JP2001062530A - ヘミング加工装置 - Google Patents

ヘミング加工装置

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JP2001062530A
JP2001062530A JP24435999A JP24435999A JP2001062530A JP 2001062530 A JP2001062530 A JP 2001062530A JP 24435999 A JP24435999 A JP 24435999A JP 24435999 A JP24435999 A JP 24435999A JP 2001062530 A JP2001062530 A JP 2001062530A
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JP
Japan
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head
hemming
work
bending
moving mechanism
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JP24435999A
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English (en)
Inventor
Takanori Suzuki
敬規 鈴木
Toshiro Sawaki
稔郎 沢木
Tokiji Okamoto
時治 岡本
Mitsusane Ikeda
潤実 池田
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Sango Co Ltd
Original Assignee
Sango Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘミング成形を1工程で行えるようにし、か
つ省エネルギーで精度良く行う。ヘッドをロボット等の
移動機構に支持させる場合には、移動機構の負担を軽減
し、かつヘッドと移動機構の接続部などの摩耗を低減す
る。 【解決手段】 二枚のパネルよりなるワークの端縁に沿
ってヘッドを走行させ、一方のパネル端縁に形成された
フランジ部を折曲して他方のパネルの端縁を内側へ抱き
込み加工する。このような装置において、ヘッド1の進
行方向の前方に、予備曲げ部材27と受けローラ8を、
ワーク板厚より大きな間隙を有して配置する。ヘッド1
の進行方向の後方には、一対の本曲げローラ6,7をワ
ークの板厚以上の間隙を有して平行配置する。前記の状
態で前記予備曲げ部材27以外の前記のローラ6,7,
8を自転駆動してヘッド1を自走させて抱き込み加工す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘミング加工装置に
関するもので、より詳しくは、二枚のパネルよりなるワ
ークにおける一方のパネルのフランジ部を内側へ折曲し
て、このフランジ部で他方のパネルの端縁を抱き込み加
工するヘミング加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のヘミング加工装置として、
図19乃至図21に示すように、ロボットアーム101
の手首部102にヘッド103を備え、該ヘッド103
に、その進行方向の前側に位置して予備曲げ用の第1,
第2ローラ104,105を備え、その後側に位置して
本曲げ用の第3ローラ106を直列に配し、これらのロ
ーラ104〜106を折曲されるフランジ部と平行に配
置し、このローラ配列方向に沿って第1ローラ104が
先頭となるようにして矢印方向にヘッド103をロボッ
トアーム101の駆動により移動し、図21(a)に示
すように、一方のパネル107における端縁に略直立状
に折曲形成されたフランジ部108を第1ローラ104
によって図21(b)に示すように略45度に押し倒
し、次でこのフランジ部108を第2,第3ローラ10
5,106によって図21(c)(d)に示すように、
他方のパネル109の上面へ押し付けて本曲げし、この
予備曲げから本曲げを順次行って一方のパネル107の
フランジ部108を他方のパネル109の端縁が抱き込
まれるように折曲するようにしたものが例えば特開平2
−70325号公報に開示されている。これを第1の従
来の技術とする。
【0003】また、図22に示すように、押圧ローラ2
01と受けローラ202とからなる一組のローラを設
け、押圧ローラ201にテーパ状の予備曲げ加工部20
3と平面状の本曲げ加工部204を同軸に形成し、一方
のパネル205における直角に折曲されたフランジ部2
06(図22(a)の鎖線部)の長手方向の一部を予め
手で図22(a)の実線のように内側へ45度折曲し、
次で、押圧ローラ201の予備曲げ加工部203により
フランジ部206の全長を図22(a)の実線に示すよ
うに内側へ45度折曲して傾斜したフランジ部206に
予備曲げ加工する。その後、押圧ローラ201の本曲げ
加工部204によって前記傾斜したフランジ部206を
図22(b)に示すように他方のパネル207の上面へ
押圧して本曲げし、このフランジ部206により他方の
パネル207の端縁を抱き込むようにしたものが、例え
ば特開平7−132327号公報に開示されている。こ
れを第2の従来の技術とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来の技術
においては、フランジ部108の折曲時におけるローラ
104〜106の押圧の反力がロボットアーム101に
作用してロボットアームに大きな負荷がかかるため、大
きな駆動力が必要となり非経済的であるとともに、ロボ
ットアーム101と手首部102とヘッド103の連結
部の消耗が激しい問題がある。更に、ワーークであるパ
ネル107,109を保持するための金型110が必要
であり、その金型110は、ワークの外縁形状に合わせ
た大きな金型となる上に単にワークの端縁部の折曲だけ
に使用されることから、非経済的でかつスペース効率や
段替作業性などにも劣る問題がある。
【0005】また、前記第2の従来の技術においては、
前記の金型110が不要ではあるが、フランジ部を折曲
する工程として、フランジ部の一部を手で折曲する工程
と、押圧ローラ201による予備曲げ加工と本曲げ加工
の2工程(2パス)、すなわち少なくとも3工程が必要
であり、加工時間がかかり非効率的な問題がある。更
に、前記の押圧ローラ201は、これに常に押圧力を与
えて受けローラ202へ押圧しなければならず、そのた
めの押圧装置が必要であるし、効率向上のために加工力
である押圧力を上げるとローラを押圧状態で自転させな
がら移動させる駆動力も増大させなければならず、ロボ
ットへの負担が大きく、かつ接続部やワークを保持する
機構の摩耗が激しくなり、更に、エネルギー効率も悪化
する問題がある。
【0006】そこで本発明は、例えばロボットなどの移
動機構に前記のような負荷が作用せず、また前記のよう
な金型を不要とし、更に、前記のようなローラ押圧力が
不要で、更に1工程(1パス)でフランジ部をヘミング
加工角度まで折曲できるヘミング加工装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、二枚のパネルより
なるワークの端縁に沿ってヘッドを走行させ、一方のパ
ネル端縁に形成されたフランジ部を折曲して他方のパネ
ルの端縁を内側に抱き込み加工するヘミング加工装置で
あって、ヘッドの進行方向の前方に、予備曲げ部材と受
けローラを、ワーク板厚より大きな間隙を有して平行配
置し、ヘッドの進行方向の後方には、一対の本曲げロー
ラをワークの板厚以上の間隙を有して平行配置し、前記
の状態で前記予備曲げ部材以外の前記のローラを自転駆
動してヘッドを自走させて抱き込み加工することを特徴
とするものである。
【0008】本発明においては、他方のパネルの端縁に
一方のパネルの端縁を重合し、かつ一方のパネルの端縁
にフランジ部を略直角に起立させた状態のワークの加工
始端にヘッドを位置させ、ローラを自転駆動させて予備
曲げ部材と受けローラとの間隙にワークの端縁を喰い込
ませる。
【0009】これにより、ローラの自転駆動によってヘ
ッドがワークに対して自走し、前記フランジ部が先ずヘ
ッドの進行方向の前方に配置した予備曲げ部材により所
定角度まで予備曲げされ、次で進行方向の後方に配置さ
れた一対の本曲げローラの間隙に入って該本曲げローラ
によりヘミング加工角度まで本曲げされる。そのため、
1工程でヘミング加工ができる。
【0010】前記の加工において、一対の本曲げローラ
間の間隙が、ワークの板厚、すなわち抱き込みされる板
の板厚とフランジ部を形成する板の板厚及びそのフラン
ジ部の板厚の総計以上に設定されているため、フランジ
部が前記の間隙に円滑に引き込まれ、かつ本曲げローラ
がワークを前記従来のように押圧狭持しないため、自走
の駆動力を低減することができる。
【0011】請求項2記載の第2の発明は、前記第1の
発明において、ワーク端縁の加工開始点までのヘッドの
移動と加工終了点からのヘッドの離脱を行い、かつヘッ
ドの自走中はヘッドに加工力を付与せずヘッドに追従す
る移動機構を有することを特徴とするものである。
【0012】本発明においては、前記のヘッドをワーク
端縁の加工開始点へ移動したり、加工終了点からヘッド
を離脱させることがロボット等の移動機構で容易に行
え、作業性を向上できる上に、特にこのような移動機構
でヘッドを支持する場合、ヘッドを、これに備えたロー
ラ自身の駆動によって自走させて、このヘッドの自走中
はヘッドに加工力を付与せずに移動機構をヘッドに追従
させるようにしたので、前記従来のような移動機構(ロ
ボット)への負担及び移動機構との接続部の摩耗を低減
する。
【0013】請求項3記載の第3の発明は、前記第1又
は第2の発明において、前記予備曲げ部材を加工位置か
ら任意に離反可能な離反装置を前記ヘッドに配備したこ
とを特徴とするものである。
【0014】本発明においては、ヘミング加工終了後
に、ヘッドをワークから離脱、移動させる際に、予備曲
げ部材を加工位置から離反させてヘッドを離脱、移動す
ることができ、これによりヘッドの離脱及びセットの際
に予備曲げ部材がワークと干渉するのを防ぎ、ヘッドの
離脱及びセットが容易になる。
【0015】請求項4記載の第4の発明は、前記第3の
発明において、前記離反装置に、前記予備曲げ部材によ
り曲げられたフランジ部を前記本曲げローラへ案内する
ガイド部材を付設したことを特徴とするものである。
【0016】本発明においては、予備曲げ部材により曲
げられたフランジ部が、ガイド部材により強制的に本曲
げ部材へ案内されて送り込まれる。そのため、本曲げ加
工が一層高精度に行える。
【0017】請求項5記載の第5の発明は、前記第2又
は第3又は第4の発明において、前記移動機構とヘッド
との間に、ヘッドの進行方向に対する相対的な変位を許
容するスライド部を有することを特徴とするものであ
る。
【0018】本発明においては、ヘッドの自走中に移動
機構を停止すると、スライド部により、ヘッドのみが自
走して移動する。そのため、ヘッドの自走によるヘミン
グ加工中の移動機構の追従動作が省かれ、移動機構の移
動に要するエネルギーが不要になる。したがって、エネ
ルギー効率が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1乃至図18に示す実施例に基
いて本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図
9は第1実施例を示す。
【0020】図1乃至図3において、ヘミング加工装置
を構成するヘッド1はユニット状に形成され、このヘッ
ド1を作業者が手で持って手操作で加工できるととも
に、図示しない移動機構(ロボット)の手首部に取付板
2側を固定して該ヘッド1を移動機構(ロボット)に保
持させて加工できるようにもなっている。また、ヘミン
グ加工はヘッド1を図1において矢印A方向に進行させ
て行うものである。以下、この加工進行方向を進行方向
Aとする。
【0021】前記取付板2に垂設的に固定された基板3
の下端にはローラ支板4が固着されている。該ローラ支
板4の前面であって進行方向Aの後方には、一対の本曲
げローラ6,7が上下に位置して配置され、また、その
下側の本曲げローラ7のヘッドの進行方向Aの前方に位
置して予備曲げ用の受けローラ8が配置されている。図
中5,9は座板を示す。
【0022】更に、これらのローラの関係を図4により
詳述すると、上側の本曲げローラ6の回転軸(軸芯)1
0と下側の本曲げローラ7の回転軸(軸芯)11が、ロ
ーラ支板4内においてヘッド1の進行方向Aと直交する
方向に配置されているとともにこれら両回転軸10,1
1が平行状態に配置され、該一対の本曲げローラ6,7
が、その外周面6a,7aが対向して回転可能に備えら
れている。また、両本曲げローラ6,7は同径に形成さ
れている。更に、前記両本曲げローラ6,7における外
周面6a,7aの対向する間隙d1 (図5及び図6参
照)は、これら両本曲げローラ6,7間においてワーク
のフランジ部をヘミング加工角度まで本曲げできる寸法
に設定されている。より詳しくは、この間隙d1 は、ヘ
ミング加工される一方のワーク(板)の板厚と、他方の
ワーク(板)の板厚と、該他方のワークのフランジ部の
板厚の総計の寸法と略同一寸法か、僅かに大きな寸法
に、すなわちヘミング加工される部分におけるワークの
板厚以上に設定されている。
【0023】図4に示すように、前記受けローラ8の回
転軸(軸芯)12は、前記下側の本曲げローラ7の回転
軸(軸芯)11と略同一平面上において平行に配置され
てローラ支板4内に回転可能に支持され、該受けローラ
8の外周面8aが下側の本曲げローラ7と離間して対向
している。
【0024】前記上側の本曲げローラ6における回転軸
10の奥端には伝動歯車13が固設され、下側の本曲げ
ローラ7における回転軸11の奥端には伝動歯車14が
固設され、更に受けローラ8における回転軸12の奥端
には伝動歯車15が固設されている。これら各伝動歯車
13,14,15は同一径に設定され、両本曲げローラ
6,7の伝動歯車13,14は相互に噛合し、受けロー
ラ8の伝動歯車15は前記両本曲げローラ6,7の伝動
歯車13,14とは噛合していない。
【0025】前記伝動歯車14と15には1個の駆動歯
車16(減速機構)が噛合され、該駆動歯車16は連結
具17により、前記基板3に取付板18を介して固設し
た回転駆動手段である駆動モータ19の駆動軸に連結さ
れている。したがって、駆動歯車16が図4における矢
印B方向に回転することにより、両本曲げローラ6,7
及び受けローラ8が夫々図示の矢印方向へ同期して自転
(駆動)するようになっている。
【0026】また、これら本曲げローラ6,7及び受け
ローラ8の直径及び駆動モータ19の回転は、これら各
ローラ6,7,8の外周面がヘッド1の移動速度に応じ
た角速度になるように設定されている。
【0027】前記基板3における進行方向A側面には離
反機構20が設けられている。該離反機構20について
説明する。基板3における進行方向A側面には昇降部材
21が、基板3に上下方向に形成したレール(図示せ
ず)に沿って昇降可能に備えられ、該昇降部材21の側
面には昇降板22が固着され、該昇降板22が基板3に
対して昇降可能に備えられている。該昇降板22の上部
内側には、前記進行方向Aと直交する方向である前後方
向に傾斜する案内溝23が形成されている。前記基板3
側には進退駆動手段24が固設されており、そのロッド
24aの先端には案内板25が固設されている。該案内
板25には前後方向に傾斜する突条26が形成され、該
突条26に前記昇降板22に形成した案内溝23が摺動
可能に嵌合されている。そして、前記進退駆動手段24
による案内板25の前後動及び所定位置での停止によっ
て、昇降板22を昇降させ、かつ任意の昇降位置で固定
できるようになっている。前記進退駆動手段24として
は、油圧式アクチュエータ、電気式アクチュエータ、空
圧式アクチュエータやモータ等を使用することができ
る。
【0028】前記昇降板22の前面下部には予備曲げ部
材27が突設されている。該予備曲げ部材27は、その
軸28(図3参照)を昇降板22に回転可能に支持させ
て回転可能に備えられている。更に、該予備曲げ部材2
7は、ヘッド1の進行方向Aに直交する方向を軸として
前方が縮径する円錐体に形成され、外周面が傾斜面(円
錐面)27aに形成された円錐ローラ状になっている。
該傾斜面27aの角度θ(図6参照)はその予備曲げ部
材27の軸芯に対して略45度の角度に設定されてい
る。なお、この傾斜面27aの角度θは、ワーク(フラ
ンジ)を本曲げローラ6,7間に誘導できるような角度
に折曲できる角度であればよく、略45度に限定するも
のではない。更に、該予備曲げ部材27は、その軸芯を
前記受けローラ8の軸芯と略同一鉛直面上に位置させて
配置され、かつその傾斜面27aが前記受けローラ8の
外周面8aの上部に対峙して位置するように設定されて
いる。
【0029】前記昇降板22の前面にはガイド部材29
が固設されている。該ガイド部材29には、図5乃至図
7に示すように、そのガイド部材29の下部の裏側に、
前記予備曲げ部材27の円錐状の傾斜面27aにおける
略上側面と進行方向Aに対する略後側面が嵌合する略1
/2円錐面からなる凹部29aが形成され、更に、進行
方向Aに対する後側において前記予備曲げ部材27の傾
斜面27aの後半部と前記上側の本曲げローラ6との間
に介在する案内部片29bが垂設されている。該案内部
片29bの下面には、予備曲げ部材27の略軸芯位置か
ら進行方向に対する後方が下降する傾斜面からなるガイ
ド面29cが、予備曲げ部材27の傾斜面27aと対峙
して形成されている。そして、該ガイド部材29が昇降
板22とともに加工位置まで下降した場合に、そのガイ
ド面29cが両本曲げローラ6,7の間隙d1 部に略指
向し、ワーク(フランジ)を両本曲げローラ6,7間へ
誘導するようになっている。図7において29dはガイ
ド部材29を昇降板22へ取り付けるための取付穴を示
す。
【0030】また、前記予備曲げ部材27が最下降した
状態でも、該予備曲げ部材27と受けローラ8との間隙
2 は、加工される一方のワークの板厚と、他方のワー
クの板厚と、該他方のワークにおける折曲されるフラン
ジ部の板厚の総計よりも大きく、すなわちワーク板厚よ
りも大きくなるように設定されている。
【0031】次に前記第1実施例におけるヘッド1を図
示しない移動機構(ロボット)で支持してヘミング加工
をする場合について説明する。ヘッド1における取付板
2を図示しない移動機構(ロボット)の手首部に取り付
け該ヘッド1を支持する。移動機構はヘッド1を積極的
に動かすのではなく、ヘッド1の自走によって移動機構
の手首部が追従するようにする。
【0032】また、ヘミング加工されるワークのヘミン
グ加工前の状態は、例えば図8に示すように、他方の金
属製のパネル30に端縁30aが突設され、一方の金属
製のパネル31に、前記端縁30aに重合する端縁31
aと、前記端縁30aの外側に沿って略直立状態に折曲
された直立状のフランジ部31bが形成されている。な
お、前記両パネル30,31の端縁30a、31a,フ
ランジ部31bは部分的に設けてもよく、また両パネル
30,31の全長にわたって形成したものでもよい。ま
た、図8は樋状の二枚の金属板を重ね合わせて、その端
縁をヘミング加工して筒状の金属管を形成する例を示し
ている。このように、前記のパネル30,31は、平板
状のものに限定するものではなく、前記実施例のような
Ω状でも、その他の形状でも、端縁があればどのような
形状のものでも含むものである。
【0033】なお、図5及び図6は、ヘッド1をワーク
から離間させたり別のヘミング加工位置に移動するなど
のヘミング加工を行わないときに昇降板22を最上昇さ
せて予備曲げ部材27を離反させた状態を示すが、ヘミ
ング加工時には昇降板22を下降させて、予備曲げ部材
27の傾斜面27aにおける最下端部が、図6に鎖線で
示す略45度に折曲されたフランジ部31cに沿う所ま
で下降させる。
【0034】前記の状態において、先ず、図示しないロ
ボットなどの移動機構によりヘッド1を定位置に固定さ
れたワークにおけるヘミング加工開始点(例えば図8に
示すB部)に運び、昇降板22を下降して予備曲げ部材
27を下降し、ヘッド1の進行方向Aの前方に配置され
た受けローラ8の上面に前記ワークにおける一方のパネ
ル31の平面状の端縁31aを載置させ、予備曲げ部材
27の傾斜面27aに直立状のフランジ部31bを当接
させてセットする。この状態で駆動モータ19を起動し
て、予備曲げ部材27以外の両本曲げローラ6,7と受
けローラ8を回転駆動し、加工を開始する。
【0035】受けローラ8と予備曲げ部材27がワーク
に押し当てられた状態で受けローラ8が回転すると、受
けローラ8と予備曲げ部材27間にワークを喰い込むよ
うにしてヘッド1が自走を開始する。この自走開始に伴
い、移動機構(ロボット)を、ヘッド1に加工力を付与
せずにヘッド1の自走に追従するようにする。
【0036】ヘッド1の自走により、ワークにおける図
8に示すように直立状態に形成されているフランジ部3
1bの始端Cは、予備曲げ部材27の傾斜面27aによ
って他方のパネル30側へ徐々に折曲変形され、予備曲
げ部材27の最下端部が通過することによって図6の鎖
線31cに示すように略45度に折り曲げられる。
【0037】更にヘッド1が進行方向Aへ自走すると、
前記予備曲げ部材27で略45度に折曲されたフランジ
部31cの始端Cは、ガイド部材29の傾斜面からなる
ガイド面29cに当り、該ガイド面29cで強制的に更
に折曲変形され、両本曲げローラ6,7の間隙d1 へ誘
導される。
【0038】更に、ヘッド1が自走すると、前記端縁3
1aの始端部が下側の本曲げローラ7上に入って支承さ
れ、またフランジ31bの始端部が上側の本曲げローラ
6により下方へ曲げられる。このとき両本曲げローラ6
と7の隙間d1 をワーク板厚、すなわち前記端縁30a
と31a及びフランジ部31bの総板厚と実質同じに設
定した場合はフランジ31bが端縁30a上に接し、隙
間d1 がワーク板厚より若干大きい場合はフランジ31
bが端縁30aに近接する。すなわち、フランジ部31
bが端縁30aに強く押圧されることなく本曲げされ
る。このように両本曲げローラ6,7がワークを狭持す
ると、該両本曲げローラ6,7と受けローラ8の同期回
転駆動によりヘッド1の自走がより確実に行われるよう
になる。
【0039】このヘッド1が更に自走して進行方向Aへ
移動すると、直立状態のフランジ部31bを前記の折曲
工程を経て順次他方のパネル30の端縁30a上に図9
の符号30dのように略水平に折曲し、両本曲げローラ
6,7がフランジ部31bの終端に至ることにより、一
方のパネル31のフランジ部31bの全長が他方のパネ
ル30の端縁30aを内側に抱き込むようなヘミング加
工が完了する。
【0040】また、前記のヘミング加工中において、予
備曲げ部材27と受けローラ8との隙間d2 がワーク板
厚より大きく設定され、かつ前記両本曲げローラ6,7
との隙間d1 がワーク板厚以上に設定されているため、
これらの隙間d1 ,d2内へワークがスムースに引き込
まれる。そのため、従来のようにワークを両ローラ間で
押圧狭持するものに比べて円滑で小さなエネルギーでヘ
ミング加工が行える。
【0041】更に、予備曲げ部材27が自転可能に設け
られているので、回転不能に固定されたものに比べてワ
ークへの傷付きを防止し、かつスムースなワーク送りが
可能になる。
【0042】また、前記一連の加工は、ローラ自身の駆
動によるものであるので、加工力による移動機構(ロボ
ット)への負担及びヘッド1部と移動機構との接続部等
の摩耗、損傷などを軽減でき、かつ加工エネルギーも低
減できる。
【0043】前記ヘミング加工の終着点、すなわち後側
の両本曲げローラ6,7がヘミング加工部より脱した後
の位置にヘッド1が移動して加工が終了すると、駆動モ
ータ19が停止して各ローラ6〜8の回転が停止し、ヘ
ッド1の自走は終了する。これを受けて移動機構(ロボ
ット)がヘッド1をワークから離脱、移動させる。ワー
クに複数のヘミング加工部がある場合は、その開始点ま
で移動機構によってヘッド1が移動され、再び前記のよ
うにセットされてヘミング加工が繰り返される。
【0044】また、このようなヘッド1をワークから離
脱及びセットする際には、離反装置20におけるストロ
ーク機構24により案内板25を後退させて昇降板22
を上昇させ、図5及び図6に示すように、予備曲げ部材
27とガイド部材29を受けローラ9から所定位置まで
上昇させて離反させる。これにより、ヘッド1の離脱、
セットの際に予備曲げ部材27がワークと干渉するのを
防止できる上に、離脱、近接作業自体も容易になり、加
工効率が向上する。
【0045】なお、前記実施例におけるガイド面29c
を設けることなく、フランジ31bを予備曲げ部材27
の傾斜面27aで略45度に折曲するのみで両本曲げロ
ーラ6,7へ送るようにしてもフランジ31bは両本曲
げローラ6,7によりヘミング加工されるが、前記のガ
イド面29cを設けると、フランジ部が一層良好に両本
曲げローラ6,7間へ誘導され、一層高精度のヘミング
加工が行われる。
【0046】なお、前記予備曲げ部材27は、回転不能
に昇降板22に固着してもよく、更に、昇降板22と一
体の固定突起でもよい。更に、予備曲げ部材27を固定
して設ける場合は、前記のような全円にする必要はな
い。
【0047】図10及び図11は第2実施例を示す。本
第2実施例は、前記第1実施例における離反機構20の
変形例を示す。すなわち、前記第1実施例における進退
駆動手段24の代わりにモータなどからなる回転駆動手
段40を設け、その回転駆動軸41の先端に偏芯カム4
2を備え、前記昇降板22には前記案内溝23の代わり
に前記偏芯カム42が回転可能に嵌合する凹部43を形
成し、回転駆動手段40により偏芯カム42を連続回転
することにより昇降板22を短時間に微小量だけ昇降運
動をさせるようにしたものである。この昇降板22の昇
降運動により、該昇降板22に付設された前記予備曲げ
部材27及びガイド部材29も短時間に微小量だけ連続
的に昇降運動する。また、この昇降運動は、その最下降
状態において予備曲げ部材27における傾斜面27aの
最下面が、前記図6に示す略45度に折曲されたフラン
ジ部31cに略位置するように設定する。
【0048】前記昇降運動としては、例えば1秒間に8
回程度の昇降サイクルで、かつその昇降量を約6mmと
して連続的に行う。その他の構造は前記第1実施例と同
様であるため、前記と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0049】本第2実施例においては、前記のように予
備曲げ部材27とガイド部材29によりフランジ部を予
備曲げ加工する際に、その予備曲げ部材27とガイド部
材29を前記のように微小に昇降させることにより、フ
ランジ部の折曲加工に要する力が軽減されるとともに高
精度のヘミング形状が得られる。
【0050】図12乃至図14は第3実施例を示す。本
第3実施例は、前記ガイド部材29における進行方向A
の前方側に、ストッパ部50をガイド部材29と一体に
垂設し、かつガイド部材29の前面に位置してワークへ
の当て板51を前記予備曲げ部材27と一体的に設けた
ものである。前記ストッパ部50の裏面には図13及び
図14に示すように、上方が奥部へ傾斜するテーパ状の
ストッパ面50aが形成されている。該ストッパ面50
aは、前記略直立状態のフランジ部31bが通過する位
置に配置され、前記予備曲げ部材27で押し曲げられる
略直立状態のフランジ部31bを、該フランジ部31b
を挟んで予備曲げ部材27と反対側の面で、かつ予備曲
げ部材27の進行方向Aの前方位置で受けるようになっ
ている。
【0051】また、前記当て板51は、前記予備曲げ部
材27と同芯の円板状に形成され、かつその外周面は、
前記受けローラ8上を通過するワークに接するか或いは
近接する径に設定されている。
【0052】その他の構造は前記第1実施例と同様であ
るため、同一部分には同一符号を付してその説明は省略
する。本第3実施例においては、予備曲げ部材27によ
ってフランジ部31bを折曲する際にヘッド1に生じる
反力(図14の矢印D方向への反力)をストッパ部50
がフランジ部31bに当たることで受け止め、ヘッド1
に作用する反力を軽減することができる。
【0053】なお、本第3実施例の特徴部を前記第2実
施例に適用してもよい。図15及び図16は第4実施例
を示す。本第4実施例は、前記第1実施例に示すヘッド
1を作業者が手で持ってヘミング加圧するのに適するよ
うにした例である。
【0054】すなわち、前記第1実施例における取付板
2の上面に、前記進行方向Aと同方向の案内溝を形成し
たスライダ60と、該スライダ60の案内溝に摺動可能
に嵌合したレール61からなるスライド部62を設け、
前記レール61に支板63を設け、更に前記支板63に
は、油圧式、電気式、空圧式等のアクチュエータからな
るストローク機構64を、そのロッド65が前記進行方
向Aに進退するようにして備え、更に、そのロッド65
を連結板66で前記取付板2に連結したものである。
【0055】その他の構造は前記第1実施例と同様であ
るため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。本実施例においては、支板63に適宜な把持機構
を備え、作業者がこの把持機構を把持してヘッド1を手
持ちし、駆動モータ19を起動した状態で予備曲げ部材
27と受けローラ8を直立状態のフランジ部31bの始
端部に位置させ、その後、前記ストローク機構64を前
進起動してヘッド1を前進させ、予備曲げ部材27と受
けローラ8間にフランジ部31bを喰い込ませることに
より、ヘミング加工が行える。そのため、手持ちによる
ヘミング加工が容易に行える。
【0056】なお、本第4実施例の特徴部を前記第2実
施例及び第3実施例に適用してもよい。図17及び図1
8は第5実施例を示す。
【0057】本第5実施例は前記第4実施例において、
前記ストローク機構64とこれに関連するロッド65、
連結板66を排し、前記支板63に移動機構(ロボッ
ト)の手首部70を連結したものである。
【0058】その他の構造は前記第4実施例と同様であ
るため、同一部分には同一符号を付してその説明は省略
する。本実施例においては、移動機構(ロボット)によ
りヘッド1をヘミング加工開始端まで移動し、予備曲げ
部材27と受けローラ8によるヘミング加工開始後は移
動機構(ロボット)を停止し、この移動機構(ロボッ
ト)の停止状態でスライド部62によりヘッド1を前記
のように自走させる。そして、ヘミング加工終了後に再
度移動機構(ロボット)を起動してヘッド1を他のヘミ
ング加工部へ移動させる。
【0059】また、ヘミング加工終了後において、前記
昇降板22の上昇による予備曲げ部材27の離脱中ある
いは前記移動機構による移動中に、前記スライダ60内
に設けた図示しない復帰手段によりヘッド1を原点位置
まで復帰させる。
【0060】本第5実施例によれば、移動機構(ロボッ
ト)は、ヘッド1をヘミング加工開始端まで移動させた
り、ヘミング加工終端から離間させる動作のみでよく、
ヘミング加工中は移動機構(ロボット)の追従動作を省
くことができる。そのため、移動機構をヘミング加工中
に追従させるエネルギーを節約でき、エネルギー効率が
向上する。
【0061】なお、本第5実施例の特徴部を前記第1及
び第2及び第3実施例に適用してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、1工程でヘミング加工が行える上に、ヘ
ッドに備えたヘミング加工用のローラ自身の駆動でヘッ
ドを自走させるため、ヘッドを手持ちする場合や移動機
構で支持する場合に容易にヘミング加工が行える。しか
も、本曲げローラがワークを従来のように押圧狭持しな
いため、ヘッドの自走の駆動力を低減して、加工エネル
ギーを低減することができる。
【0063】請求項2に記載のように、前記ヘッドを移
動機構で支持する場合には、一連の加工がローラ自身の
駆動によるものであり、移動機構は自走するヘッドの移
動力によって追従させるのみでよい。そのため、従来の
ような移動機構への負担および移動機構との接続部等の
摩耗を低減し、耐久性を向上させることができる。更
に、大きな移動機構を駆動するエネルギーも低減でき
る。
【0064】請求項3記載の発明によれば、更に、ヘッ
ドの離脱、セットの作業が容易になる。請求項4記載の
発明によれば、更に、ガイド部材によってヘミング加工
が一層高精度に行える。
【0065】請求項5記載の発明によれば、移動機構の
移動に要するエネルギーを低減し、更に一層エネルギー
効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の斜視図。
【図2】図1における正面図。
【図3】図1における側面図。
【図4】図1における案内ローラと本曲げローラの連動
関係を示す斜視図。
【図5】図1における加工部を示す正面図。
【図6】図5における側面図。
【図7】図1におけるガイド部材を示すもので、(a)
は正面図、(b)は側面図、(c)は裏側から見た斜視
図。
【図8】本発明の装置により加工されるワークの加工前
の状態を示す斜視図。
【図9】図8のワークをヘミング加工している途中の状
態を示す斜視図。
【図10】本発明の第2実施例を示す正面図。
【図11】図11における側面図。
【図12】本発明の第3実施例を示す要部の正面図。
【図13】図12における側面図。
【図14】図12における実施例によりヘミング加工し
ている途中の状態を示す斜視図。
【図15】本発明の第4実施例を示す正面図。
【図16】図15における側面図。
【図17】本発明の第5実施例を示す正面図。
【図18】図17における側面図。
【図19】第1の従来の技術を示す斜視図。
【図20】図19の装置による加工状態を示す図。
【図21】図20の各部の断面を示すもので、(a)は
図20におけるE−E線断面図、(b)はF−F線断面
図、(c)はG−G線断面図、(d)はH−H線断面
図。
【図22】第2の従来の技術を示すもので、(a)は予
備曲げ加工状態、(b)は本曲げ加工状態を示す。
【符号の説明】
1 ヘッド 6,7 本曲げローラ 8 受けローラ 19 駆動モータ 20 離反装置 29 ガイド部材 30 他方のパネル 30a 端縁 31 一方のパネル 31b フランジ部 62 スライド部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月6日(2000.6.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、二枚のパネルより
なるワークの端縁に沿ってヘッドを走行させ、一方のパ
ネル端縁に形成されたフランジ部を折曲して他方のパネ
ルの端縁を内側に抱き込み加工するヘミング加工装置で
あって、ヘッドの進行方向の前方に、予備曲げ部材と受
けローラを、ワークの二枚のパネルの板厚とフランジ部
の板厚の総計以上の間隙を有して配置し、ヘッドの進行
方向の後方には、一対の本曲げローラを、ワークの二枚
のパネルの板厚とフランジ部の板厚の総計と略同一かそ
以上の間隙を有して平行配置し、前記の状態で前記予
備曲げ部材以外の前記のローラを自転駆動してヘッドを
自走させて抱き込み加工することを特徴とするものであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 岡本 時治 愛知県西加茂郡三好町大字三好字八和田山 5番地35 株式会社三五八和田山工場内 (72)発明者 池田 潤実 愛知県西加茂郡三好町大字三好字八和田山 5番地35 株式会社三五八和田山工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚のパネルよりなるワークの端縁に沿
    ってヘッドを走行させ、一方のパネル端縁に形成された
    フランジ部を折曲して他方のパネルの端縁を内側に抱き
    込み加工するヘミング加工装置であって、 ヘッドの進行方向の前方に、予備曲げ部材と受けローラ
    を、ワーク板厚より大きな間隙を有して配置し、ヘッド
    の進行方向の後方には、一対の本曲げローラをワークの
    板厚以上の間隙を有して平行配置し、前記の状態で前記
    予備曲げ部材以外の前記のローラを自転駆動してヘッド
    を自走させて抱き込み加工することを特徴とするヘミン
    グ加工装置。
  2. 【請求項2】 ワーク端縁の加工開始点までのヘッドの
    移動と加工終了点からのヘッドの離脱を行い、かつヘッ
    ドの自走中はヘッドに加工力を付与せずヘッドに追従す
    る移動機構を有することを特徴とする請求項1記載のヘ
    ミング加工装置。
  3. 【請求項3】 前記予備曲げ部材を加工位置から任意に
    離反可能な離反装置を前記ヘッドに配備したことを特徴
    とする請求項1又は2記載のヘミング加工装置。
  4. 【請求項4】 前記離反装置に、前記予備曲げ部材によ
    り曲げられたフランジ部を前記本曲げローラへ案内する
    ガイド部材を付設したことを特徴とする請求項3記載の
    ヘミング加工装置。
  5. 【請求項5】 前記移動機構とヘッドとの間に、ヘッド
    の進行方向に対する相対的な変位を許容するスライド部
    を有することを特徴とする請求項2又は3又は4記載の
    ヘミング加工装置。
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