求項2に記載のようにコアを発明の構成要件の一
部としていると、このコアは、第2のライニング鋼管に
装着される前記一体型パッキンの第2の筒部を半径外方
へ押し広げる作用を奏する筒状部と、装着時に前記一体
型パッキンの当接部に当接するフランジ状のストッパ部
とから一体的に形成されているので、また前記リングカ
バーは、略テーパ管状を呈し、第2のライニング鋼管に
装着される前記ロックリングと前記袋ナットとの間に介
在され、前記袋ナットを前記ソケット本体に締め付ける
ときの締付力を前記ロックリングに伝達すると共に、こ
れらの間を電気的に絶縁状態で所定の間隔に保つように
構成されているので、袋ナットをソケット本体に締め付
けるだけでライニング鋼管を接続することができる。し
たがって、本発明によると、ライニング鋼管を施工の良
否に関係なく、漏水と共に赤水の発生を防止して接続す
ることができる。しかも、ネジ切り加工等を必要とせ
ず、短時間に接続でき、また一体型パッキンは膨出部
と、第1の筒部と、当接部と、第2の筒部とから一体的
に成形されているので、部品数が少なくて、例えばシー
ル部材を成形する金型も1面で済み安価に提供できる。
上記のように数々の効果が得られると共に、本発明によ
ると、一体型パッキンによりソケット本体とライニング
鋼管との間は電気的に絶縁され、そして袋ナットとロッ
クリングしたがってライニング鋼管との間はリングカバ
ーにより絶縁されているので、異種金属の電気的な接触
による腐食が防止されるという、本発明に特有の効果
が、さらに得られる。請求項3に記載の発明は、請求項
1または2に記載のリングカバーがガラス繊維入りの合
成樹脂製であるので、硬度が大きく袋ナットによりロッ
クリングを締め付けるときに、リングカバーが圧壊する
ことなく、袋ナットの締付力をロックリングに伝達し、
また絶縁状態を確実に保持する効果がさらに得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を、ライニング鋼管を接
続した状態で一部断面にして模式的に示す断面図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態を拡大して示す図で、そ
の(イ)はリングカバーの、その(ロ)はロックリング
の、その(ハ)は一体型パッキンの、そしてその(ロ)
はコアの、それぞれの実施の形態の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁管継手 2 ソ
ケット本体 10 袋ナット 20
一体型パッキン 21 膨出部 22
第1の筒部 23 当接部 24
第2の筒部 30 コア 40
ロックリング 50 リングカバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月22日(1999.9.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め第1の管に取り付けられている金属
    製のソケット本体と、このソケット本体に螺合される同
    様に金属製の袋ナットとからなり、前記ソケット本体お
    よび袋ナットと、接続される第2のライニング鋼管との
    間に合成樹脂製の絶縁兼シール部材、金属製のロックリ
    ング等を装着して、前記袋ナットを前記ソケット本体に
    締め付けると、第1の管に第2のライニング鋼管が電気
    的に絶縁状態で接続されるようになっている絶縁管継手
    であって、 前記絶縁兼シール部材は、合成樹脂製の、リングカバー
    と、一体型パッキンとからなり、 前記一体型パッキンは、第2のライニング鋼管の先端部
    に装着され、前記袋ナットを前記ソケット本体に締め付
    けるとき、前記ソケット本体の内周面とライニング鋼管
    の外周面の両面に圧接される膨出部と、前記ソケット本
    体の内周面とライニング鋼管の外周面との間に位置する
    第1の筒部と、ライニング鋼管の先端面が当接する当接
    部と、ライニング鋼管の内周面側に位置し、これに接し
    てシールする第2の筒部とから、連続して一体的に形成
    され、これにより前記ソケット本体と第2のライニング
    鋼管との間は、シールされると共に電気的に絶縁され、 前記リングカバーは、略テーパ管状を呈し、第2のライ
    ニング鋼管に装着される前記ロックリングと前記袋ナッ
    トとの間に介在され、前記袋ナットを前記ソケット本体
    に締め付けるときの締付力を前記ロックリングに伝達す
    ると共に、これらの間を電気的に絶縁状態で所定の間隔
    に保つことを特徴とする絶縁管継手。
  2. 【請求項2】 予め第1の管に取り付けられている金属
    製のソケット本体と、このソケット本体に螺合される同
    様に金属製の袋ナットとからなり、前記ソケット本体お
    よび袋ナットと、接続される第2のライニング鋼管との
    間に合成樹脂製の絶縁兼シール部材、金属製のロックリ
    ング等を装着して、前記袋ナットを前記ソケット本体に
    締め付けると、第1の管に第2のライニング鋼管が電気
    的に絶縁状態で接続されるようになっている絶縁管継手
    であって、 前記絶縁兼シール部材は、合成樹脂製の、リングカバー
    と、コアと、一体型パッキンとからなり、 前記一体型パッキンは、第2のライニング鋼管の先端部
    に装着され、前記袋ナットを前記ソケット本体に締め付
    けるとき、前記ソケット本体の内周面とライニング鋼管
    の外周面の両面に圧接される膨出部と、前記ソケット本
    体の内周面とライニング鋼管の外周面との間に位置する
    第1の筒部と、ライニング鋼管の先端面が当接する当接
    部と、ライニング鋼管の内周面側に位置し、これに接し
    てシールする第2の筒部とから、連続して一体的に形成
    され、これにより前記ソケット本体と第2のライニング
    鋼管との間は、シールされると共に電気的に絶縁され、 前記コアは、第2のライニング鋼管に装着される前記一
    体型パッキンの第2の筒部を半径外方へ押し広げる作用
    を奏する筒状部と、装着時に前記一体型パッキンの当接
    部に当接するフランジ状のストッパ部とから一体的に形
    成され、 前記リングカバーは、略テーパ管状を呈し、第2のライ
    ニング鋼管に装着される前記ロックリングと前記袋ナッ
    トとの間に介在され、前記袋ナットを前記ソケット本体
    に締め付けるときの締付力を前記ロックリングに伝達す
    ると共に、これらの間を電気的に絶縁状態で所定の間隔
    に保つことを特徴とする絶縁管継手。 【請求項2】 請求項1または2に記載のリングカバー
    が、ガラス繊維入りの合成樹脂製である絶縁管継手。
JP26355999A 1999-09-17 1999-09-17 絶縁管継手 Pending JP2001082655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26355999A JP2001082655A (ja) 1999-09-17 1999-09-17 絶縁管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26355999A JP2001082655A (ja) 1999-09-17 1999-09-17 絶縁管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001082655A true JP2001082655A (ja) 2001-03-30

Family

ID=17391239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26355999A Pending JP2001082655A (ja) 1999-09-17 1999-09-17 絶縁管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001082655A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100732067B1 (ko) * 2005-12-13 2007-06-27 한국기초과학지원연구원 복합섬유소재를 사용한 축 방향 전기 절연체 및 그 제조방법
WO2011034254A1 (en) * 2009-09-21 2011-03-24 Dong-A Flexible Metal Tubes Co., Ltd Spiral-type flexible pipe connector
KR101338185B1 (ko) * 2012-12-10 2013-12-09 주식회사 새롬테크 수밀구조를 갖는 파이프 이음구
KR101539407B1 (ko) * 2013-04-26 2015-07-27 동아금속주름관(주) 나선형 주름관 연결구
KR200479605Y1 (ko) 2014-07-09 2016-02-17 윤범수 파이프 연결구
CN108458173A (zh) * 2017-02-20 2018-08-28 新昌县广远管业有限公司 内衬不锈钢复合钢管的螺纹连接结构

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100732067B1 (ko) * 2005-12-13 2007-06-27 한국기초과학지원연구원 복합섬유소재를 사용한 축 방향 전기 절연체 및 그 제조방법
WO2011034254A1 (en) * 2009-09-21 2011-03-24 Dong-A Flexible Metal Tubes Co., Ltd Spiral-type flexible pipe connector
KR101338185B1 (ko) * 2012-12-10 2013-12-09 주식회사 새롬테크 수밀구조를 갖는 파이프 이음구
WO2014092371A1 (ko) * 2012-12-10 2014-06-19 주식회사 새롬테크 수밀구조를 갖는 파이프 이음구
CN105074307A (zh) * 2012-12-10 2015-11-18 赛隆科技株式会社 具有防水结构的管接头
KR101539407B1 (ko) * 2013-04-26 2015-07-27 동아금속주름관(주) 나선형 주름관 연결구
KR200479605Y1 (ko) 2014-07-09 2016-02-17 윤범수 파이프 연결구
CN108458173A (zh) * 2017-02-20 2018-08-28 新昌县广远管业有限公司 内衬不锈钢复合钢管的螺纹连接结构
CN108458173B (zh) * 2017-02-20 2024-03-15 新昌县广远管业有限公司 内衬不锈钢复合钢管的螺纹连接结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02550Y2 (ja)
JPS6073193A (ja) 管継手
JP2001082655A (ja) 絶縁管継手
JPH0637953B2 (ja) 管 継 手
JPS6052355B2 (ja) 波形金属管用フランジ継手
JP3720122B2 (ja) 補修用管継手
JPH09310790A (ja) 管継手
KR970028028A (ko) 관 죠인트
JPH0244153Y2 (ja)
JP2590835Y2 (ja) 管継手
JP3668533B2 (ja) メカニカル型管端防蝕継手
JPS5827186Y2 (ja) 内面被覆鋼管と管継手との接続部
JPH1078181A (ja) 防食管継手
JPH044389A (ja) 管継手構造
JPH044388A (ja) 継手と管の接続構造
JP2864183B2 (ja) 継 手
JPH0926066A (ja) 管継手
JP2521803Y2 (ja) 防食管継手
JPH10288287A (ja) 管継手
JPS645176Y2 (ja)
JPH0212379Y2 (ja)
JPH09100969A (ja) フレア形管継手
JPH0242950Y2 (ja)
JPH07269755A (ja) 異質金属管接続用防食継手
JP2000179759A (ja) 管体の継手構造