JPH0415090A

JPH0415090A - 洗濯機

Info

Publication number: JPH0415090A
Application number: JP2118206A
Authority: JP
Inventors: Giichi Baba; 義一馬場; Kentaro Mochizuki; 健太郎望月; Sunao Nukaga; 額賀　直; Shinji Yamaguchi; 伸二山口
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1990-05-07
Filing date: 1990-05-07
Publication date: 1992-01-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、ドラム式の洗濯機に関する。

（ロ）従来の技術従来例として、フレーム内に外槽を支持し、該外槽内に
横軸型のドラムを回転自在に支持し、該ドラムを回転さ
せることにより、ドラム内に投入された衣類を洗濯及び
脱水するドラム式洗濯機において、洗濯時にドラム内に
洗濯水を出入りさせ、また、脱水時に衣類からの水をド
ラム外に放出させるために、ドラムの周囲に多数の透孔
を穿設したものが、実公昭５８−９５７０号公報（Ｄ０
６Ｆ３７／３６）に示されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題従来例にあっては、前記透孔が、ドラムの法線方向（ド
ラムに対し垂直の方向）と同一の方向に穿設されている
ために、洗濯時にドラム内に対し洗濯水を出入りさせた
り、脱水時に衣類からの水をドラム外に放出させたりす
ることが促進されず、洗濯効果や脱水効果の向上は期待
できなかった。

本発明は、洗濯機の改良に関し、斯かる問題点を解消す
るものである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、フレーム内に外槽を支持し、該外槽内に、周
囲に多数の透孔を有する横軸型のドラムを回転自在に支
持し、このドラムを反転させることにより、洗濯や乾燥
等の動作を実行する洗濯機であって、前記透孔の軸線を
、前記ドラムの法線に対し傾斜させたものである。

また、本発明は、前記ドラムを一方向回転させることに
より、脱水や乾燥等の動作を実行するものであって、前
記透孔の軸線を、前記ドラムの法線に対し、前記ドラム
の回転方向と逆の方向に傾斜させたものである。

尚、以上の発明では、洗濯や脱水や乾燥等の動作の内、
少なくとも１つの動作を行うものであればよい。

また、本発明の乾燥機は、ドラムを一方向回転させつつ
、ドラム内に熱風を導入することにより、ドラム内の衣
類を乾燥させるものであって、前記透孔の軸線を、前記
ドラムの法線に対し、前記ドラムの回転方向と同じ方向
に傾斜させたものである。

（ホ）作用即ち、例えば、透孔の軸線を、前記ドラムの法線に対し
、ドラムの正回転方向に傾斜させたとすると、ドラムが
正回転したとき、透孔の傾斜に従ってドラム内に洗濯水
や乾燥風が引き込まれやすく　（そのぶんドラム内の乾
燥風が逃げにくい）、ドラムが逆回転したとき、透孔の
傾斜に従ってドラム内の洗濯水や乾燥風がドラム外に排
出されやすい。

従って、洗濯時には、ドラム内外の洗濯水の入れ替えが
促進され、また、乾燥時には、正回転時に乾燥風をドラ
ム内にこもらせて乾燥を促進し、逆回転時に熱交換後の
湿気を含んだ乾燥風をドラム外に一気に排出する。

また、透孔の軸線を、前記ドラムの法線に対し、ドラム
が一方向回転する逆の方向に傾斜させることにより、ド
ラムが回転すると、透孔の傾斜に従ってドラム内の水や
乾燥風がドラム外に排出されやすい。

従って、脱水時には、衣類から出た水がドラム外に円滑
に放出され、また、乾燥時には、ドラム内に冷風を導入
して衣類のしわを防止するいわゆるクールダウン動作に
移行した際にドラム内の風通しが良（なるので、有効で
ある。

また、透孔の軸線を、前記ドラムの法線に対し、ドラム
が一方向回転する方向に傾斜させることにより、ドラム
が回転すると、透孔の傾斜に従ってドラム外の空気がド
ラム内に引き込まれようとするので、ドラム内の熱気が
内部にこもりやすくなり、衣類との熱交換を促進する。

（へ）実施例本発明の実施例を各図面に基づいて説明する。

１は板金製のフレーム、２は合成樹脂にて横軸ドラム形
状に形成された外槽、３は前記外［２の下面に形成され
た水平支持面、４は該支持面３に固定された鉄製の取り
付は板である。

５・・は前記外槽２を前記フレーム１の上部四隅から弾
性的に吊り下げ支持するための上部支持体、６・・は前
記外槽２の取り付は根４と前記フレーム１の底部との間
に配設された下部支持体、７は前記外槽２の上部を上方
に角筒状に突出させることにより一体形成された筒体で
あり、これにより前記外槽２上部に衣類投入口Ｂ８が形
成されている。９は前記フレーム１の上端に固定された
合成樹脂製の上面板であり、前縁部に電子部品等を収容
する操作部９ａが、後縁部に給水装置等を収容する収容
部９ｂが夫々膨出形成され、中央部には長方形の衣類投
入口Ａ　１．０が開設されている。１１・・・は前記操
作部９ａの上面に配設された各種操作キーである。１２
は蛇腹状のゴムパツキンであり、これにより前記衣類投
入口ＡＩＯと投入口Ｂ８とが水密的に接続されている。

１３は前記衣類投入口ＡＩＯを開閉する安全カバー　１
４はこの安全カバー１３の上面を開閉する上蓋である。

さて、前記外槽２はその後面壁２ａのみ別体に形成され
、この後面壁２ａは前記外槽２の後面開口から後述する
洗濯ドラムを収納した後に止着される。１５は前記後面
壁２ａの中央部に内方へ一体に突出形成された導入開口
、】６は前記後面壁２ａの外面に一体形成された送風ダ
クトであり、上部中央から前記導入開口１５に亘って形
成されている。１７はこの送風ダクト１６内に固定され
たドラム後部軸受けである。また、前記送風ダクト１６
の上部には、ヒータケーシング１８が形成されて、ここ
にシーズヒータＡ１９が内設されている。２０は該ヒー
タＡ１９を取り囲む鉄板であり、はこり等が発火しても
樹脂材に燃え移らないようにするためのものである。

２１は前記後面壁２ａの１／２の高さ位置に開設された
溢水口、２２は前記後面壁２ａに一体形成され、前記溢
水口２１からの溢水を導出するための溢水室、２３．２
３は異常発泡を検出するために該溢水室２２内に配設さ
れた一対の電極、２４は前記後面壁２ａ下部に一体形成
されたエアートラップであり、前記収容部９ｂ内に配設
された水位センサー２５に圧力ホース２６を介して接続
されている。２７は前記後面壁２ａの溢水レベルよりも
上方の位置に一体に形成された循環ダクトであり、循環
口２８を介して前記外槽２内と連通している。２９は前
記循環ダクト２７に配設された送風ファン、３０は前記
循環ダクト２７と前記送風ダクト１６とを接続する接続
管である。

３１は前記外槽２の底部に設けられた排水口部、３２は
この排水口部３１からの排水を機外に導出するための排
水ホースであり、この排水ホース３２には前記溢水室２
２の底部が溢水ホース３３を介して接続されている。３
４は前記排水口部３１を開閉する排水電動弁であり、周
知の如く、排水モータ３５の回転力でワイヤーを巻き取
ることにより弁を開放し、モータの回転力を断つことに
より、弁が図示しないスプリングの付勢で閉塞状態に復
帰する。

３６は前記収容部９ｂに内設された二連式の給水電磁弁
装置であり、一方の給水弁Ａ３６ａは給水ホースＡ３７
を介して前記筒体７に形成された接続口部３８に接続さ
れ、他方の給水弁Ｂ５６ｂは給水ホースＢ３９を介して
前記外１１Ｆ２の上部前コーナ一部に接続されている。

即ち、前記給水ホースＢ３９から放出された給水は、前
記外１ｉ１２の前面壁内面を伝って落下し、前記排水口
部３１に至る。

４０は前記外槽２の内底部に配設されたシーズヒータＢ
、４１は前記外槽２の前面壁の中心部に固定されたドラ
ム前部軸受けである。

さて、４２は前記外槽２内に回転自在に支持された合成
樹脂製の横軸型洗濯兼脱水兼乾燥ドラムであり、後面開
放型胴部４３と、前記刷部４３の後面側に装着された流
体バランサ４４と、該バランサ４４の後面側に固定され
た後面板４５とで構成される。

４６．４７．４８は前記胴部４３の内周面に沿って１２
０度毎に膨出形成された断面三角状のパンフル、４９　
・は前記胴部４５の周囲に多数穿設された透孔であり、
この透孔４９の軸線（第７図Ｐ線）を前記ドラム４２の
法線（第７図Ｑ線）に対し、ドラム４２の正回転方向（
第７図及び第８図矢印Ａ方向）に角度θだけ傾斜させて
いる。４９ａ　　・・は前記バッフル４６，４７．４８
の側壁に穿設された透孔で、この透孔４９ａ・・・の軸
線は前記ドラム４２の回転方向とほぼ平行である。５０
　　は前記胴部４３の内周面に沿って一体に多数立設さ
れた横リブＡである。前記横リブＡ５０は前記バッフル
の上面にも形成されている。

前記後面板４５の中央部には、前記導入開口１５に対向
される吸入口部５１が突出形成され、この吸入口部５１
の中心部に支軸５２が固定されている。また、前記吸入
口部５１にはフィルターを兼用した細流ファンが一体に
形成されているａ５３は前記胴部４３の前面板の中心部
に固定された支軸である。即ち、乾燥時には乾燥風が、
前記送風ファン２９−接続管３０−ヒータＡ１９−送風
ダク）１６−吸入口部５１−ドラム４２内−循環口２８
−循環ダクト２７−送風ファン２９−・・・と循環する
。また、この乾燥時には、前記給水弁Ｂ５６ｂが駆動さ
れて、前記外槽２の内面を伝うように給水されており、
この給水により乾燥風が冷却されて除湿される。

さて、５４は前記胴部４３における中心角約１２０度の
円弧部分を縮径することにより形成された凹所であり、
その円周方向に対向する側壁５５．５６と底面５７との
角度αが夫々鈍角に設定されることにより、この側壁５
５．５６自身が傾斜面を構成している。

５８はこの凹所５４の底部に開設された長方形状の衣類
投入口Ｃであり、前記凹所５４の底面５７における一端
寄りに設けられていると共に、その大きさは、前記凹所
５４の底部のほぼ１／２の領域を占める。５９．６０は
前記凹所５４の底部の前後縁に形成されたスライド溝で
、後方５９は別体のスライドカバー６１を取り付けるこ
とにより構成されている。

６２は前記投入口Ｃ５８を開閉するための合成樹脂性蓋
体であり、前記スライド溝５９．６０内に支持されるこ
とにより、前記凹所５４内でスライドする。６３はこの
蓋体６２の一側縁部と前記投入口Ｃ５８の口縁との間に
形成された係脱機構、６４．６５は前記蓋体６２の上面
中央部に一体に凹設された貯留部で、予め洗剤、漂白剤
、柔軟仕上げ剤等の洗濯処理剤を貯留しておく所である
。尚、前記蓋体６２の裏面には、第２図のように、横リ
ブＢ６６を形成してもよい。

そして、前記ドラム４２は、その支軸５２，５３でもっ
て、前記ドラム後部軸受け１７及びドラム前部軸受け４
１に回動自在に支持される。この時同時に、前記支軸５
３は、前記外槽２の前面壁２ｂから突出されて、ここに
駆動プーリ６７が固定されている。

さて、６８は前記取り付は板４に取り付は金具Ａ６９を
介して固定された洗濯モータ、７０は前記取り付は板４
に取り付は金具Ｂ７１を介して固定された脱水モータで
あり、前記洗濯モータ６８と脱水モータ７０が、前記脱
水モータ７０と駆動プーリ６７が夫々プーリ、ベルトを
介して連結されている。

斯かる構成において、洗濯工程時には、前記洗濯モータ
６８により、前記洗濯ドラム４２が低速で繰り返し反転
され、ドラム４２内の洗濯物が前記バッフルにかき上げ
られては上方から下方へ落下する所謂たたき洗いが行わ
れると同時に、前記横リブＡ５０・・・（横リブＢ６６
・・）により擦り洗われる。

この時、前記透孔４９の軸線Ｐを、前記ドラム４２の法
線Ｑに対し、ドラムの正回転方向に傾斜させているので
、第８図において、ドラム４２が正回転すると、透孔４
９の傾斜に従ってドラム内に洗濯水が引き込まれやすく
、ドラム４２が逆回転すると、透孔４９の傾斜に従って
ドラム４２内の洗濯水が排出されやすい。

従って、ドラム４２内外の洗濯水の入れ替えが促進され
る。

また、脱水工程時には、前記脱水モータ７０により、前
記ドラム４２が高速で正方向と逆の方向に回転されて、
ドラム４２内の洗濯物が遠心力で脱水される。

この時、衣類から出た水は、透孔４９の傾斜に従って円
滑にドラム外に排出され、ドラム内には湿気がこもりに
くい。

また、乾燥工程時には、前記洗濯モータ６８により、前
記ドラム４２が低速で繰り返し反転されると共に、前記
送風ダクト１６、吸入口部５１がらドラム４２内に乾燥
風が導入されて、ドラム４２内の洗濯物と熱交換が行わ
れる。

この時、前記ドラム４２が正回転すると、透孔４９の傾
斜に従ってドラム外の空気が引き込まれようとするので
、ドラム内の乾燥風が逃げにくくなり、ドラム４２内に
乾燥風がこもって、熱交換が促進され、ドラムの逆回転
時に、熱交換後の湿気を含んだ乾燥風がドラム外に一気
に排出される。

そして、この動作を所定時間実行すると、前記ヒータＡ
１９をＯＦＦすると共に前記ドラム４２を正方向と逆の
方向に連続回転させる所謂クールダウン動作を実行する
。

このクールダウン動作においては、透孔４９の傾斜に従
ってドラム４２内の風がドラム４２外に排出されやすく
なるので、ドラム４２内の風通しが良くなり、冷風によ
るしわつき防止効果が良好である。

以上の乾燥工程は、ドラムを反転させながらドラム内に
熱風を導入する主動作とドラムを正回転させながら冷風
を導入するクールダウン動作とからなるが、主動作にお
いて、ドラムを反転させる代わりに、正方向に連続回転
させてもよい。こうすれば、主動作において、ドラム内
に熱気を十分にこもらせて、衣類との熱交換を更に促進
することができる。

また、本実施例では、前記ドラム４２を樹脂成形により
形成したので、前記透孔４９・・・に、ドラム内外の洗
濯水や乾燥風を案内するだけの厚みを有しているが、ド
ラムが金属板製で、透孔４９・・に厚みがない場合には
、第９図の如く、透孔４９の軸線が傾斜するような傾斜
壁７２を設けるとよい。

（ト）発明の効果本発明の洗濯機は、ドラムに設けた透孔の特異な構成に
より、洗濯や脱水や乾燥等の効率を向上させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗濯機の斜視図、第２図は同じく側断
面図、第３図は同じく縦断面図、第４図は同じく要部断
面せる背面図、第５図は同じく要部断面せる正面図、第
６図は胴部の分解斜視図、第７図は第３図における要部
拡大図、第８図は透孔部の断面図、第９図は他の実施例
における第８図相当図である。１・・フレーム、２・・外槽、４２・・ドラム、４９・
・透孔。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）フレーム内に外槽を支持し、該外槽内に、周囲に
多数の透孔を有する横軸型のドラムを回転自在に支持し
、このドラムを反転させることにより、洗濯や乾燥等の
動作を実行するものであって、前記透孔の軸線を、前記
ドラムの法線に対し傾斜させたことを特徴とする洗濯機
。
（２）フレーム内に外槽を支持し、該外槽内に、周囲に
多数の透孔を有する横軸型のドラムを回転自在に支持し
、このドラムを一方向回転させることにより、脱水や乾
燥等の動作を実行するものであって、前記透孔の軸線を
、前記ドラムの法線に対し、前記ドラムの回転方向と逆
の方向に傾斜させたことを特徴とする脱水機。
（３）フレーム内に外槽を支持し、該外槽内に、周囲に
多数の透孔を有する横軸型のドラムを回転自在に支持し
、このドラムを一方向回転させつつ、ドラム内に熱風を
導入することにより、ドラム内の衣類を乾燥させるもの
であって、前記透孔の軸線を、前記ドラムの法線に対し
、前記ドラムの回転方向と同じ方向に傾斜させたことを
特徴とする乾燥機。