JP2001066014A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
って発揮し得るようにする。 【解決手段】圧縮機構(21)と室外熱交換器(23)とを
有し、圧縮機構(21)と室外熱交換器(23)との間から
分岐されて高圧ガス冷媒が流れる分岐ライン(80)が設
けられた2台の室外ユニット(2A,2B)を備えている。
各室外ユニット(2A,2B)が並列に接続されるように、
各室外ユニット(2A,2B)から延びる液ライン(7L)と
ガスライン(7G)とをそれぞれメイン液ライン(4L)と
メインガスライン(4G)とに接続している。室内熱交換
器(31)を有する室内ユニット(30)をメイン液ライン
(4L)とメインガスライン(4G)とに接続している。一
端が各室外ユニット(2A,2B)から延びる分岐ライン
(80)に接続され、他端が1つの室外ユニット(2A)か
ら延びる液ライン(7L)に接続された凝縮器(61)を有
し、冷媒の凝縮のみを行う凝縮ユニット(60)を設けて
いる。
Description
特に、凝縮能力対策に係るものである。
置には、特開平4−208370号公報に開示されてい
るように、1台の室外ユニットに複数台の室内ユニット
が冷媒配管(25)によって並列に接続されたマルチ型の
ものがある。該室外ユニットは、圧縮機構と四路切換弁
と室外熱交換器と室外膨脹弁とレシーバとを備える一
方、室内ユニットは、室内膨脹弁と室内熱交換器とを備
えている。
出した冷媒が室外熱交換器で凝縮し、室内膨脹弁で減圧
した後、室内熱交換器で蒸発して圧縮機構に戻るように
循環する。一方、暖房運転時には、圧縮機構から吐出し
た冷媒が室内熱交換器で凝縮し、室外電動膨脹弁で減圧
した後、室外熱交換器で蒸発して圧縮機構に戻るように
循環する。
ユニットの負荷に対応して圧縮機構の容量を制御してい
る。
において、従来、1台の室外ユニットを設けているのみ
であるため、冷房運転時における室外熱交換器の凝縮面
積が固定されることになる。したがって、上記空気調和
装置を外気温度が高い地方で使用する場合、冷房運転時
の凝縮能力が不足する場合がある。
条件に合わせて各種の室外ユニットを作製することも考
えられる。例えば、外気温度が高い高温地方で空気調和
装置を使用する場合、外気温度が平均的な地方で使用す
る空気調和装置に比し、冷媒凝縮のための室外熱交換器
の熱交換面積が不足する。このため、室外熱交換器の熱
交換面積が大きい高温地方に対応した専用の室外ユニッ
トを作製する必要がある。
ニットを作製しなければならず、汎用性に欠けるという
問題があった。
で、外気温度に対応した凝縮能力を簡易な構成でもって
発揮し得るようにすることを目的とするものである。
は、熱源側ユニット(20)とは別個に凝縮ユニット(6
0)を設けるようにしたものである。
に、本発明は、少なくとも圧縮機構(21)及び熱源側熱
交換器(23)を有する熱源側ユニット(20)を備えてい
る。更に、少なくとも利用側熱交換器(31)を有し、上
記熱源側ユニット(20)との間で冷媒が循環するように
該熱源側ユニット(20)に接続された利用側ユニット
(30)を備えている。加えて、凝縮器(61)を有すると
共に、上記熱源側ユニット(20)の熱源側熱交換器(2
3)に並列に接続され、冷媒の凝縮のみを行う凝縮ユニ
ット(60)を備えている。
(21)及び熱源側熱交換器(23)を有する複数台の熱源
側ユニット(20)を備えている。そして、該各熱源側ユ
ニット(20)が並列に接続されるように、該各熱源側ユ
ニット(20)から延びる液ライン(7L)とガスライン
(7G)とをそれぞれメイン液ライン(4L)とメインガス
ライン(4G)とに接続する接続回路部(50)を備えてい
る。更に、少なくとも利用側熱交換器(31)を有し、上
記熱源側ユニット(20)との間で冷媒が循環するよう
に、上記利用側熱交換器(31)がメイン液ライン(4L)
とメインガスライン(4G)とに接続された利用側ユニッ
ト(30)を備えている。加えて、上記熱源側ユニット
(20)と接続回路部(50)との間に接続され、凝縮器
(61)を有すると共に、上記熱源側ユニット(20)の熱
源側熱交換器(23)に並列に接続され、冷媒の凝縮のみ
を行う凝縮ユニット(60)を備えている。
圧縮機構(21)と熱源側熱交換器(23)との間から分岐
されて高圧ガス冷媒が流れる分岐ライン(80)が設けら
れていることが好ましい。そして、上記凝縮ユニット
(60)の一端が上記各熱源側ユニット(20)から延びる
分岐ライン(80)に接続され、他端が1つの熱源側ユニ
ット(20)から延びる液ライン(7L)に接続されている
ことが好ましい。
端が圧縮機構(21)の吐出側と吸入側とに切り換え可能
に接続され且つ他端が液ライン(7L)に接続された熱源
側熱交換器(23)とを少なくとも有し、上記圧縮機構
(21)の吐出側と吸入側とに切り換え可能にガスライン
(7G)が接続されると共に、上記圧縮機構(21)と熱源
側熱交換器(23)との間から分岐されて高圧ガス冷媒が
流れる分岐ライン(80)が設けられた複数台の熱源側ユ
ニット(20)を備えている。そして、該各熱源側ユニッ
ト(20)が並列に接続されるように、該各熱源側ユニッ
ト(20)から延びる液ライン(7L)とガスライン(7G)
とをそれぞれメイン液ライン(4L)とメインガスライン
(4G)とに接続し、1つのユニットに形成された接続回
路部(50)を備えている。更に、少なくとも利用側熱交
換器(31)を有し、上記熱源側ユニット(20)との間で
冷媒が循環するように、上記利用側熱交換器(31)がメ
イン液ライン(4L)とメインガスライン(4G)とに接続
された利用側ユニット(30)を備えている。加えて、一
端が上記各熱源側ユニット(20)から延びる分岐ライン
(80)に接続され、他端が1つの熱源側ユニット(20)
から延びる液ライン(7L)に接続された凝縮器(61)を
有し、冷媒の凝縮のみを行う凝縮ユニット(60)を備え
ている。
ン(62)には、所定条件時に開く開閉可能なガス側閉鎖
機構(SV3)が設けられていることが好ましい。
(63)から分岐し且つ1つの熱源側ユニット(20)から
延びるガスライン(7G)に接続された補助ライン(64)
が設けられていることが好ましい。更に、上記凝縮ユニ
ット(60)のガスライン(62)には、所定条件時に開く
開閉可能なガス側閉鎖機構(SV3)が設けられる一方、
上記補助ライン(64)には、ガス側閉鎖機構(SV3)が
閉鎖された所定条件時に開く開閉可能な補助閉鎖機構
(SV4)が設けられていることが好ましい。
気温度が所定温度以上になると開くものであってもよ
い。又は上記ガス側閉鎖機構(SV3)は、高圧冷媒圧力
が所定圧力以上になると開くものであってもよい。
ては、外気温度が低い場合、凝縮ユニット(60)の凝縮
器(61)は使用されず、例えば、複数台の熱源側ユニッ
ト(20)の圧縮機構(21)から吐出した全高圧ガス冷媒
は熱源側熱交換器(23)で凝縮して液冷媒となる。その
後、上記液冷媒は、利用側ユニット(30)に流れ、利用
側熱交換器(31)で蒸発して低圧ガス冷媒となる。この
ガス冷媒は、熱源側ユニット(20)の圧縮機構(21)に
戻る。この循環動作を繰り返す。
度が高い所定条件時になると、凝縮ユニット(60)の凝
縮器(61)が使用される。例えば、外気温度が所定温度
以上になるか、又は高圧冷媒圧力が所定圧力以上になる
と、凝縮ユニット(60)のガス側閉鎖機構(SV3)を開
口する。この状態において、例えば、複数台の熱源側ユ
ニット(20)の圧縮機構(21)から吐出した高圧ガス冷
媒の一部は熱源側熱交換器(23)に流れ、凝縮して液冷
媒となる。
圧ガス冷媒の残りの部分は、凝縮ユニット(60)の凝縮
器(61)に流れ、該凝縮器(61)で凝縮して液冷媒とな
る。その後、上記各熱源側ユニット(20)の液冷媒及び
凝縮ユニット(60)の液冷媒は、例えば、接続回路部
(50)で合流し、利用側ユニット(30)に流れ、利用側
熱交換器(31)で蒸発して低圧ガス冷媒となる。このガ
ス冷媒は、熱源側ユニット(20)の圧縮機構(21)に戻
る。この循環動作を繰り返す。
ット(60)のガス側閉鎖機構(SV3)が閉鎖された外気
温度が低い状態で、例えば、冷媒不足を検出すると、凝
縮ユニット(60)の補助閉鎖機構(SV4)を開口する。
つまり、上記凝縮ユニット(60)は、ガス側閉鎖機構
(SV3)を閉鎖していても液冷媒が溜まり込む場合があ
るので、補助閉鎖機構(SV4)を開口する。
凝縮器(61)の液側が熱源側ユニット(20)における圧
縮機構(21)の吸込み側に連通する。この結果、凝縮ユ
ニット(60)の液冷媒が熱源側ユニット(20)に吸引さ
れる。その後、冷媒不足等が解消すると、上記液側閉鎖
機構が再び閉鎖される。
ット(60)を設けるようにしたために、外気温度が高い
高温地方で使用する場合、冷媒凝縮のための熱交換面積
を充分に確保することができる。この結果、所定の冷却
能力を確実に発揮させることができ、快適冷房を実現す
ることができる。
ト(60)の組み合わせによって所定の熱交換面積を確保
することができるので、熱源側熱交換器(23)の熱交換
面積が大きい高温地方に対応した専用の熱源側ユニット
(20)を作製する必要がない。この結果、汎用性のある
各種の熱源側ユニット(20)と凝縮ユニット(60)を作
製するのみで、広範囲の冷却能力を発揮させることがで
きる。
分岐ライン(80)が均油制御を行うためや、複数台の利
用側ユニット(30)の一部が冷房運転をし、他の利用側
ユニット(30)が暖房運転を行う冷暖房の同時運転制御
のために設けられているものがある。
より、単に凝縮ユニット(60)を熱源側ユニット(20)
と配管ユニット(50)との間に設けるのみでもって高外
気温度にも確実に対応させることができる。
ン(64)を設けるようにすると、凝縮ユニット(60)に
冷媒が溜まり込んだ場合、冷媒不足を確実に解消するこ
とができる。この結果、常に所定の冷却能力を確実に発
揮させることができる。
面に基づいて詳細に説明する。
は、空気調和装置(10)に構成されている。該空気調和
装置(10)は、2台の室外ユニット(20)と2台の室内
ユニット(30)を備えている。該2台の室外ユニット
(20)と2台の室内ユニット(30)がメイン液ライン
(4L)及びメインガスライン(4G)に対してそれぞれ並
列に接続されている。更に、上記空気調和装置(10)
は、配管ユニット(50)と凝縮ユニット(60)を備えて
いる。
構成の熱源側ユニットである。つまり、上記空気調和装
置(10)は、第1室外ユニット(2A)と第2室外ユニッ
ト(2B)を備えている。
示すように、圧縮機構(21)と、四路切換弁(22)と、
熱源側熱交換器である室外熱交換器(23)と、膨脹機構
である室外膨張弁(24)とを備えている。上記各室外ユ
ニット(2A,2B)は、冷房サイクルと暖房サイクルとに
可逆運転可能に構成されている。尚、上記室外熱交換器
(23)には室外ファン(2F)が設けられている。
a)と第2圧縮機(21b)とが互いに並列に接続されて構
成されている。つまり、上記第1圧縮機(21a)及び第
2圧縮機(21b)から延びる吐出側及び吸入側の冷媒配
管(25)が途中で1つのパイプに集合されて四路切換弁
(22)に接続されている。
圧縮機(21a)は、例えば、インバータによって容量可
変に制御され、第2圧縮機(21b)は、アンロード機構
によって容量制御される。一方、上記第2室外ユニット
(2B)における第1圧縮機(21a)及び第2圧縮機(21
b)は、共にアンロード機構によって容量制御される。
上記第1室外ユニット(2A)と第2室外ユニット(2B)
は上述した圧縮機構(21)が異なるのみである。
b)の間には均油管(26)が接続されている。また、上
記圧縮機構(21)の吸込側と四路切換弁(22)との間の
冷媒配管(25)にはアキュムレータ(27)が設けられて
いる。
配管(25)を介して四路切換弁(22)によって圧縮機構
(21)の吐出側と吸入側とに切換可能に接続されてい
る。また、上記室外熱交換器(23)における液側には、
液ライン(7L)が接続されている。該液ライン(7L)は
メイン液ライン(4L)に接続されている。
側との冷媒配管(25)は、ガスライン(7G)が四路切換
弁(22)によって切換可能に接続されている。該ガスラ
イン(7G)はメインガスライン(4G)に接続されてい
る。
器である室内熱交換器(31)と、膨脹機構である室内膨
張弁(32)とを備えて利用側ユニットを構成している。
上記室内熱交換器(31)には室内ファン(3F)が設けら
れている。
る室内液管(33)とガスラインである室内ガス管(34)
とによってメイン液ライン(4L)とメインガスライン
(4G)に並列に接続されている。そして、該室内液管
(33)には上記室内膨張弁(32)が設けられている。
ト(2A,2B)の液ライン(7L)及びガスライン(7G)と
メイン液ライン(4L)及びメインガスライン(4G)とを
接続する接続回路部を構成している。
管(71)と液接続配管(72)と液通路(73)とより形成
されている。該室外液管(71)は各室外ユニット(2A,
2B)に設けられている。そして、上記室外液管(71)
は、一端が室外熱交換器(23)に接続されると共に、途
中に上記室外膨張弁(24)が設けられている。
0)に設けられている。そして、上記各液通路(73)
は、レシーバ(51)を介してメイン液ライン(4L)に接
続されている。
(2A,2B)の室外液管(71)と、配管ユニット(50)の
液通路(73)とを接続している。
管(74)とガス接続配管(75)とガス通路(76)とより
形成されている。該室外ガス管(74)は各室外ユニット
(2A,2B)に設けられている。そして、上記室外ガス管
(74)は、一端が四路切換弁(22)に接続されて圧縮機
構(21)に連通している。
(50)に設けられている。そして、上記各ガス通路(7
6)の一端がメイン液ライン(4L)に接続されている。
ト(2A,2B)の室外ガス管(74)と、配管ユニット(5
0)のガス通路(76)とを接続している。
路(41)とメイン液管(42)とより構成されている。上
記メイン液通路(41)は、配管ユニット(50)に設けら
れている。そして、該メイン液通路(41)は、レシーバ
(51)に接続され、該レシーバ(51)を介して各液通路
(73)に連通している。また、上記メイン液管(42)
は、メイン液通路(41)と各室内ユニット(30)の室内
液管(33)とを接続している。
ス通路(43)とメインガス管(44)とより構成されてい
る。上記メインガス通路(43)は、配管ユニット(50)
に設けられ、各ガス通路(76)に接続されている。ま
た、上記メインガス管(44)は、メインガス通路(43)
と各室内ユニット(30)の室内ガス管(34)とを接続し
ている。
ライン(7L)の液通路(73)及びガスライン(7G)のガ
ス通路(76)と、メイン液ライン(4L)のメイン液通路
(41)及びメインガスライン(4G)のメインガス通路
(43)と、レシーバ(51)とが一体に形成されてユニッ
ト化されている。
閉鎖弁(SV1)が一体にユニット化されている。該ガス
閉鎖弁(SV1)は、第2室外ユニット(2B)のガスライ
ン(7G)におけるガス通路(76)に設けられて該ガス通
路(76)を開閉する。
は、分岐ライン(80)が分岐されている。該分岐ライン
(80)は、室外分岐管(81)と3つの分岐接続配管(8
2)と分岐通路(83)とより構成されている。上記室外
分岐管(81)は、各室外ユニット(2A,2B)に設けられ
ている。そして、該室外分岐管(81)の一端は、各室外
ユニット(2A,2B)における室外熱交換器(23)のガス
側冷媒配管(25)に接続されている。
0)に設けられている。そして、上記3つの分岐接続配
管(82)のうち、第1室外ユニット(2A)に接続される
分岐接続配管(82)は、第1室外ユニット(2A)の室外
分岐管(81)と凝縮ユニット(60)とを接続している。
ち、第2室外ユニット(2B)に接続される分岐接続配管
(82)は、第2室外ユニット(2B)の室外分岐管(81)
と配管ユニット(50)の分岐通路(83)とを接続してい
る。更に、第3の分岐接続配管(82)は、配管ユニット
(50)の分岐通路(83)と凝縮ユニット(60)とを接続
している。
弁(SV2)が設けられている。そして、上記分岐通路(8
3)と分岐閉鎖弁(SV2)とが配管ユニット(50)に一体
に組込まれてユニット化されている。
うに、主に凝縮器(61)のみを備え、基本的に冷媒凝縮
のみを行うように構成されている。該凝縮器(61)のガ
ス側にはガスラインであるガス管(62)の一端が接続さ
れ、液側には液ラインである液管(63)の一端が接続さ
れている。尚、上記凝縮器(61)には凝縮ファン(6F)
が設けられている。
されている。そして、該ガス管(62)の2つの分岐端に
は、第1室外ユニット(2A)から延びる分岐接続配管
(82)と配管ユニット(50)の分岐通路(83)から延び
る分岐接続配管(82)とが接続されている。つまり、上
記凝縮ユニット(60)のガス管(62)は、2つの各室外
ユニット(2A,2B)からの高圧ガス冷媒を合流させて凝
縮器(61)に導いている。
れている。そして、該液管(63)の2つの分岐端には、
第1室外ユニット(2A)から延びる液接続配管(72)の
途中が接続されている。つまり、上記凝縮ユニット(6
0)の液管(63)は、該凝縮ユニット(60)で凝縮した
液冷媒と第1室外ユニット(2A)で凝縮した液冷媒とを
合流させて配管ユニット(50)のレシーバ(51)に導い
ている。
は、ガス側閉鎖機構である開閉可能なガス閉鎖弁(SV
3)が設けられている。一方、上記凝縮ユニット(60)
の液管(63)には、液冷媒が配管ユニット(50)に向か
ってのみ流れるよう逆止弁(CV1)が設けられている。
ラインである補助管(64)が設けられている。該補助管
(64)の一端は、液管(63)に接続され、他端部分が2
つに分岐されている。そして、該補助管(64)の2つの
分岐端には、第1室外ユニット(2A)から延びるガス接
続配管(75)の途中が接続されている。
3)が閉鎖された所定条件時に開く開閉可な補助閉鎖機
構である補助閉鎖弁(SV4)と、冷媒を第1室外ユニッ
ト(2A)に向かってのみ流す逆止弁(CV2)と、キャピ
ラリチューブ(CP)とが設けられている。つまり、上記
凝縮ユニット(60)の補助管(64)は、該凝縮ユニット
(60)に溜まった冷媒を第1室外ユニット(2A)に抜き
取るように構成されている。
外膨張弁(24)、配管ユニット(50)のガス閉鎖弁(SV
1)及び分岐閉鎖弁(SV2)、及び凝縮ユニット(60)の
ガス閉鎖弁(SV3)及び補助閉鎖弁(SV4)は、コントロ
ーラ(90)の弁操作手段(91)によって制御されてい
る。
ユニット(2A,2B)における圧縮機構(21)の吐出側の
高圧冷媒圧力を検知する圧力検出手段である圧力センサ
(PS)の検知信号が入力されている。
外ユニット(2B)の室外膨張弁(24)を、冷房運転時及
び暖房運転時における第2室外ユニット(2B)の停止時
に全閉にする。上記弁操作手段(91)は、配管ユニット
(50)のガス閉鎖弁(SV1)を、暖房運転時における第
2室外ユニット(2B)の停止時に全閉にする。
ット(60)のガス閉鎖弁(SV3)を、冷房運転時の外気
温度が高い場合に開口する。例えば、上記圧力センサ
(PS)が検出する凝縮圧力である高圧冷媒圧力が21kg
/cm2になると、弁操作手段(91)がガス閉鎖弁(SV3)
を開口する。逆に、上記高圧冷媒圧力が14kg/cm2より
低下するか、17kg/cm2より低い状態が5分以上継続す
ると、弁操作手段(91)がガス閉鎖弁(SV3)を閉鎖す
る。
閉鎖弁(SV3)が閉鎖された状態において、蒸発圧力等
から冷媒不足などを検出すると、補助閉鎖弁(SV4)を
開口する。
0)における運転動作について説明する。
(22)が図1の実線に切り換わる。また、この冷房運転
時において、外気温度が低い場合、例えば、各室外ユニ
ット(2A,2B)における圧縮機構(21)の高圧冷媒圧力
(凝縮圧力)が所定値より低い場合、凝縮ユニット(6
0)のガス閉鎖弁(SV3)及び補助閉鎖弁(SV4)は閉鎖
される。また、配管ユニット(50)の分岐閉鎖弁(SV
2)及び配管ユニット(50)のガス閉鎖弁(SV1)は開口
される。
2B)の圧縮機構(21)から吐出した全高圧ガス冷媒は室
外熱交換器(23)に流れ、該室外熱交換器(23)で凝縮
して液冷媒となる。その後、上記各室外ユニット(2A,
2B)で凝縮した液冷媒は、液ライン(7L)を流れて配管
ユニット(50)のレシーバ(51)に流れる。
は、メイン液ライン(4L)を流れた後、各室内ユニット
(30)に分流する。そして、上記液冷媒は、室内膨張弁
(32)で減圧し、室内熱交換器(31)で蒸発して低圧ガ
ス冷媒となる。このガス冷媒は、メインガスライン(4
G)から各ガスライン(7G)に分流して各室外ユニット
(2A,2B)の圧縮機構(21)に戻る。この循環動作を繰
り返す。
度が高い場合、例えば、各室外ユニット(2A,2B)にお
ける圧縮機構(21)の高圧冷媒圧力が所定値より高い場
合、凝縮ユニット(60)のガス閉鎖弁(SV3)は開口さ
れ、凝縮ユニット(60)の補助閉鎖弁(SV4)は原則的
に閉鎖され、配管ユニット(50)の分岐閉鎖弁(SV2)
は開口される。
2B)の圧縮機構(21)から吐出した高圧ガス冷媒の一部
は室外熱交換器(23)に流れ、該室外熱交換器(23)で
凝縮して液冷媒となる。
圧ガス冷媒の残りの部分は、分岐ライン(80)を流れ、
凝縮ユニット(60)の凝縮器(61)に流れ、該凝縮器
(61)で凝縮して液冷媒となる。
室外ユニット(2A)の高圧ガス冷媒の一部が室外分岐管
(81)に分流し、分岐接続配管(82)を流れる。一方、
第2室外ユニット(2B)の高圧ガス冷媒の一部が室外分
岐管(81)に分流し、分岐接続配管(82)を流れる。こ
の高圧ガス冷媒は、配管ユニット(50)の分岐通路(8
3)を流れた後、第3の分岐接続配管(82)を流れる。
その後、上記第1室外ユニット(2A)の高圧ガス冷媒の
一部と第2室外ユニット(2B)の高圧ガス冷媒の一部が
凝縮ユニット(60)のガス管(62)に流れて合流する。
この高圧ガス冷媒が凝縮器(61)に流れて凝縮する。
して液冷媒は、液ライン(7L)を流れて配管ユニット
(50)のレシーバ(51)に流れる。また、上記第1室外
ユニット(2A)で凝縮して液冷媒は、液ライン(7L)を
流れて一旦凝縮ユニット(60)に流れる一方、凝縮ユニ
ット(60)で凝縮した液冷媒は、液管(63)を流れ、第
1室外ユニット(2A)の液冷媒と合流して配管ユニット
(50)のレシーバ(51)に流れる。
は、メイン液ライン(4L)を流れた後、各室内ユニット
(30)に分流する。そして、上記液冷媒は、室内膨張弁
(32)で減圧し、室内熱交換器(31)で蒸発して低圧ガ
ス冷媒となる。このガス冷媒は、メインガスライン(4
G)から各ガスライン(7G)に分流して各室外ユニット
(2A,2B)の圧縮機構(21)に戻る。この循環動作を繰
り返す。
低下して圧縮機構(21)の高圧冷媒圧力が所定値より低
下すると、上記凝縮ユニット(60)のガス閉鎖弁(SV
3)が閉鎖される。
が低く、凝縮ユニット(60)のガス閉鎖弁(SV3)が閉
鎖された状態で、冷媒不足などを検出すると、凝縮ユニ
ット(60)の補助閉鎖弁(SV4)を開口する。つまり、
上記凝縮ユニット(60)は、ガス閉鎖弁(SV3)を閉鎖
していても液冷媒が溜まり込む場合があるので、補助閉
鎖弁(SV4)を開口する。
縮器(61)の液側が第1室外ユニット(20)における圧
縮機構(21)の吸込み側にガスライン(7G)を介して連
通する。この結果、凝縮ユニット(60)の液冷媒がキャ
ピラリチューブ(CP)で減圧されて、第1室外ユニット
(20)に吸引される。その後、冷媒不足等が解消する
と、上記補助閉鎖弁(SV4)が再び閉鎖される。
換弁(22)が図1の破線に切り換わる。また、この暖房
時において、凝縮ユニット(60)のガス閉鎖弁(SV3)
及び補助閉鎖弁(SV4)は閉鎖され、配管ユニット(5
0)の分岐閉鎖弁(SV2)は開口される。
A,2B)の圧縮機構(21)から吐出した高圧ガス冷媒
は、ガスライン(7G)を経てメインガスライン(4G)で
合流した後、室内熱交換器(31)で凝縮して液冷媒とな
る。この液冷媒は、メイン液ライン(4L)から各室外ユ
ニット(2A,2B)の液ライン(7L)に分流する。その
後、この液冷媒は、室外膨張弁(24)で減圧した後、室
外熱交換器(23)で蒸発して低圧ガス冷媒となる。この
ガス冷媒は、各室外ユニット(2A,2B)の圧縮機構(2
1)に戻る。この循環動作を繰り返す。
施形態によれば、凝縮ユニット(60)を設けるようにし
たために、外気温度が高い高温地方で使用する場合、冷
媒凝縮のための熱交換面積を充分に確保することができ
る。この結果、所定の冷房能力を確実に発揮させること
ができ、快適冷房を実現することができる。
(60)の組み合わせによって所定の熱交換面積を確保す
ることができるので、室外熱交換器(23)の熱交換面積
が大きい高温地方に対応した専用の室外ユニット(20)
を作製する必要がない。この結果、汎用性のある各種の
室外ユニット(20)と凝縮ユニット(60)を作製するの
みで、広範囲の冷房能力を発揮させることができる。
外分岐管(81)が均油制御を行うためや、複数台の室内
ユニット(30)の一部が冷房運転をし、他の室内ユニッ
ト(30)が暖房運転を行う冷暖房の同時運転制御のため
に設けられているものがある。
り、単に凝縮ユニット(60)を室外ユニット(20)と配
管ユニット(50)との間に設けるのみでもって高外気温
度にも確実に対応させることができる。
(64)を設けている。このため、凝縮ユニット(60)に
冷媒が溜まり込んだ場合、冷媒不足を確実に解消するこ
とができる。この結果、常に所定の冷房能力を確実に発
揮させることができる。
面に基づいて詳細に説明する。
装置(10)は、1台の室外ユニット(20)と1台の室内
ユニット(30)との間に凝縮ユニット(60)を設けるよ
うにしたものである。
機構(21)と四路切換弁(22)と室外熱交換器(23)と
が順に接続されて構成されている。上記室内ユニット
(30)は、室内膨張弁(32)と室内熱交換器(31)とが
順に接続されて構成されている。そして、上記室外熱交
換器(23)は液ライン(7L)及びメイン液ライン(4L)
を介して室内熱交換器(31)に接続されている。また、
上記室内熱交換器(31)はメインガスライン(4G)及び
ガスライン(7G)を介して四路切換弁(22)に接続され
ている。
縮器(61)のガス側はガス管(62)及び分岐ライン(8
0)を介して室外ユニット(20)の四路切換弁(22)と
室外熱交換器(23)との間に接続されている。また、上
記凝縮器(61)の液側は液管(63)を介して室外熱交換
器(23)と室内熱交換器(31)との間のメイン液ライン
(4L)に接続されている。そして、上記凝縮ユニット
(60)のガス管(62)にはガス閉鎖弁(SV3)が設けら
れ、液管(63)には逆止弁(CV1)が設けられている。
度が低い場合、ガス閉鎖弁(SV3)を閉鎖する。この場
合、圧縮機構(21)から吐出した冷媒が室外熱交換器
(23)で凝縮し、室内膨張弁(32)で減圧した後、室内
熱交換器(31)で蒸発し、圧縮機構(21)に戻る。この
循環を行う。
い場合、ガス閉鎖弁(SV3)を開口する。この場合、圧
縮機構(21)から吐出した冷媒の一部が室外熱交換器
(23)で凝縮する。他の冷媒は、凝縮ユニット(60)の
凝縮器(61)に流れて凝縮する。この室外熱交換器(2
3)及び凝縮器(61)で凝縮した液冷媒は、室内膨張弁
(32)で減圧した後、室内熱交換器(31)で蒸発し、ガ
ス冷媒が圧縮機構(21)に戻る。この循環を行う。
(SV3)を閉鎖する。この場合、圧縮機構(21)から吐
出した冷媒が室内熱交換器(31)で凝縮し、室内膨張弁
(32)で減圧した後、室外熱交換器(23)で蒸発し、圧
縮機構(21)に戻る。この循環を行う。その他の構成並
びに作用及び効果は実施形態1と同様である。
ガス側閉鎖機構であるガス閉鎖弁(SV3)を圧力センサ
(PS)が検出する高圧冷媒圧力によって開閉している。
しかしながら、図2に示すように、圧力センサ(PS)に
代えて、外気温度を検知する温度検出手段である温度セ
ンサ(TH)を室外ユニット(20)に設けてもよい。この
場合、温度センサ(TH)が検出する外気温度が所定温
度、例えば、40℃以上になると、ガス閉鎖弁(SV3)
を開口する。
出する温度センサ(圧力検出手段)に基づいて導出する
ようにしてもよい。
(30)を設けたものであってもよく、また、3台以上の
室外ユニット(20)を設けたものであってもよいことは
勿論である。
ット化されていないものであってもよい。
れず、冷蔵庫などの冷凍装置であってもよく、また、冷
房専用機であってもよい。
ある。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも圧縮機構(21)及び熱源側熱
交換器(23)を有する熱源側ユニット(20)と、 少なくとも利用側熱交換器(31)を有し、上記熱源側ユ
ニット(20)との間で冷媒が循環するように該熱源側ユ
ニット(20)に接続された利用側ユニット(30)と、 凝縮器(61)を有すると共に、上記熱源側ユニット(2
0)の熱源側熱交換器(23)に並列に接続され、冷媒の
凝縮のみを行う凝縮ユニット(60)とを備えていること
を特徴とする冷凍装置。 - 【請求項2】 少なくとも圧縮機構(21)及び熱源側熱
交換器(23)を有する複数台の熱源側ユニット(20)
と、 該各熱源側ユニット(20)が並列に接続されるように、
該各熱源側ユニット(20)から延びる液ライン(7L)と
ガスライン(7G)とをそれぞれメイン液ライン(4L)と
メインガスライン(4G)とに接続する接続回路部(50)
と、 少なくとも利用側熱交換器(31)を有し、上記熱源側ユ
ニット(20)との間で冷媒が循環するように、上記利用
側熱交換器(31)がメイン液ライン(4L)とメインガス
ライン(4G)とに接続された利用側ユニット(30)と、 上記熱源側ユニット(20)と接続回路部(50)との間に
接続され、凝縮器(61)を有すると共に、上記熱源側ユ
ニット(20)の熱源側熱交換器(23)に並列に接続さ
れ、冷媒の凝縮のみを行う凝縮ユニット(60)とを備え
ていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 各熱源側ユニット(20)には、圧縮機構(21)と熱源側
熱交換器(23)との間から分岐されて高圧ガス冷媒が流
れる分岐ライン(80)が設けられる一方、 凝縮ユニット(60)の一端が上記各熱源側ユニット(2
0)から延びる分岐ライン(80)に接続され、他端が1
つの熱源側ユニット(20)から延びる液ライン(7L)に
接続されていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項4】 圧縮機構(21)と、一端が圧縮機構(2
1)の吐出側と吸入側とに切り換え可能に接続され且つ
他端が液ライン(7L)に接続された熱源側熱交換器(2
3)とを少なくとも有し、上記圧縮機構(21)の吐出側
と吸入側とに切り換え可能にガスライン(7G)が接続さ
れると共に、上記圧縮機構(21)と熱源側熱交換器(2
3)との間から分岐されて高圧ガス冷媒が流れる分岐ラ
イン(80)が設けられた複数台の熱源側ユニット(20)
と、 該各熱源側ユニット(20)が並列に接続されるように、
該各熱源側ユニット(20)から延びる液ライン(7L)と
ガスライン(7G)とをそれぞれメイン液ライン(4L)と
メインガスライン(4G)とに接続し、1つのユニットに
形成された接続回路部(50)と、 少なくとも利用側熱交換器(31)を有し、上記熱源側ユ
ニット(20)との間で冷媒が循環するように、上記利用
側熱交換器(31)がメイン液ライン(4L)とメインガス
ライン(4G)とに接続された利用側ユニット(30)と、 一端が上記各熱源側ユニット(20)から延びる分岐ライ
ン(80)に接続され、他端が1つの熱源側ユニット(2
0)から延びる液ライン(7L)に接続された凝縮器(6
1)を有し、冷媒の凝縮のみを行う凝縮ユニット(60)
とを備えていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項において、 凝縮ユニット(60)のガスライン(62)には、所定条件
時に開く開閉可能なガス側閉鎖機構(SV3)が設けられ
ていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項6】 請求項1から4の何れか1項において、 凝縮ユニット(60)の液ライン(63)から分岐し且つ1
つの熱源側ユニット(20)から延びるガスライン(7G)
に接続された補助ライン(64)が設けられ、 上記凝縮ユニット(60)のガスライン(62)には、所定
条件時に開く開閉可能なガス側閉鎖機構(SV3)が設け
られる一方、 上記補助ライン(64)には、ガス側閉鎖機構(SV3)が
閉鎖された所定条件時に開く開閉可能な補助閉鎖機構
(SV4)が設けられていることを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項7】 請求項5又は6において、 ガス側閉鎖機構(SV3)は、外気温度が所定温度以上に
なると開くことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項8】 請求項5又は6において、 ガス側閉鎖機構(SV3)は、高圧冷媒圧力が所定圧力以
上になると開くことを特徴とする冷凍装置。
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