JP2000345938A - 高圧流体噴射装置 - Google Patents

高圧流体噴射装置

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JP2000345938A JP11156271A JP15627199A JP2000345938A JP 2000345938 A JP2000345938 A JP 2000345938A JP 11156271 A JP11156271 A JP 11156271A JP 15627199 A JP15627199 A JP 15627199A JP 2000345938 A JP2000345938 A JP 2000345938A
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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    • F02M2200/21Fuel-injection apparatus with piezoelectric or magnetostrictive elements

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧源からインジェクタに高圧流体を噴射お
よび制御用として導く構成の高圧流体噴射装置におい
て、簡単な構成で高圧源の圧力を調整する。 【解決手段】 複数のインジェクタ11をそれぞれ、制
御油圧室204の高圧をスピル弁11bを介して低圧源
へ開放してニードル3に閉弁方向に作用する油圧を減じ
ニードル3をリフトする構成とし、噴射時には、噴射す
るインジェクタ11のスピル弁11bを作動せしめるピ
エゾスタック8のみにコンデンサ92から電荷を供給し
スピル弁11bを大なる開度としてニードル3を開弁
し、高圧源の過昇時には、コンデンサ92から各インジ
ェクタ11のピエゾスタック8に電荷を分配供給してニ
ードル3を閉弁状態に保持したままスピル弁11bを小
なる開度にて開き高圧源から低圧源に余剰な高圧流体を
逃がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧流体噴射装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】高圧流体噴射装置はディーゼルエンジン
のコモンレール式燃料噴射装置等として適用されてい
る。コモンレール式燃料噴射装置は、高圧サプライポン
プにより燃料が高圧に蓄圧されたコモンレールから燃料
噴射用のインジェクタに高圧燃料を供給するようにした
ものである。
【0003】インジェクタの構成は種々あるが、ノズル
先端の噴孔を開閉するノズルニードルをその背圧の増減
により昇降し噴射と遮断とを切り替える構成とし、か
つ、ノズルニードルの背圧を発生する制御油圧室にコモ
ンレールからの高圧を導くとともに制御油圧室の高圧を
スピル弁により燃料タンク等の低圧源に逃がすように構
成して、スピル弁の開閉により制御油圧室の油圧を増減
するようにしたものがある(USP5,694,903
号等)。
【0004】コモンレール式燃料噴射装置全体の制御は
ECUにより行われ、ECUはスピル弁の開閉制御とと
もにコモンレールへの燃料の圧送量を調整してコモンレ
ールの圧力を運転条件に応じた最適な噴射圧力が与えら
れるように制御する。しかし、運転条件が高圧の噴射圧
力を要求する条件(高速高負荷)から比較的低圧の噴射
圧力を要求する条件(低速低負荷)に急変した場合、コ
モンレールへの上記圧送量を減らすだけでは高すぎるコ
モンレール内圧力を下げることができないので、騒音が
発生したり排気の悪化を招くおそれがある。したがって
コモンレールへの上記圧送量を減らすだけではなく、コ
モンレール内からの高圧燃料の流出を促す必要がある。
【0005】そこで、コモンレールと低圧源の間を接続
する通路の途中に設定圧調整可能な圧力調整弁を設ける
ことが考えられる。特許第2659718号の圧力調整
弁は、環状弁座に着座するボール状弁体の閉弁方向の付
勢力を、プッシュロッドを介してコイルスプリングの圧
縮力とともに、電磁アクチュエータの電磁力により与え
る構成となし、電磁アクチュエータの励磁電流の大きさ
を変更することで開弁圧を調整可能としている。
【0006】また、コモンレール内の圧力を下げる手段
の一つとして、インジェクタのスピル弁に、制御油圧室
を低圧源またはコモンレールのいずれかと選択的に導通
せしめる電磁三方弁を用い、電磁三方弁を、低圧源側に
切り換えた後、ノズルニードルがリフトを開始する前に
コモンレール側に切り換え、さらに低圧源側に切り換え
るように制御して、ノズルニードルが着座したままで、
高圧燃料を低圧源へ逃がしてコモンレール圧を下げるよ
うにしたものがある(特開平2−191865号公報、
US5711274−A号等)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
許第2659718号のような圧力調整弁を設けるので
は、配管が複雑化する上、大幅な設計変更を伴う。
【0008】また、上記特開平2−191865号公報
等の手段では、ノズルニードルのリフトが開始する前に
制御油圧室と低圧源間を遮断して制御油圧室を高圧に戻
しておかねばならないため、低圧源へ高圧燃料を逃がす
ことができるのは僅かな時間であり、1回で低圧源に逃
がすことのできる燃料の量は少ない。したがって、コモ
ンレール内圧力を所定値に低下せしめるまでに多くの回
数の切り換えが必要になり、電磁三方弁の駆動回路は、
電磁三方弁に多くの電気エネルギーを供給できるものが
要求される。特にコンデンサが大容量化して駆動回路の
大規模化が免れない。また、コモンレール圧を所定圧に
低下せしめるのに必要な量の燃料を逃がすにも時間がか
かることになり、結局、その間、エンジンの適正な性能
を損なう。
【0009】また、電磁三方弁が繰り返し高速で切り換
え作動するので、騒音の増大を招いたり、電磁三方弁の
作動回数が膨大になることで電磁三方弁の耐久寿命を短
くする。
【0010】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
別途圧力調整弁を設けたりスピル弁を高速で開閉するこ
となく、コモンレール等の高圧源から高圧流体を逃がす
ことのできる高圧流体噴射装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、高圧源からの高圧流体をノズル内に供給し、ノズル
内に挿置されたノズルニードルによりノズル先端に形成
した噴孔を開閉する複数のインジェクタを具備する。各
インジェクタは上記高圧源から供給される高圧流体によ
りノズルニードルに閉弁方向に作用する流体圧を発生せ
しめる制御圧力室と、制御圧力室の流体圧を低圧源に開
放してノズルニードルをリフトせしめるスピル弁と、電
荷の吸収と放出により伸縮しスピル弁の弁体を開閉駆動
する電歪アクチュエータとを有する構成とする。各イン
ジェクタの電歪アクチュエータへの電気エネルギーの供
給量を制御して電歪アクチュエータのストロークを切り
換えスピル弁の弁体の開度を切り換える制御手段を具備
する。該制御手段は、充電により蓄電して電気エネルギ
ーを保持し各インジェクタの電歪アクチュエータに共通
に電荷を供給するコンデンサと、上記各電歪アクチュエ
ータごとに設けられてコンデンサと電歪アクチュエータ
間の導通と遮断とを切り換える複数のスイッチとを具備
し、かつ、いずれかの1つのスイッチを選択的にオンし
コンデンサの電荷を上記スイッチに対応する電歪アクチ
ュエータにのみ供給した時の上記スピル弁の弁体の開度
を、上記ノズルニードルの開弁方向の付勢力が閉弁方向
の付勢力よりも優勢となるように制御圧力室に流体圧を
与える第1の開度に設定し、複数のスイッチを同時にオ
ンしコンデンサの電荷を各電歪アクチュエータに分配供
給した時のスピル弁の弁体の開度を第1の開度よりも小
さく上記ノズルニードルの閉弁方向の付勢力が開弁方向
の付勢力よりも優勢となるように制御圧力室に流体圧を
与える第2の開度に設定する。
【0012】選択したインジェクタから高圧流体を噴射
せしめるには、選択されたインジェクタの電歪アクチュ
エータに対応するスイッチのみをオンしその電歪アクチ
ュエータにのみコンデンサの全電荷を供給しスピル弁の
弁体を第1の開度に設定する。選択されたインジェクタ
のノズルニードルがリフトし噴射が行われる。
【0013】一方、高圧源の圧力を減じるには、複数の
スイッチを同時にオンし電荷を各電歪アクチュエータに
分配供給し1つあたりの電歪アクチュエータへの電荷供
給量を上記噴射時よりも少なくし、スピル弁の弁体の開
度を噴射時よりも小さな第2の開度とする。これによ
り、制御圧力室から低圧源への高圧流体の流出量が噴射
時よりも少なくなり制御圧力室の減圧幅も小さくなるか
ら、ノズルニードルに閉弁方向に作用する流体圧が噴射
時よりも強いものとなる。
【0014】ここで、上記第2の開度は、上記ノズルニ
ードルの閉弁方向の付勢力が開弁方向の付勢力よりも優
勢となるように制御圧力室に流体圧を与えるものとして
いるから、スピル弁が開いた状態でノズルニードルの着
座状態を保つことができる。しかして、高圧源の高圧流
体が制御圧力室から低圧源へと逃がされ、高圧源の圧力
を減じることができる。高圧流体を低圧源に逃がし高圧
源の圧力を下げている間、スピル弁を「開」と「閉」と
に交互に切り替えなくとも高圧流体の噴射を停止した状
態を維持することができる。しかも圧力調整弁等を別途
設ける必要もない。
【0015】上記発明は、ディーゼルエンジンの燃焼室
内に燃料を噴射するインジェクタを備え、インジェクタ
にはコモンレールから高圧燃料を供給する構成のコモン
レール式燃料噴射装置に適用すると、高速高負荷から低
速低負荷へ切り替わった時に、コモンレール内圧力を速
やかに下げることができるので、良好に騒音や排気の悪
化を防止することができる(請求項2)。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明をディーゼルエンジンのコ
モンレール式燃料噴射装置に適用した実施形態につい
て、図1、図2、図3により説明する。以下の説明にお
いてディーゼルエンジンは4気筒として説明する。図2
は、コモンレール式燃料噴射装置1の全体構成を示すも
ので、ディーゼルエンジンの各気筒のインジェクタ11
と連通する共通のコモンレール12が設けられ、コモン
レール12内は高圧サプライポンプ13から圧送された
高圧燃料により蓄圧される。図例ではインジェクタ11
は1つのみ図示しているが同じ構成のものが気筒数分設
けられる。そしてECU18がインジェクタ11の開閉
制御を行い必要な時期に必要な時間だけインジェクタ1
1から各気筒の燃焼室内に略コモンレール内圧力に等し
い噴射圧力で燃料を噴射するようになっている。コモン
レール内圧力は圧力センサ19によって検出され、その
検出結果に基づいてECU18が吸入調量弁14を制御
してコモンレール12への燃料の圧送量を調整し、コモ
ンレール内圧力を、他のセンサ入力等により知られる運
転条件に応じた良好な燃焼を与える最適な噴射圧となる
ように制御する。なお、インジェクタ11はドレーンラ
イン17を有す。
【0017】図1(A)はインジェクタ11の断面を示
し、インジェクタ11は棒状のホルダ2がエンジンの図
略の燃焼室壁を貫通し図中下端部が燃焼室内に突出する
ように取り付けられる。ホルダ2は図示しない複数の円
形部材を上下方向に密着嵌合して構成され、その内部に
は縦穴20が軸心位置に形成されるともに略これに平行
に高圧通路23およびドレーン通路25が形成してあ
る。インジェクタ11は高圧燃料噴射用のノズル部11
aと噴射制御用のスピル弁部11bおよびピエゾアクチ
ュエータ部11cを備えている。
【0018】ホルダ2の下端には高圧流体たる高圧燃料
が噴射される噴孔21が開口しサック22を介して縦穴
20下端部と連通している。ホルダ2の上端部には高圧
ポート26が設けられ、高圧燃料を保持するコモンレー
ル12(図2)に通じる高圧燃料ライン16(図2)と
接続される。インジェクタ11には高圧ポート26から
高圧燃料が噴射用および制御用として導入される。ホル
ダ2の上端部にはまた、出口ポート27が設けられ、低
圧源である燃料タンク15(図2)に通じるドレーンラ
イン17(図2)と接続される。
【0019】ノズル部11aについて説明する。ホルダ
2の上記縦穴20はサック22との接続端部201が上
側ほど拡径するコーン状をなし、後述するノズルニード
ル3が着座する弁座201としてある。
【0020】縦穴2の下側略1/3ほどの部分には棒状
のノズルニードル3が上下動自在に貫通しており、上記
部分の上側半部であるニードルシリンダ203がノズル
ニードル3を摺動自在に保持している。ノズルニードル
3は、下端部に下側ほど縮径するコーン状の弁面31が
形成してあり、弁座201に着座するようになってい
る。
【0021】ニードルシリンダ203の下端部にはノズ
ルニードル3外周に環状の油溜まり202が形成してあ
る。油溜まり202は、上記高圧通路23と導通してお
り、高圧通路23の上流端に形成された高圧ポート26
を介して高圧燃料が供給されている。油溜まり202に
供給された高圧燃料はノズルニードル3のリフト時にノ
ズルニードル3の弁面31と弁座201の間の間隙を通
り、サック22を経て噴孔21から噴射されるようにな
っている。
【0022】また、ノズルニードル3の下端面のうち、
弁座201と密着しない環状部分には常時高圧燃料が作
用してノズルニードル3を上方すなわち開弁方向に付勢
している。
【0023】ノズルニードル3の上端面には深穴状の窪
みが形成され、窪み底面とスピル弁部11bの後述する
弁棒5の間にスプリング4が圧縮状態で介設されてお
り、ノズルニードル3を下方すなわち閉弁方向に付勢し
ている。
【0024】ノズルニードル3の上方にはニードルシリ
ンダ203壁面とノズルニードル上端面とで空間が画成
され、制御圧力室たる制御油圧室204としてある。制
御油圧室204はインオリフィス24を介して高圧通路
23と導通し、高圧通路23から高圧燃料が供給される
ようになっており、ノズルニードル3を下方すなわち閉
弁方向に付勢する背圧を発生する。
【0025】スピル弁部11bについて説明する。上記
スプリング4の上方には縦穴20を貫通して弁棒5が設
けてある。弁棒5はロッド部52の下端部に傘部51を
設けたもので、ロッド部52にて縦穴20の一部である
ピストンシリンダ208に摺動自在に保持されている。
縦穴20はピストンシリンダ208直下で拡径し、ロッ
ド部52の外周に環状の通路207が形成されている。
環状通路207はドレーン通路25と導通している。
【0026】縦穴20の制御油圧室204と環状通路2
07の間に位置する出口孔205は、制御油圧室204
側の開口周縁部が下側が拡径するコーン状に形成され、
弁棒5の傘部51の、下側ほど拡径するコーン状面を弁
面511として受ける弁座206としてある。すなわち
図例のスピル弁部11bは外開弁であり、弁棒5が制御
油圧室204側に変位すると弁面511が弁座206か
ら離間して出口孔205が開き、制御油圧室204の高
圧が出口孔205、環状通路207を介してドレーン通
路25に逃がされるようになっている。
【0027】弁棒5には、制御油圧室204の油圧およ
び圧縮した上記スプリング4が閉弁方向に付勢してい
る。
【0028】スピル弁部11bの弁棒5を駆動するピエ
ゾアクチュエータ部11cについて説明する。縦穴20
のピストンシリンダ208よりも上側部分はピストンシ
リンダ208よりも大径のアクチュエータ室209とし
てあり、ピストンシリンダ208およびアクチュエータ
室209を貫通して弁棒5の上方にピストン6が挿置し
てある。ピストン6は、大径で上端が開口した筒状の保
持部62の下端面から細径の軸部61が延出したもの
で、軸部61が弁棒5とともにピストンシリンダ208
に摺動自在に保持されており、その下端面は弁棒5の上
端面と当接している。
【0029】ピストン6の上側の保持部62はアクチュ
エータ室209に上下動自在に格納される。保持部62
の下方にはアクチュエータ室209の底面との間に、ピ
ストン6の軸部61に同軸に皿ばね7が圧縮状態で介設
してあり、ピストン6を上方へ付勢している。
【0030】アクチュエータ室209の天井壁とピスト
ン6の保持部62の間には棒状のピエゾスタック8が配
設してあり、その上端部は天井壁面に形成した窪みに嵌
入し、下端部は筒状の保持部内に嵌入している。ピエゾ
スタック8は制御用のリード線81を介してECU18
の後述する制御手段たる駆動回路9と接続してあり、E
CU18からの通電制御により伸縮してピストン6を上
下動せしめ、弁棒5の離座と着座、ならびに開度を切り
替えるようになっている。
【0031】図1(B)はピエゾスタック8の駆動系を
示すもので、駆動回路9は、各インジェクタ11のピエ
ゾスタック8に共通である。バッテリ電圧を所定の大き
さのDC電圧に変換するDC−DCコンバータ91と、
DC−DCコンバータ91からの充電により電気エネル
ギーを保持するコンデンサ92を備えている。DC−D
Cコンバータ91とコンデンサ92とは充電スイッチ9
4のオンにより接続され、DC−DCコンバータ91が
コンデンサ92を充電する。
【0032】上記コンデンサ92は、直列接続のメイン
接続スイッチ95およびインダクタンスコイル93を介
して各ピエゾスタック8の正極と接続してある。各ピエ
ゾスタック8の負極にはそれぞれサブ接続スイッチ96
a,96b,96c,96dが接続してあり、メイン接
続スイッチ95およびサブ接続スイッチ96a〜96d
をパルス状にオンすることにより、充電状態のコンデン
サ92がピエゾスタック8を充電する。ピエゾスタック
8の充電電圧は、インダクタンスコイル93の誘導作用
により電荷供給元の電荷量に略比例する。
【0033】上記インダクタンスコイル93の、メイン
接続スイッチ95との接続点は放電スイッチ97を介し
て接地してあり、放電スイッチ97のオンによりピエゾ
スタック8の電荷がインダクタンスコイル93を介して
放電するようになっている。なお、ピエゾスタック8の
放電は、サブ接続スイッチ96a〜96dに並列に接続
されて放電時に順バイアスとなるダイオード98を通り
行われる。
【0034】なお、上記各スイッチ94,95,96a
〜96d,97はECU18を構成する演算部、例えば
マイクロコンピュータにより入切制御可能としてある。
【0035】本高圧流体噴射装置の作動を説明する。充
電スイッチ94をパルス状にオンすると、コンデンサ9
2が、DC−DCコンバータ91により所定の印加電圧
にて充電される。その後、メイン接続スイッチ95とと
もに、所定のサブ接続スイッチ96a〜96dをパルス
状にオンする。サブ接続スイッチ96a〜96dのう
ち、いずれか1つを選択してオンすると、コンデンサ9
2の電荷がインダクタンスコイル93を介して上記ピエ
ゾスタック8に充電されピエゾスタック8が伸長してピ
ストン6を押し下げスピル弁部11bが「開」となる。
【0036】また、メイン接続スイッチ95とともに全
サブ接続スイッチ96a〜96dを一時にパルス状にオ
ンするとコンデンサ92の電荷がインダクタンスコイル
93を介して各ピエゾスタック8に分配供給されて充電
されるので、各ピエゾスタック8電圧は、サブ接続スイ
ッチ96a〜96dのうちいずれか1つをオンした場合
の1/4であり、したがって、ピエゾスタック8の伸長
量も1/4であり、弁棒5のリフト量も1/4となる。
すなわち弁棒5のリフト量が、サブ接続スイッチ96a
〜96dのうち1つのみのオンで最大値を与えられ、全
サブ接続スイッチ96a〜96dの同時のオンで上記最
大値の1/4が与えられる。このようにオンするサブ接
続スイッチ96a〜96dのうち1つだけをオンする
か、または全サブ接続スイッチ96a〜96dを同時に
オンするかの選択でスピル弁部11bの弁棒5の開度を
2段階に設定できる。
【0037】図3は本高圧流体噴射装置の各部の作動状
態を示すタイムチャートで、前半は通常の燃料噴射制御
時を示し、後半は噴射休止期間におけるコモンレール内
圧力低下制御時を示している。
【0038】通常の燃料噴射制御の場合について説明す
る。まず駆動回路9のメイン接続スイッチ94ととも
に、サブ接続スイッチ96a〜96dのうち噴射を行う
インジェクタ11のピエゾスタック8に対応するもの
(図3の例では96a)を選択しパルス状にオンする
(図3の(A))。これにより、コンデンサ92の電荷
がサブ接続スイッチ96aに対応するピエゾスタック8
に流入しピエゾスタック8はフル充電され、その電圧が
設定された最高値まで上昇する(図3の(F))。この
電圧に比例してピエゾスタック8が最大量まで伸長し、
スピル弁部11bの弁棒5を最大量下降せしめる。これ
により出口孔205が最大の開口面積で開く(第1の開
度)。ここで、ピエゾスタック8の伸長量、ピストン6
の変位、弁棒5のリフト、出口孔205の開口面積は、
いずれもピエゾスタック8の電圧波形(図3の(F))
と同様の台形状波形となる。
【0039】出口孔205が上記のごとく最大開口面積
で開く結果、制御油圧室204は急激かつ大きな減圧幅
にて油圧が低下する(図3の(G))。これにより、ノ
ズルニードル3の背圧が減ぜられ、ノズルニードル3へ
の開弁方向付勢力(ノズルニードル3の下端面に上向き
に作用する油圧力)の方が優勢となって、ノズルニード
ル3が急激に上昇する(図3の(H))。かくして噴孔
21から燃料の噴射が開始される(図3の(I))。
【0040】そして運転状態から演算される所定のタイ
ミングで放電スイッチ97をオンする(図3の(E))
と、ピエゾスタック8の電荷は放出され、その電圧は降
下して充電前の状態に復する(図3の(F))。これに
よりピエゾスタック8は縮小して元の長さとなり、ピス
トン6、スピル弁部11bの弁棒5は、皿ばね7のばね
力や制御油圧室204の油圧、スプリング4のばね力に
より押し上げられ、元の位置まで上昇し、出口孔205
は閉じられる。この結果、制御油圧室204とドレーン
通路25の導通は遮断され、制御油圧室204は、高圧
通路23から流入する高圧燃料により油圧が回復し(図
3の(G))、再びノズルニードル3への閉弁方向付勢
力が優勢となってノズルニードル3は着座位置まで下降
して(図3の(H))噴孔21を閉じ燃料噴射を停止す
る(図3の(I))。かくしてメイン接続スイッチ95
およびサブ接続スイッチ96a〜96dのいずれかをオ
ンするタイミングと放電スイッチ97をオンするタイミ
ングとにより規定される所定の期間に燃料噴射を行うこ
とができる。
【0041】次にコモンレール内圧力低下制御について
図3の後半を参照して説明する。これは燃料噴射を行わ
ないタイミングにて実行される。燃料噴射と異なりエン
ジン回転に対して非同期にて行うことができる。
【0042】コンデンサ92への充電完了後、メイン接
続スイッチ95および全サブ接続スイッチ96a〜96
dを同時にパルス状にオンする(図3の(A),
(B),(C),(D))と、コンデンサ92の電荷が
各ピエゾスタック8に分配供給される。この流入電荷量
は各ピエゾスタック8をフル充電するには不足であっ
て、ピエゾスタック8の電圧もサブ接続スイッチ96a
〜96dのうち選択したもののみをオンする燃料噴射時
の約1/4しか上昇せず(図3の(F))、スピル弁部
11bの弁棒5の下降量が1/4になる。よって、出口
孔205の開口面積が、通常の燃料噴射制御時の1/4
位となる(第2の開度)。
【0043】制御油圧室204の油圧は、高圧通路23
から制御油圧室204へのインオリフィス24により絞
られた高圧燃料の流入量と出口孔205からドレーン通
路25への流出量とが等しくなる最低圧に収束する。出
口孔205の開口面積が1/4位になることでドレーン
通路25への流出量が燃料噴射制御時よりも抑えられる
から、燃料噴射制御時に比して制御油圧室204の油圧
の低下は緩やかに進み、かつ減圧幅は小さい(図3の
(G))。
【0044】このように、制御油圧室204の油圧は燃
料噴射制御時に比して高めであり、したがってノズルニ
ードル3に対する閉弁方向の付勢力も大きい。ここで、
弁棒5のリフト量を規定する各ピエゾスタック8への電
荷供給量は、上記閉弁方向の付勢力が開弁方向の付勢力
に対して優勢となるように予め設定してあり、スピル弁
部11bは「開」となってもノズルニードル3はリフト
せず着座状態を保つ。かくしてコモンレール12内の高
圧燃料が高圧通路23から制御油圧室204を経てドレ
ーン通路23へと流出し、コモンレール内圧力を減じる
ことができる。しかもスピル弁部11bやピエゾアクチ
ュエータ部11cを切り換え作動させないので燃料を燃
料タンク15へ逃がす実効時間が減じられず、コモンレ
ール内圧力は速やかに低下する。
【0045】コモンレール内圧力が所定値まで低下した
時に放電スイッチ97をパルス状にオンすると(図3の
(E))、各ピエゾスタック8の電荷は放出され、電圧
は低下して(図3の(F))、スピル弁部11bの弁棒
5が出口孔205を閉じるので、制御油圧室204の油
圧も元の高圧に復する(図3の(G))。
【0046】この後で、上記のごとく通常の燃料噴射制
御を行えば、適正な噴射圧力にて燃料噴射を行うことが
できる。
【0047】なお、本実施形態ではコモンレール圧を低
下せしめるときに4つのピエゾスタックに電荷の分配供
給を行うようにして、弁棒5の開度を、ノズルニードル
3をリフト可能な第1開度よりも小さくノズルニードル
3の着座状態を保つ第2の開度に設定するように構成し
ているが、4つのインジェクタ11のうち、2つあるい
は3つのインジェクタ11に分配供給を行うようにして
もピエゾスタック1つあたりの電荷量が少なくなり、ピ
エゾスタック1つのみに電荷供給を行うときのスピル弁
の開度よりも小さな開度に設定することができる。この
ときの開度を、上記ノズルニードルの閉弁方向の付勢力
が開弁方向の付勢力よりも優勢となるように制御油圧室
に圧力を与える開度とすることで、ノズルニードルを着
座させた状態のまま、制御油圧室から高圧燃料を燃料タ
ンクに逃がすことができる。また、エンジンの気筒数は
4気筒に限られず、2気筒以上であればよい。
【0048】また、上記各実施形態はコモンレール式燃
料噴射装置に適用したものを示したが、本発明は他の用
途にも適用することができ、2以上のインジェクタを備
える高圧流体噴射装置であれば適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の高圧流体噴射装置のインジェ
クタの全体断面図であり、(B)は本発明の高圧流体噴
射装置のピエゾスタック駆動系の回路図である。
【図2】本発明の高圧流体噴射装置を適用したディーゼ
ルエンジンのコモンレール式燃料噴射装置の構成図であ
る。
【図3】本発明の高圧流体噴射装置各部の作動を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1 コモンレール式燃料噴射装置 11 インジェクタ 11a ノズル部 11b スピル弁部(スピル弁) 11c ピエゾアクチュエータ部(電歪アクチュエー
タ) 12 コモンレール(高圧源) 15 燃料タンク(低圧源) 2 ホルダ(ノズル) 21 噴孔 204 ノズルニードル制御油圧室(制御圧力室) 3 ノズルニードル 5 弁棒(弁体) 6 ピエゾアクチュエータ部(電歪アクチュエータ) 8 ピエゾスタック 9 駆動回路(制御手段) 92 コンデンサ 93 インダクタンスコイル 94 充電スイッチ 95 メイン接続スイッチ 96a,96b,96c,96d 接続スイッチ 97 放電スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 51/00 F02M 51/00 F 55/02 350 55/02 350E F16K 31/02 F16K 31/02 A // F02M 51/06 F02M 51/06 M Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD12 BA12 BA19 BA22 BA23 BA46 CC06T CC08T CC14 CC66 CC67 CC68U CD26 CE27 CE29 DB17 DC18 3G301 HA02 HA06 JA37 LB11 LB16 LC05 LC10 PB08Z 3H062 AA02 AA15 AA16 BB04 BB30 BB33 CC07 DD01 EE06 FF41 HH03 HH10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧源からの高圧流体をノズル内に供給
    し、ノズル内に挿置されたノズルニードルによりノズル
    先端に形成した噴孔を開閉する複数のインジェクタを具
    備し、各インジェクタは上記高圧源から供給される高圧
    流体によりノズルニードルに閉弁方向に作用する流体圧
    を発生せしめる制御圧力室と、制御圧力室の流体圧を低
    圧源に開放してノズルニードルをリフトせしめるスピル
    弁と、電荷の吸収と放出により伸縮しスピル弁の弁体を
    開閉駆動する電歪アクチュエータとを有し、各インジェ
    クタの電歪アクチュエータへの電気エネルギーの供給量
    を制御して電歪アクチュエータのストロークを切り換え
    スピル弁の弁体の開度を切り換える制御手段を具備し、
    該制御手段は、充電により蓄電して電気エネルギーを保
    持し各インジェクタの電歪アクチュエータに共通に電荷
    を供給するコンデンサと、上記各電歪アクチュエータご
    とに設けられてコンデンサと電歪アクチュエータ間の導
    通と遮断とを切り換える複数のスイッチとを具備し、か
    つ、いずれかの1つのスイッチを選択的にオンしコンデ
    ンサの電荷を上記スイッチに対応する電歪アクチュエー
    タにのみ供給した時の上記スピル弁の弁体の開度を、上
    記ノズルニードルの開弁方向の付勢力が閉弁方向の付勢
    力よりも優勢となるように制御圧力室に流体圧を与える
    第1の開度に設定し、複数のスイッチを同時にオンしコ
    ンデンサの電荷を各電歪アクチュエータに分配供給した
    時のスピル弁の弁体の開度を第1の開度よりも小さく上
    記ノズルニードルの閉弁方向の付勢力が開弁方向の付勢
    力よりも優勢となるように制御圧力室に流体圧を与える
    第2の開度に設定したことを特徴とする高圧流体噴射装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高圧流体噴射装置におい
    て、上記インジェクタはディーゼルエンジンの燃焼室内
    に燃料を噴射するインジェクタであり、上記高圧源は高
    圧燃料により蓄圧されたコモンレールである高圧流体噴
    射装置。
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