JPH04201910A - 棚積リフトにおける容器積み降ろし装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、周囲にフランジを備えている容器を多段積
層棚に対し積み降ろしする場合に使用する棚積リフトに
おける容器積み降ろし装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、周囲にフランジを備えている容器を多段積層棚に
対し積み降ろしできる装置としては、特公平２−３８４
８１号公報により公表されているように、棚積リフト（
スタッククレーン）の昇降荷台の中央に前後方向に移動
するフォークを設け、前記昇降荷台の左右両側に、支持
部材を備えている支持装置を昇降自在に設け、前記昇降
荷台における前後両側の上方に、支持部材を備えている
支持装置を設けた構造の積み降ろし装置が知られている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来の積み降ろし装置の場合は、多段積層棚列にお
ける棚ますに積重ねられて格納されている複数の容器の
うち、上側の容器を受取って棚積リフトにより搬送する
場合は、まずフォークを伸長して棚ます内の最下位の容
器の下部に配置したのち、昇降荷台によりフォークを上
昇させて、そのフォークに積重ねられた各容器をａｔし
、次いでフォークを短縮して各容器を昇降荷台の上に配
置したのち、左右両側の支持装置における支持部材を上
側の容器のフランジの下部に配置し、次に左右両側の支
持装置を上昇移動させたのち、前後両側の支持装置の支
持部材を上側の容器のフランジの下部に配置し、続いて
左右両側の支持装置を下降移動して、上側の容器を前後
両側の支持装置により支持し、次にフォークを伸長して
前記下側の容器を柵ますに戻し、次いでフォークを短縮
させたのち、前記上側の容器をフォークの上に降ろし、
続いて棚積リフトを走行させる。

したがって、前記従来の積み降ろし装置の場合は、橿ま
すに積重ねて格納されている容器のうち、上側の容器を
受取って搬送するとき、煩雑な動作を必要とし、かつ受
取り搬送時間が長くかかるという問題がある。

この発明は前述の問題を有利に解決できる棚積リフトに
おける容器積み降ろし装置を提供することを目的とする
ものである。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するために、この発明の棚積リフトにお
ける容器積み降ろし装置においては、左右方向に延長す
る多段積層棚列ｌに沿って走行する棚積リフト２におけ
る昇降荷台３の左右両側に、横行用駆動装置４により相
互に接近および相互に離反移動される横行支持台５が設
けられ、その横行支持台５の下部に固定された横行用ガ
イド部材６は、前記昇降荷台３に固定された横行用ガイ
ドレール７に嵌合され、各横行支持台５の上部に、前後
移動用駆動装置８により前後方向に移動されるフォーク
９が嵌設され、各フォーク９には、対向するフォーク９
に向かって突出する容器支持用支承部材１０が固定され
ている。

〔実施例〕

次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。

第１図ないし第９図はこの発明の第１実施例を示すもの
であって、左右方向に延長するリフト走行路１１の前後
両側に、左右方向に延長する多段積層棚列１が配置され
、そのリフト走行路１１の下部中央および上部中央に、
走行用下部レール１２およびガイド用上部レール１３が
架設固定され、棚積リフト２の下部フレーム１４に、走
行用駆動装置１５と走行車輪１６と下部ガイドローラ１
７とが取付けられ、棚積リフトの上部フレーム１８に上
部ガイドローラ１９が取付けられ、棚積リフト２のフレ
ームに取付けられた参上＠２０により昇降移動される昇
降荷台３の左右両側に、棚積リフト２における左右両側
のガイド支柱２１に係合する昇降用ガイドローラ２２が
取付けられている。

昇降荷台３の上部の左右両側に、前後方向に延長する横
行支持台５が配置されると共に、左右方向に延長する複
数の横行用ガイドレール７が前後方向に間隔をおいて固
定され、前記横行支持台５の下部に固定された複数の横
行用ガイド部材６は前記横行用ガイドレール７に摺動自
在に嵌合され、かつ昇降荷台３の左右方向の一例部に、
ブレーキおよび減速機付き電動機からなる横行用駆動装
置４が固定され、その駆動装置４により回転される駆動
鎖車２３と昇降荷台３の左右方向の他側部に取付けられ
た従動鎖車２４とにわたって左右方向に延長する無端チ
ェーン２５が巻掛けられ、その無端チェーン２５におけ
る一方の直線部分に一方の横行支持台５が連結されると
共に、無端チェーン２５における他方の直線部分に他方
の横行支持台５が連結され、前記横行用駆動装置４を正
回転運転すると、左右の横行支持台５が相互に接近する
ように移動され、また前記横行用駆動装置を逆回転運転
すると、左右の横行支持台５が相互に離反するように移
動される。

昇降荷台３の左右方向の他側部に、ブレーキおよび減速
機付き電動機からなる前後移動用駆動装置８が固定され
、各横行支持台５の下部を通って左右方向に延長する回
転軸２６は昇降荷台３により軸受を介して支持され、前
記前後移動用駆動袋ｗ８の出力軸に固定された駆動鎖車
２７と前記回転軸２６に固定された従動鎖車２８とにわ
たって伝動チェーン２９が巻掛けられ、かつ各横行支持
台５の上部に、前後方向に延長するフォーク９が嵌設さ
れ、そのフォーク９の側部に前後方向に延長するガイド
溝３０が設けられ、そのガイド溝３０に、横行支持台５
に取付けられた多数の上部支承ローラ３１が嵌入され、
さらに横行支持台５に取付けられた多数の下部支承ロー
ラ３２は、フォーク９の下面を支承するように配置され
ている。

前記フォーク９の下部に前後方向に延長するラック３３
が固定され、前記横行支持台５には、そのラック３３に
嗜み合う複数のビニオン３４と各ビニオン３４に噛み合
う中間歯車３５とが回転自在に取付けられ、かつ前記回
転軸２６には、一方のビニオン３４に噛み合う駆動歯車
３６が取付けられ、前記前後移動用駆動装置８を正回転
運転すると、フォーク９が前進移動され、また前後移動
駆動値Ｗ８を逆回転運転すると、フォーク９が後退移動
される。

前記各フォーク９の上部に、対向するフォーク９に向か
って左右方向に突出する容器支持用支承部材１０が固定
され、その支承部材１０の上部に容器位置決め用突出部
３７が設けられ、左右方向に延長する多数のローラ３８
が前後方向に間隔をおいてコンベヤフレーム３９に取付
けられて、ローラコンベヤ４０が構成され、前記コンベ
ヤフレーム３９の前後両側に、垂直なガイド杆４１の上
端部が固定され、そのガイド杆４１は昇降荷台３に固定
された垂直なガイド筒４２に昇降自在に嵌合サレ、かつ
ローラコンベヤ４０における前後方向の両端部および中
間部のローラ３８に、ケース回転型の減速機付き電動機
からなるローラ駆動装置（図示を省略した）が収容され
、そのローラ駆動装置のケースがローラ３８に固定され
ると共に、そのローラ駆動装置の中心軸がコンベヤフレ
ーム３９に固定されている。

ブレーキおよび減速機付き電動機からなる昇降用駆動装
置４３は、コンベヤフレーム３９の下部において昇降荷
台３に固定され、前記昇降用駆動装置４３の出力軸に昇
降用偏心カム４４が固定され、かつコンベヤフレーム３
９の下部にカム受部材４５が固定され、前記昇降用駆動
装置４３により偏心カムおよびカム受部材４５を介して
ローラコンベヤ４０が昇降移動される。

第１０図は上部周縁にフランジ４６を備えている物品収
納用容器４７を積層ね嵌合した状態を示している。

前述のように構成された棚積リフトにおける容器積み降
ろし装置を使用して、多段積層棚列１の棚ます内に格納
されている物品収納用容器を昇降荷台３の上に受取る場
合は、フォーク９を伸長してそのフォーク９に固定され
ている支承部材１０を、受取るべき容器４７のフランジ
４６の下部に配置し、次いで昇降荷台３およびこれより
支持されている各部分を上昇移動さセて、第８図に示す
ように、支承部材１０により容器４７を支持したのち、
フォーク９を短縮させる。

次に昇降用駆動装置４３によりローラコンベヤ４０を上
昇させて、第９図に示すように、そのローラコンベヤ４
０により容器４７を支持し、次いでローラコンベヤ４０
のローラ３８を回転させて、容器４７を昇降荷台３の中
央上部に移動させる。

また昇降荷台３の上の容器４７を多段積層棚列１の欄ま
すに格納する場合は、受取りの場合と逆の動作を行なわ
せる。

第１１図および第１２図はこの発明の第２実施例を示す
ものであって、昇降用駆動装置４３により昇降用偏心カ
ム４４およびカム受部材４５を介して昇降移動される昇
降台４日の左右両側に、前後方向に延長する溝形ガイド
レール４９が固定され、容器受台５０の左右両側に、複
数の支持ローラ５１が前後方向に間隔をおいて取付けら
れ、その支持ローラ５１は溝形ガイドレール４９の溝内
に嵌設され、その溝形ガイドレール４９に前後方向に延
長するう７り５２が固定され、ブレーキおよび減速機付
き電動機からなる容器受台移動用駆動装置５３は容器受
台５０に固定され、その駆動装置５３の出力軸に固定さ
れたビニオン５４は前記ラック５２に噛み合わされ、昇
降荷台３の左右方向の一側部に横行用駆動装置４が固定
され、その駆動装置４の出力縦軸にとニオン５５が固定
され、そのビニオン５５の前後両側に、左右方向に延長
する一部のラック５６．５７が噛み合わされ、一方のラ
ック５６が一方の横行支持台５に固定されると共に、他
方のラック５７が他方の横行支持台５に固定されている
が、その他の構成は第１実施例の場合と同様である。

この発明を実施する場合、下段フォークと中段フォーク
と上段フォークとからなる３段式フォークを使用すれば
、その３段式フォークによ）Ｊ容器４７を昇降荷台３の
中央に移動すること力（できるので、第１実施例におけ
るローラコンベヤ４０およびこれを昇降移動する装置と
、第２実施例における容器受台５０およびこれを昇降９
前後移動させる装置とを省略することができる。

〔発明の効果〕

この発明は前述のように構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する。

左右の横行用支持台５の上部に設けられているフォーク
９を伸長したのち、横行用駆動装置４により各横行支持
台５を相互に接近する方向に移動して、フォーク９に固
定されている容器支持用支承部材１０を、棚ます内に積
重ねられている任意のレベルの容器４７におけるフラン
ジ４６の下部に配置し、次いで昇降荷台３とこれにより
支持されている各部分とを上昇移動して、各容器支持用
支承部材１０により容器４７を支持したのち、各フォー
ク９を短縮することにより、多段積層棚列ｌの棚ますに
積重ねて格納されている任意のレベルの容器４７を簡単
な動作により容易にかつ迅速に昇降荷台３の上に受取る
ことができ、そのため棚ます内に積み重ねられて格納さ
れている複数の容器のうち、上側の容器をも、筒車な動
作により迅速に棚積リフト上に受取って搬送することが
できる。

また昇降荷台３の上の容器４７を多段積層棚列１の棚ま
すに格納する場合も、受取りの場合と逆の動作を行なわ
せることにより、容器４７を容易にかつ迅速に格納する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第８図はこの発明の第１実施例を示すもの
であって、第１図は容器積み降ろし装置の正面図、第２
図はその平面図、第３図はその側面図、第４図は容器積
み降ろし装置の一部を示す縦断側面図、第５図は第１図
におけるフォーク付近を拡大して示す正面図、第６図は
容器積み降ろし装置を有する棚積リフトの正面図、第７
図はその棚積リフトと多段積層棚列との関係を示す一部
縦断側面図、第８図は容器積み降ろし装置により容器を
支持した状態を示す正面図、第９図はローラコンベヤに
より容器を押上支持した状態を示す正面図である。 第１０図は容器を積み重ねた状態を示す縦断正面図、第
１１図はこの発明の第２実施例に係る容器積み降ろし装
置の一部縦断正面図、第１２図はその縦断側面図である
。 図において、１は多段積層棚列、２は棚積リフト、３は
昇降荷台、４は横行用駆動装置、５は横行支持台、６は
横行用ガイド部材、７は横行用ガイドレール、８は前後
移動用駆動装置、９はフォーク、ＩＯは容器支持用支承
部材、２０は巻上機、２１はガイド支柱、２２は昇降用
ガイドローラ、２３は駆動鎖車、２４は従動鎖車、２５
は無端チェーン、２６は回転軸、３０はガイド溝、３１
は上部支承ローラ、３２は下部支承ローラ、３３はラッ
ク、３４はピニオン、３６は駆動歯車、３８はローラ、
３９はコンベヤフレーム、４０はローラコンベヤ、４１
はガイド杆、４２はガイド筒、４３は昇降用駆動装置、
４４は昇降用偏心カム、４５はカム受部材、４６はフラ
ンジ、４７は物品収納用容器、４８は昇降台、４９は溝
形ガイドレール、５０は容器受台、５１は支持ローラ、
５２はラック、５３は容器受台移動用駆動装置、５４は
ビニオンである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右方向に延長する多段積層棚列１に沿って走行する棚
   積リフト２における昇降荷台３の左右両側に、横行用駆
   動装置４により相互に接近および相互に離反移動される
   横行支持台５が設けられ、その横行支持台５の下部に固
   定された横行用ガイド部材６は、前記昇降荷台３に固定
   された横行用ガイドレール７に嵌合され、各横行支持台
   ５の上部に、前後移動用駆動装置８により前後方向に移
   動されるフォーク９が嵌設され、各フォーク９には、対
   向するフォーク９に向かって突出する容器支持用支承部
   材１０が固定されている棚積リフトにおける容器積み降
   ろし装置。