JP2000516546A - ポリエステルフィルム - Google Patents

ポリエステルフィルム

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Abstract

(57)【要約】 2.0を超える光学密度をもつ不透明第1層と、白色第2層を有するポリエステルフィルム。不透明第1層は好ましくはカーボンブラックを含有する。このフィルムは特に写真シートの基材に適する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリエステルフィルム 本発明はポリエステルフィルムに関し、詳細には写真フィルム用に適した不透 明ポリエステルフィルムに関する。 インスタント写真技術の開発により、完成した写真を即座に作製することが可 能になり、インスタント写真技術はプロカメラマン、アマ写真家に双方にとって 同様に強力な記録媒体となった。インスタント写真は例えばパスポートなどの証 明の目的、工業および業務用途、医療や科学分野など広範囲に応用されている。 インスタント写真では感光シートと、その中に陽画像が形成される受像または プリントシートの2種類のシートが用いられる。反応薬システムが用いられ、シ ールされたパッドから放出される反応薬が2枚のシート間に拡散し、薄い層を形 成し、感光シートの感光性の層(または複数の層)中に像を生じ、また受像シー トの受像層中に最終の陽画像を生ずるように働く。一連の補完する陽画像および 陰画像が形成されてもよく、その少なくとも1つは転写段階の出発点として働き 、受像層中に最終の陽画像を生ずる。 インスタント写真システムには、剥離−分離型および一体型として知られる2 つの主要なタイプがある。剥離−分離システムでは、処理工程の始めに反応薬が 拡散されるときは感光シートと受像シートは貼り合わせられている。次いでシー トを剥がして処理が終了し、像が見られるようになる。一体型システムでは感光 シートと受像シートは単一のユニットとして始めから固定されている。受像層が 2枚のシートの内面に配置され、その少なくとも1枚は透明である。像は通常、 フィルムユニット内の反射性白色顔料の層を背景に透明シートを通して見ること ができる。 剥離−分離システムでは通常、樹脂を塗布したペーパーが受像シートとして用 いられる。ペーパーは通常、好ましくない光の透過を妨げるための灰色か黒色の 層と、形成された像を反射するための白色の層を有する。しかしペーパーが天然 繊維を含むと、完成した画像の粒子が粗く、また色の不均一な分布となる。この ため画像の品質の改良された受像シートが求められている。加えてペーパーは引 っ張り特性が相対的に劣っており、相対的に厚いペーパーを使わねばならず、イ ンスタントカメラの1つの写真フィルムカセットに収納できるシートの枚数が制 約されることになる。 ポリエステルフィルムは写真用途に広範囲に用いられてきた。白色のポリエス テルフィルムは従来から写真プリントの製作に用いられている。残念ながら在来 の白色ポリエステルフィルムは不透明度が比較的劣っており、若干の光線が通過 する。フィルムの不透明度はホワイトニング剤および乳白剤の濃度を増すことに より、すなわちフィルム中に存在するフィラーまたはフィルム厚を増すことによ り改良できる。しかしフィルム中に取り込むことのできるフィラーの量には事実 上限界があり、フィルム厚を増すことはそれに応じてフィルムコストを上げ、そ の意図する用途に適さないものになる。 我々はこのたび前述の問題の少なくとも1つを軽減し、あるいは克服したポリ エステルフィルムを考案した。 すなわち本発明は、2.0を超える光学密度を有する不透明第1層と、白色第 2層とを備えたポリエステルフィルムを提供する。 本発明はまた、2.0を超える光学密度を有する不透明第1層を形成し、その 1面に白色第2層を貼付することを含むポリエステルフィルムの製造方法を提供 する。 本発明はさらに、2.0を超える光学密度を有する不透明第1層と、白色第2 層とを備えたポリエステルフィルムのインスタント写真技術への使用を提供する 。 本発明はさらに、2.0を超える光学密度を有する不透明第1層と、白色第2 層とを備えたポリエステルフィルムを含む写真用シートを提供する。 本発明におけるポリエステルフィルムの不透明第1層および/または白色第2 層は、合成線状ポリエステルなどのどのようなフィルム形成性のポリエステル材 料から作られてもよく、合成線状ポリエステルは少なくとも1種類のジカルボン 酸類、あるいはそれらの低級アルキル(炭素数6個まで)ジエステル類、例えば テレフタル酸、フタル酸、2,5−、2,6−、または2,7−ナフタレンジカ ルボン酸、コハク酸、セバシン酸、アジピン酸、アゼライン酸、4,4’−ジフ ェ ニルジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、1,2−ビス−(p−カルボキ シ)フェノキシエタン(任意選択でピバル酸などのモノカルボン酸)を、少なく とも1種類のグリコール類、具体的には脂肪族グリコール、例えばエチレングリ コール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ リコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールと縮合することにより得ること ができる。好ましくはポリエチレンテレフタレートまたはポリエチレンナフタレ ートフィルムである。特に好ましくは、例えばGB−A−838,708に記載 されているように、通常70〜125℃の温度範囲で互いに直角な2方向に逐次 延伸することによって二軸配向し、好ましくは、通常150〜250℃の温度範 囲でヒートセットしたポリエチレンテレフタレートフィルムである。 本発明の好ましい実施形態では、ポリエステルフィルムの不透明第1層と白色 第2層は同一のポリエステルを含み、さらに好ましくはポリエチレンテレフタレ ートまたはポリエチレンナフタレート、特にポリエチレンテレフタレートである 。また、好ましくは第1層および/または第2層は、結晶性および/または半結 晶性ポリエステル材料を含有する。 本発明によるポリエステルフィルムの不透明第1層および/または白色第2層 は一軸配向でもよいが、好ましくは機械的、物理的特性において満足しうる組み 合わせを得るためには、フィルムの平面で2つの互いに直角な方向に延伸するこ とによって二軸配向する。フィルムを形成するには当業界ですでに周知の配向ポ リエステルフィルムの製造方法、例えばチューブラ法あるいはフラットフィルム 法を用いてもよい。 チューブラ法は、熱可塑性ポリエステルチューブを押し出し、続いて冷却し、 再加熱し、次いで内部ガス圧で膨張させて横方向の配向を生じさせ、かつ一定の 比率で延伸して長手方向の配向を生じさせることにより同時二軸配向が行われる 。 フラットフィルム法は、好ましくはフィルム形成性ポリエステルをスロットダ イを通して押し出し、チルドキャストドラム上で急速冷却することにより、ポリ エステルを非晶状態で確実に冷却する。次いで冷却した押出し物を少なくとも一 方向にポリエステルのガラス転移温度を超える温度で延伸することにより配向が 行われる。連続配向は、偏平な冷却した押出し物をまず一方向、通常は長手方向 すなわちフィルム延伸機を通って前方に延伸し、次いで横方向に延伸することに より行われる。押出し物を前方に向かって延伸するには、1組の回転ロール上、 または2対のニップロール間で延伸し、次いでステンタ装置を用いて横方向に延 伸するのが便利である。延伸はフィルム形成性ポリエステルの性質によって決ま る限度まで行われ、例えばポリエチレンテレフタレートは通常、配向フィルムの 寸法が延伸方向またはそれぞれの方向において原寸法に対して2〜5倍、さらに 好ましくは2.5〜4.5倍になるように延伸する。 延伸フィルムは好ましくはフィルム形成性ポリエステルのガラス転移温度を超 える、しかしその融点より低い温度で寸法を拘束してヒートセットを行うことに よりポリエステルを結晶化し、寸法安定化する。 本発明によるポリエステルフィルムを形成するには従来の技法、例えば予備成 形した不透明第1層と予備成形した白色第2層を積層することにより、または第 1層を予備成形した第2層上に注型することにより、またはその逆の方法により 行ってもよい。しかし本発明によるコンポジットポリエステルを形成するには共 押出成形、好ましくは2層(第1/第2)の共押出しにより行うのが便利であり 、マルチオリフィスダイの独立したオリフィスを通して個々のフィルム形成層を 同時に共押出しし、その後にまだ溶融している層を一体化するか、あるいは好ま しくはそれぞれのポリエステルの溶融流をまずダイマニフォールドに通じるチャ ンネル中で合流させ、その後相互に混ざることなく流線形の流れ条件のもとでダ イオリフィスから共押出しし、コンポジットポリエステルフィルムを製造するか いずれかにより行う。 第1層は不透明であり、それは本明細書記載の方法で測定した透過光学密度( TOD、Transmission Optical Density)が2.0を超える、好ましくは2.5 〜10、さらに好ましくは3.0〜7.0、さらに好ましくは3.5〜6.0、 特に4.5〜5.5の範囲にあることを意味する。前述のTODの範囲は特に2 0μm厚の第1層に適用される。第1層はその中にカーボンブラックまたはアル ミニウム粉末のような金属フィラーなどの乳白剤の有効量を取り込むことにより 不透明化するのが便利である。カーボンブラックは特に好ましい乳白剤であり、 特にファーネスタイプのカーボンブラックとして知られているものが好ましい。 不透明第1層は乳白剤を、第1層ポリエステル重量を基準に好ましくは0.0 5〜10重量%、さらに好ましくは1〜7重量%、さらに好ましくは2〜6重量 %、特に3〜5重量%含有する。乳白剤、好ましくはカーボンブラックの平均粒 径は0.005〜10μm、さらに好ましくは0.01〜1.5μm、さらに好 ましくは0.015〜0.1μm、特に0.02〜0.05μmの範囲にあるも のが適している。 乳白剤は好ましくは本明細書に記載の方法で測定したBET表面積が20〜3 00m2gm-1、さらに好ましくは50〜200m2gm-1、特に110〜160 m2gm-1の範囲にある。 不透明第1層は灰色あるいは好ましくは黒色が適しており、さらに好ましくは その外面のCIE実験室カラー等位(CIE laboratory colour co-ordinate )のL*値が10〜60、さらに好ましくは15〜50、さらに好ましくは20 〜40、特に25〜35の範囲を示す。 本発明の一実施形態では、これに加えて不透明第1層は下記に述べる少なくと も1種類のホワイトニング剤を含む。不透明第1層は白色外層中に存在するもの と同じホワイトニング剤を含むことが好ましく、すなわち不透明第1層と白色第 2層は好ましくは少なくとも1種類の共通のホワイトニング剤、好ましくは硫酸 バリウムを含む。第1層は、好ましくは第2層に存在するものと同一のホワイト ニング剤のその重量に対して5〜95重量%、さらに好ましくは10〜70重量 %、さらに好ましくは20〜50重量%、特に25〜35重量%の範囲のホワイ トニング剤、好ましくは硫酸バリウムを含有する。 不透明第1層の厚さは好ましくは5〜150μm、より好ましくは10〜10 0μm、さらに好ましくは12〜50μm、特に14〜25μmの範囲である。 白色第2層は好ましくは透過光学密度(TOD)が0.4〜1.75、より好 ましくは0.6〜1.3、さらに好ましくは0.7〜1.1、特に0.8〜1. 0の範囲を示す。前述のTODの範囲は特に60μm厚の第2層に適用される。 第2層はその中に有効量のホワイトニング剤を取り込むことによって白色にする のが便利である。適切なホワイトニング剤には粒状の無機フィラー、不相溶樹脂 フィラー、あるいはそれら2種類以上のフィラーの混合物がある。 白色第2層を作製するために適切な粒状の無機フィラーには一般的な無機顔料 およびフィラー、特にアルミナ、シリカ、チタニアなどの金属および半金属の酸 化物、カルシウムおよびバリウムの炭酸塩や硫酸塩などのアルカリ金属塩がある 。適切な無機フィラーは、均質であり、二酸化チタン単独または硫酸バリウム単 独など単独のフィラー材料または化合物からなる。別法では少なくともフィラー の一部が不均質であり、添加される変性成分を主要フィラー材料と混ぜ合わせる 。例えば主要フィラー粒子を、顔料、セッケン、界面活性剤、カップリング剤、 またはフィラーと第2層ポリマーの相溶性を増し、あるいは変えることのできる 他の表面変性剤で処理してもよい。 適切な粒状の無機フィラーは非ボイドタイプまたはボイドタイプのいずれでも よく、すなわちこのボイドとは少なくとも一部に不連続の独立セルを備えたセル 構造を含むことを意味している。硫酸バリウムは結果としてボイドが形成される フィラーの例である。二酸化チタンはボイドタイプあるいは非ボイドタイプのい ずれでもよく、採用される個々の二酸化チタンのタイプによる。本発明の好まし い実施形態では、白色第2層は二酸化チタンまたは硫酸バリウム、および特にそ の混合物を含む。 白色第2層に取り込まれる無機フィラーの量は、望ましくは第2層ポリエステ ル重量を基準にして5重量%以上で60重量%を超えない。特に白色度の満足し うるレベルは、フィラー濃度が第2層ポリエステル重量を基準にして好ましくは 10〜55重量%、さらに好ましくは15〜50重量%、さらに好ましくは20 〜45重量%、特に25〜35重量%の範囲である。本発明の特に好ましい実施 形態では、第2層は二酸化チタン粒子と硫酸バリウム粒子の混合物を含み、好ま しくはその重量比が3〜0.3:1、さらに好ましくは2〜0.5:1、さらに 好ましくは1.5〜0.7:1、特に1.1〜0.9:1で加える。 二酸化チタンフィラー粒子はアナタース型またはルチル型のいずれの結晶形態 であってもよい。二酸化チタン粒子は好ましくは大部分がアナタース型であり、 さらに好ましくはアナタース型を少なくとも60重量%、さらに好ましくは少な くとも80重量%、特におよそ100重量%含む。粒子は塩化物法、好ましくは 硫酸塩法など標準的な手順により調製することができる。 本発明の1つの実施形態では、二酸化チタン粒子を好ましくはアルミニウム、 ケイ素、亜鉛、マグネシウム、またはその混合物などの無機酸化物でコートする 。これに加えて好ましくはコーティング材は脂肪酸、好ましくはアルカノール類 などの有機化合物を含み、このアルカノール類には8〜30個、好ましくは12 〜24個の炭素原子をもつものが適している。ポリジメチルシロキサンまたはポ リメチルヒドロゲンシロキサンなどのポリジオルガノシロキサン類およびポリオ ルガノヒドロゲンシロキサン類は適切な有機化合物である。 コーティング材を二酸化チタン粒子に塗布するには水懸濁液中で行うのが適当 である。無機酸化物は、アルミン酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、水酸化アル ミニウム、硝酸アルミニウム、ケイ酸またはケイ酸ナトリウムなどの水溶性化合 物から水懸濁液中に沈澱する。 個々の、または主な二酸化チタン粒子は、電子顕微鏡による測定で0.05〜 0.4μm、好ましくは0.1〜0.3μm、さらに好ましくは0.2〜0.2 5μmの範囲の平均結晶サイズを有するものが適している。本発明の好ましい実 施形態では、主な二酸化チタン粒子は凝集して多数の酸化チタン粒子を含んだク ラスタまたは凝集塊を形成する。主な二酸化チタン粒子の凝集過程は、二酸化チ タンの実際の合成中、および/またはポリエステルの製造工程中、および/また はポリエステルフィルムの製造工程中で起こってもよい。 無機フィラーには凝集した二酸化チタンおよび/または硫酸バリウムが適して おり、好ましくは体積分布メジアン粒径(全粒子の体積の50%に相当する相当 球径であり、体積%と粒子径の関係を表す累積分布曲線から読みとられ、「D( v,0.5)」値として示すことが多い)が0.1〜1.5μm、さらに好まし くは0.2〜1.2μm、さらに好ましくは0.4〜1.0μm、特に0.6〜 0.9μmの範囲にある。 本発明による白色第2層中に取り込まれるフィラー粒子は、実際には1つでも 粒度が20μmを超えないことが好ましい。この粒度を超す粒子は当業界では周 知のふるい工程で取り除いてもよい。しかし、ふるい操作は所定の粒度を超す全 粒子を取り除くには全体としては常に成功するとは限らない。従って実際には粒 子数の99.9%の粒度は20μmを超えない。最も好ましくは粒子の99.9 % の粒度が10μmを超えない。フィラー粒子の好ましくは少なくとも90%、さ らに好ましくは少なくとも95%が体積分布メジアン粒径±0.5μm、特に± 0.3μmの範囲にある。 本明細書に記載のフィラー粒子の粒度は、電子顕微鏡、クールター計数器、沈 降分析、および静的または動的光散乱により測定される。好ましくはレーザ光回 折に基づく手法による。メジアン粒度は、所定の粒度より小さい粒子の体積の百 分率を表す。累積分布曲線を描き、50番目の百分位数を測定することにより決 定される。フィラー粒子の体積分布メジアン粒径は、高せん断型(例えばChemco ll)ミキサを用いてフィラーをエチレングリコール中に分散させたのちにMalver n Instruments Mastersizer MS15 Particle Sizerを用いて測定するのが適切で ある。 「不相溶樹脂」とは白色第2層が押出し加工の間に遭遇する最も高い温度で溶 融しないか、事実上ポリエステルと混和しない樹脂を意味する。このようなポリ エステルフィルム中に取り込まれる樹脂には、ポリアミド類とオレフィンポリマ -類、具体的には分子中に6個までの炭素原子を含むモノ−α−オレフィンのホ モまたはコポリマーがある。特にポリエチレンテレフタレートの第2層に取り込 むのに好ましい材料には低密度および高密度ホモポリマーなどのオレフィンポリ マー、具体的にはポリエチレン、ポプロピレン、またはポリ−4−メチルペンテ ン−1とオレフィンのコポリマー、具体的にはエチレン−プロピレンコポリマー 、あるいはそれらの混合物がある。ランダムブロックコポリマーまたはグラフト コポリマーを用いてもよい。 白色第2層中の前記のオレフィンポリマーの分散性は所望する特性を得るには 不十分かも知れない。そのため好ましくは分散剤がオレフィンポリマーの柔軟剤 とともに加えられる。便利な分散剤にはカルボキシル化ポリオレフィン、具体的 にはカルボキシル化ポリエチレンが含まれる。適切なカルボキシル化ポリオレフ ィンは、ブルックフィールド粘度(140℃)が150〜100000cps( 好ましくは150〜50000cps)の範囲にあり、酸価が5〜200mgK OH/g(好ましくは5〜50mgKOH/g)の範囲にあるものが含まれる。 酸価は1gのポリマーを中和するのに必要なKOHのmg数である。 分散剤の量は、必要とされる程度の分散性が得られるように選定されるが、オ レフィンポリマーの重量を基準にして0.05〜50重量%、好ましくは0.5 〜20重量%の範囲が便利である。 白色第2層中の不相溶樹脂フィラーの量は、好ましくは第2層ポリエステルの 重量を基準にして2〜30重量%、さらに好ましくは3〜20重量%、さらに好 ましくは4〜15重量%、特に5〜10重量%である。 本発明の1つの実施形態では、白色第2層には光学光沢剤が含まれる。光学光 沢剤はポリマーまたはポリマーフィルムのいずれかの製造段階で含有させてもよ い。好ましくは光学光沢剤はグリコールに加えるか、あるいは別の方法ではその 後ポリエステルフィルムの形成前のポリエステルに、例えば押出し中に射出する ことによって添加する。光学光沢剤は、好ましくは第2層ポリエステルの重量に 対して50〜1500ppm、さらに好ましくは100〜1000ppm、さら に好ましくは200〜600ppm、特に250〜350ppmの範囲の量を加 える。適切な光学光沢剤には、商品名「Uvitex」MES、「Uvitex」OB、「Leucopu r」EGM、「Eastobrite」OB−1で市販されているものが含まれる。 不透明第1層および/または白色第2層の組成物の成分は従来の方法で混合し てもよい。例えば単量体反応物を混合することによってポリエステルを誘導し、 あるいは各成分をタンブルまたはドライブレンドにより、または押出機中で化合 させることによりポリエステルと混合してもよく、続いて冷却し、通常はグラニ ュールまたはチップに細断する。別の方法でマスターバッチの技術を用いてもよ い。 本発明によるポリエステルフィルムは、好ましくは2.5%を超る、さらに好 ましくは50%を超えない変形指数(DI、Deformation Index)を示す。ポリ エステルフィルムは好ましくは3.5〜20%、さらに好ましくは4.0〜10 %、特に5〜7%の範囲のDIを示す。DIは本明細書に記載の試験手順により 、フィルムに200℃の温度でフィルムシートの平面に垂直に2Mpaの圧力を 掛けたときに観察される、フィルムの初めの厚さに対する百分率として表される 。前述の好ましい範囲のDIを有するポリエステルフィルムは特にエンボシング に適している。 白色第2層の外面は、好ましくはDIN67530に基づきDr Lange Reflect ometer REF03を用いて測定した85°光沢度が40〜70%、さらに好ましくは 45〜65%、さらに好ましくは50〜60%、特に52〜57%を示す。 白色第2層の外面は、好ましくは0.9×1.2mmの視野をもつWyko Optical Profilerを用いて測定した自乗平均表面粗さ(Rq) が100〜1000nm、さらに好ましくは120〜700nm、さらに好まし くは130〜600nm、特に150〜500nmを示す。 白色第2層の外面は、好ましくは本明細書に記載の方法で測定した次のL*、 a*、b*に対するCIE実験室カラー等位値を有する。L*値は85を超える、 好ましくは90〜100、さらに好ましくは93〜99、特に95〜98の範囲 にあるものが適している。a*値は好ましくは−2〜3、さらに好ましくは−1 〜2、さらに好ましくは0〜1.5、特に0.3〜0.9である。b*値は好ま しくは−10〜0、さらに好ましくは−10〜−3、さらに好ましくは−9〜− 5、特に−8〜−7である。 カラー等位値は、ブルーおよび/またはマゼンタ染料などの適切な染料(の幾 つか)を白色第2層のフィルムを形成するポリエステルに加えることによって変 性してもよい。例えばブルー染料は、好ましくは第2層のポリエステル重量に対 して10〜1000ppm、好ましくは30〜500ppm、さらに好ましくは 50〜200ppm、特に100〜150ppmの範囲の濃度で用いてもよい。 別の方法ではこれに加えてマゼンタ染料を、好ましくは第2層のポリエステル重 量に対して2〜200ppm、さらに好ましくは4〜100ppm、さらに好ま しくは7〜50ppm、特に10〜15ppmの範囲の濃度で用いる。 白色第2層の外面は、好ましくは本明細書に記載の方法で測定した白色度が8 0〜120単位、さらに好ましくは85〜110単位、さらに好ましくは90〜 105単位、特に95〜100単位の範囲にある。 ポリエステルフィルムは、透過光学密度(TOD)が好ましくは3.0〜10 、さらに好ましくは3.5〜8.0、さらに好ましくは4.0〜7.0、特に5 .0〜6.0の範囲にある。 白色第2層の厚さは、好ましくは10〜200μm、さらに好ましくは20〜 150μm、さらに好ましくは40〜100μm、特に50〜70μmの範囲に ある。 本発明によるポリエステルフィルムの全体の厚さは、好ましくは15〜350 μm、さらに好ましくは30〜250μm、さらに好ましくは50〜100μm 、特に70〜90μmの範囲にある。不透明第1層の厚さは、好ましくはポリエ ステルフィルムの厚さの5〜60%、さらに好ましくは5〜40%、さらに好ま しくは10〜30%、特に15〜25%の範囲にある。 好ましい実施形態では、本発明によるポリエステルフィルムの少なくとも一方 の外面、好ましくは白色第2層の表面は被着剤あるいはプライマ層でコートされ 、続いて貼付される層の接着を改良する。適切なプライマ層の材料にはアクリル 樹脂類、共重合ポリエステル類、スチレンコポリマー類、アクリルコポリマー類 、官能化ポリオレフィン類、ポリビニルアルコール、ポリアリルアミン、および ニトロセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースのようなセ ルロース材料などのフィルム形成性ポリマー樹脂がある。前述のポリマー樹脂の ブレンドあるいは混合物を用いてもよい。 特に好ましいプライマ層は、スチレンおよび/またはスチレン誘導体を含むホ モポリマーおよび/またはコポリマーを含有する。スチレンコポリマーは、スチ レンおよび/またはスチレン誘導体と共重合可能な他の少なくとも1種類の不飽 和のエチレン結合をもつコモノマーを含有する。プライマ層のポリマーの製造に 適したスチレン誘導体には、好ましくはクロロスチレン、ヒドロキシスチレン、 および1〜10個の炭素原子を含むアルキル基を含むアルキル化スチレン類があ る。一般にスチレンモノマーおよび/またはスチレン誘導体モノマーのコポリマ ーに対するモル比は好ましくは25モル%を超えるべきである。 満足しうる特性の組み合わせは、スチレンおよび/またはスチレン誘導体が6 0〜90モル%の範囲にある好ましい比率で存在し、ただ2種類のモノマーから 誘導されるコポリマーにより得られることが分かっている。満足し得る特性はス チレンおよび/またはスチレン誘導体を35〜90モル%の範囲で含むターポリ マーにより得られる。 コポリマーに特別な特性を与える場合にはスチレンから誘導されるコモノマー が用いられる。例えばスルホン化スチレン誘導体は帯電防止特性を与える。この ようなコポリマーは上記において特定した有効範囲の他の非スルホン化スチレン および/またはスチレン誘導体を含んでもよい。 スチレンおよび/またはスチレン誘導体のコポリマーは、共重合可能な少なく とも1つの不飽和のエチレン結合をもつコモノマーを含んでもよい。適切なコモ ノマーは、アクリルおよびメタクリル酸類、そのエステル類、ならびにアミド類 などの不飽和カルボン酸類から選択され、これらには例えばメチル、エチル、プ ロピル、イソプロピル、ブチル、ヘキシル、ヘプチル、n−オクチル、あるいは 2−エチルヘキシルなどの10個までの炭素原子を含むアルキル基を備えたアル キルエステル類と、ブタジエンと、アクリロニトリルと、酢酸ビニル、クロロ酢 酸ビニル、安息香酸ビニル、ビニルピリジン、あるいは塩化ビニルなどのビニル エステル類と、塩化ビニリデンと、マレイン酸およびその無水物と、イタコン酸 およびその無水物とが含まれる。好ましいコポリマーはブタジエン、アクリル酸 ブチル、および/またはイタコン酸から形成される。スチレンを少なくとも50 モル%、好ましくは60モル%含むコポリマーが特に有用である。 プライマ層は通常の添加剤、例えば、部分的に加水分解し、任意選択で塩素化 フェノールを混和した酢酸ビニル/塩化ビニルコポリマーなどの接着促進剤、ス リップ、あるいは帯電防止剤を含んでもよい。 プライマ層は、適切な溶剤の分散液または溶液として通常の方法で塗布するこ とができる。必要とすればプライマ層の分散液または溶液は、架橋剤を含んでも よく、架橋剤はプライマ層のポリマーを架橋する機能をもち、それによりポリエ ステルフィルム面との接着を改良する。さらに架橋剤は溶剤の浸入に対する保護 のために内部架橋が可能なものであることが好ましい。適切な架橋成分には、エ ポキシ樹脂、アルキド樹脂、ヘキサメトキシメチルメラミンなどのアミン誘導体 、および/またはアミン、例えばメラミン、ジアジン、ウレア、環状エチレンウ レア、環状プロピレンウレア、チオウレア、環状エチレンチオウレア、アルキル メラミン類、アリルメラミン類、ベンゾグアナミン類、グアナミン類、アルキル グアナミン類、またはアリルグアナミン類と、アルデヒド、例えばホルムアルデ ヒドとの縮合物がある。有用な縮合物にはメラミンとホルムアルデヒドの縮合物 が ある。縮合物は任意選択でアルコキシ化してもよい。架橋剤はプライマ層の組成 物の重量を基準にして25重量%までの量を用いてもよい。 また好ましくは架橋を容易にするために触媒が用いられる。メラミンホルムア ルデヒド架橋の好ましい触媒には塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、チオシ アン酸アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸水 素ジアンモニウム、パラトルエンスルホン酸、塩基と反応させて安定化したマレ イン酸、パラトルエンスルホン酸モルホリニウムがある。 プライマ層のコーティング媒体は、すでに配向したポリエステルフィルムに塗 布してもよい。しかし、プライマ層のコーティング媒体の塗布は、好ましくは延 伸操作の前または延伸操作中に行う。 具体的にはプライマ層のコーティング媒体は、好ましくは二軸延伸操作の2段 階(長手方向と横方向)の間で塗布する。このような延伸とコーティングの順序 はコートされるポリエステルフィルムの製造にとっては特に好ましく、一連の回 転ロール上で好ましくはまず長手方向に延伸し、プライマ層をコートし、次いで ステンタオーブン中で横方向に延伸し、好ましくは続いてヒートセットを行う。 プライマ組成物の塗布処理は、浸漬コーティング、ビーズコーティング、リバ ースローラコーティング、あるいはスロットコーティングなどの周知のいずれの コーティング法でもよい。プライマ層はこれらの操作において好ましくは水分散 液として塗布される。 プライマ層の表面の、例えば火炎処理、イオン衝撃、電子線処理、あるいは好 ましくはコロナ放電による変性はその後に貼付される層の接着を改良するかもし れない。しかし満足な接着を得るための条件としては必須のもではない。 好ましいコロナ放電処理は、好ましくは1〜100kvの電圧、1〜20kw のパワー出力をもつ高周波、高電圧の発生器を備えた通常の装置を用いて空気中 で大気圧のもとで行う。放電は、フィルムを好ましくは1分当たり1.0〜50 0mの線速度をもつ放電ステーションの誘電性の支持ローラ上を通過させること によって行うのが便利である。放電電極は、移動するフィルム表面から0.1〜 10.0mmの位置におく。ホルムアルデヒド/「セロソルブ」の混合物を用い たUnion Carbide標準ぬれ試験法(WC81−3/1964)によ り測定したとき、コロナ放電処理されたプライマ層は処理後のぬれ試験において 56dynescm-1を超える値を示すことがことが好ましく、これに対し未処 理層が示す値は一般に34〜38dynescm-1の範囲にある。この試験にお いては、ある範囲の表面張力をもつ幾つかの液状混合物を、「セロソルブ」(2 −エトキシエタノール)中のホルムアミドの種々の濃縮物を用いて作製し、試験 のために表面に刷毛塗りする。ぬれ試験の値は、その表面に塗布したのち2秒以 内に表面で収縮して小滴とならない最大表面張力を有する液状混合物の表面張力 である。 プライマ層のコーティング重量が0.1〜10mgdm-2の範囲の場合に満足 しうる接着が得られる。好ましいコーティング重量は0.5〜3.0mgdm-2 である。 ポリエステルフィルムの表面上にプライマ層を貼付する前に、望むならばその 露出面を化学的または物理的に表面の変性処理を行って、表面と続いて貼付され るサビング層のポリマーとの間の結合を改良してもよい。処理は好ましくは簡便 さと有効性から言ってコロナ放電で得られた高電圧の電気的ストレスをプライマ フィルムの露出面に与えることによって行う。別の方法では、ポリエステルフィ ルム表面を当業界では周知の薬品で前処理し、表面に溶媒または膨潤作用を与え てもよい。ポリエステルフィルムの処理に特に適したこのような薬品の例には、 共通の有機溶剤に溶かしたハロゲン化フェノール、例えばアセトンまたはメタノ ールに溶かしたp−クロロ−m−クレゾール、2,4−ジクロロフェノール、2 ,4,5−または2,4,6−トリクロロフェノール、あるいは4−クロロレゾ ルシノールがある。 本発明によるポリエステルフィルムの層は、望むならば通常ポリマーフィルム の製造に用いられているどのような添加剤を含んでもよい。すなわち染料、顔料 、ボイド剤、膨潤剤、酸化防止剤、アンチブロッキング剤、界面活性剤、スリッ プ剤、光沢改良剤、分解促進剤、紫外線安定剤、粘度調整剤、分散安定剤などの 薬品が適切に混ぜ合わされる。 本明細書に記載のポリエステルフィルムは、インスタント写真技術用シートを 構成するシートとしての用途に適している。Kirk-Othmer著The Encyclopaedia o f Chemical Technology,Fourth Edition(1993),Vol.9,P.1003〜1048にはインス タント写真技術の基本原理が記載されており、剥離一分離および一体型のインス タント写真シートについて種々のタイプの構造の例が示されている。本発明によ るポリエステルフィルムは、前記参考資料に記載されているいずれのシート構造 を構成シートとして用いてもよい。具体的にはポリエステルフィルムは剥離−分 離インスタント写真技術の受像シートの基材として用いることができる。受像シ ートは白色第2層の表面あるいは白色第2層上のプライマ層の表面に、直接的ま たは間接的に接着している受像層を包含している。一般に受像層は、ポリビニル アルコールなどの適切なポリマー材料と、吸収した画像の染料を固定する働きを する媒染剤を含む。媒染剤にはポリ(4−ビニルピリジン)が適している。受像 シートは、受像層と本発明によるポリマーフィルムの間に水バリア層、酸ポリマ ー層、タイミング層、その他の少なくとも1層の付加層を包含してもよい。これ らの付加層の組成と機能については当業界ではよく知られている。 本発明によるポリエステルフィルムはまた、剥離−分離インスタント写真技術 用感光シートまたは伝統的な写真プリント用感光シートなど、感光性の層を有す る写真用シートの基材として用いることができる。感光性の層は通常、ゼラチン 状のハロゲン化銀の乳濁液の層である。これらの感光性の層の組成は当業界では よく知られている。 本発明を次の図面により説明する。すなわち、 図1は、不透明第1層と白色第2層を有するポリエステルフィルムの尺度のな い概略断面図である。 図2は、不透明第1層を取り除いた白色第2層の表面にプライマ層を加えたフ ィルムを示す、図1と同様の概略図である。 図3は、プライマ層の表面に受像層を加えたフィルムを示す、図2と同様の概 略図である。 図面の図1において、ポリエステルフィルムは、第1層の第1面(3)に接合 した白色層2を有する不透明層(1)を備えている。 加えて図2のフィルムは第2層(2)の第2面(5)にプライマ層(4)を備 えている。 加えて図3のフィルムは、プライマ層(4)の表面(7)に受像層(6)を備 えている。 本明細書においては、ポリエステルフィルムの幾つかの特性を測定するために 次の試験法が用いられる。すなわち、 (i)フィルムの透過光学密度(TOD)は、Macbeth Densitometer TR927(De nt and Woods Ltd,Basingstoke,UKから入手)を用いて透過モードで測定した 。 (ii)白色第2層の外面のカラー等位値L*,a*、b*(CIE(1976)) および白色度は、ASTMD313記載の原理に基づきColorgard System2000、 Model/45(Pacific Scientific製)を用いて測定した。 (iii)変形指数(DI)は、0.785mm2の表面積をもつ試験プローブを備 えた熱機械分析器Perkin Elmer typeTMA7を用いて測定した。ポリエステルフィ ルム試料はTMA7の炉中の試料ホルダに挿入され、選択した温度200℃で平 衡に達するまで置く。プローブに荷重を掛け、熱したフィルム試料の平面に垂直 に0.125Mpaの圧力を与えた。変形がゼロであることを確認した。次いで プローブの荷重を増し、それにより2Mpaの圧力を試料に与えた。増加した荷 重のもとで観察されたプローブの変位量を記録し、変形していない加熱した試料 (0.125Mpaの圧力のもとで)の厚さに対する百分率として表した。前述の 百分率が試験されたフィルムのDIである。この手順を同一フィルムの異なる試 料について4回繰り返し、5個の測定値の平均値を計算した。 さらに本発明を次の実施例において説明する。 実施例1 (i)23nmの平均粒径および150m2gm-1のBET表面積(Micromeri tics ASAP2400(Micromeritics Limited,Dunstable,UK)を用いて多点チッ素 吸着により測定した)を有するファーネスタイプのカーボンブラックを、ポリエ チレンテレフタレートの重量に対して4重量%含むポリエチレンテレフタレート の第1層ポリマーと、(ii)0.7μmの体積分布メジアン粒径をもつアナター ス型二酸化チタンをポリエチレンテレフタレートの重量に対して13重量%、0 .6μmの体積分布メジアン粒径をもつ硫酸バリウムをポリエチレンテレフタレ ートの重量に対して13重量%、ブルー染料の100ppm、マゼンタ 染料の10ppmを含むポリエチレンテレフタレートの第2層ポリマーとの別々 の流れをそれぞれの押出機から、単一のチャンネルをもつ共押出しアセンブリに 供給した。ポリマー層をフィルム−フォーミングダイを通して水冷の回転冷却ド ラム上に押し出し、非晶質の注型コンポジット押出し物を得た。注型押出し物を 約80℃の温度に加熱し、次いで長手方向に前方延伸比2.9:1で延伸した。 フィルムをステンタオーブン中に送り、そこで乾燥し、横方向に始めの寸法のお よそ3.4倍に延伸した。二軸延伸されたポリエステルフィルムを約220℃の 温度でヒートセットした。最終フィルム厚は80μmであった。不透明第1層の 厚さは16μm、白色第2層の厚さは64μmであった。 ポリエステルフィルムは本明細書に記載の試験手順に供せられ、次の特性を示 した。 (i)透過光学密度(TOD)=5.4 (ii)L*=95.36 a*=1.33 b*=−5.65 (3)変形指数(DI)=5.7 このポリエステルフィルムはインスタント写真技術の剥離−分離システム用の 受像フィルム基材に適している。 実施例2 実施例1において、不透明第1層が8重量%のカーボンブラックを含み、白色 第2層が60ppmのブルー染料と5ppmのマゼンタ染料を含むが、二酸化チ タンは含まないという点を除いては実施例1の手順が繰り返された。最終フィル ム厚は100μmであった。不透明第1層は20μm、また白色第2層は80μ mであった。 ポリエステルフィルムは本明細書に記載の試験手順に供せられ、次の特性を示 した。 (i)透過光学密度(TOD)=6.0 (ii)L*=86.8 a*=0.18 b*=−6.14 このポリエステルフィルムもまたインスタント写真技術の剥離−分離システム 用の受像フィルム基材に適している。 実施例3 実施例1において、不透明第1層が、これに加えて5.4重量%の硫酸バリウ ムを含むという点を除いては実施例1の手順が繰り返された。 ポリエステルフィルムは本明細書に記載の試験手順に供せられ、次の特性を示 した。 (i)透過光学密度(TOD)=5.4 (ii)L*=95.4 a*=1.33 b*=−5.65 このポリエステルフィルムもまたインスタント写真技術の剥離−分離システム 用の受像フィルム基材に適している。 実施例4 これは本発明によらない比較例である。硫酸バリウムをポリエチレンテレフタ レートの重量に対して18重量%含むポリエチレンテレフタレートのモノフィル ムを、実施例1に記載の一般的なフィルム作製手順に従って作製した。最終フィ ルム厚は100μmであった。 ポリエステルフィルムは本明細書に記載の試験手順に供せられ、次の特性を示 した。 (i)透過光学密度(TOD)=1.05 (ii)L*=96.9 a*=0.28 b*=−1.08 このポリエステルフィルムは光学密度が不十分であり、インスタント写真技術 の剥離−分離システム用の受像フィルムの基材には適さない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.2.0を超える光学密度を有する不透明第1層と、白色第2層を備えたこと を特徴とするポリエステルフィルム。 2.第1層が、乳白剤を第1層ポリエステル重量に対して0.05〜10重量% の範囲で含むことを特徴とする請求項1に記載のフィルム。 3.乳白剤が、カーボンブラックを含むことを特徴とする請求項2に記載のフィ ルム。 4.乳白剤が、20〜300m2gm-1の範囲にあるBET表面積を有すること を特徴とする請求項1および2に記載のフィルム。 5.第2層が、ホワイトニング剤を第2層ポリエステルの重量を基準にして5〜 60重量%の範囲で含むことを特徴とする前記請求項のいずれか一項に記載のフ ィルム。 6.フィルムが2.5%を超す変形指数(DI)を有することを特徴とする前記 請求項のいずれか一項に記載のフィルム。 7.フィルムが3.0〜10の範囲の光学密度を有することを特徴とする前記請 求項のいずれか一項に記載のフィルム。 8.2.0を超す光学密度を有する不透明第1層を形成する工程と、その一方の 表面に白色第2層を塗布する工程とを含むことを特徴とするポリエステルフィル ムの製造方法。 9.2.0を超す光学密度を有する不透明第1層と、白色第2層とを備えること を特徴とするポリエステルフィルムのインスタント写真技術における使用。 10.2.0を超す光学密度を有する不透明第1層と、白色第2層とを備えるポ リエステルフィルムを含むことを特徴とする写真シート。
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