JP2001066148A - カーナビゲーション装置 - Google Patents

カーナビゲーション装置

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JP2001066148A
JP2001066148A JP24147999A JP24147999A JP2001066148A JP 2001066148 A JP2001066148 A JP 2001066148A JP 24147999 A JP24147999 A JP 24147999A JP 24147999 A JP24147999 A JP 24147999A JP 2001066148 A JP2001066148 A JP 2001066148A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動ルート探索にあって、目的地に至るまで
に経由する通過点が複数存在する場合におけるそれらの
通過順序をユーザの意図に合ったものとすることがで
き、しかもその際の操作を簡単に済ませる。 【解決手段】 ユーザによる目的地,通過点,条件の入
力に基づき、推奨するルートを自動的に探索する。通過
点が複数ある場合には、入力された順序をそのまま通過
順序としてルートを設定する。通過点の順序変更が指示
されると(S2;Y)、表示装置の画面に全行程のルー
ト及び条件選択キーを表示する(S4)。距離優先ある
いは時間優先が選択されると、トータルの走行距離ある
いは走行時間が最短となる各通過点の通過順序を自動で
算出する(S6,S10)。マニュアル設定が選択され
ると、ユーザは、各通過点の配置が表示された画面を見
ながら通過点の通過順序を自在に指定することができる
(S12〜S15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザにより入力
された目的地及び通過点に基づいて推奨するルートを探
索するルート探索の機能を備えるカーナビゲーション装
置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、カーナビゲー
ション装置は、車両の位置を知るロケーション機能、目
的地までのルートを自動探索する自動ルート探索機能、
ユーザに目的地までのルートを案内するルート案内機能
などを備えており、例えば表示装置に、道路地図を表示
すると共に、それに重ね合わせて車両の現在位置や進む
べき走行経路等を表示するようになっている。
【0003】前記自動ルート探索機能は、ユーザが、目
的地を入力すると共に、その目的地に至るまでに経由す
る通過点、優先条件(標準,距離優先,道幅優先な
ど)、有料,一般道路のどちらを通るか等の条件を入力
することにより、その条件に応じた推奨するルートを自
動で算出するものである。ここで、前記通過点が指定さ
れているときには、出発地点(現在地)から通過点まで
のルートと、その通過点から目的地までのルートとを、
入力された条件に応じて夫々算出するものであった。ま
た、通過点が複数指定されたときには、出発地点から目
的地までに、各通過点を指定された順に通過するよう
に、各通過点間のルートについても同条件にて算出する
ものであった。
【0004】しかしながら、従来のものでは、例えばユ
ーザが複数の友人の家に寄った上で目的地へ向かうよう
な場合など、通過点が複数あるときには、通過点の指定
順に通過順序が固定されるため、例えば距離優先の条件
でルート探索を行なっても、固定された順序内での各2
点間が最短距離となるようにルートが設定されるに過ぎ
ず、必ずしも出発地点から目的地までのトータルで最短
距離となるものではなかった。
【0005】この場合、ユーザが複数の通過点の通過順
序を並び替えたいときには、通過点の削除,追加のコマ
ンドを選択すれば、表示装置の画面に通過点の一覧のリ
ストが表示されるようになり、キー操作によりその一覧
リスト上で好きな順序に並び替えることは可能とされて
いた。ところが、そのような並び替えの方法では、操作
がかなり面倒となると共に、一覧リストが表示されるだ
けでは、例えばユーザが効率的な通過順序に並び替えよ
うと思ってもそれがイメージできず、例えばトータルで
最短距離のルートにしたいといったユーザの要望に応え
るにはそれほど有効とはならなかった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ルート探索手段を備えるものにあっ
て、目的地に至るまでに経由する通過点が複数存在する
場合におけるそれらの通過順序をユーザの意図に合った
ものとすることができ、しかもその際の操作を簡単に済
ませることができるカーナビゲーション装置を提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】出発地点から目的地まで
のルート探索にあたって、通過点が複数ある場合には、
それらの通過順序として、各通過点を経由して目的地に
至るまでのトータルの走行距離または走行に要する時間
が最短となる通過順序とすること、あるいは、ユーザの
好みの通過順序を自在に設定可能とすることが、ユーザ
の意図に合ったものとなると考えられる。
【0008】本発明の請求項1のカーナビゲーション装
置は、通過点が複数存在する場合に、各通過点を経由し
て目的地に至るまでのトータルの走行距離または走行に
要する時間が最短となるように通過点の通過順序を自動
で設定する通過順序設定手段を設けるようにしたもので
ある。これによれば、複数の通過点を経由して目的地に
至るまでのトータルの走行距離または走行に要する時間
が最短となるように通過点の通過順序が自動で設定され
るので、各通過点を経由して目的地に至るまでのトータ
ルの走行距離または走行に要する時間を最短とするとい
ったユーザの要望に応えることができ、この際、最適な
通過順序が自動で設定されるので、ユーザの操作を簡単
に済ませることができる。
【0009】また、本発明の請求項2のカーナビゲーシ
ョン装置は、通過点が複数存在する場合に、表示手段に
より、それら通過点を地図に重ね合わせて画面に表示す
ると共に、通過順序指定手段により、その表示状態で複
数の通過点の通過順序を指定することができるように構
成したものである。これによれば、ユーザが画面を見て
各通過点の位置をイメージしながら、通過点の通過順序
を指定することができるので、所望する通過順序を容易
に指定することができ、その際の操作を簡単に済ませる
ことができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。まず、図3は、本実
施例に係るカーナビゲーション装置1の全体の電気的構
成を概略的に示している。ここで、カーナビゲーション
装置1は、位置検出器2、地図データ入力器3、操作ス
イッチ群4、これらに接続されたマイクロコンピュータ
を主体として成る制御回路5、この制御回路5に接続さ
れた外部メモリ6、例えばフルカラー液晶ディスプレイ
からなる表示装置7、リモコンセンサ8を備えて構成さ
れる。
【0011】そのうち位置検出器2は、周知構成の地磁
気センサ9、ジャイロスコープ10、距離センサ11、
及び、衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出する
GPS(Global Positioning System )のためのGPS
受信機12を有している。これら各センサ9〜12は、
車両の適宜の部所に配設されている。前記制御回路5
は、位置検出器2の各センサ9〜12が性質の異なる誤
差を有しているため、各々補間しながら使用するように
構成されており、これらセンサ9〜12からの入力に基
づいて、車両の現在位置、進行方向、速度や走行距離等
を高精度で検出するようになっている。尚、精度によっ
ては、上記したセンサ9〜12のうちの一部から位置検
出器を構成しても良く、また上記以外に、ステアリング
の回転センサや、転動輪の車輪センサ等を採用すること
も可能である。
【0012】前記地図データ入力器3は、道路地図デー
タや目印データ、位置検出の精度向上のための所謂マッ
プマッチング用データ等を含む各種データを記憶した記
憶媒体からデータを入力するためのドライブ装置からな
り、その記憶媒体としては、例えばCD−ROMやDV
D−ROM等の大容量記憶媒体が用いられる。尚、前記
道路地図データは、道路形状、道路幅、道路名、建造
物、各種施設、それらの電話番号、地名、地形等のデー
タを含むと共に、その道路地図を前記表示装置7の表示
画面上に再生するためのデータを含んで構成されてい
る。
【0013】前記操作スイッチ群4は、ユーザ(運転
者)が、目的地の指定や、表示装置7に表示される道路
地図の選択等の各種のコマンドを入力するための各種の
メカニカルスイッチから構成されている。また、この操
作スイッチ群4の一部は、前記表示装置7の画面上に設
けられたタッチパネル(図示せず)からも構成されるよ
うになっている。そして、この操作スイッチ群4と同等
の機能を有するリモートコントロール端末13(以下、
リモコンと称する)も設けられており、このリモコン1
3からの操作信号が、前記リモコンセンサ8により検出
されるようになっている。
【0014】前記表示装置7の画面には、各種縮尺の道
路地図が表示されると共に、その表示に重ね合わせて、
車両の現在位置及び進行方向を示すポインタが表示され
るようになっている。また、ユーザが目的地などを入力
するための各種の入力用画面や、各種のメッセージやイ
ンフォメーション等も表示されるようになっている。さ
らには、目的地までの案内を行なうルート案内機能の実
行時には、道路地図に重ね合わせて進むべき経路等が表
示されるようになっている。
【0015】尚、図示はしないが、前記表示装置7は、
操作スイッチ群4やリモコンセンサ8等と共にユニット
化され、例えば車両のインパネの正面中央部に配設され
るようになっている。また、前記制御回路5や地図デー
タ入力器3等が組込まれたカーナビゲーション装置1の
本体は、例えば車両のトランクルーム等に配設されるよ
うになっている。
【0016】さて、前記制御回路5は、上述のように、
地図データ入力器3からの道路地図データに基づいて表
示装置7に道路地図を表示させると共に、位置検出器2
の検出に基づいて車両の現在位置及び進行方向を示すポ
インタを表示させるようになっている。このとき、車両
の現在位置を道路上にのせるマップマッチングが行なわ
れるようになっている。また、ユーザのコマンド入力に
基づいて、表示装置7に表示させる地図の種類(縮尺)
の切替え等を行なうようになっている。これにて、車両
の位置を知るロケーション機能が実現されるようになっ
ている。
【0017】さらに、制御回路5は、ユーザの操作スイ
ッチ群4の操作に基づいて、自動ルート探索及びルート
案内の機能を実現するようになっている。自動ルート探
索機能は、車両の出発点(現在位置)からユーザにより
入力された目的地までの推奨する走行経路を自動的に算
出するものであり、その手法としては、周知のダイクス
トラ法等が用いられる。また、前記ルート案内機能は、
その自動ルート探索機能により求められた走行経路(ル
ート)を、表示装置7の画面に表示して目的地まで案内
するものであり、このとき、音声合成機能により、例え
ば「200m先の交差点を左です」といった音声案内を
併せて行うようになっている。
【0018】より具体的には、上記した自動ルート探索
を行なわせるにあたっては、ユーザは、操作スイッチ群
4によりルート探索をコマンド入力して表示装置7の画
面に入力用画面を表示させ、目的地、その目的地に至る
までに経由する通過点がある場合にはその通過点、並び
に条件を入力設定する。目的地(及び通過点)の指定
は、施設名称、電話番号、住所、経度緯度などから入力
できるようになっている。また、条件としては、「標
準」(カーナビゲーション装置11が推奨する標準的な
経路)、「有料道優先」、「一般道優先」、「距離優
先」等から選択するようになっている。
【0019】前記制御回路5は、上記した条件に応じた
出発地点(現在地)から目的地までのルートを自動で算
出するものである。従って、操作スイッチ群4が入力手
段として機能し、制御回路5がルート探索手段として機
能するようになっている。ここで、前記通過点が指定さ
れているときには、出発地点から通過点までのルート
と、その通過点から目的地までのルートとを、入力され
た条件に応じて夫々算出するようになっている。また、
指定された通過点が複数存在する場合には、基本的に
は、出発地点から目的地までに、各通過点を指定された
順に通過するように、各通過点間のルートについても同
条件にて算出するものであった。
【0020】このとき、後の作用説明にて述べるよう
に、本実施例では、前記制御回路5は、指定された通過
点が複数存在する場合には、ユーザが通過点の通過順序
の変更をコマンド入力すると、制御装置5は、表示装置
7の画面に、複数の通過点(及び目的地)をその通過順
序を含めて地図に重ね合わせて表示すると共に、画面の
隅部に位置して、「距離優先」、「時間優先」、「マニ
ュアル設定」のいずれかの条件を選択させるキーをタッ
チパネル上に設定(表示)するようになっている(図2
(b)参照)。
【0021】そして、制御回路5は、「距離優先」の条
件が選択されたときには、各通過点を経由して目的地に
至るまでのトータルの走行距離が最短となるように通過
点の通過順序を自動で設定し(並び替え)、また「時間
優先」の条件が選択されたときには、各通過点を経由し
て目的地に至るまでの走行に要する時間が最短となるよ
うに通過点の通過順序を自動で設定する(並び替える)
ようになっている。従って、制御回路5が通過順序設定
手段としても機能するようになっている。
【0022】これに対し、「マニュアル設定」が選択さ
れたときには、表示装置7の画面に目的地及び複数の通
過点が地図に重ね合わせて表示された状態で、ユーザの
操作スイッチ群4(タッチパネル)の操作により、複数
の通過点の通過順序をマニュアル設定できるようになっ
ている。従って、表示装置7等から表示手段が構成さ
れ、操作スイッチ群4等が通過順序指定手段として機能
するようになっているのである。
【0023】次に、上記構成の作用について、図1及び
図2も参照して述べる。上述のように、自動ルート探索
がコマンド入力され、引続き、目的地及び通過点並びに
条件が入力されると、制御回路5は、入力された条件に
応じて推奨する走行経路(ルート)を自動的に算出す
る。またこのとき、ユーザは、複数の通過点を随意の順
序で指定できるのであるが、複数の通過点が指定された
場合には、各通過点が入力された順序をそのまま通過順
序としてルートが設定される。ルートが算出されると、
表示装置7の画面に、地図に重ね合わせてそのルートが
表示される。
【0024】ここで、ユーザは、設定された通過点の通
過順序が気に入らない、あるいは、各通過点を経由して
目的地に至るまでのトータルの走行距離あるいは時間を
最短とするように並び替えたいと考える場合がある。そ
こで、本実施例では、ユーザが通過点の変更のコマンド
を選択することにより、複数の通過点の通過順序をユー
ザの意図に合ったものに並び替えることが可能となって
いるのである。図1のフローチャートは、通過点の通過
順序を変更する際の制御回路5が実行する処理手順を示
しており、また、図2には、そのときの表示装置7の画
面の遷移の例を示している。尚、図2では、出発地点S
から目的地Gまでに、5個の通過点P1〜P5が指定さ
れた場合を例示している。
【0025】図1のフローチャートにおいて、通過点の
変更がコマンド入力されると、まずステップS1にて、
表示装置7の画面に、変更の種類を選択するための選択
画面が表示される。この選択画面では、図2に(a)で
示すように、表示装置7の画面に、「通過点の追加」、
「通過点の修正」、「通過点の順序変更」、「通過点の
消去」といった選択項目が表示される。ユーザは、通過
点の通過順序を変更する場合には、「通過点の順序変
更」を選択する(ステップS2にてYes)。「通過点
の順序変更」以外の項目が選択された場合には(ステッ
プS2にてNo)、それらに応じた処理がなされる(ス
テップS3)が、これらは本発明の要旨からは外れるの
で、説明を省略する。
【0026】「通過点の順序変更」が選択されると(ス
テップS2にてYes)、ステップS4にて、表示装置
7の画面に、既に自動算出されている全行程のルートが
全て一画面に収まる縮尺で地図に重ね合わせて表示され
ると共に、画面の隅部のタッチパネル上に条件選択キー
が設定表示される。図2の例では、(b)に示すよう
に、出発地点S、5個の通過点P1〜P5、目的地G及
びそれらを順に繋ぐルートが一画面に表示されるように
なり、画面の右下部に、「距離」、「時間」、「マニュ
アル」の条件選択キーが設定される。この場合、各通過
点P1〜P5は菱形のポイントで示され、その中に通過
順序を示す数字が表示される。
【0027】ここで、ユーザは、トータルの走行距離が
最短となるように通過点の通過順序を並び替えたい場合
には「距離」の条件を、トータルの走行時間が最短とな
るように通過点の通過順序を並び替えたい場合には「時
間」の条件を、通過点の通過順序をマニュアル設定した
い場合には「マニュアル」の条件を、それぞれ選択する
ようにする(ステップS5)。
【0028】今、距離優先が選択されると、次のステッ
プS6にて、トータルの走行距離が最短となるように、
通過点の通過順序が演算により自動で求められる。この
演算は、例えば、通過点の通過順序の全ての組合せにつ
いて、各通過点間を直線的に走行すると仮定してその距
離を積算し、その積算距離が最も短くなる通過順序を求
めるものである。ステップS7では、求められた通過順
序が地図に重ね合わせて表示される。図2の例では、
(c)に示すような表示がなされ、この場合、通過点P
2と通過点P3との順序が並び替えられたものとされて
いる。また、画面の左下の隅部には、「完了」,「戻
る」のキーが設定表示される。
【0029】ユーザは、その画面を見て、その通過順序
で良ければ「完了」を操作し、その通過順序が気に入ら
ない或いは別の条件で並び替えたい場合には「戻る」を
操作する(ステップS8)。「戻る」が選択された場合
には、ステップS5に戻る。「完了」が選択された場合
には、ステップS9にて、求められた通過点の通過順序
で再度経路計算が実行され、経路が求められると、表示
装置7の画面に、地図に重ね合わせてそのルートが表示
され、処理が完了するのである。また、本画面で「マニ
ュアル」または「時間」が選択された時は、直接図2の
例における(e)または(d)の画面に遷移することも
可能である。
【0030】また、ステップS5にて時間優先が選択さ
れると、次のステップS10にて、トータルの走行時間
が最短となるように、通過点の通過順序が演算により自
動で求められる。この演算は、例えば、時間を距離に換
算して行なわれ、通過点の通過順序の全ての組合せにつ
いて、各通過点間を直線的に走行すると仮定してその距
離を積算するのであるが、このとき、通過点間で高速道
路が利用できる場合には、通過点とそこから最も近いI
C(インターチェンジ)との直線距離、高速道路の距離
に所定の係数(例えば3/8)を乗算した距離、降りた
ICから通過点までの直線距離の和を、高速利用時の通
過点間の距離として算出し、それら通過点間の直線距離
と比較して短い方を採用するようになっている。そし
て、積算距離が最も短くなる通過順序を、最短時間の通
過順序として求めるものである。
【0031】次のステップS11では、求められた通過
順序が地図に重ね合わせて表示される。図2の例では、
(d)に示すような表示がなされ、この場合、通過点P
2,P3,P4の順序が並び替えられたものとされてい
る。また、画面の左下の隅部には、「完了」,「戻る」
のキーが設定表示される。この後、上記と同様にステッ
プS8に進む。また、本画面でも、「マニュアル」また
は「距離」が選択された時は、直接図2の例における
(e)または(c)の画面に遷移することが可能であ
る。
【0032】一方、ステップS5にてマニュアル設定が
選択されると、まず、ステップS12にて、表示装置7
の画面にマニュアル順序変更画面が表示される。このマ
ニュアル順序変更画面は、図2の(e)に例示するよう
に、既に自動算出されている全行程のルートが全て一画
面に収まる縮尺で地図に重ね合わせてそのまま表示され
ると共に、画面の下辺部に通過順序を指定するための領
域が表示される。ここで、ユーザは、表示装置7の画面
を見ながら通過点の通過順序を通過したい順に指定する
ようになっている(ステップS13)。
【0033】このとき、画面には各通過点の配置が表示
されているので、ユーザが画面を見て各通過点の位置を
イメージしながら、通過点の通過順序を指定することが
でき、所望する通過順序を容易に指定することができ
る。そして、全ての通過点について通過順序の指定が終
了すると(ステップS14にてYes)、ステップS1
5にて、指定された順序にて、通過点の通過順序が並び
替えられ、表示装置7に、その結果が地図に重ね合わせ
て表示される。図2の例では(f)に示すような表示が
なされ、この場合、通過点P2と通過点P3との順序が
並び替えられたものとされている。この後、やはり上記
と同様にステップS8に進む。また、本画面でも、「時
間」または「距離」が選択された時は、直接図2の例に
おける(d)または(c)の画面に遷移することが可能
である。
【0034】なお、上記フローチャートでは、ステップ
S6及びステップS10において、2点間の直線距離を
それらの間の走行距離と仮定して演算を行なうようにし
たが、制御回路5(CPU)が十分な処理能力(演算速
度)を有するものであれば、実際に経路計算を行なって
最短距離あるいは最短時間となる通過順序を決定するよ
うに構成しても良い。この場合、ステップS9における
経路計算が不要となることは勿論である。
【0035】このように本実施例によれば、自動ルート
探索にあって、複数の通過点を随意の順序で指定した場
合でも、各通過点を経由して目的地に至るまでのトータ
ルの走行距離または走行に要する時間を最短とするよう
に、各通過点の通過順序を自動で並び替えることが可能
となった。この場合、複数の通過点の指定入力時に、ユ
ーザはその指定順序について気を使わずに済み、しかも
通過順序をユーザの要望に応じた適切なものとするよう
に自動で演算がなされるので、ユーザの操作も簡単に済
ませることができるものである。
【0036】また、ユーザが、随意の順序で指定した複
数の通過点の通過順序を並び替えたいときには、表示装
置7に全行程のルートを一画面に示すマニュアル順序変
更画面が表示されるので、ユーザは、その画面を見て各
通過点の位置をイメージしながら通過点の通過順序を指
定することができるので、所望する通過順序を容易に指
定することができ、その際の操作を簡単に済ませること
ができる。この結果、本実施例のカーナビゲーション装
置1によれば、ルート探索手段を備えるものにあって、
目的地に至るまでに経由する通過点が複数存在する場合
におけるそれらの通過順序をユーザの意図に合ったもの
とすることができ、しかもその際の操作を簡単に済ませ
ることができるという優れた効果を奏するものである。
【0037】尚、上記実施例では、一旦、目的地までの
ルートを各通過点の入力順序をそのまま通過順序として
設定した後、通過点の通過順序をトータルの走行距離あ
るいは走行時間が最短となるように変更できる構成とし
たが、自動ルート探索時に最初から走行距離あるいは走
行時間が最短となるように通過順序を自動設定するよう
な構成としても良い。
【0038】また、上記実施例では、通過点の順序変更
を行なう際に、距離優先、時間優先、マニュアル設定の
3種類の条件を選択できるようにしたが、必ずしもこれ
ら全てから選択できるようにする必要はなく、距離優先
あるいは時間優先のみ、又は、マニュアル設定のみの条
件で通過順序の変更を行なえるような構成としても、所
期の目的を達成し得るものである。その他、カーナビゲ
ーション装置のハードウエア構成などについても種々の
変更が可能であるなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、通過点の通過
順序を変更する際の処理手順を示すフローチャート
【図2】通過点の通過順序の変更処理時の表示装置の画
面の遷移の例を示す図
【図3】カーナビゲーション装置の電気的構成を概略的
に示すブロック図
【符号の説明】
図面中、1はカーナビゲーション装置、4は操作スイッ
チ群(入力手段,通過順序指定手段)、5は制御回路
(ルート探索手段,通過順序自動設定手段)、7は表示
装置(表示手段)を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的地及びその目的地に至るまでに経由
    する通過点を指定するための入力手段と、 この入力手段により指定された目的地及び通過点に基づ
    いて推奨するルートを探索するルート探索手段とを備え
    るカーナビゲーション装置であって、 前記入力手段により指定された通過点が複数存在する場
    合に、各通過点を経由して目的地に至るまでのトータル
    の走行距離または走行に要する時間が最短となるように
    通過点の通過順序を自動で設定する通過順序設定手段を
    具備することを特徴とするカーナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 目的地及びその目的地に至るまでに経由
    する通過点を指定するための入力手段と、 この入力手段により指定された目的地及び通過点に基づ
    いて推奨するルートを探索するルート探索手段とを備え
    るカーナビゲーション装置であって、 前記入力手段により指定された通過点が複数存在する場
    合に、それら通過点を地図に重ね合わせて画面に表示す
    る表示手段と、 この表示手段の表示状態で前記複数の通過点の通過順序
    を指定するための通過順序指定手段とを具備することを
    特徴とするカーナビゲーション装置。
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