JP2001027375A - 樹脂パイプ用継手 - Google Patents

樹脂パイプ用継手

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JP2001027375A
JP2001027375A JP11202470A JP20247099A JP2001027375A JP 2001027375 A JP2001027375 A JP 2001027375A JP 11202470 A JP11202470 A JP 11202470A JP 20247099 A JP20247099 A JP 20247099A JP 2001027375 A JP2001027375 A JP 2001027375A
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JP
Japan
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pipe
joint
diameter
coil spring
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP11202470A
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English (en)
Inventor
Koji Sakatani
廣司 阪谷
Tamotsu Takada
保 高田
Keiji Matsumoto
圭司 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Higashio Mech Co Ltd
Original Assignee
Higashio Mech Co Ltd
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Publication date
Application filed by Higashio Mech Co Ltd filed Critical Higashio Mech Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/12Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members using hooks, pawls or other movable or insertable locking members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/03Self-locking elastic clips

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭小な現場でも容易かつ迅速に接続作業を行
うことができ、樹脂パイプの抜止めが強固で、がたつき
のない安定した接続状態を保持できる樹脂パイプ用継手
を提供することを目的とする。 【解決手段】 樹脂パイプ1内に挿入される差込内筒部
5を有する継手本体2と、内周面にラセン溝6を有する
と共に差込内筒部5を包囲するように継手本体2に外嵌
される外筒体3と、を備えている。さらに、内端部4a
を外筒体3の内端側に止着され、かつ、中間部位がラセ
ン溝6に螺合し、さらに、外端部4bを外筒体3の外端
側に離脱可能に係止して、内径がパイプ1の外径よりも
大きくなるように弾発力に抗して拡径された、自由状態
ではパイプ1の外径よりも小さな内径を有するコイルス
プリング4を、備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂パイプ用継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被接続の樹脂パイプの端部にテー
パ雄ネジ部を切削加工し、これに継手の雌ネジ部を螺着
するものが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この継
手では、作業現場が狭小で、かつ、継手本体が大型であ
ったりL字型等であったりすると、継手本体を回転させ
て樹脂パイプにねじ込むことができない場合があり不具
合を生じていた。また、樹脂パイプの肉厚が薄い場合に
は、雄ネジ加工が困難乃至不可能であり、さらに、ねじ
込み接続する際、樹脂パイプに力が掛かり、変形や破損
する虞れがある。
【0004】そこで、本発明は、狭小な現場でも容易か
つ迅速に接続作業を行うことができ、樹脂パイプの抜止
めが強固で、がたつきのない安定した接続状態を保持で
きる樹脂パイプ用継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る樹脂パイプ用継手は、樹脂パイプ内
に挿入される差込内筒部を有する継手本体と;内周面に
ラセン溝を有すると共に該差込内筒部を包囲するように
該継手本体に外嵌される外筒体と;内端部を該外筒体の
内端側に止着され、かつ、中間部位が上記ラセン溝に螺
合し、さらに、外端部を該外筒体の外端側に離脱可能に
係止して、内径が上記パイプの外径よりも大きくなるよ
うに弾発力に抗して拡径された、自由状態では上記パイ
プの外径よりも小さな内径を有するコイルスプリング
と;から構成されたものである。
【0006】また、樹脂パイプ内に挿入される差込内筒
部を有する継手本体と;内周面にラセン溝を有すると共
に該差込内筒部を包囲するように該継手本体に外嵌され
る外筒体と;該外筒体の外端側に軸心廻りに回転可能に
枢結される小筒体と;内端部を上記外筒体の内端側に止
着され、かつ、中間部位が上記ラセン溝に螺合し、さら
に、外端部を上記小筒体の外端側に止着されると共に、
該小筒体を上記外筒体に回転係止切換可能となるよう係
止して、内径が上記パイプの外径よりも大きくなるよう
に弾発力に抗して拡径された、自由状態では上記パイプ
の外径よりも小さな内径を有するコイルスプリングと;
から構成されたものである。
【0007】また、樹脂パイプ内に挿入される差込内筒
部を有する継手本体と;内周面にラセン溝を有すると共
に該差込内筒部を包囲するように該継手本体に軸心廻り
に回転可能に外嵌される外筒体と;内端部を上記継手本
体に止着され、かつ、中間部位が上記ラセン溝に螺合
し、さらに、外端部を上記外筒体の外端側に止着される
と共に、該外筒体を上記継手本体に回転係止切換可能と
なるよう係止して、内径が上記パイプの外径よりも大き
くなるように弾発力に抗して拡径された、自由状態では
上記パイプの外径よりも小さな内径を有するコイルスプ
リングと;から構成されたものである。
【0008】また、外筒体の内周面のラセン溝が、外方
へ縮径するテーパ面部を有する形状としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0010】図1と図2は、本発明の樹脂パイプ用継手
の実施の一形態を示し、この継手は、架橋ポリエチレン
やポリエチレンやその他の樹脂から成る樹脂パイプ1
を、接続するものであり、継手本体2と外筒体3とコイ
ルスプリング4とを備えている。なお、パイプ1が挿入
される開口側を外端側と定義する。
【0011】そして、継手本体2は、一方に、樹脂パイ
プ1内に挿入される差込内筒部5を有し、他方には、雄
ネジを有するソケット型であったり、他方にも同様の構
造を有するストレート型やエルボ型であったり、さらに
は、全体がT字型であって各々に後述の同じ構造を有す
るチーズ型であって、一般に金属から成る。具体的に述
べると、差込内筒部5は、その外周面7に周方向の環状
突条部8を軸心方向に複数個有し、さらに、外周面7に
周方向の凹周溝9を軸心方向に複数個有している。そし
て、凹周溝9には、環状パッキン体10が挿入され、パッ
キン体10…と環状突条部8…にて、差込内筒部5に挿入
されるパイプ1の抜止めと、流体の外部への漏洩と、が
防止される。
【0012】また、外筒体3は、内周面にラセン溝6を
有しており、差込内筒部5を包囲するように継手本体2
に外嵌されている。具体的に説明すると、継手本体2の
中間部位の外周面に取付溝部11が設けられ、外筒体3の
内端側を外部からパンチ等の塑性変形にて形成された突
部12…が、取付溝部11に嵌まり込み、外筒体3が継手本
体2から抜け出ないように取り付けられる。なお、取付
溝部11を小凹部として、外筒体3を継手本体2に回転し
ないように取り付けてもよい。
【0013】そして、コイルスプリング4は、内端部4
aを外筒体3の内端側に止着され、かつ、中間部位がラ
セン溝6に螺合し、さらに、外端部4bを外筒体3の外
端側に離脱可能に係止して、内径Ds がパイプ1の外径
Dp よりも大きくなるように弾発力に抗して拡径された
パイプ接続待機状態にある。
【0014】具体的に説明すると、外筒体3の内端側に
貫通孔13が設けられ、コイルスプリング4の内端部4a
が、貫通孔13に内部から挿入状に止着されている。ま
た、外筒体3の外端縁には、係止突部14が軸心方向外方
に突設され、コイルスプリング4の外端部4bが、係止
突部14に離脱可能となるよう係止している。さらに、内
端部4aと外端部4bの間の中間部位が、外筒体3のラ
セン溝6にルースに螺合している。なお、外筒体3の外
端側に貫通孔を設け、その貫通孔に外端部4bを離脱可
能となるよう係止するも好ましい。
【0015】そして、コイルスプリング4は、図3
(イ)に示すように、自由状態では、パイプ1の外径D
p よりも小さな内径Ds を有しており、図3(ロ)に示
すように、内径Ds がパイプ1の外径Dp よりも大きく
なるよう弾発力に抗して拡径された状態で、上述の如く
外筒体3に取り付けられる。また、図3(ロ)のように
拡径されたコイルスプリング4の内端部4aから外端部
4bまでの高さHは、図3(イ)に示した自由状態の高
さHよりも大きくなっている。
【0016】このように、パイプ1の本継手への接続待
機状態にあるコイルスプリング4は、弾発付勢してお
り、図1と図2に示すように、コイルスプリング4の外
端部4bには、高さHが縮小しようとする引張力Fx
と、内径Ds が縮小しようとする引張力Fy と、が働い
た状態で、外端部4bが係止突部14に係止している。
【0017】その後、パイプ1を本継手に挿入して、パ
イプ1の接続を行う。すなわち、図2と図4に示すよう
に、外端部4bの近傍で、かつ、外筒体3の係止突部14
の根元近傍の外端縁に、窪部15が形成されている。そし
て、図4(イ)に示すように、(ピンやドライバー等
の)治工具16を窪部15に挿入し、外端部4bの(高さH
が縮小しようとする)引張力Fx に抗して、治工具16に
より外端部4bに力を加え、さらに、図4(ロ)に示す
ように、外端部4bが係止突部14を越えるように力を加
えると、外端部4bが、(内径Ds が縮小しようとす
る)引張力Fy により、係止突部14を越え、図4(ハ)
に示すように、外端部4bが係止突部14から離脱した状
態となる。
【0018】そして、図5に示すように、パイプ1の本
継手への接続状態となる。具体的に説明すると、図3
(ロ)に示すパイプ接続待機状態で、外端部4bを上述
の如く離脱すると、図3(ハ)に示すように、コイルス
プリング4が、パイプ1を締め付ける。このパイプ締付
状態にあるコイルスプリング4の内径Ds は、自由状態
(図3(イ))の内径Ds よりも大きく、また、パイプ
締付状態にあるコイルスプリング4の高さHは、自由状
態(図3(イ))の高さHよりも大きいため、コイルス
プリング4は、弾発付勢した状態で、パイプ1を締め付
けている。また、弾発付勢により、コイルスプリング4
が、パイプ1に食い込み、締付状態のコイルスプリング
4の内径Ds が、パイプ1の外径Dp よりも小さくなる
こともある。従って、パイプ1の抜止めが、一層強固な
ものとなる。
【0019】このように、接続状態にあるパイプ1は、
図5に示すように、コイルスプリング4の締付力と、パ
ッキン体10…と、環状突条部8…と、にて、本継手に強
固に取り付けられ、パイプ1の抜止めが強固となり、し
かも、流体の外部への漏洩が防止される。
【0020】そして、外筒体3の内周面のラセン溝6
は、外方へ縮径するテーパ面部17を有する形状であり、
図6(イ)に示すように、パイプ1に引抜力が掛かった
場合、パイプ1を締め付けているコイルスプリング4
が、パイプ1と共に、引抜方向(軸心方向)に移動し、
図6(ロ)に示すように、コイルスプリング4が、ラセ
ン溝6のテーパ面部17に押し当てられる。そして、(図
5に示すように)外筒体3は、継手本体2に、軸心方向
に移動しないように取り付けられているため、テーパ面
部17は、コイルスプリング4を押圧し、コイルスプリン
グ4のパイプ1への締付力を増大させる。従って、この
ようなクサビ状態により、パイプ1の引抜力が増大する
と、締付力も一層増大する。
【0021】次に、図7に本継手の別の実施の形態を示
し、この継手は、継手本体2と外筒体3とコイルスプリ
ング4と小筒体18を備えている。そして、継手本体2の
中間部位の外周面に複数個の取付溝部19…が設けられ、
外筒体3の内端側に貫通挿入孔20…が設けられ、(ビス
やピン等の)係止具21を外部から押圧(螺進又は圧入
等)して、貫通挿入孔20と取付溝部19に連結状に挿入
し、外筒体3が継手本体2に固定状に取り付けられる。
なお、取付溝部19を周溝として、外筒体3を継手本体2
に相互に回転するよう取り付けてもよい。
【0022】そして、コイルスプリング4は、内端部4
aを外筒体3の内端側に止着され、かつ、中間部位がラ
セン溝6に螺合し、さらに、外端部4bを小筒体18の外
端側に止着されている。そして、小筒体18は、外筒体3
の外端側に軸心廻りに回転可能に枢結されており、小筒
体18を外筒体3に回転方向に離脱可能(回転係止切換可
能)となるよう係止して、(図3(ロ)に示すように)
コイルスプリング4の内径Ds がパイプ1の外径Dp よ
りも大きくなるように弾発力に抗して拡径されたパイプ
接続待機状態となる。
【0023】具体的に説明すると、小筒体18は、外筒体
3の外端側を包囲するように、軸心廻りに回転可能に取
り付けられている。そして、コイルスプリング4の内端
部4aを外筒体3に止着し、外端部4bを小筒体18に止
着し、さらに、コイルスプリング4は、弾発力に抗して
拡径されているため、外端部4bの(内径Ds が縮小し
ようとする)引張力Fy により、小筒体18は、外筒体3
に対して、軸心廻りに回転しようとする。しかし、小筒
体18の内端縁に設けられた複数個の係合突部22…が、外
筒体3の外周面に(係合突部22…と対向するように)設
けられた複数個の係合突部23…(又は係合凹部)に、係
止しているため、小筒体18は、軸心廻りの回転力を付勢
した状態を保持して、コイルスプリング4の(図3
(ロ)に示すように)パイプ接続待機状態となる。
【0024】その後、パイプ1を本継手に挿入して、パ
イプ1の接続を行う。すなわち、小筒体18の係合突部22
…を、外端部4bの(高さHが縮小しようとする)引張
力Fx に抗して、外筒体3の係合突部23…から離脱させ
ると、小筒体18は、(外端部4bと共に)軸心廻りを回
転し、コイルスプリング4の(図3(ハ)に示すよう
に)パイプ締付(接続)状態となる。なお、小筒体18
は、外端部4bの引張力Fx により、外筒体3から、軸
心方向外方へ抜けることはなく、しっかりしたものとな
る。
【0025】また、接続したパイプ1を本継手から引抜
く際には、コイルスプリング4の弾発力に抗して、小筒
体18を軸心廻りに(外筒体3に対して)回転させ、小筒
体18の係合突部22…を、外筒体3の係合突部23…に係止
させて、コイルスプリング4のパイプ接続待機状態と
し、パイプ1を引抜くことができる。従って、パイプ1
の付け替えや作業のやり直し等が容易となる。
【0026】次に、図8に本継手の他の実施の形態を示
し、この継手は、継手本体2と外筒体3とコイルスプリ
ング4を備えている。そして、外筒体3は、差込内筒部
5を包囲するように継手本体2に軸心廻りに回転可能に
外嵌されている。さらに、コイルスプリング4は、内端
部4aを継手本体2に止着され、かつ、中間部位がラセ
ン溝6に螺合し、さらに、外端部4bを外筒体3の外端
側に止着されている。そして、外筒体3を継手本体2に
回転方向に離脱可能(回転係止切換可能)となるよう係
止して、(図3(ロ)に示すように)コイルスプリング
4の内径Ds がパイプ1の外径Dp よりも大きくなるよ
うに弾発力に抗して拡径されたパイプ接続待機状態とな
る。
【0027】具体的に説明すると、外筒体3は、差込内
筒部5を包囲するように、継手本体2の中間部位に外嵌
状に回転可能に取り付けられている。そして、コイルス
プリング4の内端部4aを継手本体2に止着し、外端部
4bを外筒体3に止着し、さらに、コイルスプリング4
は、弾発力に抗して拡径されているため、外端部4bの
(内径Ds が縮小しようとする)引張力Fy により、外
筒体3は、継手本体2に対して、軸心廻りに回転しよう
とする。しかし、外筒体3の内端縁に設けられた複数個
の係合突部24…が、継手本体2の中間部位の外周面に
(係合突部24…と対向するように)設けられた複数個の
係合突部25…(又は係合凹部)に、係止しているため、
外筒体3は、軸心廻りの回転力を付勢した状態を保持し
て、コイルスプリング4の(図3(ロ)に示すように)
パイプ接続待機状態となる。
【0028】その後、パイプ1を本継手に挿入して、パ
イプ1の接続を行う。すなわち、外筒体3の係合突部24
…を、外端部4bの(高さHが縮小しようとする)引張
力Fx に抗して、継手本体2の係合突部25…から離脱さ
せると、外筒体3は、(外端部4bと共に)軸心廻りを
回転し、コイルスプリング4の(図3(ハ)に示すよう
に)パイプ締付(接続)状態となる。なお、外筒体3
は、外端部4bの引張力Fx により、継手本体2から、
軸心方向外方へ抜けることはなく、しっかりしたものと
なる。
【0029】また、接続したパイプ1を本継手から引抜
く際には、コイルスプリング4の弾発力に抗して、外筒
体3を軸心廻りに(継手本体2に対して)回転させ、外
筒体3の係合突部24…を、継手本体2の係合突部25…に
係止させて、コイルスプリング4のパイプ接続待機状態
とし、パイプ1を引抜くことができる。従って、パイプ
1の付け替えや作業のやり直し等が容易となり、また、
部品数の減少したものとなる。
【0030】なお、コイルスプリング4の横断面形状
は、円形のみならず、楕円形でも、三角形や四角形等の
多角形でも良い。また、図9(イ)に示すように、コイ
ルスプリング4の外周面に複数個の突条部26…を設けた
り、図9(ロ)に示すように、パイプ1との接触面にの
み突条部26…を設けたりして、パイプ1に突条部26…を
食い込ませて、パイプ1の抜止めを強固なものとしても
よい。なお、突条部26は、断片状でも、連続状でもよ
い。
【0031】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、コイルスプリング4は右巻きでも左巻き
でもよく、また、コイルスプリング4の内端部4aを離
脱可能となるように構成してもよく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で設計変更可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以下に記載するような著大な
効果を奏する。
【0033】(請求項1によれば)パイプ1を容易に挿
入でき、さらに、コイルスプリング4の外端部4bを外
筒体3から離脱させるだけでパイプ1を容易に接続で
き、狭小な現場でも容易かつ迅速に接続作業を行うこと
ができる。また、ラセン溝6に螺合したコイルスプリン
グ4の弾発力にて接続しているため、パイプ1の抜止め
が強固で、かつ、パイプ1の全周に均等な力が加わった
がたつきのない安定した接続状態を保持できるものとな
る。
【0034】(請求項2によれば)パイプ1を容易に挿
入でき、さらに、小筒体18を外筒体3から離脱させるだ
けでパイプ1を容易に接続でき、狭小な現場でも容易か
つ迅速に接続作業を行うことができる。また、ラセン溝
6に螺合したコイルスプリング4の弾発力にて接続して
いるため、パイプ1の抜止めが強固で、かつ、パイプ1
の全周に均等な力が加わったがたつきのない安定した接
続状態を保持できるものとなる。また、接続したパイプ
1を本継手から引抜く際には、小筒体18を軸心廻りに
(外筒体3に対して)回転させて、パイプ1を引抜くこ
とができ、パイプ1の付け替えや作業のやり直し等が容
易となる。
【0035】(請求項3によれば)パイプ1を容易に挿
入でき、さらに、外筒体3を継手本体2から離脱させる
だけでパイプ1を容易に接続でき、狭小な現場でも容易
かつ迅速に接続作業を行うことができる。また、ラセン
溝6に螺合したコイルスプリング4の弾発力にて接続し
ているため、パイプ1の抜止めが強固で、かつ、パイプ
1の全周に均等な力が加わったがたつきのない安定した
接続状態を保持できるものとなる。また、接続したパイ
プ1を本継手から引抜く際には、外筒体3を軸心廻りに
(継手本体2に対して)回転させて、パイプ1を引抜く
ことができ、パイプ1の付け替えや作業のやり直し等が
容易となる。また、部品数が減少し、組み立ての容易
な、故障の少ない、コストの低いものとなる。
【0036】(請求項4によれば)パイプ1が引抜けよ
うとすると、コイルスプリング4が、パイプ1を、一層
締付けて、接続したパイプ1の抜止めが、一層強固なも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂パイプ用継手の実施の一形態を示
す側面断面図である。
【図2】パイプ未挿入状態を示す側面図である。
【図3】コイルスプリングの作用説明図である。
【図4】要部作用説明図である。
【図5】パイプ接続状態を示す側面断面図である。
【図6】要部作用説明図である。
【図7】樹脂パイプ用継手の別の実施の形態を示す側面
断面図である。
【図8】樹脂パイプ用継手の他の実施の形態を示す側面
断面図である。
【図9】コイルスプリングの別の実施の形態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 パイプ 2 継手本体 3 外筒体 4 コイルスプリング 4a 内端部 4b 外端部 5 差込内筒部 6 ラセン溝 17 テーパ面部 18 小筒体 Ds 内径 Dp 外径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 圭司 河内長野市菊水町8−22 東尾メック株式 会社内 Fターム(参考) 3H015 HA01 3H019 JA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂パイプ1内に挿入される差込内筒部
    5を有する継手本体2と;内周面にラセン溝6を有する
    と共に該差込内筒部5を包囲するように該継手本体2に
    外嵌される外筒体3と;内端部4aを該外筒体3の内端
    側に止着され、かつ、中間部位が上記ラセン溝6に螺合
    し、さらに、外端部4bを該外筒体3の外端側に離脱可
    能に係止して、内径Ds が上記パイプ1の外径Dp より
    も大きくなるように弾発力に抗して拡径された、自由状
    態では上記パイプ1の外径Dp よりも小さな内径Ds を
    有するコイルスプリング4と;から構成されたことを特
    徴とする樹脂パイプ用継手。
  2. 【請求項2】 樹脂パイプ1内に挿入される差込内筒部
    5を有する継手本体2と;内周面にラセン溝6を有する
    と共に該差込内筒部5を包囲するように該継手本体2に
    外嵌される外筒体3と;該外筒体3の外端側に軸心廻り
    に回転可能に枢結される小筒体18と;内端部4aを上記
    外筒体3の内端側に止着され、かつ、中間部位が上記ラ
    セン溝6に螺合し、さらに、外端部4bを上記小筒体18
    の外端側に止着されると共に、該小筒体18を上記外筒体
    3に回転係止切換可能となるよう係止して、内径Ds が
    上記パイプ1の外径Dp よりも大きくなるように弾発力
    に抗して拡径された、自由状態では上記パイプ1の外径
    Dp よりも小さな内径Dsを有するコイルスプリング4
    と;から構成されたことを特徴とする樹脂パイプ用継
    手。
  3. 【請求項3】 樹脂パイプ1内に挿入される差込内筒部
    5を有する継手本体2と;内周面にラセン溝6を有する
    と共に該差込内筒部5を包囲するように該継手本体2に
    軸心廻りに回転可能に外嵌される外筒体3と;内端部4
    aを上記継手本体2に止着され、かつ、中間部位が上記
    ラセン溝6に螺合し、さらに、外端部4bを上記外筒体
    3の外端側に止着されると共に、該外筒体3を上記継手
    本体2に回転係止切換可能となるよう係止して、内径D
    s が上記パイプ1の外径Dp よりも大きくなるように弾
    発力に抗して拡径された、自由状態では上記パイプ1の
    外径Dp よりも小さな内径Ds を有するコイルスプリン
    グ4と;から構成されたことを特徴とする樹脂パイプ用
    継手。
  4. 【請求項4】 外筒体3の内周面のラセン溝6が、外方
    へ縮径するテーパ面部17を有する形状とした請求項1,
    2又は3記載の樹脂パイプ用継手。
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