JP2000289930A - スライバーの収容方法、及びその装置 - Google Patents

スライバーの収容方法、及びその装置

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JP2000289930A
JP2000289930A JP11099550A JP9955099A JP2000289930A JP 2000289930 A JP2000289930 A JP 2000289930A JP 11099550 A JP11099550 A JP 11099550A JP 9955099 A JP9955099 A JP 9955099A JP 2000289930 A JP2000289930 A JP 2000289930A
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Kiyohiro Tsuzuki
清宏 都築
Hiromi Takagi
弘巳 高木
Masahiro Suzuki
雅博 鈴木
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TSUZUKI BOSEKI KK
TSUZUKI SPINNING
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TSUZUKI BOSEKI KK
TSUZUKI SPINNING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/76Depositing materials in cans or receptacles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/76Depositing materials in cans or receptacles
    • B65H54/80Apparatus in which the depositing device or the receptacle is rotated
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ケンスを使用しないで、定置されたスライバー
トレーにスライバーを略角錐台状に積載して収容するこ
とである。 【解決手段】コイラー機構Cを機台フレーム11から分
離させて、前後、左右、及び上下の互いに直交する3方
向X,Y,Zに移動可能にして、スライバーS’の紡出
中において、前記コイラー機構Cを、その上下方向の移
動を停止させた状態で、前後、及び左右に、その移動長
を漸次長くするか、或いは漸次短くして交互に移動させ
ることにより、前記コイラー機構Cから紡出中のスライ
バーS’を積載済のスライバーSに接圧させて、層毎に
スライバーを積載させ、各層のスライバーの積載を終え
る毎に、前記コイラー機構Cを所定長だけ上昇させて、
次の層にスライバーを積載させる操作を反復させて、ス
ライバートレーT上にスライバーを略角錐台状にして積
載させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、練条機から紡出さ
れるスライバーをケンスを使用しないで収容する方法、
及びその装置に関し、更に詳しくは、定置されたスライ
バートレーにスライバーを略角錐台状にして積載してス
ライバーを収容する方法、及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】練条機から紡出されるスライバーを収容
する従来の主たる方法は、ケンスを使用するものであっ
た。このケンスを使用する方法においては、円筒形のケ
ンスを使用する方法と、方形のケンスを使用する方法と
がある。前者は、円筒形のケンスを回転運動させたり、
或いは回転運動と円運動とを組み合わせたりして、その
内部にスライバーを収容する方法である。また、後者
は、方形ケンスを矩形運動させて、その内部にスライバ
ーを収容する方法である。このケンスを使用する方法
は、予備ケンスを含めて多数のケンスが必要となるた
め、ケンスにかかるイニシャルコストが嵩むと共に、空
ケンスをストックするための広いデッドスペースが必要
となり、更に、ケンス搬送のための動力を必要とする不
具合がある。
【0003】また、コイリング状態のスライバーを吊下
げ棒に吊り下げて搬送する方法も一部では実施されてお
り、該方法は、上記ケンスの使用が不要となる利点はあ
るものの、スライバーの収容量が少ないのに加えて、吊
下げ棒を搬送する必要も生ずるという不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ケンスを使
用しないで、定置されたスライバートレーにスライバー
を略角錐台状にして積載してスライバーを収容する方
法、及びその装置の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、ドラフトパートの最下流部に配設される回
転中のコイラー機構から連続して紡出されるスライバー
を、定置されたスライバートレー上に積載状態で収容す
る方法であって、前記コイラー機構を機台フレームから
分離させて、前後、左右、及び上下の互いに直交する3
方向に移動可能にして、前記スライバーの紡出中におい
て、前記コイラー機構を、その上下方向の移動を停止さ
せた状態で、前後、及び左右に、その移動長を漸次長く
するか、或いは漸次短くして交互に移動させることによ
り、前記コイラー機構から紡出中のスライバーを積載済
のスライバーに接圧させて、層毎にスライバーを積載さ
せ、各層のスライバーの積載を終える毎に、前記コイラ
ー機構を所定長だけ上昇させて、次の層にスライバーを
積載させる操作を反復させて、前記スライバートレー上
にスライバーを略角錐台状にして積載させることを、そ
の特徴としている。
【0006】コイラー機構は、スライバートレーに対し
て最適な高さ(コイラープレートから繰り出されて、ス
ライバートレーに積載されたスライバーが適度に接圧さ
れる高さ)に位置していて、コイラー機構を前後及び左
右に交互に移動させて、スライバートレーの全面にスラ
イバーを積載させて、最下層を形成する。ここで、スラ
イバートレーに対するコイラー機構の軌跡は、該スライ
バートレーの周縁部からスライバーの積載を開始して、
前後及び左右に移動しながら、その移動長が漸次短くな
って、スライバートレーの中心部に向かうもの(第1軌
跡)と、該スライバートレーの中心部からスライバーの
積載を開始して、前後及び左右に移動しながら、その移
動長が漸次長くなって、スライバートレーの周縁部に向
かうもの(第2軌跡)との2種類がある。
【0007】最下層の形成後には、コイラー機構は、所
定長だけ上昇して、最下層の場合と異なる軌跡を描い
て、最下層から2番目の層を形成し、以後、同様にし
て、順次上層が形成され、上層にゆくに従って、前後及
び左右の最大移動長は漸次短くなることにより、最終的
には、スライバートレー上にスライバーが略角錐台状と
なって積載される。また、紡出中のスライバーは、積載
済のスライバーに対して適度の接圧を保持しており、し
かも積載済のスライバーは、略角錐台状を呈していて、
その各側面は、傾斜面となっているために、滑落は殆ど
ないと思われる。
【0008】ここで、上層にゆくに従って、前後及び左
右の最大移動長が短くなる程度を変更すると、最終的に
スライバートレー上に積載されるスライバーの全体形状
を変化させられ、積載中におけるコイラー機構の前後及
び左右の移動速度を変更すると、積載スライバーの密度
を変更できる。また、機構上、コイラー機構を構成する
コイラープレートの練条機のドラフトパートの最下流部
に対する位置は、刻々変化して、両部分に連なるスライ
バーの長さが変化する。このため、前記コイラープレー
トの回転数は、サーボモータ等の制御用モータによっ
て、スライバーの前記連なり長さに同調して変化するよ
うに制御されている。これにより、前記連なり部分のス
ライバーの張力が大きく変化されなくなって、コイラー
プレートからのスライバーの繰り出しがスムーズとな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施態様を挙げて、本発明
を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るスライバ
ー収容装置Aの分解斜視図であり、図2は、同じく平面
図であり、図3は、同じく右側面図であり、図4は、上
下動用の第1モータM1 の駆動力伝達機構の平面図であ
る。図1ないし図4において、スライバー収容装置A
は、練条機BのドラフトパートDの下方に昇降可能に配
設されて、第1モータM1 によって、上下方向Zに移動
可能なように4本のラック支柱1に支持されたメインフ
レームF1 と、前後動用の第2モータM2 によって、前
記メインフレームF1 に前後方向Xに移動可能に支持さ
れた前後動内部フレームF2 と、左右動用の第3モータ
3 によって、前記前後動内部フレームF2 に左右方向
Yに移動可能に支持された左右動内部フレームF3 との
3種類のフレームを備えている。
【0010】また、メインフレームF1 の下面の各コー
ナー部には、それぞれブラケット2が取付けられてい
て、該メインフレームF1 の前後方向Xの両端部には、
それぞれピニオン軸3が左右方向Yに沿って配置され
て、その両端部が前記ブラケット2で支持され、2本の
ピニオン軸3の両端部には、それぞれピニオンホイール
4が取付けられている。4本のラック支柱1を前側と後
側とに2分した場合において、前側の2本の各ラック支
柱1には、それぞれ前面にラックが形成され、後側の2
本の各ラック支柱1には、それぞれ後面にラックが形成
されていて、4本のラック支柱1の各ラックには、前記
各ピニオンホイール4がそれぞれ噛合されている。
【0011】また、図1及び図4に示されるように、メ
インフレームF1 の一側部には、ベベルギア軸5が前記
各ピニオン軸3と直交して配設支持されていて、該ベベ
ルギア軸5の軸方向の中央部の上方に配設された上下動
用の第1モータM1 の駆動力が、前記ベベルギア軸5及
び複数の各ベベルギア10で構成されるベベルギア機構
Eを介して順次直交する方向に伝達されて、2本の各ピ
ニオン軸3が回転される構成になっている。これによ
り、第1モータM1 の正逆回転により、スライバー収容
装置Aの全体が上下動する構成になっている。なお、ス
ライバー収容装置Aの上昇に要する駆動力を小さくし
て、スムーズに上昇できるように、メインフレームF1
には、常にこれを上動させるような力を作用させるバラ
ンスウェイトがワイヤー(いずれも図示せず)を介して
連結されている。
【0012】また、メインフレームF1 には、その左右
方向Yの両端部に前後方向Xに沿って前後動レール6が
設けられている。前後動内部フレームF2 は、前後方向
Xに沿った幅が、前記メインフレームF1 のそれよりも
遙に狭い長方形フレーム状をしていて、その各コーナー
部には、それぞれ左右方向Yに軸心を有する前後動ホイ
ール7が取付けられていて、各前後動ホイール7は、メ
インフレームF1 の前後動レール6に嵌まり込んで、特
定の一つの前後動ホイール7に直結された第2モータM
2 の駆動力によって、前後動内部フレームF2 は、メイ
ンフレームF1の前後動レール6に沿って前後動する構
成になっている。また、前後動内部フレームF2 の前後
方向Xの両端部には、左右方向Yに沿って左右動レール
8が設けられている。
【0013】また、左右動内部フレームF3 は、前後動
内部フレームF2 とほぼ等しい幅を有していて、その長
さが該フレームF2 よりも短くなっている。この左右動
内部フレームF3 の各コーナー部には、前後方向Xに沿
って軸心を有する左右動ホイール9が取付けられてい
て、各左右動ホイール9は、前後動内部フレームF2
設けられた一対の左右動レール8に嵌まり込んでいて、
特定の一つのホイール9に直結された第3モータM3
駆動力によって、左右動内部フレームF3 は、一対の左
右動レール8に案内されて左右動する構成になってい
る。
【0014】更に、従来の練条機においては、ドラフト
パートDの最下流部の機台フレーム11に固定されてい
たコイラー機構Cは、機台フレーム11から分離され
て、前記左右動内部フレームF3 に装着されている。こ
こで、コイラー機構Cとは、図5に示されているよう
に、コイラープレート12と、これの上流側に設けられ
るコイラーチューブ13と、これの上流側に設けられる
一対のニップローラ14とで構成される部分を示す。コ
イラー機構Cの回転部分を構成するコイラープレート1
2及びコイラーチューブ13は、サーボモータ等の制御
用モータから成るコイラー回転用の第4モータM4 によ
って、スライバーSの「連なり長さ(ドラフトパートD
の最下流部とニップローラ14との部分に連なるスライ
バーSの長さをいう)」に同調して、その回転数が変化
するように制御されている。練条機Bのドラフトパート
Dに対するコイラー機構Cの位置の変化によって、スラ
イバーSの前記連なり長さが変化しても、ドラフトパー
トDの最下流部とニップローラ14との部分に連なって
いるスライバーSの張力が変化しないように制御してあ
る。
【0015】このように、コイラー機構Cが練条機Bの
機台フレーム11から分離されて、左右動内部フレーム
3 に装着されているために、コイラー機構Cは、第1
〜第3の各モータM1 〜M3 によって、スライバー収容
装置Aの全体が前後方向X、左右方向Y及び上下方向Z
の互いに直交する3方向に沿って自在に移動する構成と
なる。また、練条機Bの床面に近接した部分には、ロー
ラコンベアから成る搬送コンベア15がスライバーSの
紡出方向に沿って配設されていて、空のスライバートレ
ーT及びスライバートレーTに積載状態で収容された積
載スライバーSは、いずれも前記搬送コンベア15によ
り前方に搬送される。
【0016】引き続いて、ドラフトパートDの機台フレ
ーム11から分離されて、上記したスライバー収容装置
Aに取付けられているコイラー機構Cから連続して紡出
されるスライバーS’が、搬送コンベア15の上に定置
されているスライバートレーTの上に積載状態で収容さ
れる作用について説明する。まず、スライバーS’の積
載当初においては、図5に示されるように、コイラー機
構Cは、スライバートレーTの外周縁であって、しかも
スライバートレーTに対しては、コイラープレート12
から繰り出されて、スライバートレーTに積載されたス
ライバーS’が適度に接圧される高さに位置している。
【0017】そして、メインフレームF1 の高さを一定
にしておいて、図9及び図10に示されるように、前後
動内部フレームF2 を不動にして、該内部フレームF2
に対して左右動内部フレームF3 を左右方向Yに移動さ
せる操作と、図11及び図12に示されるように、前後
動内部フレームF2 に対して左右動内部フレームF3
不動にした状態において、前後動内部フレームF2 を前
後方向Xに移動させる操作とを、交互に繰り返すことに
より、コイラー機構Cを前後及び左右に交互に移動させ
て、スライバートレーT上の最下層にスライバーS’を
積載する。本実施態様では、スライバートレーTの最下
層において、その周縁部からスライバーS’の積載を開
始するために、この最下層においては、コイラー機構C
は、スライバートレーTの周縁部からスライバーS’の
積載を開始して、前後及び左右の移動長を漸次短くし
て、最後にスライバートレーTの中心部にスライバー
S’が積載されるような第1軌跡(図15参照)を描
く。図14は、コイラー機構Cが第1軌跡を描くことに
より、スライバートレーT上に積載された最下層のスラ
イバーSを示す。ここで、スライバーS’の「連なり長
さ」は、スライバートレーTに対するスライバーS’の
位置の変化に応じて刻々変化するが、この変化に同調し
て、コイラー回転用の第4モータM4 の回転数が変化す
るように制御されているため、スライバーS’の「連な
り部分」は、その張力がほぼ一定に保持されて、弛みが
生じたり、過度に引っ張られたりすることはない。その
結果、コイラープレート12からスライバーS’がスム
ーズに繰り出されて、スライバートレーT上に積載され
る。
【0018】スライバートレーT上に最下層のスライバ
ーS’を積載した後に、上下動用の第1モータM1 を起
動させて、スライバー収容装置Aの全体を所定長だけ上
昇させ、第2層のスライバーS’の積載を行う。第2層
においては、上記最下層とは逆に、コイラー機構Cは、
スライバートレーTの中心部からスライバーS’の積載
を開始して、前後動及び左右動の各内部フレームF2,F
3 の移動によって、前後及び左右に交互に移動させなが
ら、その移動長を漸次長くして、最後にスライバートレ
ーTの周縁部にスライバーS’が積載されるような第2
軌跡(図16参照)を描く。この場合において、第2層
におけるコイラー機構Cの前後及び左右の各最大移動長
は、最下層のそれらよりも僅かに短い。
【0019】以後、スライバー収容装置Aの全体が所定
長ずつ上昇して、コイラー機構Cは、前記第1軌跡と前
記第2軌跡とを交互に描きながら、順次上層が形成され
(図6参照)、上層にゆくに従って、前後及び左右の各
最大移動長が漸次短くなることにより、最終的には、ス
ライバートレーT上にスライバーS’が四角錐台状とな
って満載される(図7及び図13参照)。スライバー
S’の紡出中においても、この紡出スライバーS’は、
積載済のスライバーSに対して適度の接圧を保って積載
されており、しかも積載スライバーSは、四角錐台状を
なしていて、各側面が所定角度で傾斜しているために、
紡出中のスライバーS’は、その周縁部において滑落す
ることなく積載される。
【0020】また、上記したスライバーS’の収容方法
において、上層にゆくに従って、コイラー機構Cの前後
及び左右の最大移動長が短くなる程度(最大移動長の漸
減程度)を変更すると、最終的にスライバートレーT上
に積載される積載スライバーSの全体形状を変化させら
れる。例えば、上記最大移動長の漸減程度を大きくする
と、積載スライバーSの側面の傾斜が大きくなって、四
角錐に近づいた四角錐台状となり、上記最大移動長の漸
減程度を小さくすると、四角柱に近づいた四角錐台状と
なる。紡出中のスライバーS’の滑落の恐れがないこと
を前提とすれば、上記最大移動長の漸減程度を小さくし
て、四角柱に近い四角錐台状にして積載することが、収
容量が増すために有利である。更に、積載中のコイラー
機構Cの前後及び左右の各移動速度を変更すると、積載
スライバーSの密度が変更される。即ち、上記移動速度
を増せば、積載スライバーSの密度が小さくなり、逆
に、上記移動速度を減ずれば、その密度が大きくなる。
【0021】そして、図8に示されるように、第1モー
タM1 の起動によって、スライバー収容装置Aの全体を
上昇端まで上昇させることにより、これと一体となって
いるコイラー機構Cを同様の上昇端まで移動させて、ス
ライバートレーT上に積載された積載スライバーSの上
面からコイラー機構Cを離隔させる。その後に、搬送コ
ンベア15を起動させて、上昇端に達しているスライバ
ー収容装置Aの直下から積載スライバーSを前方に搬出
させて、後続の空のスライバートレーTをスライバー収
容装置Aの直下に搬入させて、次の積載スライバーSの
収容を行う。
【0022】
【発明の効果】本発明は、機台フレームから分離させた
コイラー機構を前後、左右及び上下の互いに直交する3
方向に移動させながら、これから繰り出されるスライバ
ーを、定置されたスライバートレー上に積載して収容す
るために、ケンスを使用しないで、定置されたスライバ
ートレー上にスライバーを略角錐台状に自立させた状態
で収容可能となる。この結果、ケンス使用のための初期
費用が低減されると共に、ケンスと収容スライバーとを
一体回転させるためのエネルギーも不要となって、省エ
ネルギーでスライバーを収容できる。また、空のスライ
バートレーは、多段に積み重ねて収容可能であるため
に、従来の空ケンス収容のためのスペースが大幅に減ぜ
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライバー収容装置Aの分解斜視
図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく右側面図である。
【図4】上下動用の第1モータM1 の駆動力伝達機構の
平面図である。
【図5】スライバーS’を最下層に積載している状態を
側面から見た作用説明図である。
【図6】スライバーS’の積載途中の状態を側面から見
た作用説明図である。
【図7】スライバーS’の積載を終了した状態を側面か
ら見た作用説明図である。
【図8】積載スライバーSを搬出している状態を側面か
ら見た作用説明図である。
【図9】積載開始時におけるスライバー収容装置Aの概
略平面図である。
【図10】同じく模式的斜視図である。
【図11】最下層にスライバーS’を積載している途中
のスライバー収容装置Aの平面図である。
【図12】同じく模式的斜視図である。
【図13】スライバートレーT上にスライバーS’が満
載された状態の模式的斜視図である。
【図14】コイラー機構Cが第1軌跡を描くことによ
り、スライバートレーT上に積載された最下層のスライ
バーSを示す。
【図15】コイラー機構Cの第1軌跡を示す図である。
【図16】コイラー機構Cの第2軌跡を示す図である。
【符号の説明】
A:スライバー収容装置 C:コイラー機構 D:ドラフトパート F1 :メインフレーム F2 :前後動内部フレーム(第1又は第2の内部フレー
ム) F3 :左右動内部フレーム(第1又は第2の内部フレー
ム) S’:スライバー S:積載スライバー M1 :第1モータ(第1駆動手段) M2 :第2モータ(第2駆動手段) M3 :第3モータ(第3駆動手段) T:スライバートレー X:前後方向 Y:左右方向 Z:上下方向 11:機台フレーム 15:搬送コンベア

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラフトパートの最下流部に配設される
    回転中のコイラー機構から連続して紡出されるスライバ
    ーを、定置されたスライバートレー上に積載状態で収容
    する方法であって、 前記コイラー機構を機台フレームから分離させて、前
    後、左右、及び上下の互いに直交する3方向に移動可能
    にして、 前記スライバーの紡出中において、前記コイラー機構
    を、その上下方向の移動を停止させた状態で、前後、及
    び左右に、その移動長を漸次長くするか、或いは漸次短
    くして交互に移動させることにより、前記コイラー機構
    から紡出中のスライバーを積載済のスライバーに接圧さ
    せて、層毎にスライバーを積載させ、 各層のスライバーの積載を終える毎に、前記コイラー機
    構を所定長だけ上昇させて、次の層にスライバーを積載
    させる操作を反復させて、前記スライバートレー上にス
    ライバーを略角錐台状にして積載させることを特徴とす
    るスライバーの収容方法。
  2. 【請求項2】 最下層においてスライバートレーの外周
    側からスライバーの積載を開始することを特徴とする請
    求項1に記載のスライバーの収容方法。
  3. 【請求項3】 ドラフトパートの最下流部に配設される
    回転中のコイラー機構から連続して紡出されるスライバ
    ーを、定置されたスライバートレー上に積載状態で収容
    する装置であって、 第1駆動手段を介して上下方向に移動可能なように、前
    記スライバートレーの直上に配設されたメインフレーム
    と、 第2動駆動手段を介して前記メインフレームに前後方向
    又は左右方向のいずれかに移動可能に支持された第1内
    部フレームと、 第3動駆動手段を介して前記第1内部フレームに、その
    移動方向と直交する水平方向に移動可能に支持された第
    2内部フレームとを備え、 前記コイラー機構は、機台フレームから分離されて前記
    第2内部フレームに装着されていて、 スライバーの紡出中において、前記第2及び第3の各駆
    動手段によって、前記コイラー機構を前後及び左右の各
    方向に交互に移動させて、これから紡出中のスライバー
    を積載済のスライバーに接圧させて、層毎にスライバー
    を積載させ、各層のスライバーの積載を終える毎に、前
    記コイラー機構を所定長だけ上昇させて、前記スライバ
    ートレー上にスライバーを略角錐台状にして積載させる
    ことを特徴とするスライバーの収容装置。
  4. 【請求項4】 スライバートレーは、搬送コンベア上に
    定置状態で載置されていて、スライバーの積載終了後に
    おいて、積載スライバーを自立させた状態で前方に搬送
    される構成になっていることを特徴とする請求項3に記
    載のスライバーの収容装置。
JP11099550A 1999-04-07 1999-04-07 スライバーの収容方法、及びその装置 Pending JP2000289930A (ja)

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