JP2001037219A - 電源装置及びその制御方法 - Google Patents

電源装置及びその制御方法

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JP2001037219A
JP2001037219A JP11200362A JP20036299A JP2001037219A JP 2001037219 A JP2001037219 A JP 2001037219A JP 11200362 A JP11200362 A JP 11200362A JP 20036299 A JP20036299 A JP 20036299A JP 2001037219 A JP2001037219 A JP 2001037219A
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oscillation
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switching element
supply device
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Masayasu Tomiyama
正康 富山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄電池とスイッチング電源を有した電源装置
において、電源の効率を上げて効率の良い蓄電池の充電
ができるようにし、また省エネルギー化を図る。 【解決手段】 絶縁トランス1の1次側をMOS−FE
T2により発振駆動し、2次側に発生した交流をダイオ
ード14及びコンデンサ15により整流平滑し、その出
力電圧Voを負荷に供給する。また、残量検知手段25
によりバッテリ20の残容量が所定値より低下したこと
を検知したときは、バッテリ20の充電を行う。その
際、モード切替制御手段26からの信号でコンパレータ
27による発振回路を動作させ、MOS−FET2によ
る発振を間欠的に行い、その断続発振状態でバッテリ2
0の充電を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電池とスイッチ
ング電源を有した電源装置、特にスイッチング電源の出
力により蓄電池を充電する電源装置及びその制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】機器への電力供給及び該機器のバッテリ
への充電を行う電源装置として、例えば図4に示すよう
な回路構成のものが一般的に知られている。これは、自
励型フライバックコンバータ(RCC:リンギングチョ
ークコンバータ)を基本回路としたものである。
【0003】図4の回路において、コンバータの絶縁ト
ランス1は、入力側の1次巻線Npと出力側の2次巻線
Ns及び制御用の3次巻線Nbにて構成されている。3
次巻線Nbは、スイッチング素子であるMOS−FET
2のゲート制御用トランジスタ3の駆動用巻線となって
いる。なお、スイッチング素子はMOS−FET2では
なく、バイポーラトランジスタであっても良い。
【0004】直流電源Eからの入力電圧Viは、図示し
ていないがブリッジダイオードで整流され、電解コンデ
ンサにて平滑された直流電圧となっている。そして、こ
の入力電圧Viはトランス1の1次巻線Npの一端と3
次巻線Nbの他端の間に印加され、直流電源Eの(+)
側は1次巻線Npの巻き終わり、(−)側は3次巻線N
bの巻き始めにそれぞれ接続されている。またNOS−
FET2のドレインは1次巻線Npの巻き始めに、ソー
スは3次巻線Nbの巻き始めにそれぞれ接続されてい
る。
【0005】上記直流電源Eの(+)側とMOS−FE
T2のゲート間には起動抵抗4とゲート保護用の抵抗5
が接続されている。また、MOS−FET2のゲートと
直流電源Eの(−)側との間にはツェナーダイオード6
が接続され、上記トランジスタ3とフィードバック用の
フォトカプラ7のフォトトランジスタのコレクタにバイ
アスを与えている。また、MOS−FET2のゲートと
3次巻線Nbの巻き終りとの間にはコンデンサ8と抵抗
9の直列回路が接続されている。
【0006】上記フォトカプラ7とフォトトランジスタ
のエミッタとトランジスタ3のベースとの間にはトラン
ジスタ3のベース電流制限用の抵抗10が接続され、抵
抗10のフォトカプラ7側と3次巻線Nbの巻き始めと
の間にはベース電流制御用のコンデンサ11が接続され
ている。また、トランジスタ3のベース電流制限用の抵
抗10と3次巻線Nbの巻き終わりとの間にはツェナー
ダイオード12と抵抗13が直列に接続されている。ま
た、絶縁トランス1の2次巻線Nsの巻き始めには整流
用のダイオード14のアノード側が接続されている。こ
のダイオード14のカソード側と2次巻線Nsの巻き終
わりとの間には電解コンデンサ15が接続され、平滑が
行われている。
【0007】また、コンバータの出力電圧Voは抵抗1
6及び可変抵抗17によって分圧され、この分圧された
電圧はフィードバック制御用のシャントレギュレータ1
8のref端子に入力され、ここで基準電圧と比較され
ることでフォトカプラ7の発光ダイオードに流れる電流
が制御されている。抵抗19はフォトカプラ7の発光ダ
イオードに流れる電流を制限するための抵抗である。
【0008】また、図4の回路において、蓄電池である
バッテリ20にはスイッチとして機能するバッテリ充電
切替用のトランジスタ21と逆流防止用のダイオード2
2を介して出力電圧Voが供給されている。このバッテ
リ20の出力電圧V1は電圧検知用の高インピーダンス
を有する2つの抵抗23,24によって分圧されて検出
され、バッテリ20の残容量を検知する残容量検知手段
25によってバッテリ電圧の低下が検知される。そし
て、モード切替制御手段26は残容量検知手段25から
の検知信号に応じてバッテリ20に電力を供給するか否
かを切り替える上記トランジスタ21のベースにバイア
スを加える。
【0009】上記構成の回路において、MOS−FET
2には起動抵抗4によりゲートにバイアスが印加されて
導通状態となる。このMOS−FET2が導通状態にな
るとトランス1の1次巻線Npに入力電圧Viが印加さ
れ、3次巻線Nbに巻き終わり側を(+)とする電圧が
誘起される。このとき2次巻線Nsにも電圧が誘起され
るが、整流用のダイオード14側を(−)とする電圧で
あるため、2次側には電圧は伝達されない。したがっ
て、1次巻線Npを流れる電流は絶縁トランス1の励磁
電流だけで、絶縁トランス1には励磁電流の2乗に比例
したエネルギーが蓄積される。そして、この励磁電流は
時間に比例して増大する。
【0010】また、トランス1の3次巻線Nbに誘起さ
れた電圧によりツェナーダイオード12及び抵抗13を
介してトランジスタ3のベース側に接続されているコン
デンサ11が充電され、トランジスタ3のベースに電流
が供給される。そして、この電流がある値に到達すると
トランジスタ3が導通状態となる。このトランジスタ3
が導通状態になるとMOS−FET2のゲートにバイア
スが印加されなくなり、MOS−FET2は非導通状態
となる。このとき、絶縁トランス1の各巻線には起動時
と逆向きの電圧が発生し、2次巻線Nsには整流用のダ
イオード14を(+)とする電圧が発生するため、絶縁
トランス1に蓄積された上記エネルギーが整流、平滑さ
れて2次側に伝達される。
【0011】また、3次巻線Nbにはツェナーダイオー
ド12を(−)とする電圧が発生し、トランジスタ3の
ベースが逆バイアスされ、ベース電流値がある値以下に
なるとトランジスタ3は非導通状態になる。そして、絶
縁トランス1に蓄えられているエネルギーが2次側にす
べて伝達されるとMOS−FET2は再び起動する。
【0012】一方、フォトカプラ7からの電流は出力電
圧Voが高いときに多く流れるので、それによってコン
デンサ11に電流が供給され、充電時間は短くなる。こ
れは、MOS−FET2の導通時間が短くなることを示
しており、これによって絶縁トランス1に蓄積されるエ
ネルギーが減少することで出力電圧Voが下がり、定電
圧動作が行われる。出力電圧が低い場合は逆の動作とな
る。
【0013】また、1次巻線Npの両端には、上記MO
S−FET2が導通状態から非導通状態に移行したとき
に巻き始め側が(+)の極性のサージ電圧を吸収するダ
イオード39、コンデンサ40及び抵抗41で構成され
たスナバ回路が付加されている。
【0014】図5は上述のRCC方式における回路の各
部の波形を示す図である。VgはMOS−FET2のゲ
ート電圧、VdsはMOS−FET2のドレイン−ソー
ス電圧、Id1はドレイン電流、Id2は2次側の整流
用のダイオード14に流れる電流をそれぞれ示してい
る。
【0015】まず、MOS−FET2のオン期間につい
て説明する。MOS−FET2は、起動抵抗4によりゲ
ートにバイアスが印加され、上記Vgの電位が上昇する
ことによって導通状態となる。このときId1は時間と
ともに正の傾きで直線的に増加し、絶縁トランス1にエ
ネルギーが蓄積される。またこのとき、VdsはMOS
−FET2が導通状態であるため、電位はほぼ零になっ
ており、2次側のダイオード14は逆バイアスされて、
Id2は流れない。
【0016】そして、コンデンサ11が充電され、トラ
ンジスタ3が導通状態になると、MOS−FET2のゲ
ート電圧Vgは零になり、MOS−FET2は非導通状
態となるため、Id1は零になり、Vdsは入力電圧V
iとなる。このとき、2次側の整流用のダイオード14
は導通状態となり、絶縁トランス1に蓄積されたエネル
ギーが2次側に伝達される。またこのとき、Id2は負
の傾きで直線的に減少する。
【0017】なお、図4の回路では入力電圧Viの供給
/遮断を制御するスイッチ手段を明記してないが、本電
源装置は2つのモードを有している。1つは入力電圧V
iを本電源装置に印加し、出力電圧Voを得るモード、
もう一つは入力電圧Viを遮断し、記憶保持及び時計機
能用にバッテリ20にて電力を供給するモードである。
そして、残容量検知手段25にてバッテリ20の容量が
少ないと判断されたときは、上記のスイッチ手段を導通
状態にし、出力電圧Voにてバッテリ20の充電を行っ
ている。
【0018】図6は上記入力電圧Viの印加により出力
電圧Voを得て負荷に供給する発振モード時の出力電圧
(W)と電源効率(%)の関係を示したものである。バ
ッテリ20の充電に必要な電力(P)は、通常使用時に
必要な電力に比べて低くなっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電源装置にあっては、図6に示すRCC方
式ばかりでなく、他の方式の電源装置においても、通常
使用時に必要な電力付近にて効率が最大になるように構
成されているため、出力電力が小さいところでは電源の
効率が低下するという問題があり、加えて蓄電池の充電
に必要な電力は通常使用時に必要な電力よりはかなり小
さく、電源の効率の悪いところで充電しなければならな
いという問題があった。
【0020】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、効率良く蓄電池の充電を行うことがで
き、また省エネルギー化を図ることができる電源装置及
びその制御方法を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電源装置及
びその制御方法は、次のように構成したものである。
【0022】(1)蓄電池と、一次巻線がスイッチング
素子により発振駆動されて二次巻線に交流を発生する出
力トランスとを有し、該出力トランスの二次巻線に発生
した交流を整流して負荷に供給する電源装置において、
前記出力トランスの一次巻線の発振駆動を断続させる制
御手段を設け、該断続発振駆動状態で前記蓄電池の充電
を行うようにした。
【0023】(2)上記(1)の構成において、負荷へ
の供給電圧の検出値と基準値とを比較してスイッチング
素子の駆動を制御するようにした。
【0024】(3)上記(1)または(2)の構成にお
いて、スイッチング素子の駆動を停止させる停止手段を
有し、制御手段はその停止期間を制御して出力トランス
の一次巻線の発振駆動と停止を繰り返すようにした。
【0025】(4)上記(1)ないし(3)何れかの構
成において、蓄電池の残容量を検知する検知手段を有
し、残容量が所定値より低下したときに該蓄電池を充電
するようにした。
【0026】(5)上記(4)の構成において、スイッ
チング素子による連続発振モードと、同スイッチング素
子による断続発振モードと、発振停止モードとを切り替
える切替手段を有し、発振停止モードで蓄電池にて動作
中に該蓄電池の残容量が所定値より低下したときに断続
発振モードにして蓄電池を充電し、蓄電池の残容量が所
定値に達したときに発振停止モードにするようにした。
【0027】(6)上記(3)ないし(5)何れかの構
成において、蓄電池により記憶内容が保持される本体装
置からの制御信号によりスイッチング素子の駆動停止期
間を制御するようにした。
【0028】(7)上記(6)の構成において、制御信
号は本体装置のD/A変換部によりアナログ信号に変換
された信号であるようにした。
【0029】(8)蓄電池と、一次巻線がスイッチング
素子により発振駆動されて二次巻線に交流を発生する出
力トランスとを有し、該出力トランスの二次巻線に発生
した交流を整流して負荷に供給する電源装置の制御方法
において、前記出力トランスの一次巻線の発振駆動を断
続させた断続発振駆動状態で前記蓄電池の充電を行うよ
うにした。
【0030】(9)上記(8)の構成において、負荷へ
の供給電圧の検出値と基準値とを比較してスイッチング
素子の駆動を制御するようにした。
【0031】(10)上記(8)または(9)の構成に
おいて、スイッチング素子の駆動停止期間を制御して出
力トランスの一次巻線の発振駆動と停止を繰り返すよう
にした。
【0032】(11)上記(8)ないし(10)何れか
の構成において、蓄電池の残容量を検知し、残容量が所
定値より低下したときに該蓄電池を充電するようにし
た。
【0033】(12)上記(11)の構成において、ス
イッチング素子による連続発振モードと、同スイッチン
グ素子による断続発振モードと、発振停止モードとを制
御信号により切り替え、発振停止モードで蓄電池にて動
作中に該蓄電池の残容量が所定値より低下したときに断
続発振モードにして蓄電池を充電し、蓄電池の残容量が
所定値に達したときに発振停止モードにするようにし
た。
【0034】(13)上記(10)ないし(12)何れ
かの構成において、蓄電池により記憶内容が保持される
本体装置からの制御信号によりスイッチング素子の駆動
停止期間を制御するようにした。
【0035】(14)上記(13)の構成において、本
体装置のD/A変換部によりアナログ信号に変換された
制御信号によりスイッチング素子の駆動停止期間を制御
するようにした。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
例を説明する。
【0037】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例による電源装置の構成を示す回路図であり、図4と
同一構成要素には同一符号を付して重複する詳細説明は
省略する。なお、本実施例では前述の自励型フライバッ
クコンバータ(RCC)を基本構成としているが、この
RCCばかりではなく、電流共振型あるいはフォワード
型のコンバータであっても良い。
【0038】本実施例の図4に示す回路との違いは、絶
縁トランス(出力トランス)1の2次側にコンパレータ
27による発振回路を追加したことである。このコンパ
レータ27の出力端子はフォトカプラ7の発光ダイオー
ドのカソード側に接続され、非反転入力端子(+)には
抵抗32とツェナーダイオード28の直列回路からの定
電圧が入力される。また、反転入力端子(−)にはGN
Dとの間にコンデンサ30と抵抗31とが並列に接続さ
れ、電圧Voの出力端子との間には抵抗29とツェナー
ダイオード36が接続されている。更に、この反転入力
端子には電源モード動作切替用のトランジスタ33のコ
レクタが抵抗34とツェナーダイオード36を介して接
続されている。また、トランジスタ33のベースはベー
ス電流制限用の抵抗35を介してモード切替制御手段2
6に接続されている。
【0039】ここで、図1の回路においては、負荷に供
給される出力電圧Voの検出値を基準値と比較してMO
S−FET2を制御する制御手段がコンパレータ27及
び抵抗29とコンデンサ30の充電回路により構成さ
れ、またMOS−FET2によるトランス1の1次巻線
Npの発振駆動を停止する停止手段がゲート制御用トラ
ンジスタ3により構成されており、制御手段はその停止
期間を制御することによってトランス1の1次巻線Np
の発振駆動と停止を繰り返すことが可能となっている。
【0040】また、モード切替制御手段26により切り
替えられる電源モードとしては、MOS−FET2によ
り発振駆動して負荷に電力を供給する発振モード(1)
(連続発振モード)と、上記の発振駆動と停止を繰り返
す発振モード(2)(断続発振モード)と、発振駆動を
完全に停止してバッテリ20のみで負荷に電力を供給す
るバッテリモード(発振停止モード)とがある。そし
て、バッテリモードにて動作中に残容量検知手段25に
よりバッテリ20の残容量が所定値(設定値)より低下
したときは発振モード(2)にて動作させてバッテリ2
0を充電し、バッテリ20の残容量が所定値(設定値)
に到達したら再びバッテリモードにする。
【0041】すなわち、発振モード(1)のときは、モ
ード切替制御手段26からトランジスタ33のベースへ
の入力がハイ(High)レベルとなっており、コンパ
レータ27の反転入力端子の電圧はツェナーダイオード
28による定電圧よりも低いため、コンパレータ27の
出力端子はハイインピーダンスとなり、コンバータは通
常の発振動作を行う。このとき、ツェナーダイオード3
6により通常発振時のコンデンサ30の充電が防止され
る。
【0042】また、トランジスタ33のベースへの入力
がロー(Low)レベルとなると、トランジスタ33は
非導通状態となり、出力電圧Voから抵抗29を介して
コンデンサ30が充電され、コンデンサ30の電圧が上
昇する。そして、ツェナーダイオード28による定電圧
よりも高くなると、コンパレータ27の出力端子はロー
レベルになり、フォトカプラ7の発光ダイオードに電流
が流れて、トランス1の1次側のコンデンサ11が充電
され、その電圧が上昇し、トランジスタ3が導通状態と
なる。
【0043】これにより、MOS−FET2は非導通状
態となり、発振は停止する。発振が停止すると、コンデ
ンサ30は抵抗31を介して放電し、その電圧も放電に
従って低下する。この電圧がツェナーダイオード28に
よる定電圧以下になると、コンパレータ27の出力端子
はハイインピーダンスとなり、再び発振を開始する。以
上の動作を繰り返すことで、発振状態を間欠的に制御す
ることができる。
【0044】このように、モード切替制御手段26から
の制御信号により発振モード(1)と発振モード(2)
との切り替え動作を行うことができる。また、モード切
替制御手段26は、バッテリ20への充電動作の切り替
えを行うスイッチ用のトランジスタ21とも接続されて
おり、発振モード(2)にしたときにトランジスタ21
を導通状態とし、バッテリ20への充電を行う。
【0045】図2は発振を間欠的に行っているときの図
1の回路の各部の波形を示す図である。V2はコンデン
サ30の電圧、V−はコンパレータ27の非反転入力端
子の電圧を示している。また、この電圧V2,V−以外
の波形は図4の回路で説明したVg,Vds,Id1,
Id2の各波形を示している。
【0046】トランジスタ33のベース電圧がローレベ
ルとなることにより、コンデンサ30の電圧は抵抗29
による充電と抵抗31による放電を繰り返し、図5のV
2の波形により発振する。コンパレータ27の非反転入
力端子の電圧V3の電圧に対してV2の電圧が高くなる
と発振を停止し、逆に高くなると発振を行う。このよう
に間欠的に発振を行っているとき、出力電圧Voは通常
の発振状態と比べて低くなる。
【0047】本実施例では、上記のようにバッテリ20
を有した電源装置において、3つのモードすなわち発振
モード(1)、発振モード(2)及びバッテリモードを
有しており、通常使用時に必要な電力を供給するために
は発振モード(1)にて動作し、負荷に電力を供給す
る。また、本体が待機モードなど記憶保持、時計機能保
持のみの省電力モードに入ったときには直流電源Eの入
力電圧Viを遮断し、バッテリモードにて電力を供給す
る。そして、バッテリ20の残容量検知手段25にてバ
ッテリ20の電圧低下が検出されたときは直流電源Eの
入力電圧Viを入力し、発振モード(2)にて電源を動
作させ、バッテリ20を充電する。このバッテリ20の
電圧が正常に戻ると、再び入力電力を遮断し、バッテリ
モードにて動作する。
【0048】このため、図6に示すように、電源の効率
を向上させることができ、より効率良くバッテリ20の
充電を行うことができる。また、同一出力において1次
側の投入電力を抑えることができ、省エネルギー化を図
ることができる。
【0049】(第2の実施例)図3は本発明の第2の実
施例の構成を示す回路図であり、図1と同一符号は同一
構成要素を示している。同図中、37は本電源装置を備
えた本体装置の各部を制御する本体制御手段、38はデ
ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換部で、
アナログ制御信号が電源モード切替用のトランジスタ3
3のベースに入力される。
【0050】本実施例の第1の実施例との違いは、第1
の実施例ではコンパレータ27の非反転入力端子にツェ
ナーダイオード28による定電圧を印加していたのに対
し、本実施例では本体制御手段37からの制御信号をD
/A変換部38にてD/A変換してアナログ制御信号と
した上でコンパレータ27の非反転入力端子に入力する
ようにしている。これにより、本体制御手段37の設定
値に応じて発振モード(2)のときの出力電圧を可変に
することが可能となる。
【0051】すなわち、抵抗29とコンデンサ30の時
定数、コンデンサ30と抵抗31の時定数は変化しない
のに対して、ツェナーダイオード28の電圧V3を変化
させるため、電圧のスレッショルドレベルを上下させる
ことができ、周波数は一定であるが、コンパレータ27
の出力端子がローレベルである時間を変化させる、いわ
ゆるPWM(Pulse Width Modurat
ion)制御となり、出力電圧Voを変化させることが
可能となる。したがって、非反転入力端子の電圧を下げ
ることで出力電圧Voを下げることができ、非反転入力
端子の電圧を上げることで出力電圧Voを上げることが
できる。
【0052】このように、本実施例では本体制御手段3
7からのアナログ制御信号により出力電圧Voを任意に
変化させることができる。したがって、充電するバッテ
リ20の目標容量等が変化したときに容易に対応するこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発振状態を間欠的に行うことにより、蓄電池を充電する
のに必要な電力において電源の効率を向上させることが
でき、より効率良く蓄電池の充電を行うことができ、同
一出力において1次側の投入電力を抑えることができ、
省エネルギー化を図ることができる。
【0054】また、本体装置からのアナログ制御信号に
より出力電圧を任意に変化させることができるため、充
電する蓄電池の目標容量等が変化したときに容易に対応
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の構成を示す回路図
【図2】 第1の実施例の間欠発振時の各部の波形を示
す図
【図3】 本発明の第2の実施例の構成を示す回路図
【図4】 一般的な電源装置の構成を示す回路図
【図5】 RCC方式の電源装置の各部の波形を示す図
【図6】 出力電力と電源効率の関係を示す説明図
【符号の説明】
1 絶縁トランス(出力トランス) 2 MOS−FET(スイッチング素子) 3 ゲート制御用トランジスタ 4 起動抵抗 7 フォトカプラ 11 コンデンサ 14 ダイオード 15 電解コンデンサ 18 シャントレギュレータ 20 バッテリ(蓄電池) 21 トランジスタ 25 残容量検知手段 26 モード切替制御手段 27 コンパレータ 28 ツェナーダイオード 29 抵抗 30 コンデンサ 31 抵抗 33 トランジスタ 37 本体制御手段 38 D/A変換部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電池と、一次巻線がスイッチング素子
    により発振駆動されて二次巻線に交流を発生する出力ト
    ランスとを有し、該出力トランスの二次巻線に発生した
    交流を整流して負荷に供給する電源装置において、前記
    出力トランスの一次巻線の発振駆動を断続させる制御手
    段を設け、該断続発振駆動状態で前記蓄電池の充電を行
    うことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 負荷への供給電圧の検出値と基準値とを
    比較してスイッチング素子の駆動を制御することを特徴
    とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子の駆動を停止させる停
    止手段を有し、制御手段はその停止期間を制御して出力
    トランスの一次巻線の発振駆動と停止を繰り返すことを
    特徴とする請求項1または2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 蓄電池の残容量を検知する検知手段を有
    し、残容量が所定値より低下したときに該蓄電池を充電
    することを特徴とする請求項1ないし3何れか記載の電
    源装置。
  5. 【請求項5】 スイッチング素子による連続発振モード
    と、同スイッチング素子による断続発振モードと、発振
    停止モードとを切り替える切替手段を有し、発振停止モ
    ードで蓄電池にて動作中に該蓄電池の残容量が所定値よ
    り低下したときに断続発振モードにして蓄電池を充電
    し、蓄電池の残容量が所定値に達したときに発振停止モ
    ードにすることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 蓄電池により記憶内容が保持される本体
    装置からの制御信号によりスイッチング素子の駆動停止
    期間を制御することを特徴とする請求項3ないし5何れ
    か記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 制御信号は本体装置のD/A変換部によ
    りアナログ信号に変換された信号であることを特徴とす
    る請求項6記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 蓄電池と、一次巻線がスイッチング素子
    により発振駆動されて二次巻線に交流を発生する出力ト
    ランスとを有し、該出力トランスの二次巻線に発生した
    交流を整流して負荷に供給する電源装置の制御方法にお
    いて、前記出力トランスの一次巻線の発振駆動を断続さ
    せた断続発振駆動状態で前記蓄電池の充電を行うように
    したことを特徴とする電源装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 負荷への供給電圧の検出値と基準値とを
    比較してスイッチング素子の駆動を制御するようにした
    ことを特徴とする請求項8記載の電源装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 スイッチング素子の駆動停止期間を制
    御して出力トランスの一次巻線の発振駆動と停止を繰り
    返すようにしたことを特徴とする請求項8または9記載
    の電源装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 蓄電池の残容量を検知し、残容量が所
    定値より低下したときに該蓄電池を充電するようにした
    ことを特徴とする請求項8ないし10何れか記載の電源
    装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 スイッチング素子による連続発振モー
    ドと、同スイッチング素子による断続発振モードと、発
    振停止モードとを制御信号により切り替え、発振停止モ
    ードで蓄電池にて動作中に該蓄電池の残容量が所定値よ
    り低下したときに断続発振モードにして蓄電池を充電
    し、蓄電池の残容量が所定値に達したときに発振停止モ
    ードにするようにしたことを特徴とする請求項11記載
    の電源装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 蓄電池により記憶内容が保持される本
    体装置からの制御信号によりスイッチング素子の駆動停
    止期間を制御するようにしたことを特徴とする請求項1
    0ないし12何れか記載の電源装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 本体装置のD/A変換部によりアナロ
    グ信号に変換された制御信号によりスイッチング素子の
    駆動停止期間を制御するようにしたことを特徴とする請
    求項13記載の電源装置の制御方法。
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