JP2000342880A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2000342880A
JP2000342880A JP11156533A JP15653399A JP2000342880A JP 2000342880 A JP2000342880 A JP 2000342880A JP 11156533 A JP11156533 A JP 11156533A JP 15653399 A JP15653399 A JP 15653399A JP 2000342880 A JP2000342880 A JP 2000342880A
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drum
outer box
door
washing machine
water tank
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Shuji Hashiba
修司 羽柴
Masumi Ito
眞純 伊藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムを前上がりの傾斜状態に有するものの
全体の奥行寸法の縮小化と、扉の開放状態の安定化とを
図り得るようにする。 【解決手段】 扉37や外箱1の前面部1aを、ドラム
11の前面部11aとは異なる角度で傾斜させることに
より、ドラム11の前面部11aの傾斜に応じた扉37
の下部や外箱1の前面部1aの下部の張り出しが抑制さ
れ、且つ、開いた扉37の閉鎖方向への自重のかかりが
少なくされるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラムを前上がりの
傾斜状態に有するドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドラム式洗濯機は、一般に、
ドラムを水平状態に有するものであるが、それに対し
て、ドラムを前上がりの傾斜状態に有するものも存在す
る。このドラムを前上がりの傾斜状態に有するものは、
ドラムの軸方向が前上がりとなっているもので、ドラム
の前面部に存する開口部からドラムの内部が見やすく、
洗濯物の出し入れもしやすいものである。しかして、こ
のものの場合、ドラムを収容した外箱の前面に存する扉
も、又、その外箱の前面部も、ドラムの前面部の傾斜と
同じ角度の傾斜状に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、傾斜した扉の下部や、外箱の前面部の下部が、前方
に張り出し、全体の奥行寸法が大きくなっていた。又、
傾斜した扉は、開いたときに自重で閉じてしまい、洗濯
物の出し入れの邪魔となっていた。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、ドラムを前上がりの傾斜状
態に有するものの全体の奥行寸法の縮小化と、扉の開放
状態の安定化とを図り得るドラム式洗濯機を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のドラム式洗濯機においては、前面に洗濯物
出入口及びこれを開閉する扉を有する外箱と、この外箱
の内部に配設された水槽と、この水槽の内部に軸方向が
前上がりとなる傾斜状態で回転可能に配設され、前記洗
濯物出入口から投入される洗濯物を収容するドラムと、
このドラムを回転駆動するモータとを具備し、前記扉
を、前記ドラムの前面部とは異なる角度で傾斜させたこ
とを特徴とする(請求項1の発明)。
【0006】このものによれば、扉の下部の、ドラムの
前面部の傾斜に応じた張り出しが抑制され、且つ、開い
た扉の閉鎖方向への自重のかかりが少なくされる。この
場合、扉と共に、外箱の前面部も、ドラムの前面部とは
異なる角度で傾斜させると良く(請求項2の発明)、こ
のものでは、外箱の下部の、ドラムの前面部の傾斜に応
じた張り出しまでが抑制される。そのために、外箱の前
面部の傾斜角度は、ドラムの前面部の傾斜角度より小さ
くすることが好ましい(請求項3の発明)。
【0007】ドラムの前面部の傾斜角度は5〜20°と
し、外箱の前面部の傾斜角度はそれより2°以上小さい
3〜15°とすると良い(請求項4の発明)。このもの
では、ドラム内部の見やすさ、洗濯物の出し入れのしや
すさ等が、現実に、より良く得られ、それでいて、ドラ
ムの前面部の傾斜に応じた外箱の下部の張り出しが抑制
され、且つ、開いた扉の閉鎖方向への自重のかかりが少
なくされる。又、外箱の前面部のうち、扉より下方の部
分には垂直面を形成すると良い(請求項5の発明)。こ
のものでは、外箱の下部の、ドラムの前面部の傾斜に応
じた張り出しが一層抑制される。
【0008】水槽も前上がりの傾斜状態に設けられたも
のでは、水槽の前面部に、下部より上部を洗濯物出入口
側に長く延ばした水槽カバーを具えると良い(請求項6
の発明)。このものでは、外箱の前面部と水槽の前面部
との間の、下部より上部が広くなるスペースに水槽カバ
ーが合い、この水槽カバーに接続する相手部材の変更な
しで、外箱の洗濯物出入口と水槽とをつなぐことが可能
となる。
【0009】この場合、更に、熱風を生成する熱風生成
装置を具えたものでは、その熱風をドラム内に供給する
ための給風口を、水槽カバーの上部に形成すると良い
(請求項7の発明)。このものでは、水槽カバーの下部
より長く延ばした上部の寸法を利用して、そこに給風口
を形成することにより、全体の奥行寸法を余分に延ばさ
なくて済ませ得る。又、この場合の水槽カバーは耐熱材
で構成すると良く(請求項8の発明)。このものでは、
給風口を通る熱風の熱による水槽カバーの変形を避ける
ことができる。
【0010】一方、水槽も前上がりの傾斜状態に設けら
れたものでは、洗濯物出入口に、下部より上部をドラム
側に長く延ばしたベローを連設しても良い(請求項9の
発明)。このものでは、外箱の前面部と水槽の前面部と
の間の、下部より上部が広くなるスペースにベローが合
い、このベローに接続する相手部材の変更なしで、外箱
の洗濯物出入口と水槽とをつなぐことが可能となる。
【0011】この場合、更に、熱風を生成する熱風生成
装置を具えたものでは、その熱風をドラム内に供給する
ための給風口をベローの上部に形成すると良い(請求項
10の発明)。このものでは、このものではベローの下
部より長く延ばした上部の寸法を利用して、そこに給風
口を形成することにより、全体の奥行寸法を余分に延ば
さなくて済ませ得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図4を参照して説明する。まず、図1に
は、ドラム式洗濯機全体の構成を示しており、全体とし
て矩形箱状を成す外箱1の内部に、水槽2を配設してい
る。水槽2はドラム状を成すもので、外箱1の底面部上
に左右一対(一方のみ図示)のサスペンション3を介し
て弾性支持しており、その支持形態は、水槽2の軸方向
が前後(図中左右)で且つ前上がり(図中左上がり)と
なる傾斜状態である。
【0013】水槽2の閉塞された後端面部(図中右側の
端面部)には、補強板4を取付けており、この補強板4
及び水槽2の後端面部の中心部に、軸受5,6を内装し
た軸受ハウジング7を取付けている。軸受ハウジング7
には、水槽2の背部に位置して、モータ8のステータ9
を取付けている。このモータ8は、ロータ10をステー
タ9の外方に有するアウターロータ形の、例えばブラシ
レスモータである。
【0014】水槽2の内部には、ドラム11を配設して
いる。このドラム11の閉塞された後端面部には、それ
より厚い例えば金属製のドラム支え12を取付けてお
り、このドラム支え12及びドラム11の後端面部の中
心部にドラムシャフト13を取付け、このドラムシャフ
ト13を水槽2内から前記軸受ハウジング7の軸受5,
6内に挿通し、もって、ドラム11も、水槽2と同じ、
軸方向が前後で且つ前上がりとなる傾斜状態に配設し、
且つ水槽2に回転可能に支持している。
【0015】そして、軸受ハウジング7から突出したド
ラムシャフト13の後端部には、前記モータ8のロータ
10を取付けている。又、ドラム11には、脱水孔14
を胴部のほゞ全域に形成しており(一部のみ図示)、バ
ッフル15を胴部の内周部の数か所に取付けている(こ
れも一部のみ図示)。水槽2には、外下面部に洗濯水加
熱用のヒータ16を設けており、そのほか、排水口17
に排水弁18を取付けていて、この排水弁18を開閉す
る排水弁用モータ19を水槽2の外下面部に取付けてい
る。排水弁18には排水ホース20を接続している。
【0016】更に、水槽2の後方の例えば左側部には除
湿器21を配設しており、これの下端部を前記排水口1
7に、ひいては該排水口17を介して水槽2内に連通さ
せ、上端部を、水槽2の側方上部に配設したケーシング
22に連通させている。ケーシング22にはファン23
を内設しており、このファン23を回転駆動するベルト
伝動機構24及びファン用モータ25をケーシング22
外に配設している。又、ケーシング22外の外箱1内上
部の隅部には、水槽2内に給水するための給水弁26を
配設しており、水槽2にはその供給される水を水槽2内
に導き入れるフレキシブル給水ホース27を接続してい
る。
【0017】ケーシング22にはダクト28を接続して
おり、このダクト28内にはヒータ29を配設してい
る。このヒータ29は前記ファン23とで熱風生成装置
30を構成するものであり、その熱風を吹き出すダクト
28の先端部は、水槽カバー31が有する給風口32に
接続している。
【0018】水槽カバー31は、水槽2の開放した前面
の周縁部に装着して該水槽2の前面部を構成したもので
あり、中央部に開口部33を有するリング状を成してい
る。この水槽カバー31は、下部31aより上部31b
を前方に長く延ばしており、その長く延ばした上部31
bに上述の給風口32を形成している。更に、この水槽
カバー31は、鉄板やステンレス板等の金属、又はガラ
ス、フィラ配合のポリプロピレン等の耐熱樹脂など、耐
熱材で構成している。なお、水槽2は、その軸方向の傾
斜角度をドラム11のそれとほゞ同じくしている。
【0019】これに対して、ドラム11の前面部11a
は、ドラムカバー34で構成している。このドラムカバ
ー34は、ドラム11の開放した前面の周縁部に装着し
たもので、これも、中央部に開口部35を有するリング
状を成しており、耐熱材で構成している。このドラムカ
バー34の前面部、すなわち、ドラム11の前面部11
aは、ドラム11の傾斜に応じ、垂直面に対してθ1 の
角度で斜め上向きに傾斜している。
【0020】これに対して、外箱1は前述のごとく、全
体として矩形箱状を成すものであるが、その前面部1a
は、垂直面に対してθ2 の角度で斜め上向きに傾斜して
おり、その傾斜角度θ2 は、上述のドラム11の前面部
11aの傾斜角度θ1 とは異なり、特にそれより小さく
定めている。ここで、具体的には、ドラム11の前面部
11aの傾斜角度θ1 は5〜20°、特には10°とし
ており、外箱1の前面部1aの傾斜角度θ2 は、それよ
り2°以上小さい、3〜15°、特には5°としてい
る。
【0021】又、外箱1の前面部1aには洗濯物出入口
36を形成しており、この洗濯物出入口36には扉37
を設けている。この扉37は、洗濯物出入口36の形状
(図示しないが円形である)に合わせ、図2に示すよう
に円形で、左側端部をヒンジ38により外箱1に枢着し
ており、そのヒンジ38を中心に左右に回動することに
よって、洗濯物出入口36を開閉するようになってい
る。そして、その閉鎖状態で、扉37は、上記外箱1の
前面部1aと面一状を成すものとしており、従って、こ
の扉37も、垂直面に対してθ2 の角度で斜め上向きに
傾斜している(図1参照)。
【0022】なお、洗濯物出入口36は、ベロー39に
よって前記水槽カバー31に連ねている。又、図2に示
すように、扉37の右側端部には、開閉のための取手4
0と、閉鎖状態保持用のフック41とを設けている。更
に、扉37の中央部は、例えば二重のガラス42,43
(図1参照)により透明部となしている。
【0023】このほか、外箱1の前面部1a中、扉37
より下方の部分には垂直面44を左右の横幅一杯にわた
って形成しており、更にそれより下方の部分には蹴込様
の凹部45を同じく左右の横幅一杯にわたって形成して
いる。そして、外箱1の外下面部には、複数個例えば4
個の脚46を設けており、他方、外箱1の後面部には作
業口47を形成していて、この作業口47には裏板48
を着脱可能に設けている。又、外箱1の前面部1aの最
上部には、図2に示すように、操作パネル49と、洗剤
投入ケース50とを設けている。
【0024】次に、上記構成のものの作用及び効果を述
べる。洗濯時には、洗濯物出入口36から投入する洗濯
物(図示せず)をドラム11内に収容した状態で、給水
弁26を通じて供給される洗濯水(これも図示せず)を
ドラム11内の下部に溜め、洗剤投入ケース50から洗
剤を投入した上で、ドラム11を、モータ8により、例
えば50〜60〔rpm〕の低速度で例えば正逆両方向
に交互に回転させる。これにより、洗濯物を洗濯水と共
に撹拌して洗濯を行う。この折り、洗濯物と洗濯水をバ
ッフル15が順次かき上げ、洗濯物及び洗濯水の撹拌を
促進する。
【0025】脱水時には、ドラム11を、上述と同じく
モータ8により、800〜2000〔rpm〕の高速度
で一方向に回転させる。これにより、洗濯物に含まれた
水を、遠心力により脱水孔14から排出させる。この排
出させた水は、排水口17から排水弁18及び排水ホー
ス20を通じて機外に排出される。
【0026】そして、乾燥時には、ドラム11を、例え
ば洗濯時と同じく50〜60〔rpm〕の低速度で例え
ば正逆両方向に交互に回転させ、同時に熱風供給装置3
0のファン23を回転させると共に、ヒータ29を発熱
させる。これにより、洗濯物の撹拌をすると共に、ドラ
ム11内の空気を、図1に矢印で示すごとく、水槽2の
排水口17から、除湿器21、ケーシング22、及びダ
クト28を順に通し、水槽カバー31の給風口32から
ドラム11内に戻して循環させる。しかして、その循環
路中、除湿器21内では、ドラム11内空気の除湿が行
われ、ダクト28内ではヒータ29によるドラム11内
空気の加熱が行われて熱風が生成される。従って、ドラ
ム11内には、水槽カバー31の給風口32から熱風が
供給されるもので、この熱風を撹拌中の洗濯物に接触さ
せて、洗濯物の乾燥をする。
【0027】さて、上述のように運転される本実施例の
ドラム式洗濯機において、洗濯物出入口36を開閉する
扉37は、その傾斜角度θ2 を、ドラム11の前面部1
1aの傾斜角度θ1 と同じにせず、異ならせている。こ
れにより、ドラム11の前面部11aの傾斜に応じた、
扉37の下部の張り出しが抑制されるので、全体の奥行
寸法を縮小することができる。
【0028】又、このように扉37の傾斜角度を、ドラ
ム11の前面部11aの傾斜角度θ1 と異ならせたこと
により、開いた扉37の閉鎖方向への自重のかかりが少
なくなるので、扉37が自重で閉じてしまうこともなく
なり、すなわち、扉37の開放状態の安定化ができて、
扉37が洗濯物の出し入れの邪魔となることのないよう
にできる。
【0029】しかも、本実施例の場合、扉37と共に、
外箱1の前面部1aも、ドラム11の前面部11aとは
異なる角度θ2 で傾斜させており、これによって、外箱
1の前面部1aの下部の、ドラム11の前面部11の傾
斜に応じた張り出しまでが抑制されるので、全体の奥行
寸法を一段と縮小することができる。
【0030】そして、これらのために、外箱1の前面部
1の傾斜角度θ2 は、ドラム11の前面部11aの傾斜
角度θ1 より小さくしており、これによって、全体の奥
行寸法の縮小化と、扉37の開放状態の安定化とを、よ
り確実に達成することができる。
【0031】更に、具体的に、ドラム11の前面部11
aの傾斜角度θ1 は5〜20°とし、外箱1の前面部1
aの傾斜角度は、それより2°以上小さい、3〜15°
としている。このものでは、ドラム11の内部の見やす
さ、洗濯物の出し入れのしやすさ等が、現実に、より良
く得られ、それでいて又、全体の奥行寸法の縮小化と、
扉37の開放状態の安定化とを確実に達成することがで
きる。
【0032】ここで、図3の(a),(b),(c)
は、ドラム11の前面部11aの傾斜角度θ1 如何によ
る、ドラム11の内部に対する使用者の視界角度ψを表
しており、ドラム11の前面部11aの傾斜角度θ1 が
0°、10°、20°と大きくなるに従って、ドラム1
1の内部に対する使用者の視界角度ψは大きくなること
が分かる。
【0033】そして、図4はドラム11の前面部11a
の傾斜角度θ1 如何による、ドラム11の内部の見やす
さと、洗濯物の入れやすさ、出しやすさ、洗濯物の残り
(脱水後のドラム11内上面へばりつき残った衣類)、
及びそれらの総合結果を、発明者の実験に基づく評価で
表している。この図4で明らかなように、ドラム11の
前面部11aの角度が0°の場合に比して、傾斜角度θ
1 が5〜20°と大きくなるに従い、それぞれの評価値
が上がって良い評価となる。なお、傾斜角度θ1 が20
°になると、洗濯物の出しやすさと、洗濯物の残り、及
び総合結果の評価値はやゝ低減するが、依然、良い評価
値である。このことから、ドラム11の前面部11aの
傾斜角度θ1 は5〜20°とするのが良いのである。
【0034】又、それに対して、外箱1の前面部1aの
傾斜角度θ2 は、大き過ぎると、全体の奥行寸法の縮小
化と、扉37の開放状態の安定化の効果が充分に得られ
ず、反対に小さ過ぎると、ドラム11の内部の見やす
さ、洗濯物の出し入れのしやすさ等を損ねてしまう。従
って、外箱1の前面部1aの傾斜角度θ2 は、ドラム1
1の前面部11aの傾斜角度θ1 より2°以上小さい、
3〜15°が好ましいのである。
【0035】更に、外箱11の前面部11aのうち、扉
37より下方の部分には垂直面44を形成している。こ
れにより、外箱11の前面部1aの下部の、ドラム11
の前面部11aの傾斜に応じた張り出しを一層抑制でき
るもので、全体の奥行寸法の縮小化を、更に確実に達成
することができる。
【0036】加えて、本実施例の場合、水槽2も、ドラ
ム11と同じ、前上がりの傾斜状態に設けており、この
水槽2の前面部に、下部31aより上部31bを前方、
すなわち洗濯物出入口36側に長く延ばした水槽カバー
31を具えている。これにより、外箱1の前面部1aと
水槽2の前面部との間の、下部より上部が広くなるスペ
ースに水槽カバー31が合い、この水槽カバー31に接
続する相手部材、この場合、ベロー39の変更なしで、
外箱1の洗濯物出入口36と水槽2とをつなぐことがで
きる。
【0037】又、この場合、熱風生成装置30で生成し
た熱風をドラム11内に供給するための給風口32を、
水槽カバー31の上部31aに形成している。これによ
り、水槽カバー31の下部31aより長く延ばした上部
31bの寸法を利用して、そこに給風口32を形成でき
るから、全体の奥行寸法を余分に延ばさなくて済ませ
得、その全体の奥行寸法の縮小化を一段と確実に達成す
ることができる。そして、この場合、水槽カバー31は
耐熱材で構成しており、これによって、給風口32を通
る熱風の熱による水槽カバー31の変形を避けることが
できる。
【0038】以上に対して、図5は本発明の第2実施例
を示すもので、第1実施例と同一の部分には同一の符号
を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べ
る。このものでは、洗濯物出入口36に、下部51aよ
り上部51bをドラム11側に長く延ばしたベロー51
を連設しており、このようにすることによって、前述
の、外箱1の前面部1aと水槽2の前面部との間の、下
部より上部が広くなるスペースにベロー51が合い、こ
のベロー51に接続する相手部材、この場合、水槽カバ
ー52は平坦なままで、外箱1の洗濯物出入口36と水
槽2とをつなぐことができる。
【0039】又、この場合、更に、給風口53は、ベロ
ー51の上部51aに耐熱材から成る口枠54によって
形成しており、このようにしても、ベロー51の下部5
1aより長く延ばした上部51aの寸法を利用して、そ
こに給風口53を形成できるから、全体の奥行寸法を余
分に延ばさなくて済ませ得、その全体の奥行寸法の縮小
化を一段と確実に達成することができる。
【0040】なお、モータ8はロータ10がステータ9
の内方に位置するインナーロータ形であっても良いし、
又、そのモータ8の回転動力は、ドラム11に上述のよ
うに直接ではなく、ベルト伝動機構等を介し間接的に伝
えるようにしても良い。そのほか、本発明は上記し且つ
図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1ないし3のドラム式洗濯
機によれば、ドラムを前上がりの傾斜状態に有するもの
の該ドラムの前面部の傾斜に応じた、扉や外箱の前面部
の下部の張り出しが抑制され、且つ、開いた扉の閉鎖方
向への自重のかかりが少なくされるので、全体の奥行寸
法を縮小することができると共に、扉が自重で閉じてし
まうこともなくなって、扉の開放状態の安定化ができる
ので、扉が洗濯物の出し入れの邪魔となることのないよ
うにできる。
【0042】請求項4のドラム式洗濯機によれば、ドラ
ムの内部の見やすさ、洗濯物の出し入れのしやすさ等
が、現実に、より良く得られ、それでいて又、全体の奥
行寸法の縮小化と、扉の開放状態の安定化とを確実に達
成することができる。
【0043】請求項5のドラム式洗濯機によれば、ドラ
ムの前面部の傾斜に応じた外箱下部の張り出しを一層抑
制できるもので、全体の奥行寸法の縮小化を、一段と確
実に達成することができる。
【0044】請求項6のドラム式洗濯機によれば、外箱
の前面部と水槽の前面部との間の、下部より上部が広く
なるスペースに水槽カバーが合い、この水槽カバーに接
続する相手部材の変更なしで、外箱の洗濯物出入口と水
槽とをつなぐことができる。請求項7のドラム式洗濯機
によれば、水槽カバーの下部より長く延ばした上部の寸
法を利用して、そこに熱風供給用の給風口を形成できる
から、全体の奥行寸法の縮小化を一段と確実に達成する
ことができる。
【0045】請求項8のドラム式洗濯機によれば、給風
口を通る熱風の熱による水槽カバーの変形を避けること
ができる。
【0046】請求項9のドラム式洗濯機によれば、外箱
の前面部と水槽の前面部との間の、下部より上部が広く
なるスペースにベローが合い、このベローに接続する相
手部材の変更なしで、外箱の洗濯物出入口と水槽とをつ
なぐことができる。
【0047】請求項10のドラム式洗濯機によれば、ベ
ローの下部より長く延ばした上部の寸法を利用して、そ
こに熱風供給用の給風口を形成できるから、全体の奥行
寸法の縮小化を一段と確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の縦断側面図
【図2】全体の正面図
【図3】ドラムの内部に対する使用者の視界角度を、ド
ラムの前面部の傾斜角度別に表した図
【図4】発明者の実験に基づく各種性能をドラムの前面
部の傾斜角度別に表した図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は外箱、1aは外箱の前面部、2は水槽、8はモー
タ、11はドラム、11aはドラムの前面部、30は熱
風生成装置、31は水槽カバー、31aは水槽カバーの
下部、31bは水槽カバーの上部、32は給風口、36
は洗濯物出入口、37は扉、44は垂直面、θ1 はドラ
ムの前面部の傾斜角度、θ2 は外箱の前面部の傾斜角
度、51はベロー、51aはベローの下部、51bはベ
ローの上部、52は水槽カバー、53は給風口を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA25 BA12 BA18 BB02 BB18 CA02 CB06 CB07 CB64 DA01 DA05 DD05 HB04 MA01 MA02 MA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に洗濯物出入口及びこれを開閉する
    扉を有する外箱と、 この外箱の内部に配設された水槽と、 この水槽の内部に軸方向が前上がりとなる傾斜状態で回
    転可能に配設され、前記洗濯物出入口から投入される洗
    濯物を収容するドラムと、 このドラムを回転駆動するモータとを具備し、 前記扉を、前記ドラムの前面部とは異なる角度で傾斜さ
    せたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 扉と共に、外箱の前面部を、ドラムの前
    面部とは異なる角度で傾斜させたことを特徴とする請求
    項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 外箱の前面部の傾斜角度を、ドラムの前
    面部の傾斜角度より小さくしたことを特徴とする請求項
    2記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 ドラムの前面部の傾斜角度を5〜20°
    とし、外箱の前面部の傾斜角度をそれより2°以上小さ
    い3〜15°としたことを特徴とする請求項3記載のド
    ラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 外箱の前面部のうち、扉より下方の部分
    に垂直面を形成したことを特徴とする請求項2記載のド
    ラム式洗濯機。
  6. 【請求項6】 水槽も、前上がりの傾斜状態に設けら
    れ、この水槽の前面部に、下部より上部を洗濯物出入口
    側に長く延ばした水槽カバーを具えたことを特徴とする
    請求項2記載のドラム式洗濯機。
  7. 【請求項7】 熱風を生成する熱風生成装置を具え、そ
    の熱風をドラム内に供給するための給風口を水槽カバー
    の上部に形成したことを特徴とする請求項6記載のドラ
    ム式洗濯機。
  8. 【請求項8】 水槽カバーを耐熱材で構成したことを特
    徴とする請求項7記載のドラム式洗濯機。
  9. 【請求項9】 水槽も、前上がりの傾斜状態に設けら
    れ、洗濯物出入口に、下部より上部を水槽側に長く延ば
    したベローを連設したことを特徴とする請求項2記載の
    ドラム式洗濯機。
  10. 【請求項10】 熱風を生成する熱風生成装置を具え、
    その熱風をドラム内に供給するための給風口をベローの
    上部に形成したことを特徴とする請求項9記載のドラム
    式洗濯機。
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