JP2023016457A - ドラム式衣類処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドラムの内容積を確保しつつ、効率良く洗濯物を持ち上げることができる技術を提供する。【解決手段】ドラム式洗濯機1は、本体2と、本体2内に設けられた洗濯槽7と、洗濯槽7内に回転可能に設けられたドラム9と、ドラム9の内周面に設けられ、内周面からドラム9の径方向に向けて突出し、ドラム9の回転軸方向に延在するバッフル11と、を備えている。バッフル11は、内周面に取り付けられる支持部と、支持部からドラム9の径方向に向けて突出しする撹拌部と、を備えている。支持部の表面は、凹状に湾曲する曲面形状を有している。【選択図】図1
Description
本明細書に開示する技術は、ドラム式衣類処理装置に関する。
ドラムの内周面に設けられたバッフルを備えるドラム式洗濯機が知られている。この種のドラム式洗濯機では、ドラムを回転させることにより、ドラム内に収容された洗濯物をバッフルに引っ掛けることにより回転方向に持ち上げ、持ち上げられた洗濯物が適当な高さ位置から落下することによって、洗濯物が叩き洗いされるとともに洗濯物の撹拌が促される。特許文献1には、このようなバッフルを備えるドラム式洗濯機が開示されている。特許文献1では、バッフルのドラムの周方向に位置する側面が、ドラムの径方向に対して所定の角度を有する平面状に形成されており、バッフルの断面が略三角形状を有している。
特許文献1のバッフルは、その側面がドラムの径方向に対して所定の角度を有する(すなわち、傾斜した)平面状に形成されている。このため、ドラムを回転させたときに、洗濯物がこの傾斜面を滑り落ち、洗濯物を十分に持ち上げることができない場合がある。本明細書は、ドラムの内容積を確保しつつ、効率良く洗濯物を持ち上げることができる技術を提供する。
本明細書が開示するドラム式衣類処理装置は、本体と、前記本体内に設けられた洗濯槽と、前記洗濯槽内に回転可能に設けられたドラムと、前記ドラムの内周面に設けられ、前記内周面から前記ドラムの径方向に向けて突出し、前記ドラムの回転軸方向に沿って延在するバッフルと、を備えている。前記バッフルは、前記内周面に取り付けられる支持部と、前記支持部から前記ドラムの前記径方向に向けて突出する撹拌部と、を備えている。前記支持部の表面は、凹状に湾曲する曲面形状を有している。
(実施例)
図面を参照して、実施例に係るドラム式洗濯機1(以下、単に洗濯機1という。)について説明する。洗濯機1は、衣類を洗濯する機能と、衣類を乾燥する機能とを備える洗濯乾燥機である。図1に示すように、洗濯機1は、本体2と、扉4と、洗濯槽7と、ドラム9と、モータ10と、バッフル11と、表示操作部5と、制御装置6と、を主に備えている。以下では、図1の左側を「前」、右側を「後」として説明をする。
図面を参照して、実施例に係るドラム式洗濯機1(以下、単に洗濯機1という。)について説明する。洗濯機1は、衣類を洗濯する機能と、衣類を乾燥する機能とを備える洗濯乾燥機である。図1に示すように、洗濯機1は、本体2と、扉4と、洗濯槽7と、ドラム9と、モータ10と、バッフル11と、表示操作部5と、制御装置6と、を主に備えている。以下では、図1の左側を「前」、右側を「後」として説明をする。
本体2は、略矩形箱状を有している。本体2の前面の中央部には、洗濯物を出し入れ可能な開口部3が設けられている。洗濯機1の扉4は、本体2に取り付けられており、本体2の開口部3を開閉する。扉4は、ロック機構(不図示)によって施錠可能に構成されている。ロック機構の構成は、扉4をロックできるものであれば特に限定されるものではない。本体2の内部には、洗濯槽7、ドラム9及びモータ10が配置されている。
洗濯槽7は、X軸方向に対して、前方よりも後方が下側に位置するように傾斜した状態(前方から後方に向かって下降するように傾斜した状態)で本体2の内部に配置されている。洗濯槽7は、横軸円筒状を有しており、洗濯水を収容する。洗濯槽7は、複数の(例えば、左右一対の)サスペンション8(一部のみ図示)を介して本体の内部に支持されている。
ドラム9は、洗濯槽7の内部に配置されている。ドラム9は、有底円筒状を有しており、洗濯物を収容する。ドラム9は、前方から後方に向かって下降するように傾斜した回転軸Aを中心に回転可能に支持されている。
モータ10は、洗濯槽7の後方の中央部に配置されている。モータ10は、例えば、ブラシレスDCモータからなるアウタロータ形のモータであり、回転軸Aを中心にドラム9を回転させる。モータ10には、その回転位置を検出する回転センサ(図示省略)が設けられている。
バッフル11は、ドラム9の内周面に設けられている。図示していないが、ドラム9の内周面に、周方向に等間隔で複数(例えば、3個)のバッフル11が設けられている。バッフル11は、ドラム9の内周面からドラム9の径方向に向けて突出している。バッフル11は、ドラム9が回転されることにより、ドラム9内に収容された洗濯物を回転方向に持ち上げるとともに洗濯物を撹拌する機能を有する。バッフル11は、例えば、合成樹脂により構成され、ドラム9内を前後方向に(すなわち、ドラム9の回転軸Aに沿って)延びている。バッフル11の構成については、後により詳細に説明する。
ドラム9の内周面には、バッフル11が設けられた範囲を除いて、通水(通気)用の複数個の孔12が形成されている。また、ドラム9の前面部には、洗濯物が出し入れされる開口部9cが設けられている。洗濯槽7の前面部には、開口部9cに連なる投入口7aが形成されており、投入口7aと本体2の開口部3とが、ベローズ14を介して連通している。
図1に示すように、洗濯槽7の後面側の底部には、排水口15が形成されている。排水口15には、機内排水ホース16の基端部が接続されている。本体2の底部を構成する底板2aには、本体2の前面側に位置するフィルタユニット17が設けられている。詳しく図示はしないが、フィルタユニット17は、円筒状のケースと、当該ケース内部に収容されるリントフィルタによって構成されている。フィルタユニット17の前面開口部には、キャップ18が開閉可能に装着されている。リントフィルタは、洗濯水中のリント(糸くず)を捕獲する機能を有する。本体2には、リントフィルタをケースから出し入れするための開口部が、キャップ18の前方に設けられ、当該開口部がカバー2bにより開閉可能に塞がれている。
フィルタユニット17の上部には、ホース接続口17aが設けられている。ホース接続口17aには、機内排水ホース16の先端部が接続されている。すなわち、機内排水ホース16によって、洗濯槽7とフィルタユニット17とが接続されている。フィルタユニット17の下部には、排水弁19が接続され、排水弁19の出口側に排水パイプ20が接続されている。排水パイプ20の先端部は、底板2aを通って本体2の外部まで延びており、機外排水ホース(不図示)に接続される。これにより、排水弁19が開状態になると、洗濯槽7内部の洗濯水が、フィルタユニット17を通った後、排水パイプ20から排出される。
フィルタユニット17の後端部には、循環ポンプ21が設けられている。循環ポンプ21は、フィルタユニット17に臨む吸入口を有しており、洗濯槽7及びドラム9内部の水を排水口15、機内排水ホース16及びフィルタユニット17を介して吸引する。循環ポンプ21の上部には、吐出口21aが設けられている。吐出口21aには、送水ホース22の基端部が接続されている。送水ホース22は、中間部がベローズ14の周縁の側方から上方へ延びており、その先端部が洗濯槽7の投入口7aの上部に形成された噴水ノズル23に接続されている。
噴水ノズル23は、洗濯水をドラム9内の下部(より詳細には、正面から見てやや右寄りの下部)に向けて、矢印J方向に噴射するように構成されている。これにより、循環ポンプ21が駆動されると、洗濯槽7内の洗濯水が、排水口15、機内排水ホース16、フィルタユニット17及び送水ホース22を通って、噴水ノズル23からドラム9内にシャワー状に放水される。洗濯水がフィルタユニット17を通る際に、リントフィルタにより比較的大きなリントが捕獲される。
フィルタユニット17の前方上部には、エアトラップ24が設けられている。また、本体2内の後面側の最上部には、水位センサ25が設けられている。エアトラップ24と水位センサ25とは、エアチューブ26によって接続されている。洗濯槽7内の水位は、機内排水ホース16、フィルタユニット17、エアトラップ24及びエアチューブ26を介して水位センサ25によって検出される。
本体2内部の上部には、給水ユニット27が設けられている。給水ユニット27は、洗濯槽7内への給水を行う。本体2の後面側の上面には、水道に接続される給水口28が設けられている。給水口28は、給水弁29に接続されており、給水弁29は、接続パイプ30を介して注水ケース31の入口部に接続されている。注水ケース31の出口部は、給水ホース32を介して洗濯槽7に接続されている。注水ケース31の内部には、洗剤貯留部等(不図示)が設けられている。これにより、給水弁29が開状態になると、水道水が、給水口28から給水弁29、接続パイプ30、注水ケース31、及び、給水ホース32を介して洗濯槽7に供給される。また、給水時には、注水ケース31内の洗剤が洗濯槽7内に自動的に投入される。
また、本体2内部には、ドラム9内に温風を循環供給して洗濯物を乾燥させるための乾燥ユニット(不図示)が設けられている。乾燥ユニットは、例えば、洗濯槽7に設けられた給気口と排気口とを、洗濯槽7の外部で接続するように設けられた循環ダクトと、循環ダクト内に設けられた送風ファン及びヒータ等を備える周知構成とを備えている。なお、循環ダクト内に、除湿手段(例えば、ヒートポンプ)を設けてもよい。
表示操作部5は、本体2の前面上部に設けられている。表示操作部5は、例えば、液晶のタッチパネルである。表示操作部5には、洗濯機1に関する様々な情報が表示される。また、表示操作部5は、洗濯機1に関する様々な操作を受け付ける。
制御装置6は、表示操作部5の裏側に設けられている。制御装置6は、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータにより構成されており、洗濯機1全体の動作を制御して洗濯運転の各行程を実行する。制御装置6には、表示操作部5が受け付けた操作を示す信号が入力されるとともに、制御装置6は、表示操作部5への各種情報の表示を制御する。
また、制御装置6には、水位センサ25や回転センサからの検知信号が入力される。制御装置6は、モータ10を駆動制御するとともに、給水弁29、排水弁19、循環ポンプ21、乾燥ユニット34、ロック機構のそれぞれを制御する。制御装置6は、ユーザによる表示操作部5への入力操作を示す信号や、水位センサ25等の検出信号に基づき、運転制御プログラムに従って、モータ10、給水弁29、排水弁19、循環ポンプ21等の各機構を制御し、洗い、すすぎ、脱水などの各行程からなる洗濯運転を実行する。
続いて、本実施例のバッフル11の構成についてより詳細に説明する。上述したように、洗濯機1では、ドラム9を回転させることにより、ドラム9内に収容された洗濯物をバッフル11に引っ掛けることにより回転方向に持ち上げる。そして、持ち上げられた洗濯物が適当な高さ位置から落下することによって、洗濯物が叩き洗いされるとともに洗濯物の撹拌が促される。このため、洗濯物が効率良く持ち上げられるようにバッフル11を構成することを要する。また、本実施例では、ドラム9の回転軸Aが、前方から後方に向かって下降するように傾斜している。このため、ドラム9の回転により洗濯物を撹拌する際に、洗濯物がドラム9の後方側に偏って撹拌が十分になされない場合がある。すなわち、ドラム9の回転に伴って洗濯物をドラム9内の後方側から前方側に向けて移動させるように撹拌する必要がある。これらの事情を鑑み、本実施例のバッフル11は、以下に説明する構成を備える。
図2~5に示すように、バッフル11は、支持部50と撹拌部52を備えている。支持部50は、ドラム9の内周面に取り付けられている。撹拌部52は、支持部50からドラム9の径方向に向けて突出している。図示していないが、バッフル11は中空であり、その下面(ドラム9への設置面)が開口している。支持部50と撹拌部52の内部の空間は、バッフル11の下面に設けられた開口に連通している。
図に2及び図3示すように、支持部50は、その表面50a(ドラム9への設置面とは反対側の面)が、凹状に湾曲する(ドラム9の内周面に向かって湾曲する)曲面形状を有している。また、図4に示すように、支持部50は、上から見たときに、その幅W1(ドラム9の周方向に沿う長さ)が、前後方向に沿って略一様となっている。なお、幅W1は、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて、広くなるように構成されていてもよい。さらに、図3に示すように、支持部50の表面は、その曲率が、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて、小さくなるように構成されている。すなわち、バッフル11の前端部における支持部50の表面50aの曲率R1は、バッフル11の後端部における支持部50の表面50aの曲率R2よりも大きい。また、図5に示すように、支持部50の高さH1(すなわち、支持部50の設置面(ドラム9の内周面)から支持部50の上端までの距離)は、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて、高くなるように構成されている。
図2及び図3に示すように、撹拌部52の側面52a(ドラム9の周方向に位置する左右の側面)は、ドラム9の径方向に沿って広がる平面形状を有している。具体的には、各側面52aは、ドラム9の径方向と奥行き方向(前後方向)により規定される面(X-Z面)に対して略平行に伸びている。すなわち、撹拌部52の厚みW2(ドラム9の周方向に沿う長さ)は、前後方向に沿って略一様となっている。また、図5に示すように、撹拌部52の高さH2(すなわち、撹拌部52と支持部50との接続部分から撹拌部52の上端までの距離)は、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて高くなるように構成されている。したがって、バッフル11は、ドラム9の内周面からの高さが、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて高くなるように構成されている。なお、図1に示すように、バッフル11がドラム9の最下部に位置した状態においては、撹拌部52は、その上端がドラム9の前方から後方に向かって略水平方向(X方向)に延びるように構成されている。
図2~図4に示すように、撹拌部52の上端には、各側面52a及び各側面52b(ドラム9の前後方向に位置する側面)を接続する上面52cが設けられている。上面52cは平面形状を有しており、バッフル11の内部空間に連通する複数の孔56が設けられている。孔56の数は特に限定されないが、本実施例では、9個の孔56が上面52cに設けられている。
以上に説明したように、本実施例の洗濯機1では、バッフル11が支持部50と撹拌部52を有している。そして、支持部50の表面50aが、凹状に湾曲する曲面形状を有している。このため、例えば、バッフルの側面が傾斜した平面である場合と比較して、バッフル11の容積を低減することができ、ドラム9の内容積を確保することができる。また、このような構成では、例えば、支持部と撹拌部との接続部分が角を成す構成と比較して強度が高く、耐荷重が大きくなるため、比較的重い洗濯物(例えば、浸水した洗濯物)であっても、効率良く持ち上げることができる。また、本実施例では、支持部50の表面50aが曲面形状を有することにより、バッフル11の容積が低減されているため、撹拌部52の大きさ(高さ)を拡大しても、ドラム9の内容積を維持することができる。したがって、撹拌部52の大きさを十分に確保することができ、効率良く洗濯物を持ち上げることができる。
また、上述した実施例では、撹拌部52の側面52aが、ドラム9の径方向に沿って広がる平面形状を有している。このため、当該平面形状を有する側面52aによって、洗濯物を効率良く持ち上げることができる。
また、上述した実施例では、ドラム9の回転軸Aがドラム9の前方から後方に向かって下降するように傾斜している。このため、ドラム9の回転により洗濯物を撹拌する際に、洗濯物がドラム9の後方側に偏ってしまう場合がある。しかしながら、本実施例では、バッフル52の高さ(すなわち、H1+H2)が、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて高くなっているため、ドラム9の後方側に偏った洗濯物を効率良く持ち上げ、ドラム9の後方側から前方側に向けて移動させるように撹拌することができる。
また、上述した実施例では、撹拌部52の上端が、バッフル11がドラム9の最下部に位置した状態において、ドラム9の前方から後方に向かって略水平方向(X方向)に延びている。これによって、ドラム9の回転軸Aが傾斜している場合であっても、ドラム9の後方側の洗濯物をより効率良く持ち上げることができる。
また、上述した実施例では、各側面52a、52bを接続する上面52cが設けられている。換言すると、バッフル11の撹拌部52が、略一様な厚みW2を有している。このため、撹拌部52の強度を確保することができ、比較的重い洗濯物であっても、効率良く持ち上げることができる。また、この上面52cには、バッフル11の内部空間に連通する複数の孔56が設けられている。このため、当該孔56を通水用の孔として利用することができる。
また、上述した実施例では、バッフル11の支持部50の表面50aの曲率が、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて小さくなっている(R1>R2)。換言すると、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて、支持部50の表面積が大きくなっている。このため、比較的荷重が大きくなり易いドラム9の後方側において、バッフル11の強度を確保することができる。なお、本実施例のように、撹拌部52の高さH2を、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて高くした構成においては、ドラム9の後方側においてより多くの洗濯物を持ち上げることになるため、ドラム9の後方側において支持部50の曲率を小さくすること(すなわち、支持部50の強度を高くすること)はより有用である。
なお、バッフル11の高さがドラム9の前方から後方に向かうにつれて高くなるように構成する場合、撹拌部52の高さH2とともに、支持部50の高さH1を変化させる(すなわち、ドラム9の前方から後方に向かって高くなるように構成する)ことにより、撹拌部52の高さH2のみを変化させる構成と比較して、撹拌部52自体の大きさを抑制することができるため、撹拌部52に加わる負荷を抑制することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。以下に上記の実施例の変形例を列記する。
上述した実施例では、撹拌部52の側面52aが、ドラム9の径方向に沿う平面形状を有していたが、側面52aの形状は特に限定されない。例えば、ドラム9の径方向に対して傾斜した平面であってもよい。
また、ドラム9の回転軸Aは、前方から後方に向かって下降するように傾斜していなくてもよく、撹拌部52の高さH2は、前方から後方に向かって高くなっていなくてもよい。例えば、ドラム9の回転軸AがX方向に平行であってもよく、この場合、バッフル11の高さ(すなわち、H1+H2)は、略一様であってもよい。また、撹拌部52の上端は、バッフル11がドラム9の最下部に位置した状態(図1)において、水平方向に延びていなくてもよい。
また、バッフル11は、中空でなくてもよい。この場合、バッフル11に孔56が設けられていなくてもよい。
また、支持部50の表面50aの曲率は、ドラム9の前方から後方に向かうにつれて小さくなっていなくてもよく、例えば、当該曲率は一様であってもよい。また、上述した実施例のように、バッフル11の高さが前方から後方に向かうにつれて高くなる構成においては、支持部50の高さH1と撹拌部52の高さH2の両方が、前方から後方に向かって高くなるように構成されていなくてもよい。例えば、高さH1が略一定であり、高さH2のみが前後方向に沿って変化するように構成されてもよいし、その逆であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:ドラム式洗濯機
2:本体
7:洗濯槽
9:ドラム
11:バッフル
50:支持部
50a:表面
52:撹拌部
52a:側面
52b:側面
52c:上面
56:孔
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Claims (8)
- 本体と、
前記本体内に設けられた洗濯槽と、
前記洗濯槽内に回転可能に設けられたドラムと、
前記ドラムの内周面に設けられ、前記内周面から前記ドラムの径方向に向けて突出し、前記ドラムの回転軸方向に沿って延在するバッフルと、
を備えており、
前記バッフルは、前記内周面に取り付けられる支持部と、前記支持部から前記ドラムの前記径方向に向けて突出する撹拌部と、を備えており、
前記支持部の表面は、凹状に湾曲する曲面形状を有している、
ドラム式衣類処理装置。 - 前記ドラムの周方向に位置する前記撹拌部の側面は、前記ドラムの前記径方向に沿って広がる平面形状を有している、請求項1に記載のドラム式衣類処理装置。
- 前記ドラムの前記回転軸が、前記ドラムの前方から後方に向かって下降するように傾斜しており、
前記バッフルの前記内周面からの高さが、前記ドラムの前方から後方に向かうにつれて高くなっている、請求項1又は2に記載のドラム式衣類処理装置。 - 前記撹拌部の上端は、前記バッフルが前記ドラムの最下部に位置した状態において、前記ドラムの前方から後方に向かって略水平方向に延びている、請求項3に記載のドラム式衣類処理装置。
- 前記バッフルは、中空であり、
前記撹拌部の上端には、前記撹拌部の各側面を接続する上面部が設けられており、
前記上面部には、前記バッフルの内部空間に連通する孔が設けられている、請求項1~4のいずれか一項に記載のドラム式衣類処理装置。 - 前記バッフルの前記支持部の前記表面の曲率が、前記ドラムの前方から後方に向かうにつれて小さくなるように構成されている、請求項3~5のいずれか一項に記載のドラム式衣類処理装置。
- 前記撹拌部の高さが、前記ドラムの前方から後方に向かうにつれて高くなっている、請求項1~6のいずれか一項に記載のドラム式衣類処理装置。
- 前記支持部の高さが、前記ドラムの前方から後方に向かうにつれて高くなっている、請求項1~7のいずれか一項に記載のドラム式衣類処理装置。
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JP2021120783A JP2023016457A (ja) | 2021-07-21 | 2021-07-21 | ドラム式衣類処理装置 |
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