JP2001062674A - 数値制御データ作成装置、数値制御データ作成方法及び記憶媒体 - Google Patents

数値制御データ作成装置、数値制御データ作成方法及び記憶媒体

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JP2001062674A
JP2001062674A JP23704199A JP23704199A JP2001062674A JP 2001062674 A JP2001062674 A JP 2001062674A JP 23704199 A JP23704199 A JP 23704199A JP 23704199 A JP23704199 A JP 23704199A JP 2001062674 A JP2001062674 A JP 2001062674A
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Koji Aoyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転工具による切削加工用NCデータ作成装
置において、被切削物の平面部に凸状の加工もれの発生
するNCデータを作成した場合には加工もれ部位をオペ
レータが確認できるようにした数値制御データ作成装
置、数値制御データ作成方法及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 CAD図形ファイルの被加工物の図形デ
ータを記憶した記憶装置8と、工具テーブル、工具可動
最小面積比率テーブルを記憶したROM6と、CPU1
の制御に基づき各種表示を行う表示部3と、使用工具を
決定する際、記憶装置8の図形データから加工領域を取
り出し、加工領域の加工に指定工具径を持つ工具を使用
する場合の工具可動領域を算出する等の制御を実行する
CPU1とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御データ作
成装置、数値制御データ作成方法及び記憶媒体に係り、
特に、回転工具による切削加工用数値制御(NC)デー
タ作成装置において使用工具を決定する方法を実現する
数値制御データ作成装置、数値制御データ作成方法及び
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転工具による切削加工用NCデ
ータ作成装置において、使用工具を決定する際、実際の
工具の先端が平坦でなく、中心に向かって円錐状の凹形
状であるにも関わらず、工具の先端全体が切削可能であ
ることを前提にしている。
【0003】本出願人は、上記のような切削加工に使用
する回転工具の工具径を選択可能としたNCデータ作成
装置に関し、特開平9−190208号公報記載の技術
を提案している。同公報記載の技術は、着目工具径の回
転工具により加工可能な有効加工領域及び工具可動領域
を求め、加工対象領域、有効加工領域、工具可動領域、
着目工具径及びそれらの面積を利用して、着目工具径の
回転工具が使用可能か判定し、使用不可の場合は一回り
小さい工具径を選択するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、従来の技術では、回転工具による切削加工用NCデ
ータ作成装置によって作成されたNCデータによる加工
は、工具移動が少ない場合があり、その場合被切削物の
平面部に凸状の加工もれが発生していた。
【0005】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、回転工具による切削加工用NCデータ作成装置
において、被切削物の平面部に凸状の加工もれの発生す
るNCデータを作成した場合には加工もれ部位をオペレ
ータが確認できるようにした数値制御データ作成装置、
数値制御データ作成方法及び記憶媒体を提供することを
第一の目的とする。
【0006】また、本発明は、回転工具による切削加工
用NCデータ作成装置において、できる限り加工もれの
発生しないNCデータを作成することを可能とした数値
制御データ作成装置、数値制御データ作成方法及び記憶
媒体を提供することを第二の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、回転工具による切削加工
用数値制御データを作成する数値制御データ作成装置で
あって、使用工具を決定する際、予め作成された被加工
物の図形データから加工領域を取り出す加工領域抽出手
段と、前記加工領域の加工に指定工具径を持つ工具を使
用する場合の工具可動領域を算出する可動領域算出手段
とを有することを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するために、請求項2記載
の本発明は、更に、予め登録された工具データから前記
加工領域の加工に使用する前記工具の径を取り出す工具
径抽出手段を有することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために、請求項3記載
の本発明は、更に、前記可動領域算出手段で算出した前
記工具可動領域を表示手段に表示する表示制御手段を有
することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために、請求項4記載
の本発明は、前記表示制御手段は、前記工具の先端の断
面積を前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために、請求項5記載
の本発明は、更に、前記工具の先端の断面積に対する前
記工具可動領域の面積の比率を算出する面積比率算出手
段を有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するために、請求項6記載
の本発明は、前記表示制御手段は、前記面積比率算出手
段で算出した前記面積比率を前記表示手段に表示するこ
とを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために、請求項7記載
の本発明は、更に、予め登録された工具可動最小面積比
率データから工具可動最小面積比率を取り出す最小面積
比率抽出手段と、前記工具の先端の断面積に対する前記
工具可動領域の面積の比率と前記工具可動最小面積比率
とを比較する面積比率比較手段とを有することを特徴と
する。
【0014】上記目的を達成するために、請求項8記載
の本発明は、前記表示制御手段は、前記面積比率比較手
段による前記面積比較の結果を前記表示手段に表示する
ことを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するために、請求項9記載
の本発明は、更に、前記面積比率比較手段で前記面積比
率が前記工具可動最小面積比率を満たすと判定された場
合、前記工具を前記加工領域の加工に使用することを決
定する使用工具決定手段を有することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するために、請求項10記
載の本発明は、更に、前記面積比率比較手段で前記面積
比率が前記工具可動最小面積比率を満たさないと判定さ
れた場合、前記加工領域に加工もれが発生することを示
すデータを前記図形データに追加するデータ追加手段を
有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するために、請求項11記
載の本発明は、前記表示制御手段は、前記加工もれを示
す情報を前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するために、請求項12記
載の本発明は、前記工具径抽出手段は、前記面積比率比
較手段で前記面積比率が前記工具可動最小面積比率を満
たさないと判定された場合、前記工具より小径の工具の
径を前記工具データから取り出し、前記可動領域算出手
段は、前記加工領域の加工に前記小径工具を使用する場
合の工具可動領域を算出し、前記面積比率算出手段は、
前記小径工具の先端の断面積に対する前記工具可動領域
の面積の比率を算出することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するために、請求項13記
載の本発明は、更に、前記面積比率比較手段で前記面積
比率が前記工具可動最小面積比率を満たさないと判定さ
れた場合、前記工具より小径の工具の刃長を前記工具デ
ータから取り出す工具刃長抽出手段と、前記加工領域の
深さを前記図形データから取り出す深さ抽出手段と、前
記小径工具の刃長と前記加工領域の深さとを比較する刃
長深さ比較手段とを有することを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するために、請求項14記
載の本発明は、前記使用工具決定手段は、前記刃長深さ
比較手段で前記小径工具の刃長が前記加工領域の深さを
満たさないと判定された場合、前記工具を前記加工領域
の加工に使用することを決定することを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するために、請求項15記
載の本発明は、更に、CADで作成された被加工物の図
形データを記憶した図形データ記憶手段と、工具種類・
工具径・刃長が対応付けられた前記工具データを登録し
た工具データ登録手段と、前記工具可動最小面積比率デ
ータを登録した工具可動最小面積比率データ登録手段と
を有することを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するために、請求項16記
載の本発明は、回転工具による切削加工用数値制御デー
タを作成する数値制御データ作成装置に適用される数値
制御データ作成方法であって、使用工具を決定する際、
予め作成された被加工物の図形データから加工領域を取
り出す加工領域抽出ステップと、前記加工領域の加工に
指定工具径を持つ工具を使用する場合の工具可動領域を
算出する可動領域算出ステップとを有することを特徴と
する。
【0023】上記目的を達成するために、請求項17記
載の本発明は、更に、予め登録された工具データから前
記加工領域の加工に使用する前記工具の径を取り出す工
具径抽出ステップを有することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するために、請求項18記
載の本発明は、更に、前記可動領域算出ステップで算出
した前記工具可動領域を表示手段に表示する表示制御ス
テップを有することを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するために、請求項19記
載の本発明は、前記表示制御ステップでは、前記工具の
先端の断面積を前記表示手段に表示することを特徴とす
る。
【0026】上記目的を達成するために、請求項20記
載の本発明は、更に、前記工具の先端の断面積に対する
前記工具可動領域の面積の比率を算出する面積比率算出
ステップを有することを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するために、請求項21記
載の本発明は、前記表示制御ステップでは、前記面積比
率算出ステップで算出した前記面積比率を前記表示手段
に表示することを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するために、請求項22記
載の本発明は、更に、予め登録された工具可動最小面積
比率データから工具可動最小面積比率を取り出す最小面
積比率抽出ステップと、前記工具の先端の断面積に対す
る前記工具可動領域の面積の比率と前記工具可動最小面
積比率とを比較する面積比率比較ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するために、請求項23記
載の本発明は、前記表示制御ステップでは、前記面積比
率比較ステップによる前記面積比較の結果を前記表示手
段に表示することを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するために、請求項24記
載の本発明は、更に、前記面積比率比較ステップで前記
面積比率が前記工具可動最小面積比率を満たすと判定さ
れた場合、前記工具を前記加工領域の加工に使用するこ
とを決定する使用工具決定ステップを有することを特徴
とする。
【0031】上記目的を達成するために、請求項25記
載の本発明は、更に、前記面積比率比較ステップで前記
面積比率が前記工具可動最小面積比率を満たさないと判
定された場合、前記加工領域に加工もれが発生すること
を示すデータを前記図形データに追加するデータ追加ス
テップを有することを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するために、請求項26記
載の本発明は、前記表示制御ステップでは、前記加工も
れを示す情報を前記表示手段に表示することを特徴とす
る。
【0033】上記目的を達成するために、請求項27記
載の本発明は、前記工具径抽出ステップでは、前記面積
比率比較ステップで前記面積比率が前記工具可動最小面
積比率を満たさないと判定された場合、前記工具より小
径の工具の径を前記工具データから取り出し、前記可動
領域算出ステップでは、前記加工領域の加工に前記小径
工具を使用する場合の工具可動領域を算出し、前記面積
比率算出ステップでは、前記小径工具の先端の断面積に
対する前記工具可動領域の面積の比率を算出することを
特徴とする。
【0034】上記目的を達成するために、請求項28記
載の本発明は、更に、前記面積比率比較ステップで前記
面積比率が前記工具可動最小面積比率を満たさないと判
定された場合、前記工具より小径の工具の刃長を前記工
具データから取り出す工具刃長抽出ステップと、前記加
工領域の深さを前記図形データから取り出す深さ抽出ス
テップと、前記小径工具の刃長と前記加工領域の深さと
を比較する刃長深さ比較ステップとを有することを特徴
とする。
【0035】上記目的を達成するために、請求項29記
載の本発明は、前記使用工具決定ステップでは、前記刃
長深さ比較ステップで前記小径工具の刃長が前記加工領
域の深さを満たさないと判定された場合、前記工具を前
記加工領域の加工に使用することを決定することを特徴
とする。
【0036】上記目的を達成するために、請求項30記
載の本発明は、回転工具による切削加工用数値制御デー
タを作成する数値制御データ作成装置に適用される数値
制御データ作成方法を実行するプログラムを記憶したコ
ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前
記数値制御データ作成方法は、使用工具を決定する際、
予め作成された被加工物の図形データから加工領域を取
り出す加工領域抽出ステップと、前記加工領域の加工に
指定工具径を持つ工具を使用する場合の工具可動領域を
算出する可動領域算出ステップとを有することを特徴と
する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0038】始めに本発明を適用したNCデータ作成装
置の構成例を図1を参照し説明する。図1は本発明の実
施の形態に係るNCデータ作成装置の構成を示すブロッ
ク図である。NCデータ作成装置10は、CPU1、入
力部2、表示部3、出力部4、バス5、ROM6、RA
M7、記憶装置8、通信インターフェイス9A、通信イ
ンターフェイス9Bを備えている。図中20はNC工作
機械、21はCAD/CAMエンジニアリングワークス
テーション(EWS)21である。
【0039】上記構成を詳述すると、NCデータ作成装
置10には、通信手段である通信インターフェイス9
A、通信インターフェイス9Bを介してNC工作機械2
0やCAD/CAMエンジニアリングワークステーショ
ン(EWS)21が接続されており、データ通信が相互
に可能である。NCデータ作成装置10において、CP
U1は、被加工物のNCデータ作成の基礎となるCAD
データ(本実施形態では予めCADCAMEWS21で
作成されたCADデータ)より工具軌跡や加工形状の演
算及び工具の選択などのNCデータの作成処理を行う。
また、CPU1は、バス5を介して入力部2〜通信イン
ターフェイス9Bを制御し、ROM6に格納されたプロ
グラムに基づき後述の図2及び図3のフローチャートに
示す処理を実行する。
【0040】入力部2は、データやパラメータなどの入
力を行うものであり、キーボードやマウスなどから構成
されている。表示部3は、データやパラメータなどの表
示を行うものであり、例えばCRTディスプレイなどか
ら構成されている。出力部4は、各種データを用紙上に
印刷出力するものであり、プリンタなどから構成されて
いる。ROM6は、加工形状の演算処理や工具の選択処
理及び工具軌跡の算出などを行うプログラムや固定パラ
メータや後述の工具テーブル(図5)、工具可動最小面
積比率テーブル(図7)などを記憶している。RAM7
は、可変パラメータや変数の一時記憶及びワーキングエ
リアなどとして使用される。
【0041】記憶装置8は、予め作成された被加工物の
CADデータなどを記憶するものであり、ハードディス
クドライブやフロッピーディスクドライブなどから構成
されている。通信インターフェイス9Aは、NCデータ
作成装置10とNC工作機械20との間のデータ通信を
行う。通信インターフェイス9Bは、NCデータ作成装
置10とCAD/CAMEWS21との間のデータ通信
を行う。上記CPU1〜通信インターフェイス9Bは、
内部通信用のバス5を介して通信可能に接続されてい
る。
【0042】NC工作機械20は、NCデータ作成装置
10で作成され通信インターフェイス9Aを介して供給
されたNCデータに基づき切削加工を行う。CAD/C
AMEWS21は、被加工物のNCデータ作成の基礎と
なるCADデータを予め作成し、NCデータ作成装置1
0へ通信インターフェイス9Bを介して供給する。
【0043】図13は本発明のプログラム及び関連デー
タが記憶媒体から装置に供給される概念例を示す説明図
である。本発明のプログラム及び関連データは、フロッ
ピディスクやCD−ROM等の記憶媒体131を装置1
32に装備された記憶媒体ドライブ挿入口133に挿入
することで供給される。その後、本発明のプログラム及
び関連データを記憶媒体131から一旦ハードディスク
にインストールしハードディスクからRAMにロードす
るか、或いは、ハードディスクにインストールせずに直
接RAMにロードすることで、本発明のプログラム及び
関連データを実行することが可能となる。
【0044】この場合、本発明の実施の形態に係るNC
データ作成装置において本発明のプログラムを実行する
場合は、例えば上記図13に示したような手順でNCデ
ータ作成装置に本発明のプログラム及び関連データを供
給するか、或いはNCデータ作成装置に予め本発明のプ
ログラム及び関連データを格納しておくことで、プログ
ラム実行が可能となる。
【0045】図12は本発明のプログラム及び関連デー
タを記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図
である。本発明の記憶媒体は、例えばボリューム情報1
21、ディレクトリ情報122、プログラム実行ファイ
ル123、プログラム関連データファイル124等の記
憶内容で構成される。本発明のプログラムは、後述する
図2〜図3のフローチャートに基づいてプログラムコー
ド化されたものである。
【0046】尚、本発明の特許請求の範囲における各構
成要件と、本発明の実施の形態における各部との対応関
係は下記の通りである。加工領域抽出手段、可動領域算
出手段、工具径抽出手段、表示制御手段、面積比率算出
手段、最小面積比率抽出手段、面積比率比較手段、使用
工具決定手段、データ追加手段、工具刃長抽出手段、深
さ抽出手段、刃長深さ比較手段はCPU1に対応し、表
示手段は表示部3に対応し、図形データ記憶手段は記憶
装置8に対応し、工具データ登録手段はROM6の工具
テーブルに対応、工具可動最小面積比率データ登録手段
はROM6の工具可動最小面積比率テーブルに対応す
る。
【0047】次に、上記の如く構成された本発明の実施
の形態に係るNCデータ作成装置による動作の例を上記
図1及び図2〜図11を参照しながら説明する。
【0048】先ず、上記構成を備える本発明の実施の形
態に係るNCデータ作成装置による動作の流れを図2及
び図3に基づき説明する。図2及び図3は本発明の実施
の形態に係る使用工具選択処理のフローチャートであ
る。
【0049】先ずステップS21で、NCデータ作成装
置のCPU1は記憶装置8に記憶してあるCAD図形フ
ァイルの被加工物の図形データから加工領域を取り出
す。次にステップS22で、CPU1は加工領域の加工
に使用する予め判定された工具の径を、ROM6に記憶
してある工具テーブル(図5)から取り出す。次にステ
ップS23で、CPU1は加工領域の加工に現在着目の
工具を使用する場合の工具可動領域の面積を算出する。
次にステップS24で、CPU1は工具の先端の断面積
に対する工具可動領域の面積の比率を算出する。次にス
テップS25で、CPU1はROM6に記憶してある工
具可動最小面積比率テーブル(図7)から工具可動最小
面積比率を取り出す。
【0050】次にステップS26で、CPU1は工具の
先端の断面積に対する工具可動領域の面積の比率と工具
可動最小面積比率とを比較する。上記面積比率が工具可
動最小面積比率を満たす場合、ステップS27で、CP
U1は現在着目の工具を加工領域の加工に使用すること
を決定し、処理を終了する。上記面積比率が工具可動最
小面積比率を満たさない場合、ステップS28で、CP
U1は現在着目の工具より小径の工具の刃長を、ROM
6に記憶してある工具テーブル(図5)から取り出す。
次にステップS29で、CPU1は加工領域の深さを取
り出す。
【0051】次にステップS210で、CPU1は小径
工具の刃長と加工領域の深さとを比較する。小径工具の
刃長が加工領域の深さを満たす場合、ステップS211
で、CPU1は現在着目の工具より小径の工具の径を、
ROM6に記憶してある工具テーブル(図5)から取り
出す。次に小径工具をチェック対象として上記ステップ
S23に戻る。小径工具の刃長が加工領域の深さを満た
さない場合、ステップS212で、CPU1は現在着目
の工具を加工領域の加工に使用することを決定する。次
にステップS213で、CPU1は加工領域に加工もれ
が発生することを示すデータを図形データに追加する。
次にステップS214で、CPU1は加工もれを示す情
報を表示部3に表示し、処理を終了する。
【0052】次に、上記構成を備える本発明の実施の形
態に係るNCデータ作成装置による動作の具体例を図4
〜図11に基づき説明する。図4は本発明の実施の形態
に係る図形データと加工領域の関係を示す説明図、図5
は本発明の実施の形態に係る工具テーブルを示す説明
図、図6は本発明の実施の形態に係る加工領域とφ10
エンドミル使用時の工具可動領域の関係を示す説明図、
図7は本発明の実施の形態に係る工具可動最小面積比率
テーブルを示す説明図、図8は本発明の実施の形態に係
る加工領域の高さとφ6エンドミルの刃長の関係を示す
説明図、図9は本発明の実施の形態に係る加工領域とφ
6エンドミル使用時の工具可動領域の関係を示す説明
図、図10は本発明の実施の形態に係る加工領域の高さ
とφ3エンドミルの刃長の関係を示す説明図、図11は
本発明の実施の形態に係る加工もれを示す情報の表示部
3への表示例を示す説明図である。
【0053】先ず、CAD図形ファイルの被加工物の図
形データ(図4)から加工領域31を取り出す。次に、
加工領域31の加工に使用する予め判定された工具φ1
0エンドミルの径:φ10[mm]を工具テーブル(図
5)から取り出す。次に、加工領域31の加工にφ10
エンドミルを使用する場合の工具可動領域51の面積:
80.000[mm2]を算出する。次に、φ10エン
ドミルの先端52の断面積:78.540[mm2]に
対する工具可動領域51の面積:80.000[m
2]の比率:1.019を算出する。次に、工具可動
最小面積比率テーブル(図7)から工具可動最小面積比
率:3.500を取り出す。
【0054】次に、φ10エンドミルの先端52の断面
積に対する工具可動領域51の面積の比率:1.019
と工具可動最小面積比率:3.500とを比較する。面
積比率:1.019が工具可動最小面積比率:3.50
0を満たさないので、次に進む。次に、φ10エンドミ
ルより小径の工具φ6エンドミルの刃長:30[mm]
を工具テーブル(図5)から取り出す。次に、加工領域
31の深さ:20[mm]を取り出す。次に、φ6エン
ドミルの刃長:30[mm]と加工領域31の深さ:2
0[mm]とを比較する(図8)。φ6エンドミルの刃
長:30[mm]が加工領域31の深さ:20[mm]
を満たす(図8)ので、φ6エンドミルの径:φ6[m
m]を工具テーブル(図5)から取り出す。
【0055】次に、φ6エンドミルを着目工具として再
度チェックする。次に、加工領域31の加工にφ6エン
ドミルを使用する場合の工具可動領域81の面積:9
0.000[mm2]を算出する。次に、φ6エンドミ
ルの先端82の断面積:28.274[mm2]に対す
る工具可動領域81の面積:90.000[mm2]の
比率:3.183を算出する。次に、工具可動最小面積
比率テーブル(図7)から工具可動最小面積比率:3.
500を取り出す。
【0056】次に、φ6エンドミルの先端82の断面積
に対する工具可動領域81の面積の比率:3.183と
工具可動最小面積比率:3.500とを比較する。面積
比率:3.183が工具可動最小面積比率:3.500
を満たさないので、次に進む。次に、φ6エンドミルよ
り小径の工具φ3エンドミルの刃長:15[mm]を工
具テーブル(図5)から取り出す。次に、加工領域31
の深さ:20[mm]を取り出す。次に、φ3エンドミ
ルの刃長:15[mm]と加工領域31の深さ:20
[mm]とを比較する(図10)。φ3エンドミルの刃
長:15[mm]が加工領域31の深さ:20[mm]
を満たさない(図10)ので、φ6エンドミルを加工領
域31の加工に使用することを決定する。次に、加工領
域31に加工もれが発生することを示すデータを図形デ
ータ(図4)に追加する。次に、加工もれを示す情報1
01を表示部3に表示し(図11)、処理を終了する。
【0057】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係るNCデータ作成装置によれば、CAD図形ファイ
ルの被加工物の図形データを記憶した記憶装置8と、工
具テーブル、工具可動最小面積比率テーブルを記憶した
ROM6と、CPU1の制御に基づき各種表示を行う表
示部3と、指定工具の工具可動領域の算出、工具先端断
面積に対する工具可動領域の面積の比率の算出、工具先
端断面積に対する工具可動領域の面積の比率と工具可動
最小面積比率との比較、面積比率が工具可動最小面積比
率を満たす場合に前記工具を加工領域の加工に使用する
ことを決定、面積比率が工具可動最小面積比率を満たさ
ない場合に加工領域に加工もれが発生する旨のデータを
図形データに追加、面積比率が工具可動最小面積比率を
満たさない場合に小径工具の工具可動領域の算出、小径
工具先端断面積に対する工具可動領域の面積の比率の算
出、面積比率が工具可動最小面積比率を満たさない場合
に小径工具の刃長と加工領域の深さとの比較、小径工具
の刃長が加工領域の深さを満たさない場合に前記工具を
加工領域の加工に使用することを決定する制御を実行す
るCPU1とを有するため、下記のような作用及び効果
を奏する。
【0058】上記構成において、回転工具による切削加
工用NCデータ作成装置において、使用工具を決定する
際、NCデータ作成装置のCPU1は記憶装置8に記憶
してあるCADで作成された被加工物の図形データから
加工領域を取り出し、加工領域の加工に使用する工具の
径を指定し、加工領域の加工に前記工具を使用する場合
の工具可動領域を算出する。これにより、工具可動領域
を算出できる。
【0059】また、加工領域の加工に使用する工具の径
の指定において、CPU1は加工領域の加工に使用する
予め判定された工具の径をROM6の工具テーブルから
取り出す。これにより、工具径を自動指定できる。
【0060】また、CPU1は工具可動領域を表示部3
に表示する。これにより、オペレータが工具可動領域を
確認できる。
【0061】また、CPU1は工具先端の断面積を表示
部3に表示する。これにより、オペレータが工具可動領
域の面積と工具先端の断面積とを比較できる。
【0062】また、CPU1は工具の先端の断面積に対
する工具可動領域の面積の比率を算出する。これによ
り、定量的に面積比較ができる。
【0063】また、CPU1は面積比較を表示部3に表
示する。これにより、オペレータが定量的な面積比較の
結果を確認できる。
【0064】また、CPU1はROM6の工具可動最小
面積比率テーブルから工具可動最小面積比率を取り出
し、工具の先端の断面積に対する工具可動領域の面積の
比率と工具可動最小面積比率とを比較する。これによ
り、面積比較の結果を定量的に評価できる。
【0065】また、CPU1は面積比較の結果を表示部
3に表示する。これにより、オペレータが面積比較の結
果の定量的な評価を確認できる。
【0066】また、CPU1は面積比率が工具可動最小
面積比率を満たすと判定した場合、前記工具を加工領域
の加工に使用することを決定する。これにより、使用工
具を決定できる。
【0067】また、CPU1は面積比率が工具可動最小
面積比率を満たさないと判定した場合、加工領域に加工
もれが発生することを示すデータを図形データに追加す
る。これにより、加工もれの情報を保存できる。
【0068】また、CPU1は加工もれを示す情報を表
示部3に表示する。これにより、オペレータが加工もれ
情報を確認できる。
【0069】また、CPU1は面積比率が工具可動最小
面積比率を満たさない場合、前記工具より小径の工具の
径を予め登録された工具テーブルから取り出し、加工領
域の加工に小径工具を使用する場合の工具可動領域を算
出し、小径工具の先端の断面積に対する工具可動領域の
面積の比率を算出する。これにより、加工もれの発生し
ない工具を選択できる。
【0070】また、CPU1は面積比率が前記工具可動
最小面積比率を満たさないと判定した場合、前記工具よ
り小径の工具の刃長をROM6の工具テーブルから取り
出し、加工領域の深さを取り出し、小径工具の刃長と加
工領域の深さとを比較する。これにより、刃長の短い小
径工具による加工の可否を判定できる。
【0071】また、CPU1は小径工具の刃長が加工領
域の深さを満たさないと判定した場合、前記工具を加工
領域の加工に使用することを決定する。これにより、加
工もれは発生しても、加工可能な工具を選択できる。
【0072】従って、回転工具による切削加工用NCデ
ータ作成装置において、被切削物の平面部に凸状の加工
もれの発生するNCデータを作成した場合には加工もれ
部位をオペレータが確認できるという効果を奏する。ま
た、できる限り加工もれの発生しないNCデータを作成
することが可能となる効果を奏する。
【0073】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0074】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0075】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0076】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0077】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至15
記載の数値制御データ作成装置によれば、回転工具によ
る切削加工用NCデータ作成装置において、被切削物の
平面部に凸状の加工もれの発生するNCデータを作成し
た場合には加工もれ部位をオペレータが確認できるとい
う効果を奏する。また、できる限り加工もれの発生しな
いNCデータを作成することが可能となる効果を奏す
る。
【0079】また、請求項16乃至29記載の数値制御
データ作成方法によれば、数値制御データ作成方法を数
値制御データ作成装置に適用することで、上記と同様
に、被切削物の平面部に凸状の加工もれの発生するNC
データを作成した場合には加工もれ部位をオペレータが
確認できると共に、できる限り加工もれの発生しないN
Cデータを作成することが可能となる効果を奏する。
【0080】また、請求項30記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から数値制御データ作成方法を読み出して
数値制御データ作成装置で実行することで、上記と同様
に、被切削物の平面部に凸状の加工もれの発生するNC
データを作成した場合には加工もれ部位をオペレータが
確認できると共に、できる限り加工もれの発生しないN
Cデータを作成することが可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るNCデータ作成装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る工具選択処理を示す
フローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る工具選択処理を示す
フローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る図形データと加工領
域の関係を示す図であり、(a)は正面図、(b)は上
面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る工具テーブルを示す
説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る加工領域とφ10エ
ンドミル使用時の工具可動領域の関係を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は上面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る工具可動最小面積比
率テーブルを示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る加工領域の高さとφ
6エンドミルの刃長の関係を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る加工領域とφ6エン
ドミル使用時の工具可動領域の関係を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は上面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る加工領域の高さと
φ3エンドミルの刃長の関係を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る加工もれを示す情
報の表示部への表示例を示す説明図である。
【図12】本発明のプログラム及び関連データを記憶し
た記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図である。
【図13】本発明のプログラム及び関連データが記憶媒
体から装置に供給される概念例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 6 ROM 8 記憶装置 10 NCデータ作成装置 20 NC工作機械 21 CAD/CAMEWS

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転工具による切削加工用数値制御デー
    タを作成する数値制御データ作成装置であって、 使用工具を決定する際、予め作成された被加工物の図形
    データから加工領域を取り出す加工領域抽出手段と、前
    記加工領域の加工に指定工具径を持つ工具を使用する場
    合の工具可動領域を算出する可動領域算出手段とを有す
    ることを特徴とする数値制御データ作成装置。
  2. 【請求項2】 更に、予め登録された工具データから前
    記加工領域の加工に使用する前記工具の径を取り出す工
    具径抽出手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    数値制御データ作成装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記可動領域算出手段で算出した
    前記工具可動領域を表示手段に表示する表示制御手段を
    有することを特徴とする請求項1又は2記載の数値制御
    データ作成装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記工具の先端の
    断面積を前記表示手段に表示することを特徴とする請求
    項3記載の数値制御データ作成装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記工具の先端の断面積に対する
    前記工具可動領域の面積の比率を算出する面積比率算出
    手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載の数値制御データ作成装置。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段は、前記面積比率算出
    手段で算出した前記面積比率を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の数値
    制御データ作成装置。
  7. 【請求項7】 更に、予め登録された工具可動最小面積
    比率データから工具可動最小面積比率を取り出す最小面
    積比率抽出手段と、前記工具の先端の断面積に対する前
    記工具可動領域の面積の比率と前記工具可動最小面積比
    率とを比較する面積比率比較手段とを有することを特徴
    とする請求項1乃至6の何れかに記載の数値制御データ
    作成装置。
  8. 【請求項8】 前記表示制御手段は、前記面積比率比較
    手段による前記面積比較の結果を前記表示手段に表示す
    ることを特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載の数
    値制御データ作成装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記面積比率比較手段で前記面積
    比率が前記工具可動最小面積比率を満たすと判定された
    場合、前記工具を前記加工領域の加工に使用することを
    決定する使用工具決定手段を有することを特徴とする請
    求項1乃至8の何れかに記載の数値制御データ作成装
    置。
  10. 【請求項10】 更に、前記面積比率比較手段で前記面
    積比率が前記工具可動最小面積比率を満たさないと判定
    された場合、前記加工領域に加工もれが発生することを
    示すデータを前記図形データに追加するデータ追加手段
    を有することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記
    載の数値制御データ作成装置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段は、前記加工もれを
    示す情報を前記表示手段に表示することを特徴とする請
    求項3乃至8、10の何れかに記載の数値制御データ作
    成装置。
  12. 【請求項12】 前記工具径抽出手段は、前記面積比率
    比較手段で前記面積比率が前記工具可動最小面積比率を
    満たさないと判定された場合、前記工具より小径の工具
    の径を前記工具データから取り出し、前記可動領域算出
    手段は、前記加工領域の加工に前記小径工具を使用する
    場合の工具可動領域を算出し、前記面積比率算出手段
    は、前記小径工具の先端の断面積に対する前記工具可動
    領域の面積の比率を算出することを特徴とする請求項
    1、2、5、7の何れかに記載の数値制御データ作成装
    置。
  13. 【請求項13】 更に、前記面積比率比較手段で前記面
    積比率が前記工具可動最小面積比率を満たさないと判定
    された場合、前記工具より小径の工具の刃長を前記工具
    データから取り出す工具刃長抽出手段と、前記加工領域
    の深さを前記図形データから取り出す深さ抽出手段と、
    前記小径工具の刃長と前記加工領域の深さとを比較する
    刃長深さ比較手段とを有することを特徴とする請求項1
    乃至12の何れかに記載の数値制御データ作成装置。
  14. 【請求項14】 前記使用工具決定手段は、前記刃長深
    さ比較手段で前記小径工具の刃長が前記加工領域の深さ
    を満たさないと判定された場合、前記工具を前記加工領
    域の加工に使用することを決定することを特徴とする請
    求項9又は13記載の数値制御データ作成装置。
  15. 【請求項15】 更に、CADで作成された被加工物の
    図形データを記憶した図形データ記憶手段と、工具種類
    ・工具径・刃長が対応付けられた前記工具データを登録
    した工具データ登録手段と、前記工具可動最小面積比率
    データを登録した工具可動最小面積比率データ登録手段
    とを有することを特徴とする請求項1乃至14の何れか
    に記載の数値制御データ作成装置。
  16. 【請求項16】 回転工具による切削加工用数値制御デ
    ータを作成する数値制御データ作成装置に適用される数
    値制御データ作成方法であって、 使用工具を決定する際、予め作成された被加工物の図形
    データから加工領域を取り出す加工領域抽出ステップ
    と、前記加工領域の加工に指定工具径を持つ工具を使用
    する場合の工具可動領域を算出する可動領域算出ステッ
    プとを有することを特徴とする数値制御データ作成方
    法。
  17. 【請求項17】 更に、予め登録された工具データから
    前記加工領域の加工に使用する前記工具の径を取り出す
    工具径抽出ステップを有することを特徴とする請求項1
    6記載の数値制御データ作成方法。
  18. 【請求項18】 更に、前記可動領域算出ステップで算
    出した前記工具可動領域を表示手段に表示する表示制御
    ステップを有することを特徴とする請求項16又は17
    記載の数値制御データ作成方法。
  19. 【請求項19】 前記表示制御ステップでは、前記工具
    の先端の断面積を前記表示手段に表示することを特徴と
    する請求項18記載の数値制御データ作成方法。
  20. 【請求項20】 更に、前記工具の先端の断面積に対す
    る前記工具可動領域の面積の比率を算出する面積比率算
    出ステップを有することを特徴とする請求項16乃至1
    9の何れかに記載の数値制御データ作成方法。
  21. 【請求項21】 前記表示制御ステップでは、前記面積
    比率算出ステップで算出した前記面積比率を前記表示手
    段に表示することを特徴とする請求項18乃至20の何
    れかに記載の数値制御データ作成方法。
  22. 【請求項22】 更に、予め登録された工具可動最小面
    積比率データから工具可動最小面積比率を取り出す最小
    面積比率抽出ステップと、前記工具の先端の断面積に対
    する前記工具可動領域の面積の比率と前記工具可動最小
    面積比率とを比較する面積比率比較ステップとを有する
    ことを特徴とする請求項16乃至21の何れかに記載の
    数値制御データ作成方法。
  23. 【請求項23】 前記表示制御ステップでは、前記面積
    比率比較ステップによる前記面積比較の結果を前記表示
    手段に表示することを特徴とする請求項18乃至22の
    何れかに記載の数値制御データ作成方法。
  24. 【請求項24】 更に、前記面積比率比較ステップで前
    記面積比率が前記工具可動最小面積比率を満たすと判定
    された場合、前記工具を前記加工領域の加工に使用する
    ことを決定する使用工具決定ステップを有することを特
    徴とする請求項16乃至23の何れかに記載の数値制御
    データ作成方法。
  25. 【請求項25】 更に、前記面積比率比較ステップで前
    記面積比率が前記工具可動最小面積比率を満たさないと
    判定された場合、前記加工領域に加工もれが発生するこ
    とを示すデータを前記図形データに追加するデータ追加
    ステップを有することを特徴とする請求項16乃至24
    の何れかに記載の数値制御データ作成方法。
  26. 【請求項26】 前記表示制御ステップでは、前記加工
    もれを示す情報を前記表示手段に表示することを特徴と
    する請求項18乃至23、25の何れかに記載の数値制
    御データ作成方法。
  27. 【請求項27】 前記工具径抽出ステップでは、前記面
    積比率比較ステップで前記面積比率が前記工具可動最小
    面積比率を満たさないと判定された場合、前記工具より
    小径の工具の径を前記工具データから取り出し、前記可
    動領域算出ステップでは、前記加工領域の加工に前記小
    径工具を使用する場合の工具可動領域を算出し、前記面
    積比率算出ステップでは、前記小径工具の先端の断面積
    に対する前記工具可動領域の面積の比率を算出すること
    を特徴とする請求項16、17、20、22の何れかに
    記載の数値制御データ作成方法。
  28. 【請求項28】 更に、前記面積比率比較ステップで前
    記面積比率が前記工具可動最小面積比率を満たさないと
    判定された場合、前記工具より小径の工具の刃長を前記
    工具データから取り出す工具刃長抽出ステップと、前記
    加工領域の深さを前記図形データから取り出す深さ抽出
    ステップと、前記小径工具の刃長と前記加工領域の深さ
    とを比較する刃長深さ比較ステップとを有することを特
    徴とする請求項16乃至27の何れかに記載の数値制御
    データ作成方法。
  29. 【請求項29】 前記使用工具決定ステップでは、前記
    刃長深さ比較ステップで前記小径工具の刃長が前記加工
    領域の深さを満たさないと判定された場合、前記工具を
    前記加工領域の加工に使用することを決定することを特
    徴とする請求項24又は28記載の数値制御データ作成
    方法。
  30. 【請求項30】 回転工具による切削加工用数値制御デ
    ータを作成する数値制御データ作成装置に適用される数
    値制御データ作成方法を実行するプログラムを記憶した
    コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記数値制御データ作成方法は、使用工具を決定する
    際、予め作成された被加工物の図形データから加工領域
    を取り出す加工領域抽出ステップと、前記加工領域の加
    工に指定工具径を持つ工具を使用する場合の工具可動領
    域を算出する可動領域算出ステップとを有することを特
    徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

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WO2008015737A1 (fr) * 2006-08-01 2008-02-07 Mitsubishi Electric Corporation Dispositif de création de programme et procédé de création de programme
KR100884110B1 (ko) 2007-07-04 2009-02-17 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 프로그램 작성 장치 및 프로그램 작성 방법

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