JP2004343150A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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泰利 奥野
Akihiko Kotani
昭彦 鼓谷
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Abstract

【課題】 キャパシタの信頼性を向上させる。
【解決手段】 第1の凹部212が形成されている第2の層間絶縁膜210の上に第1の導電性膜213を、第1の凹部212における第1の導電性膜213の内側に第2の凹部214が形成されるように堆積した後、第2の凹部214に保護膜215を埋め込み、その後、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を除去して、第1の凹部212の壁面及び底部に第1の導電性膜213からなる下部電極216を形成する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、半導体基板上の絶縁膜に埋め込まれたキャパシタを有する半導体装置及びその製造方法に関するものである。
DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)等の半導体装置の微細化に伴って、メモリセル構造としてプレーナ型に代えてスタック型又はトレンチ型等を用いることにより、キャパシタをトランジスタに対して3次元的に配置して、単位面積当たりの蓄積電荷つまり静電容量を増大させるようになってきた。
以下、従来の半導体装置について図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、メモリセルを構成するトランジスタ(図示省略)が形成されている半導体基板50の上に第1の絶縁膜51が形成されていると共に、第1の絶縁膜51に、半導体基板50(トランジスタの拡散層)と接続するプラグ52が形成されている。プラグ52は、第1の絶縁膜51に順次埋め込まれたポリシリコン膜52a及びバリア層52bからなる。
また、第1の絶縁膜51の上に第2の絶縁膜53が形成されていると共に、第2の絶縁膜53に、プラグ52と接続するキャパシタ54が形成されている。キャパシタ54は、第2の絶縁膜53に順次埋め込まれた下部電極54a、容量絶縁膜54b及び上部電極54cからなる。
従来の半導体装置によると、プラグ52においてポリシリコン膜52aの上にバリア層52bが形成されているため、プラグ52のポリシリコン膜52aとキャパシタ54の下部電極54aとの接触を防止できる。このため、キャパシタ54を形成するときにプラグ52のポリシリコン膜52aが酸化されてプラグ52の電気的特性が劣化する事態を防止できる。
しかしながら、従来の半導体装置においては、微細化に伴ってプラグ径が小さくなるに従って、主としてポリシリコン膜52aからなるプラグ52の電気抵抗が高くなるという第1の問題がある。
また、従来の半導体装置においては、キャパシタ54の形成時に下部電極54aが汚染されたり又は第1の絶縁膜51若しくは第2の絶縁膜53が過剰にエッチングされたりして、キャパシタ54の信頼性が保証されなくなるという第2の問題がある。
前述の第1の問題に対して本件発明者らは、キャパシタと接続しているプラグを低抵抗化するために、プラグを構成するポリシリコン膜をシリサイド化することを検討した。具体的には、プラグを構成するポリシリコン膜をチタンを用いてシリサイド化してみた。
以下、プラグを構成するポリシリコン膜をチタンを用いてシリサイド化する方法について、図13(a)〜(d)及び図14(a)〜(d)を参照しながら説明する。
まず、図13(a)に示すように、シリコン基板60上の第1の層間絶縁膜61に形成されたコンタクトホール62にポリシリコン膜63を埋め込んだ後、図13(b)に示すように、コンタクトホール62に埋め込まれたポリシリコン膜63の上部を除去して、コンタクトホール62におけるポリシリコン膜63の上にリセス部62aを形成する。
次に、図13(c)に示すように、シリコン基板60の上にチタン膜64をポリシリコン膜63の上面が覆われるように堆積した後、図13(d)に示すように、チタン膜64に対してシリサイド化反応のための熱処理を行なってチタンシリサイド層65を形成する。
尚、後の工程においてチタンシリサイド層65の上にバリア層67(図14(c)参照)を形成するときに、バリア層67の内部にボイドが形成されないようにするために、リセス部62aのアスペクト比は0.5〜1.0程度(深さ50〜100nm程度、直径100〜200nm程度)に設定した。このとき、図13(c)に示すように、チタン膜64はリセス部62aの内側から外側にかけて連続的に形成された。また、図13(d)に示すように、チタンシリサイド層65は、ポリシリコン膜63の表面部だけではなく、リセス部62aの壁面及びリセス部62aの外側にも形成された。すなわち、チタンシリサイド層65は、リセス部62aの開口部近傍つまりコンタクトホール62の開口部近傍にも形成された。
次に、図14(a)に示すように、未反応のチタン膜64をウエットエッチングにより選択的に除去した後、図14(b)に示すように、チタンシリサイド層65の上に例えばTiN膜66をリセス部62aが完全に埋まるように堆積する。
次に、図14(c)に示すように、リセス部62aの外側のTiN膜66及びチタンシリサイド層65をCMP(化学機械研磨)法により除去して、リセス部62aにおけるチタンシリサイド層65の内側にTiN膜66からなるバリア層67を形成する。これにより、ポリシリコン膜63、チタンシリサイド層65及びバリア層67からなるプラグ68がコンタクトホール62に形成される。
次に、図14(d)に示すように、第1の層間絶縁膜61の上に第2の層間絶縁膜69を堆積した後、第2の層間絶縁膜69に凹部70をプラグ68の上面が露出するように形成し、その後、第2の層間絶縁膜69の上に、キャパシタの容量下部電極となる導電性膜71を、凹部70の壁面及び底部が覆われるように堆積する。
続いて、図示は省略しているが、凹部70の外側の導電性膜71を除去して、凹部70の壁面及び底部に導電性膜71からなる容量下部電極を形成した後、該容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成する。
ところが、以上に説明した方法を用いた場合、導電性膜71の堆積後に導電性膜71の電気的特性を改善するために熱処理を行なったときに、チタンシリサイド層65と導電性膜71とが直接に接触していること(図14(d)参照)に起因して、チタンシリサイド層65と導電性膜71とが反応して、導電性膜71つまりキャパシタの容量下部電極がシリサイド化されてしまった。また、容量下部電極の上に酸素を含む容量絶縁膜を形成したときに、プラグ68のチタンシリサイド層65が酸化されてプラグ68の抵抗が高くなり、それによってプラグ68を使用することができなくなった。
前記に鑑み、本発明は、キャパシタの信頼性を向上させることを目的とする。
本件発明者らは、図13(a)〜(d)及び図14(a)〜(d)に示す方法において、チタンシリサイド層65と導電性膜71とが直接に接触してしまう原因、すなわち、チタンシリサイド層65がポリシリコン膜63の表面部だけではなくリセス部62aの開口部近傍にも形成されてしまう原因について検討した。その結果、チタン膜64とポリシリコン膜63との間でシリサイド化反応が生じるときに、リセス部62aの内側から外側にかけて連続的に形成されているチタン膜64を構成するチタン原子の中に、ポリシリコン膜63を構成するシリコン原子が拡散するため、チタンシリサイド層65がリセス部62aの開口部近傍にも形成されることが判明した。
また、本件発明者らが、プラグを構成するポリシリコン膜をタングステンを用いてシリサイド化してみたところ、この場合も、タングステン膜を構成するタングステン原子の中にポリシリコン膜を構成するシリコン原子が拡散するため、同様の問題が発生することが判明した。
そこで、本件発明者らは、金属膜とポリシリコン膜との間でシリサイド化反応が生じるときに、金属膜を構成する金属原子の中にポリシリコン膜を構成するシリコン原子が拡散することを抑制しつつシリサイド層を形成する方法について検討した。その結果、ポリシリコン膜をコバルトを用いてシリサイド化した場合、つまりコバルトシリサイド層を形成する場合、ポリシリコン膜を構成するシリコン原子の中にコバルト膜を構成するコバルト原子が拡散することが判明した。
本発明は、前記の知見に基づきなされたものであって、具体的には、前記の目的を達成するために、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に絶縁膜を堆積する第1の工程と、絶縁膜に第1の凹部を形成する第2の工程と、第1の凹部が形成されている絶縁膜の上に導電性膜を、第1の凹部における導電性膜の内側に第2の凹部が形成されるように堆積する第3の工程と、第2の凹部に保護膜を埋め込む第4の工程と、第1の凹部の外側の導電性膜を除去して、第1の凹部の壁面及び底部に、導電性膜からなる容量下部電極を形成する第5の工程と、保護膜を除去して容量下部電極を露出させた後、該容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成する第6の工程とを備えている。
本発明の半導体装置の製造方法によると、第1の凹部が形成されている絶縁膜の上に導電性膜を、第1の凹部における導電性膜の内側に第2の凹部が形成されるように堆積した後、第2の凹部に保護膜を埋め込み、その後、第1の凹部の外側の導電性膜を除去して、第1の凹部の壁面及び底部に、導電性膜からなる容量下部電極を形成する。このため、第1の凹部の内側の導電性膜、つまり導電性膜における容量下部電極となる部分を保護膜により覆いながら、第1の凹部の外側の導電性膜、つまり導電性膜における容量下部電極とならない部分を除去できる。従って、容量下部電極がエッチング残さ又はCMPスラリー等により汚染されることを防止して、キャパシタの信頼性を向上させることができる。また、容量下部電極として、酸素プラズマに曝されると酸化する導電性膜、例えばルテニウム膜等を用いる場合、容量下部電極が酸化されて変質することを防止できる。
本発明の半導体装置の製造方法において、第1の工程と第2の工程との間に絶縁膜の上側にSiN膜又はSiAlN膜からなる保護絶縁膜を形成する工程をさらに備えていることが好ましい。
このようにすると、第1の凹部の外側の導電性膜を除去するときに、保護絶縁膜をエッチングストッパーとして用いることができるので、絶縁膜が損傷を受けることを防止できる。また、保護膜を除去するときに、保護絶縁膜をマスクとして用いることができるので、絶縁膜が損傷を受けることを防止できる。
本発明の半導体装置の製造方法において、導電性膜は白金膜からなり、第3の工程は、導電性膜を堆積した後、該導電性膜に対して400〜750℃程度の熱処理を行なう工程を含むことが好ましい。
このようにすると、導電性膜のグレイン成長により段差被覆性が向上するため、導電性膜つまり容量下部電極の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止できる。このため、容量絶縁膜の段差被覆性に起因して、容量下部電極の上に堆積された容量絶縁膜の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止できるので、容量下部電極と容量上部電極との間に生じるリーク電流の増大を抑制できる。
本発明の半導体装置の製造方法において、第5の工程は、保護膜をマスクとして導電性膜に対してエッチングを行なって、第1の凹部の外側の導電性膜を除去する工程を含むことが好ましい。
このようにすると、従来のレジストを用いたエッチバックを行なう方法と比べて、導電性膜に対してより高いエッチング選択比が得られるので、第1の凹部の外側の導電性膜を正確且つ容易に除去することができる。
本発明の半導体装置の製造方法において、保護膜は絶縁性を有しており、第6の工程は、保護膜が容量下部電極の折れ曲がり部に残存するように、保護膜を除去する工程を含むことが好ましい。
このようにすると、容量下部電極の折れ曲がり部が薄膜化した場合、該薄膜化した部分を残存する保護膜により覆うことができるため、容量絶縁膜の段差被覆性に起因して、容量下部電極の上に堆積された容量絶縁膜の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止できる。このため、容量下部電極と容量上部電極との間に生じるリーク電流の増大を抑制できる。また、容量絶縁膜の折れ曲がり部が薄膜化した場合、該薄膜化した部分の下に保護膜が残存しているため、容量下部電極と容量上部電極とがショートすることを防止できる。
本発明によると、容量下部電極がエッチング残さ又はCMPスラリー等により汚染されることを防止できるので、キャパシタの信頼性を向上させることができる。
以下、具体的な実施形態について説明する前に、前記の第1の目的、すなわち、プラグにシリサイド層を形成してプラグを低抵抗化すると共に、プラグのシリサイド層とキャパシタの容量下部電極との接触を防止するという目的を達成するための原理について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(d)は、プラグを構成するポリシリコン膜をコバルトを用いてシリサイド化する方法の各工程を示す断面図である。
まず、図1(a)に示すように、シリコン基板10上の第1の層間絶縁膜11に形成されたコンタクトホール12にポリシリコン膜13を埋め込んだ後、図1(b)に示すように、コンタクトホール12に埋め込まれたポリシリコン膜13の上部を除去して、コンタクトホール12におけるポリシリコン膜13の上にリセス部12aを形成する。
次に、図1(c)に示すように、シリコン基板10の上にコバルト膜14をポリシリコン膜13の上面が覆われるように堆積した後、図1(d)に示すように、コバルト膜14に対してシリサイド化反応のための熱処理を行なってコバルトシリサイド層15を形成する。
このとき、ポリシリコン膜13を構成するシリコン原子の中にコバルト膜14を構成するコバルト原子が拡散するため、コバルトシリサイド層15はポリシリコン膜13の表面部のみに形成される。言い換えると、コバルトシリサイド層15がリセス部12aの外側つまりコンタクトホール12の外側に形成されたり、又はコンタクトホール12の開口部近傍に形成されたりすることはない。
次に、図2(a)に示すように、未反応のコバルト膜14を例えばウエットエッチングにより選択的に除去した後、図2(b)に示すように、コバルトシリサイド層15の上に例えばTiN膜16をリセス部12aが完全に埋まるように堆積する。
次に、図2(c)に示すように、リセス部12aの外側のTiN膜16を例えばCMP法により除去して、リセス部12aにおけるコバルトシリサイド層15の上にTiN膜16からなるバリア層17を形成する。これにより、ポリシリコン膜13、コバルトシリサイド層15及びバリア層17からなるプラグ18がコンタクトホール12に形成される。
このとき、図1(d)に示す工程においてコバルトシリサイド層15がポリシリコン膜13の表面部のみに形成されているので、プラグ18においてバリア層17はコバルトシリサイド層15の上に全面に亘って形成される。
次に、図2(d)に示すように、第1の層間絶縁膜11の上に第2の層間絶縁膜19を堆積した後、第2の層間絶縁膜19に凹部20をプラグ18の上面が露出するように形成し、その後、第2の層間絶縁膜19の上に、キャパシタの容量下部電極となる導電性膜21を、凹部20の壁面及び底部が覆われるように堆積する。
このとき、図2(c)に示す工程においてバリア層17がコバルトシリサイド層15の上に全面に亘って形成されているので、コバルトシリサイド層15と導電性膜21つまり容量下部電極との接触を防止することができる。
続いて、図示は省略しているが、凹部20の外側の導電性膜21を除去して、凹部20の壁面及び底部に導電性膜21からなる容量下部電極を形成した後、該容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置、具体的には、図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(d)に示す方法を用いて製造された半導体装置について図面を参照しながら説明する。尚、第1の実施形態に係る半導体装置は、1トランジスタ・1キャパシタ型のメモリセルがマトリクス状に配置されたDRAMを対象としているが、本発明はこれに限られず、その他の半導体記憶装置、又はメモリとロジックとが混載された半導体装置に利用することができる。
図3は第1の実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図4は図3におけるI−I線の断面図であり、図5は図3におけるII−II線の断面図である。
図3〜図5に示すように、シリコン基板100にSTI(素子分離絶縁膜)101により囲まれた活性領域102が形成されていると共に、活性領域102のチャネル領域の上に、ゲート電極となるワードライン103が形成されている。また、シリコン基板100の上に例えばSiO2 膜からなる第1の層間絶縁膜104、及び例えばSiN膜からなる第1の保護絶縁膜105が順次堆積されていると共に、第1の層間絶縁膜104及び第1の保護絶縁膜105に、活性領域102のソース領域と電気的に接続するプラグ(ストレージノードコンタクト)106が形成されている。プラグ106は、第1の層間絶縁膜104及び第1の保護絶縁膜105に順次埋め込まれたポリシリコン膜106a、コバルトシリサイド層106b及びバリア層106cからなる。バリア層106cとしては例えばTiN膜又はTiAlN膜等を用いる。
尚、第1の実施形態に係る半導体装置は、図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(d)に示す方法を用いて製造されているため、プラグ106において、バリア層106cはコバルトシリサイド層106bの上に全面に亘って形成されている。
また、第1の層間絶縁膜104の下部に、活性領域102のドレイン領域と電気的に接続するビットラインコンタクト107が形成されていると共に、第1の層間絶縁膜104におけるビットラインコンタクト107よりも上側の部分に、ビットラインコンタクト107と電気的に接続するビットライン108が形成されている。
また、第1の保護絶縁膜105の上に例えばSiO2 膜からなる第2の層間絶縁膜109、及び例えばSiN膜からなる第2の保護絶縁膜110が順次堆積されていると共に、第2の層間絶縁膜109及び第2の保護絶縁膜110に、プラグ106と電気的に接続するキャパシタ111が形成されている。キャパシタ111は、第2の層間絶縁膜109及び第2の保護絶縁膜110に順次埋め込まれた下部電極111a、容量絶縁膜111b及び上部電極111cからなる。下部電極111a又は上部電極111cとしては例えば白金膜を用いる。容量絶縁膜111bとしては例えばBST(バリウムストロンチウムチタニウムオキサイド)膜を用いる。
第1の実施形態によると、プラグ106がコバルトシリサイド層106bを有しているため、プラグ106を低抵抗化することができる。また、プラグ106がコバルトシリサイド層106bの上に全面に亘って形成されたバリア層106cを有しているため、コバルトシリサイド層106bとキャパシタ111の下部電極111aとの接触を防止できる。従って、下部電極111aを形成するときに下部電極111aがシリサイド化されることを防止できると共に、下部電極111aの上に容量絶縁膜111bを形成するときにコバルトシリサイド層106bつまりプラグ106が酸化されることを防止できる。
また、第1の実施形態によると、第1の層間絶縁膜104の上側にSiN膜からなる第1の保護絶縁膜105が形成されているため、キャパシタ111を埋め込むための凹部を第2の層間絶縁膜109に形成するときに、第1の保護絶縁膜105をエッチングストッパーとして用いることができるので、第1の層間絶縁膜104が損傷を受けることを防止できる。
また、第1の実施形態によると、第2の層間絶縁膜109の上側にSiN膜からなる第2の保護絶縁膜110が形成されているため、下部電極111aを形成するときに、具体的には、キャパシタ111を埋め込むための凹部が形成された第2の層間絶縁膜109の上に下部電極用導電性膜を堆積した後、凹部の外側の下部電極用導電性膜を除去して凹部に下部電極111aを形成するときに、第2の保護絶縁膜110をエッチングストッパーとして用いることができる。従って、第2の層間絶縁膜109が損傷を受けることを防止できる。
尚、第1の実施形態において、プラグ106の構成材料としてポリシリコン膜106aを用いたが、これに代えて、アモルファスシリコン膜等を用いてもよい。
また、第1の実施形態において、第1の保護絶縁膜105又は第2の保護絶縁膜110として、SiN膜を用いたが、これに代えて、SiAlN膜を用いてもよい。
また、第1の実施形態において、下部電極111a又は上部電極111cとして白金膜を用いたが、これに代えて、ルテニウム(Ru)膜、イリジウム(Ir)膜若しくはパラジウム(Pd)膜等を用いてもよいし、又は、白金、ルテニウム、イリジウム及びパラジウムのうちの少なくとも2種類の金属からなる合金膜等を用いてもよい。
また、第1の実施形態において、容量絶縁膜111bとしてBST膜を用いたが、これに代えて、五酸化タンタル(Ta25)膜等を用いてもよい。
また、第1の実施形態において、ビットライン108をキャパシタ111の下側に配置したが、これに代えて、ビットライン108をキャパシタ111の上側に配置してもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
尚、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法は、1トランジスタ・1キャパシタ型のメモリセルがマトリクス状に配置されたDRAMの製造方法を対象としているが、本発明はこれに限られず、その他の半導体記憶装置の製造方法、又はメモリとロジックとが混載された半導体装置の製造方法に利用することができる。
図6(a)〜(d)、図7(a)〜(d)、図8(a)〜(c)、図9(a)〜(c)及び図10(a)〜(c)は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
まず、図6(a)に示すように、メモリセルを構成するトランジスタ(図示省略)が形成されているシリコン基板200の上に、例えばCVD(chemical vapor deposition )法によりSiO2 膜からなる第1の層間絶縁膜201を堆積した後、例えばCMP法により第1の層間絶縁膜201を平坦化し、その後、平坦化された第1の層間絶縁膜201の上に、例えばSiN膜からなる第1の保護絶縁膜202を堆積する。
次に、第1の保護絶縁膜202上に形成されたレジストパターン(図示省略)をマスクとして、第1の保護絶縁膜202及び第1の層間絶縁膜201に対して順次ドライエッチングを行なって、図6(b)に示すように、第1の層間絶縁膜201及び第1の保護絶縁膜202にコンタクトホール203を形成する。
次に、図6(c)に示すように、コンタクトホール203にポリシリコン膜204を埋め込む。具体的には、シリコン基板200の上に全面に亘って、例えばCVD法によりポリシリコン膜204をコンタクトホール203が完全に埋まるように堆積した後、コンタクトホール203の外側のポリシリコン膜204を例えばCMP法又はドライエッチングにより除去する。
次に、図6(d)に示すように、コンタクトホール203に埋め込まれたポリシリコン膜204の上部を例えばドライエッチングにより除去して、コンタクトホール203におけるポリシリコン膜204の上にリセス部203aを形成する。
次に、図7(a)に示すように、シリコン基板200の上にコバルト膜205をポリシリコン膜204の上面が覆われるように堆積した後、図7(b)に示すように、コバルト膜205に対してシリサイド化反応のための熱処理を行なってコバルトシリサイド層206を形成する。
このとき、ポリシリコン膜204を構成するシリコン原子の中にコバルト膜205を構成するコバルト原子が拡散するため、コバルトシリサイド層206はポリシリコン膜204の表面部のみに形成される。言い換えると、コバルトシリサイド層206がリセス部203aの外側つまりコンタクトホール203の外側に形成されたり、又はコンタクトホール203の開口部近傍に形成されることはない。
次に、図7(c)に示すように、未反応のコバルト膜205をウエットエッチングにより選択的に除去した後、図7(d)に示すように、コバルトシリサイド層206の上に例えばTiN膜207をリセス部203aが完全に埋まるように堆積する。
次に、図8(a)に示すように、コンタクトホール203の外側のTiN膜207を例えばCMP法又はドライエッチングにより除去して、コンタクトホール203におけるコバルトシリサイド層206の上にTiN膜207からなるバリア層208を形成する。これにより、ポリシリコン膜204、コバルトシリサイド層206及びバリア層208からなり、シリコン基板200と電気的に接続するプラグ209がコンタクトホール203に形成される。
このとき、図7(b)に示す工程においてコバルトシリサイド層206がポリシリコン膜204の表面部のみに形成されているので、プラグ209においてバリア層208はコバルトシリサイド層206の上に全面に亘って形成される。
次に、図8(b)に示すように、シリコン基板200の上に全面に亘って、例えばSiO2 膜からなる第2の層間絶縁膜210及び例えばSiN膜からなる第2の保護絶縁膜211を順次堆積する。
次に、第2の保護絶縁膜211上に形成されたレジストパターン(図示省略)をマスクとして、第2の保護絶縁膜211及び第2の層間絶縁膜210に対して順次ドライエッチングを行なって、図8(c)に示すように、第2の層間絶縁膜210及び第2の保護絶縁膜211に第1の凹部212を、プラグ209の上面及び第1の保護絶縁膜202の上面におけるプラグ209の近傍が露出するように形成する。
このとき、第1の保護絶縁膜202(SiN膜)が第2の層間絶縁膜210(SiO2 膜)に対してエッチング選択比を有しているため、第2の層間絶縁膜210に第1の凹部212を形成するときに、第1の保護絶縁膜202がエッチングストッパーとして作用するので、第1の層間絶縁膜201が除去されることを防止できる。
次に、図9(a)に示すように、シリコン基板200の上に全面に亘って、例えば白金膜からなる第1の導電性膜213を、第1の凹部212の壁面及び底部が覆われるように、言い換えると、第1の凹部212における第1の導電性膜213の内側に第2の凹部214が形成されるように堆積する。
第1の導電性膜213として白金膜を用いる場合には、第1の導電性膜213の堆積後に第1の導電性膜213に対して400〜750℃程度の熱処理を行なうと、第1の導電性膜213のグレイン成長により段差被覆性が向上するので、第1の導電性膜213の折れ曲がり部(図9(a)のR0 )が薄膜化する事態を防止できる。
次に、図9(b)に示すように、第2の凹部214に、例えばSiO2 膜からなる保護膜215を埋め込む。具体的には、シリコン基板200の上に全面に亘って、例えばCVD法によりSiO2 膜を第2の凹部214が完全に埋まるように堆積した後、該SiO2 膜に対して例えばCMP法、又はドライエッチングを用いたエッチバックを行なって、第2の凹部214の外側のSiO2 膜を除去する。これにより、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213が露出する。
次に、保護膜215をマスクとして第1の導電性膜213に対して例えばドライエッチングを行なって、図9(c)に示すように、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を除去して、第1の凹部212の壁面及び底部に、第1の導電性膜213からなる下部電極216を形成する。
このとき、第2の保護絶縁膜211(SiN膜)が第1の導電性膜213(白金膜)に対してエッチング選択比を有しているため、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を除去するときに、第2の保護絶縁膜211がエッチングストッパーとして作用するので、第2の層間絶縁膜210が除去されることを防止できる。
次に、保護膜215を例えばウエットエッチング又はドライエッチングにより除去して、図10(a)に示すように、下部電極216を露出させる。
このとき、第2の保護絶縁膜211(SiN膜)が保護膜215(SiO2 膜)に対してエッチング選択比を有しているため、保護膜215を除去するときに、第2の保護絶縁膜211がマスクとして作用するので、第2の層間絶縁膜210が除去されることを防止できる。
次に、図10(b)に示すように、下部電極216の上に、例えばBST(バリウムストロンチウムチタニウムオキサイド)膜からなる容量絶縁膜217を、第2の凹部214の上部が残るように堆積する。
次に、図10(c)に示すように、容量絶縁膜217の上に、例えば白金膜からなる第2の導電性膜を堆積した後、該第2の導電性膜をパターニングして上部電極218を形成する。これにより、下部電極216、容量絶縁膜217及び上部電極218からなり、プラグ209と電気的に接続するキャパシタ219が第1の凹部212に形成される。
続いて、図示は省略しているが、キャパシタ219の上に層間絶縁膜を堆積した後、上部電極218つまりDRAMのプレート電極と接続する配線又はプラグを形成する。
以上に説明したように、第2の実施形態によると、プラグ209にコバルトシリサイド層206を形成するため、プラグ209を低抵抗化することができる。また、コンタクトホール203にその上部が残るように形成されたポリシリコン膜204の上にコバルト膜205を堆積した後、熱処理によりポリシリコン膜204の表面部にコバルトシリサイド層206を形成するときに、ポリシリコン膜204を構成するシリコン原子の中にコバルト膜205を構成するコバルト原子が拡散するので、ポリシリコン膜204の表面部のみにコバルトシリサイド層206が形成される。言い換えると、コンタクトホール203の開口部近傍にはコバルトシリサイド層206が形成されない。このため、コバルトシリサイド層206の上にバリア層208を形成して、ポリシリコン膜204、コバルトシリサイド層206及びバリア層208からなるプラグ209を形成するときに、コバルトシリサイド層206の上に全面に亘ってバリア層208を形成できるので、コバルトシリサイド層206と、プラグ209上に形成されるキャパシタ219の下部電極216との接触を防止できる。従って、下部電極216を形成するときに下部電極216がシリサイド化されることを防止できると共に、下部電極216の上に容量絶縁膜217を形成するときにコバルトシリサイド層206つまりプラグ209が酸化されることを防止できる。
また、第2の実施形態によると、第1の凹部212が形成されている第2の層間絶縁膜210の上に第1の導電性膜213を、第1の凹部212における第1の導電性膜213の内側に第2の凹部214が形成されるように堆積した後、第2の凹部214に保護膜215を埋め込み、その後、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を除去して、第1の凹部212の壁面及び底部に第1の導電性膜213からなる下部電極216を形成する。このため、第1の凹部212の内側の第1の導電性膜213、つまり第1の導電性膜213における下部電極216となる部分を保護膜215により覆いながら、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213、つまり第1の導電性膜213における下部電極216とならない部分を除去できる。従って、下部電極216がエッチング残さ等により汚染されることを防止して、キャパシタ219の信頼性を向上させることができる。また、下部電極216つまり第1の導電性膜213として、酸素プラズマに曝されると酸化する材料、例えばルテニウム(Ru)等を用いる場合、下部電極216が酸化されて変質することを防止できる。
また、第2の実施形態によると、第1の層間絶縁膜201の上側にSiN膜からなる第1の保護絶縁膜202を形成するため、第1の層間絶縁膜201上に堆積された第2の層間絶縁膜210に第1の凹部212を形成するときに、第1の保護絶縁膜202をエッチングストッパーとして用いることができるので、第1の層間絶縁膜201が損傷を受けることを防止できる。
また、第2の実施形態によると、第2の層間絶縁膜210の上側にSiN膜からなる第2の保護絶縁膜211を形成するため、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を除去するときに、第2の保護絶縁膜211をエッチングストッパーとして用いることができるので、第2の層間絶縁膜210が損傷を受けることを防止できる。また、保護膜215を除去するときに、第2の保護絶縁膜211をマスクとして用いることができるので、第2の層間絶縁膜210が損傷を受けることを防止できる。
また、第2の実施形態によると、第1の導電性膜213が白金膜からなると共に、第1の導電性膜213を堆積した後に第1の導電性膜213に対して400〜750℃程度の熱処理を行なうため、第1の導電性膜213のグレイン成長により段差被覆性が向上するので、第1の導電性膜213つまり下部電極216の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止できる。このため、容量絶縁膜217の段差被覆性に起因して、下部電極216の上に堆積された容量絶縁膜217の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止できるので、下部電極216と上部電極218との間に生じるリーク電流の増大を抑制できる。
また、第2の実施形態によると、保護膜215をマスクとして第1の導電性膜213に対してエッチングを行なって、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を除去するため、従来のレジストを用いたエッチバックを行なう方法と比べて、第1の導電性膜213に対してより高いエッチング選択比が得られるので、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を正確且つ容易に除去することができる。
尚、第2の実施形態において、プラグ209の構成材料としてポリシリコン膜を用いたが、これに代えて、アモルファスシリコン膜等を用いてもよい。
また、第2の実施形態において、第1の保護絶縁膜202としてSiN膜を用いたが、これに限られず、第2の層間絶縁膜210に対してエッチング選択比を有する他の絶縁膜を用いることができる。具体的には、第2の層間絶縁膜210としてSiO2 膜を用いる場合、第1の保護絶縁膜202としてSiAlN膜を用いてもよい。このようにすると、SiNより高密度で固い材料であるAlNを混入する割合(該割合をxとした場合、Si1-xAlxN膜となる)を制御することにより、第2の層間絶縁膜210に対するエッチング選択比を制御できる。
また、第2の実施形態において、第2の保護絶縁膜211としてSiN膜を用いたが、これに限られず、第1の導電性膜213又は保護膜215に対してエッチング選択比を有する他の絶縁膜を用いることができる。具体的には、第1の導電性膜213及び保護膜215として、それぞれ白金膜及びSiO2 膜を用いる場合、第2の保護絶縁膜211としてSiAlN膜を用いてもよい。このようにすると、SiNより高密度で固い材料であるAlNを混入する割合により、第1の導電性膜213に対するエッチング選択比又は保護膜215に対するエッチング選択比を制御できる。
また、第2の実施形態において、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を除去するためにドライエッチングを用いたが、これに代えて、CMP法を用いてもよい。このようにすると、第1の凹部212の内側の第1の導電性膜213を保護膜215により覆いながら、第1の凹部212の外側の第1の導電性膜213を除去できるので、下部電極216がCMPスラリー等により汚染されることを防止して、キャパシタ219の信頼性を向上させることができる。また、この場合、第2の保護絶縁膜211として、CMPによる研磨率が第1の導電性膜213よりも低い絶縁膜を用いることが好ましい。具体的には、第1の導電性膜213として白金膜を用いる場合、第2の保護絶縁膜211としてSiN膜又はSiAlN膜を用いることができる。
また、第2の実施形態において、バリア層208としてTiN膜を用いたが、これに代えて、TiAlN膜等を用いてもよい。
また、第2の実施形態において、下部電極216又は上部電極218として白金膜を用いたが、これに代えて、ルテニウム(Ru)膜、イリジウム(Ir)膜若しくはパラジウム(Pd)膜等を用いてもよいし、又は白金、ルテニウム、イリジウム及びパラジウムのうちの少なくとも2種類の金属からなる合金膜等を用いてもよい。
また、第2の実施形態において、容量絶縁膜217としてBST膜を用いたが、これに代えて、Ta25膜等を用いてもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
尚、第3の実施形態においては、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の図6(a)〜(d)、図7(a)〜(d)、図8(a)〜(c)及び図9(a)〜(c)に示す工程と同様の処理を行なうので、図9(c)に示す工程よりも後の工程について、図11(a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、保護膜215(図9(c)参照)を例えばウエットエッチング又はドライエッチングにより除去して、図11(a)に示すように、下部電極216を露出させる。このとき、保護膜215の一部を部分保護膜215aとして下部電極216の折れ曲がり部に残存させる。
次に、図11(b)に示すように、下部電極216の上及び部分保護膜215aの上に、例えばBST膜からなる容量絶縁膜217を、第2の凹部214の上部が残るように堆積する。
次に、図11(c)に示すように、容量絶縁膜217の上に、例えば白金膜からなる第2の導電性膜を堆積した後、該第2の導電性膜をパターニングして上部電極218を形成する。これにより、下部電極216、容量絶縁膜217及び上部電極218からなり、プラグ209と電気的に接続するキャパシタ219が第1の凹部212に形成される。
第3の実施形態によると、第2の実施形態において得られる効果に加えて、以下のような効果が得られる。
すなわち、SiO2 膜からなる保護膜215を除去するときに、保護膜215の一部を部分保護膜215aとして下部電極216の折れ曲がり部に残存させるため、下部電極216の折れ曲がり部が薄膜化した場合、該薄膜化した部分を部分保護膜215aにより覆うことができる。このため、容量絶縁膜217の段差被覆性に起因して、下部電極216の上に堆積された容量絶縁膜217の折れ曲がり部が薄膜化する事態を防止できるので、下部電極216と上部電極218との間に生じるリーク電流の増大を抑制できる。また、容量絶縁膜217の折れ曲がり部が薄膜化した場合、該薄膜化した部分の下に部分保護膜215aが残存しているため、下部電極216と上部電極218とがショートすることを防止できる。
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、半導体基板上の絶縁膜に埋め込まれたキャパシタを有する半導体装置の製造に適用した場合、キャパシタの信頼性を向上させることができ、非常に有用である。
(a)〜(d)はプラグを構成するポリシリコン膜をコバルトを用いてシリサイド化する方法の各工程を示す断面図である。 (a)〜(d)はプラグを構成するポリシリコン膜をコバルトを用いてシリサイド化する方法の各工程を示す断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の平面図である。 図1におけるI−I線の断面図である。 図1におけるII−II線の断面図である。 (a)〜(d)は第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)〜(d)は第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。 従来の半導体装置の断面図である。 (a)〜(d)はプラグを構成するポリシリコン膜をチタンを用いてシリサイド化する方法の各工程を示す断面図である。 (a)〜(d)はプラグを構成するポリシリコン膜をチタンを用いてシリサイド化する方法の各工程を示す断面図である。
符号の説明
10 シリコン基板
11 第1の層間絶縁膜
12 コンタクトホール
12a リセス部
13 ポリシリコン膜
14 コバルト膜
15 コバルトシリサイド層
16 TiN膜
17 バリア層
18 プラグ
19 第2の層間絶縁膜
20 凹部
21 導電性膜
100 シリコン基板
101 STI
102 活性領域
103 ワードライン
104 第1の層間絶縁膜
105 第1の保護絶縁膜
106 プラグ
106a ポリシリコン膜
106b コバルトシリサイド層
106c バリア層
107 ビットラインコンタクト
108 ビットライン
109 第2の層間絶縁膜
110 第2の保護絶縁膜
111 キャパシタ
111a 下部電極
111b 容量絶縁膜
111c 上部電極
200 シリコン基板
201 第1の層間絶縁膜
202 第1の保護絶縁膜
203 コンタクトホール
203a リセス部
204 ポリシリコン膜
205 コバルト膜
206 コバルトシリサイド層
207 TiN膜
208 バリア層
209 プラグ
210 第2の層間絶縁膜
211 第2の保護絶縁膜
212 第1の凹部
213 第1の導電性膜
214 第2の凹部
215 保護膜
215a 部分保護膜
216 下部電極
217 容量絶縁膜
218 上部電極
219 キャパシタ
R0 折れ曲がり部

Claims (5)

  1. 半導体基板上に絶縁膜を堆積する第1の工程と、
    前記絶縁膜に第1の凹部を形成する第2の工程と、
    前記第1の凹部が形成されている前記絶縁膜の上に導電性膜を、前記第1の凹部における前記導電性膜の内側に第2の凹部が形成されるように堆積する第3の工程と、
    前記第2の凹部に保護膜を埋め込む第4の工程と、
    前記第1の凹部の外側の前記導電性膜を除去して、前記第1の凹部の壁面及び底部に、前記導電性膜からなる容量下部電極を形成する第5の工程と、
    前記保護膜を除去して前記容量下部電極を露出させた後、該容量下部電極の上に容量絶縁膜及び容量上部電極を順次形成する第6の工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1の工程と前記第2の工程との間に、前記絶縁膜の上側にSiN膜又はSiAlN膜からなる保護絶縁膜を形成する工程をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記導電性膜は白金膜からなり、
    前記第3の工程は、前記導電性膜を堆積した後、該導電性膜に対して400〜750℃程度の熱処理を行なう工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第5の工程は、前記保護膜をマスクとして前記導電性膜に対してエッチングを行なって、前記第1の凹部の外側の前記導電性膜を除去する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記保護膜は絶縁性を有しており、
    前記第6の工程は、前記保護膜が前記容量下部電極の折れ曲がり部に残存するように、前記保護膜を除去する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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