JP3680354B2 - 生ごみ処理機 - Google Patents

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幸雄 林田
哲生 小畑
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は主に家庭の台所で発生する生ごみを温風により減量処理する温風乾燥式の生ごみ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の温風式の生ごみ処理機の構成を図4に示す。図において、31は生ごみを処理する生ごみ処理容器で、この生ごみ処理容器31は収容容器32内に収容されている。生ごみ処理容器31の内部には粉砕撹拌羽根33を回転自在に配し、生ごみ処理容器31内の生ごみを撹拌する。また、生ごみ処理容器31の内側壁には粉砕撹拌羽根33の回転により生ごみを粉砕する固定刃34を設けている。
【0003】
生ごみ処理容器31の上方を開閉可能に覆う蓋35を有し、この蓋35下面には、送風ファン36と送風ファンの36の外周に配したヒータ37を取り付けている。送風ファン36とヒータ37の両方を動作させることで、生ごみ処理容器31内の生ごみに温風を送り乾燥させることができる。つまり、送風ファン36とヒータ37により、生ごみに温風を送り込む加熱送風部38を構成している。
【0004】
加熱送風部38は蓋35の下面より処理容器31内部に突出しており、また、加熱送風部38は下面に多数の穴39を有したカバー部40で覆われている。カバー部40の外周部と生ごみ処理容器31の上部開口部との間には隙間44を設けており、収容容器32と生ごみ処理容器31とは上記隙間を介して連通している。収容容器32は本体内に設けられており、収容容器32と本体外側面に設けた排気孔部41とを連通させている。また、送風ファン36の回転軸部42を蓋35の内部に突出させ、かつ回転軸部42の外周側に蓋35内部と連通する吸気部43を設け、蓋35内に導入される外気を生ごみ処理容器31内に導入する構成である。
【0005】
上記構成の生ごみ処理機では、生ごみ処理容器31内の生ごみに、加熱送風部38の温風を供給し、生ごみを加熱乾燥する。加熱送風部38により生ごみの加熱が進行してくると、生ごみ処理容器31内で蒸気が発生する。この発生した蒸気の一部は、生ごみ処理容器31とカバー部40との隙間44より収容容器32内に流出し、さらに収容容器32から排気孔部41を介して外気に排気される(強制的に排気するために、収容容器32と排気孔部41との経路中に排気ファンを設けている)。また、水蒸気の排気が行われると生ごみ処理容器31内の圧力が低下するので、吸気部43より外気が生ごみ処理容器31内に流入し、上記動作を繰り返すことにより生ごみ処理容器31内の生ごみを乾燥減量させていくものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の生ごみ処理機では、加熱送風部38から生ごみ処理容器31内の生ごみへ送られる温風の一部は、生ごみ処理容器31とカバー部40との隙間44から収容容器32側に流れ出してしまうため、加熱送風部38の温風の一部は生ごみの乾燥にほとんど寄与することなく本体外に排気されてしまう。このため、生ごみを乾燥させる効率が悪く、生ごみの乾燥減量処理に必要以上の時間がかかっていた。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、生ごみの乾燥効率を向上させ、生ごみの乾燥減量処理する時間を短縮させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の課題解決手段は、生ごみを収納する生ごみ処理容器と、前記生ごみ処理容器の上部を開閉自在に覆う蓋と、前記蓋の下部に撹拌ファンおよび排気ファンを兼用する送風用ファンと、前記送風用ファンの外周に設けた加熱装置と、前記送風用ファンと前記加熱装置を覆うカバーと、前記生ごみ処理容器と前記カバーが近接することで形成され前記生ごみと前記加熱装置および前記送風用ファンとを略密閉状態で収容する収容空間と、前記収容空間の一部に設けた蒸気排出口と、前記加熱装置より上部でかつ前記送風用ファンの外周には前記送風用ファンを上下に分離する仕切板とを設け、前記蓋の下面と前記仕切板との間で排気経路を形成し、前記仕切板より下方に位置する前記送風用ファンを前記撹拌ファンとして機能させ、前記仕切板より上方に位置する送風用ファンを排気ファンとして機能させ、前記排気経路に外気を導入する空気取り入れ口と前記蒸気排出口とを連通させ、前記排気経路は前記送風用ファンの排気ファン機能により前記蒸気排出口からの蒸気と前記空気取り入れ口からの外気を前記収容空間外に排気させる構成としたものである。
【0009】
本発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成に加え、生ごみ処理容器内の生ごみを撹拌する撹拌手段を備えたものである。
【0010】
本発明の第3の課題解決手段は、上記第1、2の課題解決手段における排気ファンの風量を撹拌ファンの風量より小さくしたものである。
【0011】
第4の課題解決手段は、上記第1〜3の課題解決手段の構成に加え、生ごみ処理容器の外周を収容容器で覆うとともに、排気経路に前記収容容器内に開口する蒸気気吹出口を設け、この蒸気吹出口よりずらした位置に水蒸気量を温度により検知する終了センサーを設けたものである。
【0012】
の課題解決手段は、上記第の課題解決手段の構成に加え、排気経路の外周を閉塞するとともにに、排気経路内には送風用ファンの外周から蒸気吹出口に延設した案内部材を設けたものである。
【0013】
の課題解決手段は、上記第1〜5の課題解決手段における仕切板を下方向に湾曲するお椀形状としたものである。
【0014】
の課題解決手段は、上記第1〜の課題解決手段における収容空間の外部に排気された蒸気を生ごみ処理機本体外に排気する排気手段を備えたものである。
【0015】
【作用】
第1の課題解決手段によれば、生ごみを収納する生ごみ処理容器と、前記生ごみ処理容器の上部を開閉自在に覆う蓋と、前記蓋の下部に撹拌ファンおよび排気ファンを兼用する送風用ファンと、前記送風用ファンの外周に設けた加熱装置と、前記送風用ファンと前記加熱装置を覆うカバーと、前記生ごみ処理容器と前記カバーが近接することで形成され前記生ごみと前記加熱装置および前記送風用ファンとを略密閉状態で収容する収容空間と、前記収容空間の一部に設けた蒸気排出口と、前記加熱装置より上部でかつ前記送風用ファンの外周には前記送風用ファンを上下に分離する仕切板とを設け、前記蓋の下面と前記仕切板との間で排気経路を形成し、前記仕切板より下方に位置する前記送風用ファンを前記撹拌ファンとして機能させ、前記仕切板より上方に位置する送風用ファンを排気ファンとして機能させ、前記排気経路に外気を導入する空気取り入れ口と前記蒸気排出口とを連通させ、前記排気経路は前記送風用ファンの排気ファン機能により前記蒸気排出口からの蒸気と前記空気取り入れ口からの外気を前記収容空間外に排気させる構成により、生ごみ処理容器内の生ごみは加熱装置と仕切板下方の撹拌ファンの動作により温風加熱され、生ごみに含まれる水分は水蒸気となり、その水蒸気は仕切板上方の排気ファンの働きにより蒸気排出口を通って排気経路内に円滑かつ速やかに吸引導入され、水蒸気を速やかに収容容器外に排気することができる。また、温風はほぼ密閉した収容空間内を循環するので、温風が収容空間外に漏れて加熱乾燥効率を低下せせることを防止できる。さらに、各々の機能のファンを設ける必要もなく、構造が簡素化でき、小型化を図ることができる。また、送風用ファンの外周に仕切板を配設して、蓋の下面と仕切板との間に排気経路を形成しているので、排気経路を別途構成する必要もなく、蓋を活用して簡易な構造を提供することができ、組立性を向上させることができる。
【0016】
第2の課題解決手段では、生ごみ処理容器内の生ごみを撹拌して、送風ファンおよび加熱装置で発生した温風が、生ごみに万遍なく行き渡るようにしている。水蒸気が発生し始めると、生ごみが撹拌される毎に水蒸気が多量に発生しても、蒸気を速やかに排気経路に導入することができる。
【0017】
第3の課題解決手段では、排気ファンによる風量が小さいので、排気経路内に蒸気以外に温風を吸い込むことが抑制でき、収容空間内の温風を無駄に排気経路から外部に排気するのを抑制することができる。また、収容空間内の温風を撹拌する撹拌ファンの風量は多いので、生ごみ処理容器の隅々に温風を行き渡らせることができ、生ごみを万遍なく加熱乾燥することができる
【0018】
第4の課題解決手段では、生ごみ処理容器の外周を収容容器で覆うとともに、排気経路に前記収容容器内に開口する蒸気気吹出口を設け、この蒸気吹出口よりずらした位置に水蒸気量を温度により検知する終了センサーを設けているので、蒸気吹出口から水蒸気と共に温風が流出しても、温風が直接、終了センサーに影響を与えることがない。つまり、水蒸気が多く排気される場合にはその蒸気吹出口よりずらした位置の温度は高くなり、加熱乾燥が終了するにしたがい、水蒸気の排気が少なくなるので温度は低くなる。この温度変化により終了を検知することができるが、水蒸気の排気が少なくなっても、水蒸気とともに排気される温風は少なくならないので、温風により蒸気吹出口の温度は水蒸気が減少しても下がらないことになる。よって、蒸気吹出口よりずらした位置の温度を検知することにより、正確に終了検知を行うことができる。
【0019】
の課題解決手段では、仕切板と蓋の下面とで構成した排気経路の外周を閉塞してファンケーシングを構成し、しかも、ファンケーシングとして機能する排気経路内には、蒸気吹出口に延設して案内部材を設けているので、送風用ファンの外周方向に流出する蒸気を案内部材により効率よく蒸気吹出口に導出でき、効率よく蒸気を排気できるとともに、蒸気吹出口が位置する決められた箇所に蒸気を排出できる。
【0020】
の課題解決手段では、排気経路の一部を構成する仕切板を下方向に湾曲するお椀形状としているので、送風用ファンの外周方向に向かう風の流れを仕切板で円滑に下向きに変更することができ、生ごみ処理容器の底部まで風を送り込むことができる。
【0021】
の課題解決手段では、排気経路から排気された水蒸気を、排気手段によりさらに生ごみ処理機本体外に強制排気するので、排気経路から水蒸気を円滑に生ごみ処理機本体外に排気することができ、収容空間内の水蒸気の発生を促進でき、乾燥減量時間を短縮することができる。
【0022】
【実施例】
本発明の一実施例を図1から図3に基づき説明する。図1において、1は生ごみ処理容器であり、生ごみ処理容器1の内壁には固定刃2が設けられ、また内底部には回転刃3が回転自在に配されている。回転刃3は生ごみ処理容器1内の生ごみを撹拌する撹拌手段で、固定刃2と回転刃3とにより生ごみを粉砕する。また、回転刃3は駆動モ−タ4の回転力がベルト5を介して伝達される。
【0023】
6は蓋で、その蓋6の一端側にはヒンジ7が、多端側にはロック機構8が設けられ、ヒンジ7を軸として開閉可能に取り付けられている。蓋6の下面には図2、図3に示す送風用ファン9と、送風用ファン9の外周に配設された加熱装置の一種であるヒーター10と、生ごみ処理容器1内を検知し、ヒーター10の加熱量を制御する温度センサー11とが取り付けられている。ヒーター10より上方で、かつ送風用ファン9の外周には、蓋6の下面と間隙を有して仕切板14が取り付けられ、仕切板14と蓋6の下面との間に排気経路15を形成している。この仕切板14は、図3に示すように下方に湾曲したお椀形状をしている。
【0024】
また、仕切板14の一部には蒸気排出口11aが設けられ、蓋6の下面に取り付けた温度センサー11の先端部が蒸気排出口11aを通り抜けて生ごみ処理容器1側まで突出している。12は下面に複数の孔を設けたカバーで、送風用ファン、ヒーター10および温度センサー11を覆っている。このカバー12は生ごみ処理容器1の上部開口部からその内部に突出して配されており、またカバー12の外周側には段部12aが形成され、この段部12aと生ごみ処理容器1の上部開口部の周縁とが近接して位置し、生ごみ処理容器1をほぼ密閉した状態としている。すなわち、生ごみ処理容器1内の生ごみとヒーター10および送風用ファン9はほぼ密閉した収容空間Aに収容されている。
【0025】
また、仕切板14の取付位置は、送風用ファン9の回転軸方向で、蓋6の下面から仕切板の間の寸法aが、仕切板14から送風用ファン9の下端面までの寸法bより小さくなるようにしている。詳述すると、送風用ファン9を仕切板14により上下に仕切り、上部の排気経路15側に位置する送風用ファンを排気ファンとして機能させ、仕切板14より下方に位置する送風用ファン9を温風を撹拌する撹拌ファンとして機能させ、しかも、寸法aが寸法bより小さくして、排気ファンの風量を撹拌ファンの風量より小さくしている。
【0026】
また、仕切板14と蓋6下面との間に形成された排気経路15の外周側は閉塞し、排気経路15側をファンケーシングとして構成している。その閉塞した外周側壁の一部に蒸気吹出口13を設けている。送風用ファン9の外周側から蒸気吹出口13延設して案内部材16を設けている。送風用ファン9の外周に向かう風の流れを蒸気吹出口13に効率よく移動させるため、案内部材16を送風用ファン9の回転接線方向に設け、送風用ファン9の外周方向に流れ出た風が円滑に蒸気吹出口13から排気されるようにしている。
【0027】
また、生ごみ処理容器1を収容する収容容器21の外壁には、水蒸気温度により乾燥の終了を検知する終了センサー17を取り付けている。この終了センサー17の取付箇所は、蒸気吹出口13から吹き出される水蒸気などが直接当たる位置よりずらし、かつ、なるべく吹き出された直後の水蒸気の温度を検知できる上流側に配している。
【0028】
さらに、送風用ファン9の回転軸を外周から覆う円筒部材を排気経路15と連通させて設け、しかも円筒部材の側壁には空気取り入れ口19を設けている。また、収容容器21内の水蒸気などを本体20外に排気する排気ファン等の排気手段18を有し、収容容器21内の水蒸気などを本体20の側壁から強制的に排気する構成である。
【0029】
以上のように構成された生ごみ処理機において、その動作を説明する。まず、蓋6のロック機構を解除して蓋6を開け、生ごみを生ごみ処理容器1内に投入する。そして、蓋6を閉じ、電源(図示せず)を入れて生ごみ処理機の運転を開始させる。生ごみ処理容器1内に投入された生ごみは、回転刃3により攪拌されると共に回転刃3と固定刃2により粉砕される。一方、蓋6の下面に設けられた送風用ファン9により吹き出された風が、ヒーター10により加熱され、温風となって生ごみ処理容器1内の生ごみに供給される。仕切板14の形状がお椀形状であるので、仕切板14より下方の送風用ファン9の外周方向に吹き出された風は、水平方向から徐々に下方向に向きを変え、生ごみ処理容器1内壁に沿ってその底部に向かって流れ込む。そして、生ごみ処理容器1内の生ごみを加熱した後、送風用ファン15の中心に向かって上昇する。すなわち、図1の矢印Bのような循環風を発生させている。特に、仕切板14の形状がお椀形状であるので、送風用ファン9の風の流れを生ごみ処理容器1内の底部まで行き渡らせることができ、効率よく生ごみを加熱する。なお、ヒーター10は、生ゴミ処理容器1内の温度が一定となるよう温度制御用の温度センサー11により通電がコントロールされている。
【0030】
次に、生ごみが加熱されることにより発生した水蒸気は、生ごみ処理容器1とヒータ(加熱装置)10がほぼ密閉状態となっているため、排気経路15に設けた蒸気排出口11aから排気経路15内に導入される。さらに、排気経路15内に位置する送風用ファン9により、空気取り入れ口19から蒸気吹出口13に向かって排気経路15内の空気流が発生しているので、排気経路15内に流れ込んだ蒸気は速やかに蒸気吹出口13から排気される。また、排気経路15内に空気の流れがあるので、蒸気排出口11a付近には吸引力が働き、収容空間A内で発生した水蒸気を効率よく排気経路15内に導入することができる。特に、生ごみ処理容器1内の生ごみを回転刃3により撹拌する毎に、多量の水蒸気が発生するが、このような多量の水蒸気を排気経路15内に速やかに導入すると共に、排気経路15内の蒸気も速やかに蒸気吹出口13から排気でき、蒸気の発生量が変化する場合にも、十分に対応することができる。
【0031】
また、仕切板14の位置を蓋6下面側に近づけて、すなわち寸法a<寸法bに設定して、排気経路15内の風量を収容空間A内を循環させる風量より小さくしているので、排気経路15内の風量を小さくでき、収容空間A内の温風を排気経路15内に吸い込むことが抑制でき、収容空間A内の温風を無駄に排気経路15から外部に排気するのを抑制することができる。また、収容空間A内の温風を撹拌する風量は多いので、生ごみ処理容器1の隅々に温風を行き渡らせることができ、生ごみを万遍なく加熱乾燥することができる
【0032】
また、収容空間Aの上部を開閉自在に覆う蓋6の下面に撹拌ファンおよび排気ファンを兼用する送風用ファン9を配設する構成なので、各ファンを設ける必要もなく、構造が簡素化でき、小型化を図ることができる。特に、本実施例では、生ごみ処理容器1の上部開口部内に送風用ファン9を配しているので、送風用ファン9と生ごみとの距離を小さくして、加熱効率を高めると共に、高さ方向における大きさも小型化できる。また、送風用ファン9の外周に仕切板14を配設して、蓋6の下面と仕切板14との間に排気経路15を形成しているので、排気経路15を別部品により別途組み立てる必要もなく、蓋6を活用して簡易な構造を提供することができ、組立性を向上させることができる。
【0033】
また、排気経路15の外周を閉塞してファンケーシングを構成し、しかも、ファンケーシングとして機能する排気経路15内には、蒸気吹出口13に延設して案内部材16を設けているので、送風用ファン9を図2の矢印D方向に回転させると、送風用ファン9の外周方向に流出する風の流れが発生する。この外周方向に流れ出した風は、排気経路15の外周壁に沿って、すなわち矢印E方向に流れる。そして、案内部材16に沿って流れ、蒸気吹出口13より流出する。よって、仕切板14の一部に設けた蒸気排出口11aから流入した蒸気を蒸気吹出口13に、効率よく排気できるとともに、蒸気吹出口13が位置する、決められた箇所に蒸気を排出できる。
【0034】
また、蒸気吹出口13よりずらした位置に終了センサー17を設けているので、蒸気吹出口13から水蒸気と共に温風が流出しても、温風が直接、終了センサー17に影響を与えることがない。つまり、水蒸気が多く排気される場合には、その蒸気吹出口13よりずらした位置の収容容器21の側壁温度は高くなり、加熱乾燥が終了するにしたがい、水蒸気の排気が少なくなるのでその温度は低くなる。この温度変化により終了を検知することができるが、水蒸気の排気が少なくなっても、水蒸気とともに排気される温風は少なくならないので、蒸気吹出口13からの温風が直接当たる収容容器21の側壁温度は水蒸気が減少しても下がらないことになる。よって、蒸気吹出口13よりずらした収容容器21の側壁の温度を検知することにより、正確に終了検知を行うことができる。また、収容容器21に排気された蒸気は、図2の矢印F方向に移動するが、なるべく水蒸気の影響をとらえやい上流側、直接温風が当たる収容容器21の側壁より少し下流側に終了センサー17を配し、温風の影響を少なく、水蒸気の変化を検知し易くしている。
【0035】
また、生ごみ処理容器1内の温度を制御する温度センサー11で、収容空間A内の温度と排気経路15の蒸気排出口近傍の温度の両方を検知しているので、収容空間内に多量に水蒸気が発生する場合には、温度センサー11の検知温度を低下させて、ヒーター10の加熱量をより高め、素早く生ごみから水分を取り除くことができる。
【0036】
また、排気経路15から収容容器21内に排気された水蒸気を、排気手段18によりさらに本体20外に強制排気するので、排気経路15から水蒸気を円滑に本体20外に排気することができ、収容空間A内の水蒸気の発生を促進でき、乾燥減量時間を短縮することができる。
【0037】
【発明の効果】
第1の課題解決手段によれば、生ごみ処理容器内の上部を開閉自在に覆う蓋の下部に設けた送風用ファンの外周に仕切板を設けることで、撹拌ファンおよび排気ファンを兼用す る送風用ファンとした構成により、水蒸気は仕切板上方の排気ファンの働きにより蒸気排出口を通って排気経路内に円滑かつ速やかに吸引導入され、水蒸気を速やかに収容容器外に排気することができる。また、温風はほぼ密閉した収容空間内を循環するので、温風が収容空間外に漏れて加熱乾燥効率を低下せせることを防止できる。さらに、各々のファンを設ける必要もなく、構造が簡素化でき、小型化を図ることができる。また、蓋の下面と前記仕切板との間に排気経路を形成しているので、排気経路を別途構成する必要もなく、蓋を活用して簡易な構造を提供することができ、組立性を向上させることができる。
【0038】
第2の課題解決手段では、生ごみ処理容器内の生ごみを撹拌することで、送風ファンおよび加熱装置で発生した温風を生ごみに万遍なく行き渡るようにし、生ごみが撹拌される毎に水蒸気が多量に発生しても、蒸気を速やかに排気経路に導入することができる。
【0039】
第3の課題解決手段では、排気ファンによる風量が小さいので、排気経路内に蒸気以外に温風を吸い込むことが抑制でき、収容空間内の温風を無駄に排気経路から外部に排気するのを抑制することができる。また、収容空間内の温風を撹拌する撹拌ファンの風量は多いので、生ごみ処理容器の隅々に温風を行き渡らせることができ、生ごみを万遍なく加熱乾燥する。
【0040】
第4の課題解決手段では、蒸気吹出口よりずらした位置に終了センサーを設けているので、蒸気吹出口から水蒸気と共に温風が流出しても、温風が直接、終了センサーに影響を与えることがなく、終了を正確に検知することができる。
【0041】
の課題解決手段では、仕切板と蓋の下面とで構成した排気経路の外周を閉塞してファンケーシングを構成し、しかも、ファンケーシングとして機能する排気経路内には、蒸気吹出口に延設して案内部材を設けているので、送風用ファンの外周方向に流出する蒸気を案内部材により効率よく蒸気吹出口に導出でき、効率よく蒸気を排気できるとともに、蒸気吹出口が位置する決められた箇所に蒸気を排出できる。
【0042】
の課題解決手段では、排気経路の一部を構成する仕切板を下方向に湾曲するお椀形状としているので、送風用ファンの外周方向に向かう風の流れを仕切板で円滑に下向きに変更することができ、生ごみ処理容器の底部まで風を送り込むことができる。
【0043】
の課題解決手段では、排気経路から排気された水蒸気を、排気手段によりさらに生ごみ処理機本体外に強制排気するので、排気経路から水蒸気を円滑に生ごみ処理機本体外に排気することができ、収容空間内の水蒸気の発生を促進でき、乾燥減量時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す生ごみ処理機の断面図
【図2】 図1のC−C断面図
【図3】 同生ごみ処理機の要部断面図
【図4】 従来の生ごみ処理機の断面図
【符号の説明】
1 生ごみ処理容器
3 回転刃(撹拌手段)
6 蓋
9 送風用ファン(排気ファン、撹拌ファン)
10 ヒーター(加熱装置)
11 温度センサー
11a 蒸気排出口
13 蒸気吹出口
14 仕切板
15 排気経路
16 案内部材
17 終了センサー
18 排気手段
19 空気取り入れ口
20 本体

Claims (7)

  1. 生ごみを収納する生ごみ処理容器と、前記生ごみ処理容器の上部を開閉自在に覆う蓋と、前記蓋の下部に撹拌ファンおよび排気ファンを兼用する送風用ファンと、前記送風用ファンの外周に設けた加熱装置と、前記送風用ファンと前記加熱装置を覆うカバーと、前記生ごみ処理容器と前記カバーが近接することで形成され前記生ごみと前記加熱装置および前記送風用ファンとを略密閉状態で収容する収容空間と、前記収容空間の一部に設けた蒸気排出口と、前記加熱装置より上部でかつ前記送風用ファンの外周には前記送風用ファンを上下に分離する仕切板とを設け、前記蓋の下面と前記仕切板との間で排気経路を形成し、前記仕切板より下方に位置する前記送風用ファンを前記撹拌ファンとして機能させ、前記仕切板より上方に位置する送風用ファンを排気ファンとして機能させ、前記排気経路に外気を導入する空気取り入れ口と前記蒸気排出口とを連通させ、前記排気経路は前記送風用ファンの排気ファン機能により前記蒸気排出口からの蒸気と前記空気取り入れ口からの外気を前記収容空間外に排気させる構成とした生ごみ処理機。
  2. 生ごみ処理容器内の生ごみを撹拌する撹拌手段を備えた請求項1に記載の生ごみ処理機。
  3. 排気ファン風量を撹拌ファン風量より小さくした請求項1または2に記載の生ごみ処理機。
  4. 生ごみ処理容器の外周を収容容器で覆うとともに、排気経路に前記収容容器内に開口する蒸気気吹出口を設け、この蒸気吹出口よりずらした位置に水蒸気量を温度により検知する終了センサーを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の生ごみ処理機。
  5. 排気経路の外周を閉塞するとともにに、排気経路内には送風用ファンの外周から蒸気吹出口に延設した案内部材を設けた請求項に記載の生ごみ処理機。
  6. 仕切板を下方向に湾曲するお椀形状とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の生ごみ処理機。
  7. 収容空間の外部に排気された蒸気を生ごみ処理機本体外に排気する排気手段を備えた請求項1〜のいずれか1項に記載の生ごみ処理機。
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