JP2000320398A - 内燃機関のピストン - Google Patents

内燃機関のピストン

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JP2000320398A
JP2000320398A JP11134877A JP13487799A JP2000320398A JP 2000320398 A JP2000320398 A JP 2000320398A JP 11134877 A JP11134877 A JP 11134877A JP 13487799 A JP13487799 A JP 13487799A JP 2000320398 A JP2000320398 A JP 2000320398A
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和寿 時松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ピストンを効率よく冷却できるよ
うにするとともに、ピストンの重量低減を図りながらピ
ストンの強度を向上させてピストンの変形を抑制できる
ようにする。 【解決手段】 ピストンクラウン部6及びピンボス部7
と一体に形成され、両者を連結する連結部材8をそな
え、ピストン1のリングランド部5の内面側であって、
ピストンリング溝4に近接した位置に周方向に環状溝1
4を延設するとともに、上記連結部材が、ピストン中心
軸L2に対して径方向に放射状に配設されてその外周部
がリングランド部5の内面に結合されたリブ部材8と、
リブ部材8の環状溝14に対応する位置に開口した貫通
孔15とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のピスト
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の高出力化に伴う熱負荷
増大や筒内圧増大に対応するとともに軽量化を図る目的
で、アルミ合金一体鋳造又は鍛造製であった内燃機関の
ピストンをピストンクラウン部とスカート部とに2分割
して、ピストンクラウン部を鋳鋼で、スカート部をアル
ミ合金により形成されたたものが知られている(実公平
3−51552号公報等参照)。
【0003】このように、ピストンクラウン部を鉄材に
より形成することにより、熱負荷及び燃焼室内の筒内圧
に対する耐久度が向上して、高出力化が可能となり、ス
カート部をアルミ製とすることにより、ピストンの重量
増大を最小限に抑えることができる。しかし、ピストン
に対する熱負荷がさらに増大すると、燃焼室側に最も近
いトップリングに作用する熱負荷が大きくなり、トップ
リングが焼き付けを起こすといった問題が生じる場合が
ある。なお、このようなトップリングは、ピストンのリ
ングランド部に形成されたトップリング溝に嵌入してお
り、また、リングランド部には、このようなトップリン
グ以外のリングが嵌入するリング溝も形成されている。
【0004】このトップリングの焼き付け防止として、
例えば特開平2−91452号公報には、ピストン上面
部とリングランド部との間の内面に周方向に延びて閉空
間をなすクローズドギャラリを設けた技術が開示されて
いる。このようなクローズドギャラリはピストン本体と
一体に形成されており、また、このクローズドギャラリ
の下面壁には、冷却油入口が穿設されている。そして、
この冷却油入口から流入した冷却油によってピストン本
体、特にピストンリング溝近傍が冷却されて、熱負荷の
増大に伴うピストン本体の熱変形やピストンリングなど
の焼き付けを防止することができる構成となっている。
なお、クローズドギャラリに流入してピストンヘッドの
熱を吸収した冷却油は、冷却油入口と同様にピストンヘ
ッド下面に穿設された冷却油出口より流出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクローズドギャラリを有するピストンでは、クロー
ズドギャラリの下面壁が周方向全域に亘って設けられて
いるので、鋳鋼などにより形成されるピストン本体の重
量がより大きくなり、ピストン本体の重量増大による駆
動損失が大きくなるといった問題がある。
【0006】また、上記特開平2−91452号公報
は、クローズドギャラリから下面壁をなくしたオープン
ギャラリタイプのピストン本体に、アルミ合金によって
形成される円筒状のピストンスカートを固着させるとと
もに、このピストンスカートの上端内周にオープンギャ
ラリの下方を遮蔽する縁部を設けた技術が開示されてい
る。そして、このような技術によれば、クローズドギャ
ラリを有するピストンヘッドと同等の冷却性を得ること
ができるとともに、ピストンの重量を軽減することがで
きる。
【0007】しかしながら、このようなピストンスカー
トによりオープンギャラリを遮蔽するタイプのピストン
では、リングランド部の下端にピストンスカートが固着
されて、オープンギャラリの下方を遮蔽する縁部がピス
トンスカートの上端部に構成され、リングランド部は上
方においてピストン上面部と連結される構成であるため
に、リングランド部の径方向への強度が低下して、高圧
化に伴うピストン本体の変形を抑制することができず
に、ピストンリング溝が変形しリング挙動に悪影響が出
て、オイル消費量が増大するばかりでなく、ピストンリ
ングが焼き付けを起こすといった問題が生じる。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ピストンを効率よく冷却できるようにすると
ともに、ピストンの重量低減を図りながらピストンの強
度を向上させてピストンの変形を抑制することができる
ようにした、内燃機関のピストンを提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の内燃機関のピストンは、ピストン上面部と該
ピストン上面部の外周部より下方に延出するように一体
に形成されピストンリングが嵌入されるピストンリング
溝が外周面に設けられたリングランド部とを有するピス
トンクラウン部と、コネクティングロッドと係合又は結
合されるピストンピンを回転可能に支持するピンボス部
と、上記ピストンクラウン部及び上記ピンボス部と一体
に形成されるとともに両者を連結する連結部材とを有す
る内燃機関のピストンにおいて、上記リングランド部の
内面側であって、上記ピストンリング溝に近接した位置
に周方向に環状溝が延設され、上記連結部材が、ピスト
ン中心軸に対して径方向に放射状に延びて形成されると
ともにその外周部が上記リングランド部の内面に結合さ
れたリブ部材と、上記リブ部材の上記環状溝に対応する
位置に開口した貫通孔とをそなえたことを特徴としてい
る。
【0010】このように、連結部材がピストン中心軸に
対して径方向に放射状に延びるように配置されるリブ部
材によって構成されるので、連結部材における重量が低
減されるとともに、リブ部材の外周部がリングランド部
の内面に結合されるのでリングランド部の径方向への強
度が向上する。また、このリブ部材には、環状溝に対応
した位置に開口した貫通孔が形成されるので、環状溝に
供給される冷却油が連結部材によって遮断されることな
くピストン本体の内面全周を効率よく冷却することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。図1はディー
ゼルエンジン用のピストン1のピストン本体1aをピス
トンピンの軸線と垂直な方向から見た図であり、右半面
図が外観形状を示す模式図で左半面図がピストンピンの
軸線上における模式的な断面図、図2はピストン1のピ
ストンピン軸線上における要部断面図、図3はピストン
1におけるピストン本体1aの下面図、図4はピストン
1におけるピストン本体1aのピストンピン軸線方向か
ら見た図であり、右半面図が外観形状を示す模式的側面
図で左半面図がピストン中心でのピストンピンの軸線に
対する垂直線上における模式的な断面図、図5はピスト
ン中心におけるピストンピンの軸線に対する垂直線上の
要部断面図である。なお、以下では、ディーゼルエンジ
ン用のピストン1を用いて説明するが、本発明の内燃機
関のピストンはディーゼルエンジン用のものに限定され
るものではない。
【0012】図1に示すように、ピストン本体1aは、
ピストンクラウン部6と、ピストンピン(図2の符号9
参照)が挿入されるピンボス部7と、これらピストンク
ラウン部6及びピンボス部7に一体に形成され両者を連
結する連結部材としてのピストンリブ部材(以下、リブ
部材)8とから構成されている。このうち、ピストンク
ラウン部6は、上面に円形凹陥状の燃焼室(キャビテ
ィ)2が形成されたピストン上面部3と、該ピストン上
面部3の外縁より下方に延びるように形成されたリング
ランド部5とを有している。
【0013】リングランド部5の外周面には、周方向に
延びる複数のピストンリング溝4が形成されている。ま
た、ピストンリング溝4は、図示しないトップリング,
セカンドリング及びオイルリングがそれぞれ外嵌される
トップリング溝4a,セカンドリング溝4b及びオイル
リング溝4cから構成され、これらのリング溝4a〜4
cは、リングランド部5の外周に上方から順次形成され
ている。
【0014】また、図2及び図5に示すように、ピスト
ン本体1aの下方には、ピストン本体1aとともに摺動
するピストンスカート12が配設されている。このピス
トンスカート12は、ピストンピン9をピンボス部7に
挿入することによりピストン本体1aに結合されるよう
に構成されている。図2はピストン本体1aとピストン
スカート12とがピストンピン9を介して結合したとき
のピストンピン9の中心軸線上における要部断面図であ
る。この図2に示すように、ピストン本体1aのピンボ
ス部7にはピストンピン9が挿入され、ピストンピン9
は、ピンボス部7の両端部において軸受部材20を介し
て全周がピンボス部7によって回転可能に支持されてい
る。また、ピストンピン9の中央部分では、軸受部材2
0の下方が切り欠かれており、ピストンピン9はその上
面側半部が軸受部材20を介してピンボス部7に支持さ
れるようになっている。
【0015】また、このピストンピン9の中央部下方
(中央下端部)には、コネクティングロッド(以下コン
ロッドという)10の上端部がボルト11によって結合
されており、これにより、ピストンピン9がピンボス部
7で回転するとコンロッド10もピストンピン9と一体
に揺動(回転)するように構成されている。なお、本実
施形態では、コンロッド10の上端部とピストンピン9
の中央下端部とをボルト11により結合した例を説明し
たが、本発明では、このような構成に限定されるもので
はなく、例えばピストンピン9の中央下端部とコンロッ
ド10の上端部とが一体に形成されるなどして、ピスト
ンピン9とコンロッド10とが一体に回転するように構
成してもよく、また、従来技術と同様に、コンロッド1
0の上端にピストンピン9を挿通させ、コンロッド10
がピストンピン9に回転可能に支持されるとともに、ピ
ンボス部7によりピストンピン9の両端部のみが支持さ
れるように構成してもよい。
【0016】ピンボス部7は、上述したようにその両端
部においてピストンピン9を全周に亘って支持するとと
もに、ピストンピン9の軸方向における中央上半部(中
央上端部)、具体的には軸方向全長にわたる上半面をも
軸受部材20を介して支持するように形成されている。
即ち、ピストンピン9は、両端部の全周及び軸方向全長
にわたる上半部(上端部)を軸受部材20を介してピン
ボス部7で回転可能に支持されているのである。なお、
ピストンピン9とピンボス部7との間に介装される軸受
部材20は省略してもよい。
【0017】また、ピストンスカート12は、円筒状に
形成されており、ピンボス部7にピストンピン9を挿通
することによりピストン本体1aに結合されるようにな
っている。そして、このようなピストン本体1aへの結
合時に、リングランド部5の下端部から下方に向かって
延びるように、ピストンスカート12は形成されてい
る。
【0018】このピストンスカート12には、ピストン
本体1aのピンボス部7に対応する位置にピストンピン
孔12aが穿設されており、このピストンピン孔12a
にピストンピン9の両方の最側端部がそれぞれ嵌入する
ことによりピストンスカート12とピストン本体1aと
が結合されるようになっている。また、ピストンピン9
は、ピストンピン孔12a内に配設されるスナップリン
グ12bによって軸方向への移動が規制されるようにな
っている。なお、本実施形態ではピストンピン9はコン
ロッド10に結合されているため、ピストンピン9はコ
ンロッド10のピストンピン軸方向へのクリアランス分
しか移動しない。したがって、ピストンピン9がピンボ
ス部7及びピストンピン孔12aから抜き出ることはな
く、スナップリング12bを省略して構成してもよい。
【0019】ところで、ピストン1は、ピストンクラウ
ン部6とピンボス部7とを有するピストン本体1aと、
ピストンスカート12との2つの部材からなる2分割型
に構成されているが、ピストン本体1aとピストンスカ
ート12とは、それぞれ異なる材料が用いられている。
つまり、ピストン本体1aは鋳鋼又はダクタイル鋳鉄な
どによって形成され、ピストンスカート12はアルミニ
ウム合金によって形成されているのである。そして、こ
のような構成により、ピストン本体1aの強度が増大し
て、高出力化に伴う筒内圧の増大によるピストン本体1
aの変形が抑制されるとともに、ピストンスカート12
を軽量化してピストン1の重量増大を抑制することがで
きるのである。
【0020】また、ピンボス部7がピストンピン9の両
側端部全周と中央上端部(中央部上半面)とを支持する
ように構成されるとともに、ピストンピン9の中央下端
部にコンロッド10の上端部が結合されているので、実
公平5−29580号公報に開示された従来技術同様
に、ピストン1の摺動時にピストンピン9がピンボス部
7から受ける荷重が、軸方向全長にわたって均一に作用
して、ピストンピン9の両端部のみにピンボス部7から
の荷重が集中することはなくなる。
【0021】よって、ピストン摺動時に、ピンボス部7
からの荷重がピストンピン9の中央部に与えられてもこ
の荷重がピストンピン9の両端部に集中しない構成、つ
まり、ピストンピン9がピンボス部7から受ける荷重が
軸方向全長にっわたって均一となり、ピストンピン9の
両端部に与えられる荷重が低減される構成となっている
ので、ピストンピン9の変形が抑制される。また、ピス
トンピン9に作用する荷重が均一化することにより、ピ
ストンピン9の縮径が可能となり、ピストンピン9の重
量を低減してピストン1自体の重量を低減することがで
きる。
【0022】また、これと同様に、ピンボス部7から受
ける荷重とは反対方向の荷重がコンロッド10からピス
トンピン9の中央部に与えられても、やはり、ピストン
ピン9からピンボス部7に入力される荷重が軸方向全長
にっわたって均一となる。また、ピストンスカート12
をアルミ合金により形成するとともに、ピストンピン9
を縮径してピストン1の重量を軽減することにより、ピ
ストン1の上下死点におけるピストンの慣性力が軽減さ
れてディーゼル機関の高速化を図ることができる。これ
により、機関の駆動損失が低減して燃費が向上するとと
もに、ピストン1のコストも低減することができる。
【0023】ところで、ピストン本体1aのピストンク
ラウン部6とピンボス部7とは、リブ部材8を介して一
体に結合されている。すなわち、リブ部材8は、その上
端が凹陥状の燃焼室2を有するピストン上面部3の下面
に、またその外周部がリングランド部5の内面下端部に
一体に連結されるとともに、その下端がピンボス部7に
一体に連結され、ピストンクラウン部6とピンボス部7
とを連結するように形成されている。なお、このリブ部
材8は、後述する貫通孔15とともに連結部材を構成し
ている。
【0024】このように、重量低減のために薄肉構造と
されているピストン上面部3及びリングランド部5をリ
ブ部材8によって互いに連結するように構成されている
ので、ピストンを薄肉構造としても強度低下を抑制する
ことができ、ピストン本体1aの変形を防止することが
できる。また、リブ部材8は、図3の下面視に示すよう
に、ピストン中心軸L2から放射状に設けられ、ピスト
ン中心軸L2から等角度に8方向に延びるように設けら
れている。また、リブ部材8は、図1及び図4に示すよ
うに、ピストン中心軸L2の近傍には形成されておら
ず、ピストン上面部3とピンボス部7との間のピストン
中心軸L2近傍には空間が設けられるように形成されて
いる。
【0025】このように、リブ部材8が、放射状に配設
されるとともに、ピストン中心軸L2線近傍に空間が設
けられるように形成されることにより、ピストンクラウ
ン部6とピンボス部7とを連結するリブ部材8の重量低
減を図ることができ、ピストン本体1a及びピストン1
自体の重量低減を図ることができる。さらに、リブ部材
8は、図1,図2及び図4に示すように、ピストン上面
部3の下面及びリングランド部5の内面との連結部から
ピンボス部7に向かって、ピストンピン9の略中心Pに
集中するような形状とされている。
【0026】そして、リブ部材8が、ピストンクラウン
部6との連結部からピストンピン9の中心Pに集中する
ような形状に形成されてピンボス部7に連結されている
ので、例えば膨張行程時のようにピストン本体1aのピ
ストンクラウン部6に作用する応力がリブ部材8を介し
てピンボス部7に伝達される際に、該応力がリブ部材8
によってピストンピン9の中心P近傍に集中することと
なり、ピストンクラウン部6からピストンピン9に作用
する応力は、ピストンピン9の中心Pの下方に配設され
ているコンロッド10に直に作用することとなる。
【0027】また、例えば圧縮行程時のようにコンロッ
ド10からピストンピン9に作用する応力がピンボス部
7からリブ部材8を介してピストンクラウン部6に伝達
される際には、コンロッド10の上端部の上方に位置す
るピストンピン9の中心Pからリブ部材8へ直に力が作
用してピストンクラウン部6に伝達されることになる。
【0028】したがって、本実施形態におけるピストン
1では、ピストンクラウン部6及びコンロッド10から
の応力が、ピストンピン9の中心部に集中するため、ピ
ストンピン9全体にかかる負荷を軽減することができ、
ピストンピン9自体の要求強度を軽減することができ
る。したがって、このような理由からも、ピストンピン
9を縮径することが可能となり、ピストンピン9を支持
するピンボス部7をコンパクトに形成して、ピストンピ
ン9の重量及びピンボス部7の重量を軽減することがで
き、ピストン本体1aの重量を軽減することができる。
【0029】さらに、上述したようなピストン1の重量
低減により、駆動損失の低減に伴う燃費の向上やコスト
の低減といった効果をより確実に得ることができる。ま
た、ピストン本体1aのピストンクラウン部6とピンボ
ス部7との間には、ピストン本体1aと一体に形成され
る円盤状のプレート部材13がピストン中心軸L2線に
対して略垂直となるように配設されている。そして、こ
のプレート部材13により、各リブ部材8が互いに連結
されている。
【0030】そして、各リブ部材8が互いにプレート部
材13によって連結されることにより、リブ部材8の剛
性が高められるとともに、ピストン本体1aの剛性も高
められて、ピストン本体1aの変形をより抑制すること
ができる。また、本実施形態におけるピストン本体1a
のピストンクラウン部6には、図1に示すように、環状
溝14が形成されている。この環状溝14は、ピストン
クラウン部6に形成されたリングランド部5の内面上端
部であって、リングランド部5の内面とピストン上面部
3の下面との間に周方向に延びるように形成されてい
る。
【0031】また、リブ部材8の環状溝14に対応した
位置には、貫通孔15が形成されている。この貫通孔1
5は、環状溝14に対して周方向に向けて開口するよう
に形成されており、この貫通孔15により、環状溝14
は、ピストン上面部3の下面とリングランド部5の内周
面とに連結されるリブ部材8を貫通するように形成され
ている。
【0032】一方、図示しないエンジンのシリンダブロ
ックには、図5に示すように、シリンダブロックに配設
された図示しないオイルギャラリからの冷却油を、ピス
トン上面部3に向かって噴出するオイルジェットノズル
16が設けられている。このオイルジェットノズル16
は、ピストン1が下死点に位置する状態で、その上端部
が円盤状のプレート部材13の下面に対して若干の間隙
を有するように配設されるている。また、オイルジェッ
トノズル16は、ピストン1の中心軸方向から見て、ピ
ストンピン9の軸線の垂直線上に配設されるリブ部材8
a(図3及び図4参照)に対して円周方向に若干ずれた
位置に配設されている。
【0033】そして、円盤状のプレート部材13には、
図3及び図5に示すように、このオイルジェットノズル
16の上端部に対向した位置に流入孔13aが穿設され
ている。なお、本実施形態では、オイルジェットノズル
16が図示しないシリンダブロックの2箇所に配設さ
れ、プレート部材13には、このオイルジェットノズル
16に対向した2箇所に流入孔13aが設けられる構成
となっているが、これに限定されることなく、オイルジ
ェットノズル16と流入孔13aとが対向するように1
箇所だけ配設しても良く3箇所以上配設してもよい。
【0034】このように配設されたオイルジェットノズ
ル16の下端部は、例えばシリンダブロック内のオイル
ギャラリに連結されている。また、このオイルギャラリ
には、クランクシャフトの回動により駆動されるオイル
ポンプ(図示省略)から潤滑油等が供給されるようにな
っており、オイルジェットノズル16からは、オイルギ
ャラリ内の油圧に応じて潤滑油(冷却油として機能す
る)が常時上方に向けて噴出するように構成されてい
る。なお、この実施形態の構成では、冷却油が常時噴出
するように構成した例を説明したが、ピストン1が下死
点近傍に位置するときにのみ冷却油を噴出するように構
成してもよい。なお、このオイルジェットノズル16に
よるピストン1の冷却構造は、従来周知技術と同様のも
のである。
【0035】オイルジェットノズル16から噴出した冷
却油は、プレート部材13の流入孔13aを通って、プ
レート部材13の上方に供給される。上述したように、
オイルジェットノズル16及び流入孔13aは、ピスト
ン中心軸L2線方向から見てリブ部材8と重合しない位
置に配設されているので、オイルジェットノズル16か
ら噴出して流入孔13aを通過した冷却油は、ピストン
上面部3の下面3bに当たり、下面3bに沿って環状溝
14の方へ流動していく。このようにして環状溝14に
供給された冷却油は、この環状溝14を形成しているピ
ストン上面部3とリングランド部5とを冷却することに
なる。
【0036】なお、図示するように、環状溝14は、ピ
ストンリング溝4により近接した位置に形成されてお
り、特にトップリング溝4aに極力近接するように形成
されている。これは、リングランド部5のトップリング
溝4aに嵌入されるトップリングの熱負荷が非常に大き
いために、トップリング溝4aの熱負荷も非常に大きい
ものとなり、環状溝14に供給される冷却油による冷却
効果がより要求されるためである。
【0037】なお、図示しないトップリングの配設位置
を下げるほど燃焼室に連通する未完全燃焼領域が増大し
て排ガスが悪化する。このため、トップリングが嵌入さ
れるトップリング溝4aは、排ガスを悪化させないため
にリングランド部5のより上方に配設されている。した
がって、トップリング及びトップリング溝4a近傍にお
ける熱負荷量がより大きいものとなり、環状溝14の冷
却油によるトップリング溝4a近傍の冷却効果がより要
求されるのである。
【0038】このように、環状溝14に供給される冷却
油によって、リングランド部5、特にピストンリング溝
4近傍を効果的に冷却することができ、ピストンリング
溝4の熱変形やピストンリングの焼き付けなどを防止す
ることができる。そして、本実施形態におけるピストン
1のピストン本体1aでは、図1に示すように、環状溝
14が、リングランド部5の内面上端に形成されるとと
もに、環状溝14の上端部とピストン上面部3の上面と
の距離A(図1参照)がより短くなるように、トップリ
ング溝4aに極力近接して配設されている。したがっ
て、環状溝14の冷却油によってトップリング溝4a近
傍をより効果的に冷却することができるとともに、ピス
トン上面部3をも冷却することができ、ピストンクラウ
ン部6の冷却性が向上して、高出力化に伴うピストンク
ラウン部6の熱負荷、特にトップリング溝4a近傍にお
ける熱負荷を低減することができ、ピストンクラウン部
6の熱変形やピストンリング、特にトップリングの焼き
付けが確実に抑制される。
【0039】さらに、リブ部材8には、環状溝14に対
応した位置に貫通孔15が形成されているので、環状溝
14に供給された冷却油は環状溝14に沿って円周方向
全域に亘って流動することが可能となる。これにより、
トップリング溝4a近傍を円周方向全域に亘って十分に
冷却することができ、また、ピストンクラウン部6につ
いても十分に冷却することができる。
【0040】つまり、ピストン1の上下方向の摺動によ
り、環状溝14に供給された冷却油がリブ部材8によっ
て遮断されることなく環状溝14内を円周方向に流動す
ることにより、ピストン本体1aが効果的に冷却される
こととなる。また、上記距離Aがより短くなるように環
状溝14を配設することにより、ピストン上面部3及び
リングランド部5をより薄肉構造とすることができ、ピ
ストン本体1aの重量をより低減することができる。
【0041】一方、ピストン上面部3及びリングランド
部5を薄肉構造となることにより、ピストンクラウン部
6の強度が低下して、ピストン本体1aが変形しやすく
なり、ピストンリング溝4の変形によりリング挙動に悪
影響が出て、オイルの消費量が増大したり、ピストンリ
ングが焼き付けを起こす等が考えられる。しかし、本実
施形態では、リブ部材8によりピストンクラウン部6と
ピンボス部7とが一体に連結され、リングランド部5の
内面に、このリブ部材8の外周部が結合されているの
で、環状溝14がトップリング溝4aへ近接するように
配設されて(即ち、環状溝14の上端とピストン上面部
3の上面との距離Aがより短くなるように配設されて)
ピストン本体1aが薄肉構造となっても、リングランド
部5の径方向における強度が向上することにより、ピス
トン本体1aの強度を維持することができ、高筒内圧化
に伴うピストン本体1aの変形が抑制され、ピストン本
体1aの変形によるオイル消費の増大やピストンリング
の焼き付きなどを防止することができる。
【0042】また、図1,図2,図4及び図5に示すよ
うに、本実施形態におけるピストン本体1aには、ピン
ボス部7のピストン中心軸L2上における上端部に、オ
イル供給孔17が形成されている。このオイル供給孔1
7には、シリンダブロックのオイルギャラリからクラン
クシャフト,コンロッド10及びピストンピン9を介し
て冷却油が供給されるようになっている。
【0043】また、ピストン上面部3とピンボス部7と
を連結するリブ部材8は、オイル供給孔17が位置する
ピストン中央部分においては形成されていないので、オ
イル供給孔17に供給された冷却油は、オイル供給孔1
7から上方に向かって噴出して、ピストン上面部3とピ
ンボス部7との間の空間を通り、ピストン上面部3の中
央下面に当てられる。
【0044】したがって、ピストン本体1aは、環状溝
14の冷却油によって円周部が冷却されるとともに、上
述のようにオイル供給孔17からの冷却油によって中央
部が冷却されることとなる。環状溝14及びピストン上
面部3の中央下面に供給された冷却油は、冷却油自体の
重量やピストン1の摺動慣性によって徐々にリブ部材8
等に沿って下方へ流動するが、ピストン本体1aには放
射状のリブ部材8を互いに連結して円盤状に形成される
プレート部材13が配設されているので、冷却油はプレ
ート部材13上面に貯留されることとなる。
【0045】したがって、ピストン本体1aは、プレー
ト部材13の上面に貯留された冷却油によっても冷却さ
れることとなる。さらに、図2及び図5に示すように、
ピストンスカート12には、プレート部材13に対向し
た内周面に、プレート部材13に近接するように内径側
に突出した内突部12cが周方向全域に亘って形成され
ている。
【0046】したがって、環状溝14及びピストン上面
部3の中央下面部より下方に流動した冷却油は、この内
突部12c上面にも貯留されることとなり、また、ピス
トン上面部3,リングランド部5,ピストンスカート1
2及びプレート部材13によって形成される空間内に供
給された冷却油がこの空間内で循環するので、この空間
内の冷却油によってピストン本体1aがより効果的に冷
却される。
【0047】プレート部材13上に貯留された冷却油
は、プレート部材13の外縁部と内突部12cの内縁部
との間の隙間を通りエンジンのオイルパン(図示省略)
等に落下していくことにより循環される。なお、本実施
形態では、ピストンスカート12に内突部12Cを設け
て、プレート部材13とピストンスカート12との間の
隙間が最小限となるように構成されているが、ピストン
スカート12に内突部12cを設けることなく、プレー
ト部材13の外縁部をピストンスカート12の内周面ま
で延設して、両者の隙間が最小限となるように構成して
もよい。
【0048】また、本実施形態では、ピストンクラウン
部6とピンボス部7とを連結するリブ部材8が、ピスト
ンクラウン部6との連結部からピンボス部7側に向かっ
てピストンピン9の中心Pに集中するように形成されて
いる例について説明したが、本発明の内燃機関のピスト
ンは、このような構成に限定されるものではなく、例え
ばリブ部材8が鉛直状に延びるように形成されてもよ
い。
【0049】また、本実施形態では、リブ部材8が等角
度毎に放射状に配設された例について説明したが、リブ
部材8の配置についてはこのようなものに限定されるも
のではなく、少なくともピストン1の中心軸に対して対
称に複数配設されていればよい。また、本実施形態で
は、鋳鋼により形成されるピストン本体1aとアルミ合
金により形成されるピストンスカート12とによって構
成される2分割型ピストンについて説明したが、本発明
は、このような構成に限定されるものではなく、ピスト
ン本体1aとピストンスカート12とが一体に形成され
るものでもよい。
【0050】また、本実施形態では、環状溝14にエン
ジンのシリンダブロックに配設されるオイルジェットノ
ズル16により冷却油を供給して、ピストン本体1aを
より効果的に冷却する例について説明したが、このよう
なオイルジェットノズル16により冷却油が供給される
ように構成されたものに限定されるものではない。な
お、オイルジェットノズル16により冷却油を供給する
ように構成した場合には、シリンダ内に飛散している潤
滑油(冷却油)がピストン本体1aの内面に付着して、
この付着した潤滑油が流動して環状溝14に供給されピ
ストン本体1aを冷却する。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の内燃機関
のピストンによれば、ピストン上面部と該ピストン上面
部の外周部より下方に延出するように一体に形成されピ
ストンリングが嵌入されるピストンリング溝が外周面に
設けられたリングランド部とを有するピストンクラウン
部と、コネクティングロッドと係合又は結合されるピス
トンピンを回転可能に支持するピンボス部と、上記ピス
トンクラウン部及び上記ピンボス部と一体に形成される
とともに両者を連結する連結部材とを有する内燃機関の
ピストンにおいて、上記リングランド部の内面側であっ
て、上記ピストンリング溝に近接した位置に周方向に環
状溝が延設され、上記連結部材が、ピストン中心軸に対
して径方向に放射状に配設されるとともにその外周部が
上記リングランド部の内面に結合されたリブ部材と、上
記リブ部材の上記環状溝に対応する位置に開口した貫通
孔とをそなえているという構成により、連結部材の重量
を低減することができ、これにより駆動損失が減少して
燃費の向上を図ることができるという利点があるほか、
環状溝に供給される冷却油によってリングランド部のピ
ストンリング溝近傍の冷却効果が向上するという利点が
ある。また、貫通孔によって環状溝の冷却油がリブ部材
に遮断されることなくピストンの内面全周を流動するこ
とができ、ピストンを効果的に冷却することができる。
【0052】また、リングランド部の内面が、ピストン
クラウン部とピンボス部とを連結するリブ部材の外周部
に連結されているので、ピストンクラウン部の強度を維
持または向上することができ、ピストンの変形を抑制し
て、ピストンの変形に伴うオイル消費の増大やピストン
リングの焼き付きなどを防止することができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる内燃機関のピスト
ンのピストン本体をピストンピン軸線と垂直な方向から
見た図であって、右半面が外観形状を示す図、左半面図
が断面図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる内燃機関のピスト
ンの全体構成をピストンピン軸線と垂直な方向から見た
断面図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる内燃機関のピスト
ンにおけるピストン本体の下面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる内燃機関のピスト
ンにおけるピストン本体のピストンピン軸線方向から見
た図であって、右半面が外観形状を示す図、左半面図が
断面図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる内燃機関のピスト
ンにおけるピストンピンの軸線方向から見た模式的な断
面図であって、ピストンが下死点近傍にある状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 ピストン 1a ピストン本体 3 ピストン上面部 5 リングランド部 6 ピストンクラウン部 7 ピンボス部 8 リブ部材 9 ピストンピン 10 コネクティングロッド 12 ピストンスカート 13 プレート部材 14 環状溝 15 貫通孔
フロントページの続き (72)発明者 川谷 聖 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 時松 和寿 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン上面部と該ピストン上面部の外
    周部より下方に延出するように一体に形成されピストン
    リングが嵌入されるピストンリング溝が外周面に設けら
    れたリングランド部とを有するピストンクラウン部と、 コネクティングロッドと係合又は結合されるピストンピ
    ンを回転可能に支持するピンボス部と、 上記ピストンクラウン部及び上記ピンボス部と一体に形
    成されるとともに両者を連結する連結部材とを有する内
    燃機関のピストンにおいて、 上記リングランド部の内面側であって、上記ピストンリ
    ング溝に近接した位置に周方向に環状溝が延設され、 上記連結部材が、ピストン中心軸に対して径方向に放射
    状に配設されるとともにその外周部が上記リングランド
    部の内面に結合されたリブ部材と、上記リブ部材の上記
    環状溝に対応する位置に開口した貫通孔とを備えたこと
    を特徴とする、内燃機関のピストン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP3301285A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-04 Samyoung Machinery Co., Ltd. High pressure piston crown

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