JP2001053246A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2001053246A
JP2001053246A JP2000160368A JP2000160368A JP2001053246A JP 2001053246 A JP2001053246 A JP 2001053246A JP 2000160368 A JP2000160368 A JP 2000160368A JP 2000160368 A JP2000160368 A JP 2000160368A JP 2001053246 A JP2001053246 A JP 2001053246A
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film
insulating film
capacitor
plug
lower electrode
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JP2000160368A
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English (en)
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Yasutoshi Okuno
泰利 奥野
Akihiko Kotani
昭彦 鼓谷
Yoshihiro Mori
義弘 森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグにシリサイド層を形成してプラグを低
抵抗化すると共にプラグのシリサイド層とキャパシタの
容量下部電極との接触を防止する。 【解決手段】 シリコン基板10上の第1の層間絶縁膜
11に形成されたコンタクトホール12に、その上部が
残るようにポリシリコン膜13を形成した後、ポリシリ
コン膜13上に堆積されたコバルト膜に対して熱処理を
行なって、ポリシリコン膜13の表面部にコバルトシリ
サイド層15を形成する。コバルトシリサイド層15の
上にバリア層17を形成して、ポリシリコン膜13、コ
バルトシリサイド層15及びバリア層17からなるプラ
グ18を形成する。第1の層間絶縁膜11上に堆積され
た第2の層間絶縁膜19に凹部20をプラグ18の上面
が露出するように形成した後、凹部20の壁面及び底部
に容量下部電極となる導電性膜21を堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上の絶
縁膜に埋め込まれたキャパシタを有する半導体装置及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DRAM(ダイナミックランダムアクセ
スメモリ)等の半導体装置の微細化に伴って、メモリセ
ル構造としてプレーナ型に代えてスタック型又はトレン
チ型等を用いることにより、キャパシタをトランジスタ
に対して3次元的に配置して、単位面積当たりの蓄積電
荷つまり静電容量を増大させるようになってきた。
【0003】以下、従来の半導体装置について図12を
参照しながら説明する。
【0004】図12に示すように、メモリセルを構成す
るトランジスタ(図示省略)が形成されている半導体基
板50の上に第1の絶縁膜51が形成されていると共
に、第1の絶縁膜51に、半導体基板50(トランジス
タの拡散層)と接続するプラグ52が形成されている。
プラグ52は、第1の絶縁膜51に順次埋め込まれたポ
リシリコン膜52a及びバリア層52bからなる。
【0005】また、第1の絶縁膜51の上に第2の絶縁
膜53が形成されていると共に、第2の絶縁膜53に、
プラグ52と接続するキャパシタ54が形成されてい
る。キャパシタ54は、第2の絶縁膜53に順次埋め込
まれた下部電極54a、容量絶縁膜54b及び上部電極
54cからなる。
【0006】従来の半導体装置によると、プラグ52に
おいてポリシリコン膜52aの上にバリア層52bが形
成されているため、プラグ52のポリシリコン膜52a
とキャパシタ54の下部電極54aとの接触を防止でき
る。このため、キャパシタ54を形成するときにプラグ
52のポリシリコン膜52aが酸化されてプラグ52の
電気的特性が劣化する事態を防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置においては、微細化に伴ってプラグ径が小さ
くなるに従って、主としてポリシリコン膜52aからな
るプラグ52の電気抵抗が高くなるという第1の問題が
ある。
【0008】また、従来の半導体装置においては、キャ
パシタ54の形成時に下部電極54aが汚染されたり又
は第1の絶縁膜51若しくは第2の絶縁膜53が過剰に
エッチングされたりして、キャパシタ54の信頼性が保
証されなくなるという第2の問題がある。
【0009】前述の第1の問題に対して本件発明者ら
は、キャパシタと接続しているプラグを低抵抗化するた
めに、プラグを構成するポリシリコン膜をシリサイド化
することを検討した。具体的には、プラグを構成するポ
リシリコン膜をチタンを用いてシリサイド化してみた。
【0010】以下、プラグを構成するポリシリコン膜を
チタンを用いてシリサイド化する方法について、図13
(a)〜(d)及び図14(a)〜(d)を参照しなが
ら説明する。
【0011】まず、図13(a)に示すように、シリコ
ン基板60上の第1の層間絶縁膜61に形成されたコン
タクトホール62にポリシリコン膜63を埋め込んだ
後、図13(b)に示すように、コンタクトホール62
に埋め込まれたポリシリコン膜63の上部を除去して、
コンタクトホール62におけるポリシリコン膜63の上
にリセス部62aを形成する。
【0012】次に、図13(c)に示すように、シリコ
ン基板60の上にチタン膜64をポリシリコン膜63の
上面が覆われるように堆積した後、図13(d)に示す
ように、チタン膜64に対してシリサイド化反応のため
の熱処理を行なってチタンシリサイド層65を形成す
る。
【0013】尚、後の工程においてチタンシリサイド層
65の上にバリア層67(図14(c)参照)を形成す
るときに、バリア層67の内部にボイドが形成されない
ようにするために、リセス部62aのアスペクト比は
0.5〜1.0程度(深さ50〜100nm程度、直径
100〜200nm程度)に設定した。このとき、図1
3(c)に示すように、チタン膜64はリセス部62a
の内側から外側にかけて連続的に形成された。また、図
13(d)に示すように、チタンシリサイド層65は、
ポリシリコン膜63の表面部だけではなく、リセス部6
2aの壁面及びリセス部62aの外側にも形成された。
すなわち、チタンシリサイド層65は、リセス部62a
の開口部近傍つまりコンタクトホール62の開口部近傍
にも形成された。
【0014】次に、図14(a)に示すように、未反応
のチタン膜64をウエットエッチングにより選択的に除
去した後、図14(b)に示すように、チタンシリサイ
ド層65の上に例えばTiN膜66をリセス部62aが
完全に埋まるように堆積する。
【0015】次に、図14(c)に示すように、リセス
部62aの外側のTiN膜66及びチタンシリサイド層
65をCMP(化学機械研磨)法により除去して、リセ
ス部62aにおけるチタンシリサイド層65の内側にT
iN膜66からなるバリア層67を形成する。これによ
り、ポリシリコン膜63、チタンシリサイド層65及び
バリア層67からなるプラグ68がコンタクトホール6
2に形成される。
【0016】次に、図14(d)に示すように、第1の
層間絶縁膜61の上に第2の層間絶縁膜69を堆積した
後、第2の層間絶縁膜69に凹部70をプラグ68の上
面が露出するように形成し、その後、第2の層間絶縁膜
69の上に、キャパシタの容量下部電極となる導電性膜
71を、凹部70の壁面及び底部が覆われるように堆積
する。
【0017】続いて、図示は省略しているが、凹部70
の外側の導電性膜71を除去して、凹部70の壁面及び
底部に導電性膜71からなる容量下部電極を形成した
後、該容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量上部電極
を順次形成する。
【0018】ところが、以上に説明した方法を用いた場
合、導電性膜71の堆積後に導電性膜71の電気的特性
を改善するために熱処理を行なったときに、チタンシリ
サイド層65と導電性膜71とが直接に接触しているこ
と(図14(d)参照)に起因して、チタンシリサイド
層65と導電性膜71とが反応して、導電性膜71つま
りキャパシタの容量下部電極がシリサイド化されてしま
った。また、容量下部電極の上に酸素を含む容量絶縁膜
を形成したときに、プラグ68のチタンシリサイド層6
5が酸化されてプラグ68の抵抗が高くなり、それによ
ってプラグ68を使用することができなくなった。
【0019】前記に鑑み、本発明は、プラグにシリサイ
ド層を形成してプラグを低抵抗化すると共にプラグのシ
リサイド層とキャパシタの容量下部電極との接触を防止
することを第1の目的とし、キャパシタの信頼性を向上
させることを第2の目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本件発明者らは、図13
(a)〜(d)及び図14(a)〜(d)に示す方法に
おいて、チタンシリサイド層65と導電性膜71とが直
接に接触してしまう原因、すなわち、チタンシリサイド
層65がポリシリコン膜63の表面部だけではなくリセ
ス部62aの開口部近傍にも形成されてしまう原因につ
いて検討した。その結果、チタン膜64とポリシリコン
膜63との間でシリサイド化反応が生じるときに、リセ
ス部62aの内側から外側にかけて連続的に形成されて
いるチタン膜64を構成するチタン原子の中に、ポリシ
リコン膜63を構成するシリコン原子が拡散するため、
チタンシリサイド層65がリセス部62aの開口部近傍
にも形成されることが判明した。
【0021】また、本件発明者らが、プラグを構成する
ポリシリコン膜をタングステンを用いてシリサイド化し
てみたところ、この場合も、タングステン膜を構成する
タングステン原子の中にポリシリコン膜を構成するシリ
コン原子が拡散するため、同様の問題が発生することが
判明した。
【0022】そこで、本件発明者らは、金属膜とポリシ
リコン膜との間でシリサイド化反応が生じるときに、金
属膜を構成する金属原子の中にポリシリコン膜を構成す
るシリコン原子が拡散することを抑制しつつシリサイド
層を形成する方法について検討した。その結果、ポリシ
リコン膜をコバルトを用いてシリサイド化した場合、つ
まりコバルトシリサイド層を形成する場合、ポリシリコ
ン膜を構成するシリコン原子の中にコバルト膜を構成す
るコバルト原子が拡散することが判明した。
【0023】本発明は、前記の知見に基づきなされたも
のであって、具体的には、前記の第1の目的を達成する
ために、本発明に係る半導体装置は、半導体基板上に堆
積された第1の絶縁膜に埋め込まれたプラグと、第1の
絶縁膜上に堆積された第2の絶縁膜に順次埋め込まれた
下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなり、プラグと
接続されたキャパシタとを備え、プラグはコバルトシリ
サイド層と該コバルトシリサイド層の上に形成されたバ
リア層とを有している。
【0024】本発明の半導体装置によると、プラグがコ
バルトシリサイド層を有しているため、プラグを低抵抗
化することができる。また、プラグがコバルトシリサイ
ド層の上に形成されたバリア層を有しているため、コバ
ルトシリサイド層とキャパシタの下部電極との接触を防
止できる。従って、下部電極を形成するときに下部電極
がシリサイド化されることを防止できると共に、下部電
極の上に容量絶縁膜を形成するときにコバルトシリサイ
ド層つまりプラグが酸化されることを防止できる。
【0025】本発明の半導体装置において、第1の絶縁
膜の上側にSiN膜又はSiAlN膜からなる保護絶縁
膜が形成されていることが好ましい。
【0026】このようにすると、キャパシタを埋め込む
ための凹部を第2の絶縁膜に形成するときに、保護絶縁
膜をエッチングストッパーとして用いることができるの
で、第1の絶縁膜が損傷を受けることを防止できる。
【0027】本発明の半導体装置において、第2の絶縁
膜の上側にSiN膜又はSiAlN膜からなる保護絶縁
膜が形成されていることが好ましい。
【0028】このようにすると、キャパシタを埋め込む
ための凹部が形成された第2の絶縁膜の上に下部電極用
導電性膜を堆積した後、凹部の外側の下部電極用導電性
膜を除去して凹部に下部電極を形成するときに、保護絶
縁膜をエッチングストッパーとして用いることができる
ので、第2の絶縁膜が損傷を受けることを防止できる。
【0029】前記の第1の目的を達成するために、本発
明に係る第1の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
に第1の絶縁膜を堆積する第1の工程と、第1の絶縁膜
にコンタクトホールを形成する第2の工程と、コンタク
トホールにその上部が残るようにシリコン膜を形成する
第3の工程と、シリコン膜の上にコバルト膜を堆積した
後、熱処理によりシリコン膜とコバルト膜とを反応させ
て、シリコン膜の表面部にコバルトシリサイド層を形成
する第4の工程と、コバルトシリサイド層の上にバリア
層を、コンタクトホールが完全に埋まるように形成し
て、コンタクトホールにシリコン膜、コバルトシリサイ
ド層及びバリア層からなるプラグを形成する第5の工程
と、第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を堆積する第6の
工程と、第2の絶縁膜に凹部を、プラグの上面が露出す
るように形成する第7の工程と、凹部に容量下部電極、
容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成する第8の工程
とを備えている。
【0030】第1の半導体装置の製造方法によると、プ
ラグにコバルトシリサイド層を形成するため、プラグを
低抵抗化することができる。また、コンタクトホールに
その上部が残るように形成されたシリコン膜の上にコバ
ルト膜を堆積した後、熱処理によりシリコン膜の表面部
にコバルトシリサイド層を形成するときに、シリコン膜
を構成するシリコン原子の中にコバルト膜を構成するコ
バルト原子が拡散するので、シリコン膜の表面部のみに
コバルトシリサイド層が形成される。言い換えると、コ
ンタクトホールの開口部近傍にはコバルトシリサイド層
が形成されない。このため、コバルトシリサイド層の上
にバリア層を形成して、シリコン膜、コバルトシリサイ
ド層及びバリア層からなるプラグを形成するときに、コ
バルトシリサイド層の上に全面に亘ってバリア層を形成
できるので、プラグのコバルトシリサイド層と、プラグ
上に形成されるキャパシタの容量下部電極との接触を防
止できる。従って、容量下部電極を形成するときに容量
下部電極がシリサイド化されることを防止できると共
に、容量下部電極の上に容量絶縁膜を形成するときにコ
バルトシリサイド層つまりプラグが酸化されることを防
止できる。
【0031】第1の半導体装置の製造方法において、第
1の工程と第2の工程との間に第1の絶縁膜の上側にS
iN膜又はSiAlN膜からなる保護絶縁膜を形成する
工程をさらに備えていることが好ましい。
【0032】このようにすると、第2の絶縁膜に凹部を
形成するときに、保護絶縁膜をエッチングストッパーと
して用いることができるので、第1の絶縁膜が損傷を受
けることを防止できる。
【0033】前記の第2の目的を達成するために、本発
明に係る第2の半導体装置の製造方法は、半導体基板上
に絶縁膜を堆積する第1の工程と、絶縁膜に第1の凹部
を形成する第2の工程と、第1の凹部が形成されている
絶縁膜の上に導電性膜を、第1の凹部における導電性膜
の内側に第2の凹部が形成されるように堆積する第3の
工程と、第2の凹部に保護膜を埋め込む第4の工程と、
第1の凹部の外側の導電性膜を除去して、第1の凹部の
壁面及び底部に、導電性膜からなる容量下部電極を形成
する第5の工程と、保護膜を除去して容量下部電極を露
出させた後、該容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量
上部電極を順次形成する第6の工程とを備えている。
【0034】第2の半導体装置の製造方法によると、第
1の凹部が形成されている絶縁膜の上に導電性膜を、第
1の凹部における導電性膜の内側に第2の凹部が形成さ
れるように堆積した後、第2の凹部に保護膜を埋め込
み、その後、第1の凹部の外側の導電性膜を除去して、
第1の凹部の壁面及び底部に、導電性膜からなる容量下
部電極を形成する。このため、第1の凹部の内側の導電
性膜、つまり導電性膜における容量下部電極となる部分
を保護膜により覆いながら、第1の凹部の外側の導電性
膜、つまり導電性膜における容量下部電極とならない部
分を除去できる。従って、容量下部電極がエッチング残
さ又はCMPスラリー等により汚染されることを防止し
て、キャパシタの信頼性を向上させることができる。ま
た、容量下部電極として、酸素プラズマに曝されると酸
化する導電性膜、例えばルテニウム膜等を用いる場合、
容量下部電極が酸化されて変質することを防止できる。
【0035】第2の半導体装置の製造方法において、第
1の工程と第2の工程との間に絶縁膜の上側にSiN膜
又はSiAlN膜からなる保護絶縁膜を形成する工程を
さらに備えていることが好ましい。
【0036】このようにすると、第1の凹部の外側の導
電性膜を除去するときに、保護絶縁膜をエッチングスト
ッパーとして用いることができるので、絶縁膜が損傷を
受けることを防止できる。また、保護膜を除去するとき
に、保護絶縁膜をマスクとして用いることができるの
で、絶縁膜が損傷を受けることを防止できる。
【0037】第2の半導体装置の製造方法において、導
電性膜は白金膜からなり、第3の工程は、導電性膜を堆
積した後、該導電性膜に対して400〜750℃程度の
熱処理を行なう工程を含むことが好ましい。
【0038】このようにすると、導電性膜のグレイン成
長により段差被覆性が向上するため、導電性膜つまり容
量下部電極の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止でき
る。このため、容量絶縁膜の段差被覆性に起因して、容
量下部電極の上に堆積された容量絶縁膜の折れ曲がり部
が薄膜化する事態を防止できるので、容量下部電極と容
量上部電極との間に生じるリーク電流の増大を抑制でき
る。
【0039】第2の半導体装置の製造方法において、第
5の工程は、保護膜をマスクとして導電性膜に対してエ
ッチングを行なって、第1の凹部の外側の導電性膜を除
去する工程を含むことが好ましい。
【0040】このようにすると、従来のレジストを用い
たエッチバックを行なう方法と比べて、導電性膜に対し
てより高いエッチング選択比が得られるので、第1の凹
部の外側の導電性膜を正確且つ容易に除去することがで
きる。
【0041】第2の半導体装置の製造方法において、保
護膜は絶縁性を有しており、第6の工程は、保護膜が容
量下部電極の折れ曲がり部に残存するように、保護膜を
除去する工程を含むことが好ましい。
【0042】このようにすると、容量下部電極の折れ曲
がり部が薄膜化した場合、該薄膜化した部分を残存する
保護膜により覆うことができるため、容量絶縁膜の段差
被覆性に起因して、容量下部電極の上に堆積された容量
絶縁膜の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止できる。
このため、容量下部電極と容量上部電極との間に生じる
リーク電流の増大を抑制できる。また、容量絶縁膜の折
れ曲がり部が薄膜化した場合、該薄膜化した部分の下に
保護膜が残存しているため、容量下部電極と容量上部電
極とがショートすることを防止できる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、具体的な実施形態について
説明する前に、前記の第1の目的、すなわち、プラグに
シリサイド層を形成してプラグを低抵抗化すると共に、
プラグのシリサイド層とキャパシタの容量下部電極との
接触を防止するという目的を達成するための原理につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0044】図1(a)〜(d)及び図2(a)〜
(d)は、プラグを構成するポリシリコン膜をコバルト
を用いてシリサイド化する方法の各工程を示す断面図で
ある。
【0045】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板10上の第1の層間絶縁膜11に形成されたコンタ
クトホール12にポリシリコン膜13を埋め込んだ後、
図1(b)に示すように、コンタクトホール12に埋め
込まれたポリシリコン膜13の上部を除去して、コンタ
クトホール12におけるポリシリコン膜13の上にリセ
ス部12aを形成する。
【0046】次に、図1(c)に示すように、シリコン
基板10の上にコバルト膜14をポリシリコン膜13の
上面が覆われるように堆積した後、図1(d)に示すよ
うに、コバルト膜14に対してシリサイド化反応のため
の熱処理を行なってコバルトシリサイド層15を形成す
る。
【0047】このとき、ポリシリコン膜13を構成する
シリコン原子の中にコバルト膜14を構成するコバルト
原子が拡散するため、コバルトシリサイド層15はポリ
シリコン膜13の表面部のみに形成される。言い換える
と、コバルトシリサイド層15がリセス部12aの外側
つまりコンタクトホール12の外側に形成されたり、又
はコンタクトホール12の開口部近傍に形成されたりす
ることはない。
【0048】次に、図2(a)に示すように、未反応の
コバルト膜14を例えばウエットエッチングにより選択
的に除去した後、図2(b)に示すように、コバルトシ
リサイド層15の上に例えばTiN膜16をリセス部1
2aが完全に埋まるように堆積する。
【0049】次に、図2(c)に示すように、リセス部
12aの外側のTiN膜16を例えばCMP法により除
去して、リセス部12aにおけるコバルトシリサイド層
15の上にTiN膜16からなるバリア層17を形成す
る。これにより、ポリシリコン膜13、コバルトシリサ
イド層15及びバリア層17からなるプラグ18がコン
タクトホール12に形成される。
【0050】このとき、図1(d)に示す工程において
コバルトシリサイド層15がポリシリコン膜13の表面
部のみに形成されているので、プラグ18においてバリ
ア層17はコバルトシリサイド層15の上に全面に亘っ
て形成される。
【0051】次に、図2(d)に示すように、第1の層
間絶縁膜11の上に第2の層間絶縁膜19を堆積した
後、第2の層間絶縁膜19に凹部20をプラグ18の上
面が露出するように形成し、その後、第2の層間絶縁膜
19の上に、キャパシタの容量下部電極となる導電性膜
21を、凹部20の壁面及び底部が覆われるように堆積
する。
【0052】このとき、図2(c)に示す工程において
バリア層17がコバルトシリサイド層15の上に全面に
亘って形成されているので、コバルトシリサイド層15
と導電性膜21つまり容量下部電極との接触を防止する
ことができる。
【0053】続いて、図示は省略しているが、凹部20
の外側の導電性膜21を除去して、凹部20の壁面及び
底部に導電性膜21からなる容量下部電極を形成した
後、該容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量上部電極
を順次形成する。
【0054】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態に係る半導体装置、具体的には、図1(a)〜(d)
及び図2(a)〜(d)に示す方法を用いて製造された
半導体装置について図面を参照しながら説明する。尚、
第1の実施形態に係る半導体装置は、1トランジスタ・
1キャパシタ型のメモリセルがマトリクス状に配置され
たDRAMを対象としているが、本発明はこれに限られ
ず、その他の半導体記憶装置、又はメモリとロジックと
が混載された半導体装置に利用することができる。
【0055】図3は第1の実施形態に係る半導体装置の
平面図であり、図4は図3におけるI−I線の断面図で
あり、図5は図3におけるII−II線の断面図である。
【0056】図3〜図5に示すように、シリコン基板1
00にSTI(素子分離絶縁膜)101により囲まれた
活性領域102が形成されていると共に、活性領域10
2のチャネル領域の上に、ゲート電極となるワードライ
ン103が形成されている。また、シリコン基板100
の上に例えばSiO2 膜からなる第1の層間絶縁膜10
4、及び例えばSiN膜からなる第1の保護絶縁膜10
5が順次堆積されていると共に、第1の層間絶縁膜10
4及び第1の保護絶縁膜105に、活性領域102のソ
ース領域と電気的に接続するプラグ(ストレージノード
コンタクト)106が形成されている。プラグ106
は、第1の層間絶縁膜104及び第1の保護絶縁膜10
5に順次埋め込まれたポリシリコン膜106a、コバル
トシリサイド層106b及びバリア層106cからな
る。バリア層106cとしては例えばTiN膜又はTi
AlN膜等を用いる。
【0057】尚、第1の実施形態に係る半導体装置は、
図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(d)に示す方法
を用いて製造されているため、プラグ106において、
バリア層106cはコバルトシリサイド層106bの上
に全面に亘って形成されている。
【0058】また、第1の層間絶縁膜104の下部に、
活性領域102のドレイン領域と電気的に接続するビッ
トラインコンタクト107が形成されていると共に、第
1の層間絶縁膜104におけるビットラインコンタクト
107よりも上側の部分に、ビットラインコンタクト1
07と電気的に接続するビットライン108が形成され
ている。
【0059】また、第1の保護絶縁膜105の上に例え
ばSiO2 膜からなる第2の層間絶縁膜109、及び例
えばSiN膜からなる第2の保護絶縁膜110が順次堆
積されていると共に、第2の層間絶縁膜109及び第2
の保護絶縁膜110に、プラグ106と電気的に接続す
るキャパシタ111が形成されている。キャパシタ11
1は、第2の層間絶縁膜109及び第2の保護絶縁膜1
10に順次埋め込まれた下部電極111a、容量絶縁膜
111b及び上部電極111cからなる。下部電極11
1a又は上部電極111cとしては例えば白金膜を用い
る。容量絶縁膜111bとしては例えばBST(バリウ
ムストロンチウムチタニウムオキサイド)膜を用いる。
【0060】第1の実施形態によると、プラグ106が
コバルトシリサイド層106bを有しているため、プラ
グ106を低抵抗化することができる。また、プラグ1
06がコバルトシリサイド層106bの上に全面に亘っ
て形成されたバリア層106cを有しているため、コバ
ルトシリサイド層106bとキャパシタ111の下部電
極111aとの接触を防止できる。従って、下部電極1
11aを形成するときに下部電極111aがシリサイド
化されることを防止できると共に、下部電極111aの
上に容量絶縁膜111bを形成するときにコバルトシリ
サイド層106bつまりプラグ106が酸化されること
を防止できる。
【0061】また、第1の実施形態によると、第1の層
間絶縁膜104の上側にSiN膜からなる第1の保護絶
縁膜105が形成されているため、キャパシタ111を
埋め込むための凹部を第2の層間絶縁膜109に形成す
るときに、第1の保護絶縁膜105をエッチングストッ
パーとして用いることができるので、第1の層間絶縁膜
104が損傷を受けることを防止できる。
【0062】また、第1の実施形態によると、第2の層
間絶縁膜109の上側にSiN膜からなる第2の保護絶
縁膜110が形成されているため、下部電極111aを
形成するときに、具体的には、キャパシタ111を埋め
込むための凹部が形成された第2の層間絶縁膜109の
上に下部電極用導電性膜を堆積した後、凹部の外側の下
部電極用導電性膜を除去して凹部に下部電極111aを
形成するときに、第2の保護絶縁膜110をエッチング
ストッパーとして用いることができる。従って、第2の
層間絶縁膜109が損傷を受けることを防止できる。
【0063】尚、第1の実施形態において、プラグ10
6の構成材料としてポリシリコン膜106aを用いた
が、これに代えて、アモルファスシリコン膜等を用いて
もよい。
【0064】また、第1の実施形態において、第1の保
護絶縁膜105又は第2の保護絶縁膜110として、S
iN膜を用いたが、これに代えて、SiAlN膜を用い
てもよい。
【0065】また、第1の実施形態において、下部電極
111a又は上部電極111cとして白金膜を用いた
が、これに代えて、ルテニウム(Ru)膜、イリジウム
(Ir)膜若しくはパラジウム(Pd)膜等を用いても
よいし、又は、白金、ルテニウム、イリジウム及びパラ
ジウムのうちの少なくとも2種類の金属からなる合金膜
等を用いてもよい。
【0066】また、第1の実施形態において、容量絶縁
膜111bとしてBST膜を用いたが、これに代えて、
五酸化タンタル(Ta25)膜等を用いてもよい。
【0067】また、第1の実施形態において、ビットラ
イン108をキャパシタ111の下側に配置したが、こ
れに代えて、ビットライン108をキャパシタ111の
上側に配置してもよい。
【0068】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しな
がら説明する。
【0069】尚、第2の実施形態に係る半導体装置の製
造方法は、1トランジスタ・1キャパシタ型のメモリセ
ルがマトリクス状に配置されたDRAMの製造方法を対
象としているが、本発明はこれに限られず、その他の半
導体記憶装置の製造方法、又はメモリとロジックとが混
載された半導体装置の製造方法に利用することができ
る。
【0070】図6(a)〜(d)、図7(a)〜
(d)、図8(a)〜(c)、図9(a)〜(c)及び
図10(a)〜(c)は、第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【0071】まず、図6(a)に示すように、メモリセ
ルを構成するトランジスタ(図示省略)が形成されてい
るシリコン基板200の上に、例えばCVD(chemical
vapor deposition)法によりSiO2 膜からなる第1の
層間絶縁膜201を堆積した後、例えばCMP法により
第1の層間絶縁膜201を平坦化し、その後、平坦化さ
れた第1の層間絶縁膜201の上に、例えばSiN膜か
らなる第1の保護絶縁膜202を堆積する。
【0072】次に、第1の保護絶縁膜202上に形成さ
れたレジストパターン(図示省略)をマスクとして、第
1の保護絶縁膜202及び第1の層間絶縁膜201に対
して順次ドライエッチングを行なって、図6(b)に示
すように、第1の層間絶縁膜201及び第1の保護絶縁
膜202にコンタクトホール203を形成する。
【0073】次に、図6(c)に示すように、コンタク
トホール203にポリシリコン膜204を埋め込む。具
体的には、シリコン基板200の上に全面に亘って、例
えばCVD法によりポリシリコン膜204をコンタクト
ホール203が完全に埋まるように堆積した後、コンタ
クトホール203の外側のポリシリコン膜204を例え
ばCMP法又はドライエッチングにより除去する。
【0074】次に、図6(d)に示すように、コンタク
トホール203に埋め込まれたポリシリコン膜204の
上部を例えばドライエッチングにより除去して、コンタ
クトホール203におけるポリシリコン膜204の上に
リセス部203aを形成する。
【0075】次に、図7(a)に示すように、シリコン
基板200の上にコバルト膜205をポリシリコン膜2
04の上面が覆われるように堆積した後、図7(b)に
示すように、コバルト膜205に対してシリサイド化反
応のための熱処理を行なってコバルトシリサイド層20
6を形成する。
【0076】このとき、ポリシリコン膜204を構成す
るシリコン原子の中にコバルト膜205を構成するコバ
ルト原子が拡散するため、コバルトシリサイド層206
はポリシリコン膜204の表面部のみに形成される。言
い換えると、コバルトシリサイド層206がリセス部2
03aの外側つまりコンタクトホール203の外側に形
成されたり、又はコンタクトホール203の開口部近傍
に形成されることはない。
【0077】次に、図7(c)に示すように、未反応の
コバルト膜205をウエットエッチングにより選択的に
除去した後、図7(d)に示すように、コバルトシリサ
イド層206の上に例えばTiN膜207をリセス部2
03aが完全に埋まるように堆積する。
【0078】次に、図8(a)に示すように、コンタク
トホール203の外側のTiN膜207を例えばCMP
法又はドライエッチングにより除去して、コンタクトホ
ール203におけるコバルトシリサイド層206の上に
TiN膜207からなるバリア層208を形成する。こ
れにより、ポリシリコン膜204、コバルトシリサイド
層206及びバリア層208からなり、シリコン基板2
00と電気的に接続するプラグ209がコンタクトホー
ル203に形成される。
【0079】このとき、図7(b)に示す工程において
コバルトシリサイド層206がポリシリコン膜204の
表面部のみに形成されているので、プラグ209におい
てバリア層208はコバルトシリサイド層206の上に
全面に亘って形成される。
【0080】次に、図8(b)に示すように、シリコン
基板200の上に全面に亘って、例えばSiO2 膜から
なる第2の層間絶縁膜210及び例えばSiN膜からな
る第2の保護絶縁膜211を順次堆積する。
【0081】次に、第2の保護絶縁膜211上に形成さ
れたレジストパターン(図示省略)をマスクとして、第
2の保護絶縁膜211及び第2の層間絶縁膜210に対
して順次ドライエッチングを行なって、図8(c)に示
すように、第2の層間絶縁膜210及び第2の保護絶縁
膜211に第1の凹部212を、プラグ209の上面及
び第1の保護絶縁膜202の上面におけるプラグ209
の近傍が露出するように形成する。
【0082】このとき、第1の保護絶縁膜202(Si
N膜)が第2の層間絶縁膜210(SiO2 膜)に対し
てエッチング選択比を有しているため、第2の層間絶縁
膜210に第1の凹部212を形成するときに、第1の
保護絶縁膜202がエッチングストッパーとして作用す
るので、第1の層間絶縁膜201が除去されることを防
止できる。
【0083】次に、図9(a)に示すように、シリコン
基板200の上に全面に亘って、例えば白金膜からなる
第1の導電性膜213を、第1の凹部212の壁面及び
底部が覆われるように、言い換えると、第1の凹部21
2における第1の導電性膜213の内側に第2の凹部2
14が形成されるように堆積する。
【0084】第1の導電性膜213として白金膜を用い
る場合には、第1の導電性膜213の堆積後に第1の導
電性膜213に対して400〜750℃程度の熱処理を
行なうと、第1の導電性膜213のグレイン成長により
段差被覆性が向上するので、第1の導電性膜213の折
れ曲がり部(図9(a)のR0 )が薄膜化する事態を防
止できる。
【0085】次に、図9(b)に示すように、第2の凹
部214に、例えばSiO2 膜からなる保護膜215を
埋め込む。具体的には、シリコン基板200の上に全面
に亘って、例えばCVD法によりSiO2 膜を第2の凹
部214が完全に埋まるように堆積した後、該SiO2
膜に対して例えばCMP法、又はドライエッチングを用
いたエッチバックを行なって、第2の凹部214の外側
のSiO2 膜を除去する。これにより、第1の凹部21
2の外側の第1の導電性膜213が露出する。
【0086】次に、保護膜215をマスクとして第1の
導電性膜213に対して例えばドライエッチングを行な
って、図9(c)に示すように、第1の凹部212の外
側の第1の導電性膜213を除去して、第1の凹部21
2の壁面及び底部に、第1の導電性膜213からなる下
部電極216を形成する。
【0087】このとき、第2の保護絶縁膜211(Si
N膜)が第1の導電性膜213(白金膜)に対してエッ
チング選択比を有しているため、第1の凹部212の外
側の第1の導電性膜213を除去するときに、第2の保
護絶縁膜211がエッチングストッパーとして作用する
ので、第2の層間絶縁膜210が除去されることを防止
できる。
【0088】次に、保護膜215を例えばウエットエッ
チング又はドライエッチングにより除去して、図10
(a)に示すように、下部電極216を露出させる。
【0089】このとき、第2の保護絶縁膜211(Si
N膜)が保護膜215(SiO2 膜)に対してエッチン
グ選択比を有しているため、保護膜215を除去すると
きに、第2の保護絶縁膜211がマスクとして作用する
ので、第2の層間絶縁膜210が除去されることを防止
できる。
【0090】次に、図10(b)に示すように、下部電
極216の上に、例えばBST(バリウムストロンチウ
ムチタニウムオキサイド)膜からなる容量絶縁膜217
を、第2の凹部214の上部が残るように堆積する。
【0091】次に、図10(c)に示すように、容量絶
縁膜217の上に、例えば白金膜からなる第2の導電性
膜を堆積した後、該第2の導電性膜をパターニングして
上部電極218を形成する。これにより、下部電極21
6、容量絶縁膜217及び上部電極218からなり、プ
ラグ209と電気的に接続するキャパシタ219が第1
の凹部212に形成される。
【0092】続いて、図示は省略しているが、キャパシ
タ219の上に層間絶縁膜を堆積した後、上部電極21
8つまりDRAMのプレート電極と接続する配線又はプ
ラグを形成する。
【0093】以上に説明したように、第2の実施形態に
よると、プラグ209にコバルトシリサイド層206を
形成するため、プラグ209を低抵抗化することができ
る。また、コンタクトホール203にその上部が残るよ
うに形成されたポリシリコン膜204の上にコバルト膜
205を堆積した後、熱処理によりポリシリコン膜20
4の表面部にコバルトシリサイド層206を形成すると
きに、ポリシリコン膜204を構成するシリコン原子の
中にコバルト膜205を構成するコバルト原子が拡散す
るので、ポリシリコン膜204の表面部のみにコバルト
シリサイド層206が形成される。言い換えると、コン
タクトホール203の開口部近傍にはコバルトシリサイ
ド層206が形成されない。このため、コバルトシリサ
イド層206の上にバリア層208を形成して、ポリシ
リコン膜204、コバルトシリサイド層206及びバリ
ア層208からなるプラグ209を形成するときに、コ
バルトシリサイド層206の上に全面に亘ってバリア層
208を形成できるので、コバルトシリサイド層206
と、プラグ209上に形成されるキャパシタ219の下
部電極216との接触を防止できる。従って、下部電極
216を形成するときに下部電極216がシリサイド化
されることを防止できると共に、下部電極216の上に
容量絶縁膜217を形成するときにコバルトシリサイド
層206つまりプラグ209が酸化されることを防止で
きる。
【0094】また、第2の実施形態によると、第1の凹
部212が形成されている第2の層間絶縁膜210の上
に第1の導電性膜213を、第1の凹部212における
第1の導電性膜213の内側に第2の凹部214が形成
されるように堆積した後、第2の凹部214に保護膜2
15を埋め込み、その後、第1の凹部212の外側の第
1の導電性膜213を除去して、第1の凹部212の壁
面及び底部に第1の導電性膜213からなる下部電極2
16を形成する。このため、第1の凹部212の内側の
第1の導電性膜213、つまり第1の導電性膜213に
おける下部電極216となる部分を保護膜215により
覆いながら、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜
213、つまり第1の導電性膜213における下部電極
216とならない部分を除去できる。従って、下部電極
216がエッチング残さ等により汚染されることを防止
して、キャパシタ219の信頼性を向上させることがで
きる。また、下部電極216つまり第1の導電性膜21
3として、酸素プラズマに曝されると酸化する材料、例
えばルテニウム(Ru)等を用いる場合、下部電極21
6が酸化されて変質することを防止できる。
【0095】また、第2の実施形態によると、第1の層
間絶縁膜201の上側にSiN膜からなる第1の保護絶
縁膜202を形成するため、第1の層間絶縁膜201上
に堆積された第2の層間絶縁膜210に第1の凹部21
2を形成するときに、第1の保護絶縁膜202をエッチ
ングストッパーとして用いることができるので、第1の
層間絶縁膜201が損傷を受けることを防止できる。
【0096】また、第2の実施形態によると、第2の層
間絶縁膜210の上側にSiN膜からなる第2の保護絶
縁膜211を形成するため、第1の凹部212の外側の
第1の導電性膜213を除去するときに、第2の保護絶
縁膜211をエッチングストッパーとして用いることが
できるので、第2の層間絶縁膜210が損傷を受けるこ
とを防止できる。また、保護膜215を除去するとき
に、第2の保護絶縁膜211をマスクとして用いること
ができるので、第2の層間絶縁膜210が損傷を受ける
ことを防止できる。
【0097】また、第2の実施形態によると、第1の導
電性膜213が白金膜からなると共に、第1の導電性膜
213を堆積した後に第1の導電性膜213に対して4
00〜750℃程度の熱処理を行なうため、第1の導電
性膜213のグレイン成長により段差被覆性が向上する
ので、第1の導電性膜213つまり下部電極216の折
れ曲がり部が薄膜化する事態を防止できる。このため、
容量絶縁膜217の段差被覆性に起因して、下部電極2
16の上に堆積された容量絶縁膜217の折れ曲がり部
が薄膜化する事態を防止できるので、下部電極216と
上部電極218との間に生じるリーク電流の増大を抑制
できる。
【0098】また、第2の実施形態によると、保護膜2
15をマスクとして第1の導電性膜213に対してエッ
チングを行なって、第1の凹部212の外側の第1の導
電性膜213を除去するため、従来のレジストを用いた
エッチバックを行なう方法と比べて、第1の導電性膜2
13に対してより高いエッチング選択比が得られるの
で、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を
正確且つ容易に除去することができる。
【0099】尚、第2の実施形態において、プラグ20
9の構成材料としてポリシリコン膜を用いたが、これに
代えて、アモルファスシリコン膜等を用いてもよい。
【0100】また、第2の実施形態において、第1の保
護絶縁膜202としてSiN膜を用いたが、これに限ら
れず、第2の層間絶縁膜210に対してエッチング選択
比を有する他の絶縁膜を用いることができる。具体的に
は、第2の層間絶縁膜210としてSiO2 膜を用いる
場合、第1の保護絶縁膜202としてSiAlN膜を用
いてもよい。このようにすると、SiNより高密度で固
い材料であるAlNを混入する割合(該割合をxとした
場合、Si1-xAlxN膜となる)を制御することによ
り、第2の層間絶縁膜210に対するエッチング選択比
を制御できる。
【0101】また、第2の実施形態において、第2の保
護絶縁膜211としてSiN膜を用いたが、これに限ら
れず、第1の導電性膜213又は保護膜215に対して
エッチング選択比を有する他の絶縁膜を用いることがで
きる。具体的には、第1の導電性膜213及び保護膜2
15として、それぞれ白金膜及びSiO2 膜を用いる場
合、第2の保護絶縁膜211としてSiAlN膜を用い
てもよい。このようにすると、SiNより高密度で固い
材料であるAlNを混入する割合により、第1の導電性
膜213に対するエッチング選択比又は保護膜215に
対するエッチング選択比を制御できる。
【0102】また、第2の実施形態において、第1の凹
部212の外側の第1の導電性膜213を除去するため
にドライエッチングを用いたが、これに代えて、CMP
法を用いてもよい。このようにすると、第1の凹部21
2の内側の第1の導電性膜213を保護膜215により
覆いながら、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜
213を除去できるので、下部電極216がCMPスラ
リー等により汚染されることを防止して、キャパシタ2
19の信頼性を向上させることができる。また、この場
合、第2の保護絶縁膜211として、CMPによる研磨
率が第1の導電性膜213よりも低い絶縁膜を用いるこ
とが好ましい。具体的には、第1の導電性膜213とし
て白金膜を用いる場合、第2の保護絶縁膜211として
SiN膜又はSiAlN膜を用いることができる。
【0103】また、第2の実施形態において、バリア層
208としてTiN膜を用いたが、これに代えて、Ti
AlN膜等を用いてもよい。
【0104】また、第2の実施形態において、下部電極
216又は上部電極218として白金膜を用いたが、こ
れに代えて、ルテニウム(Ru)膜、イリジウム(I
r)膜若しくはパラジウム(Pd)膜等を用いてもよい
し、又は白金、ルテニウム、イリジウム及びパラジウム
のうちの少なくとも2種類の金属からなる合金膜等を用
いてもよい。
【0105】また、第2の実施形態において、容量絶縁
膜217としてBST膜を用いたが、これに代えて、T
25膜等を用いてもよい。
【0106】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照し
ながら説明する。
【0107】尚、第3の実施形態においては、第2の実
施形態に係る半導体装置の製造方法の図6(a)〜
(d)、図7(a)〜(d)、図8(a)〜(c)及び
図9(a)〜(c)に示す工程と同様の処理を行なうの
で、図9(c)に示す工程よりも後の工程について、図
11(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0108】まず、保護膜215(図9(c)参照)を
例えばウエットエッチング又はドライエッチングにより
除去して、図11(a)に示すように、下部電極216
を露出させる。このとき、保護膜215の一部を部分保
護膜215aとして下部電極216の折れ曲がり部に残
存させる。
【0109】次に、図11(b)に示すように、下部電
極216の上及び部分保護膜215aの上に、例えばB
ST膜からなる容量絶縁膜217を、第2の凹部214
の上部が残るように堆積する。
【0110】次に、図11(c)に示すように、容量絶
縁膜217の上に、例えば白金膜からなる第2の導電性
膜を堆積した後、該第2の導電性膜をパターニングして
上部電極218を形成する。これにより、下部電極21
6、容量絶縁膜217及び上部電極218からなり、プ
ラグ209と電気的に接続するキャパシタ219が第1
の凹部212に形成される。
【0111】第3の実施形態によると、第2の実施形態
において得られる効果に加えて、以下のような効果が得
られる。
【0112】すなわち、SiO2 膜からなる保護膜21
5を除去するときに、保護膜215の一部を部分保護膜
215aとして下部電極216の折れ曲がり部に残存さ
せるため、下部電極216の折れ曲がり部が薄膜化した
場合、該薄膜化した部分を部分保護膜215aにより覆
うことができる。このため、容量絶縁膜217の段差被
覆性に起因して、下部電極216の上に堆積された容量
絶縁膜217の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止で
きるので、下部電極216と上部電極218との間に生
じるリーク電流の増大を抑制できる。また、容量絶縁膜
217の折れ曲がり部が薄膜化した場合、該薄膜化した
部分の下に部分保護膜215aが残存しているため、下
部電極216と上部電極218とがショートすることを
防止できる。
【0113】
【発明の効果】本発明によると、プラグにコバルトシリ
サイド層を形成して、プラグを低抵抗化することができ
る。また、コバルトシリサイド層の上に全面に亘ってバ
リア層を形成できるので、プラグのコバルトシリサイド
層と、プラグ上に形成されるキャパシタの容量下部電極
との接触を防止できる。従って、容量下部電極を形成す
るときに容量下部電極がシリサイド化されることを防止
できると共に、容量下部電極の上に容量絶縁膜を形成す
るときにコバルトシリサイド層つまりプラグが酸化され
ることを防止できる。
【0114】また、本発明によると、容量下部電極がエ
ッチング残さ又はCMPスラリー等により汚染されるこ
とを防止できるので、キャパシタの信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)はプラグを構成するポリシリコ
ン膜をコバルトを用いてシリサイド化する方法の各工程
を示す断面図である。
【図2】(a)〜(d)はプラグを構成するポリシリコ
ン膜をコバルトを用いてシリサイド化する方法の各工程
を示す断面図である。
【図3】第1の実施形態に係る半導体装置の平面図であ
る。
【図4】図1におけるI−I線の断面図である。
【図5】図1におけるII−II線の断面図である。
【図6】(a)〜(d)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】(a)〜(d)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図8】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】(a)〜(c)は第3の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図12】従来の半導体装置の断面図である。
【図13】(a)〜(d)はプラグを構成するポリシリ
コン膜をチタンを用いてシリサイド化する方法の各工程
を示す断面図である。
【図14】(a)〜(d)はプラグを構成するポリシリ
コン膜をチタンを用いてシリサイド化する方法の各工程
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 第1の層間絶縁膜 12 コンタクトホール 12a リセス部 13 ポリシリコン膜 14 コバルト膜 15 コバルトシリサイド層 16 TiN膜 17 バリア層 18 プラグ 19 第2の層間絶縁膜 20 凹部 21 導電性膜 100 シリコン基板 101 STI 102 活性領域 103 ワードライン 104 第1の層間絶縁膜 105 第1の保護絶縁膜 106 プラグ 106a ポリシリコン膜 106b コバルトシリサイド層 106c バリア層 107 ビットラインコンタクト 108 ビットライン 109 第2の層間絶縁膜 110 第2の保護絶縁膜 111 キャパシタ 111a 下部電極 111b 容量絶縁膜 111c 上部電極 200 シリコン基板 201 第1の層間絶縁膜 202 第1の保護絶縁膜 203 コンタクトホール 203a リセス部 204 ポリシリコン膜 205 コバルト膜 206 コバルトシリサイド層 207 TiN膜 208 バリア層 209 プラグ 210 第2の層間絶縁膜 211 第2の保護絶縁膜 212 第1の凹部 213 第1の導電性膜 214 第2の凹部 215 保護膜 215a 部分保護膜 216 下部電極 217 容量絶縁膜 218 上部電極 219 キャパシタ R0 折れ曲がり部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 義弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5F083 AD24 AD48 JA06 JA14 JA33 JA35 JA38 JA40 MA06 MA17 NA01 NA08 PR03 PR05 PR06 PR07 PR21 PR33 PR39 PR40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に堆積された第1の絶縁膜
    に埋め込まれたプラグと、 前記第1の絶縁膜上に堆積された第2の絶縁膜に順次埋
    め込まれた下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からな
    り、前記プラグと接続されたキャパシタとを備え、 前記プラグはコバルトシリサイド層と該コバルトシリサ
    イド層の上に形成されたバリア層とを有していることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の絶縁膜の上側にSiN膜又は
    SiAlN膜からなる保護絶縁膜が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の絶縁膜の上側にSiN膜又は
    SiAlN膜からなる保護絶縁膜が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に第1の絶縁膜を堆積する
    第1の工程と、 前記第1の絶縁膜にコンタクトホールを形成する第2の
    工程と、 前記コンタクトホールにその上部が残るようにシリコン
    膜を形成する第3の工程と、 前記シリコン膜の上にコバルト膜を堆積した後、熱処理
    により前記シリコン膜と前記コバルト膜とを反応させ
    て、前記シリコン膜の表面部にコバルトシリサイド層を
    形成する第4の工程と、 前記コバルトシリサイド層の上にバリア層を、前記コン
    タクトホールが完全に埋まるように形成して、前記コン
    タクトホールに前記シリコン膜、コバルトシリサイド層
    及びバリア層からなるプラグを形成する第5の工程と、 前記第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を堆積する第6の
    工程と、 前記第2の絶縁膜に凹部を、前記プラグの上面が露出す
    るように形成する第7の工程と、 前記凹部に容量下部電極、容量絶縁膜及び容量上部電極
    を順次形成する第8の工程とを備えていることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の工程と前記第2の工程との間
    に、前記第1の絶縁膜の上側にSiN膜又はSiAlN
    膜からなる保護絶縁膜を形成する工程をさらに備えてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に絶縁膜を堆積する第1の
    工程と、 前記絶縁膜に第1の凹部を形成する第2の工程と、 前記第1の凹部が形成されている前記絶縁膜の上に導電
    性膜を、前記第1の凹部における前記導電性膜の内側に
    第2の凹部が形成されるように堆積する第3の工程と、 前記第2の凹部に保護膜を埋め込む第4の工程と、 前記第1の凹部の外側の前記導電性膜を除去して、前記
    第1の凹部の壁面及び底部に、前記導電性膜からなる容
    量下部電極を形成する第5の工程と、 前記保護膜を除去して前記容量下部電極を露出させた
    後、該容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量上部電極
    を順次形成する第6の工程とを備えていることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の工程と前記第2の工程との間
    に、前記絶縁膜の上側にSiN膜又はSiAlN膜から
    なる保護絶縁膜を形成する工程をさらに備えていること
    を特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記導電性膜は白金膜からなり、 前記第3の工程は、前記導電性膜を堆積した後、該導電
    性膜に対して400〜750℃程度の熱処理を行なう工
    程を含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第5の工程は、前記保護膜をマスク
    として前記導電性膜に対してエッチングを行なって、前
    記第1の凹部の外側の前記導電性膜を除去する工程を含
    むことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記保護膜は絶縁性を有しており、 前記第6の工程は、前記保護膜が前記容量下部電極の折
    れ曲がり部に残存するように、前記保護膜を除去する工
    程を含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置
    の製造方法。
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