JP2001011311A - 耐光性ポリベンザゾール組成物、その繊維およびフィルム - Google Patents

耐光性ポリベンザゾール組成物、その繊維およびフィルム

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JP2001011311A
JP2001011311A JP18471599A JP18471599A JP2001011311A JP 2001011311 A JP2001011311 A JP 2001011311A JP 18471599 A JP18471599 A JP 18471599A JP 18471599 A JP18471599 A JP 18471599A JP 2001011311 A JP2001011311 A JP 2001011311A
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polybenzazole
light
resistant
fiber
film
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Yukihiro Abe
幸浩 阿部
Tetsuo Kodama
哲夫 児玉
Fuyuhiko Kubota
冬彦 久保田
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽光暴露時の酸化劣化の少ないポリベンザゾ
ールを得ること。 【解決手段】ポリベンザゾールに、下記構造式[1]で
示されるアントラキノン化合物が1種類以上含有されて
いることを特徴とする耐光性ポリベンザゾール組成物、
その繊維およびフィルム。 【化1】 (ただし、R1、R2、R4〜R7はそれぞれ独立に、水素
原子、アミノ基、ヒドロキシル基、アリルオキシ基、ハ
ロゲン原子を表す。R3は水素原子、アミノ基、置換ア
ミノ基、ヒドロキシル基、アリルオキシ基、ハロゲン原
子、アミノフェニル基を表す。R8は水素原子、炭素数
1〜8のアルキル基、アリル基、置換アリル基を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリベンザゾール
に対して優れた耐光性を与える耐光剤をポリベンザゾー
ルに含有させてなる耐光性ポリベンザゾール組成物、該
ポリベンザゾール組成物を成形して得られる繊維および
フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、高耐熱、高強力繊維としてポリベ
ンゾオキサゾール(PBO)、ポリベンズイミダゾール
(PBI)またはポリベンゾチアゾール(PBT)のポ
リマー(以下、ポリベンザゾールと呼ぶ)からなる繊維
が知られている。
【0003】通常、物理的なダメージを受けていない繊
維は太陽光に暴露されても重大な引っ張り強力等の低下
は生じないが、物理的なダメージを受けたポリベンザゾ
ール繊維は、酸素または太陽光に暴露されると、その引
っ張り強度が低下する傾向がある。物理的ダメージに
は、例えば製織、製編工程などにおける繊維の折れ曲が
りまたは剪断力を受けた場合に生じるキンクバンドと呼
ばれるものがある。キンクバンドは、顕微鏡下200倍
の倍率で黒い縞として観察することができる。繊維を製
織、製編工程を経て各種の製品に加工する場合におい
て、ダメージを避けることは非常に困難である。また、
フィルムについても同様のことが言える。物理的なダメ
ージを受けたポリベンザゾールフィルムは、酸素または
太陽光に暴露されるとその引っ張り強度が低下する傾向
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ダメージを受
けた場合でも太陽光暴露による強力低下が小さいポリベ
ンザゾール繊維およびフィルムが望まれている。本発明
はこの強力低下が小さいポリベンザゾールを得るため、
太陽光暴露時の酸化劣化の少ないポリベンザゾールを得
ることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意研究した結果、遂に本発明を完成
するに至った。すなわち本発明は、ポリベンザゾール
に、下記構造式[1]で示されるアントラキノン化合物
の1種類以上含有されていることを特徴とするポリベン
ザゾール組成物、構造式[1]で示されるアントラキ
ノン化合物の含有量がポリベンザゾールドープに対して
0.01〜15重量%である前記記載のポリベンザゾ
ール組成物、構造式[1]で示されるアントラキノン
化合物をアルコール中で水素化ホウ素ナトリウムまたは
アルカリ水溶液中でハイドロサルファイトを用いて還元
し、ポリベンザゾールに付与した後、酸化発色させるこ
とを特徴とするポリベンザゾール組成物、前記記載
のポリベンザゾール組成物を成形して得られるポリベン
ザゾール繊維、前記記載のポリベンザゾール組成物
を成形して得られるポリベンザゾールフィルムである。
【0006】
【化2】 (ただし、R1、R2、R4〜R7はそれぞれ独立に、水素
原子、アミノ基、ヒドロキシル基、アリルオキシ基、ハ
ロゲン原子を表す。R3は水素原子、アミノ基、置換ア
ミノ基、ヒドロキシル基、アリルオキシ基、ハロゲン原
子、アミノフェニル基を表す。R8は水素原子、炭素数
1〜8のアルキル基、アリル基、置換アリル基を表
す。)
【0007】本発明におけるポリベンザゾールとは、ポ
リベンゾオキサゾール(PBO)、ポリベンゾチアゾー
ル(PBT)またはポリベンズイミダゾール(PBI)
から選ばれる一種以上のポリマーをいう。本発明におい
ては、PBOは芳香族基に結合されたオキサゾール環を
含むポリマーをいい、その芳香族基は必ずしもベンゼン
環である必要はない。さらにPBOは、ポリ(フェニレ
ンベンゾビスオキサゾール)や芳香族基に結合された複
数のオキサゾール環の単位からなるポリマーが広く含ま
れる。同様の考え方は、PBTやPBIにも適用され
る。また、PBO、PBT及び、またはPBIの混合
物、PBO、PBT及びPBIのブロックもしくはラン
ダムコポリマー等のような二つまたはそれ以上のポリベ
ンザゾールポリマーの混合物、コポリマー、ブロックポ
リマーも含まれる。好ましくは、ポリベンザゾールは、
ライオトロピック液晶ポリマーであり(鉱酸中、特定濃
度で液晶を形成する)、本発明においてはポリベンゾオ
キサゾールが好ましい。
【0008】PBZポリマーに含まれる構造単位として
は、好ましくはライオトロピック液晶ポリマーから選択
される。モノマー単位は構造式(a)〜(k)に記載されて
いるモノマー単位から成る。
【0009】
【化3】
【0010】
【化4】
【0011】
【化5】
【0012】
【化6】
【0013】
【化7】
【0014】
【化8】
【0015】
【化9】
【0016】
【化10】
【0017】
【化11】
【0018】
【化12】
【0019】
【化13】
【0020】本発明において、ポリベンザゾールポリマ
ーの溶液(ポリマードープという)は、ポリマーを酸溶
媒中で重合することにより容易に調製することができ
る。溶媒として好ましくは鉱酸であり、例えば硫酸、メ
タンスルフォン酸、またはポリリン酸があるが、最も好
ましくはポリリン酸である。ドープ中のポリマー濃度
は、1〜30%、好ましくは5〜20%である。
【0021】本発明において、好適なポリマーまたはコ
ポリマーとドープは公知の方法で合成される。例えばWo
lfeらの米国特許第4,533,693号明細書(1985,8,6)、Sy
bertらの米国特許第4,772,678号明細書(1988,9,22)、
Harrisの米国特許第4,847,350号明細書(1989,7,11)ま
たはGregoryらの米国特許第5,089,591号明細書(1992,
2,18)に記載されている。要約すると、好適なモノマー
は非酸化性で脱水性の酸溶液中、非酸化性雰囲気で高速
撹拌及び高剪断条件のもと約120℃から230℃まで
の段階的または一定昇温速度で温度を上げることで反応
させられる。
【0022】次に本発明において配合される構造式
[1]で示されるアントラキノン化合物(以下耐候剤と
もいう)の具体例としては、1−アミノアントラキノ
ン、2−アミノアントラキノン、1,4−ジアミノアン
トラキノン、1,2−ジアミノアントラキノン、1,5
−ジアミノアントラキノン、1,6−ジアミノアントラ
キノン、1,7−ジアミノアントラキノン、1,8−ジ
アミノアントラキノン、2,3−ジアミノアントラキノ
ン、1,3−ジアミノアントラキノン、2,6−ジアミ
ノアントラキノン、2,7−ジアミノアントラキノン、
1−アミノ−2−フェノキシアントラキノン、1,4−
ジアミノ−2,3−ジフェノキシアントラキノン、1,
8−ジヒドロキシ−4,5−ジアミノアントラキノン、
1−アミノ2−フェニルオキシキシ−4−ヒドロキシア
ントラキノン、1−ヒドロキシ−2−フェノキシ−4−
アミノアントラキノン、1−ヒドロキシ−3−ベンジル
オキシ−4−アミノアントラキノン、1−ヒドロキシ−
3−メトキシ−4−アミノアントラキノン、1,8−ジ
アミノ−2,7−ジフェノキシアントラキノン、1,5
−ジアミノ−2,6−ジフェノキシアントラキノン、
1,4−ジアミノ−2,3−ジトリロキシアントラキノ
ン、1,4−ジアミノ−ジ−p−クメニルオキシアント
ラキノン、1−ヒドロキシ−3−トリロキシ−4−アミ
ノアントラキノン、1−ヒドロキシ−3−(1−ナフト
キシ)−4−アミノアントラキノン、1−ヒドロキシ−
3−(2−ナフトキシ)−4−アミノアントラキノン、
1−アミノ−4−ヒドロキシアントラキノン、1−アミ
ノ−2−メチルアントラキノン、1,4−ビス(イソプ
ロピルアミノ)アントラキノン、1,4−ビス(n‐ブ
チルアミノ)アントラキノン、1,4−ビス(メチルア
ミノ)アントラキノン、1−ヒドロキシー4−(p−ト
ルイジノ)アントラキノン、1,4−ジアミノー2,3
−ジクロロアントラキノン、1−アミノー2−ブロモー
4−ヒドロキシアントラキノン、1,4−ビス(p−ト
ルイジノ)アントラキノン、1,4−ジアミノ2,3−
ジヒドロキシアントラキノン等が挙げられる。また、こ
れらの化合物の1つまたは2つ以上の化合物との併用も
あり得る。添加量はポリベンザゾールに対して0.01
重量%〜20重量%、好ましくは0.1重量%〜15重
量%である。
【0023】前記構造式[1]で表されるアントラキノ
ン化合物の還元方法としてはメタノール、エタノール、
プロパノール等のアルコールを溶媒とし、アントラキノ
ン化合物と等量以上の水素化ホウ素ナトリウムを用いて
室温から溶媒の沸点の間で反応させる方法、水酸化ナト
リウム等の塩基性水溶液を溶媒としてハイドロサルファ
イトを用いて、室温から溶媒の沸点の間で反応させる方
法等を採用することができる。還元後、この溶液にポリ
ベンザゾール繊維、フィルム成型物を浸け、アントラキ
ノン化合物の還元体を付与、水洗後、過酸化水素水や空
気酸化等により酸化し、発色させる。勿論本発明技術内
容はこれらに限定されるものではない。
【0024】次に、前記本発明繊維を製造する方法とし
ては、通常の方法を採用することができ、例えば、ドー
プを紡糸口金から押し出し、空間で引き伸ばしてフィラ
メントに形成される。好適な製造法は先に述べた参考文
献や米国特許第5,034,250号明細書に記載されている方
法を採用することができる。紡糸口金を出たドープは紡
糸口金と洗浄バス間の空間に入る。この空間は一般にエ
アギャップと呼ばれているが、空気である必要はない。
この空間は、溶媒を除去したり、ドープと反応しない溶
媒で満たされている必要があり、例えば空気、窒素、ア
ルゴン、ヘリウム、二酸化炭素等が挙げられる。
【0025】紡糸後のフィラメントは、過度の延伸を避
けるために洗浄され溶媒の一部が除去される。そして、
更に洗浄され、適宜水酸化ナトリウム等のアルカリで中
和され、ほとんどの溶媒は除去される。ここでいう洗浄
とは、繊維またはフィラメントをポリベンザゾールポリ
マーを溶解している酸溶媒に対し相溶性であり、ポリベ
ンザゾールポリマーに対して溶媒とならない液体に接触
させ、ドープから酸溶媒を除去することである。好適な
洗浄液体としては、水や水と酸溶媒との混合物等があ
る。フィラメントは、好ましくは残留濃度が8000p
pm以下、更に好ましくは5000ppm以下に洗浄さ
れる。その後、フィラメントは、乾燥、熱処理、巻き取
り等が必要に応じて行われる。ポリベンザゾール繊維は
ロープ、ケーブル、繊維強化複合材料または耐切創衣料
等に応用可能である。
【0026】また本発明フィルムを製造する方法として
は、典型的には米国特許第4,487,735号明細書
等に記載されているように粘稠なドープを回転ドラム上
に押し出すことにより一軸配向フィルムができる。これ
をチューブとして押し出し、マンドレル上で吹き込みま
たは押し込むことにより二軸配向させる。次いで水中に
浸して凝固させることにより、フィルムを形成させるこ
とができる。そして、更に洗浄することにより溶媒を除
去することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明組成物を得る方法として、
つまり前記耐光剤をポリベンザゾールに含有させる方法
としては特に限定されず、ポリベンザゾールの重合段
階、ドープの洗浄段階、乾燥工程前、または後加工段階
で含有させることができる。ポリベンザゾールの重合段
階での耐光剤の付与の方法としては、原料を仕込む際に
同時に耐光剤を仕込む方法、段階的または一定昇温速度
で温度を上げて反応させている任意の時点で耐光剤を添
加する方法、また、重合反応終了時に耐光剤を添加する
方法が好ましい。
【0028】ポリベンザゾールのドープの洗浄段階また
は乾燥工程前での耐光剤の付与の方法としては、水また
は有機溶媒に耐光剤を溶解し、または耐光剤の還元体を
含むアルカリ水溶液にドープ、フィラメントまたはフィ
ルムを浸漬する方法等を採用することができる。なお剛
直な構造となった後加工段階での付与の方法としては、
水に不溶の耐光剤を有機溶媒に溶解し、マルチフィラメ
ント、ステープル、ファブリック等を浸漬し、後に水洗
浄して溶媒だけを除き、表面及びダメージを受けて形成
したキンクバンド内部に耐光剤を析出させる方法、アル
カリ溶液に溶解する耐光剤をアルカリ水溶液に溶解し、
マルチフィラメント、ステープル、ファブリック、フィ
ルムを浸漬し、後に水もしくは弱酸(例えば酢酸)で洗
浄し、キンクバンド内部及び表面に耐光剤を析出させる
方法、耐光剤を還元しアルカリ水溶液に溶解し、マルチ
フィラメント、ステープル、ファブリック、フィルムを
浸漬し、後に水もしくは弱酸(例えば酢酸)で洗浄し、
キンクバンド内部及び表面に耐光剤を析出させる方法等
を採用することができる。耐光剤を賦与する場合の浸漬
時間は0.1秒以上、好ましくは1秒以上であれば何秒
でも充分量の耐光剤を賦与することが出来る。また、2
種類以上の耐光剤の同時添加も可能である。
【0029】水洗後、100℃以上、通常300℃以下
で乾燥することにより耐光剤を固定する。熱処理後の引
っ張り強度保持率は、耐光剤を付与していないポリベン
ザゾール成型体に対して80%以上を有し、熱処理によ
るポリマーへの悪影響は少ない。
【0030】繊維内部においての耐光剤化合物の化学的
な存在状態や作用については明確にはわかっていない。
着色による遮光性と、長い共役系をもち、酸化還元電位
の小さい耐光剤の電子供与性あるいはラジカル捕捉性、
あるいはポリマーとの反応、配位による安定化と推定さ
れるが、本発明はこの考察に拘束されるものではない。
【0031】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明を具体的に説明
するが、本発明はもとより下記の実施例によって制限を
受けるものではなく、前後記の主旨に適合し得る範囲で
適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、そ
れらはいずれも本発明の技範囲に含まれる。なお実施例
における各特性値は、以下の方法によって測定した。 1)繊維の耐光性の評価:光暴露の前後での繊維の強度
保持率を測定することで評価した。光暴露試験はアトラ
ス社製水冷キセノンアーク式ウェザーメーター(型式C
i35A)を用いた。金属フレームに繊維を巻き付けて
装置にセットし、内側フィルターガラスに石英、外側フ
ィルターガラスにポロシケート、タイプSを使用し、放
射照度0.35W/m2(at 340nm)、ブラッ
クパネル温度83±3℃、試験糟内湿度50±5%の条
件下にて100時間連続運転を行った。強度保持率は、
光暴露前後の繊維強度をJIS#L1013に準じてテ
ンシロン試験機(A&D社製、型式RTM250)にて
測定し、暴露試験後の繊維強度値を暴露試験前の未耐光
剤処理の繊維強度値で除して求めた。 2)フィルムの耐光性の評価:フィルム状ポリベンザゾ
ールに対してキセノン光照射を行った後、顕微ATR法
により表面の赤外吸収スペクトルを測定した。キセノン
光照射前後に共通の1620cm-1の吸収強度でキセノ
ン光照射後に新たに現れる1680cm-1の吸収強度を
規格化した。
【0032】実施例1 30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が2
5dL/gのポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾー
ル12重量%と五酸化リン含有率88%のポリ燐酸から
成る紡糸ドープを、紡糸温度150℃で孔径160ミク
ロン、孔数340のノズルからフィラメントを適当な位
置で収束させてマルチフィラメントにするように配置さ
れた第1洗浄浴中に押し出した。紡糸ノズルと第1洗浄
浴の間のエアギャップには、より均一な温度でフィラメ
ントが引き伸ばされるようにクエンチチャンバーを設置
し、エアギャップ長は30cmとした。次いで、60℃
の空気中にフィラメントを紡出した。テークアップ速度
を200m/分とし、紡糸延伸倍率を30とし、フィラ
メント径が11.5ミクロン、1.5デニールの繊維を
得た。なおポリベンザゾール繊維中の残留リン酸濃度が
5000ppm以下になるまで水洗した。得られた繊維
を1−アミノアントラキノン3gをメタノール30mL
中で水素化ホウ素ナトリウム2.1gを用いて50℃で
撹拌して還元して得られた浴中に1分間浸し、希酢酸お
よび水で洗浄後、200℃で1分間乾燥した。このよう
にして得られた糸の光暴露試験を行った結果を表1に示
す。
【0033】実施例2 実施例1において1−アミノアントラキノンの代わりに
1,4−ジアミノアントラキノン3.2gを用いた他は
同様にして、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾー
ル繊維を得た。光暴露試験を行った結果を表1に示す。
【0034】実施例3 実施例1において1−アミノアントラキノンの代わりに
1−アミノ−4−ヒドロキシアントラキノン3.2を用
いた他は同様にして、ポリパラフェニレンベンゾビスオ
キサゾール繊維を得た。光暴露試験を行った結果を表1
に示す。
【0035】実施例4 実施例1において1−アミノアントラキノンの代わりに
1,4−ビス(n‐ブチルアミノ)アントラキノン4.
7gを用いた他は同様にして、ポリパラフェニレンベン
ゾビスオキサゾール繊維を得た。光暴露試験を行った結
果を表1に示す。
【0036】実施例5 実施例1において1−アミノアントラキノンの代わりに
1、4−ジアミノー2,3−ジフェニルオキシアントラ
キノン5.7gを用いた他は同様にしてポリパラフェニ
レンベンゾビスオキサゾール繊維を得た。光暴露試験を
行った結果を表1に示す。
【0037】実施例6 実施例1において1−アミノアントラキノンの代わりに
1−アミノ−2−フェニルオキシ−4−ヒドロキシアン
トラキノン4.4gを用いた他は同様にして、ポリパラ
フェニレンベンゾビスオキサゾール繊維を得た。光暴露
試験を行った結果を表1に示す。
【0038】実施例7 実施例1において1−アミノアントラキノンの代わりに
1−アミノ−2−ブロモ−4−ヒドロキシアントラキノ
ン4.3gを用いた他は同様にして、ポリパラフェニレ
ンベンゾビスオキサゾール繊維を得た。光暴露試験を行
った結果を表1に示す。
【0039】実施例8 実施例6において水素化ホウ素ナトリウムおよびメタノ
ールの代わりにハイドロサルファイト11.7g、5%
水酸化ナトリウム水溶液30mlを用いた他は同様にし
てポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維を得
た。光暴露試験を行った結果を表1に示す。
【0040】実施例9 実施例8において1−アミノ−2−フェニルオキシ−4
−ヒドロキシアントラキノンの代わりに1、4−ジアミ
ノー2,3−ジフェニルオキシアントラキノン5.7g
を用いた他は同様にしてポリパラフェニレンベンゾビス
オキサゾール繊維を得た。光暴露試験を行った結果を表
1に示した。
【0041】実施例10 実施例8において1−アミノ−2−フェニルオキシ−4
−ヒドロキシアントラキノンの代わりに1‐アミノー2
‐ブロモー4−ヒドロキシアントラキノン4.3gを用
いた他は同様にしてポリパラフェニレンベンゾビスオキ
サゾール繊維を得た。光暴露試験を行った結果を表1に
示す。
【0042】実施例11 実施例8において1−アミノ−2−フェニルオキシ−4
−ヒドロキシアントラキノンの代わりに1、4−ジアミ
ノー2,3−ジクロロアントラキノン4.2gを用いた
他は同様にしてポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾ
ール繊維を得た。光暴露試験を行った結果を表1に示
す。
【0043】実施例12 実施例8においてポリパラフェニレンベンゾビスオキサ
ゾールの代わりにポリパラフェニレンベンゾビスチアゾ
ールを用いた他は同様にしてポリパラフェニレンベンゾ
ビスチアゾール繊維を得た。この繊維の光暴露試験を行
った結果を表1に示す。
【0044】実施例13 実施例8においてポリパラフェニレンベンゾビスオキサ
ゾールの代わりにポリメタフェニレンベンゾビスチアゾ
ールを用いた他は同様にしてポリメタフェニレンベンゾ
ビスチアゾール繊維を得た。この繊維の光暴露試験を行
った結果を表1に示す。
【0045】実施例14 実施例8においてポリパラフェニレンベンゾビスオキサ
ゾールの代わりにポリ(2,5−ベンゾオキサゾール)
を用いた他は同様にしてポリ(2,5−ベンゾオキサゾ
ール)繊維を得た。この繊維の光暴露試験を行った結果
を表1に示す。
【0046】実施例15 実施例8においてポリパラフェニレンベンゾビスオキサ
ゾールの代わりにポリ(2,6−ベンゾチアゾール)を
用いた他は同様にしてポリ(2,6−ベンゾチアゾー
ル)繊維を得た。この繊維の光暴露試験を行った結果を
表1に示す。
【0047】比較例1 30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が2
5dL/gのポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾー
ル12重量%と五酸化リン含有率88%のポリ燐酸から
成る紡糸ドープを前述の方法により紡糸した。この糸を
水で洗浄後、200℃で1分間乾燥した。このようにし
て得られた糸の光暴露試験を行った結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】実施例16 30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が2
5dL/gのポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾー
ル12重量%と五酸化リン含有率88%のポリ燐酸から
成るドープを、ポリベンザゾールのリン酸溶液(ポリマ
ードープ)を調製後、ヒートプレス機で200℃、15
0kg/cm2の条件下でテフロン(登録商標)シート
に挟んだ状態でプレスした。その後、シートを残留リン
酸濃度が5000ppm以下になるまで水洗して、フィ
ルムを得た。得られたフィルムを1−アミノアントラキ
ノン3gをメタノール30mL中で水素化ホウ素ナトリ
ウム2.1gを用いて50℃で撹拌して還元して得られ
た浴中に1分間浸し、希酢酸および水で洗浄後、200
℃で1分間乾燥した。このようにして得られたフィルム
の光暴露試験を行った結果を表2に示す。
【0050】実施例17 実施例16において1−アミノアントラキノンの代わり
に1,4−ジアミノアントラキノン3.2gを用いた他
は実施例16と同様にして、ポリパラフェニレンベンゾ
ビスオキサゾールのフィルムを得た。このフィルムの光
暴露試験を行った結果を表2に示す。
【0051】実施例18 実施例16において1−アミノアントラキノンの代わり
に1,4−ジアミノー2,3−ジフェニルオキシアント
ラキノン5.7gを用いた他は実施例16と同様にし
て、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールのフィ
ルムを得た。このフィルムの光暴露試験を行った結果を
表2に示す。
【0052】実施例19 実施例16において1−アミノアントラキノンの代わり
に1−アミノー2−フェニルオキシー4−ヒドロキシア
ントラキノン4.4gを用いた他は実施例16と同様に
して、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾールのフ
ィルムを得た。このフィルムの光暴露試験を行った結果
を表2に示す。
【0053】実施例20 実施例16においてポリパラフェニレンベンゾビスオキ
サゾールの代わりにポリパラフェニレンベンゾビスチア
ゾールを用いた他は実施例16と同様にして、ポリパラ
フェニレンベンゾビスチアゾールのフィルムを得た。こ
のフィルムの光暴露試験を行った結果を表2に示す。
【0054】実施例21 ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール12重量%
と五酸化リン含有率88%のポリ燐酸から成るドープを
前述の方法によりフィルム状にした。このフィルム状物
質を1−アミノアントラキノン3gを5%水酸化ナトリ
ウム水溶液30mlを用いて50℃で撹拌し還元して得
られた浴中に1分間浸し、希酢酸および水で洗浄後、2
00℃で1分間乾燥した。このようにして得られたフィ
ルムの光暴露試験を行った結果を表2に示す。
【0055】実施例22 実施例21において1−アミノアントラキノンの代わり
に1,4−ジアミノー2,3−ジフェニルオキシアント
ラキノン5.7gを用いた他は同様にしてポリパラフェ
ニレンベンゾビスオキサゾールのフィルムを得た。この
フィルムの光暴露試験を行った結果を表2に示す。
【0056】実施例23 実施例21において1−アミノアントラキノンの代わり
に1−アミノー2−フェニルオキシー4−ヒドロキシア
ントラキノン4.4gを用いた他は同様にしてポリパラ
フェニレンベンゾビスオキサゾールのフィルムを得た。
このフィルムの光暴露試験を行った結果を表2に示す。
【0057】実施例24 実施例21において1−アミノアントラキノンの代わり
に1、4−ビス(メチルアミノ)アントラキノン3.6
gを用いた他は同様にしてポリパラフェニレンベンゾビ
スオキサゾールのフィルムを得た。このフィルムの光暴
露試験を行った結果を表2に示す。
【0058】実施例25 実施例21において1−アミノアントラキノンの代わり
に1、4−ビス(p−トルイジノ)アントラキノンを用
いたほかは同様にしてポリパラフェニレンベンゾビスオ
キサゾールのフィルムを得た。このフィルムの光暴露試
験を行った結果を表2に示す。
【0059】比較例2 30℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が2
5dL/gのポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾー
ル12重量%と五酸化リン含有率88%のポリ燐酸から
成るドープを前述の方法によりフィルム状にした。水で
洗浄後、200℃で1分間乾燥した。このようにして得
られたフィルムの光暴露試験を行った結果を表2に示
す。
【0060】
【表2】
【0061】表1、2より明らかなように、構造式
[1]で表される化合物が付与されたポリベンザゾール
繊維およびフィルムは、酸化が抑制されていることが判
る。
【0062】
【発明の効果】以上かかる構成よりなる本発明組成物、
繊維およびフィルムは、前記表1、2からも明らかなよ
うに、長時間太陽光に晒された後も酸化が少ないため、
その利用分野を飛躍的に拡大することができ、産業界に
寄与すること大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 13/335 D06M 13/335 // D06M 101:16 Fターム(参考) 4F071 AA60 AC07 AE05 AF57 AG06 AG07 AH19 BB06 BB07 BB08 BC01 4J002 CM031 EN096 FD046 GK01 4J043 RA52 RA57 YB04 YB13 YB21 YB32 ZA14 ZB04 ZB51 ZB53 4L033 AA06 AB01 AC15 BA11 BA57 DA00 DA02 4L035 BB02 BB07 BB22 BB91 EE07 FF01 JJ21 MD06 MD07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリベンザゾールに、下記構造式[1]で
    示されるアントラキノン化合物が1種類以上含有されて
    いることを特徴とする耐光性ポリベンザゾール組成物。 【化1】 (ただし、R1、R2、R4〜R7はそれぞれ独立に、水素
    原子、アミノ基、ヒドロキシル基、アリルオキシ基、ハ
    ロゲン原子を表す。R3は水素原子、アミノ基、置換ア
    ミノ基、ヒドロキシル基、アリルオキシ基、ハロゲン原
    子、アミノフェニル基を表す。R8は水素原子、炭素数
    1〜8のアルキル基、アリル基、置換アリル基を表
    す。)
  2. 【請求項2】構造式[1]で示されるアントラキノン化
    合物の含有量がポリベンザゾールドープに対して0.0
    1〜15重量%である請求項1記載の耐光性ポリベンザ
    ゾール組成物。
  3. 【請求項3】構造式[1]で示されるアントラキノン化
    合物をアルコール中で水素化ホウ素ナトリウムまたはア
    ルカリ水溶液中でハイドロサルファイトを用いて還元
    し、ポリベンザゾールに付与した後、酸化発色させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の耐光性ポリベンザゾール
    組成物。
  4. 【請求項4】請求項1記載のポリベンザゾール組成物を
    成形して得られる耐光性ポリベンザゾール繊維。
  5. 【請求項5】請求項1記載のポリベンザゾール組成物を
    成形して得られる耐光性ポリベンザゾールフィルム。
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