JP2000336308A - インク受像層易接着ポリエステルフイルム - Google Patents

インク受像層易接着ポリエステルフイルム

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JP2000336308A
JP2000336308A JP11153538A JP15353899A JP2000336308A JP 2000336308 A JP2000336308 A JP 2000336308A JP 11153538 A JP11153538 A JP 11153538A JP 15353899 A JP15353899 A JP 15353899A JP 2000336308 A JP2000336308 A JP 2000336308A
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polyester film
polyester
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Satoshi Kitazawa
諭 北澤
Masayuki Fukuda
雅之 福田
Shinji Yano
真司 矢野
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隠ぺい性に優れ、かつインクジェットプリン
ター等の水性インク受像層に対する接着性に優れたもの
であり、インク受像紙用としてインク受像層易接着ポリ
エステルフィルムを提供する。 【解決手段】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
に塗膜を積層せしめたフイルムであって、該塗膜が
(A)二次転移点が20〜90℃である水性ポリエステ
ル樹脂15〜40重量%、(B)アクリル共重合体樹脂
15〜40重量%、(C)ケン化度80〜90mol%
のポリビニルアルコール15〜45重量%、(D)平均
粒径が20〜80nmの微粒子3〜25重量%及び、
(E)下記式(I)で示される架橋剤5〜20重量%か
らなる成分を主成分とし、該塗膜の表面エネルギーが5
0〜65dyne/cmであることを特徴とするインク
受像層易接着ポリエステルフイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインク受像層易接着
ポリエステルフイルムに関し、更に詳しくは隠ぺい性に
優れ、かつインクジェットプリンター等の水性インク受
像層に対する接着性、耐水接着性に優れた、受像紙用に
有用なインク受像層易接着ポリエステルフイルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートフイルムに
代表されるポリエステルフイルムは、受像紙用フイルム
のベースフイルムとして従来より広く使用されている。
近年、カラープリンターの需要に伴い、インクジェット
方式等の新しい印字方式が発展してきた。このような印
字方式用の受像紙用フイルムでは、特開昭64―364
79号公報、特開平1―95091号公報で提案されて
いるように、フイルム上にインク受像層の形成が必要と
なる。このインク受像層には多孔質でインクの吸収性が
良好なものが使用されるが、このインク受像層はベース
フイルムとして用いるポリエステルフイルムに対する接
着性が乏しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
ク受像層との接着性に優れ、かつ隠ぺい性を兼備した、
インクジェットプリンター用受像紙などに有用なインク
受像層易接着ポリエステルフイルムを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
本発明によれば、ポリエステルフイルムの少なくとも片
面に塗膜を積層せしめたフイルムであって、該塗膜が
(A)二次転移点が20〜90℃である水性ポリエステ
ル15〜40重量%、(B)アクリル共重合体15〜4
0重量%、(C)ケン化度80〜90mol%のポリビ
ニルアルコール15〜45重量%、(D)平均粒径が2
0〜80nmの微粒子3〜25重量%及び(E)下記式
(I)で示される架橋剤5〜20重量%からなる成分を
主成分とし、該塗膜の表面エネルギーが50〜65dy
ne/cmであることを特徴とするインク受像層易接着
ポリエステルフイルムより達成される。
【0005】
【化2】
【0006】(ポリエステルフイルム)本発明における
ポリエステルフイルムを構成するポリエステルとして
は、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、2,6―ナフ
タリンジカルボン酸、4,4′―ジフェニルジカルボン
酸等の芳香族ジカルボン酸成分と、例えばエチレングリ
コール、1,4―ブタンジオール、1,4―シクロヘキ
サンジメタノール、1,6―ヘキサンジオール等のグリ
コール成分とから構成されるポリエステルが好ましく、
特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン―2,
6―ナフタリンジカルボキシレートが好ましい。また、
上記成分等の共重合ポリエステルであっても良い。
【0007】ポリエステルにはフイルムを製造する際の
巻取性や、インク受像層等を塗設する際のフイルムの搬
送性等を良くするため、必要に応じて滑剤としての有機
又は無機の微粒子を含有させることが好ましい。かかる
微粒子としては、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、酸
化アルミニウム、カオリン、酸化珪素、酸化亜鉛、架橋
アクリル樹脂粒子、架橋ポリスチレン樹脂粒子、尿素樹
脂粒子、メラミン樹脂粒子、架橋シリコーン樹脂粒子等
が例示される。また、微粒子以外にも着色剤、帯電防止
剤、酸化防止剤、潤滑剤、触媒、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン―プロピレン―ポリマー、オレフィ
ン系アイオノマーのような他の樹脂等も透明性を損なわ
ない範囲で任意に含有させることができる。
【0008】また、本発明におけるポリエステルフイル
ムには、光沢度が60度以上、光線透過率が20%以下
でありかつ白色であるポリエステルフイルム(白色ポリ
エステルフイルム)を用いることが好ましい。この白色
ポリエステルフイルムは、ポリエステルに白色顔料、例
えば酸化チタン及び/または硫酸バリウムを例えば5〜
20重量%含有させることにより得ることができる。ま
た、白色ポリエステルフイルムは、受像紙として用いる
ときの印字物の鮮映性より光沢度が50以上で、印字物
の意匠性から、その光線透過率が20%以下であること
が好ましい。
【0009】本発明におけるポリエステルフイルムは、
150℃で30分間保持したときの熱収縮率が1%以下
の二軸延伸フイルムであることが、ポリエステルフイル
ムを受像紙に用いた際に寸法安定性が良好であり、印字
のずれ等を抑制できるため好ましい。このような熱収縮
率を有する二軸延伸フイルムは、例えば、二軸延伸後に
熱固定やポリエステルのTg以上の温度での熱処理によ
りフイルムの密度を例えば1.390g/cm3以上と
することにより得ることができる。
【0010】(塗膜)本発明においては、ポリエステル
フイルムに(A)水性ポリエステル、(B)アクリル共
重合体、(C)ポリビニルアルコール、(D)微粒子及
び(E)下記式(I)で示される架橋剤を主成分とする
塗膜を積層する。
【0011】
【化3】
【0012】この塗膜を形成する成分として用いる
(A)水性ポリエステルは、水に可溶性または分散性の
ポリエステルである。かかる水性ポリエステルとして
は、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6―ナフタリン
ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、4,4′―
ジフェニルジカルボン酸、フェニルインダンジカルボン
酸、アジピン酸、セバシン酸、5―スルホイソフタル
酸、トリメリット酸、ジメチロールプロピオン酸等のカ
ルボン酸成分及び5―Naスルホイソフタル酸、5―K
スルホイソフタル酸、5―Kスルホテレフタル酸等のス
ルホン酸塩基を有するジカルボン酸成分と、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ネオペンチレングコ
ール、1,4―ブタンジオール、1,6―ヘキサンジオ
ール、1,4―シクロヘキサンジメタノール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ビスフェノール―Aのア
ルキレンオキシド付加物等のヒドロキシ化合物成分とか
ら構成されるポリエステルを挙げることができる。
【0013】(A)水性ポリエステルには、更に親水性
を付与することが必要な場合、ポリエステル中に、スル
ホン酸塩基、カルボン酸塩基を導入してもよく、またポ
リエーテル成分を導入することもできる。親水性を付与
する成分としては、分子内の全カルボン酸成分に対し、
1〜16モル%であることが好ましく、特に1.5〜1
4モル%であることが好ましい。スルホン酸塩基を有す
るジカルボン酸成分が1モル%未満では水性ポリエステ
ルの親水性が不足することがあり、一方16モル%を超
えると塗膜の耐湿性が低下することがある。
【0014】また、(A)水性ポリエステルの二次転移
点(Tg)は20〜90℃である必要があり、特に25
〜80℃であることが好ましい。Tgが20℃未満では
フイルムがブロッキングしやすく、一方90℃を超える
とフイルムの削れ性や接着性が低下するので好ましくな
い。
【0015】上記塗膜を形成する成分として用いる
(B)アクリル共重合体は、アクリル酸、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ナトリウム、アクリル酸アンモニウム、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、メタクリル酸、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ナトリウム、メタクリル酸アンモニウム、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、グリシジルメタクリ
レート、アクリルメタクリレート、ビニルスルホン酸ナ
トリウム、メタリルスルホン酸ナトリウム、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−メチロールメタクリルア
ミド等のモノマーの2種以上を重合して得られる共重合
体である。これらのモノマーは、例えばスチレン、酢酸
ビニル、アクリロニトリル、メタクリルニトリル、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、ジビニルベンゼン等の他の不
飽和単量体と併用することもできる。また、(B)アク
リル共重合体は、変性アクリル共重合体、例えばポリエ
ステル、ポリウレタン、シリコーン、エポキシ、フェノ
ール樹脂等で変性したブロック共重合体、あるいはグラ
フト共重合体としても用いることができる。
【0016】上記塗膜を形成する成分として用いる
(C)ポリビニルアルコールは、ケン化度が80〜90
mol%である必要がある。このケン化度が80mol
%未満では塗膜の耐湿性が低下し、一方90mol%を
超えるとインク受像層に対する接着性が低下するので好
ましくない。
【0017】上記塗膜を形成する成分として用いる
(D)微粒子は有機又は無機の微粒子であり、粒径が2
0〜80nmのものである。かかる微粒子としては、炭
酸カルシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、カ
オリン、酸化珪素、酸化亜鉛、架橋アクリル樹脂粒子、
架橋ポリスチレン樹脂粒子、メラミン樹脂粒子、架橋シ
リコーン樹脂粒子等が例示される。該微粒子の粒径が2
0nm未満ではフイルムがブロッキングしやすく、一方
80nmを超えると削れ性が低下するので好ましくな
い。
【0018】更に、上記塗膜を形成する成分として用い
る(E)架橋剤は下記式(I)で示される化合物であ
り、この化合物を用いることにより、塗膜とインク受像
層との接着性が極めて強固なものとなる。
【0019】
【化4】
【0020】本発明において、(A)水性ポリエステ
ル、(B)アクリル共重合体、(C)ポリビニルアルコ
ール、(D)微粒子及び(E)架橋剤の配合割合は、
(A)水性ポリエステル15〜40重量%、(B)アク
リル共重合体15〜40、(C)ポリビニルアルコール
15〜45重量%、(D)微粒子3〜25重量%、
(E)架橋剤5〜20重量%である。(A)成分の割合
が15重量%未満ではポリエステルフイルムとの接着性
が不足し、一方40重量%を超えるとインク受像層との
接着性が低下するので好ましくない。(B)成分の割合
が15重量%未満ではインク受像層との耐水接着性が不
足し、一方40重量%を超えるとポリエステルフイルム
との接着性が低下するので好ましくない。(C)成分の
割合が15重量%未満ではインク受像層との接着性が不
足し、一方45重量%を超えると耐ブロッキング性が低
下するので好ましくない。また、(D)成分の割合が3
重量%未満ではフイルムの滑性(搬送性)が不足し、一
方25重量%をこえると削れ性が低下するので好ましく
ない。(E)成分の割合が5重量%未満ではインクジェ
ットプリンターでの印刷後のインク受像層との接着性が
不足し、一方20重量%を超えると耐ブロッキング性の
低下、ポリエステルフイルムとの接着性が低下するため
好ましくない。
【0021】また、本発明における塗膜は、その表面エ
ネルギーが50〜65dyne/cmであることが必要
であり、特に52〜60dyne/cmであることが好
ましい。この表面エネルギーが50dyne/cm未満
であると、水性インク受像層の塗工性及び接着性が不良
となり、65dyne/cmを超えると基体であるポリ
エステルフイルムとの密着性が不足したり、塗膜の耐湿
性が不足することがあるため好ましくない。
【0022】表面エネルギーが50〜65dyne/c
mの塗膜は、(A)水性ポリエステル、(B)アクリル
共重合体、(C)ポリビニルアルコール、(D)微粒子
及び(E)架橋剤が本発明の範囲である塗膜を、例えば
0.02〜1μmの厚さで積層することにより得ること
ができる。
【0023】尚、本発明のインク受像層易接着ポリエス
テルフイルムは、塗膜表面の中心線平均粗さ(Ra)が
10nm〜250nmの範囲にあることが、塗膜とポリ
エステルフイルムとの接着性、塗膜とインク受像層との
接着性、塗膜の耐削れ性、積層フイルムの耐ブロッキン
グ性や搬送性が良好となるため好ましい。このようなR
aを有する塗膜は、例えば塗膜成分として前記微粒子を
前記の割合で用いることにより得ることができる。
【0024】本発明においては塗膜を形成する成分とし
て、上記の成分以外にオキサゾリン樹脂、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂等の他の樹脂、帯電防止剤、着色剤、
界面活性剤、紫外線吸収剤等を使用することができる。
【0025】(塗膜の積層)本発明においては、ポリエ
ステルフイルムの少なくとも片面に前記成分からなる塗
膜を積層するが、例えば延伸可能なポリエステルフイル
ムに塗膜を形成する成分を含む水性液を塗布した後、乾
燥、延伸し、必要に応じて熱処理することにより積層す
ることができる。この水性液の固形分濃度は、通常30
重量%以下であり、10重量%以下がさらに好ましい。
【0026】上記の延伸可能なポリエステルフイルムと
は、未延伸ポリエステルフイルム、一軸延伸ポリエステ
ルフイルム又は二軸延伸ポリエステルフイルムである。
このうちフイルムの押出し方向(縦方向)に一軸延伸し
た縦延伸ポリエステルフイルムが特に好ましい。
【0027】ポリエステルフイルムへ水性液を塗布する
場合は、通常の塗工工程、即ち二軸延伸熱固定したポリ
エステルフイルムに該フイルムの製造工程と切り離した
工程で行うと、芥、塵埃等を巻き込み易く好ましくな
い。かかる観点よりクリーンな雰囲気での塗布、即ちフ
イルム製造工程での塗布が好ましい。そして、この塗布
によれば、塗膜のポリエステルフイルムへの密着性がさ
らに向上する。
【0028】塗布方法としては、公知の任意の塗布法が
適用できる。例えばロールコート法、グラビアコート
法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナ
イフコート法、含浸法及びカーテンコート法などを単独
または組み合わせて用いることができる。塗布量は走行
しているフイルム1m2当り0.5〜20g、更に1〜
10gが好ましい。水性液は水分散液又は乳化液として
用いるのが好ましい。
【0029】水性液を塗布した延伸可能なポリエステル
フイルムは、乾燥、延伸処理工程に導かれるが、かかる
処理は、従来から当業界に蓄積された条件で行うことが
できる。好ましい条件としては、例えば乾燥条件は90
〜130℃×2〜10秒であり、延伸温度は90〜13
0℃、延伸倍率は縦方向3〜5倍、横方向3〜5倍、必
要ならば再縦方向1〜3倍であり、熱固定する場合は1
80〜240℃×2〜20秒である。
【0030】かかる処理後のポリエステルフイルムの厚
さは50〜150μmであること、また塗膜の厚さは
0.02〜1μmであることが好ましい。
【0031】
【実施例】以下実施例により、本発明を更に説明する。
なお、各特性値は以下の方法で測定した。
【0032】1.印刷前接着性 ポリエステルフイルムの塗膜面に、球状シリカ(平均粒
径18μ、平均細孔径200オングストローム、平均細
孔容積1.5cc/g)70重量%、ポリビニルアルコ
ール(クラレ製PVA117)30重量%を混合した水
性スラリーを乾燥厚さで20μm塗設し、その上に幅1
2.7mm、長さ150mmのスコッチテープ(スリー
エム社製・No.600)を気泡が入らないよう粘着
し、この上をJIS・C2701(1975)記載の手
動式荷重ロールでならして密着させた後、テープ幅に切
り出す。このようにして作成したサンプルからスコッチ
テープを剥離する際の、インク受像層のポリエステルフ
イルムからの剥離状態を観察して接着性を下記の通り評
価した。 A:剥離が全く認められず、密着性良好 B:異物部分で僅かに剥離が認められる C:剥離が顕著に認められる
【0033】2.印刷後接着性 ポリエステルフイルムの塗膜面に、球状シリカ(平均粒
径18μ、平均細孔径200オングストローム、平均細
孔容積1.5cc/g)70重量%、ポリビニルアルコ
ール(クラレ製PVA117)30重量%を混合した水
性スラリーを乾燥厚さで20μm塗設し、その上に、イ
ンクジェットプリンター(EPSON製PM−750
C)でデジタルカメラ等で撮影した画像をパソコンに取
り込み、印刷し、印刷の上に幅12.7mm、長さ15
0mmのスコッチテープ(スリーエム社製・No.60
0)を気泡が入らないよう粘着し、この上をJIS・C
2701(1975)記載の手動式荷重ロールでならし
て密着させた後、テープ幅に切り出す。このようにして
作成したサンプルからスコッチテープを剥離する際の、
インク受像層のポリエステルフイルムからの剥離状態を
観察して接着性を下記の通り評価した。 A:剥離が全く認められず、密着性良好 B:異物部分で僅かに剥離が認められる C:剥離が顕著に認められる
【0034】3.耐水接着性 上記接着性を評価した物について、インク受像層の上か
ら、ガーゼに水を染み込ませ、ラビングし、何回ラビン
グしたらインク受像層が脱落するかを下記の通り評価し
た。 A:50回以上・・・耐水接着性が極めて良好 B:30〜50回・・耐水接着性が良好 C:30回未満 ・・耐水接着性不良
【0035】4.摩擦係数 ASTM・D1894―63に準じ、東洋テスター社製
のスリッパ―測定器を使用し、フイルムの表面と裏面を
合わせ、荷重1kgを加えて静摩擦係数を測定した。摩
擦係数が0.6を超えるとフイルム搬送性に支障をきた
す。
【0036】5.ブロッキング性 50mm幅に切断したフイルムを2枚重ね、50kg/
cm2の荷重下40℃×50%RH×17時間処理した
後、引張り試験機にて荷重を加えた箇所の剥離強度(g
/50mm)を測定した。剥離強度の値により下記の通
り評価した。 剥離強度≦10g/50mm…ブロッキング性良好 10g/50mm<剥離強度≦30g/50mm…ブロッキング性やや良好 30g/50mm<剥離強度 …ブロッキング性不良
【0037】6.表面エネルギー W. A. Zisman:“Contact Augle, Wettability and Adhe
sion ",Am. Chem.Soc.,(1964)に従い、測定した
臨界表面張力γcをもって、表面エネルギーとした。
【0038】7.二次転移点 デュポン製 Thermal Analyst 2000型 示差熱量計に
て、20℃/分の昇温速度にて測定した。
【0039】8.固有粘度 オルソクロロフェノール溶媒による溶液の粘度を35℃
にて測定し求めた。
【0040】9.耐湿性 前記ブロッキング性の評価において、処理条件を60℃
×70%RH×17時間としたほかは同様の方法で剥離
強度(g/50mm)を測定した。測定結果より下記の
通り評価した。 剥離強度≦10g/50mm …耐湿性良好 10g/50mm<剥離強度≦30g/50mm …耐湿性やや良好 30g/50mm≦剥離強度 …耐湿性不良
【0041】10.光沢度Gs(60°) (株)村上色彩技術研究所製光沢計GM−3D型を使用
し、JIS Z 8741−1962に準じて測定す
る。測定角は60°とし、測定数はn=5とし、その平
均値を光沢度Gs(60°)の値とする。
【0042】11.光線透過率 村上色彩技術研究所製 HR―100型 ヘーズメ
ーターにより、ASTM・D1003に準じて測定し
た。
【0043】12.熱収縮率 ポリエステルフイルムを150℃×30分熱処理した後
の収縮率を標点間距離30cmで測定した。
【0044】13.中心線平均粗さ(Ra) JIS B0601に準じて、(株)小坂研究所製の
高精度表面粗さ計SE―3FATを使用して、針の半径
2μm、荷重30mgで拡大倍率5万倍、カットオフ
0.08mmの条件下に、チャートを描かせ表面粗さ曲
線からその中心線方向に測定長さLの部分を抜きとり、
この抜きとり部分の中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸
として、粗さ曲線をY=f(x)で表した時、次式で与
えられた値をnm単位で表わした。
【0045】
【数1】
【0046】この測定は基準長を1.25mmとして、
4個測定し、平均値で表わした。
【0047】14.鮮映性 インク受像層を塗布したポリエステルフィルムについ
て、インクジェットプリンター(EPSON製 PM−
750C)でデジタルカメラ等で撮影した画像をパソコ
ンに取り込み、印刷し、印刷物の鮮明性を目視で観察
し、下記の通り評価した。 A:印刷が極めて鮮明性で良好 ・・・・鮮映性が極めて良好 B:印刷が鮮明性で良好 ・・・・鮮映性が極めて良好 C:印刷が不鮮明で鮮明性が不良・・・・鮮映性が不良
【0048】[実施例1]テレフタル酸成分及びエチレ
ングリコール成分からなるポリエステル(固有粘度が
0.62)を20℃に維持した回転冷却ドラム上に溶融
押し出しして未延伸フイルムとし、次に該未延伸フイル
ムを機械軸方向に3.6倍延伸した後、水性ポリエステ
ルとして、酸成分がテレフタル酸[60モル%]、イソ
フタル酸[36モル%]および5―Naスルホイソフタ
ル酸[4モル%]、グリコール成分がエチレングリコー
ル[60モル%]およびネオペンチルグリコール[40
モル%]よりなる共重合ポリエステル(Tg=30℃、
以下、単に[F]という)26重量%、アクリル共重合
体として、メチルアクリレート[65モル%]、エチル
アクリレート[28モル%]、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート[2モル%]、N−メチロールメタクリル
アミド[5モル%]から作成されたアクリル共重合体
(数平均分子量:248000、以下、単に[T]とい
う)25重量%、ケン化度86〜89モル%のポリビニ
ルアルコール20重量%、平均粒径40nmの架橋アク
リル樹脂粒子10重量%、架橋剤として下記式(II)で
示される化合物(Y)10重量%並びにポリオキシエチ
レンラウリルエーテル9重量%からなる組成の、固形分
濃度4重量%の水性液をロールコーターにて塗布した。
次いで、水性液を塗布した縦延伸フイルムを乾燥しつつ
横方向に4倍延伸し、更に230℃で熱固定して厚さ1
00μmの二軸延伸フイルムを得た。このフイルムでの
塗膜厚さは0.04μm、中心線平均表面粗さは16n
m、表面エネルギーは60dyne/cm、熱収縮率は
縦方向で0.9%、横方向で0.2%であった。このフ
イルムの特性を表1に示す。
【0049】
【化5】
【0050】[比較例1]水性液を塗布しない以外は、
実施例1と同様にして得た二軸延伸ポリエステルフイル
ムの特性を表1に示す。
【0051】[実施例2〜9]塗布剤の種類と比率を表
1に示すように変える以外は、実施例1と同様にして二
軸延伸ポリエステルフイルムを得た。このフイルムの特
性を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】表1に示す結果から明らかなように、本発
明のインク受像層易接着ポリエステルフイルムは接着性
に優れる。
【0054】尚、表1、表2、表3、表5において
(A)水性ポリエステルの種類(注1)のF、G、H、
I、J、KおよびLは、下記の化合物であることを示
す。 F:テレフタル酸[60モル%]・イソフタル酸[36
モル%]・5―Naスルホイソフタル酸[4モル%]/
エチレングリコール[60モル%]・ネオペンチルグリ
コール[40モル%]の共重合ポリエステル(Tg=3
0℃) G:2,6―ナフタリンジカルボン酸[20モル%]・
イソフタル酸[76モル%]・5―Kスルホテレフタル
酸[4モル%]/エチレングリコール[50モル%]・
ネオペンチルグリコール[50モル%]共重合ポリエス
テル(Tg=42℃) H:テレフタル酸[90モル%]・イソフタル酸[6モ
ル%]・5―Naスルホイソフタル酸[4モル%]/エ
チレングリコール[95モル%]・ネオペンチルグリコ
ール[5モル%]の共重合ポリエステル(Tg=68
℃) I:テレフタル酸[60モル%]・イソフタル酸[36
モル%]・5―Naスルホイソフタル酸[4モル%]/
エチレングリコール[20モル%]・1,4−ブタンジ
オール[70モル%]・ネオペンチルグリコール[10
モル%]の共重合ポリエステル(Tg=25℃) J:テレフタル酸[85.9モル%]・イソフタル酸
[11モル%]・5―Naスルホイソフタル酸[4モル
%]/エチレングリコール[57モル%]・1,4−ブ
タンジオール[40モル%]・ジエチレングリコール
[2モル%]およびポリエチレングリコール(分子量6
00)[0.1モル%]の共重合ポリエステル(Tg=
35℃) K:テレフタル酸[16モル%]・イソフタル酸[80
モル%]・5―Naスルホイソフタル酸[4モル%]/
ジエチレングリコール[5モル%]・1,4−ブタンジ
オール[60モル%]・ネオペンチルグリコール[35
モル%]の共重合ポリエステル(Tg=17℃) L:2,6−ナフタレンジカルボン酸[77モル%]・
テレフタル酸[19モル%]・5―Naスルホイソフタ
ル酸[4モル%]/エチレングリコール[90モル%]
・ネオペンチルグリコール[10モル%]の共重合ポリ
エステル(Tg=98℃)
【0055】また、表1、表3、表5において(B)ア
クリル共重合体の種類(注2)のTおよびUは、下記の
化合物であることを示す。 T:メチルアクリレート[65モル%]、エチルアクリ
レート[28モル%]、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート[2モル%]、N−メチロールメタクリルアミド
[5モル%]から作成されたアクリル共重合体(数平均
分子量:248000) U:メチルアクリレート[62モル%]、エチルアクリ
レート[22モル%]、アクリル酸[1モル%]、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート[10モル%]、N−
メチロールメタクリルアミド[5モル%]から作成され
たアクリル共重合体(数平均分子量:230000)
【0056】表1、表3、表5において(C)ポリビニ
ルアルコールの種類(注3)のP、QおよびRは、下記
の化合物であることを示す。 P:ケン化度86〜89mol%のポリビニルアルコー
ル Q:ケン化度74〜78mol%のポリビニルアルコー
ル R:ケン化度92〜95mol%のポリビニルアルコー
【0057】表1、表3、表5において(D)微粒子の
種類(注4)のMおよびNは、下記の微粒子であること
を示す。
【0058】M:平均粒径 40nmの架橋アクリル粒
子 N:平均粒径 80nmのコロイダルシリカ粒子 表1、表3、表5において(E)架橋剤の種類(注5)
のYおよびZは下記式(II)および式(III)の化合物
であることを示す。
【0059】
【化6】
【0060】
【化7】
【0061】[実施例10〜12及び比較例2、3]
(A)水性ポリエステルの種類を表2に示す様に変え
て、Tgの異なる共重合ポリエステルを用いた以外は実
施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフイルムを得
た。得られたフイルムの特性を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】表2に示す結果から明らかなように、本発
明のインク受像層易接着ポリエステルフイルムは耐ブロ
ッキング性および接着性に優れる。
【0064】[実施例13〜19及び比較例4〜13]
(A)水性ポリエステル、(B)アクリル共重合体、
(C)ポリビニルアルコール、(D)微粒子および
(E)架橋剤の比率を表3に示すように変えた外は実施
例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフイルムを得
た。得られたフイルムの特性を表3に示す。
【0065】
【表3】
【0066】表3に示す結果から明らかなように、本発
明のインク受像層易接着ポリエステルフイルムは接着
性、搬送性に優れる。
【0067】[実施例20、21及び比較例14、1
5](D)微粒子の粒径を表4に示すように変えた外は
実施例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフイルムを
得た。得られたフイルムの特性を表4に示す。
【0068】
【表4】
【0069】表4に示す結果から明らかなように、本発
明のインク受像層易接着ポリエステルフイルムは耐ブロ
ッキング性に優れる。
【0070】[実施例22、23及び比較例16、1
7](A)水性ポリエステル、(B)アクリル共重合
体、(C)ポリビニルアルコール、(D)微粒子および
(E)架橋剤の比率を表5に示すように変えた外は実施
例1と同様にして二軸延伸ポリエステルフイルムを得
た。得られたフイルムの特性を表5に示す。
【0071】
【表5】
【0072】表5に示す結果から明らかなように、本発
明のインク受像層易接着ポリエステルフイルムは接着性
及び搬送性に優れる。
【0073】[実施例22]テレフタル酸成分及びエチ
レングリコール成分からなるポリエステル(固有粘度が
0.62)90重量%と酸化チタン10重量%からなる
組成物を20℃に維持した回転冷却ドラム上に溶融押し
出しして未延伸フイルムとし、次に該未延伸フイルムを
機械軸方向に3.6倍延伸した後、水性ポリエステルと
して、酸成分がテレフタル酸[60モル%]、イソフタ
ル酸[36モル%]および5―Naスルホイソフタル酸
[4モル%]、グリコール成分がエチレングリコール
[60モル%]およびネオペンチルグリコール[40モ
ル%]よりなる共重合ポリエステル(Tg=30℃、以
下、単に[F]という)26重量%、アクリル共重合体
として、メチルアクリレート[65モル%]、エチルア
クリレート[28モル%]、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート[2モル%]、N−メチロールメタクリルア
ミド[5モル%]から作成されたアクリル共重合体(数
平均分子量:248000、以下、単に[T]という)
25重量%、ケン化度86〜89モル%のポリビニルア
ルコール20重量%、平均粒径40nmの架橋アクリル
樹脂粒子10重量%、下記式(II)で示される化合物1
0重量%並びにポリオキシエチレンラウリルエーテル9
重量%からなる組成の、固形分濃度4重量%の水性液を
ロールコーターにて塗布した。次いで、水性液を塗布し
た縦延伸フイルムを乾燥しつつ横方向に4倍延伸し、更
に230℃で熱固定して厚さ100μmの二軸延伸フイ
ルムを得た。このフイルムでの塗膜厚さは0.04μ
m、中心線平均表面粗さは60nm、光沢度が62、光
線透過率は3%、熱収縮率は縦方向で0.9%、横方向
で0.2%、鮮映性、接着性は良好であった。
【0074】
【化8】
【0075】[比較例18]実施例26の共重合ポリエ
ステルをLに変更する以外は実施例20と同様にして二
軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルムでの
塗膜厚さは0.03μm、中心線平均表面粗さは125
nm、光沢度が39、光線透過率は3%、熱収縮率は縦
方向で0.9%、横方向で0.2%、鮮映性は不足で、
接着性も不足であった。
【0076】
【発明の効果】本発明のインク受像層易接着ポリエステ
ルフイルムは、隠ぺい性に優れ、かつインクジェットプ
リンター等の水性インク受像層に対する接着性、特に耐
水接着性に優れたものであり、受像紙用として有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 真司 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝 人株式会社相模原研究センター内 Fターム(参考) 2H086 BA19 BA31 BA32 BA34 BA41 BA45 4F006 AA35 AB20 AB24 AB34 AB35 AB56 AB74 BA01 CA01 DA04 4F100 AK21B AK25B AK25J AK41A AK41B AL05B BA02 BA10A BA10B CA02B DE01B DE01H EJ38A GB90 HB00 JA03A JA05B JB05B JD14 JK11 JK15 JL10 JN01 JN21 YY00 YY00A YY00B 4J002 BC035 BE02Y BG01X BG025 BG04X BG05X BG06X BG07X BG13X BQ00X CC185 CD134 CD19X CF14W CF27W CP035 DE086 DE106 DE146 DE236 DJ016 DJ036 FA005 FD144 GF00 4J038 CE022 CG142 DB152 DD001 KA03 MA08 MA13 MA14 PC08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
    に塗膜を積層せしめたフイルムであって、該塗膜が
    (A)二次転移点が20〜90℃である水性ポリエステ
    ル15〜40重量%、(B)アクリル共重合体15〜4
    0重量%、(C)ケン化度80〜90mol%のポリビ
    ニルアルコール15〜45重量%、(D)平均粒径が2
    0〜80nmの微粒子3〜25重量%及び(E)下記式
    (I)で示される架橋剤5〜20重量%からなる成分を
    主成分とし、該塗膜の表面エネルギーが50〜65dy
    ne/cmであることを特徴とするインク受像層易接着
    ポリエステルフイルム。 【化1】
  2. 【請求項2】 ポリエステルフイルムの光沢度が50以
    上、光線透過率が20%以下でありかつ白色であること
    を特徴とする請求項1記載のインク受像層易接着ポリエ
    ステルフイルム。
  3. 【請求項3】 ポリエステルフイルムが、150℃で3
    0分間保持したときの熱収縮率が1%以下の二軸延伸フ
    イルムである請求項1記載のインク受像層易接着ポリエ
    ステルフイルム。
  4. 【請求項4】 塗膜表面の中心線平均粗さRaが、10
    nm〜250nmの範囲にある請求項2記載のインク受
    像層易接着ポリエステルフイルム。
  5. 【請求項5】 ポリエステルフイルムの光線透過率が2
    0%以下、かつ白色であり、塗膜の上に更に水性インク
    受像層を設けて用いる請求項2記載のインク受像層易接
    着ポリエステルフイルム。
  6. 【請求項6】 インクジェットプリンター用受像紙に用
    いる請求項5記載のインク受像層易接着ポリエステルフ
    イルム。
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WO2003022913A1 (en) * 2001-09-05 2003-03-20 Teijin Dupont Films Japan Limited Polyester film being easy to adhere to ink receiving layer
EP2481581A4 (en) * 2009-09-23 2013-09-11 Mitsubishi Plastics Inc LAMINATED POLYESTER FILM

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WO2003022913A1 (en) * 2001-09-05 2003-03-20 Teijin Dupont Films Japan Limited Polyester film being easy to adhere to ink receiving layer
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