JP2000344096A - 高速鉄道車両の昇降式乗降ドア - Google Patents

高速鉄道車両の昇降式乗降ドア

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JP2000344096A
JP2000344096A JP11158980A JP15898099A JP2000344096A JP 2000344096 A JP2000344096 A JP 2000344096A JP 11158980 A JP11158980 A JP 11158980A JP 15898099 A JP15898099 A JP 15898099A JP 2000344096 A JP2000344096 A JP 2000344096A
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JP
Japan
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door leaf
door
vehicle
entrance
guide rail
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JP11158980A
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English (en)
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Yoshinobu Sakano
嘉信 坂野
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】乗降ドアを下方にスライドさせるスライド式に
するについて、これを車両の床下に引き込んで乗降口を
全開できるようにする。 【解決手段】ドアリーフ10a,10bの上下方向中間
部にヒンジ機構12を設け、このヒンジ機構によってド
アリーフを車両内側に屈曲可能にし、乗降口の両側から
乗降口の下方に延びるガイドレール11a,11b,1
1cを車両床下に沿って内側にL形に屈曲させ、ドアリ
ーフをガイドレールに沿って車両床下に引き込むように
した。ドアリーフは駆動機構によって乗降口から下方に
引き下げられ、ヒンジ機構によって内側に屈曲しなが
ら、L形のガイドレールに案内されて車両の床下に引き
込まれ、ドアリーフは乗降口の直下の空間と床下空間と
に完全に収納され、乗降口は全開される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高速鉄道車両の乗降ド
アに関するものであり、車両外壁とドア外壁の間の隙
間、段差、ドアのガタつきを可及的に小さくして、高速
走行時の車両外側面の空気抵抗を低減し、ドアの安定性
を向上させることができるものである。
【0002】
【従来の技術】通常の旅客輸送車両の乗降ドアは直線的
なガイドレールによって案内された引き戸であるため、
車両外壁とドアリーフの外側壁との間に大きな段差があ
る。高速鉄道車両の場合は上記の段差が空気抵抗を増大
させ、走行音を発生させることになる。また、高速鉄道
車両の場合は走行中に内外圧力差が大きく、車両相互の
すれちがい時やトンネルへの突入時などに外圧が大きく
変動するので、ドアのがたつきを生じることになる。こ
れに対処するために高速鉄道車両(例えばいわゆる新幹
線鉄道など)の乗降ドアはプラグドアになっているのが
一般的である。このプラグドアは図1に示すような構造
であり、閉じた状態ではドアリーフDの外側壁と車両本
体Bの外側壁とがほぼ面一になっており、また、開くと
きは図1に矢印で示すようにその初期において斜め内側
に移動し、その後、外壁と平行に移動して戸袋に引き込
まれる。ドアを閉じるときは外側壁と平行に移動し、そ
の後、斜め外方に移動(矢印と反対方向)して、パッキ
ンPを圧縮して密封し、さらに、ドアリーフを外側に向
けて押えてドアのがたつきを無くするようにしている。
しかし、このプラグドアにおいては、ドアの開閉動作に
おいてドアリーフDが矢印で示すように斜め内方、ある
いは斜め外側に移動するので、ドアリーフ周縁と車両本
体Bとの間に隙間C、段差Sが残り、また、ドアが微小
にがたつくことが避けられない。高速鉄道車両、殊に超
高速鉄道の場合は、ドアリーフ周縁と車両本体との間の
段差、隙間、がたつきをさらに小さくすることが必要で
ある。上記の要請に応えるものとしてドアを外側に跳ね
上げる方式にしたものがあり(例えば、実開平6ー12
251号公報)、また、上方向にスライド式にしたもの
もある(例えば、実開平6ー81811号公報)。上記
の上方向にスライド式のものは、図2〜図3に示す構造
を有するものであり(以下これを「従来の押上式ドア」
という)、ドアリーフDを車両の屋根Rの上まで押し上
げて(図2の2点鎖線で示す状態)乗降口を開くもので
あり、乗降口の左右両側部に左右のガイドレール2を設
け、ドアリーフDの左右のローラ3を上記ガイドレール
2によって案内させてドアリーフを上方向に摺動自在に
案内させたものである。このものは、ドアリーフが上方
向にスライドするものであるから、車両本体Bの外側壁
とドアリーフDの外側壁との間の段差、隙間をほぼゼロ
にすることができる。上記従来の押上式ドアによるもの
は、ドア全閉状態での車両外壁とドアリーフの外側壁と
の段差、隙間を解消し、またドアのがたつきを低減する
ことはできるが、ドアリーフDを屋根Rの上方に押し上
げるものであるので、ドアが開いた状態ではその大部分
が屋根Rの上方で、ガイドレールから外れてフリーな状
態にあり、したがって、ドアリーフに対する支持が不安
定になる。このために、ドア全開状態でのドアリーフの
支持構造は強度と剛性が極めて高くなければならず、ま
た、開動作の最終段階、あるいは閉動作の初期段階にお
いては、ドアリーフに大きなこじり力が作用しているの
でドアの摺動抵抗が大きくなることが避けられない。さ
らに、ドア全開状態ではドアリーフに相当大きな風圧が
掛かってドアリーフが煽られることが避けられず、この
ために車両全体が揺らされることにもなり兼ねず、ま
た、強い風圧を受けてドアリーフが撓み、そのために開
動作の最終段階、あるいは閉動作の初期段階におけるド
アリーフの開閉動作に対する抵抗がさらに大きくなる。
したがって、開閉動作をスムーズにするには、ドアリー
フの昇降駆動に大きな駆動力を必要とする。
【0003】以上の従来の押上式ドアについての考察か
ら分かるように、ドアリーフを上下にスイライドさせる
方式によってプラグドアにおける上記問題を解消するこ
とはできるが、ドアリーフを上方にスライドさせる方式
にすると、図2に仮想線(2点鎖線)で示すようにドア
リーフの大部分を屋根Rの上まで押し上げることにな
り、これが上記の問題を生じるのであるから、ドアリー
フを下方にスライドさせるようにすれば、プラグドアに
おける上記問題の解消は勿論、押上式の従来技術におけ
る上記問題を解消し得ることが容易に推測される。しか
し、乗降口の直下に幾分の上下方向空間があるものの、
直線的にスライドさせてドアリーフを収納するだけの空
間的余裕はないので、単純に下方にスライドさせて乗降
口を全開することはできない。したがって、下方にスラ
イドさせて車両内部に収納するには、ドアリーフの構造
について工夫を講じ、また引き下げられたドアリーフの
収納機構に工夫を講じることが必要である。
【0004】
【解決しようとする課題】この発明は、従来技術につい
ての上記の問題認識に基づくものであって、高速鉄道車
両の乗降ドアを下方にスライドするスライド式にするに
ついて、これを車両の床下に引き込んで乗降口を全開で
きるように、ドアリーフの構造、ドアリーフの収納機
構、ドア駆動機構を工夫することをその課題とするもの
である。
【0005】
【課題解決のために講じた手段】〔解決手段1〕上記課
題解決のために講じたドアリーフの構造、ドアリーフの
収納機構についての手段1は、次ぎの要素(イ)〜
(ロ)によって構成されるものである。 (イ)ドアリーフの上下方向中間部にヒンジ機構を設
け、このヒンジ機構によってドアリーフを車両内側に屈
曲可能にしたこと、(ロ)乗降口の両側から乗降口の下
方に延びるガイドレールを車両床下に沿って内側にL形
に屈曲させ、ドアリーフを上記ガイドレールに沿って車
両床下に引き込むようにしたこと。
【0006】
【作用】乗降口の両側から乗降口の下方に延びるガイド
レールを車両床下に沿って内側に屈曲させたことによっ
て、ドアリーフは駆動機構によって乗降口から下方に引
き下げられ、上記ヒンジ機構によって内側に屈曲しなが
ら、L形のガイドレールに案内されて車両の床下に引き
込まれる。これによってドアリーフは乗降口の直下の空
間と床下空間とに完全に収納され、乗降口は全開され
る。駆動機構をドア閉方向に駆動すると、ドアリーフは
床下空間と乗降口の直下の空間から引き出され、乗降口
を全閉する。ドアリーフはガイドレールによって上下方
向に案内されるものであるから、上記従来の押上式ドア
と同様に、車両外壁に対する隙間、段差を最小にし、ま
た、がたつきを最小にすることができる。
【0007】
【実施態様】解決手段1の実施態様は、そのガイドレー
ルの屈曲角度を95度〜120度(望ましくはほぼ10
5度)としたことである。
【作用】ガイドレールの屈曲角度を95度〜120度
(望ましくはほぼ105度)にしたことによって、上記
ヒンジ機構によって屈曲しながらドアリーフが床下空間
にスムーズに引き込まれて、乗降口の直下の空間と床下
空間とに収納される。
【0008】〔解決手段2〕上記課題解決のために講じ
たドア駆動機構についての手段2は、乗降口の床下にお
いて車体側に設けた駆動ピニオンによってドアリーフに
設けたラックギアを駆動して、ドアリーフを昇降させる
ようにしたことである。
【0009】
【作用】ドアリーフを閉方向に駆動すると、引き込めら
れたドアリーフはその上方部分をピニオンによって駆動
されて、乗降口の直下の空間及び床下空間から引き出さ
れ、乗降口の左右両側のほぼ直線的なガイドレールに向
かって押上げてゆくことになるので、ドアの閉動作はス
ムーズになされる。また、ドア開方向に駆動すると、ド
アリーフはスムーズに下降し、床下のガイドレールに沿
って移動してその下半分が床下空間に収納される。
【0010】
【実施例】次いで図面を参照しながら実施例を説明す
る。この発明の昇降ドア(下方向にスライドするドア)
10は、引き下げたドアリーフの一部を床下の空間に収
納するものであるから、台車30などの機器が床下に存
在せずに床下空間に所要の収納空間を確保できる場所に
乗降口を配置する(図5参照)。乗降口の左右両サイド
にガイドレール上部11cがあり、このガイドレールが
乗降口直下の空間から床下の空間にかけて延び、L形に
屈曲している。ガイドレールは乗降口の直下のガイドレ
ール中間部11aが垂線に対して約12度(Θ1)傾斜
し、また、床下のガイドレール下部11bが水平線に対
し約5度(Θ2)傾斜している。このようにガイドレー
ル中間部11a,ガイドレール下部11bを傾斜させる
ことによりガイドレール11は乗降口の下方の屈曲部1
1dにより約105度(Θ3)で屈曲されている。他
方、ドアリーフ10の上下方向のほぼ中間にヒンジ機構
12があって、これによってドアリーフが車両の内側に
屈曲できるようにしている。このヒンジ機構は特別なも
のである必要はないが、少なくとも約90度まで屈曲で
き、かつ、乗降口の両サイドのガイドレール11cに沿
って引き上げられて乗降口を全閉したとき、ドアリーフ
上部10aの下端面とドアリーフ下部10bの上端面と
が密着して隙間ができないようなヒンジ機構であればよ
い。ガイドレールとドアリーフのガイドローラとの関係
は図3に示す従来技術におけるそれと同様であり、ま
た、ドアリーフ上部10a、ドアリーフ下部10bの上
下両端にそれぞれ左右1対のブラケット13を設け、当
該ブラケット13にガイドローラ14を設けている。そ
して、このガイドローラ14を介してドアリーフ10が
上下にスイライド可能にガイドレール11によって案内
される。ガイドローラ14はドアリーフ上部10a、ド
アリーフ下部10bの上下両端にそれぞれ左右1対設け
られているので、ドアリーフ下部10bは上下のローラ
14,14によってガイドレールの屈曲部11dを跨い
だ状態でこれをスムーズ通過することができる。
【0011】乗降口の床Fの直下に駆動機構があり、こ
の駆動機構のピニオン20が正逆転駆動される。ドアリ
ーフ10の内側左右両端にラックギア21があって、こ
のラックギヤ21に上記ピニオン20がそれぞれ噛み合
っている。ピニオン20を正転させるとラックギヤ21
が上方に駆動され、ドアリーフ10は上方にスライドし
て、ガイドレール上部11cに沿って押し上げられる。
また、ピニオン20を逆転させるとドアリーフ10は降
下してガイドレール下部11b及びガイドレール中間部
11aに引き込まれる。
【0012】上記実施例の駆動機構はラックピニオン機
構によるものであるが、図10に示すように歯付きベル
トによる駆動機構を採用することもできる。この歯付き
ベルトによる駆動機構は、乗降口の床下に駆動ギア41
とアイドルギア(図示せず)との間に歯付ベルト42を
巻き掛け、この歯付ベルトにドアリーフの上記ブラケッ
ト13を固着したものである。駆動ギア41を正転させ
ると、これによってブラケット13が上方向に駆動され
てドアリーフ10を押し上げる。他方、駆動ギアを逆転
させるとドアリーフ10は下降する。
【0013】
【その他】この発明はドアリーフを乗降口直下の空間及
び床下空間に屈曲させた状態にして引き込んで、乗降口
を全開するものであるが、この発明の変形として、乗降
口直上の車両側壁の内部空間及び天井裏の空間に屈曲さ
せた状態にして引き込んで、乗降口を全開させる構造に
することも可能である。この場合は、乗降口直上の車両
側壁の内部空間の高さに制約があり、また天井裏の空間
の高さに制約があるから、ガイドレールの屈曲部の曲率
半径を大きくすることが難しい。したがって、ドアリー
フの中間部に2つ以上のヒンジ機構を設けて、ドアリー
フを3つ折り、4つ折りにするなどの工夫が必要であ
り、また、天井裏の車体骨組を工夫して、ドアリーフを
天井裏に引き込むのに必要な収納空間を確保するための
工夫が必要である。また、この発明はドアリーフの駆動
機構として床下に駆動ピニオン、駆動歯車を設けている
が、乗降口の近傍において車両側壁内部に駆動機構を設
け、チェーンでドアリーフを吊り、駆動スプロケットで
チェーンを駆動してドアリーフを引き上げるようにする
こともできる。さらに、複数のヒンジ機構によってドア
リーフを3つ折り、4つ折りにするなどして、折り目を
多くすれば、ガイドレールの屈曲部の曲率半径を小さく
し、また屈曲角度を小さくすることができる。したがっ
て、狭い空間にドアリーフをスムーズに引き込んで収納
するには、ドアリーフを2つ以上の折り目で屈曲するよ
うにすればよい。
【0014】
【効果】以上述べたとおり、この発明は昇降式乗降ドア
を乗降口の床下に引き込むようにしたことによって、ド
アリーフの外側壁と車体外側壁とを隙間、段差なしに面
一にすることができ、また、全開状態でのドアの始末が
良好であって、外観を損なうことがなく、その開閉動作
を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は高速鉄道車両のプラグドアの横断面図であ
る。
【図2】は高速鉄道車両の従来の押上式ドアの概念図で
ある。
【図3】は図2の押上式ドアのガイドレールによる案内
機構の概略的な横断面図である。
【図4】は図3の押上式ドアのドアリーフと車両本体と
の関係を示す概略的な横断面図である。
【図5】はこの発明の昇降式乗降ドアの配置を示す鉄道
車両の側面図である。
【図6】は実施例の断面図であって、ドアリーフを乗降
口の床下に収納した状態を左半分に示し、開閉動作途中
のドアリーフの状態を右半分に示す概略的な縦断面図で
ある。
【図7】は実施例のドアリーフを乗降口の床下に収納し
た状態を示す縦断面図である。
【図8】は実施例の駆動機構を示す概略的な側面図であ
る。
【図9】は実施例のドアリーフのヒンジ機構の側面図で
ある。
【図10】は他の実施例の駆動機構を示す概略的な側面
図である。
【符号の説明】
D,10:ドアリーフ 10a:ドアリーフ上部 10b:ドアリーフ下部 2,11:ガイドレール 11a:ガイドレール中間部 11b:ガイドレール下部 11c:ガイドレール上部 3,14:ガイドローラ 12:ヒンジ機構 13:ブラケット 20:ピニオン 21:ラックギア 30:台車 41:駆動ギア 42:歯付ベルト B:車両本体 F:フロアー P:パッキン R:屋根
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月31日(2000.3.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 高速鉄道車両の昇降式乗降ド
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高速鉄道車両の乗降ド
アに関するものであり、車両外壁とドア外壁の間の隙
間、段差、ドアのガタつきを可及的に小さくして、高速
走行時の車両外側面の空気抵抗を低減し、ドアの安定性
を向上させることができるものである。
【0002】
【従来の技術】通常の旅客輸送車両の乗降ドアは直線的
なガイドレールによって案内された引き戸であるため、
車両外壁とドアリーフの外側壁との間に大きな段差があ
る。高速鉄道車両の場合は上記の段差が空気抵抗を増大
させ、走行音を発生させることになる。また、高速鉄道
車両の場合は走行中に内外圧力差が大きく、車両相互の
すれちがい時やトンネルへの突入時などに外圧が大きく
変動するので、ドアのがたつきを生じることになる。こ
れに対処するために高速鉄道車両(例えばいわゆる新幹
線鉄道など)の乗降ドアはプラグドアになっているのが
一般的である。このプラグドアは図1に示すような構造
であり、閉じた状態ではドアリーフDの外側壁と車両本
体Bの外側壁とがほぼ面一になっており、また、開くと
きは図1に矢印で示すようにその初期において斜め内側
に移動し、その後、外壁と平行に移動して戸袋に引き込
まれる。ドアを閉じるときは外側壁と平行に移動し、そ
の後、斜め外方に移動(矢印と反対方向)して、パッキ
ンPを圧縮して密封し、さらに、ドアリーフを外側に向
けて押えてドアのがたつきを無くするようにしている。
しかし、このプラグドアにおいては、ドアの開閉動作に
おいてドアリーフDが矢印で示すように斜め内方、ある
いは斜め外側に移動するので、ドアリーフ周縁と車両本
体Bとの間に隙間C、段差Sが残り、また、ドアが微小
にがたつくことが避けられない。高速鉄道車両、殊に超
高速鉄道の場合は、ドアリーフ周縁と車両本体との間の
段差、隙間、がたつきをさらに小さくすることが必要で
ある。上記の要請に応えるものとしてドアを外側に跳ね
上げる方式にしたものがあり(例えば、実開平6−12
251号公報)、また、上方向にスライド式にしたもの
もある(例えば、実開平6−81811号公報)。上記
の上方向にスライド式のものは、図2〜図3に示す構造
を有するものであり(以下これを「従来の押上式ドア」
という)、ドアリーフDを車両の屋根Rの上まで押し上
げて(図2の2点鎖線で示す状態)乗降口を開くもので
あり、乗降口の左右両側部に左右のガイドレール2を設
け、ドアリーフDの左右のローラ3を上記ガイドレール
2によって案内させてドアリーフを上方向に摺動自在に
案内させたものである。このものは、ドアリーフが上方
向にスライドするものであるから、車両本体Bの外側壁
とドアリーフDの外側壁との間の段差、隙間をほぼゼロ
にすることができる。上記従来の押上式ドアによるもの
は、ドア全閉状態での車両外壁とドアリーフの外側壁と
の段差、隙間を解消し、またドアのがたつきを低減する
ことはできるが、ドアリーフDを屋根Rの上方に押し上
げるものであるので、ドアが開いた状態ではその大部分
が屋根Rの上方で、ガイドレールから外れてフリーな状
態にあり、したがって、ドアリーフに対する支持が不安
定になる。このために、ドア全開状態でのドアリーフの
支持構造は強度と剛性が極めて高くなければならず、ま
た、開動作の最終段階、あるいは閉動作の初期段階にお
いては、ドアリーフに大きなこじり力が作用しているの
でドアの摺動抵抗が大きくなることが避けられない。さ
らに、ドア全開状態ではドアリーフに相当大きな風圧が
掛かってドアリーフが煽られることが避けられず、この
ために車両全体が揺らされることにもなり兼ねず、ま
た、強い風圧を受けてドアリーフが撓み、そのために開
動作の最終段階、あるいは閉動作の初期段階におけるド
アリーフの開閉動作に対する抵抗がさらに大きくなる。
したがって、開閉動作をスムーズにするには、ドアリー
フの昇降駆動に大きな駆動力を必要とする。
【0003】以上の従来の押上式ドアについての考察か
ら分かるように、ドアリーフを上下にスイライドさせる
方式によってプラグドアにおける上記問題を解消するこ
とはできるが、ドアリーフを上方にスライドさせる方式
にすると、図2に仮想線(2点鎖線)で示すようにドア
リーフの大部分を屋根Rの上まで押し上げることにな
り、これが上記の問題を生じるのであるから、ドアリー
フを下方にスライドさせるようにすれば、プラグドアに
おける上記問題の解消は勿論、押上式の従来技術におけ
る上記問題を解消し得ることが容易に推測される。しか
し、乗降口の直下に幾分の上下方向空間があるものの、
直線的にスライドさせてドアリーフを収納するだけの空
間的余裕はないので、単純に下方にスライドさせて乗降
口を全開することはできない。したがって、下方にスラ
イドさせて車両内部に収納するには、ドアリーフの構造
について工夫を講じ、また引き下げられたドアリーフの
収納機構に工夫を講じることが必要である。
【0004】
【解決しようとする課題】この発明は、従来技術につい
ての上記の問題認識に基づくものであって、高速鉄道車
両の乗降ドアを下方にスライドするスライド式にするに
ついて、これを車両の床下に引き込んで乗降口を全開で
きるように、ドアリーフの構造、ドアリーフの収納機
構、ドア駆動機構を工夫することをその課題とするもの
である。
【0005】
【課題解決のために講じた手段】
【解決手段1】上記課題解決のために講じたドアリーフ
の構造、ドアリーフの収納機構についての手段1は、次
の要素(イ)及び(ロ)によって構成されるものであ
る。 (イ)車両外側壁と面一の状態で閉じられるドアリーフ
の上下方向中間部に横軸によるヒンジ機構を設け、この
ヒンジ機構によってドアリーフを車両内側に屈曲可能に
したこと、(ロ)乗降口の両側から乗降口の下方に延び
るガイドレールを車両床下に沿って内側にL形に屈曲さ
せ、ドアリーフを上記ガイドレールに沿って車両床下に
引き込むようにしたこと。
【0006】
【作用】乗降口の両側から乗降口の下方に延びるガイド
レールを車両床下に沿って内側に屈曲させたことによっ
て、ドアリーフは駆動機構によって乗降口から下方に引
き下げられ、上記ヒンジ機構によって内側に屈曲しなが
ら、L形のガイドレールに案内されて車両の床下に引き
込まれる。これによってドアリーフは乗降口の直下の空
間と床下空間とに完全に収納され、乗降口は全開され
る。駆動機構をドア閉方向に駆動すると、ドアリーフは
床下空間と乗降口の直下の空間から引き出され、乗降口
を全閉する。ドアリーフはガイドレールによって上下方
向に案内されるものであるから、上記従来の押上式ドア
と同様に、車両外壁に対する隙間、段差を最小にし、ま
た、がたつきを最小にすることができる。
【0007】
【実施態様】解決手段1の実施態様は、そのガイドレー
ルの屈曲角度を95度〜120度(望ましくはほぼ10
5度)としたことである。
【作用】ガイドレールの屈曲角度を95度〜120度
(望ましくはほぼ105度)にしたことによって、上記
ヒンジ機構によって屈曲しながらドアリーフが床下空間
にスムーズに引き込まれて、乗降口の直下の空間と床下
空間とに収納される。
【0008】
【解決手段2】上記課題解決のために講じたドア駆動機
構についての手段2は、乗降口の床下において車体側に
設けた駆動ピニオンによってドアリーフに設けたラック
ギアを駆動して、ドアリーフを昇降させるようにしたこ
とである。
【0009】
【作用】ドアリーフを閉方向に駆動すると、引き込めら
れたドアリーフはその上方部分をピニオンによって駆動
されて、乗降口の直下の空間及び床下空間から引き出さ
れ、乗降口の左右両側のほぼ直線的なガイドレールに向
かって押上げてゆくことになるので、ドアの閉動作はス
ムーズになされる。また、ドア開方向に駆動すると、ド
アリーフはスムーズに下降し、床下のガイドレールに沿
って移動してその下半分が床下空間に収納される。
【0010】
【実施例】次いで図面を参照しながら実施例を説明す
る。この発明の昇降ドア(下方向にスライドするドア)
10は、引き下げたドアリーフの一部を床下の空間に収
納するものであるから、台車30などの機器が床下に存
在せずに床下空間に所要の収納空間を確保できる場所に
乗降口を配置する(図5参照)。乗降口の左右両サイド
にガイドレール上部11cがあり、このガイドレールが
乗降口直下の空間から床下の空間にかけて延び、L形に
屈曲している。ガイドレールは乗降口の直下のガイドレ
ール中間部11aが垂線に対して約12度(Θ1)傾斜
し、また、床下のガイドレール下部11bが水平線に対
し約5度(Θ2)傾斜している。このようにガイドレー
ル中間部11a,ガイドレール下部11bを傾斜させる
ことによりガイドレール11は乗降口の下方の屈曲部1
1dにより約105度(Θ3)で屈曲されている。他
方、ドアリーフ10の上下方向のほぼ中間にヒンジ機構
12があって、これによってドアリーフが車両の内側に
屈曲できるようにしている。このヒンジ機構は特別なも
のである必要はないが、少なくとも約90度まで屈曲で
き、かつ、乗降口の両サイドのガイドレール11cに沿
って引き上げられて乗降口を全閉したとき、ドアリーフ
上部10aの下端面とドアリーフ下部10bの上端面と
が密着して隙間ができないようなヒンジ機構であればよ
い。ガイドレールとドアリーフのガイドローラとの関係
は図3に示す従来技術におけるそれと同様であり、ま
た、ドアリーフ上部10a、ドアリーフ下部10bの上
下両端にそれぞれ左右1対のブラケット13を設け、当
該ブラケット13にガイドローラ14を設けている。そ
して、このガイドローラ14を介してドアリーフ10が
上下にスライド可能にガイドレール11によって案内さ
れる。ガイドローラ14はドアリーフ上部10a、ドア
リーフ下部10bの上下両端にそれぞれ左右1対設けら
れているので、ドアリーフ下部10bは上下のローラ1
4,14によってガイドレールの屈曲部11dを跨いだ
状態でこれをスムーズに通過することができる。
【0011】乗降口の床Fの直下に駆動機構があり、こ
の駆動機構のピニオン20が正逆転駆動される。ドアリ
ーフ10の内側左右両端にラックギア21があって、こ
のラックギヤ21に上記ピニオン20がそれぞれ噛み合
っている。ピニオン20を正転させるとラックギヤ21
が上方に駆動され、ドアリーフ10は上方にスライドし
て、ガイドレール上部11cに沿って押し上げられる。
また、ピニオン20を逆転させるとドアリーフ10は降
下してガイドレール下部11b及びガイドレール中間部
11aに引き込まれる。
【0012】上記実施例の駆動機構はラックピニオン機
構によるものであるが、図10に示すように歯付きベル
トによる駆動機構を採用することもできる。この歯付き
ベルトによる駆動機構は、乗降口の床下に駆動ギア41
とアイドルギア(図示せず)との間に歯付ベルト42を
巻き掛け、この歯付ベルトにドアリーフの上記ブラケッ
ト13を固着したものである。駆動ギア41を正転させ
ると、これによってブラケット13が上方向に駆動され
てドアリーフ10を押し上げる。他方、駆動ギアを逆転
させるとドアリーフ10は下降する。
【0013】この発明はドアリーフを乗降口直下の空間
及び床下空間に屈曲させた状態にして引き込んで、乗降
口を全開するものであるが、この発明の変形として、乗
降口直上の車両側壁の内部空間及び天井裏の空間に屈曲
させた状態にして引き込んで、乗降口を全開させる構造
にすることも可能である。この場合は、乗降口直上の車
両側壁の内部空間の高さに制約があり、また天井裏の空
間の高さに制約があるから、ガイドレールの屈曲部の曲
率半径を大きくすることが難しい。したがって、ドアリ
ーフの中間部に2つ以上のヒンジ機構を設けて、ドアリ
ーフを3つ折り、4つ折りにするなどの工夫が必要であ
り、また、天井裏の車体骨組を工夫して、ドアリーフを
天井裏に引き込むのに必要な収納空間を確保するための
工夫が必要である。また、この発明はドアリーフの駆動
機構として床下に駆動ピニオン、駆動歯車を設けている
が、乗降口の近傍において車両側壁内部に駆動機構を設
け、チェーンでドアリーフを吊り、駆動スプロケットで
チェーンを駆動してドアリーフを引上げるようにするこ
ともできる。さらに、複数のヒンジ機構によってドアリ
ーフ3を3つ折り、4つ折りにするなどして、折り目を
多くすれば、ガイドレールの屈曲部の局率半径を小さく
し、また、屈曲角度を小さくすることができる。したが
って、狭い空間にドアリーフをスムーズに引き込んで収
納するには、ドアリーフを2つ以上の折り目で屈曲する
ようにすればよい。
【0014】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明は昇降ドア
を乗降口の床下に引き込むようにしたことによって、ド
アリーフの外側壁と車体外壁とを隙間、段差なしに面一
にすることができ、また、全開状態でのドアの始末が良
好であって、従来技術の上記問題を解消することがで
き、外観を損なうことなく、その開閉動作を円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は高速鉄道車両のプラグドアの横断面図であ
る。
【図2】は高速鉄道車両の従来の押上式ドアの概念図で
ある。
【図3】は図2の押上式ドアのガイドレールによる案内
機構の概略的な横断面図である。
【図4】は図3の押上式ドアのドアリーフと車両本体と
の関係を示す概略的な横断面図である。
【図5】はこの発明の昇降式乗降ドアの配置を示す鉄道
車両の側面図である。
【図6】は実施例の断面図であって、ドアリーフを乗降
口の床下に収納した状態を左半分に示し、開閉動作途中
のドアリーフの状態を右半分に示す概略的な縦断面図で
ある。
【図7】は実施例のドアリーフを乗降口の床下に収納し
た状態を示す縦断面図である。
【図8】は実施例の駆動機構を示す概略的な側面図であ
る。
【図9】は実施例のドアリーフのヒンジ機構の側面図で
ある。
【図10】は他の実施例の駆動機構を示す概略的な側面
図である。
【符号の説明】 D,10:ドアリーフ 10a:ドアリーフ上部 10b:ドアリーフ下部 2,11:ガイドレール 11a:ガイドレール中間部 11b:ガイドレール下部 11c:ガイドレール上部 2,14:ガイドローラ 12:ヒンジ機構 13:ブラケット 20:ピニオン 21:ラックギア 30:台車 41:駆動ギア 42:歯付ベルト B:車両本体 F:フロアー P:パッキン R:屋根

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアリーフの上下方向中間部にヒンジ機構
    を設け、このヒンジ機構によってドアリーフを車両内側
    に屈曲可能にし、 乗降口の両側から乗降口の下方に延びるガイドレールを
    車両床下に沿って内側にL形に屈曲させ、ドアリーフを
    上記ガイドレールに沿って車両床下に引き込むようにし
    た、高速鉄道車両の昇降式乗降ドア。
  2. 【請求項2】上記ガイドレールの屈曲角度を90度〜1
    20度とした請求項1の高速鉄道車両の昇降式乗降ド
    ア。
  3. 【請求項3】乗降口の床下において車体側に設けた駆動
    ピニオンによってドアリーフに設けたラックギアを駆動
    して、ドアリーフを昇降させるようにした請求項1又は
    請求項2の高速鉄道車両の昇降式乗降ドア。
  4. 【請求項4】上記ヒンジ機構を複数にしてドアリーフを
    2つ以上の折り目で屈曲可能にした請求項1又は請求項
    2の高速鉄道車両の昇降式乗降ドア。
  5. 【請求項5】乗降口近傍において車両側壁内に駆動機構
    を設け、チェーンを介してドアリーフを昇降させるよう
    にした高速鉄道車両の昇降式乗降ドア。
  6. 【請求項6】ドアリーフの上下方向中間部にヒンジ機構
    を設け、このヒンジ機構によってドアリーフを車両内側
    に屈曲可能にし、 乗降口の両側から乗降口の上方に延びるガイドレールを
    天井裏に沿って内側にL形に屈曲させ、ドアリーフを上
    記ガイドレールに沿って天井裏に引き込むようにした、
    高速鉄道車両の昇降式乗降ドア。
  7. 【請求項7】上記駆動機構を車体に駆動ギアを設け、ド
    アリーフの内面の左右両側に設けたブラケットを歯付ベ
    ルトに固定し、駆動ギアによって上記歯付ベルトを駆動
    して、当該歯付ベルトによってドアリーフを昇降させる
    ようにした請求項1、請求項2の高速鉄道車両の昇降式
    乗降ドア。
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