JP3233620B2 - Ncデータ作成装置、及び方法 - Google Patents

Ncデータ作成装置、及び方法

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JP3233620B2
JP3233620B2 JP2000007877A JP2000007877A JP3233620B2 JP 3233620 B2 JP3233620 B2 JP 3233620B2 JP 2000007877 A JP2000007877 A JP 2000007877A JP 2000007877 A JP2000007877 A JP 2000007877A JP 3233620 B2 JP3233620 B2 JP 3233620B2
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均 吉原
隆人 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC工作機械における
NCデータ、特に加工エリアやCL(Cutter L
ocation:工具経路)データを自動的に作成する
のに好適なNCデータ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NC工作機械の分野におけるNC
制御加工として、外形曲線、例えば直線と円弧よりなる
外形曲線で囲まれた領域内部を所定の深さにくりぬく加
工や、領域内部を型彫りする加工などが実施されてい
る。従来、このような閉領域を加工するときの工具経路
(CL)は、その閉領域の境界長方形を求めて算出して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、上記のように、加工対象の閉領域の境界長方形だけ
に基づいて工具経路を算出していたため、未加工領域を
認識することができず、未加工領域に対する工具経路を
求めることはできなかった。
【0004】本発明は、このような事情の下になされた
もので、その目的は、削り残し領域(未加工領域)への
対処を施し、加工効率を向上させ得るNCデータ作成装
置、及び方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるNCデータ作成装置は、加工対象の閉
曲線で囲まれた閉領域について境界長方形を作成する作
成手段と、前記作成手段にて作成された境界長方形で囲
まれた全ての領域について工具経路を算出する第1の算
出手段と、前記第1の算出手段にて算出された工具経路
のうち加工対象の閉曲線で囲まれた閉領域に対応する各
工具経路に基づいて、当該各工具経路上を工具が移動し
た場合の全切削領域を算出する第2の算出手段と、前記
第2の算出手段にて算出された全切削領域と加工対象の
閉領域とに基づいて未加工領域の有無を判別する判別手
段と、前記判別手段にて未加工領域が有ると判別された
際、当該未加工領域について境界長方形を作成するよう
に前記作成手段に指示する指示手段とを備えている。
【0006】また、本発明によるNCデータ作成方法
は、加工対象の閉曲線で囲まれた閉領域について境界長
方形を作成し、作成された境界長方形で囲まれた全ての
領域について工具経路を算出し、算出された工具経路の
うち加工対象の閉曲線で囲まれた閉領域に対応する各工
具経路に基づいて、当該各工具経路上を工具が移動した
場合の全切削領域を算出し、算出された全切削領域と加
工対象の閉領域とに基づいて未加工領域の有無を判別
し、未加工領域が有ると判別された際、当該未加工領域
について前記境界長方形を作成するように構成されてい
る。
【0007】
【作用】前記作成手段は、加工対象の閉曲線で囲まれた
閉領域について境界長方形を作成し、前記第1の算出手
段は、境界長方形で囲まれた全ての領域について工具経
路を算出し、前記第2の算出手段は、算出された工具経
路のうち加工対象の閉曲線で囲まれた閉領域に対応する
各工具経路に基づいて、当該各工具経路上を工具が移動
した場合の全切削領域を算出する。
【0008】そして、前記判別手段は、算出された全切
削領域と加工対象の閉領域とに基づいて未加工領域の有
無を判別する。その結果、未加工領域の有るときは、前
記指示手段は、当該未加工領域について境界長方形を作
成するように前記作成手段に指示することにより、未加
工領域が無くなるまで同様の処理を繰返し実行させる。
【0009】この繰返し処理により、全ての未加工領域
に対する工具経路が作成される。換言すれば、加工対象
の閉曲線で囲まれた閉領域の全領域に亘って削り残しが
発生しないような工具経路が作成されることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に係るNCデータ作成装置
の概略構成を示すブロック図である。このNCデータ作
成装置は、中央処理装置1を中核としてNCデータ作成
処理を行うものであり、中央処理装置1には、キーボー
ド、マウス等からなる入力装置2と、半導体メモリ、磁
気ディスク等からなる記憶装置3と、入出力制御装置4
と、グラフィックディスプレイ等からなる表示装置5と
が接続されている。また、入出力制御装置4には、磁気
テープ、フロッピーディスク、磁気ディスク等からなる
外部記憶媒体6と、NC工作機械7が接続されており、
入出力制御装置4は、中央処理装置1の制御の下に、本
NCデータ作成装置により作成したNCデータをNC工
作機械7に出力する、或いは外部記憶媒体6から1次加
工時に生じた削り残し領域の加工処理用等の各種アプリ
ケーションプログラムを記憶装置3にロードする等の制
御を行う。
【0012】記憶装置3は、CAD図形要素に対応する
デ−タ(二次元線分の場合は始点・終点の座標値、二次
元円弧の場合は始点・終点・中心の座標値と回り方向、
二次元円の場合は中心座標と半径などの図形要素を決定
するのに十分な幾何情報及び図形要素の集合と配置情報
など)、CAD図形要素を連結して閉領域化した閉領域
デ−タ、閉領域に高さなどの奥行き方向等の情報を付加
した2.5次元デ−タ、加工工具の形状・使用条件など
の工具デ−タ、加工方法等の加工方法デ−タ、工具の移
動経路を表すCLデ−タなどを記憶する。
【0013】表示装置5には、中央処理装置1の制御の
下にメニューが表示され、このメニューをキーボード、
マウス等の入力装置2により選択・指示しながら対話形
式でCLデータ連結処理を進められるように構成されて
いる。この際、中央処理装置1は、メニューにより選択
・指示されたアプリケーションプログラムを、入出力制
御装置4を介して外部記憶媒体6から記憶装置3に読込
み、そのアプリケーションプログラムに従って、各種の
NCデ−タ作成処理を行う。
【0014】この際、中央処理装置1は、同様に、入力
装置2により入力された上記のような図形データ、加工
データ、工具データ等を記憶装置3に記憶させたり、或
いは外部記憶媒体6に保存したりする。そして、外部記
憶媒体6に保存した場合には、メニューにより選択・指
示された図形データ、加工データ、工具データ等を入出
力制御装置4を介して外部記憶媒体6から記憶装置3に
読込み、必要に応じて表示装置5に表示し、これらデー
タを利用してNCデータ作成処理を行う。
【0015】次に、本発明に特有なNCデータ作成処理
を図2〜図6に基づいて説明する。
【0016】中央処理装置1は、まず、加工対象である
閉領域の座標値などのデータを内部記憶装置3から読込
み、境界長方形、すなわち、閉領域を囲む絶対座標軸に
平行な辺からなる長方形のうち最も小さい長方形を求め
る(図2のステップS81)。例えば、図3に示したf
1のようなXY平面に存在する閉領域の境界長方形は、
その閉領域を囲むことのできるY軸に平行な辺から構成
される最も小さい長方形f2になる。
【0017】次に、境界長方形で囲まれた全領域内で工
具径を考慮して複数本の工具経路を求め、それら工具経
路のうち加工対象の閉領域の工具経路のみを有効とすべ
くクリッピングする(ステップS82)。例えば、図4
に示した境界長方形f3の場合、この境界長方形f3の
全領域内の工具経路はf4a〜f4dのようになる。そ
して、クリッピングした工具経路は、例えば、図5のf
6、f6´のようになる。なお、図4の“P”は工具経
路のピッチを示しており、削り残しが極力生じないよう
にするため、このピッチ“P”を工具径より若干狭くす
るのは言うまでもない。また境界長方形f3の右辺部と
工具経路f4a、および左辺部と工具経路f4dとの間
隔がP/2となっているのは、バリを防止するためであ
る。
【0018】クリッピングした工具経路のデータは、内
部記憶装置3内に形成された図6に示したような工具経
路テーブルに登録する。
【0019】次に、クリッピングした工具経路に基づい
て、サ−クルパスエリア、すなわち、図5のf7、f7
´に示したような、工具経路に沿って工具が移動すると
きに切削される領域を求める(ステップS83)。
【0020】次に、各サ−クルパスエリアの和を求め、
加工対象領域から減じる(ステップS84)。そして、
減算結果の正負を判別することにより未加工領域(削り
残し領域)が存在するか否かを判別する(ステップS8
5)。
【0021】その結果、減算結果が正であり、未加工領
域が存在するときは(図5のf8参照)、ステップS8
1に戻り、その未加工領域を新たな加工対象領域とし
て、同様の処理を行う。一方、減算結果が負であり、未
加工領域が存在しないときは、工具経路テーブルの内容
を、入出力チャネル5を介して外部装置4に保存して
(ステップS86)、終了する。
【0022】このように、直線あるいは円弧により構成
された閉曲線で囲まれた領域内部を加工する領域加工法
において、加工対象である閉領域を囲む境界長方形を考
え、その境界長方形より工具経路を求め、工具経路から
サ−クルパスエリアを求める。さらに、求めたサ−クル
パスエリアの和を求め、加工対象である閉領域と求めた
サ−クルパスエリアとを比較して未加工領域の有無を判
別し、未加工領域が有れば、その未加工領域を新たな加
工対象領域として同様の処理を繰返すことにより、未加
工領域の発生を防ぐことができる。これにより、一旦加
工が終了した後に削り残し領域に工具を移動して再加工
を行わなくても済むので、加工効率が向上する。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、加工対象の閉領域の全領域に亘って削り残しが発
生しないような工具経路を作成でき、一旦加工が終了し
た後に削り残し領域に工具を移動して再加工を行わなく
ても済むので、加工効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るNCデータ作成装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明に特有な動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】加工対象領域から境界長方形を求める手順を説
明するための図である。
【図4】境界長方形から工具経路を求める手順を説明す
るための図である。
【図5】工具経路からサ−クルパスエリアを求め、加工
対象である閉領域と求めたサ−クルパスエリアの和との
差を求める手順を説明するための図である。
【図6】工具経路テーブルに登録されるデータ例を示す
図である。
【符号の説明】
1:中央処理装置 2:入力装置 3:記憶装置 4:入出力制御装置 5:表示装置 6:外部記憶媒体 7:NC工作機械 f1:加工対象の閉領域 f2、f3、f5:境界長方形 f4a〜f4d、f6、f6´:工具経路 f7、f7´:サークルパスエリア f8:未加工領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 隆人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 田原 均 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−236606(JP,A) 特開 平6−149344(JP,A) 特開 平5−224736(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 15/00 - 15/28 G05B 19/18 - 19/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工対象の閉曲線で囲まれた閉領域につ
    いて境界長方形を作成する作成手段と、 前記作成手段にて作成された境界長方形で囲まれた全て
    の領域について工具経路を算出する第1の算出手段と、 前記第1の算出手段にて算出された工具経路のうち加工
    対象の閉曲線で囲まれた閉領域に対応する各工具経路に
    基づいて、当該各工具経路上を工具が移動した場合の全
    切削領域を算出する第2の算出手段と、 前記第2の算出手段にて算出された全切削領域と加工対
    象の閉領域とに基づいて未加工領域の有無を判別する判
    別手段と、 前記判別手段にて未加工領域が有ると判別された際、当
    該未加工領域について境界長方形を作成するように前記
    作成手段に指示する指示手段とを備えたことを特徴とす
    るNCデータ作成装置。
  2. 【請求項2】 加工対象の閉曲線で囲まれた閉領域につ
    いて境界長方形を作成し、作成された境界長方形で囲ま
    れた全ての領域について工具経路を算出し、算出された
    工具経路のうち加工対象の閉曲線で囲まれた閉領域に対
    応する各工具経路に基づいて、当該各工具経路上を工具
    が移動した場合の全切削領域を算出し、算出された全切
    削領域と加工対象の閉領域とに基づいて未加工領域の有
    無を判別し、未加工領域が有ると判別された際、当該未
    加工領域について前記境界長方形を作成することを特徴
    とするNCデータ作成方法。
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