JP3598997B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍装置に関し、特に、利用側熱交換器と冷凍熱交換器とを備えた冷凍装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、冷凍サイクルを行う冷凍装置は、室内を冷暖房する空調機や、食品等を貯蔵する冷蔵庫等の冷却機として広く利用されている。この冷凍装置には、WO98/45651に開示されているように、空調と冷蔵の両方を行うものがある。この種の冷凍装置は、例えば、空調熱交換器及び冷蔵熱交換器などの複数の利用側熱交換器を備え、コンビニエンスストア等に設置されている。この冷凍装置は、1つの冷凍装置を設置するだけで、店内の空調とショーケース等の冷却との両方を行うことができる。
【0003】
ところで、冷凍ユニットでは、冷却対象物をより低温に冷却する必要があるため、冷媒を相当低い圧力にまで減圧しなければならない。そこで、従来の冷凍装置は、室外圧縮機及び室外熱交換器を有する室外ユニットと、冷蔵熱交換器を有する冷蔵ユニットとに加え、低温側圧縮機、カスケードコンデンサ及び冷凍熱交換器を有する冷凍ユニットを設け、2元式冷凍サイクルを形成するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した冷凍装置は、カスケードユニットを設けている分だけ、占有スペースが大きくなっていた。また、カスケードコンデンサが必要な分だけ、コストが割高であった。
【0005】
そこで、上記冷凍ユニットが二段圧縮サイクルを構成するようにすることが考えられる。しかしながら、単に二段圧縮サイクルを構成するのみでは、冷凍ユニットの冷凍圧縮機が故障した場合、冷凍庫を冷却することができず、冷凍庫内の商品が損傷するという問題がある。
【0006】
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたもので、冷凍圧縮機が故障した際にも商品の損傷を防止することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
具体的に、図1に示すように、第1の発明は、熱源圧縮機(1B)及び熱源側熱交換器(4)を有する熱源側ユニット(1A)と、上記熱源側ユニット( 1A )に接続され、冷蔵熱交換器(45)を有する冷蔵ユニット(1C)と、上記冷蔵ユニット( 1C )と並列接続の状態で上記熱源側ユニット( 1A )に接続され、電磁弁( 7h )と膨張機構( 52 )と冷凍熱交換器( 51 )と冷凍圧縮機( 53 )とが順に接続され、上記冷凍圧縮機( 53 )が冷媒を熱源圧縮機( 1B )と共に2段圧縮して冷凍熱交換器( 51 )を冷蔵熱交換器( 45 )よりも低温する冷凍ユニット(1D)とを備えている。そして、上記冷凍ユニット(1D)は、冷凍圧縮機( 53 )が故障した際に上記電磁弁( 7h )を開口状態として冷凍熱交換器( 51 )を流れた冷媒が冷凍圧縮機(53)の吸込側から吐出側に向かって冷凍圧縮機(53)をバイパスして流通し、冷媒が冷蔵熱交換器( 45 )と冷凍熱交換器( 51 )とを並列に流通するようにバイパス管(59)が設けられている。
【0008】
また、第2の発明は、上記第1の発明において、冷凍ユニット(1D)の電磁弁( 7h )と膨張機構( 52 )と冷凍熱交換器( 51 )と冷凍圧縮機( 53 )とが、冷媒回路(1E)の液ライン(10)と低圧ガスライン(1M)との間に順に接続さたものである。更に、バイパス管(59)は、一端が冷凍圧縮機(53)の吸込側に接続され、他端が冷凍圧縮機(53)の吸込側に接続され、冷媒が冷凍圧縮機(53)の吸込側から吐出側に向かって流れるように構成されている。
【0009】
また、第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、バイパス管(59)に、冷凍圧縮機(53)の吸込側から吐出側に向う冷媒流れのみを許容する逆止弁(7)が設けられた構成としている。
【0010】
すなわち、本発明では、熱源圧縮機(2B)とから吐出した高圧冷媒は、例えば、熱源側熱交換器(4)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、液ライン(10)を流れて分流し、膨張した後、冷蔵熱交換器(45)に流れる。また、上記液冷媒は、冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)を流れる冷媒は、冷凍圧縮機(53)で吸引されるので、冷蔵熱交換器(45)よりも低温となる。そして、この冷凍圧縮機(53)から吐出した冷媒は、冷蔵熱交換器(45)で蒸発した冷媒と共に熱源圧縮機(2B)に戻り、この循環を繰り返す。
【0011】
この動作中において、上記冷凍圧縮機(53)が故障等で停止した場合、冷媒が冷凍熱交換器(51)を流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)で蒸発したガス冷媒は、バイパス管(59)を流れて冷凍圧縮機(53)をバイパスし、冷蔵熱交換器(45)で蒸発した冷媒と共に熱源圧縮機(2B)に戻り、この循環を繰り返す。
【0012】
このように、冷媒が上記冷凍熱交換器(51)を流れるので、冷却温度(蒸発温度)が上昇するものの、冷凍庫内の冷却が継続される。
【0013】
【発明の効果】
したがって、本発明によれば、冷凍圧縮機(53)をバイパスするバイパス管(59)を設けるようにしたために、上記冷凍圧縮機(53)が故障した際においても、冷媒を冷凍熱交換器(51)に流すことができる。この結果、冷凍庫内の冷却を継続することができるので、冷凍庫内の商品の損傷を確実に防止することができる。
【0014】
また、上記冷凍圧縮機(53)の停止時に、該冷凍圧縮機(53)の吸込側と吐出側とが連通するので、冷凍熱交換器(51)における冷媒の溜まり込みを防止することができる。
【0015】
また、上記冷凍圧縮機(53)の停止時に、該冷凍圧縮機(53)の吸込側と吐出側とが均圧されるので、上記冷凍圧縮機(53)の円滑な起動を可能にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1に示すように、本実施形態に係る冷凍装置(1)は、コンビニエンスストアに設けられ、庫内であるショーケースの冷却と室内である店内の冷暖房とを行うためのものである。
【0018】
上記冷凍装置(1)は、室外ユニット(1A)と室内ユニット(1B)と冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)とを有し、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(1E)を備えている。そして、上記冷媒回路(1E)は、冷房サイクルと暖房サイクルとに切り換わるように構成されている。
【0019】
上記室内ユニット(1B)は、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行うように構成され、例えば、売場などに設置される。また、上記冷蔵ユニット(1C)は、冷蔵用のショーケースに設置されて該ショーケースの庫内空気を冷却する。上記冷凍ユニット(1D)は、冷凍用のショーケースに設置されて該ショーケースの庫内空気を冷却する。
【0020】
〈室外ユニット〉
上記室外ユニット(1A)は、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)とを備えると共に、第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)と熱源側熱交換器である室外熱交換器(4)とを備えている。
【0021】
上記各圧縮機(2A,2B,2C)は、例えば、密閉型の高圧ドーム型スクロール圧縮機で構成されている。上記ノンインバータ圧縮機(2A)は、電動機が常に一定回転数で駆動する一定容量式のものである。上記第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)は、電動機がインバータ制御されて容量が段階的又は連続的に可変となるように構成されている。
【0022】
上記ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)とが熱源圧縮機を構成すると共に、第1系統の圧縮機構(2D)と第2系統の圧縮機構(2E)を構成している。つまり、上記ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2インバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する場合と、上記ノンインバータ圧縮機(2A)が第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)とが第2系統の圧縮機構(2E)を構成する場合とがある。
【0023】
上記ノンインバータ圧縮機(2A)、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)の各吐出管(5a,5b,5c)は、1つの高圧ガス管(8)に接続され、該高圧ガス管(8)が第1四路切換弁(3A)の1つのポートに接続されている。上記ノンインバータ圧縮機(2A)の吐出管(5a)及び第2インバータ圧縮機(2C)の吐出管(5c)には、逆止弁(7)が設けられている。
【0024】
上記室外熱交換器(4)のガス側端部は、室外ガス管(9)によって第1四路切換弁(3A)の1つのポートに接続されている。上記室外熱交換器(4)の液側端部には、液ラインである液管(10)の一端が接続されている。該液管(10)の途中には、レシーバ(14)が設けられ、液管(10)の他端は、第1連絡液管(11)と第2連絡液管(12)とに分岐されている。
【0025】
尚、上記室外熱交換器(4)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、熱源ファンである室外ファン(4F)が近接して配置されている。
【0026】
上記ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)の各吸入管(6a,6b)は、低圧ガス管(15)に接続されている。上記第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)は、第2四路切換弁(3B)の1つのポートに接続されている。
【0027】
上記第1四路切換弁(3A)の1つのポートには、連絡ガス管(17)が接続されている。上記第1四路切換弁(3A)の1つのポートは、接続管(18)によって第2四路切換弁(3B)の1つのポートに接続されている。該第2四路切換弁(3B)の1つのポートは、補助ガス管(19)によって第2インバータ圧縮機(2C)の吐出管(5c)に接続されている。尚、上記第2四路切換弁(3B)の1つのポートは、閉塞された閉鎖ポートに構成されている。つまり、上記第2四路切換弁(3B)は、三路切換弁であってもよい。
【0028】
上記第1四路切換弁(3A)は、高圧ガス管(8)と室外ガス管(9)とが連通し且つ接続管(18)と連絡ガス管(17)とが連通する第1状態(図1実線参照)と、高圧ガス管(8)と連絡ガス管(17)とが連通し、且つ接続管(18)と室外ガス管(9)とが連通する第2状態(図1破線参照)とに切り換わるように構成されている。
【0029】
また、上記第2四路切換弁(3B)は、補助ガス管(19)と閉鎖ポートとが連通し、且つ接続管(18)と第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)とが連通する第1状態(図1実線参照)と、補助ガス管(19)と接続管(18)とが連通し、且つ接続管(18)と閉塞ポートとが連通する第2状態(図1破線参照)とに切り換わるように構成されている。
【0030】
そして、上記各吐出管(5a,5b,5c)と高圧ガス管(8)と室外ガス管(9)とが冷房運転時の高圧ガスライン(1L)を構成している。一方、上記低圧ガス管(15)と第1系統の圧縮機構(2D)の各吸入管(6a,6b)が第1の低圧ガスライン(1M)を構成している。また、上記連絡ガス管(17)と第2系統の圧縮機構(2E)の吸入管(6c)が冷房運転時の第2の低圧ガスライン(1N)を構成している。
【0031】
上記第1連絡液管(11)と第2連絡液管(12)と連絡ガス管(17)と低圧ガス管(15)とは、室外ユニット(1A)から外部に延長され、室外ユニット(1A)内に閉鎖弁(20)がそれぞれ設けられている。更に、上記第2連絡液管(12)の分岐側端部は、逆止弁(7)が室外ユニット(1A)内に設けられ、レシーバ(14)から閉鎖弁(20)に向かって冷媒が流れるように構成されている。
【0032】
上記低圧ガス管(15)と第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)との間には、補助ラインである連通管(21)が接続されている。該連通管(21)は、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)との吸入側を互いに連通可能にしている。上記連通管(21)は、主管(22)と該主管(22)から分岐された第1副管(23)及び第2副管(24)とを備えている。そして、上記主管(22)は、第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)に接続されている。上記第1副管(23)及び第2副管(24)は、低圧ガス管(15)に接続されている。
【0033】
上記第1副管(23)及び第2副管(24)は、開閉機構である電磁弁(7a,7b)と逆止弁(7)とがそれぞれ設けられている。つまり、上記第1副管(23)は、第1系統の圧縮機構(2D)のノンインバータ圧縮機(2A)又は第1インバータ圧縮機(2B)から第2系統の圧縮機構(2E)である第2インバータ圧縮機(2C)に向かって冷媒が流れるように構成されている。上記第2副管(24)は、第2系統の圧縮機構(2E)である第2インバータ圧縮機(2C)から第1系統の圧縮機構(2D)のノンインバータ圧縮機(2A)又は第1インバータ圧縮機(2B)に向かって冷媒が流れるように構成されている。
【0034】
上記液管(10)には、レシーバ(14)をバイパスする補助液管(25)が接続されている。該補助液管(25)は、主として暖房時に冷媒が流れ、膨張機構である室外膨張弁(26)が設けられている。上記液管(10)における室外熱交換器(4)とレシーバ(14)との間には、レシーバ(14)に向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁(7)が設けられている。該逆止弁(7)は、液管(10)における補助液管(25)の接続部とレシーバ(14)との間に位置している。
【0035】
上記補助液管(25)と低圧ガス管(15)との間には、リキッドインジェクション管(27)が接続されている。該リキッドインジェクション管(27)は、電磁弁(7c)が設けられている。また、上記レシーバ(14)の上部とノンインバータ圧縮機(2A)の吐出管(5a)との間には、ガス抜き管(28)が接続されている。該ガス抜き管(28)は、レシーバ(14)から吐出管(5a)に向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁(7)が設けられている。
【0036】
上記高圧ガス管(8)には、オイルセパレータ(30)が設けられている。該オイルセパレータ(30)には、油戻し管(31)の一端が接続されている。該油戻し管(31)は、電磁弁(7d)が設けられ、他端がノンインバータ圧縮機(2A)の吸入管(6a)に接続されている。上記ノンインバータ圧縮機(2A)のドームと第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)との間には、第1均油管(32)が接続されている。該第1均油管(32)は、ノンインバータ圧縮機(2A)から第2インバータ圧縮機(2C)に向かう油流れを許容する逆止弁(7)と電磁弁(7e)とが設けられている。
【0037】
上記第1インバータ圧縮機(2B)のドームには、第2均油管(33)の一端が接続されている。該第2均油管(33)の他端は、第1均油管(32)の逆止弁(7)と電磁弁(7e)との間に接続されている。また、上記第2インバータ圧縮機(2C)のドームと低圧ガス管(15)との間には、第3均油管(34)が接続されている。該第3均油管(34)は、電磁弁(7f)が設けられている。
【0038】
また、上記液管(10)には、床暖房回路(35)が接続されている。該床暖房回路(35)は、床暖房熱交換器(36)と第1配管(37)と第2配管(38)とを備えている。該第1配管(37)の一端は、第1連絡液管(11)における逆止弁(7)と閉鎖弁(20)との間に接続され、他端が床暖房熱交換器(36)に接続されている。上記第2配管(38)の一端は、液管(10)における逆止弁(7)とレシーバ(14)との間に接続され、他端が床暖房熱交換器(36)に接続されている。上記床暖房熱交換器(36)は、コンビニエンスストアにおいて、店員が長時間作業する場所であるレジ(金銭支払い所)に配置される。
【0039】
尚、上記第1配管(37)と第2配管(38)とには、閉鎖弁(20)が設けられ、該第1配管(37)には、床暖房熱交換器(36)に向かう冷媒流れのみを許容する逆止弁(7)が設けられている。また、上記床暖房熱交換器(36)が設けられない場合、第1配管(37)と第2配管(38)とが直接に接続される。
【0040】
〈室内ユニット〉
上記室内ユニット(1B)は、利用側熱交換器である室内熱交換器(41)と膨張機構である室内膨張弁(42)とを備えている。上記室内熱交換器(41)のガス側は、連絡ガス管(17)が接続されている。一方、上記室内熱交換器(41)の液側は、室内膨張弁(42)を介して第2連絡液管(12)が接続されている。尚、上記室内熱交換器(41)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、利用側ファンである室内ファン(43)が近接して配置されている。
【0041】
〈冷蔵ユニット〉
上記冷蔵ユニット(1C)は、利用側熱交換器である冷蔵熱交換器(45)と膨張機構である冷蔵膨張弁(46)とを備えている。上記冷蔵熱交換器(45)の液側は、電磁弁(7)及び冷蔵膨張弁(46)を介して第1連絡液管(11)が接続されている。一方、上記冷蔵熱交換器(45)のガス側は、低圧ガス管(15)が接続されている。
【0042】
上記冷蔵熱交換器(45)は、第1系統の圧縮機構(2D)の吸込側に連通する一方、上記室内熱交換器(41)は、冷房運転時に第2インバータ圧縮機(2C)の吸込側に連通している。したがって、上記冷蔵熱交換器(45)の冷媒圧力(蒸発圧力)が室内熱交換器(41)の冷媒圧力(蒸発圧力)より低くなる。この結果、上記冷蔵熱交換器(45)の冷媒蒸発温度は、例えば、−10℃となり、室内熱交換器(41)の冷媒蒸発温度は、例えば、+5℃となって冷媒回路(1E)が異温度蒸発の回路を構成している。
【0043】
尚、上記冷蔵膨張弁(46)は、感温式膨張弁であって、感温筒が冷蔵熱交換器(45)のガス側に取り付けられている。上記冷蔵熱交換器(45)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、冷却ファンである冷蔵ファン(47)が近接して配置されている。
【0044】
〈冷凍ユニット〉
上記冷凍ユニット(1D)は、冷凍熱交換器(51)と膨張機構である冷凍膨張弁(52)と冷凍圧縮機であるブースタ圧縮機(53)とを備えている。上記冷凍熱交換器(51)の液側は、第1連絡液管(11)より分岐した分岐液管(13)が電磁弁(7h)及び冷凍膨張弁(52)を介して接続されている。
【0045】
上記冷凍熱交換器(51)のガス側とブースタ圧縮機(53)の吸込側とは、接続ガス管(54)によって接続されている。該ブースタ圧縮機(53)の吐出側には、低圧ガス管(15)より分岐した分岐ガス管(16)が接続されている。該分岐ガス管(16)には、逆止弁(7)とオイルセパレータ(55)とが設けられている。該オイルセパレータ(55)と接続ガス管(54)との間には、キャピラリチューブ(56)を有する油戻し管(57)が接続されている。
【0046】
上記ブースタ圧縮機(53)は、冷凍熱交換器(51)の冷媒蒸発温度が冷蔵熱交換器(45)の冷媒蒸発温度より低くなるように第1系統の圧縮機構(2D)との間で冷媒を2段圧縮している。上記冷凍熱交換器(51)の冷媒蒸発温度は、例えば、−40℃に設定されている。
【0047】
尚、上記冷凍膨張弁(52)は、感温式膨張弁であって、感温筒が冷蔵熱交換器(45)のガス側に取り付けられている。上記冷凍熱交換器(51)は、例えば、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であって、冷却ファンである冷凍ファン(58)が近接して配置されている。
【0048】
また、上記ブースタ圧縮機(53)の吸込側である接続ガス管(54)とブースタ圧縮機(53)の吐出側である分岐ガス管(16)の逆止弁(7)の下流側との間には、逆止弁(7)を有するバイパス管(59)が接続されている。該バイパス管(59)は、ブースタ圧縮機(53)の故障等の停止時に該ブースタ圧縮機(53)をバイパスして冷媒がブースタ圧縮機(53)の吸込側から吐出側に向かって流れるように構成されている。
【0049】
〈制御系統〉
上記冷媒回路(1E)には、各種センサ及び各種スイッチが設けられている。上記室外ユニット(1A)の高圧ガス管(8)には、高圧冷媒圧力を検出する圧力検出手段である高圧圧力センサ(61)と、高圧冷媒温度を検出する温度検出手段である吐出温度センサ(62)とが設けられている。上記第2インバータ圧縮機(2C)の吐出管(5c)には、高圧冷媒温度を検出する温度検出手段である吐出温度センサ(63)が設けられている。また、上記ノンインバータ圧縮機(2A)、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)の各吐出管(5a,5b,5c)には、高圧冷媒圧力が所定値になると開く圧力スイッチ(64)が設けられている。
【0050】
上記第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)の各吸入管(6b,6c)には、低圧冷媒圧力を検出する圧力検出手段である低圧圧力センサ(65,66)と、低圧冷媒温度を検出する温度検出手段である吸入温度センサ(67,68)とが設けられている。
【0051】
上記室外熱交換器(4)には、室外熱交換器(4)における冷媒温度である蒸発温度又は凝縮温度を検出する温度検出手段である室外熱交換センサ(69)が設けられている。また、上記室外ユニット(1A)には、室外空気温度を検出する温度検出手段である外気温センサ(70)が設けられている。
【0052】
上記室内熱交換器(41)には、室内熱交換器(41)における冷媒温度である凝縮温度又は蒸発温度を検出する温度検出手段である室内熱交換センサ(71)が設けられると共に、ガス側にガス冷媒温度を検出する温度検出手段であるガス温センサ(72)が設けられている。また、上記室内ユニット(1B)には、室内空気温度を検出する温度検出手段である室温センサ(73)が設けられている。
【0053】
上記冷蔵ユニット(1C)には、冷蔵用のショーケース内の庫内温度を検出する温度検出手段である冷蔵温度センサ(74)が設けられている。上記冷凍ユニット(1D)には、冷凍用のショーケース内の庫内温度を検出する温度検出手段である冷凍温度センサ(75)が設けられている。
【0054】
上記床暖房回路(35)の第2配管(38)には、床暖房熱交換器(36)を流れた後の冷媒温度を検出する温度検出手段である液温センサ(76)が設けられている。
【0055】
上記各種センサ及び各種スイッチの出力信号は、コントローラ(80)に入力されている。該コントローラ(80)は、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)の容量等を制御するように構成されている。
【0056】
また、上記コントローラ(80)は、冷媒回路(1E)の運転を制御し、冷房運転と冷凍運転と第1冷房冷凍運転と第2冷房冷凍運転と暖房運転と第1暖房冷凍運転と第2暖房冷凍運転と第3暖房冷凍運転とを切り換えて制御するように構成されている。
【0057】
−運転動作−
次に、上記冷凍装置(1)が行う運転動作について各運転毎に説明する。
【0058】
冷房モードは、冷房運転と冷凍運転と第1冷房冷凍運転と第2冷房冷凍運転の何れかに切り換わる。また、暖房モードは、暖房運転と冷凍運転と第1暖房冷凍運転と第2暖房冷凍運転と第3暖房冷凍運転の何れかに切り換わる。
【0059】
そこで、上記冷房運転と冷凍運転と第1冷房冷凍運転と第2冷房冷凍運転と暖房運転と冷凍運転と第1暖房冷凍運転と第2暖房冷凍運転と第3暖房冷凍運転の各動作について説明する。
【0060】
〈冷房運転〉
この冷房運転は、室内ユニット(1B)の冷房のみを行う運転である。この冷房運転時は、図2に示すように、ノンインバータ圧縮機(2A)が第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)とが第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記第2系統の圧縮機構(2E)である第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)のみを駆動する。
【0061】
また、第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)は、図2の実線で示すように、それぞれ第1の状態に切り換わる。更に、連通管(21)の第2副管(24)の電磁弁(7b)が開口される一方、連通管(21)の第1副管(23)の電磁弁(7a)、室外膨張弁(26)、冷蔵ユニット(1C)の電磁弁(7g)及び冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)が閉鎖している。
【0062】
この状態において、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、第1四路切換弁(3A)から室外ガス管(9)を経て室外熱交換器(4)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、液管(10)を流れ、レシーバ(14)を経て第2連絡液管(12)を流れ、室内膨張弁(42)を経て室内熱交換器(41)に流れて蒸発する。蒸発したガス冷媒は、連絡ガス管(17)から第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)を流れ、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)に戻る。この循環を繰り返し、室内である店内を冷房する。尚、上記低圧のガス冷媒の一部は、第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)から連通管(21)に分流し、第2副管(24)から第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。
【0063】
〈冷凍運転〉
この冷凍運転は、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)の冷却のみを行う運転である。この冷凍運転時は、図3に示すように、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2インバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記第1系統の圧縮機構(2D)であるノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)のみを駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。
【0064】
また、第1四路切換弁(3A)は、図3の実線で示すように、第1の状態に切り換わる。更に、冷蔵ユニット(1C)の電磁弁(7g)及び冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)が開口される一方、連通管(21)の2つの電磁弁(7a,7b)、室外膨張弁(26)及び室内膨張弁(42)が閉鎖している。
【0065】
この状態において、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)から吐出した冷媒は、第1四路切換弁(3A)から室外ガス管(9)を経て室外熱交換器(4)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、液管(10)を流れ、レシーバ(14)を経て第1連絡液管(11)を流れ、一部が冷蔵膨張弁(46)を経て冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。
【0066】
一方、第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、分岐液管(13)を流れ、冷凍膨張弁(52)を経て冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)で蒸発したガス冷媒は、ブースタ圧縮機(53)に吸引されて圧縮され、分岐ガス管(16)に吐出される。
【0067】
上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。この循環を繰り返し、冷蔵用のショーケースと冷凍用のショーケースである庫内を冷却する。
【0068】
したがって、上記冷凍熱交換器(51)における冷媒圧力は、ブースタ圧縮機(53)で吸引されるので、冷蔵熱交換器(45)における冷媒圧力より低圧となる。この結果、例えば、上記冷凍熱交換器(51)における冷媒温度(蒸発温度)が−40℃となり、上記冷蔵熱交換器(45)における冷媒温度(蒸発温度)が−10℃となる。
【0069】
この冷凍運転時において、ブースタ圧縮機(53)が故障等で停止した場合、冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)を開口状態とする。この結果、図3の一点鎖線矢符で示すように、冷媒が冷凍熱交換器(51)を流れる。つまり、液冷媒が冷凍膨張弁(52)を経て冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)で蒸発したガス冷媒は、バイパス管(59)を流れてブースタ圧縮機(53)をバイパスし、分岐ガス管(16)から低圧ガス管(15)に流れる。
【0070】
このように、冷媒が上記冷凍熱交換器(51)を流れるので、冷却温度(蒸発温度)が冷蔵熱交換器(45)と同じ温度になるものの、冷凍庫内の冷却が継続される。
【0071】
〈第1冷房冷凍運転〉
この第1冷房冷凍運転は、室内ユニット(1B)の冷房と冷蔵ユニット(1C)及び冷凍ユニット(1D)の冷却とを同時に行う運転である。この第1冷房冷凍運転時は、図4に示すように、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2インバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記ノンインバータ圧縮機(2A)、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。
【0072】
また、第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)は、図4の実線で示すように、それぞれ第1の状態に切り換わる。更に、冷蔵ユニット(1C)の電磁弁(7g)及び冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)が開口される一方、連通管(21)の2つの電磁弁(7a,7b)及び室外膨張弁(26)が閉鎖している。
【0073】
この状態において、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、高圧ガス管(8)で合流し、第1四路切換弁(3A)から室外ガス管(9)を経て室外熱交換器(4)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、液管(10)を流れ、レシーバ(14)を経て第1連絡液管(11)と第2連絡液管(12)とに分かれて流れる。
【0074】
上記第2連絡液管(12)を流れる液冷媒は、室内膨張弁(42)を経て室内熱交換器(41)に流れて蒸発する。蒸発したガス冷媒は、連絡ガス管(17)から第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て吸入管(6c)を流れて第2インバータ圧縮機(2C)に戻る。
【0075】
一方、上記第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵膨張弁(46)を経て冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、分岐液管(13)を流れ、冷凍膨張弁(52)を経て冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)で蒸発したガス冷媒は、ブースタ圧縮機(53)に吸引されて圧縮され、分岐ガス管(16)に吐出される。
【0076】
上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。
【0077】
この循環を繰り返し、室内である店内を冷房すると同時に、冷蔵用のショーケースと冷凍用のショーケースである庫内を冷却する。
【0078】
尚、この運転時においても、ブースタ圧縮機(53)が故障等で停止した場合、上記冷凍運転時と同様である。つまり、一点鎖線矢符で示すように、冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)を開口状態とし、冷媒が冷凍熱交換器(51)を流れるようにし、冷凍庫内の冷却を継続する。
【0079】
〈第2冷房冷凍運転〉
この第2冷房冷凍運転は、上記第1冷房冷凍運転時の室内ユニット(1B)の冷房能力が不足した場合の運転である。この第2冷房冷凍運転時は、図5に示すように、基本的に第1冷房冷凍運転時と同様であるが、連通管(21)における第2副管(24)の電磁弁(7b)が開口される点で第1冷房冷凍運転と異なる。
【0080】
したがって、この第2冷房冷凍運転時においては、第1冷房冷凍運転と同様に、ノンインバータ圧縮機(2A)、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、室外熱交換器(4)で凝縮し、室内熱交換器(41)と冷蔵熱交換器(45)と冷凍熱交換器(51)で蒸発する。
【0081】
そして、上記室内熱交換器(41)で蒸発した冷媒は、第2インバータ圧縮機(2C)に戻り、冷蔵熱交換器(45)及び冷凍熱交換器(51)で蒸発した冷媒は、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)に戻ることになるが、連通管(21)における第2副管(24)が連通しているので、上記室内熱交換器(41)の冷媒圧力がノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)の吸入圧力まで低下する。この結果、上記室内熱交換器(41)の蒸発温度が低下し、冷房能力の不足が補われる。
【0082】
尚、この運転時においても、ブースタ圧縮機(53)が故障等で停止した場合、上記冷凍運転時と同様である。つまり、一点鎖線矢符で示すように、冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)を開口状態とし、冷媒が冷凍熱交換器(51)を流れるようにし、冷凍庫内の冷却を継続する。
【0083】
〈暖房運転〉
この暖房運転は、室内ユニット(1B)及び床暖房回路(35)の暖房のみを行う運転である。この暖房運転時は、図6に示すように、ノンインバータ圧縮機(2A)が第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)とが第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記第2系統の圧縮機構(2E)である第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)のみを駆動する。
【0084】
また、第1四路切換弁(3A)は、図6の実線で示すように、第2の状態に切り換わり、第2四路切換弁(3B)は、図6の実線で示すように、第1の状態に切り換わる。更に、連通管(21)の第2副管(24)の電磁弁(7b)が開口する一方、連通管(21)の第1副管(23)の電磁弁(7a)、冷蔵ユニット(1C)の電磁弁(7g)及び冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)が閉鎖している。
【0085】
この状態において、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、第1四路切換弁(3A)から連絡ガス管(17)を経て室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、第2連絡液管(12)を流れ、床暖房回路(35)を流れ、床暖房熱交換器(36)を経てレシーバ(14)に流れる。その後、上記液冷媒は、補助液管(25)の室外膨張弁(26)を経て室外熱交換器(4)に流れて蒸発する。蒸発したガス冷媒は、連絡ガス管(17)から第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)を流れ、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)に戻る。この循環を繰り返し、室内である店内を暖房すると同時に、床暖房を行う。尚、上記低圧のガス冷媒の一部は、第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)から連通管(21)に分流し、第2副管(24)から第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。
【0086】
〈第1暖房冷凍運転〉
この第1暖房冷凍運転は、室外熱交換器(4)を用いず、室内ユニット(1B)の暖房と冷蔵ユニット(1C)及び冷凍ユニット(1D)の冷却を行う熱回収運転である。この第1暖房冷凍運転は、図7に示すように、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2インバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。上記第2インバータ圧縮機(2C)は、停止している。
【0087】
また、第1四路切換弁(3A)は、図7の実線で示すように、第2の状態に切り換わり、第2四路切換弁(3B)は、図7の実線で示すように、第1の状態に切り換わる。更に、冷蔵ユニット(1C)の電磁弁(7g)及び冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)が開口する一方、連通管(21)の2つの電磁弁(7a,7b)及び室外膨張弁(26)が閉鎖している。
【0088】
この状態において、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)から吐出した冷媒は、第1四路切換弁(3A)から連絡ガス管(17)を経て室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、第2連絡液管(12)から床暖房回路(35)を流れ、床暖房熱交換器(36)からレシーバ(14)を経て第1連絡液管(11)を流れる。
【0089】
上記第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵膨張弁(46)を経て冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、分岐液管(13)を流れ、冷凍膨張弁(52)を経て冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。この冷凍熱交換器(51)で蒸発したガス冷媒は、ブースタ圧縮機(53)に吸引されて圧縮され、分岐ガス管(16)に吐出される。
【0090】
上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。この循環を繰り返し、室内である店内を暖房し、床暖房を行うと同時に、冷蔵用のショーケースと冷凍用のショーケースである庫内を冷却する。つまり、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)との冷却能力(蒸発熱量)と、室内ユニット(1B)と床暖房回路(35)の暖房能力(凝縮熱量)とがバンランスし、100%の熱回収が行われる。
【0091】
尚、この運転時においても、ブースタ圧縮機(53)が故障等で停止した場合、上記冷凍運転時と同様である。つまり、一点鎖線矢符で示すように、冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)を開口状態とし、冷媒が冷凍熱交換器(51)を流れるようにし、冷凍庫内の冷却を継続する。
【0092】
〈第2暖房冷凍運転〉
この第2暖房冷凍運転は、上記第1暖房冷凍運転時に室内ユニット(1B)の暖房能力が余る暖房の能力過剰運転である。この第2暖房冷凍運転時は、図8に示すように、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2インバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。上記第2インバータ圧縮機(2C)は、停止している。
【0093】
この第2暖房冷凍運転は、上記第1暖房冷凍運転時において、暖房能力が余る場合の運転であり、第2四路切換弁(3B)は、図8の実線で示すように、第2の状態に切り換わっている点の他は、上記第1暖房冷凍運転と同じである。
【0094】
したがって、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)から吐出した冷媒の一部は、上記第1暖房冷凍運転と同様に室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、床暖房回路(35)を流れ、床暖房熱交換器(36)から液管(10)に流れる。
【0095】
一方、上記ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)から吐出した他の冷媒は、補助ガス管(19)から第2四路切換弁(3B)及び第1四路切換弁(3A)を経て室外ガス管(9)を流れ、室外熱交換器(4)で凝縮する。この凝縮した液冷媒は、液管(10)を流れ、床暖房回路(35)からの液冷媒と合流してレシーバ(14)に流れ、第1連絡液管(11)を流れる。
【0096】
その後、上記第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。この循環を繰り返し、室内である店内を暖房し、床暖房を行うと同時に、冷蔵用のショーケースと冷凍用のショーケースである庫内を冷却する。つまり、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)との冷却能力(蒸発熱量)と、室内ユニット(1B)と床暖房回路(35)の暖房能力(凝縮熱量)とがバンランスせず、余る凝縮熱を室外熱交換器(4)で室外に放出する。
【0097】
尚、この運転時においても、ブースタ圧縮機(53)が故障等で停止した場合、上記冷凍運転時と同様である。つまり、一点鎖線矢符で示すように、冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)を開口状態とし、冷媒が冷凍熱交換器(51)を流れるようにし、冷凍庫内の冷却を継続する。
【0098】
〈第3暖房冷凍運転の1〉
この第3暖房冷凍運転は、上記第1暖房冷凍運転時に室内ユニット(1B)の暖房能力が不足する暖房の能力不足運転である。この第3暖房冷凍運転の1態様は、図9に示すように、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2インバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。上記第2インバータ圧縮機(2C)は、停止している。
【0099】
この第3暖房冷凍運転は、上記第1暖房冷凍運転時において、暖房能力が不足する場合の運転で、つまり、蒸発熱量が不足している場合であり、連通管(21)の第2副管(24)における電磁弁(7b)が開口している点の他は、上記第1暖房冷凍運転と同じである。
【0100】
したがって、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)から吐出した冷媒は、上記第1暖房冷凍運転と同様に室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、床暖房回路(35)を流れ、床暖房熱交換器(36)からレシーバ(14)に流れる。
【0101】
その後、レシーバ(14)からの液冷媒の一部は、第1連絡液管(11)を流れ、該第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。
【0102】
一方、上記レシーバ(14)からの他の液冷媒は、液管(10)を経て室外熱交換器(4)に流れ、蒸発する。蒸発したガス冷媒は、室外ガス管(9)を流れ、第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て第2インバータ圧縮機(2C)の吸入管(6c)を流れる。そして、上記ガス冷媒は、連通管(21)の第2副管(24)を経て低圧ガス管(15)に流れ、冷蔵ユニット(1C)及び冷凍ユニット(1D)からのガス冷媒と合流し、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。
【0103】
この循環を繰り返し、室内である店内を暖房し、床暖房を行うと同時に、冷蔵用のショーケースと冷凍用のショーケースである庫内を冷却する。つまり、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)との冷却能力(蒸発熱量)と、室内ユニット(1B)と床暖房回路(35)の暖房能力(凝縮熱量)とがバンランスせず、不足する蒸発熱を室外熱交換器(4)から得る。
【0104】
尚、この運転時においても、ブースタ圧縮機(53)が故障等で停止した場合、上記冷凍運転時と同様である。つまり、一点鎖線矢符で示すように、冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)を開口状態とし、冷媒が冷凍熱交換器(51)を流れるようにし、冷凍庫内の冷却を継続する。
【0105】
〈第3暖房冷凍運転の2〉
この第3暖房冷凍運転の2は、第3暖房冷凍運転の他の態様であり、第2インバータ圧縮機(2C)を駆動する運転である。この第3暖房冷凍運転は、図10に示すように、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)とが第1系統の圧縮機構(2D)を構成し、第2インバータ圧縮機(2C)が第2系統の圧縮機構(2E)を構成する。そして、上記ノンインバータ圧縮機(2A)、第1インバータ圧縮機(2B)及び第2インバータ圧縮機(2C)を駆動すると共に、ブースタ圧縮機(53)も駆動する。
【0106】
この第3暖房冷凍運転の2は、上記第3暖房冷凍運転の1において、暖房能力が不足する場合の運転で、つまり、蒸発熱量が不足している場合であり、連通管(21)の第2副管(24)における電磁弁(7b)が閉鎖され、第2インバータ圧縮機(2C)が駆動している点の他は、上記第3暖房冷凍運転の1と同じである。
【0107】
したがって、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)から吐出した冷媒は、連絡ガス管(17)を経て室内熱交換器(41)に流れて凝縮する。凝縮した液冷媒は、床暖房回路(35)を流れ、床暖房熱交換器(36)からレシーバ(14)に流れる。
【0108】
その後、レシーバ(14)からの液冷媒の一部は、第1連絡液管(11)を流れ、該第1連絡液管(11)を流れる液冷媒の一部が冷蔵熱交換器(45)に流れて蒸発する。また、上記第1連絡液管(11)を流れる他の液冷媒は、冷凍熱交換器(51)に流れて蒸発する。上記冷蔵熱交換器(45)で蒸発したガス冷媒とブースタ圧縮機(53)から吐出したガス冷媒とは、低圧ガス管(15)で合流し、ノンインバータ圧縮機(2A)及び第1インバータ圧縮機(2B)に戻る。
【0109】
一方、上記レシーバ(14)からの他の液冷媒は、液管(10)を経て室外熱交換器(4)に流れ、蒸発する。蒸発したガス冷媒は、室外ガス管(9)を流れ、第1四路切換弁(3A)及び第2四路切換弁(3B)を経て吸入管(6c)を流れ、第2インバータ圧縮機(2C)に戻る。
【0110】
この循環を繰り返し、室内である店内を暖房し、床暖房を行うと同時に、冷蔵用のショーケースと冷凍用のショーケースである庫内を冷却する。つまり、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)との冷却能力(蒸発熱量)と、室内ユニット(1B)と床暖房回路(35)の暖房能力(凝縮熱量)とがバンランスせず、不足する蒸発熱を室外熱交換器(4)から得る。特に、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)とを駆動して暖房能力を確保する。
【0111】
尚、この運転時においても、ブースタ圧縮機(53)が故障等で停止した場合、上記冷凍運転時と同様である。つまり、一点鎖線矢符で示すように、冷凍ユニット(1D)の電磁弁(7h)を開口状態とし、冷媒が冷凍熱交換器(51)を流れるようにし、冷凍庫内の冷却を継続する。
【0112】
−実施形態の効果−
以上のように、本実施形態によれば、ブースタ圧縮機(53)をバイパスするバイパス管(59)を設けるようにしたために、上記ブースタ圧縮機(53)が故障した際においても、冷媒を冷凍熱交換器(51)に流すことができる。この結果、冷凍庫内の冷却を継続することができるので、冷凍庫内の商品の損傷を確実に防止することができる。
【0113】
また、上記ブースタ圧縮機(53)の停止時に、該ブースタ圧縮機(53)の吸込側と吐出側とが連通するので、冷凍熱交換器(51)における冷媒の溜まり込みを防止することができる。
【0114】
また、上記ブースタ圧縮機(53)の停止時に、該ブースタ圧縮機(53)の吸込側と吐出側とが均圧されるので、上記ブースタ圧縮機(53)の円滑な起動を可能にすることができる。
【0115】
【発明の他の実施の形態】
上記実施形態においては、ノンインバータ圧縮機(2A)と第1インバータ圧縮機(2B)と第2インバータ圧縮機(2C)とを設けたが、本発明は、1台の圧縮機のみを設けたものであってもよい。
【0116】
また、上記実施形態においては、1台の空調熱交換器(41)と1台の冷蔵熱交換器(45)と1台の冷凍熱交換器(51)を設けるようにしたが、本発明は、複数の空調熱交換器(45)を設けたものであってもよく、また、複数の冷蔵熱交換器(45)を設けたものであってもよく、また、複数の冷凍熱交換器(51)を設けたものであってもよい。
【0117】
また、上記バイパス管(59)の逆止弁(7)は、開閉弁などであってもよい。要するに、上記ブースタ圧縮機(53)の吸込側から吐出側へ冷媒が流れるものであればよい。
【0118】
また、本発明の冷媒回路(1E)は、冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)のみを備えるものであってもよく、また、室内ユニット(1B)と冷凍ユニット(1D)のみを備えるものであってもよい。
【0119】
また、本発明の冷媒回路(1E)は、室内ユニット(1B)と冷蔵ユニット(1C)と冷凍ユニット(1D)を備え、暖房運転を行わないものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の冷媒回路を示す回路図である。
【図2】冷房運転時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【図3】冷凍運転時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【図4】第1冷房冷凍運転時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【図5】第2冷房冷凍運転時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【図6】暖房運転時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【図7】第1暖房冷凍運転時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【図8】第2暖房冷凍運転時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【図9】第3暖房冷凍運転(その1)時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【図10】第3暖房冷凍運転(その2)時の冷媒流れを示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 冷凍装置
1E 冷媒回路
10 液管(液ライン)
1M 低圧ガスライン
2A ノンインバータ圧縮機
2B 第1インバータ圧縮機
2C 第2インバータ圧縮機
4 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
41 室内熱交換器(利用側熱交換器)
45 冷蔵熱交換器(利用側熱交換器)
51 冷凍熱交換器
26,42,46,52 膨張弁(膨張機構)
53 ブースタ圧縮機(冷凍圧縮機)
59 バイパス管
7 逆止弁

Claims (3)

  1. 熱源圧縮機(1B)及び熱源側熱交換器(4)を有する熱源側ユニット(1A)と、
    上記熱源側ユニット( 1A )に接続され、冷蔵熱交換器(45)を有する冷蔵ユニット(1C)と、
    上記冷蔵ユニット( 1C )と並列接続の状態で上記熱源側ユニット( 1A )に接続され、電磁弁( 7h )と膨張機構( 52 )と冷凍熱交換器( 51 )と冷凍圧縮機( 53 )とが順に接続され、上記冷凍圧縮機( 53 )が冷媒を熱源圧縮機( 1B )と共に2段圧縮して冷凍熱交換器( 51 )を冷蔵熱交換器( 45 )よりも低温する冷凍ユニット(1D)とを備え、
    上記冷凍ユニット(1D)は、冷凍圧縮機( 53 )が故障した際に上記電磁弁( 7h )を開口状態として冷凍熱交換器( 51 )を流れた冷媒が冷凍圧縮機(53)の吸込側から吐出側に向かって冷凍圧縮機(53)をバイパスして流通し、冷媒が冷蔵熱交換器( 45 )と冷凍熱交換器( 51 )とを並列に流通するようにバイパス管(59)が設けられている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    冷凍ユニット(1D)の電磁弁( 7h )と膨張機構( 52 )と冷凍熱交換器( 51 )と冷凍圧縮機( 53 )とは、冷媒回路(1E)の液ライン(10)と低圧ガスライン(1M)との間に順に接続され、
    バイパス管(59)は、一端が冷凍圧縮機(53)の吸込側に接続され、他端が冷凍圧縮機(53)の吸込側に接続され、冷媒が冷凍圧縮機(53)の吸込側から吐出側に向かって流れるように構成されている
    ことを特徴とする冷凍装置。
  3. 請求項1又は2において、
    バイパス管(59)は、冷凍圧縮機(53)の吸込側から吐出側に向う冷媒流れのみを許容する逆止弁(7)が設けられている
    ことを特徴とする冷凍装置。
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