JP2001035801A - 半導体製造装置でのノンプラズマクリーニング方法 - Google Patents

半導体製造装置でのノンプラズマクリーニング方法

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JP2001035801A
JP2001035801A JP11208342A JP20834299A JP2001035801A JP 2001035801 A JP2001035801 A JP 2001035801A JP 11208342 A JP11208342 A JP 11208342A JP 20834299 A JP20834299 A JP 20834299A JP 2001035801 A JP2001035801 A JP 2001035801A
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JP
Japan
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gas
vol
cleaning
nitrogen trifluoride
chamber
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Pending
Application number
JP11208342A
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English (en)
Inventor
Chitoshi Nogami
千俊 野上
Toshihiro Aida
敏広 相田
Atsushi Shigemori
敦 繁森
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Iwatani International Corp
Original Assignee
Iwatani International Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 治具等にダメージを与えることなく、低温
で、かつ短時間にクリーニングできるクリーニング方法
を提供する。 【構成】 半導体製造装置の薄膜形成操作系内に存在す
る膜状堆積物に、三フッ化窒素にフッ素ガスを5 vol%
を越え50 vol%未満の濃度で混合させたクリーニング
ガスをノンプラズマの状態で接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置での薄
膜形成操作系内に堆積しているポリシリコンやアモルフ
アスシリコン等の膜状堆積物を除去するためのクリーニ
ング方法に関し、特に、ノンプラズマの状態で薄膜形成
系内をクリーニングするクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、半導体製造装置の形成操作系内に堆
積している薄い膜状堆積物をクリーニングする場合、ク
リーニングガスとして三フッ化窒素を使用してプラズマ
状態、もしくはヘリウムガスやアルゴンガス等の不活性
ガスに5%程度のフッ素ガスを混合したガスを使用し
て、ノンプラズマ状態でクリーニングしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のクリー
ニング方法では、膜状体積物がポリシリコンの場合には
2000〜3000Å/min 程度のエッチングレートで
あり、アモルファスシリコンの場合には900〜120
0Å/min 程度のエッチングレートであった。また、プ
ラズマエッチング方式を採用した場合、治具等にダメー
ジを与えるという問題があった。そこで、本出願人は先
に、薄膜形成操作系中を270℃以上の温度雰囲気で
0.2〜30Torr(26.7〜4000Pa)の減圧雰囲気
に保持し、フッ化窒素にフッ素ガスを0.1〜5vol %
に混合したガスを使用するクリーニング技術を提案した
(特許第2618817号公報)。
【0004】ところが、この先に提案したクリーニング
技術でも、薄膜形成操作系中を270℃以上に加熱もし
くは保持しなければならず、そのためにクリーニング時
間が昇温に必要な時間だけ長くかかるうえ、治具等が熱
によるダメージを受けることがあることが解った。本発
明は、治具等にダメージを与えることなく、低温で、短
時間に堆積物を除去できるクリーニング方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、当該形成操作系内に存在する膜状堆積
物に、三フッ化窒素にフッ素ガスを5 vol%を越えて5
0 vol%未満に混合させたクリーニングガスをノンプラ
ズマの状態で接触させることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明では、三フッ化窒素にフッ素系ガスを混
入させてクリーニングガスとしているので、フッ素ガス
が膜状堆積物に作用して反応を開始し、このフッ素ガス
の反応時での反応熱で分解した三フッ化窒素のフッ素成
分がクリーニングを促進することになる。この結果、混
合割合にもよるが100℃〜150℃という低温度領域
ででもクリーニングをすることができるようになる。
【0007】
【実施例】図に示すような実験装置の石英チャンバー
(1)内に30cm角のガラス基板に700Åの厚さでアモ
ルファスシリコン層を形成した試料を配置し、石英チャ
ンバー(1)をハロゲンランプ(2)で加熱し、三フッ化窒
素を94.9vol%、フッ素フッ素ガスを5.1vol%の割
合で混合した混合ガスを使用してプラズマを発生させる
ことなくクリーニングした。
【0008】図中符号(3)はチャンバー(1)内の温度を
検出するための熱電対、(4)はチャンバー(1)内の圧力
を表示する圧力計、(5)は系内を真空引きするためのブ
ースターポンプ、(6)は排出ガスを系外のハロゲン除害
筒(図示略)に送出するロータリーポンプ、(7)はチャン
バー出口に配置した出口弁である。
【0009】実験方法は、クリーニングガスを貯蔵した
ガスボンベを実験装置に接続したのち、実験系を窒素ガ
スで十分にパージしたのち、ブースターポンプ(5)を作
動させて系内を真空にする。次いで、チャンバー(1)内
に窒素ガスを導入して大気圧としたのち、チャンバー
(1)を開放して試料を設置する。次に、チャンバー(1)
をチャンバー(1)内を窒素ガスでパージしたのち、到達
真空度30Torrまで減圧する。そして、ハロゲンランプ
(2)で加熱し、チャンバー(1)内を目的温度にする。こ
の状態で窒素ガスを1リットル/minでチャンバー(1)
内に導入し、チャンバー(1)内の圧力が目的圧となるよ
うに出口弁(7)で調整したのち、窒素ガスとクリーニン
グガスとを切換えて、チャンバー(1)内に設置した試料
にクリーニングガスを接触させる。実験終了後試料の膜
厚を測定し、テスト前の膜厚と比較した。
【0010】そして、比較例として、94.9vol%のア
ルゴンガスに5.1vol%のフッ素ガスを混合したガス及
び100vol%の三フッ化窒素ガスを使用してクリーニ
ングを行った場合のクリーニング時間を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】上述の結果、雰囲気温度200℃では10
0vol%の三フッ化窒素ガスではクリーニングすること
はできないが、94.9vol%のアルゴンガスに5.1vol
%のフッ素ガスを混合したガスでは6分で、79.7vol
%のアルゴンガスに20.3vol%のフッ素ガスを混合し
たものでは1分30秒で全てのアモルファスシリコン膜
を除去することができた。一方本発明にかかる三フッ化
窒素ガスにフッ素ガスを混入したクリーニングガスの場
合、最も混合率の低いフッ素ガスを三フッ化窒素中に
5.1vol%の濃度に混合させたものでは3分50秒、フ
ッ素ガスを三フッ化窒素中に20.3vol%混合させたも
のでは30秒でクリーニングすることができた。つま
り、三フッ化窒素中にフッ素ガスを混合したものでは、
ノンプラズマ状態で従来のクリーニングガスを使用した
場合の1.7〜2.2倍程度のクリーニング速度を得るこ
とができる。
【0013】なお、チャンバー(1)内の雰囲気温度の影
響を調べるために、雰囲気温度を変化させた場合のクリ
ーニング速度の変化を表2に示す。この場合、雰囲気温
度以外は、同一条件とした。
【0014】
【表2】
【0015】この結果から、フッ素の混合割合が同じ場
合には雰囲気温度が高いほど短時間にクリーニングする
できることが解る。また、同じ雰囲気温度の場合には、
フッ素の混合割合が高いほど短時間にクリーニングする
ことができることがわかる。
【0016】三フッ化窒素にフッ素を5 vol%を越え5
0 vol%未満の濃度で混合させたものをクリーニングガ
スとしていることから、フッ素と除去対象物であるシリ
コンとの反応により生じた熱が三フッ化窒素を分解させ
ていると考えられる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、三フッ化窒素ガスにフッ素ガ
スを5 vol%を越え50 vol%未満の濃度で混合させた
クリーニングガスを使用してノンプラズマの状態で薄膜
形成操作系内をクリーニングするようにしているので、
従来のクリーニング方法よりも、低温状態でありながら
クリーニング時間を短縮でき、装置の稼働効率を高める
ことができるうえ、ガスの使用量を節約することができ
る。また、ノンプラズマでクリーニングを行うことがで
きるので、治具等にダメージを与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験装置のフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 繁森 敦 大阪府大阪市中央区本町3丁目4番8号 岩谷産業株式会社内 Fターム(参考) 4K029 DA09 EA05 FA04 4K030 DA03 DA06 EA03 JA06 LA01 5F004 AA15 BA19 BD07 CA09 DA00 DA17 DA23 DB01 DB02 5F045 BB14 EB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体製造装置での薄膜形成操作系内に
    存在する膜状堆積物を除去するにあたり、当該形成操作
    系内に存在する膜状堆積物に、三フッ化窒素にフッ素ガ
    スを5 vol%を越え50 vol%未満に混合させたクリー
    ニングガスをノンプラズマの状態で接触させることを特
    徴とする半導体製造装置でのノンプラズマクリーニング
    ング方法。
  2. 【請求項2】 薄膜形成操作系中を減圧雰囲気にし、1
    30℃以上の温度雰囲気にして処理するようにした請求
    項1に記載の半導体製造装置でのノンプラズマクリーニ
    ングング方法。
  3. 【請求項3】 薄膜形成操作系中を減圧雰囲気にし、フ
    ッ素ガスを三フッ化窒素に20 vol%以上に混合させた
    クリーニングガスを使用し、100℃以上の温度雰囲気
    にして処理するようにした請求項1に記載の半導体製造
    装置でのノンプラズマクリーニングング方法。
JP11208342A 1999-07-23 1999-07-23 半導体製造装置でのノンプラズマクリーニング方法 Pending JP2001035801A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6880561B2 (en) * 2000-03-27 2005-04-19 Applied Materials, Inc. Fluorine process for cleaning semiconductor process chamber
CN115595549A (zh) * 2021-06-28 2023-01-13 圆益Ips股份有限公司(Kr) 腔室内部处理方法及基板处理方法

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US6880561B2 (en) * 2000-03-27 2005-04-19 Applied Materials, Inc. Fluorine process for cleaning semiconductor process chamber
CN115595549A (zh) * 2021-06-28 2023-01-13 圆益Ips股份有限公司(Kr) 腔室内部处理方法及基板处理方法

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