JP2562763Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2562763Y2
JP2562763Y2 JP1992041267U JP4126792U JP2562763Y2 JP 2562763 Y2 JP2562763 Y2 JP 2562763Y2 JP 1992041267 U JP1992041267 U JP 1992041267U JP 4126792 U JP4126792 U JP 4126792U JP 2562763 Y2 JP2562763 Y2 JP 2562763Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、フレキシブルホース
等の可撓性を有する管を接続するための管継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管継手としては、図18
〜図20に示すものが知られている。すなわち、筒状に
形成された継手本体1の一端部内周に沿ってフレキシブ
ルホース2を挿入して、このフレキシブルホース2をス
リーブ3とユニオンナット4で継手本体に固定するよう
になっている。継手本体1の一端部外周には、ユニオン
ナット4が螺合する雄ネジ部1aが形成されている。そ
して、通常、継手本体1、スリーブ3及びユニオンナッ
ト4がセットで提供されていてる。
【0003】上記のように構成された管継手において
は、ユニオンナット4及びスリーブ3をフレキシブルホ
ース2の端部に取り付けてから、このフレキシブルホー
ス2を継手本体1の一端部内に挿入し、ユニオンナット
4を雄ネジ1aにねじ込むことによってフレキシブルホ
ース2をスリーブ3とともに継手本体1に取り付ける。
そして、所定のトルクでユニオンナット4を締め付ける
ことによって、フレキシブルホース2をスリーブ3を介
して継手本体1に所定の力で確実に固定する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
管継手においては、ユニオンナット4を一定のトルクで
締め付ける必要があるため、どうしても熟練した作業者
が必要であるという問題があった。
【0005】この考案は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、熟練を要することなく、
簡単に、管を継手本体に確実に接続することのできる管
継手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る考案は、筒状に形成した継手本体の
一端部外周に可撓性を有する管を接続する管継手であっ
て、前記管の外周に設けられる筒状のパッキンと、この
パッキンを筒状に取り囲み、所定の径に復元する力で
管をパッキンを介して前記継手本体に締め付ける締付
とを備えており、前記継手本体は、周方向に沿って凹
状に形成された谷部を有しており、前記パッキンは、前
記谷部に嵌まる環状突起を有していることを特徴として
いる。
【0007】請求項2に係る考案は、請求項1に係る考
案において、管の外周は、その長手方向に沿って波をう
つように凹凸状に形成されており、継手本体は、谷部を
形成するために突出させた環状突起を有しており、締付
具は、前記環状突起に係止するリブと、管の外周の凸部
に係止するリブとを有し、管が継手本体から抜けるのを
防止するようになっていることを特徴としている。
【0008】請求項3に係る考案は、請求項1又は請求
項2に係る考案において、締付具は、周面に係止孔を有
しており、継手本体は、前記締付具の係止孔に係止し
て、締付具が継手本体から外れるのを防止する係止部材
を有していることを特徴としている。
【0009】請求項4に係る考案は、請求項1、請求項
2又は請求項3に係る考案において、締付具は、周面に
軸方向に延びる切れ目を有し、その切れ目を密着させよ
うとするバネ力によって、管をパッキンを介して継手本
体に締め付けるようになっていることを特徴としてい
る。
【0010】請求項5に係る考案は、請求項1、請求項
2又は請求項3に係る考案において、締付具は、形状記
憶合金によって構成されたものであって、周面の一部が
重なるようにして筒状に形成され、常温時に所定の径に
縮径しようとする復元力によって、管をパッキンを介し
て継手本体に締め付けるようになっていることを特徴と
している。
【0011】請求項6に係る考案は、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4又は請求項5に係る考案におい
て、継手本体は、締付具を拡径した状態に一時的に保持
する拡径保持部を有していることを特徴としている。
【0012】
【作用】上記のように構成された請求項1に係る考案
おいては、締付具を拡径して、この拡径した締付具を継
手本体の一端部外周に設けておく。そして、管の端部を
継手本体の一端部外周に嵌め込んでから、その管の外周
にパッキンを設け、パッキンの環状突起を継手本体の谷
部に嵌める。それから、締付具の拡径状態を解除する。
そうすると、締付具が縮径して、締付具の内面全体がパ
ッキンを圧迫して、このパッキンを介して管を継手本体
に一定の力で締め付けることになる。
【0013】したがって、熟練した作業者によって管の
接続を行わなくても、一定の力で簡単かつ確実に管の接
続を行なうことができる。
【0014】また、締付具による締め付けによって、パ
ッキンの環状突起が継手本体の谷部に密着するととも
に、パッキンの内周面が管の外周面に密着することにな
るから、管内の例えば気体が外部に漏れるのを確実に防
止することができる。しかも、環状突起が谷部に嵌まる
ことによって、パッキンが継手本体から軸方向に抜ける
のを確実に防止することができ、ひいては管が継手本体
から軸方向に抜けるのを確実に防止することができる。
すなわち、気体などの漏れが生じないように、管を継手
本体に確実に固定することができる。
【0015】請求項2に係る考案においては、継手本体
の環状突起に係止するリブと、管の凸部に係止するリブ
とを締付具に設けているから、管が継手本体から軸方向
に抜け落ちるのを確実に防止することができる。
【0016】請求項3に係る考案においては、締付具の
係止孔に係止する係止部材を継手本体に設けているか
ら、締付具が継手本体から軸方向に抜けるのを確実に防
止することができ、ひいてはパッキンや管が継手本体か
ら軸方向に抜けるのを確実に防止することができる。
【0017】請求項4に係る考案においては、締付具の
周面に軸方向に延びる切れ目が設けられているから、こ
の切れ目に治具(例えば拡径具)を挿入することによ
り、締付具を拡径した状態にすることができ、治具を切
れ目から外すことにより、締付具をバネ力によって縮径
させて、パッキン及び管を継手本体に締め付けることが
できる。したがって、極めて簡単に管を接続することが
できる。
【0018】請求項5に係る考案においては、締付具を
形状記憶合金で構成しているから、例えば加熱時には拡
径し、常温時には縮径して、パッキン及び管を継手本体
に締め付けるようにすることができる。したがって、極
めて簡単に管を接続することができる。
【0019】請求項6に係る考案においては、締付具を
拡径した状態に一時的に保持する拡径保持部を、継手本
体に設けているから、管やパッキンを余裕をもって簡単
に継手本体に取り付けることができる。
【0020】
【実施例】以下、この考案をガスの管継手に適用した場
合の実施例について、図1〜図16を参照して説明す
る。
【0021】まず、図1〜図11を参照して、この考案
の第1実施例を説明する。
【0022】図1及び図2において、11は継手本体で
あり、12はフレキシブルホース(可撓性を有する管)
である。継手本体11は、図3に示すように、筒状に形
成されたものであって、軸方向の中央部外周には6角形
状のスパナ掛け部11aが形成されている。このスパナ
掛け部11aの一方の側である継手本体の一端部外周に
は、フレキシブルホース12の端部が嵌合する接続筒部
11bが形成され、この接続筒部11bとスパナ掛け部
11aとの間の外周には、周方向に環状に連続する第1
の環状突起11c及び第2の環状突起11dが形成され
ている。
【0023】また、スパナ掛け部11aの他方の側に
は、他の継手等に接続するためのテーパネジ11eが形
成されている。第1及び第2の環状突起11c、11d
の各頂部は、いずれも円弧状に丸められており、またス
パナ掛け部11aと第1の環状突起11cとの間の谷
部、及び第1の環状突起11cと第2の環状突起11d
との間の谷部も円弧状に丸められている。
【0024】さらに、スパナ掛け部11aには、周方向
に180度離れた位置に、軸方向に延在する帯状部材
(係止部材)11fが設けられている。この帯状部材1
1fは、曲げ力に対して弾性的に撓むようになってお
り、その先端部には、後述する締付具14の係止孔14
cに係止する爪部11gが形成されている。
【0025】フレキシブルホース12は、図1に示すよ
うに、ステンレスの材料で波状に形成されたものであ
り、自由に屈曲するようになっている。このフレキシブ
ルホース12は、その端部が継手本体11の第2の環状
突起11dに達するように、接続筒部11bに嵌合され
るようになっている。接続筒部11bの回りには、フレ
キシブルホース12を囲むようにしてパッキン13が設
けられており、さらに、このパッキン13を囲むように
して締付具14が設けられている。
【0026】パッキン13は、図1及び図4に示すよう
に、ニトリルゴムなどの弾性を有する材料で筒状に形成
したものであり、一端部内周には、上記第1及び第2の
環状突起11c、11d間の谷部に合致する形状の内周
環状突起(環状突起)13aが形成されている。このパ
ッキン13は、内周面がフレキシブルホース12の波形
の頂部に密接し、かつ内周環状突起13aが第1及び第
2の環状突起11c、11d間の谷部に密接することに
よって、内部のガスがフレキシブルホース12の外周面
及び継手本体11の外周面を通って外に漏れるのを防止
している。
【0027】締付具14は、図1、図2、図6、図7、
図8及び図9に示すように、強いバネ力を有するステン
レスの材料で筒状に形成したものであり、軸方向に一つ
の切れ目14aが入っている。この切れ目14aは通常
時密着されており、この切れ目14aの両側には、軸方
向の両端部に円弧状リブ(リブ)14bが形成されてい
る。
【0028】これらの円弧状リブ14bは、図1に示す
ように、継手本体11の第1の環状突起11c及びフレ
キシブルホース12の波形の部分に係止して、フレキシ
ブルホース12が継手本体11から抜けるのを防止する
ようになっている。また、切れ目14aから周方向に約
90度離れた位置には、継手本体11の爪部11gが係
止する係止孔14cが形成されている。
【0029】このように形成された締付具11は、切れ
目14aを密着方向に作用する力すなわち通常時の形状
に戻ろうとするバネ力(復元力)でパッキン13をフレ
キシブルホース12側に締め付け、これによりフレキシ
ブルホース12を継手本体11に固定するようになって
いる。このため、この締付具11は、フレキシブルホー
ス12を継手本体11に取り付ける際に、拡径具15に
よって一時的に拡径される。
【0030】拡径具15は、図8及び図9に示すよう
に、締付具14の外周面及び円弧状リブ14bに当接す
る形状の案内面15aを有し、切れ目14aに当接して
締付具14を拡径する段部15bを有するものである。
また、この拡径具14には、貫通孔15cを有する突出
部15dが設けられている。図11に示す取外治具16
は、先端に設けた鉤部16aを、貫通孔15cに引っ掛
けて、拡径具15を締付具14から外すものである。
【0031】上記のように構成された管継手において
は、図10に示すように、まず、パッキン13の内周環
状突起13aを第1及び第2の環状突起11c、11d
の間に嵌め込んで、同パッキン13を継手本体11に取
り付ける。それから、拡径具15で拡径した締付具14
をパッキン13を囲むようにして設ける。この際に、拡
径具15から周方向にほぼ90度離れた位置にある係止
孔15cに継手本体11の爪部11gが係止する。
【0032】そして、継手本体11の接続筒部11bに
フレキシブルホース12の端部を嵌合する。これによ
り、フレキシブルホース12の波状の頂部がパッキン1
3の内周面に接した状態になる。それから、取外治具1
6の鉤部16aを拡径具15の貫通孔15cに引っ掛け
て、拡径具15を締付具14から外す。そうすると、締
付具14は、元の形状に戻ろうとして、縮径し、これに
よりパッキン13をフレキシブルホース12側に締め付
ける。
【0033】そうすると、パッキン13は、その内周面
がフレキシブルホース12の波と波との間の各凹部に入
り込むように変形して、同フレキシブルホース12に密
着する。これにより、フレキシブルホース12が一定の
力で継手本体11に固定された状態になるとともに、内
部のガスがフレキシブルホース12の外周面の部分を通
って外部に漏れるのが防止される。また、パッキン13
の内周環状突起13aが第1及び第2の環状突起11
c、11dの間の谷部に密着し、これにより内部のガス
が継手本体11の外周面の部分を通って外部に漏れるの
が防止される。
【0034】また、締付具14の円弧状リブ14bは、
継手本体11の第1の環状突起11c、及びフレキシブ
ルホース12の波部に係止し、フレキシブルホース12
が継手本体11から外れるのを確実に防止している。さ
らに、爪部11gは、締付具14が継手本体11から外
れるのを防止している。
【0035】上記のように構成された管継手によれば、
締付具14が元の形状戻ろうとする復元力でパッキン
13及びフレキシブルホース12を締め付けるから、常
に一定の締め付け力で確実にフレキシブルホース12を
継手本体11に固定することができる。したがって、だ
れでも簡単にフレキシブルホース12を継手本体11に
接続することができる。しかも、締付具14の内周面で
パッキン13を締め付けているので、パッキン13の内
周面をフレキシブルホース12の複数の波状の凹部にめ
り込ませることができ、同フレキシブルホース12を確
実に継手本体11に固定することができる。
【0036】また、従来のようにユニオンナットを用い
た場合には、スパナを用いてユニオンナットを締め付け
る必要があるため、配管が混み入っているような場所で
はスパナを回すことができないという問題があったが、
上記構成の管継手であれば、拡径具15を外すだけで、
フレキシブルホース12を継手本体11に確実に固定す
ることができるから、どんなに配管が混み込っていても
フレキシブルホース12を接続することができる。
【0037】次に、この考案の第2実施例を、図12〜
図16を参照して説明する。ただし、図1〜図11に示
す構成要素と同一の要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。
【0038】継手本体21は、図12及び図13に示す
ように、筒状に形成されたものであって、軸方向の中央
部外周には6角形状のスパナ掛け部21aが形成されて
いる。このスパナ掛け部21aの一方の側である継手本
体21の一端部外周には、フレキシブルホース12の端
部が嵌合する接続筒部21bが形成され、この接続筒部
21bとスパナ掛け部21aとの間の外周には、周方向
に環状に突出する環状突起21cが形成されている。
【0039】この環状突起21cとスパナ掛け部21a
との間の谷部は円弧状に丸められている。また、スパナ
掛け部21aの他方の側には、他の継手等に接続するた
めのテーパネジ21dが形成されている。さらに、スパ
ナ掛け部21aには、環状突起21c側に環状に切り欠
いた切欠部(拡径保持部)21eが形成されている。こ
のように形成した継手本体21に、パッキン13及び締
付具22を介してフレキシブルホース12を接続するよ
うになっている。パッキン13は、その内周環状突起1
3aが環状突起21cとスパナ掛け部21aとの間の谷
部に嵌め込まれるようになっている。
【0040】締付具22は、図14及び図15に示すよ
うに、形状記憶合金で形成した板状体を一部分が重なる
ように筒状に形成したものであり、常温時に所定の径に
縮径するようになっている。すなわち、加熱時には拡径
し、常温時には所定の径に縮径してパッキン13をフレ
キシブルホース12側に締め付けるようになっている。
この締付具22には、軸方向の端部に貫通孔22aが形
成されている。
【0041】上記のように構成された管継手において
は、図16に示すように、まず、パッキン13の内周環
状突起13aを環状突起21cとスパナ掛け部21aと
の間の谷部に嵌め込んで、同パッキン13を継手本体2
1に取り付ける。それから、締付具22を加熱して拡径
し、その端部をスパナ掛け部21aの切欠部21eに係
止させる。
【0042】そして、継手本体21の接続筒部21bに
フレキシブルホース12の端部を嵌合する。これによ
り、フレキシブルホース12の波状の各頂部がパッキン
13の内周面に接した状態になる。それから、取外治具
16の鉤部16aを締付具22の貫通孔22aに引っ掛
けて軸方向に引っ張り、締付具22を切欠部21eから
外す。そうすると、締付具22は、常温時の元の形状の
戻ろうとして縮径し、パッキン13をフレキシブルホー
ス12側に締め付ける。
【0043】これにより、パッキン13は、その内周面
がフレキシブルホース12の波と波との間の各凹部に食
い込むようにして、同フレキシブルホース12に密着す
る。したがって、内部のガスがフレキシブルホース12
の外周面の部分を通って外部に漏れるのが防止される。
また、パッキン13の内周環状突起13aが環状突起2
1cとスパナ掛け部21aとの間の谷部に密着し、これ
により内部のガスが継手本体21の外周面の部分を通っ
て外部に漏れるのが防止される。
【0044】上記のように構成された管継手によれば、
締付具22が元の形状の戻ろうとする復元力でパッキン
13及びフレキシブルホース12を締め付けるから、一
定の締め付け力でフレキシブルホース12を継手本体2
1に確実に固定することができる。したがって、だれで
も簡単フレキシブルホース12を継手本体に固定するこ
とができる。しかも、締付具22の内周面でパッキン1
3を締め付けることによって、パッキン13の内周面を
フレキシブルホース12の複数の波状の凹部に食い込ま
せることができ、これによってフレキシブルホース12
が継手本体21から抜けるのを確実に防止することがで
きる。
【0045】また、従来のようにユニオンナットを用い
た場合には、スパナを用いてユニオンナットを締め付け
る必要があるため、配管が混み入っているような場所で
はスパナを回すことができないという問題があったが、
上記構成の管継手であれば、締付具22を軸方向に引っ
張るだけでフレキシブルホース12を継手本体21に固
定することができるから、どんなに配管が混み込ってい
てもフレキシブルホース12を継手本体21に固定する
ことができる。
【0046】さらに、継手本体21に切欠部21eを設
けることによって、締付具22を拡径した状態に保持す
ることができるから、フレキシブルホース12やパッキ
ン13の取り付けを簡単に行なうことができる。
【0047】なお、上記第2実施例においては、締付具
22として単に筒状に巻いたものを示したが、この締付
具22は、図17に示すように、フレキシブルホース1
2の波の部分に係止する爪22bを有するものであって
もよい。この場合には、爪22bによっても、フレキシ
ブルホース12が継手本体21から抜け出すの防止する
ことができるという効果がある。
【0048】
【考案の効果】請求項1に係る考案によれば、締付具が
元の径に復元する力で可撓性を有する管を継手本体に締
め付けることができるから、常に一定の力で前記管を継
手本体に締め付けることができる。したがって、熟練し
た作業者によって管の接続を行う必要がなく、だれでも
簡単かつ確実に管の接続を行うことができる。
【0049】また、締付具による締め付けによって、パ
ッキンの環状突起が継手本体の谷部に密着するととも
に、パッキンの内周面が管の外周面に密着することにな
るから、管内の例えば気体が外部に漏れるのを確実に防
止することができる。しかも、環状突起が谷部に嵌まる
ことによって、パッキンが継手本体から軸方向に抜ける
のを確実に防止することができ、ひいては管が継手本体
から軸方向に抜けるのを確実に防止することができる。
すなわち、気体などの漏れが生じないように、管を継手
本体に確実に固定することができる。
【0050】請求項2に係る考案においては、継手本体
の環状突起に係止するリブと、管の凸部に係止するリブ
とを締付具に設けているから、管が継手本体から軸方向
に抜け落ちるのを確実に防止することができる。
【0051】請求項3に係る考案においては、締付具の
係止孔に係止する係止部材を継手本体に設けているか
ら、締付具が継手本体から軸方向に抜けるのを確実に防
止することができ、ひいてはパッキンや管が継手本体か
ら軸方向に抜けるのを確実に防止することができる。
【0052】請求項4に係る考案においては、締付具の
周面に軸方向に延びる切れ目が設け られているから、こ
の切れ目に治具(例えば拡径具)を挿入することによ
り、締付具を拡径した状態にすることができ、治具を切
れ目から外すことにより、締付具をバネ力によって縮径
させて、パッキン及び管を継手本体に締め付けることが
できる。したがって、極めて簡単に管を接続することが
できる。
【0053】請求項5に係る考案においては、締付具を
形状記憶合金で構成しているから、例えば加熱時には拡
径し、常温時には縮径して、パッキン及び管を継手本体
に締め付けるようにすることができる。したがって、極
めて簡単に管を接続することができる。
【0054】請求項6に係る考案においては、締付具を
拡径した状態に一時的に保持する拡径保持部を、継手本
体に設けているから、管やパッキンを余裕をもって簡単
に継手本体に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例として示した管継手の断
面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】同管継手の継手本体を示す断面図。
【図4】同管継手のパッキンを示す断面図。
【図5】図4のV 矢視図。
【図6】同管継手の締付具を示す断面図。
【図7】図6のVII 矢視図。
【図8】同管継手の締付具に拡径具を取り付けた状態を
示す断面図。
【図9】図8のIX矢視図。
【図10】同管継手にフレキシブルホースを接続する手
順を説明する断面図。
【図11】同管継手で用いる取外治具の平面図。
【図12】この考案の第2実施例として示した管継手の
断面図。
【図13】同管継手の継手本体を示す断面図。
【図14】同管継手の締付具を示す断面図。
【図15】図14のZ矢視図。
【図16】同管継手にフレキシブルホースを接続する手
順を説明する断面図。
【図17】同管継手であって、他の締付具を用いた例を
示す断面図。
【図18】従来例として示した管継手の分解斜視図。
【図19】同管継手の断面図。
【図20】図19の要部断面図。
【符号の説明】
11、21 継手本体 11c、11d、21c 環状突起 11f 係止部材(帯状部材) 12 管(フレキシブルホース) 13 パッキン 13a 環状突起(内周環状突起) 14、22 締付具 14a 切れ目 14b リブ(円弧状リブ) 14c 係止孔 21e 拡径保持部(切欠部)

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成した継手本体の一端部外周に
    可撓性を有する管を接続する管継手であって、前記管の外周に設けられる筒状のパッキンと、 このパッキンを筒状に 取り囲み、所定の径に復元する力
    前記管をパッキンを介して前記継手本体に締め付ける
    締付具とを備えており、 前記継手本体は、周方向に沿って凹状に形成された谷部
    を有しており、 前記パッキンは、前記谷部に嵌まる環状突起を有してい
    ることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 管の外周は、その長手方向に沿って波を
    うつように凹凸状に形成されており、 継手本体は、谷部を形成するために突出させた環状突起
    を有しており、 締付具は、前記環状突起に係止するリブと、管の外周の
    凸部に係止するリブとを有し、管が継手本体から抜ける
    のを防止するようになっていることを特徴とする請求項
    1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 締付具は、周面に係止孔を有しており、 継手本体は、前記締付具の係止孔に係止して、締付具が
    継手本体から外れるのを防止する係止部材を有している
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の管継手。
  4. 【請求項4】 締付具は、周面に軸方向に延びる切れ目
    を有し、その切れ目を密着させようとするバネ力によっ
    て、管をパッキンを介して継手本体に締め付けるように
    なっていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請
    求項3記載の管継手。
  5. 【請求項5】 締付具は、形状記憶合金によって構成さ
    れたものであって、周面の一部が重なるようにして筒状
    に形成され、常温時に所定の径に縮径しようとする復元
    力によって、管をパッキンを介して継手本体に締め付け
    るようになっていることを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3記載の管継手。
  6. 【請求項6】 継手本体は、締付具を拡径した状態に一
    時的に保持する拡径保持部を有していることを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項
    5記載の管継手。
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