JP2001063670A - 自動二輪車用車体フレーム - Google Patents

自動二輪車用車体フレーム

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JP2001063670A
JP2001063670A JP24515099A JP24515099A JP2001063670A JP 2001063670 A JP2001063670 A JP 2001063670A JP 24515099 A JP24515099 A JP 24515099A JP 24515099 A JP24515099 A JP 24515099A JP 2001063670 A JP2001063670 A JP 2001063670A
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    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前輪を操向可能に支承するヘッドパイプと、中
空の角形断面を有して前記ヘッドパイプから後下りに延
びる左右一対のメインフレームとを備え、両メインフレ
ーム間の下部に、エンジンの上端部が配置される自動二
輪車用車体フレームにおいて、エンジンの上端部を配置
し得る間隔を両メインフレーム間に確保しつつ車体のコ
ンパクト化を図った上で、メインフレームの剛性低下を
防止する。 【解決手段】メインフレーム14が、エンジンEの上端
部の両側でほぼ垂直となる下半部14aと、該下半部1
4aの上端から車体中心線C側に屈曲した上半部14b
とから成る横断面形状を有するとともに、全外周面を一
体に連ねたパイプ状に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前輪を操向可能に
支承するヘッドパイプと、中空の角形断面を有して前記
ヘッドパイプから後下りに延びる左右一対のメインフレ
ームとを備え、両メインフレーム間の下部に、エンジン
の上端部が配置される自動二輪車用車体フレームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる車体フレームは、たとえば
特開平8−290790号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンが
自動二輪車の幅方向に複数気筒たとえば4気筒を並列配
置した多気筒エンジンである場合には、左右のメインフ
レーム間の間隔を、少なくともエンジンの上端部に対応
する部分では比較的大きくせざるを得ない。しかるにエ
ンジンの上端部は、両メインフレーム間の下部に配置さ
れるものであり、エンジンの上端部よりも上方の部分で
は両メインフレーム間の間隔を狭くして車体をコンパク
ト化することも可能であり、上記従来のものでは、両メ
インフレームの一部の上半部を、車体中心線側に屈曲さ
せることで車体のコンパクト化を図っている。しかる
に、上記従来のもののメインフレームは、横断面略U字
形である一対のフレーム部材を溶接結合して構成されて
おり、上述のように、メインフレームの一部を屈曲させ
ることにより、メインフレームの剛性が低下する可能性
がある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、エンジンの上端部を配置し得る間隔を両メイ
ンフレーム間に確保しつつ車体のコンパクト化を図った
上で、メインフレームの剛性低下を防止した自動二輪車
用車体フレームを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、前輪を操向可能に支承するヘッドパイプ
と、中空の角形断面を有して前記ヘッドパイプから後下
りに延びる左右一対のメインフレームとを備え、両メイ
ンフレーム間の下部に、エンジンの上端部が配置される
自動二輪車用車体フレームにおいて、前記メインフレー
ムが、前記エンジンの上端部の両側でほぼ垂直となる下
半部と、該下半部の上端から車体中心線側に屈曲した上
半部とから成る横断面形状を有するとともに、全外周面
を一体に連ねたパイプ状に形成されることを特徴とす
る。
【0006】かかる構成によれば、メインフレームの下
半部がエンジンの上端部の両側でほぼ垂直となり、また
メインフレームの上半部が車体中心線側に傾斜するの
で、エンジンの上端部を配置するスペースを左右のメイ
ンフレームの下部間に確保しつつ、両メインフレームの
上部間の幅を狭くすることで車体のコンパクト化を図る
ことが可能である。しかもメインフレームが、全外周面
を一体に連ねたパイプ状に形成されるものであるので、
メインフレームの剛性が低下することはない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0008】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は自動二輪車の側面図、図2はエンジンの
一部および前部フレームの拡大側面図、図3は図2の3
矢視図、図4は図2の4−4線に沿うメインフレームの
断面図、図5は図2の5−5線断面図である。
【0009】先ず図1において、この自動二輪車の車体
フレームFは、エンジンEが搭載される前部フレーム1
1と、該前部フレーム11の後端部に結合される後部フ
レーム12とで構成されるものであり、前部フレーム1
1が前端に備えるヘッドパイプ13には、前輪WFを軸
支するフロントフォーク18が操向可能に支承され、フ
ロントフォーク18の上端にはバーハンドル19が連結
される。
【0010】前部フレーム11には、車体フレームFの
幅方向に複数気筒たとえば4気筒を並列配置した多気筒
のエンジンEが支持される。該エンジンEにおけるクラ
ンクケース20の後部にはアーム支持部材21が支持さ
れており、後輪WRを軸支するリヤスイングアーム22
の前端部が、前記アーム支持部材21に支軸23を介し
て揺動可能に支持される。またアーム支持部材21およ
びリヤスイングアーム22間にはリンク機構24が設け
られ、このリンク機構24と、前部フレーム11の後部
との間にリヤクッションユニット25が設けられる。
【0011】前記エンジンEに内蔵された変速機の出力
軸26からの動力は、チェーン伝動手段27を介して後
輪WRに伝達されるものであり、該チェーン伝動手段2
7は、前記出力軸26に固定される駆動スプロケット2
8と、後輪WRに固定される被動スプロケット29と、
それらのスプロケット28,29に巻掛けられる無端状
のチェーン30とで構成され、自動二輪車の進行方向前
方を向いた状態でエンジンEの左側に配置される。
【0012】エンジンEの上方には、前部フレーム11
および後部フレーム12の前部で支持される燃料タンク
31が配置され、この燃料タンク31およびエンジンE
間にエアクリーナ32が、またエンジンEの前方にラジ
エータ33が配置される。
【0013】エンジンEのシリンダヘッド34に接続さ
れる複数たとえば4本の排気管35,35…は、エンジ
ンEの前方側からエンジンEの下方を経て後輪WRの右
側に延出されるものであり、後輪WRの右側に配置され
た排気マフラー36に接続される。
【0014】後部フレーム12は、前部フレーム11の
後端から後上がりに延びる左右一対のリヤステー37…
と、それらのリヤステー37…の上方で前部フレーム1
1の後端から後上がりに延びてリヤステー37…の後端
に結合される左右一対のシートレール38…とを備え、
ライダーを座乗させるためのメインシート39が燃料タ
ンク31の後方でシートレール38…に支持され、同乗
者を乗せるためのピリオンシート40が前記メインシー
ト39から後方に離れた位置でシートレール38…に支
持される。
【0015】前部フレーム11におけるヘッドパイプ1
3の前方は、合成樹脂から成るフロントカウル42で覆
われ、車体の前部両側が、前記フロントカウル42に連
なる合成樹脂製のセンターカウル43で覆われ、排気管
35,35…のうちエンジンEの下方に配置される部分
を両側から覆う合成樹脂製のロアカウル44が前記セン
ターカウル43に連設される。またフロントカウル42
における上部の左右両側部には、後方確認用のミラー4
5…が取付けられる。
【0016】後部フレーム12には、後輪WRの上方を
覆うリヤフェンダー46が取付けられており、前輪WF
の上方を覆うフロントフェンダー47はフロントフォー
ク18に取付けられる。また後部フレーム12およびリ
ヤフェンダー46の大部分はリヤカウル48で覆われ
る。
【0017】図2〜図4において、前部フレーム11
は、ヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下
りに延びる左右一対のメインフレーム14,14と、両
メインフレーム14,14の後端間を連結するブラケッ
ト15とで構成されるものであり、両メインフレーム1
4,14の前部間には、エアクリーナ32を支持するた
めの支持ステー51が設けられ、該支持ステー51は、
両メインフレーム14,14を補強するクロスメンバー
としての機能も果す。
【0018】メインフレーム14は、たとえばアウミニ
ウム合金の鋳塊を従来公知の押出し成形方法により、全
外周面を一体に連ねた角形断面のパイプ状に形成される
ものであり、該メインフレーム14の両内側面には、該
メインフレーム14内を上下に複数たとえば4つに区画
するリブ52,53,54が一体に設けられる。
【0019】ところで両メインフレーム14,14の下
部間には、エンジンEの上端部であるヘッドカバー55
およびシリンダヘッド34の一部が配置されるものであ
り、両メインフレーム14,14は、その押出し成形時
に、前記ヘッドカバー55およびシリンダヘッド34の
両側でほぼ垂直となる下半部14a,14aと、該下半
部14a,14aの上端から車体中心線C側に屈曲した
上半部14b,14bとから成る横断面形状を有するよ
うに成形される。
【0020】また両メインフレーム14,14には、そ
の押出し成形完了後にベンディング加工が施され、両メ
インフレーム14,14は、その長手方向中間部が外側
方に凸に彎曲するように形成される。
【0021】左側のメインフレーム14の長手方向中間
部下面にはエンジン支持部材57が、また右側のメイン
フレーム14の長手方向中間部下面にはエンジン支持部
材58がそれぞれ溶接される。しかも両メインフレーム
14,14の後方下部には、エンジンEとの干渉を避け
るために、前記各リブ52〜54のうち最下方のリブ5
4を最下部とするような切欠き部56…が設けられてお
り、その切欠き部56…によりリブ54の後端上方には
開口部が形成されることになるのであるが、メインフレ
ーム14,14に溶接される上記エンジン支持部材5
7,58で前記開口部がそれぞれ閉じられる。
【0022】前記エンジン支持部材57,58はエンジ
ンEの上端部の両側に配置されており、エンジンEにお
けるヘッドカバー55およびシリンダヘッド34が、前
記エンジン支持部材57,58にそれぞれ締結、支持さ
れる。
【0023】ブラケット15は、後輪WRを軸支するリ
ヤスイングアーム22の前端部の上方に配置されて前記
両メインフレーム14,14の後端にそれぞれ溶接され
る一対のフレーム側部15a,15aと、両フレーム側
部15a,15a間を連結する単一のクロスパイプ部1
5bとを一体に有して、アルミニウム合金等により鋳造
成形される。
【0024】前部フレーム11の後端部すなわち前記ブ
ラケット15における両フレーム側部15a,15aに
は、後部フレーム12における両シートレール38…の
前端部を締結するための被取付け板部61,61が上方
に突出するようにして一体に設けられるとともに、前記
後部フレーム12における両リヤステー37…の前端部
を締結するための被取付け板部62,62が後方に突出
するようにして一体に設けられる。
【0025】また前記ブラケット15におけるクロスパ
イプ部15bには、リヤクッションユニット25の上端
部を連結するための一対の連結板部63,63が後方に
突出するようにして一体に設けられる。
【0026】図5において、前記ブラケット15におけ
るフレーム側部15a,15aの下部には、車体中心線
Cの両側に配置される左右一対のハンガ部64,65が
下方に突出して一体に設けられる。一方、エンジンWの
クランクケース20における後部側上部には、前記両ハ
ンガ部64,65間に介在するようにしてボス部20a
が一体に設けられており、該ボス部20aは、軸方向に
比較的長い拡径頭部70aを一端側に有して両ハンガ部
64,65および前記ボス部20aに挿通される通しボ
ルト70を介して車体フレームFに支持される。
【0027】前記体中心線Cに関してチェーン伝動手段
27が配置される側(この実施例では車体中心線Cの左
側)のハンガ部64には、通しボルト70の他端に螺合
されるナット74を軸線まわりに回転不能として嵌合せ
しめる外方側の嵌合孔66と、該嵌合孔66よりも小径
である挿通孔67とが、通しボルト70の他端部を挿通
せしめるべく同軸に設けられる。
【0028】また前記体中心線Cに関してチェーン伝動
手段27が配置される側と反対側(この実施例では車体
中心線Cの右側)のハンガ部65には、挿通ボルト70
の一端側の拡径頭部70aを挿通せしめる挿通孔68が
前記嵌合孔66および挿通孔67と同軸に設けられると
ともに、該挿通孔68の内面に通じて下方に開放するす
り割り69が設けられる。
【0029】前記ハンガ部65には、すり割り69の幅
を狭めて前記挿通孔68を縮径し得る締付ボルト73が
螺合されており、この締付ボルト73を締付けること
で、挿通ボルト70の拡径頭部70aをハンガ部65に
挟圧、保持することが可能である。
【0030】さらに前記ボス部20aには、前記嵌合孔
66および挿通孔67,68と同軸である挿通孔75が
設けられており、ボス部20aおよびハンガ部64間に
は、挿通ボルト70を挿通させる円筒状のスペーサ71
が介装される。挿通ボルト70は、ハンガ部66側から
挿通孔68,75、スペーサ71、挿通孔67,66に
挿通されるものであり、拡径頭部70aは、挿通孔68
に挿通されるが挿通孔75には挿通不能となる外径を有
するように形成される。而してハンガ部65の挿通孔6
8に嵌合される拡径頭部70aがボス部20aに当接す
るまでナット74を締付けると、該挿通ボルト70の前
記ボス部20aに対する軸方向位置が規制されることに
なる。
【0031】次にこの実施例の作用について説明する
と、車体フレームFを後部フレーム12と共働して構成
する前部フレーム11は、前輪WFを操向可能に支承す
るヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下り
に延びる左右一対のメインフレーム14,14と、両メ
インフレーム14,14の後端間を連結するブラケット
15とを備えるものであり、ブラケット15は、両メイ
ンフレーム14,14の後端にそれぞれ溶接される一対
のフレーム側部15a,15aと、両フレーム側部15
a,15a間を連結する単一のクロスパイプ部15bと
を一体に有して鋳造成形される。しかも両メインフレー
ム14,14および両フレーム側部15a,15aにエ
ンジンEの上部が支持され、後輪WRを軸支するリヤス
イングアーム22の前端部が両フレーム側部15a,1
5aの下方でエンジンEに揺動可能に支持されている。
【0032】すなわちエンジンEの上部が、メインフレ
ーム14,14およびブラケット15で支持されるの
で、車体フレームFのうち前部フレーム11が、従来必
要としたダウンチューブを不要として、一対のメインフ
レーム14,14と、一対のフレーム側部15a,15
aおよび単一のクロスパイプ部15bを一体に有する鋳
造品であるブラケット15とを備えればよく、部品点数
の低減および前部フレーム11の軽量化を図りつつ、前
部フレーム11をコンパクトに構成することができる。
しかも両フレーム側部15a,15a間をクロスパイプ
部15bで連結するための溶接工程は不要であり、従来
必要としたダウンチューブの連結作業も不要であるの
で、前部フレーム11の組立作業工数を低減することが
可能である。さらに後輪WRを軸支するリヤスイングア
ーム22の前端部がエンジンEに揺動可能に支持され、
このリヤスイングアーム22の前端部の上方にフレーム
側部15a,15aが配置されるので、両フレーム側部
15a,15aおよびクロスパイプ部15bを一体に有
するブラケット15を、比較的小型の金型で鋳造するこ
とが可能であり、鋳造コストも抑えることができる。
【0033】またメインフレーム14は、エンジンEの
上端部の両側でほぼ垂直となる下半部14aと、該下半
部14aの上端から車体中心線C側に屈曲した上半部1
4bとから成る横断面形状を有して、押出し成形される
ものであるので、メインフレーム14の上半部14bが
車体中心線C側に傾斜することになる。したがってエン
ジンEの上端部を配置するスペースを左右のメインフレ
ーム14,14の下部間に確保しつつ、両メインフレー
ム14,14の上部間の幅を狭くすることで車体のコン
パクト化を図ることが可能である。しかもメインフレー
ム14が、その外周面を一体に連ねたパイプ状に押出し
成形されるものであるので、押出し成形時にメインフレ
ーム14の横断面形状は長手方向全長にわたって同一で
あり、メインフレーム14の剛性が低下することはな
い。
【0034】さらに車体フレームFにおけるブラケット
15に設けられて該ブラケット15から下方に突出する
左右一対のハンガ部64,65のうち、車体中心線Cに
関してチェーン伝動手段27とは反対側に配置されるハ
ンガ部65には、通しボルト70の一端側の拡径頭部7
0aを挿通せしめる挿通孔68と、該挿通孔68の内面
に通じて下方に開放するすり割り69とが設けられると
ともに、すり割り29の幅を狭めて前記挿通孔68を縮
径する締付ボルト73が螺合されている。しかもハンガ
64および前記ボス部20a間にはスペーサ71が介装
され、通しボルト70は、その軸線に沿う方向でのボス
部20aとの相対位置を規制されて両ハンガ部64,6
5およびボス部20aに挿通される。
【0035】したがって、通しボルト70がエンジンE
におけるクランクケース20のボス部20aとの相対位
置を規制されて両ハンガ部64,65および前記ボス部
20aに挿通された状態で、前記すり割り69の幅を狭
めるように締付ボルト73を締付けることで、前記挿通
孔68の縮径により拡径頭部70aがハンガ部65に挟
圧、保持されることになる。この結果、通しボルト70
の軸線に沿う方向でのボス部20aの幅の精度ならびに
両ハンガ部64,65間の間隔の精度にかかわらず、車
体フレームFおよびエンジンEの一体化を図ってエンジ
ンEを車体フレームFの強度部材として有効に機能させ
ることができる。しかもすり割り69が設けられるハン
ガ部65が、車体中心線Cに関してチェーン伝動手段2
7とは反対側に配置されるので、チェーン伝動手段27
の配置に起因して比較的大きな荷重が前記すり割り69
の部分に作用することを回避することができ、チェーン
伝動手段27の配置に伴なう悪影響がエンジンEの支持
強度に及ぶことはない。
【0036】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
の上端部を配置するスペースを左右のメインフレームの
下部間に確保しつつ、両メインフレームの上部間の幅を
狭くすることで車体のコンパクト化を図ることができ、
しかもメインフレームの剛性が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】エンジンの一部および前部フレームの拡大側面
図である。
【図3】図2の3矢視図である。
【図4】図2の4−4線に沿うメインフレームの断面図
である。
【図5】図2の5−5線断面図である。
【符号の説明】
13・・・ヘッドパイプ 14・・・メインフレーム 14a・・・下半部 14b・・・上半部 C・・・車体中心線 E・・・エンジン F・・・車体フレーム WF・・・前輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪(WF)を操向可能に支承するヘッ
    ドパイプ(13)と、中空の角形断面を有して前記ヘッ
    ドパイプ(13)から後下りに延びる左右一対のメイン
    フレーム(14)とを備え、両メインフレーム(14)
    間の下部に、エンジン(E)の上端部が配置される自動
    二輪車用車体フレームにおいて、前記メインフレーム
    (14)が、前記エンジン(E)の上端部の両側でほぼ
    垂直となる下半部(14a)と、該下半部(14a)の
    上端から車体中心線(C)側に屈曲した上半部(14
    b)とから成る横断面形状を有するとともに、全外周面
    を一体に連ねたパイプ状に形成されることを特徴とする
    自動二輪車用車体フレーム。
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