JP2000343687A - 印刷装置、印刷方法および記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷方法および記録媒体

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JP2000343687A
JP2000343687A JP15962899A JP15962899A JP2000343687A JP 2000343687 A JP2000343687 A JP 2000343687A JP 15962899 A JP15962899 A JP 15962899A JP 15962899 A JP15962899 A JP 15962899A JP 2000343687 A JP2000343687 A JP 2000343687A
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ink head
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Hiroichi Nunokawa
博一 布川
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Seiko Epson Corp
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷媒体に対して主走査方向に一定の速度で
繰り返し移動しつつインク滴を吐出するインクヘッドを
備え、該インクヘッドを前記主走査毎に該主走査方向と
交差する方向への副走査を繰り返し、前記主走査中に吐
出されたインク滴により前記印刷媒体にインクドットを
形成して画像を記録する印刷装置において、インクの定
着性の異なる前記印刷媒体に対して、インクのにじみや
ムラのない安定した高品質の印刷画像を得る。 【解決手段】 前記印刷媒体へのインクの定着性に関す
る情報に基づいて、前記各主走査間における前記インク
ヘッドの駆動の待機時間を制御して印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置、印刷方
法および記録媒体に関し、詳しくは、印刷媒体に対して
主走査方向に一定の速度で繰り返し移動しつつインク滴
を吐出するインクヘッドを備え、該インクヘッドを前記
主走査毎に該主走査方向と交差する方向への副走査を繰
り返し、前記主走査中に吐出されたインク滴により前記
印刷媒体にインクドットを形成して画像を記録する印刷
装置、印刷方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
数色のインクをインクヘッドから吐出するタイプのカラ
ープリンタが普及し、コンピュータ等が処理した画像を
多色多階調で印刷するのに広く用いられている。これに
伴い、印刷媒体もインクジェットプリンタ専用紙,光沢
紙,普通紙,はがき,OHP(オーバーヘッドプロジェ
クタ)用のフィルムシート等、多種多様になり、あらゆ
る印刷媒体に印刷を行う要求が高まっている。ユーザが
印刷媒体にスプレーコーティングして、インクのにじみ
を抑制するサプライ品も出現している。また、最近では
印刷速度向上の要請により、インクヘッドの主走査を印
刷可能領域全域で行うのではなく画像を形成する領域の
みで行い、主走査に要する時間を短縮することで印刷速
度を向上することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷媒体によ
ってインクの浸透性が異なるため、印刷速度をいたずら
に高くすると印刷画像の品質が安定しない。更にインク
の浸透性の低い印刷媒体においては、インクの定着性が
悪く、にじみやムラが発生するという不具合があった。
ここで「インクの定着性」とは、印刷媒体に付着したイ
ンクが、後に形成されるインクがにじんで画質に影響を
与えることがない程度に浸透または乾燥することをい
う。
【0004】これらの不具合を解決するために、印刷媒
体に応じてインクヘッドの走査速度を変更し、浸透性の
悪い印刷媒体に対してはインクヘッドの走査速度を遅く
して、インクの定着を待ちながら画像の記録を行うこと
が提案されているが、構成が複雑になり、新たな問題を
招致する。印刷媒体に応じてインクヘッドの走査速度を
変化させると、移動しながら吐出されたインク滴の着弾
位置が変わってしまい、インクヘッドの主走査速度に応
じてインク滴の吐出タイミングを補正しなければならな
いという問題である。
【0005】本発明は、少なくとも上記の問題を解決す
ることを目的としてなされたものであり、印刷媒体への
インクの定着性に着目し、印刷速度の向上と安定した高
品質の印刷画像を得ることを目的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、
次の構成を採用した。本発明の印刷装置は、印刷媒体に
対して主走査方向に一定の速度で繰り返し移動しつつイ
ンク滴を吐出するインクヘッドを備え、該インクヘッド
を前記主走査毎に該主走査方向と交差する方向への副走
査を繰り返し、前記主走査中に吐出されたインク滴によ
り前記印刷媒体にインクドットを形成して画像を記録す
る印刷装置であって、前記印刷媒体に対するインクの定
着性に関する情報を入力する定着時間情報入力手段と、
前記入力された定着性に関する情報に基づき、前記各主
走査間における前記インクヘッドの駆動の待機時間を制
御するインクヘッド待機時間制御手段とを備えたことを
要旨とする。
【0007】本発明の印刷装置に対応した印刷方法は、
印刷媒体に対して主走査方向に一定の速度で繰り返し移
動しつつインク滴を吐出するインクヘッドより吐出され
たインク滴により、前記インクヘッドを前記主走査と交
差する方向へ繰り返し副走査し、前記印刷媒体にインク
ドットを形成して画像を記録する印刷方法であって、前
記印刷媒体に対するインクの定着性に関する情報に基づ
き、前記各主走査間における前記インクヘッドの駆動の
待機時間を制御し、画像を記録することを要旨とする。
【0008】本発明の印刷装置および印刷方法によれ
ば、インクの定着性の異なる多種多様の印刷媒体に対し
て、インクの定着性に関する情報に基づいて、インクヘ
ッド待機時間を制御して主走査を行い、インクの定着を
待ちながらインクドットの形成を行うため、インクのに
じみやムラを抑制することができる。また、インクヘッ
ドの主走査は一定の速度で行うため、印刷媒体に対する
インクドットの形成位置を印刷媒体によらず一定にする
ことができる。これらにより、安定した品質の印刷画像
を得ることができる。また、本発明を画像を形成する領
域でのみインクヘッドの主走査を行うことが可能な印刷
装置に適用すれば、インクの定着時間が早い印刷媒体に
対しては、より高速の印刷が可能となる。
【0009】また、上記の印刷装置では、前記定着性に
関する情報として、前記印刷媒体に対するインクの浸透
性に関する情報を用いることができる。
【0010】インクの浸透性の高い印刷媒体(例えばイ
ンクジェットプリンタ専用紙)はインクの定着性が優れ
ており、従来の高速の印刷を行っても安定した品質の印
刷画像が得られる。一方、インクの浸透性の低い印刷媒
体(例えばOHP用のフィルムシート)はインクの定着
性が劣っており、高速の印刷を行うとにじみやムラが発
生してしまう。このため、インクの浸透性の異なる印刷
媒体に対して、浸透性に応じてインクヘッド待機時間を
制御して副走査を行い、インクが定着するのを待ちなが
らインクドットの形成を行うのである。これにより、イ
ンクのにじみやムラを抑制し、安定した品質の印刷画像
を得ることができる。また、インクヘッドの主走査を一
定の速度で行うため、印刷媒体に対するインクドットの
形成位置も印刷媒体によらず一定にすることができる。
【0011】ここで、インクヘッド待機時間について説
明する。これは、インクヘッドの任意の主走査における
インクドット形成の後、インクが印刷媒体に定着し、次
の主走査におけるインクドット形成を開始するまでイン
クヘッドの駆動を待機する時間である。例えば、印刷媒
体が決定していて、インクが印刷媒体に定着するのに要
する時間(インク定着時間と呼ぶ)がTfであるとす
る。インクヘッド待機時間をTw、インクヘッドの往復
の走査速度をVs、印刷対象である画像の幅をWx、ま
た、インクヘッドは画像を形成する領域のみで最短距離
の主走査を行うものとし、往運動のみでインクドットの
形成を行うものとすると、インクヘッドは印刷媒体に対
して往復運動するので、インクヘッド待機時間Twは、 Tw=Tf−2・Wx/Vs と表すことができる。Tw≦0であれば、インクヘッド
待機時間は持たずに次の主走査を行う。Tw>0であれ
ば、1回の主走査の後、Twの待機時間を持った後に次
の主走査を行う。任意の幅の画像に対してインクヘッド
が最大印刷可能領域で主走査を行う場合は、画像領域以
外での走査時間を考慮した待機時間Twでインクドット
の形成を行っても良い。インクヘッド待機時間Twは、
これに限定されるわけではなく、安定した品質の印刷画
像が得られる程度に設定すれば良い。また、インクヘッ
ドの待機は、必ずしも主走査を停止して行う必要はな
い。例えば、インクヘッドが主走査の往運動時には一定
の速度で移動し、復運動時には速度を変調して移動する
ことによりインクヘッドの待機を行っても良い。
【0012】また、上記の印刷装置においては、前記定
着時間入力手段に、印刷環境に関する情報を検出する印
刷環境情報検出手段を備え、前記定着性に関する情報と
しては、前記印刷媒体に対するインクの浸透性に関する
情報および前記検出された印刷環境に関する情報を用い
ることができる。
【0013】インク定着時間は、印刷媒体に対するイン
クの浸透性だけではなく、印刷環境すなわち温度や湿度
によっても異なる。従って、印刷媒体に対するインクの
浸透性に関する情報に加えて、印刷環境に関する情報に
基づいて、インクヘッド待機時間を制御し、より適切な
インク定着時間を設定することにより、インクのにじみ
やムラを抑制し、安定した品質の印刷画像を得ることが
できる。
【0014】本発明の記録媒体は、印刷媒体に対して主
走査方向に一定の速度で繰り返し移動しつつインク滴を
吐出するインクヘッドより吐出されたインク滴により、
該インクヘッドを前記主走査と交差する方向へ繰り返し
副走査し、前記印刷媒体にインクドットを形成して画像
を記録するためのプログラムをコンピュータに読み取り
可能にした記録媒体であって、前記印刷媒体に対するイ
ンクの定着性に関する情報に基づき、前記各主走査間に
前記インクヘッドの駆動の待機時間を制御する機能をコ
ンピュータに実現させるプログラムを記録したことを要
旨とする。
【0015】また、上記の印刷媒体において、前記定着
性に関する情報として、前記印刷媒体に対するインクの
浸透性に関する情報を用いることができる。
【0016】また、前記定着性に関する情報として、前
記印刷媒体に対するインクの浸透性に関する情報および
前記印刷環境に関する情報を用いることもできる。
【0017】上記の記録媒体の記録されたプログラム
が、前記コンピュータに実行されることにより、先に説
明した本発明の印刷装置を実現することができる。
【0018】なお、記憶媒体としては、フレキシブルデ
ィスクやCD−ROM,光磁気ディスク,ICカード,
ROMカートリッジ,パンチカード,バーコードなどの
符号が印刷された印刷物,コンピュータの内部記憶装置
(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置
等、コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用で
きる。また、コンピュータに上記の機能を実現させるコ
ンピュータプログラムを、通信を介して供給するプログ
ラム供給装置としての態様も含む。
【0019】
【発明の他の態様】本発明の印刷装置は以下のような他
の態様を採ることもできる。上記の印刷装置および印刷
方法であって、画像データの分布によってもインクヘッ
ド待機時間の制御を行う態様である。例えば、画像領域
に単色の領域が均一に主走査方向に対して連続して存在
している場合、インクヘッド待機時間を制御せずにイン
クドットの形成を行うのである。この場合、実際にはイ
ンクのにじみやムラが発生していたとしても、人間の目
に対して印刷画像の画質には大して影響を与えない。従
って、インクヘッド待機時間を制御せずに印刷を行うの
である。これにより、過剰なインクヘッド待機時間を持
たずに主走査を行うことができるので印刷速度を速める
ことができる。
【0020】インク定着時間は、インクドットの形成頻
度によって異なり、また、径の異なるインクドットを形
成可能なプリンタにおいてはインクドットの大きさによ
っても異なる。この場合には、インクドットの大きさや
形成頻度によってもインクヘッド待機時間の制御を行っ
ても良い。インクドットの大きさや形成頻度によってイ
ンクヘッド待機時間の制御を行うことにより、適切なイ
ンク定着時間を設定することができ、安定した品質の印
刷画像を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例に基づき説明する。 (1)装置の構成:図1は、本発明の実施例としての画
像処理装置および印刷装置の構成を示すブロック図であ
る。図示するように、コンピュータ90にスキャナ12
とプリンタ22とが接続されている。このコンピュータ
90は所定のプログラムがロードされ実行されることに
より画像処理装置として機能する他、プリンタ22と併
せて印刷装置として機能する。このコンピュータ90
は、プログラムに従って画像処理に関わる動作を制御す
るための各種演算処理を実行するCPU81を中心に、
バス80により相互に接続された次の各部を備える。R
OM82は、CPU81で各種演算処理を実行するのに
必要な各種プログラムやデータを予め格納しており、R
AM83は、同じくCPU81で各種演算処理を実行す
るのに必要な各種プログラムやデータが一時的に読み書
きされるメモリである。入力インタフェース84は、ス
キャナ12やキーボード14からの信号の入力を司り、
出力インタフェース85は、プリンタ22へのデータの
出力を司る。CRTC86は、カラー表示可能なCRT
21への信号出力を制御する。ディスクコントローラ
(DDC)87は、ハードディスク16やフレキシブル
ドライブ15あるいは図示しないCD−ROMドライブ
との間のデータの授受を制御する。ハードディスク16
には、RAM83にロードされて実行される各種プログ
ラムやデバイスドライバの形式で提供される各種プログ
ラムなどが記憶されている。
【0022】この他、バス80には、シリアル入出力イ
ンタフェース(SIO)88が接続されている。このS
IO88は、モデム18に接続されており、モデム18
を介して、公衆電話回線PNTに接続されている。コン
ピュータ90は、このSIO88およびモデム18を介
して、外部のネットワークに接続されており、特定のサ
ーバSVに接続することにより、画像処理に必要なプロ
グラムをハードディスク16にダウンロードすることも
可能である。また、必要なプログラムをフレキシブルデ
ィスクFDやCD−ROMによりロードし、コンピュー
タ90に実行させることも可能である。
【0023】図2は、本印刷装置のソフトウェアの構成
を示すブロック図である。コンピュータ90では、所定
のオペレーティングシステムの下で、アプリケーション
プログラム95が動作している。オペレーティングシス
テムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96
が組み込まれており、アプリケーションプログラム95
からは、これらのドライバを介して、プリンタ22に転
送するための画像データFNLが出力されることにな
る。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログ
ラム95は、スキャナ12から画像を読み込み、これに
対して所定の処理を行いつつビデオドライバ91を介し
てCRT21に画像を表示している。スキャナ12から
供給されるデータORGは、カラー原稿から読み取ら
れ、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3
色の色成分からなる原カラー画像データORGである。
【0024】このアプリケーションプログラム95が、
印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドラ
イバ96が、画像データをアプリケーションプログラム
95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な信
号(ここではシアン,マゼンタ,イエロ,ブラックの各
色についての多値化された信号)に変換している。図2
に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、解
像度変換モジュール97と、色補正モジュール98と、
ハーフトーンモジュール99と、ラスタライザ100が
備えられている。また、色補正テーブルLUT,記録率
テーブルDT,、インク定着時間テーブルFTも記憶さ
れている。これらのテーブルはCD−ROM等から読み
込んでも良いし、デフォルトを予めROMみ記憶してお
いても良い。
【0025】解像度変換モジュール97は、アプリケー
ションプログラム95が扱っているカラー画像データの
解像度、即ち、単位長さ当りの画素数をプリンタドライ
バ96が扱うことができる解像度に変換する役割を果た
す。こうして解像度変換された画像データは、まだRG
Bの3色からなる画像情報であるから、色補正モジュー
ル98は色補正テーブルLUTを参照しつつ、各画素ご
とにプリンタ22が使用するシアン(C),マゼンタ
(M),イエロ(Y),ブラック(K)の各色のデータ
に変換する。
【0026】色補正されたデータは、例えば256階調
等の幅で階調値を有している。ハーフトーンモジュール
99は、インクドットを分散して形成することにより、
プリンタ22でこの階調値を表現するためのハーフトー
ン処理を実行する。ハーフトーンモジュール99は、記
録率テーブルDTを参照することにより、画像データの
階調値に応じて、それぞれのインクドットの記録率およ
びレベルデータLVLを設定した上で、ハーフトーン処
理を実行する。こうして処理された画像データは、ラス
タライザ100によりプリンタ22に転送すべきデータ
順に並べ替えられ、最終的な画像データFNLとして出
力される。本実施例では、プリンタ22は画像データF
NLに従ってインクドットを形成する役割を果たすのみ
であり画像処理は行っていないが、勿論これらの処理を
プリンタ22で行うものとしても差し支えない。
【0027】次に、図3によりプリンタ22の概略構成
を説明する。図示するように、このプリンタ22は、紙
送りモータ23によって用紙Pを搬送する機構と、キャ
リッジモータ24によってキャリッジ31をプラテン2
6の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ31に搭
載されたインクヘッド28を駆動してインクの吐出およ
びインクドットの形成を行う機構と、これらの紙送りモ
ータ23,キャリッジモータ24,インクヘッド28お
よび操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路
40とから構成されている。また、印刷環境を検出する
温度センサ29、湿度センサ30も備えている。
【0028】キャリッジ31をプラテン26の軸方向に
往復動させる機構は、プラテン26の軸と平行に架設さ
れ、キャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と
キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を
張設するプーリ38と、キャリッジ31の原点位置を検
出する位置検出センサ39等から構成されている。
【0029】なお、このキャリッジ31には、ブラック
インク用のカートリッジ71とシアン,ライトシアン,
マゼンタ,ライトマゼンタ,イエロの5色のインクを収
納したカラーインク用カートリッジ72が搭載可能であ
る。なお、ライトシアンインク,ライトマゼンタインク
は、シアンインク,マゼンタインクに対して染料の含有
量を1/4にしたインクであり、淡ドットを形成するた
めのものである。キャリッジ31の下部のインクヘッド
28には、これらのインクに対応して計6個のインク吐
出用ヘッド61ないし66が形成されており、キャリッ
ジ31の底部には、この各色用ヘッドにインクタンクか
らのインクを導く導入管が立設されている。キャリッジ
31にブラックインク用のカートリッジ71およびカラ
ーインク用カートリッジ72を上方から装着すると、各
カートリッジに設けられた接続孔に導入管が挿入され、
各インクカートリッジからインク吐出用ヘッド61ない
し66へのインクの供給が可能となる。
【0030】インクの吐出およびインクドット形成を行
う機構について説明する。インク用カートリッジ71、
72がキャリッジ31に装着されると、毛細管現象を利
用してインク用カートリッジ内のインクが導入管を介し
て吸い出され、キャリッジ31下部に設けられたインク
ヘッド28のインク吐出用ヘッド61ないし66に導か
れる。なお、初めてインクカートリッジが装着された時
には、専用のポンプによりインクをインク吐出用ヘッド
61ないし66に吸引する動作が行われる。
【0031】インク吐出用ヘッド61ないし66には、
各色毎に48個(24個×2列)のノズルが設けられて
おり、各ノズル毎に電歪素子の一つであって応答性に優
れたピエゾ素子が配置されている。ピエゾ素子は、ノズ
ルまでインクを導くインク通路に接する位置に設置され
ている。ピエゾ素子は、周知のように、電圧の印加によ
り結晶構造が歪み、極めて高速に電気―機械エネルギの
変換を行う素子である。本実施例では、ピエゾ素子の両
端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加するこ
とにより、ピエゾ素子が電圧の印加時間だけ伸張し、イ
ンク通路の一側壁を変形させる。この結果、インク通路
の体積はピエゾ素子の伸張に応じて収縮し、この収縮分
に相当するインクが粒子となってノズルの先端より高速
に吐出される。このインク粒子がプラテン26に装着さ
れた用紙Pに染み込むことにより印刷が行われる。な
お、48個のノズルの副走査方向(主走査と直交する用
紙Pの搬送方向)の位置は互いに一致するように設けら
れている。それらは千鳥状に配置しても良いし、一直線
上に配置しても良い。但し、千鳥状にすれば、製造上、
ノズルピッチを小さく設定し易いという利点がある。
【0032】次に、プリンタ22の制御回路40の内部
構成を説明するとともに、複数のノズルからなるインク
ヘッド28を駆動する方法について説明する。図4は制
御回路40の内部構成を示す説明図である。制御回路4
0の内部には、CPU41,PROM42,RAM43
の他、コンピュータ90とのデータのやり取りを行うP
Cインタフェース44と、紙送りモータ23,キャリッ
ジモータ24および操作パネル32などとの信号のやり
取りを行う周辺入出力部(PIO)45と、計時を行う
タイマ46と、インク吐出用ヘッド61ないし66にイ
ンクドットのON、OFFの信号を出力する駆動用バッ
ファ47などが設けられており、これらの素子および回
路はバス48で相互に接続されている。PROM42に
は、後述するインクヘッド待機時間制御モジュール49
が備えられている(図3参照)。また、制御回路40に
は、所定周波数でピエゾ素子を駆動するための電圧信号
としての駆動波形を出力する発振器51、および発振器
51からの出力をインク吐出用ヘッド61ないし66に
所定のタイミングで分配する分配出力器55も設けられ
ている。制御回路40は、コンピュータ90で処理され
たドットデータを受け取り、これを一時的にRAM43
に蓄え、所定のタイミングで駆動用バッファ47に出力
する。
【0033】CPU41から各ノズル毎にオン・オフを
定め、駆動用バッファ47の各端子に信号を出力する
と、ピエゾ素子のコモン側に供給される信号に応じて、
駆動用バッファ側からオン信号を受け取っていたピエゾ
素子だけが駆動する。この結果、駆動用バッファからオ
ン信号を受け取っていたピエゾ素子のノズルから、一斉
にインク粒子が吐出される。つまり、ピエゾ素子を駆動
する信号自体は、インクドットを形成するか否かに関わ
らず全ノズルのピエゾ素子に印加されるが、駆動用バッ
ファ47から出力される電圧を各ノズル毎に制御するこ
とによって、前記駆動信号の有効、無効を各ノズル毎に
制御しているのである。
【0034】以上説明したハードウェア構成を有するプ
リンタ22は、紙送りモータ23により用紙Pを搬送し
つつ、キャリッジ31をキャリッジモータ24により往
復動させ、同時にインクヘッド28のインク吐出用ヘッ
ド61ないし66のピエゾ素子を駆動して、各色インク
滴の吐出を行い、インクドットを形成して用紙P上に多
色多階調の画像を形成する。
【0035】(2)ドット形成制御:次に本実施例にお
けるドット形成の制御処理について説明する。ドット形
成制御処理ルーチンの流れを図5に示す。これは、コン
ピュータ90のCPU81が実行する処理であり、プリ
ンタドライバ96の処理の一つとして実行される。
【0036】この処理が開始されると、CPU81は、
画像データを入力する(ステップS100)。この画像
データは、図2に示したアプリケーションプログラム9
5から受け渡されるデータであり、画像を構成する各画
素毎にR,G,Bそれぞれの色について、値0ないし2
55の256段階の階調値を有するデータである。この
画像データの解像度は、原画像のデータORGの解像度
等に応じて変化する。
【0037】CPU81は、入力された画像データの解
像度をプリンタ22が印刷するための解像度に変換する
(ステップS105)。画像データが印刷解像度よりも
低い場合には、線形補間により隣接する原画像データの
間に新たなデータを生成することで解像度変換を行う。
逆に画像データが印刷解像度よりも高い場合には、一定
の割合でデータを間引くことにより解像度変換を行う。
なお、解像度変換処理は本実施例において本質的なもの
ではなく、この処理を行わずに印刷を実行するものとし
ても構わない。
【0038】次に、CPU81は、色補正処理を行う
(ステップS110)。色補正処理とは、R、G、B各
色の階調値からなる画像データをプリンタ22で使用す
るC,M,Y,K各色の階調値のデータに変換する処理
である。この処理は、色補正テーブルLUT(図2参
照)を用いて行われる。色補正テーブルLUTは、R,
G,Bのそれぞれの組み合わせからなる色をプリンタ2
2にで表現するためのC,M,Y,Kの組み合わせを記
憶したものである。
【0039】こうして色補正された画像データに対し
て、CPU81はハーフトーン処理を行う(ステップS
200)。ハーフトーン処理とは、原画像データの階調
値(本実施例では256階調)をプリンタ22が各画素
毎に表現可能な階調数に変換し、画像の中間調を表現す
るためのデータを作成することをいう。本実施例では、
「ドットの形成なし」、「濃ドットの形成」、「淡ドッ
トの形成」の3値化を行っているが、更に多くの階調へ
の多値化を行うものとしても良い。
【0040】本実施例におけるハーフトーン処理の内容
を、図6を用いて簡単に説明する。ハーフトーン処理
は、ディザ法や誤差拡散等の種々の方法を用いて行うこ
とができる。ここでは、まずCPU81が画素データD
xを入力する(ステップS210)。ここで入力される
画素データDxは、色補正処理(図5のステップS11
0)が施されたデータであり、C,M,Y,Kの各色に
つき256階調の階調値を有する。
【0041】次に、記録率テーブルDTを参照して濃ド
ットおよび淡ドットの記録率を決定し、それらに対応す
る濃ドットレベルデータLVL1および淡ドットレベル
データLVL2の作成を行う(ステップ220)。記録
率テーブルDTは、図7に示したように、入力データD
xに対応する濃淡それぞれのインクドットの記録率を予
め定め、それらをテーブルに表したものであり、濃淡ド
ットのレベルデータLVL1およびLVL2はインクド
ットの記録率(0ないし100%)を0ないし255の
256段階の値に変換したデータである。
【0042】次に、閾値Dthを読み込み(ステップS
230)、濃ドットレベルデータLVL1および淡ドッ
トレベルデータLVL2と閾値Dthとを比較してそれ
ぞれのインクドットのオン・オフを決定する(ステップ
S240)。濃ドットレベルデータLVL1が閾値Dt
hよりも大きければインクドットを形成し、小さければ
形成しない。淡ドットのついても同様である。これを全
ての画素について行う。
【0043】次に、CPU81はラスタライズを行う
(ステップS300)。これは、1ラスタ分のデータを
プリンタ22のインクヘッド28に転送する順序に並べ
替えることをいう。プリンタ22がラスタを形成する記
録方法には種々のモードがある。最も単純なのは、イン
クヘッド28の1回の往運動で各ラスタのインクドット
を全て形成するモードである。この場合には1ラスタ分
のデータを処理された順序でインクヘッド28に出力す
れば良い。インタレース等の周知の技術を用いても良
い。
【0044】プリンタ22が印刷可能な画像データFN
Lが生成されると、CPU81は該データを出力し、プ
リンタ22に転送する(ステップS310)。プリンタ
22は、このデータを受け取って、インクヘッド待機時
間制御処理(図8参照)を行い、各画素にそれぞれのイ
ンクドットを形成して画像を印刷する。なお、以上の説
明では1色のインクについてのみ説明したが、これらの
処理はC,M,Y,Kの各色毎に行う。
【0045】(3)インクヘッド待機時間制御処理:本
実施例におけるインクヘッド待機時間制御処理の内容
を、図8を用いて説明する。この処理はPROM42内
のインクヘッド待機時間制御処理モジュール49で行わ
れる。ここで、インクヘッド待機時間制御処理とは、印
刷媒体へのインク定着時間Tfを決定し、各主走査間で
インクヘッド28の駆動を待機する時間を設定する処理
を言う。本実施例の印刷装置は、インクヘッド28の往
運動時のみでインクドットの形成を行い、印刷対象であ
る画像を形成する領域のみで最短距離の主走査を行う。
【0046】ここでは、まず印刷媒体に対するインクの
浸透性に関する情報、印刷環境に関する情報(温度セン
サ29が検出した温度および湿度センサ30が検出した
湿度)を入力し、複数の印刷媒体、印刷環境におけるイ
ンク定着時間Tfを記憶したインク定着時間テーブルF
T(図2参照)を参照して、それらに対応したインク定
着時間Tfを決定する(ステップS410)。次に、画
像データを入力し、画像幅Wxを決定する(ステップS
420)。
【0047】インクヘッド待機時間Twは、インク定着
時間Tfとインクヘッド28が画像幅Wxの領域におい
て往復の主走査を行うのに要する時間との差であるの
で、 Tw=Tf−2・Wx/Vs と表すことができる(ステップS430)。ここで、V
sはインクヘッド28の往復の走査速度を表す。
【0048】上式のTwが正の値であれば、インクヘッ
ド待機時間TwはTf−2・Wx/Vsとなり(ステッ
プS450)、0または負の値であれば、インクヘッド
待機時間Twは0となる(ステップS460)。インク
ヘッド待機時間Twは、これに限定されるわけではな
く、安定した品質の印刷画像が得られる程度に設定すれ
ば良い。また、インクヘッド28の待機は、必ずしも主
走査を停止して行う必要はない。例えば、インクヘッド
28が主走査の往運動時には一定の速度で移動し、復運
動時には速度を変調して移動することによりインクヘッ
ドの待機を行っても良い。
【0049】次に、本実施例におけるインクヘッドの動
作について、図9を用いて説明する。例えば印刷媒体
A,B,Cに対して、画像幅1,2の画像を印刷するも
のとし、印刷環境(温度、湿度)は一定とする。図示す
るように、まず主走査を行い、インクドットの形成を行
う。主走査を行う時間(太線)は印刷媒体によらず画像
幅および主走査速度によって決まり、画像幅1,2に対
して、それぞれT1,T2となる。次にインクの定着を
待つ(待機)。インク定着時間は、印刷環境が一定なの
で画像幅によらず印刷媒体によって決まり、印刷媒体
A,B,Cに対して、それぞれ予めインク定着時間テー
ブルFTに定められたTfa,Tfb,Tfcとなる。
インクヘッド待機時間Tw(点線)は、上述したように
印刷媒体および画像幅により異なり、(印刷媒体,画像
幅)=(A,1),(A,2),(B,1)(B,
2)、(C,1),(C,2)に対して、それぞれTw
a1,Twa2,Twb1,Twb2、Twc1,Tw
c2となる。なお、Twa1は待機時間がない場合を示
しており、図示はしていない。次に副走査を行う。副走
査を行う時間(実線)は印刷媒体,画像幅によらず一定
である。図9においては、インクヘッドの動作を「主走
査」→「待機」→「副走査」→の順で示したが、本発明
はインクヘッドの各主走査間のインクヘッド待機時間を
制御すれば良いので、「主走査」→「副走査」→「待
機」→の順であっても構わない。
【0050】本発明の印刷装置および印刷方法によれ
ば、インクの定着性の異なる多種多様の印刷媒体に対し
て、インクの浸透性に関する情報および印刷環境に関す
る情報に応じた適切なインク定着時間Tfを設定し、加
えて、画像幅の異なる印刷対象に対して、画像幅に応じ
てインクヘッド待機時間Twを待ってインクドットの形
成を行うため、インクのにじみやムラを抑制することが
できる。また、インクヘッドの主走査は一定の速度で行
うため、印刷媒体に対するインクドットの形成位置も印
刷媒体によらず一定にすることができる。これらによ
り、安定した品質の印刷画像を得ることができる。ま
た、インク定着時間テーブルFTをプリンタドライバ9
6内に持つことにより、印刷媒体の種類が増加等した場
合においても、対応可能な印刷媒体に対するインク定着
時間のデータの追加等が容易にできる。
【0051】なお、本実施例の印刷装置では、上述のよ
うにピエゾ素子を用いてインク滴を吐出するインクヘッ
ドを備えたプリンタを用いているが、他の方法によりイ
ンク滴を吐出するプリンタを用いるものとしても良い。
例えば、インク通路に配置したヒータに通電し、インク
通路内に発生する気泡(バブル)によりインク滴を吐出
するタイプのプリンタを始め、種々のプリンタその他の
印刷装置に適用可能である。
【0052】以上で説明した本実施例の印刷装置は、図
5、図6および図8に示した処理など、コンピュータに
よる処理を含んでいることから、この処理を実現するた
めのプログラムを記録した記録媒体としての実施の態様
を採ることもできる。このような記録媒体としては、フ
レキシブルディスクやCD−ROM,光磁気ディスク,
ICカード,ROMカートリッジ,パンチカード,バー
コードなどの符号が印刷された印刷物,コンピュータの
内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外
部記憶装置等のコンピュータが読み取り可能な種々の媒
体を利用できる。また、コンピュータに、上記で説明し
た画像処理を行うコンピュータプログラムを、通信経路
を介して供給するプログラム供給装置としての態様も可
能である。
【0053】以上、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて説明したが、本発明はこのような実施の形態になん
ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
内において種々なる態様での実施が可能である。例え
ば、上記実施例で説明した種々の制御処理は、その一部
又は全部をハードウェアにより実現しても良い。また、
インクヘッドの待機時に、ノズルづまりの検出,ノズル
のクリーニング等のメンテナンスを必要に応じて行って
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の概略構成図である。
【図2】本発明の印刷装置のソフトウェアの構成を示す
説明図である。
【図3】本発明のプリンタの概略構成図である。
【図4】プリンタの制御装置の内部構成を示す説明図で
ある。
【図5】ドット形成制御処理ルーチンの流れを示すフロ
ーチャートである。
【図6】ハーフトーン処理ルーチンの流れを示すフロー
チャートである。
【図7】画像の階調値と濃淡インクドットの記録率およ
びレベルデータの関係を例示するグラフである。
【図8】インクヘッド待機時間制御処理ルーチンの流れ
を例示するフローチャートである。
【図9】インクヘッドの動作を例示する説明図である。
【符号の説明】
12…スキャナ 14…キーボード 15…フレキシブルドライブ 16…ハードディスク 18…モデム 21…CRT 22…プリンタ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 28…インクヘッド 29…温度センサ 30…湿度センサ 31…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置検出センサ 40…制御回路 41…CPU 42…プログラマブルROM(PROM) 43…RAM 44…PCインタフェース 45…周辺入力部(PIO) 46…タイマ 47…駆動用バッファ 48…バス 49…インクヘッド待機時間制御モジュール 51…発振器 55…分配器 61〜66…インク吐出用ヘッド 71…ブラックインク用カートリッジ 72…カラーインク用カートリッジ 80…バス 81…CPU 82…ROM 83…RAM 84…入力インタフェース 85…出力インタフェース 86…CRTC 87…ディスクコントローラ(DDC) 88…シリアル入出力インタフェース 90…コンピュータ 91…ビデオドライバ 95…アプリケーションプログラム 96…プリンタドライバ 97…解像度変換モジュール 98…色補正モジュール 99…ハーフトーンモジュール 100…ラスタライザ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体に対して主走査方向に一定の速
    度で繰り返し移動しつつインク滴を吐出するインクヘッ
    ドを備え、該インクヘッドを前記主走査毎に該主走査方
    向と交差する方向への副走査を繰り返し、前記主走査中
    に吐出されたインク滴により前記印刷媒体にインクドッ
    トを形成して画像を記録する印刷装置であって、 前記印刷媒体に対するインクの定着性に関する情報を入
    力する定着時間情報入力手段と、 前記入力された定着時間に関する情報に基づき、前記各
    主走査間における前記インクヘッドの駆動の待機時間を
    制御するインクヘッド待機時間制御手段とを備える印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記定着性に関する情報は、前記印刷媒体に対するイン
    クの浸透性に関する情報である印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記定着時間入力手段は、印刷環境に関する情報を検出
    する印刷環境情報検出手段を備え、 前記定着性に関する情報は、前記印刷媒体に対するイン
    クの浸透性に関する情報および前記検出された印刷環境
    に関する情報である印刷装置。
  4. 【請求項4】 印刷媒体に対して主走査方向に一定の速
    度で繰り返し移動しつつインク滴を吐出するインクヘッ
    ドより吐出されたインク滴により、前記インクヘッドを
    前記主走査毎に該主走査方向と交差する方向への副走査
    を繰り返し、前記印刷媒体にインクドットを形成して画
    像を記録する印刷方法であって、 前記印刷媒体に対するインクの定着性に関する情報に基
    づき、前記各主走査間における前記インクヘッドの駆動
    の待機時間を制御し、 画像を記録する印刷方法。
  5. 【請求項5】 印刷媒体に対して主走査方向に一定の速
    度で繰り返し移動しつつインク滴を吐出するインクヘッ
    ドより吐出されたインク滴により、前記インクヘッドを
    前記主走査毎に該主走査方向と交差する方向への副走査
    を繰り返し、前記印刷媒体にインクドットを形成して画
    像を記録するためのプログラムをコンピュータに読み取
    り可能にした記録媒体であって、 前記印刷媒体に対するインクの定着性に関する情報に基
    づき、前記各主走査間に前記インクヘッドの駆動の待機
    時間を制御する機能をコンピュータに実現させるプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記録媒体であって、 前記定着性に関する情報は、前記印刷媒体に対するイン
    クの浸透性に関する情報である記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の印刷媒体であって、 前記定着性に関する情報は、前記印刷媒体に対するイン
    クの浸透性に関する情報および前記印刷環境に関する情
    報である記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007261037A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Noritsu Koki Co Ltd インクジェット式プリント装置
US7587257B2 (en) 2004-02-18 2009-09-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image editing device and print/embroidery data creating device
US8950848B2 (en) 2012-04-20 2015-02-10 Seiko Epson Corporation Printing apparatus and manufacturing method of printed matter
JP7436959B2 (ja) 2020-07-20 2024-02-22 ブラザー工業株式会社 印刷装置、コンピュータプログラム、制御方法

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