JP2001018140A - 板材加工機における板材搬入出方法及びその装置 - Google Patents

板材加工機における板材搬入出方法及びその装置

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JP2001018140A
JP2001018140A JP11192137A JP19213799A JP2001018140A JP 2001018140 A JP2001018140 A JP 2001018140A JP 11192137 A JP11192137 A JP 11192137A JP 19213799 A JP19213799 A JP 19213799A JP 2001018140 A JP2001018140 A JP 2001018140A
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JP
Japan
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product
movable table
plate
plate material
front side
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JP11192137A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Sasabe
忠広 笹部
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の板材加工機と同程度の設置床面積で、
安価で効率よく素材及び製品の搬入出を行う。 【解決手段】 板材加工機1のフロント側及びリア側テ
ーブル25,27はそれぞれ固定テーブルと可動テーブ
ルに分割して構成する。フロント側可動テーブル31が
下降してフロント側固定テーブル29の下方へ移動挿入
されると、素材用移動リフタ装置39が出現する。上方
の一枚取り吸着装置43が下降して素材用移動リフタ装
置39の一枚の素材Wを他の板材から分離して持ち上げ
る。フロント側可動テーブル31が原位置へ移動される
と、素材Wがフロント側可動テーブル31へ載置され
る。ワークWはワーククランプ23で原点セット、クラ
ンプされて板材加工機1で加工される。加工済の製品G
がリア側可動テーブル35上でアンクランプされる。リ
ア側可動テーブル35が下降してリア側固定テーブル3
3の下方へ挿入すべく移動されると、製品Gが下方の製
品用移動リフタ装置57へ集積される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板材加工機におけ
る板材搬入出方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパンチプレスやタレットパ
ンチプレス等のような板材加工機へ板材Wを供給して製
品を搬出するための板材搬入出装置は、図10に示され
ているように板材加工機101の加工テーブル103の
前後に、加工すべき板材Wを供給する板材供給装置10
5と板材加工機101で加工された製品を搬出して集積
する製品集積装置107が設けられており、自動化が図
られている。
【0003】また、図11を参照するに、特開平8−5
2636号に開示されているように、板材加工機101
の本体のフロント側にパイプローラテーブル式のフロン
トサイドテーブル109が設けられており、このフロン
トサイドテーブル109の下方には素材を載置する素材
パレットと製品を載置する製品パレットが収容されてい
る。パイプローラ111が循環してフロントサイドテー
ブル109の上面から退避されると、素材の取出し及び
製品の集積が容易に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の板材搬入出装置においては、前者では板材加工機1
01の加工範囲以外に板材供給装置105と製品の製品
集積装置107分のスペースが必要となるので、かなり
の設置スペースが無駄に使われているという問題点があ
った。
【0005】後者では、設置スペースの点では改善され
ているが、素材及び製品とも、フロント側に置かれてい
るので、加工された製品を製品パレットに集積する作業
が終了した後でなければ次の素材の供給ができないとい
う問題点があった。したがって、段取り時間の延長とな
るために生産性阻害になるという問題点があった。
【0006】また、板材加工機101のライン化を図り
たいがスペースが無いというユーザが少なくなく、ま
た、価格的にもより安価な板材搬入出装置を求める声が
ニーズのトップを占めているという現状であるが、上述
したように従来では板材加工機101の加工範囲以外に
板材搬入出装置を設けるので省スペース化には限界があ
り、価格の点でも高価であるという問題点があった。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、通常の板材加工機と同程度の
設置床面積の素材の搬入及び製品の搬出を行えると共に
設備的に安価で効率よく素材及び製品の搬入出を同時に
行い得る板材加工機における板材搬入出方法及びその装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材加工機における板材搬
入出方法は、板材加工機のフロント側に備えたフロント
側テーブルとリア側に備えたリア側テーブルとからなる
加工テーブルにおいて、前記フロント側テーブルをフロ
ント側固定テーブルとフロント側可動テーブルに分割し
て構成し、前記フロント側可動テーブルをパスラインか
ら下降せしめて前記フロント側固定テーブルの下方へ移
動して挿入することにより、前記フロント側可動テーブ
ルの下方に位置する素材用リフタ装置を露出せしめ、こ
の素材用リフタ装置の上方に位置する一枚取り吸着装置
を昇降することにより前記素材用リフタ装置に載置され
ている重ね板材から素材を一枚ずつ分離して持ち上げ、
前記フロント側可動テーブルを原位置へ移動すると共に
パスラインへ上昇せしめて前記一枚の素材を前記フロン
ト側可動テーブルへ載置し、このワークをワーク移動位
置決め装置でクランプしてから板材加工機の加工位置へ
移動位置決めして加工し、一方、前記リア側テーブルを
リア側固定テーブルとリア側可動テーブルに分割して構
成し、前記加工された製品を前記ワーク移動位置決め装
置により前記リア側可動テーブル上へ移動した後にアン
クランプし、前記リア側可動テーブルをパスラインから
下降すると共に前記リア側可動テーブルを前記リア側固
定テーブルの下方へ挿入すべく移動することに伴って前
記リア側可動テーブル上の製品を下方の製品用リフタ装
置へ載置することを特徴とするものである。
【0009】したがって、ほぼ単体機の加工範囲内で素
材の搬入と製品の搬出が行われるので、従来の板材搬入
出装置を備えた板材加工機に対して約半分以下のスペー
スになる。
【0010】また、全体的にユニット数が減るので大幅
なコストダウンが可能となり、安価な板材搬入出装置と
なる。
【0011】素材パレットはフロント側にあり、製品パ
レットはリア側にあるので、加工終了した製品の集積と
次の素材のローディングが同時にできるので、段取り時
間の短縮と生産性の向上に寄与する。
【0012】請求項2によるこの発明の板材加工機にお
ける板材搬入出装置は、フロント側テーブルとリア側テ
ーブルとからなる加工テーブル上のワークをクランプし
て板材加工機の加工位置へ移動位置決めするワーク移動
位置決め装置を設け、前記フロント側テーブルをフロン
ト側固定テーブルとフロント側可動テーブルに分割して
設け、このフロント側可動テーブルを前記フロント側固
定テーブルの下方へ挿入すべく昇降自在に且つ移動自在
に設け、前記フロント側可動テーブルの下方に前記板材
加工機で加工すべき素材を載置する素材用リフタ装置を
設け、前記フロント側可動テーブルの上方で前記素材用
リフタ装置に載置された重ね板材から素材を一枚ずつ分
離する一枚取り吸着装置を昇降自在に設け、一方、前記
リア側テーブルをリア側固定テーブルとリア側可動テー
ブルに分割して設け、このリア側可動テーブルを前記リ
ア側固定テーブルの下方へ挿入すべく昇降自在に且つ移
動自在に設け、前記リア側可動テーブルの下方に板材加
工機で加工された製品を載置する製品用リフタ装置を設
けてなることを特徴とするものである。
【0013】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、ほぼ単体機の加工範囲内で素材の搬入と製品の搬
出が行われるので、従来の板材搬入出装置を備えた板材
加工機に対して約半分以下のスペースになる。
【0014】また、全体的にユニット数が減るので大幅
なコストダウンが可能となり、安価な板材搬入出装置と
なる。
【0015】素材パレットはフロント側にあり、製品パ
レットはリア側にあるので、加工終了した製品の集積と
次の素材のローディングが同時にできるので、段取り時
間の短縮と生産性の向上に寄与する。
【0016】請求項3によるこの発明の板材加工機にお
ける板材搬入出装置は、請求項2記載の板材加工機にお
ける板材搬入出装置において、製品用リフタ装置を前記
リア側可動テーブルの下方へ挿入時に前記リア側可動テ
ーブルに載置された製品をテーブル面から分離して下方
の製品用リフタ装置上へ載置せしめる板材分離装置を設
けてなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、リア側可動テーブルがリア側
固定テーブルの下方へ移動されるときに、リア側可動テ
ーブルに載置された製品の端縁が分離装置に掛止される
ので、製品はリア側可動テーブルに乗ったまま移動せず
に下方の製品リフタ装置へ集積される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の板材加工機におけ
る板材搬入出方法及びその装置の実施の形態について、
板材加工機としてのタレットパンチプレスを例にとって
図面を参照して説明する。
【0019】図1及び図2を参照するに、本発明に係わ
るタレットパンチプレス1はベース3の両側に立設した
サイドフレーム5,7に上部フレーム9の両側が支持さ
れた態様のフレーム構造に構成されている。上部フレー
ム9の下部には、多種類のパンチPを着脱交換自在に備
えた円盤状の上部タレット11が回転自在に装着されて
いる。ベース3の上面には、上部タレット11に対向し
た下部タレット13が回転自在に装着されており、この
下部タレット13には、多種類のパンチPと対向した多
数のダイDが円弧状に配置され且つ着脱交換自在に装着
されている。上部タレット11の軸心と下部タレット1
3の軸心とは同一軸心に配置されており、この上部タレ
ット11と下部タレット13は、制御装置(図示省略)
の制御によって、同方向へ同期して回転される。
【0020】上部タレット11と下部タレット13の図
1において上側部分に装着されたダイD、パンチPの位
置が加工位置Kとなっており、この加工位置Kにあるパ
ンチPの上方における上部フレーム9にはストライカ
(図示省略)がラム(打圧部材)を介して連結されてい
る。上部タレット11および下部タレット13の回転に
よってラムの下方へ割出し位置決めされたパンチPが打
圧される。
【0021】なお、タレットパンチプレス1には加工テ
ーブル15に載置された板材Wを前後左右方向へ移動位
置決めするためのワーク移動位置決め装置17が設けら
れており、このワーク移動位置決め装置17は加工テー
ブル15の図1において上端に、Y軸方向へ移動自在な
キャレッジベース19が設けられており、このキャレッ
ジベース19にはX軸方向へ移動自在なキャレッジ21
が設けられている。このキャレッジ21にはX軸方向へ
適宜な間隔で板材Wをクランプする複数のワーククラン
プ23が設けられている。
【0022】このワーク移動位置決め装置17は数値制
御等の制御装置によって制御され板材WをパンチPとダ
イDとの間の所望の位置へ位置決めするものである。
【0023】したがって、上部タレット11に装着した
パンチPと下部タレット13に装着したダイDとの間
に、板材Wが位置決めされた後に、ラムによってパンチ
Pが打圧されることにより、パンチPとダイDによって
板材Wにパンチング加工が行われるのである。
【0024】本発明の実施の形態の主要部を構成する板
材搬入出装置について図面を参照して説明する。
【0025】図1及び図2を参照するに、加工テーブル
15は図1において右側のフロント側テーブル25と図
1において左側のリア側テーブル27とから構成されて
いる。
【0026】フロント側テーブル25はX軸方向にフロ
ント側固定テーブル29とフロント側可動テーブル31
に分割して設けられた状態にあり、リア側テーブル27
はX軸方向にリア側固定テーブル33とリア側可動テー
ブル35に分割して設けられた状態にある。上記のワー
ク移動位置決め装置17はフロント側固定テーブル29
とリア側固定テーブル33に亘って設けられており、キ
ャレッジベース19がフロント側及びリア側固定テーブ
ル29,33の範囲でY軸方向に移動自在である。
【0027】フロント側テーブル25についてより詳し
く説明すると、フロント側可動テーブル31がフロント
側固定テーブル29の下方へ挿入すべくパスラインPL
から下方へ昇降自在に且つ床面に設けたフロントテーブ
ル用レール37の上を走行移動自在に設けられている。
【0028】フロント側可動テーブル31の昇降駆動装
置としては、例えば図5に示されているように、フロン
ト側可動テーブル31の4本の脚部31Aがシリンダ3
1Bのピストンロッドに一体的に設けられており、4本
の各シリンダ31Bは同期して昇降するように構成され
ている。なお、各シリンダ31Bの下端にはフロントテ
ーブル用レール37の上を走行する車輪31Cが設けら
れている。
【0029】フロント側可動テーブル31の下方には、
図2及び図3に示されているようにタレットパンチプレ
ス1で加工すべき素材Wが素材パレットPWを介して載
置される素材用リフタ装置としての例えば素材用移動リ
フタ装置39が設けられており、この素材用移動リフタ
装置39は床面に設けたフロントリフタ用レール41の
上をフロント側可動テーブル31の下方位置から図1に
おいて下方側へ走行自在に設けられている。
【0030】フロント側可動テーブル31の上方位置に
は、素材用移動リフタ装置39に載置された素材パレッ
トPW上の重ね板材から素材Wを一枚ずつ分離する一枚
取り吸着装置43が昇降自在に設けられている。フロン
ト側可動テーブル31の上方には、図2においてフロン
ト側テーブル25の右側に床面に立設された支柱45と
タレットパンチプレス1の上部フレーム9との間にロー
ダフレーム47が横架されている。ローダフレーム47
にはローダ49が図1及び図2において左右方向へ移動
自在に設けられており、ローダ49の下にはストレッチ
51が上下動自在に設けられている。ストレッチ51に
は板材Wを吸着する多数の吸着パッド53が垂設されて
いる。
【0031】リア側テーブル27についてより詳しく説
明すると、リア側可動テーブル35がリア側固定テーブ
ル33の下方へ挿入すべくパスラインPLから下方へ昇
降自在に且つ床面に設けたリアテーブル用レール55の
上を走行移動自在に設けられている。なお、リア側可動
テーブル35の昇降駆動装置としては、例えば図5に示
されているように前述したフロント側可動テーブル31
の昇降可動装置と同様の構造とすることができる。
【0032】リア側可動テーブル35の下方には、図2
及び図4に示されているようにタレットパンチプレス1
で加工済の製品Gが製品パレットPG を介して載置され
る製品用リフタ装置としての例えば製品用移動リフタ装
置57が設けられており、この製品用移動リフタ装置5
7は床面に設けたリアリフタ用レール59の上をリア側
可動テーブル35の下方位置から図1において下方側へ
走行自在に設けられている。
【0033】リア側固定テーブル33の図4において右
側端位置には、リア側可動テーブル35がリア側固定テ
ーブル33の下方へ移動されるときに、リア側可動テー
ブル35に載置された製品Gがリア側可動テーブル35
に乗ったまま移動しないように製品Gの端縁に掛止する
ための板材分離装置としての例えばセパレータ61が図
9に示されているようにリア側固定テーブル33の端縁
の下方付近を全長に亘って設けられている。なお、リア
側可動テーブル35の図9において右端面には製品Gを
傷つけないようにするためのローラ63が設けられてい
る。
【0034】上記構成により、素材Wがタレットパンチ
プレス1に搬入される工程について図6(A)〜(D)
及び図7(A)〜(C)を参照して説明する。
【0035】図6(A)において、フロント側可動テー
ブル31はフロント側固定テーブル29と同じ高さのパ
スラインPLに位置しており、フロント側可動テーブル
31とフロント側固定テーブル29の2つでフロント側
テーブル25が構成されている。
【0036】図6(B)において、フロント側可動テー
ブル31が2点鎖線のパスラインPLの位置から実線の
位置へ下降される。このフロント側可動テーブル31は
フロント側固定テーブル29の下方へ挿入可能な高さで
あり、且つ下方の素材用移動リフタ装置39の素材パレ
ットPW 上の重ね板材Wより上方に位置する高さであ
る。
【0037】図6(C)において、フロント側可動テー
ブル31が2点鎖線の位置から右方の実線の位置へ移動
してフロント側固定テーブル29の下方へ挿入されるこ
とにより、フロント側可動テーブル31の下方に位置し
ていた素材用移動リフタ装置39が露出される。
【0038】素材用移動リフタ装置39が一枚取り位置
へ上昇されると同時に、素材用移動リフタ装置39の上
方に位置する一枚取り吸着装置43のストレッチ51が
下降して吸着パッド53が素材用移動リフタ装置39上
の重ね板材の最上の一枚の素材Wの特に図6(C)にお
いて右端側を吸着して上昇するので、一枚の素材Wの右
端側が他の素材Wから分離されてフロント側可動テーブ
ル31の高さより上へ持ち上げられる。同時に素材用移
動リフタ装置39が待機位置へ下降される。
【0039】図6(D)において、フロント側可動テー
ブル31は左方の原位置へ移動しながら一枚取り吸着装
置43で持ち上げられている一枚の素材Wがフロント側
可動テーブル31へ載置される。
【0040】図7(A)、(B)において、フロント側
可動テーブル31が上昇されてパスラインPLの位置に
なる。ワーク移動位置決め装置17のキャレッジベース
19がY軸方向の図7(A)の左方へ前進してワークク
ランプ23が原点セット位置で待機状態となるよう停止
される。
【0041】図7(C)において、一枚取り吸着装置4
3が左方の原点セット位置方向(X軸方向)へ定量移動
されて板材Wが原点セットされ、この原点セットされた
板材Wはワーク移動位置決め装置17のワーククランプ
23でクランプされ、タレットパンチプレス1で加工さ
れる。
【0042】次に、タレットパンチプレス1で加工され
た製品Gが搬出される工程について図8(A)〜(D)
及び図9を参照して説明する。
【0043】図8(A)、(B)において、加工が終了
した製品Gはワーク移動位置決め装置17によりリア側
可動テーブル35の定位置へ移動された後にアンクラン
プされる。
【0044】図8(C)において、リア側可動テーブル
35がパスラインPLの位置から下降される。このリア
側可動テーブル35はリア側固定テーブル33の下方へ
挿入可能な高さであり、且つ下方の製品用移動リフタ装
置57の製品パレットPG 上の製品Gより上方に位置す
る高さである。
【0045】図8(D)において、リア側可動テーブル
35が原位置から左方の実線の位置へ移動してリア側固
定テーブル33の下方へ挿入されるときに、リア側可動
テーブル35に載置されている製品Gはその端縁がリア
側固定テーブル33の右端縁に設けたセパレータ61に
掛止されるので、リア側可動テーブル35の移動に伴っ
てリア側可動テーブル35の上の製品Gはリア側可動テ
ーブル35の図9において右端面に設けられているロー
ラ63の上を滑りながら下方に露出される製品用リフタ
装置の製品パレットPG 上へ集積される。
【0046】なお、上記のように製品Gがリア側テーブ
ル27から搬出されている間に、次の素材Wが前述した
図6(A)〜(D)及び図7(A)〜(C)で示されて
いるようにフロント側テーブル25からタレットパンチ
プレス1へ搬入されるので、タクト短縮が図られる。
【0047】以上のように、タレットパンチプレス1の
ほぼ単体機の加工範囲内で素材Wの搬入と製品Gの搬出
が行われるので、従来の板材搬入出装置を備えたタレッ
トパンチプレス1に対して約半分以下のスペースにな
る。
【0048】また、装置全体的にユニット数が減るの
で、単体機としての価格に多少のコストを加算する程度
で自動化が図れて大幅なコストダウンが可能となり、安
価な板材搬入出装置となる。
【0049】素材パレットPW はフロント側可動テーブ
ル31の下方位置にあり、製品パレットPG はリア側可
動テーブル35の下方位置にあるので、加工終了した製
品Gの集積と次の素材Wのローディングが同時に行える
ので、段取り時間の短縮と生産性の向上が図られる。
【0050】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより
その他の態様で実施し得るものである。本実施の形態で
は板材加工機としてタレットパンチプレスを例にとって
説明したがパンチプレスおよびその他の板材加工機であ
っても構わない。
【0051】なお、本発明の板材搬入出装置は単体で運
搬可能であるが自動倉庫を接続することもでき拡張性が
高いものである。
【0052】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、ほぼ単
体機の加工範囲内で素材の搬入と製品の搬出を行うの
で、従来の板材搬入出装置を備えた板材加工機に対して
約半分以下の省スペース化を図ることができる。
【0053】また、全体的にユニット数を減少できるの
で大幅なコストダウンを図ることができ、安価な板材搬
入出装置を提供できる。
【0054】素材パレットがフロント側にあり、製品パ
レットがリア側にあるので、加工終了した製品の集積と
次の素材のローディングを同時にできるので、段取り時
間の短縮と生産性の向上を図ることができる。
【0055】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ほぼ単体機の加工範囲内で素材の搬
入と製品の搬出を行うので、従来の板材搬入出装置を備
えた板材加工機に対して約半分以下の省スペース化を図
ることができる。
【0056】また、全体的にユニット数を減少できるの
で大幅なコストダウンを図ることができ、安価な板材搬
入出装置を提供できる。
【0057】素材パレットがフロント側にあり、製品パ
レットがリア側にあるので、加工終了した製品の集積と
次の素材のローディングを同時にできるので、段取り時
間の短縮と生産性の向上を図ることができる。
【0058】請求項3の発明によれば、リア側可動テー
ブルがリア側固定テーブルの下方へ移動されるときに、
分離装置によりリア側可動テーブルに載置された製品の
端縁を掛止できるので、製品を確実に下方の製品用リフ
タ装置へ集積できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、タレットパ
ンチプレスにおける板材搬入出装置の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図1の左側面図である。
【図5】フロント側可動テーブル並びにリア側可動テー
ブルの昇降駆動装置の構造を示す斜視図である。
【図6】(A)〜(D)は板材搬入の工程を示す説明図
である。
【図7】(A)〜(C)は図6に続く板材搬入の工程を
示す説明図である。
【図8】(A)〜(D)は加工済製品の搬出の工程を示
す説明図である。
【図9】図8(D)の状態を示す部分的な斜視図であ
る。
【図10】従来のタレットパンチプレスにおける板材搬
入出装置の平面図である。
【図11】従来の他の板材搬入出装置の平面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 11 上部タレット 13 下部タレット 15 加工テーブル 17 ワーク移動位置決め装置 23 ワーククランプ 25 フロント側テーブル 27 リア側テーブル 29 フロント側固定テーブル 31 フロント側可動テーブル 33 リア側固定テーブル 35 リア側可動テーブル 37 フロントテーブル用レール 39 素材用移動リフタ装置(素材用リフタ装置) 41 フロントリフタ用レール 43 一枚取り吸着装置 49 ローダ 53 吸着パッド 55 リアテーブル用レール 57 製品用移動リフタ装置(製品用リフタ装置) 59 リアリフタ用レール 61 セパレータ(板材分離装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機のフロント側に備えたフロン
    ト側テーブルとリア側に備えたリア側テーブルとからな
    る加工テーブルにおいて、前記フロント側テーブルをフ
    ロント側固定テーブルとフロント側可動テーブルに分割
    して構成し、 前記フロント側可動テーブルをパスラインから下降せし
    めて前記フロント側固定テーブルの下方へ移動して挿入
    することにより、前記フロント側可動テーブルの下方に
    位置する素材用リフタ装置を露出せしめ、 この素材用リフタ装置の上方に位置する一枚取り吸着装
    置を昇降することにより前記素材用リフタ装置に載置さ
    れている重ね板材から素材を一枚ずつ分離して持ち上
    げ、前記フロント側可動テーブルを原位置へ移動すると
    共にパスラインへ上昇せしめて前記一枚の素材を前記フ
    ロント側可動テーブルへ載置し、このワークをワーク移
    動位置決め装置でクランプしてから板材加工機の加工位
    置へ移動位置決めして加工し、 一方、前記リア側テーブルをリア側固定テーブルとリア
    側可動テーブルに分割して構成し、 前記加工された製品を前記ワーク移動位置決め装置によ
    り前記リア側可動テーブル上へ移動した後にアンクラン
    プし、前記リア側可動テーブルをパスラインから下降す
    ると共に前記リア側可動テーブルを前記リア側固定テー
    ブルの下方へ挿入すべく移動することに伴って前記リア
    側可動テーブル上の製品を下方の製品用リフタ装置へ載
    置することを特徴とする板材加工機における板材搬入出
    方法。
  2. 【請求項2】 フロント側テーブルとリア側テーブルと
    からなる加工テーブル上のワークをクランプして板材加
    工機の加工位置へ移動位置決めするワーク移動位置決め
    装置を設け、 前記フロント側テーブルをフロント側固定テーブルとフ
    ロント側可動テーブルに分割して設け、このフロント側
    可動テーブルを前記フロント側固定テーブルの下方へ挿
    入すべく昇降自在に且つ移動自在に設け、前記フロント
    側可動テーブルの下方に前記板材加工機で加工すべき素
    材を載置する素材用リフタ装置を設け、前記フロント側
    可動テーブルの上方で前記素材用リフタ装置に載置され
    た重ね板材から素材を一枚ずつ分離する一枚取り吸着装
    置を昇降自在に設け、 一方、前記リア側テーブルをリア側固定テーブルとリア
    側可動テーブルに分割して設け、このリア側可動テーブ
    ルを前記リア側固定テーブルの下方へ挿入すべく昇降自
    在に且つ移動自在に設け、前記リア側可動テーブルの下
    方に板材加工機で加工された製品を載置する製品用リフ
    タ装置を設けてなることを特徴とする板材加工機におけ
    る板材搬入出装置。
  3. 【請求項3】 製品用リフタ装置を前記リア側可動テー
    ブルの下方へ挿入時に前記リア側可動テーブルに載置さ
    れた製品をテーブル面から分離して下方の製品用リフタ
    装置上へ載置せしめる板材分離装置を設けてなることを
    特徴とする請求項2記載の板材加工機における板材搬入
    出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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