JP2001031595A - 1,3−シクロアルカジエンの製造法 - Google Patents

1,3−シクロアルカジエンの製造法

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JP2001031595A JP11201958A JP20195899A JP2001031595A JP 2001031595 A JP2001031595 A JP 2001031595A JP 11201958 A JP11201958 A JP 11201958A JP 20195899 A JP20195899 A JP 20195899A JP 2001031595 A JP2001031595 A JP 2001031595A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1,2−ジクロロシクロヘキサンから1,4
−シクロヘキサジエンの副生が極めて少なく、工業的に
実施可能な高収率の1,3−シクロヘキサジエンの製造
法を提供すること。 【解決手段】 1,2−ジハロシクロアルカンを双極性
非プロトン溶媒及び塩基存在下に反応させ1,3−シク
ロアルカジエンを得る方法に於いて、反応系に水を添加
して160℃以上300℃以下の反応温度で反応させる
1,3−シクロアルカジエンの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】本発明は、脂環式共役ジエ
ン化合物である1,3−シクロアルカジエンの製造方法
に関するものである。更に詳しくは1,2−ジハロシク
ロアルカンの脱ハロゲン化水素反応による1,3−シク
ロアルカジエンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1,3−シクロヘキサジエンは、近年、
リビングアニオン重合により高耐熱性、高剛性ポリマー
が得られることが知られており、工業的に重要なモノマ
ーである。1,3−シクロヘキサジエンの合成方法とし
て、これまでに種々の方法が提案されているが、1,3
−シクロヘキサジエンの異性体である1,4−シクロヘ
キサジエンが副生物として含まれる。ところで、1,3
−シクロヘキサジエンから高重合物を得るにあたって
は、該1,4−シクロヘキサジエンが不純物として含ま
れると、重合が円滑に進まず、低分子量体のみ得られた
り、重合が全く進まなくなることが知られている(例え
ば、Polym.Prepr.(Am.Chem.So
c.Div.Poym.Chem.)12,p.402
(1971))。
【0003】本発明者らが検討したところ、目的とする
高分子量体を得るためには、1,4−シクロヘキサジエ
ンの含有量は、少なくとも2%以下であることが必要で
あることが判った。1,3−シクロヘキサジエンの合成
方法として、1,2−ジブロムシクロヘキサンからの脱
臭化水素反応を、トリエチレングリコール中で、1,2
−ジブロムシクロヘキサンと水酸化カリウムとを反応さ
せることで行い、1,3−シクロヘキサジエンを得てい
る(Organikum,5.Aufl.,S.22
6,VED Deutscher Verlag de
r Wissenschaften, Berlin
1965)。しかしながら、この方法では1,3−シク
ロヘキサジエンの他に多量のベンゼンや1,4−シクロ
ヘキサジエンが副生し、1,3−シクロヘキサジエンの
純度は低い。1,3−シクロヘキサジエンと1,4−シ
クロヘキサジエンの沸点はそれぞれ80℃、89℃と近
く、また両物質は共沸するために蒸留によって分けるこ
とは難しいという問題があった。
【0004】また、1,2−ジブロムシクロヘキサンを
ヘキサメチルホスフォリックトリアミド中で、塩化リチ
ウムと炭酸リチウムの混合物を用いて160℃に加熱す
ることにより、1,3−シクロヘキサジエンが82%の
収率で得られたことが報告されている(J.Org.C
hem.,49,2650(1984))。しかしなが
ら、本発明者らがこの文献に記載の条件で反応を行った
ところ、1,3−シクロヘキサジエンが47%の収率で
得られたが、同時にシクロヘキセンが30%、ベンゼン
が23%と副生物が多量に生成した。ところで、シクロ
ヘキセンとベンゼンは沸点が1,3−シクロヘキサジエ
ンに近いため蒸留によって分離することは難しく、この
ため高純度の1,3−シクロヘキサジエンを高収率で得
ることはできなかった。
【0005】これらの方法以外にも1,2−ジブロムシ
クロヘキサンを原料とする1,3−シクロヘキサジエン
を合成する方法が各種提案されている。1,2−ジブロ
ムシクロヘキサンをメタノール中でナトリウムと反応さ
せ、2.2%の1,3−シクロヘキサジエンと70%の
3−メトキシシクロヘキセンを得る一段目の反応後、更
にこの3−メトキシシクロヘキセンをトリエチレングリ
コール中で、85%リン酸と反応させて82%の収率で
1,3−シクロヘキサジエンを得る方法が提案され、
1,2−ジブロムシクロヘキサンから収率57%で1,
3−シクロヘキサジエンが得られた事が報告されている
(Chem.Ber.,100,P.1764(196
7))。
【0006】また、1,2−ジブロムシクロヘキサンと
ナトリウムエトキシドとを反応させ、3−エトキシシク
ロヘキセンを合成した後に脱アルコール反応により高純
度の1,3−シクロヘキサジエンが得られることが報告
されている(Mitt.Schles.Kohlenf
orsh.−Inst.Kaiser−Wilheim
−Ges.2,97(1925),C.1926,23
43)。
【0007】しかしながら、これらの1,2−ジブロム
シクロヘキサンから3−アルコキシ−1−シクロヘキセ
ンを経由し、脱アルコール反応によって1,3−シクロ
ヘキサジエンを得る方法では、反応工程が2段階となる
ため、より容易に製造することができる1工程での製造
方法が求められていた。
【0008】一方、1,2−ジクロロシクロヘキサンか
ら1,3−シクロヘキサジエンを1工程で合成する方法
も報告されている。水酸化ナトリウムとポリグリコール
の溶液あるいは懸濁液中で150〜170℃で反応させ
る事により一段で、高収率でシクロヘキサジエンが得ら
れることが報告している(DE1090202)。しか
しながら、得られた1,3−シクロヘキサジエンの純度
については何も記載されておらず、1,4−シクロヘキ
サジエンの副生量の記載はない。本発明者等が、該明細
書に記載の条件で行った実験結果によればシクロヘキサ
ジエンの収率は反応温度が高い場合やポリグリコールの
分子量が大きくなるにつれて増えるが、同時に1,4−
シクロヘキサジエンの含有率も増える傾向を示してお
り、種々反応条件を変化させても1,3−シクロヘキサ
ジエン中の1,4−シクロヘキサジエンの含有率は、少
なくとも2%以上であり、高重合物製造の原料としての
1,3−シクロヘキサジエンとしては不適格なものであ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】シクロヘキセンの塩素
化によって生成する主生成物の1,2−ジクロロシクロ
ヘキサンから1,4−シクロヘキサジエンの副生が極め
て少なく、工業的に実施可能な高収率の1,3−シクロ
ヘキサジエンの製造法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明者らが鋭意検討した結果、驚くべき事に1,2−ジ
ハロシクロアルカンを、双極性非プロトン溶媒及び塩基
存在下に脱ハロゲン化水素反応を行わせるに際し、水を
存在させて特定の温度条件下に反応を行わせることによ
って、1,4−シクロアルカジエンの副生が極めて少な
い高純度の1,3−シクロアルカジエンを高収率で容易
に製造できることを見出し、本発明に至ったものであ
る。
【0011】すなわち、本発明は、(1) 1,2−ジ
ハロシクロアルカンを双極性非プロトン溶媒及び塩基存
在下に反応させ1,3−シクロアルカジエンを得る方法
に於いて、反応系に水を添加すること及び160℃以上
300℃以下の反応温度で反応させることを特徴とする
1,3−シクロアルカジエンの製造法、(2) 塩基が
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩
の群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とす
る上記(1)の1,3−シクロアルカジエンの製造法、
(3) 1,2−ジハロシクロアルカンが1,2−ジク
ロロシクロヘキサン又は1,2−ジブロムシクロヘキサ
ンであることを特徴とする上記(1)又は(2)の1,
3−シクロアルカジエンの製造法、(4) 双極性非プ
ロトン溶媒がアミド化合物及び/又はスルホキシド化合
物であることを特徴とする上記(1)、(2)又は
(3)の1,3−シクロアルカジエンの製造法、(5)
双極性非プロトン溶媒が1−メチル−2−ピロリジノ
ンであることを特徴とする上記(1)から(4)のいず
れかの1,3−シクロアルカジエンの製造法、(6)
1,2−ジハロシクロアルカンが3−ハロシクロアルケ
ンを含有した1,2−ジハロシクロアルカンであること
を特徴とする上記(1)から(5)のいずれかの1,3
−シクロアルカジエンの製造法、(7) 反応系に存在
する水の量が1,2−ジハロシクロアルカンに対し、
0.1倍モル以上1000倍モル以下であることを特徴
とする上記(1)から(6)の1,3−シクロアルカジ
エンの製造法、(8) 水、双極性非プロトン溶媒及び
塩基を含有する溶液を160℃以上300℃以下にした
後に、1,2−ジハロシクロアルカンを該溶液に添加す
ることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の
1,3−シクロアルカジエンの製造法、である。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
於ける1,2−ジハロシクロアルカンは、好ましくは5
員環から12員環の1,2−ジハロシクロアルカンであ
り、具体的には1,2−ジクロロシクロペンタン、1,
2−ジブロモシクロペンタン、1,2−ジヨードシクロ
ペンタン、1,2−ジクロロシクロヘキサン、1,2−
ジブロモシクロヘキサン、1,2−ジヨードシクロヘキ
サン、1,2−ジクロロシクロヘプタン、1,2−ジブ
ロモシクロヘプタン、1,2−ジヨードシクロヘプタ
ン、1,2−ジクロロシクロオクタン、1,2−ジブロ
モシクロオクタン、1,2−ジヨードシクロオクタン、
1,2−ジクロロシクロノナン、1,2−ジブロムシク
ロノナン、1,2−ジヨードシクロノナン、1,2−ジ
クロロシクロデカン、1,2−ジブロムシクロデカン、
1,2−ジヨードシクロデカン、1,2−ジクロロシク
ロウンデカン、1,2−ジブロムシクロウンデカン、
1,2−ジヨードシクロウンデカン、1,2−ジクロロ
シクロドデカン、1,2−ジブロムシクロドデカン、
1,2−ジヨードシクロドデカンである。好ましくは
1,2−ジクロロシクロヘキサンと1,2−ジブロムシ
クロヘキサンである。1,2−ジハロシクロアルカンは
シス体及びトランス体があるが、どちらを原料にしても
かまはない。
【0013】本発明に於ける1,2−ジハロシクロアル
カンに、95mol%以下の3−ハロシクロアルケンが
混ざっていてもかまわない。3−ハロシクロアルケン
は、本発明の1,2−ジハロシクロアルカンの場合と同
様の反応によって容易に塩化水素の脱離反応が進行し、
1,3−シクロアルカジエンが生成する。また、4−ハ
ロシクロアルケンは本発明の反応工程を経て反応する
と、1,4−シクロアルカジエンが副生する。このため
1,2−ジハロシクロアルカンに対する4−ハロシクロ
アルケンの含有量は4mol%以下であることが好まし
く、さらに好ましくは2mol%以下である。
【0014】このような1,2−ジハロシクロアルケン
は種々の方法により製造することができるが、例えばシ
クロアルケンのハロゲン化によって1,2−ジハロシク
ロアルカンは主生成物として得ることができる。この得
られたハロゲン化物の混合物は蒸留等の精製方法により
分離することができる。
【0015】本発明において用いられる双極性非プロト
ン溶媒には、ケトン類、スルホキシド類、ニトリル類、
オキシエーテル類、アミド類、リン酸トリアミド類等が
挙げられる。具体例として、アセトン、3−ペンタノ
ン、4−ヘプタノン、5−ノナノン、ジメチルスルホキ
シド(DMSO)、アセトニトリル、フマロニトリル、
エチレングリコールジメチルエーテル(DME)、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル(DIGLYM
E)、トリエチレングリコールジメチルエーテル(TR
IGLYME)、テトラメチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルア
セトアミド(DMAC)、ジエチルホルムアミド、ジエ
チルアセトアミド、テトラメチルウレア、ヘキサメチル
リン酸トリアミド(HMPA)、1−メチル−2−ピロ
リジノン(NMP)、1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リディノンなどが挙げられる。
【0016】これらの溶媒は水と有機溶媒の両方に混ざ
り合う。またこの中でもアミド系やスルホキシド系の溶
媒が好ましく、更に好ましくは1−メチル−2−ピロリ
ジノンである。1−メチル−2−ピロリジノンは水及び
有機物、特に1,2−ジハロシクロアルカンと任意の割
合で混合し、更に無機塩もある程度溶かすことができ
る。また塩基存在下で、温度を300℃まで上げても溶
媒の1−メチル−2−ピロリジノンの分解する割合が低
いため好ましい。これらの溶媒は単独で用いてもよい
し、2種類以上の混合溶媒として用いてもかまわない。
【0017】本発明において用いられる塩基としては、
例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、ランタニド
金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、水素化物、アル
キル金属等が挙げられる。具体例としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化リ
チウム等の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸カルシウム等の炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素カルシウム等の炭酸水素塩や水
素化ナトリウム、水素化カルシウム等の水素化物が挙げ
られる。この中でもアルカリ金属の水酸化物やアルカリ
金属、アルカリ土類金属の炭酸塩が好ましい。アルカリ
金属の水酸化物を用いた場合には1,3−シクロアルカ
ジエンの収率が向上する。
【0018】またアルカリ金属やアルカリ土類金属の炭
酸塩を用いた場合にはアルカリ金属の水酸化物を用いた
場合に比べ、副生物の1−クロロシクロアルケンの量が
増えるものの、1,4−シクロアルカジエンの副生量は
減り、精製後の1,3−シクロアルカジエンの純度を向
上させることができる。また、これらの塩基は単独で用
いてもよいし、2種類以上の混合物として用いてもかま
わない。
【0019】塩基の使用量は、1,2−ジハロシクロア
ルカンに対して1.5倍モル以上20倍モル以下が好ま
しく、更に好ましくは1.8倍モル以上10倍モル以下
である。塩基の使用量が少ないと、1,2−ジハロシク
ロアルカンの反応率が低下し、満足な収量を得ることが
できない。逆に塩基の量を増やしていくと反応速度は増
していき転化率も向上するが、20倍モルより多く使用
しても反応を加速させる効果は小さく、大部分の塩基は
無駄となる。
【0020】更に塩化リチウムや塩化カルシウムなどの
アルカリ金属やアルカリ土類金属のハロゲン化物を加え
てもかまわない。これらの化合物は通常、1,2−ジハ
ロシクロアルカンに対し2モル当量以下の量を用いる。
これらの化合物を加えることによって、副生物の1,4
−シクロアルカジエンの生成量は多少減少するものの、
コスト及び廃棄物となるこれら化合物の処理の問題が生
じる。
【0021】また、反応を加速させるためには相関移動
触媒を加えてもよい。相関移動触媒の例としてはトリカ
プリルイルメチルアンモニウムクロリド等の4級アンモ
ニウム塩、ヘキサデシルトリ−n−ブチルホスホニウム
ブロミド等のホスホニウム塩、18−クラウン−6−エ
ーテル等のクラウンエーテルなどが挙げられる。相関移
動触媒は反応速度のみに関与し、相関移動触媒を加える
ことによって原料の1,2−ジハロシクロアルカンの転
化速度が向上する。
【0022】本発明において反応系に添加される水量は
1,2−ジハロシクロアルカンに対し、0.1倍モル以
上1000倍モル以下が好ましく、1倍モル以上100
倍モル以下であることがより好ましく、特に好ましくは
5倍モル以上50倍モル以下である。本発明の反応温度
において反応溶液は水層と有機層の2層に分離している
ことが好ましい。水量が0.1倍モル未満では1,4−
シクロアルカジエの生成量が増加し好ましくない。また
1000倍モルを超える量では1,2−ジハロシクロア
ルカンの転化速度が遅くなること及び反応基質に対する
溶媒量が多くなり無駄となる。
【0023】1,2−ジハロシクロアルカンに対する双
極性非プロトン溶媒の量は特に制限はないが、0.5倍
モル以上100倍モル以下が好ましい。更に好ましくは
1倍モル以上50倍モル以下である。1,2−ジハロシ
クロアルカンは水にほとんど溶けないため、水と1,2
−ジハロシクロアルカンの両方と任意の割合で混合する
双極性非プロトン溶媒の量を増やすことによって1,2
−ジハロシクロアルカンの転化速度は上がる。1,2−
ジハロシクロアルカンに対する双極性非プロトン溶媒の
量が0.5倍モル未満では1,2−ジハロシクロアルカ
ンの転化速度が遅く好ましくない、一方、100倍モル
を超えると溶媒量が多くなり過ぎて無駄になる。
【0024】本発明に於ける反応では1,2−ジハロシ
クロアルカン、水、双極性非プロトン溶媒及び塩基を一
括に仕込んで温度を上げてもよいし、また水、双極性非
プロトン溶媒及び塩基を仕込んで、反応温度まで上げた
後に、1,2−ジハロシクロアルカンを添加してもよい
が、反応温度まで上げた後に、1,2−ジハロシクロア
ルカンを添加する方が好ましい。一括に仕込んだ場合、
反応温度までに上がる前に原料の1,2−ジハロシクロ
アルカンが転化し、3−ヒドロキシ−1−シクロアルケ
ンが生成することがある。特に、反応温度まで上がる時
間が長い場合にはこの傾向が強くなる。
【0025】本発明に於ける反応温度は160℃以上3
00℃以下の範囲であることが必要であり、好ましくは
165℃以上250℃以下の範囲、より好ましくは17
0℃以上240℃以下である。反応温度が160℃未満
では原料の1,2−ジハロシクロアルカンは転化しても
求核置換反応を受けやすく、3−ヒドロキシ−1−シク
ロアルケンが主生成物となる。反応温度が高くなるにつ
れて、1,2−ジハロシクロアルカンは求核置換反応を
受ける割合が減り、脱離反応による1,3−シクロアル
カジエンの生成量が増大する傾向がある。また300℃
を超える温度では1,2−ジハロシクロアルカンは転化
するものの、1,3−シクロアルカジエン中の1,4−
シクロアルカジエンの副生量が増大するため好ましくな
い。
【0026】また本発明に於ける反応圧力は1気圧以上
100気圧以下の範囲が好ましく、2気圧以上50気圧
以下の範囲がより好ましい。反応時に自然に掛かる水等
の蒸気圧力のみでもよいし、また更に窒素や空気等で系
内の圧力を上げてもかまわない。本発明の反応によって
生成した1,3−シクロアルカジエンは本反応によって
副生し、混合溶液に溶けきらず析出した塩基のハロゲン
化物を濾過によって取り除いた後、蒸留等の精製操作に
よって単離することができる。
【0027】得られた1,3−シクロヘキサジエンは、
例えば公知の方法(例えば、WO94/28038等)
で重合することで平均分子量の高い(1,3−シクロヘ
キサジエン)ホモポリマーを得ることができる。また、
他のモノマーと共重合させることにより、1,3−シク
ロヘキサジエンユニットを含む共重合体を得ることがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0029】
【実施例1】50mlのハステロイ製のオートクレーブ
に水11.25g(625mmol)、1−メチル−2
−ピロリジノン11.25g(113.5mmol)、
水酸化ナトリウム5.6g(140mmol)を仕込
み、オートクレーブの温度を180℃まで上げた後、
1,2−ジクロロシクロヘキサン10.53g(68.
8mmol)をポンプで1ml/分の速度で滴下し、4
時間撹拌した。反応終了後、室温まで冷却し析出した塩
化ナトリウムを取り除いた。濾液をガスクロマトグラフ
ィーにより分析したところ、1,2−ジクロロシクロヘ
キサンの転化率は100%であった。得られた反応物の
選択率は次の通りである。 1,3−シクロヘキサジエン 89.5mol% 1,4−シクロヘキサジエン 0.2mol% シクロヘキセン 0.8mol% ベンゼン 1.6mol% 3−ヒドロキシ−1−シクロヘキセン 3.0mol% 2,2’−ジシクロヘキセニルエーテル 2.1mol% 1−クロロシクロヘキセン 2.8mol%
【0030】
【実施例2】水酸化ナトリウムを炭酸カルシウムに換え
た他は実施例1と同様に実験を行った。炭酸カルシウム
の仕込量は14.0g(140mmol)である。反応
終了後、濾液をガスクロマトグラフィーにより分析した
ところ、1,2−ジクロロシクロヘキサンの転化率は1
00%であった。得られた反応物の選択率は次の通りで
ある。 1,3−シクロヘキサジエン 85.3mol% 1,4−シクロヘキサジエン 0.01mol% シクロヘキセン 0.5mol% ベンゼン 1.8mol% 3−ヒドロキシ−1−シクロヘキセン 0.6mol% 1−クロロシクロヘキセン 11.7mol%
【0031】
【実施例3】50mlのハステロイ製のオートクレーブ
に水11.25g(625mmol)、1−メチル−2
−ピロリジノン11.25g(113.5mmol)、
水酸化カリウム4.8g(83mmol)を仕込み、オ
ートクレーブの温度を180℃まで上げた後、1,2−
ジクロロシクロヘキサン10.53g(68.8mmo
l)をポンプで1ml/分の速度で滴下し、2時間撹拌
した。反応終了後、室温まで冷却し析出した塩化ナトリ
ウムを取り除いた。濾液をガスクロマトグラフィーによ
り分析したところ、1,2−ジクロロシクロヘキサンの
転化率は46%であった。得られた反応物の選択率は次
の通りである。 1,3−シクロヘキサジエン 87.3mol% 1,4−シクロヘキサジエン 0.2mol% シクロヘキセン 0.9mol% ベンゼン 1.5mol% 3−ヒドロキシ−1−シクロヘキセン 4.1mol% 2,2’−ジシクロヘキセニルエーテル 1.1mol% 1−クロロシクロヘキセン 5.0mol%
【0032】
【実施例4】相関移動触媒としてヘキサデシルトリ−n
−ブチルホスホニウムブロマイド0.45g(0.89
mmol)を加えた他は実施例3と同様な実験を行っ
た。反応終了後、濾液をガスクロマトグラフィーにより
分析したところ、1,2−ジクロロシクロヘキサンの転
化率は60.0%であった。得られた反応物の選択率は
次の通りである。 1,3−シクロヘキサジエン 87.2mol% 1,4−シクロヘキサジエン 0.1mol% シクロヘキセン 0.3mol% ベンゼン 1.6mol% 3−ヒドロキシ−1−シクロヘキセン 5.2mol% 2,2’−ジシクロヘキセニルエーテル 0.8mol% 1−クロロシクロヘキセン 4.8mol%
【0033】
【実施例5】50mlのハステロイ製のオートクレーブ
に水11.25g(625mmol)、1−メチル−2
−ピロリジノン11.25g(113.5mmol)、
水酸化ナトリウム6.05g(151.3mmol)を
仕込み、オートクレーブの温度を180℃まで上げた
後、1,2−ジクロロシクロヘキサン8.57g(56
mmol)と3−クロロシクロヘキセン3.27g(2
8mmol)の混合溶液をポンプで1ml/分の速度で
滴下し、4時間撹拌した。反応終了後、室温まで冷却し
析出した塩化ナトリウムを濾過によって取り除いた。濾
液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、
1,2−ジクロロシクロヘキサン及び3−クロロシクロ
ヘキセンを合わせた転化率はほぼ100%であった。得
られた反応物の選択率は次の通りである。 1,3−シクロヘキサジエン 85.0mol% 1,4−シクロヘキサジエン 0.1mol% シクロヘキセン 0.5mol% ベンゼン 1.6mol% 3−ヒドロキシ−1−シクロヘキセン 7.2mol% 2,2’−ジシクロヘキセニルエーテル 2.8mol% 1−クロロシクロヘキセン 2.8mol%
【0034】
【実施例6】50mlのハステロイ製のオートクレーブ
に水11.25g(625mmol)、1−メチル−2
−ピロリジノン11.25g(113.5mmol)、
水酸化ナトリウム8.26g(203mmol)を仕込
み、オートクレーブの温度を180℃まで上げた後、
1,2−ジクロロシクロオクタン12.39g(68.
8mmol)をポンプで1ml/分の速度で加え、4時
間撹拌した。反応終了後、室温まで冷却し析出した塩化
ナトリウムを取り除いた。濾液をガスクロマトグラフィ
ーにより分析したところ、1,2−ジクロロシクロヘキ
サンの転化率は100%であった。得られた反応物の選
択率は次の通りである。 1,3−シクロオクタジエン 83.6mol% 3−ヒドロキシ−1−シクロオクテン 10.0mol% 1−クロロシクロオクテン 6.4mol%
【0035】
【比較例1】50mlのハステロイ製のオートクレーブ
に1,2−ジクロロシクロヘキサン10.53g(6
8.8mmol)、水21.25g(1181mmo
l)、水酸化ナトリウム8.26g(203mmol)
を仕込み、オートクレーブの温度を180℃まで上げた
後、4時間撹拌した。反応終了後、室温まで冷却したが
塩は析出しておらず、2層に分離されたままであった。
反応液をガスクロマトグラフィーにより分析したとこ
ろ、1,2−ジクロロシクロヘキサンはほとんど転化し
ていなかった。
【0036】
【比較例2】1−メチル−2−ピロリジノンの代わりに
1,4−ジオキサン11.25g(127.7mmo
l)を用いた他は実施例4と同様な実験を行った。反応
終了後、室温まで冷却したが塩は析出しておらず、2層
に分離されたままであった。反応液をガスクロマトグラ
フィーにより分析したところ、1,2−ジクロロシクロ
ヘキサンはほとんど転化していなかった。
【0037】
【比較例3】50mlのハステロイ製のオートクレーブ
に水10.0g(556mmol)、1−メチル−2−
ピロリジノン11.25g(113.5mmol)、水
酸化ナトリウム8.26g(203mmol)を仕込
み、オートクレーブの温度を150℃まで上げた後、
1,2−ジクロロシクロヘキサン10.53g(68.
8mmol)を液クロポンプで1ml/分の速度でで滴
下し、4時間撹拌した。この時のゲージ圧は2.5気圧
であった。反応終了後、室温まで冷却し析出した塩化ナ
トリウムを取り除いた。濾液をガスクロマトグラフィー
により分析したところ、1,2−ジクロロシクロヘキサ
ンの転化率は100%であった。得られた反応物の選択
率は次の通りである。 1,3−シクロヘキサジエン 5.1mol% シクロヘキセン 0.4mol% ベンゼン 1.6mol% 3−ヒドロキシ−1−シクロヘキセン 89.1mol% 2,2’−ジシクロヘキセニルエーテル 2.1mol% 1−クロロシクロヘキセン 1.7mol%
【0038】
【比較例4】ジムロート還流管を備え付けた100ml
の3つ口フラスコに1,2−ジクロロシクロヘキサン
6.89g(45mmol)、1−メチル−2−ピロリ
ジノン15g(151.3mmol)、水酸化ナトリウ
ム3.6g(90mmol)を入れ、180℃で2時間
反応させた。室温まで冷却後、析出した塩化ナトリウム
を濾過した。反応濾液をガスクロマトグラフィーにより
測定したところ、1,2−ジクロロシクロヘキサンの転
化率はほぼ100%であった。反応後の水分含有量を水
分測定器(三菱化成工業(株)製 MOISTUREMETER)で
測定したところ、3.6重量%であった。得られた反応
物の選択率は次の通りである。 1,3−シクロヘキサジエン 43.8mol% 1,4−シクロヘキサジエン 10.9mol% ベンゼン 1.0mol% 1−クロロシクロヘキセン 25.4mol% 3−ヒドロキシ−1−シクロヘキセン 18.1mol%
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、1,4−シクロヘキサ
ジエンの含有量が極めて少ない1,3−シクロアルカジ
エンを容易に高収率で製造できる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,2−ジハロシクロアルカンを双極性
    非プロトン溶媒及び塩基存在下に反応させ1,3−シク
    ロアルカジエンを得る方法に於いて、反応系に水を添加
    すること及び160℃以上300℃以下の反応温度で反
    応させることを特徴とする1,3−シクロアルカジエン
    の製造法。
  2. 【請求項2】 塩基がアルカリ金属又はアルカリ土類金
    属の水酸化物、炭酸塩の群から選ばれる少なくとも一種
    であることを特徴とする請求項1に記載の1,3−シク
    ロアルカジエンの製造法。
  3. 【請求項3】 1,2−ジハロシクロアルカンが1,2
    −ジクロロシクロヘキサン又は1,2−ジブロムシクロ
    ヘキサンであることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の1,3−シクロアルカジエンの製造法。
  4. 【請求項4】 双極性非プロトン溶媒がアミド化合物及
    び/又はスルホキシド化合物であることを特徴とする請
    求項1、2又は3に記載の1,3−シクロアルカジエン
    の製造法。
  5. 【請求項5】 双極性非プロトン溶媒が1−メチル−2
    −ピロリジノンであることを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載の1,3−シクロアルカジエンの製造
    法。
  6. 【請求項6】 1,2−ジハロシクロアルカンが3−ハ
    ロシクロアルケンを含有した1,2−ジハロシクロアル
    カンであることを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載の1,3−シクロアルカジエンの製造法。
  7. 【請求項7】 反応系に存在する水の量が1,2−ジハ
    ロシクロアルカンに対し、0.1倍モル以上1000倍
    モル以下であることを特徴とする請求項1から6に記載
    の1,3−シクロアルカジエンの製造法。
  8. 【請求項8】 水、双極性非プロトン溶媒及び塩基を含
    有する溶液を160℃以上300℃以下にした後に、
    1,2−ジハロシクロアルカンを該溶液に添加すること
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の1,3
    −シクロアルカジエンの製造法。
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