JP2000289634A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

Info

Publication number
JP2000289634A
JP2000289634A JP11100409A JP10040999A JP2000289634A JP 2000289634 A JP2000289634 A JP 2000289634A JP 11100409 A JP11100409 A JP 11100409A JP 10040999 A JP10040999 A JP 10040999A JP 2000289634 A JP2000289634 A JP 2000289634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
hydraulic pressure
power
electric motor
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11100409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3803501B2 (ja
Inventor
Taisuke Tsujimoto
泰介 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP10040999A priority Critical patent/JP3803501B2/ja
Publication of JP2000289634A publication Critical patent/JP2000289634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3803501B2 publication Critical patent/JP3803501B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の衝突事故時などにおける安全性を向上で
きるパワーステアリング装置を提供すること。 【解決手段】エアバッグ制御部5によって車両が衝突事
故などを起こしたと判断され、エアバッグ制御部5から
電子制御ユニット3に衝突信号が与えられると、電子制
御ユニット3は、舵角センサ31および電流検出回路3
3の出力信号に基づいて、このパワーステアリング装置
に異常が生じているか否かを判断する。そして、このパ
ワーステアリング装置に異常が生じていると判断した場
合には、電動モータMを強制的に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動モータによ
り駆動されるポンプの発生油圧によって、操舵を補助す
るための操舵補助力を発生させるパワーステアリング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ステアリング機構に結合され
たパワーシリンダにオイルポンプからの作動油を供給す
ることによって、ステアリング操作を補助するパワース
テアリング装置が用いられている。このようなパワース
テアリング装置の中には、ブラシレスモータなどの電動
モータによってオイルポンプを駆動するようにしたもの
がある。このモータ駆動ポンプ型のパワーステアリング
装置は、車両のエンジンが停止している状態でも、バッ
テリからの電力で電動モータを駆動して、オイルポンプ
を作動させることにより、ステアリング操作を補助する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両が衝突
事故などを起こした場合、オイルポンプからパワーシリ
ンダに作動油を供給するための油圧ホースが破損するこ
とがある。モータ駆動ポンプ型のパワーステアリング装
置では、上記したようにエンジン停止状態でもオイルポ
ンプを作動させることができるため、油圧ホースが破損
した状態でステアリング操作が行われると、オイルポン
プが作動して、油圧ホースの破損部分から作動油が噴出
するおそれがある。作動油は一般に可燃性のものである
から、噴出した作動油への引火に対する安全対策には万
全を期することが望ましい。
【0004】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、油圧ホースの破損などの異常を検出でき
るパワーステアリング装置を提供することである。ま
た、この発明の他の目的は、車両の衝突事故時などにお
ける安全性を向上できるパワーステアリング装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、電動モー
タにより駆動されるポンプの発生油圧によって、操舵を
補助するための操舵補助力を発生させるパワーステアリ
ング装置であって、上記ポンプの発生油圧を操舵補助力
に変換するためのパワーシリンダと、操舵を検出するた
めの操舵検出手段と、この操舵検出手段によって操舵が
検出されたことに応答して、上記電動モータを起動させ
るモータ起動手段と、このモータ起動手段による上記電
動モータの起動後において、上記操舵検出手段によって
操舵が検出され続けている状態で、上記パワーシリンダ
内の油圧が上昇したか否かを判断する油圧上昇判断手段
と、この油圧上昇判断手段によって油圧が上昇していな
いと判断された場合に、異常が発生していると判断する
異常判断手段とを含むことを特徴とするパワーステアリ
ング装置である。
【0006】パワーステアリング装置が正常に動作して
いる場合、操舵が行われて電動モータが起動されると、
ポンプからパワーシリンダに作動油が供給されて、パワ
ーシリンダ内の油圧が上昇する。したがって、この発明
のように、パワーシリンダ内の油圧が上昇したか否かを
判断することにより、このパワーステアリング装置に異
常が発生しているか否かを判断できる。
【0007】なお、請求項2記載のように、上記油圧上
昇判断手段は、上記電動モータに作用するモータ負荷が
増大したか否かを検出するモータ負荷検出手段を含み、
上記モータ起動手段による上記電動モータの起動後にお
いて、上記操舵検出手段によって操舵が検出され続けて
いる状態で、上記モータ負荷検出手段によってモータ負
荷が増大したことが検出された場合には、上記パワーシ
リンダ内の油圧が上昇したと判断し、上記モータ負荷検
出手段によってモータ負荷が増大していないことが検出
された場合には、上記パワーシリンダ内の油圧は上昇し
ていないと判断するものであってもよい。
【0008】パワーステアリング装置が正常に動作して
いる場合、電動モータが起動されて、ポンプからこのポ
ンプの発生油圧を操舵補助力に変換するためのパワーシ
リンダに作動油が供給され、パワーシリンダ内の油圧が
上昇すると、この油圧の上昇に伴ってポンプの負荷が増
大する。その結果、ポンプを駆動するための電動モータ
の負荷が増大する。一方、パワーステアリング装置に異
常が生じている場合には、電動モータが起動されてもパ
ワーシリンダ内の油圧は上昇しないので、電動モータに
作用する負荷が増大することはない。
【0009】したがって、請求項2のように、電動モー
タの負荷が増大したか否かを判断することにより、この
パワーステアリング装置に異常が発生しているか否かを
判断できる。また、請求項3のように、上記油圧上昇判
断手段は、上記パワーシリンダ内の油圧を検出するため
の油圧検出手段を含むものであってもよい。
【0010】請求項4記載の発明は、上記異常判断手段
によって異常が発生していると判断された場合に、上記
電動モータの駆動を強制的に停止させるモータ停止手段
をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいず
れかに記載のパワーステアリング装置である。この発明
によれば、パワーステアリング装置に異常が生じている
と判断した場合には、電動モータが強制的に停止され
る。これにより、たとえば、ポンプからパワーシリンダ
に向けて供給すべき作動油が流通する油圧ホースが破損
している場合などに、その油圧ホースの破損部分から作
動油が噴出するといったことを防止でき、作動油の引火
が生じるおそれをなくすことができる。ゆえに、車両の
衝突事故時などにおける安全性を向上することができ
る。
【0011】請求項5記載の発明は、車両が衝突したこ
とを検出するための衝突検出手段をさらに含み、上記異
常判断手段は、上記衝突検出手段によって車両の衝突が
検出された場合に、異常が発生しているか否かを判断す
るものである請求項1ないし4のいずれかに記載のパワ
ーステアリング装置である。この発明によれば、車両が
衝突したことが検出された場合にのみ、パワーステアリ
ング装置に異常が発生しているか否かの判断が行われ
る。したがって、パワーステアリング装置に異常が発生
しているか否かの判断を追加したことによって、当該パ
ワーステアリング装置を制御するための制御ユニットへ
の負荷が増大することはない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るパワーステアリング装置の基本
的な構成を示す概念図である。このパワーステアリング
装置は、車両のステアリング機構に関連して設けられ、
このステアリング機構1に操舵補助力を与えるためのも
のである。
【0013】ステアリング機構1は、運転者によって操
作されるステアリングホイール11と、このステアリン
グホイール11に連結されたステアリング軸12と、ス
テアリング軸12の先端部に設けられたピニオンギア1
3と、このピニオンギア13に噛合するラックギア部1
4aを有し、車両の左右方向に延びたラック軸14とを
備えている。ラック軸14の両端にはタイロッド15が
それぞれ結合されており、このタイロッド15は、それ
ぞれ、操舵輪としての前左右輪FL,FRを支持するナ
ックルアーム16に結合されている。ナックルアーム1
6は、キングピン17まわりに回動自在に設けられてい
る。
【0014】ステアリングホイール11が操作されてス
テアリング軸12が回転されると、この回転がピニオン
ギア13およびラック軸14によって車両の左右方向に
沿う直線運動に変換される。この直線運動は、ナックル
アーム16のキングピン17まわりの回動に変換され、
これにより、前左右輪FL,FRの転舵が達成される。
【0015】ステアリング軸12の途中部には、ステア
リングホイール11に加えられた操舵トルクの方向およ
び大きさに応じてねじれを生じるトーションバー21
と、このトーションバー21のねじれの方向および大き
さに応じて開度が変化する油圧制御弁22とが介装され
ている。この油圧制御弁22は、ステアリング機構1に
操舵補助力を与えるパワーシリンダ23に接続されてい
る。パワーシリンダ23は、ラック軸14に一体的に設
けられたピストン24と、このピストン24によって区
画された一対のシリンダ室25,26とを有しており、
シリンダ室25,26は、それぞれ、油圧ホース27,
28を介して、油圧制御弁22に接続されている。
【0016】油圧制御弁22は、さらに、リザーバタン
ク29およびオイルポンプPを通るオイル循環路19の
途中部に介装されている。オイルポンプPは、電動モー
タMによって駆動され、リザーバタンク29に貯留され
ている作動油をくみ出して油圧制御弁22に供給する。
余剰分の作動油は、油圧制御弁22からオイル循環路1
9を介してリザーバタンク29に帰還される。
【0017】油圧制御弁22は、トーションバー21に
一方方向のねじれが加わった場合には、油圧ホース2
7,28のうちの一方を介してパワーシリンダ23のシ
リンダ室25,26のうちの一方に作動油を供給する。
また、トーションバー21に他方方向のねじれが加えら
れた場合には、油圧ホース27,28のうちの他方を介
してシリンダ室25,26のうちの他方に作動油を供給
する。トーションバー21にねじれがほとんど加わって
いない場合には、油圧制御弁22は、いわば平衡状態と
なり、作動油はパワーシリンダ23に供給されることな
く、オイル循環路19を循環する。パワーシリンダ23
のいずれかのシリンダ室に作動油が供給されると、ピス
トン24が車幅方向に沿って移動する。これにより、ラ
ック軸14に操舵補助力が作用することになる。
【0018】電動モータMの駆動は、電子制御ユニット
3によって制御されるようになっている。電子制御ユニ
ット3は、たとえば、CPUとこのCPUの動作プログ
ラムなどを記憶したメモリとを含むマイクロコンピュー
タで構成されている。電子制御ユニット3には、ステア
リングホイール11が一定角度だけ回転される度にパル
ス信号(舵角パルス)を出力する舵角センサ31、車両
の速度を検出するための車速センサ32、電動モータM
を流れる電流(モータ電流)値を検出するための電流検
出回路33の出力信号が与えられるようになっている。
電子制御ユニット3は、舵角センサ31、車速センサ3
2および電流検出回路33から与えられる信号に基づい
て、適切な操舵補助力がステアリング機構1に与えられ
るように電動モータMの駆動を制御する。
【0019】また、この実施形態では、ステアリングホ
イール11に関連してエアバッグ装置4が設けられてお
り、このエアバッグ装置4の動作は、たとえばマイクロ
コンピュータからなるエアバッグ制御部5によって制御
されるようになっている。このエアバッグ制御部5に
は、車両の進行方向に関する加速度を検出する加速度セ
ンサ51が接続されており、エアバッグ制御部5は、加
速度センサ51の出力信号に基づいて、車両が衝突事故
などを起こしたか否かを判断する。そして、その判断結
果に基づいてエアバッグ装置4の動作を制御するととも
に、車両が衝突事故などを起こしたと判断した場合に
は、その旨の信号(以下「衝突信号」という。)を電子
制御ユニット3に送る。
【0020】電子制御ユニット3は、エアバッグ制御部
5から衝突信号が送られてくると、舵角センサ31およ
び電流検出回路33の出力信号に基づいて、このパワー
ステアリング装置に異常が生じていないか否かを判断
し、その判断結果に応じた電動モータMの駆動制御を行
う。図2は、電子制御ユニット3が実行する処理の流れ
を示すフローチャートである。この図2に示す処理は、
たとえば、車両のイグニションスイッチがオンにされた
ことに応答して開始される。
【0021】電子制御ユニット3は、まず、車両に衝突
事故などが生じたか否かを判断する(ステップS1)。
すなわち、電子制御ユニット3は、エアバッグ制御部5
から衝突信号を受信したか否かを判断する。エアバッグ
制御部5から衝突信号を受信していない場合には、舵角
センサ31、車速センサ32および電流検出回路33か
ら与えられる信号に基づいて、適切な操舵補助力がステ
アリング機構1に与えられるように電動モータMの駆動
を制御し(ステップS5)、この処理をリターンする。
【0022】一方、エアバッグ制御部5から衝突信号を
受信した場合には、電子制御ユニット3は、舵角センサ
31の出力を参照して、ステアリングホイール11が操
舵されたか否かを判断する(ステップS2)。ステアリ
ングホイール11が操舵されていない場合は、この処理
をリターンする。ステアリングホイール11が操舵され
た場合、電子制御ユニット3は、電動モータMを起動す
る(ステップS3)。そして、電子制御ユニット3は、
電流検出回路33の出力を参照して、電動モータMが起
動されてから、電動モータMの負荷が増大したか否かを
判断する(ステップS4)。この実施形態では、ステッ
プS3の処理がモータ起動手段の機能に相当し、ステッ
プS4の処理がモータ負荷検出手段の機能に相当してい
る。
【0023】このパワーステアリング装置が正常である
場合、電動モータMが起動されてオイルポンプPからパ
ワーシリンダ23に作動油が供給され、パワーシリンダ
23内の油圧が上昇すると、この油圧の上昇に伴ってオ
イルポンプPの負荷が増大する。その結果、オイルポン
プPを駆動するための電動モータMの負荷が増大し、電
動モータMに流れる電流値が大きくなる。したがって、
電流検出回路33によって検出される電流値に基づい
て、電動モータMの負荷が増大したか否かを判断するこ
とにより、パワーステアリング装置に異常が生じている
か否かを判断することができる。
【0024】電子制御ユニット3は、電動モータMの負
荷が増大したと判断した場合には、このパワーステアリ
ング装置は正常であると判断し、舵角センサ31、車速
センサ32および電流検出回路33から与えられる信号
に基づいて、適切な操舵補助力がステアリング機構1に
与えられるように電動モータMの駆動を制御し(ステッ
プS5)、この処理をリターンする。
【0025】一方、電動モータMの負荷が増大していな
い場合には、油圧ホース27,28からの作動油漏れな
どの異常が生じているために、パワーシリンダ23内に
作動油が良好に供給されていないと判断して、電動モー
タMを強制的に停止させる(ステップS6)。そして、
この処理をリターンする。この実施形態では、ステップ
S6の処理がモータ停止手段の機能に相当している。
【0026】以上のように、この実施形態によれば、エ
アバッグ制御部5によって車両が衝突事故などを起こし
たと判断され、エアバッグ制御部5から電子制御ユニッ
ト3に衝突信号が与えられると、電子制御ユニット3
は、舵角センサ31および電流検出回路33の出力信号
に基づいて、このパワーステアリング装置に異常が発生
しているか否かを判断する。そして、このパワーステア
リング装置に異常が生じていると判断した場合には、電
動モータMを強制的に停止させる。これにより、たとえ
ば油圧ホース27,28が破損している場合などに、そ
の油圧ホース27,28の破損部分から作動油が噴出す
るといったことを防止でき、作動油の引火が生じるおそ
れをなくすことができる。ゆえに、車両の衝突事故時な
どにおける安全性を向上することができる。
【0027】また、この実施形態では、エアバッグ制御
部5から衝突信号が出力された場合にのみ、このパワー
ステアリング装置に異常が生じているか否かの判断が行
われるようになっている。したがって、このパワーステ
アリング装置に異常が生じているか否かの判断処理を追
加したことによって、電子制御ユニット3への負荷が増
大することはない。
【0028】この発明の一実施形態の説明は以上のとお
りであるが、この発明は、上述の一実施形態に限定され
るものではない。たとえば、上述の実施形態では。電動
モータMの負荷が増大したか否かに基づいて、パワーシ
リンダ23内に良好に作動油が供給されているか否か、
言い換えれば、パワーシリンダ23内の油圧が上昇した
か否かを判断するとしたが、たとえば、パワーシリンダ
23内の油圧を直接に検出する油圧センサ(油圧検出手
段)が設けられて、電動モータMを起動しても、油圧セ
ンサによって検出されるパワーシリンダ23内の油圧が
上昇しない場合には、パワーステアリング装置に異常が
生じていると判断し、パワーシリンダ23内の油圧が上
昇した場合には、パワーステアリング装置は正常である
と判断してもよい。
【0029】さらに、トーションバー21に加えられた
トルクの大きさを検出するトルクセンサが備えられてい
る場合には、このトルクセンサの出力信号に基づいて、
パワーステアリング装置に異常が生じているか否かを判
断してもよい。すなわち、電動モータMを起動しても、
トーションバー21に加えられているトルクが小さくな
らない場合には、パワーステアリング装置に異常が生じ
ていると判断し、トーションバー21に加えられている
トルクが小さくなった場合には、パワーステアリング装
置は正常であると判断してもよい。
【0030】また、上述の実施形態では、車両に備えら
れた加速度センサ51の出力信号に基づいて、車両が衝
突事故などを起こしたか否かが判断されるとしたが、た
とえば、車両が衝突したことを直接に検出することがで
きる衝突センサ(衝突検出手段)が備えられてもよい。
この場合、衝突センサの出力が、電子制御ユニット3に
直接に与えられてもよい。
【0031】さらに、上述の実施形態では、車両が衝突
事故などを起こした場合にのみ、パワーステアリング装
置に異常が生じているか否かを判断するとしたが、車両
が衝突事故などを起こした場合に限らず、車両のイグニ
ションスイッチがオンされている間、パワーステアリン
グ装置に異常が生じているか否かの判断が繰り返し行わ
れてもよい。
【0032】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るパワーステアリン
グ装置の基本的な構成を示す概念図である。
【図2】電子制御ユニットが実行する処理の流れを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
3 電子制御ユニット(油圧上昇判断手段、異常判
断手段) 5 エアバッグ制御部(衝突検出手段) 21 トーションバー 23 パワーシリンダ 31 舵角センサ(操舵検出手段) 33 電流検出回路(電流検出手段) 51 加速度センサ(衝突検出手段) M 電動モータ P オイルポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータにより駆動されるポンプの発生
    油圧によって、操舵を補助するための操舵補助力を発生
    させるパワーステアリング装置であって、 上記ポンプの発生油圧を操舵補助力に変換するためのパ
    ワーシリンダと、 操舵を検出するための操舵検出手段と、 この操舵検出手段によって操舵が検出されたことに応答
    して、上記電動モータを起動させるモータ起動手段と、 このモータ起動手段による上記電動モータの起動後にお
    いて、上記操舵検出手段によって操舵が検出され続けて
    いる状態で、上記パワーシリンダ内の油圧が上昇したか
    否かを判断する油圧上昇判断手段と、 この油圧上昇判断手段によって油圧が上昇していないと
    判断された場合に、異常が発生していると判断する異常
    判断手段とを含むことを特徴とするパワーステアリング
    装置。
  2. 【請求項2】上記油圧上昇判断手段は、 上記電動モータに作用するモータ負荷が増大したか否か
    を検出するモータ負荷検出手段を含み、 上記モータ起動手段による上記電動モータの起動後にお
    いて、上記操舵検出手段によって操舵が検出され続けて
    いる状態で、上記モータ負荷検出手段によってモータ負
    荷が増大したことが検出された場合には、上記パワーシ
    リンダ内の油圧が上昇したと判断し、上記モータ負荷検
    出手段によってモータ負荷が増大していないことが検出
    された場合には、上記パワーシリンダ内の油圧は上昇し
    ていないと判断するものであることを特徴とする請求項
    1記載のパワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】上記油圧上昇判断手段は、上記パワーシリ
    ンダ内の油圧を検出するための油圧検出手段を含むこと
    を特徴とする請求項1記載のパワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】上記異常判断手段によって異常が発生して
    いると判断された場合に、上記電動モータの駆動を強制
    的に停止させるモータ停止手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載のパワーステ
    アリング装置。
  5. 【請求項5】車両が衝突したことを検出するための衝突
    検出手段をさらに含み、 上記異常判断手段は、上記衝突検出手段によって車両の
    衝突が検出された場合に、異常が発生しているか否かを
    判断するものである請求項1ないし4のいずれかに記載
    のパワーステアリング装置。
JP10040999A 1999-04-07 1999-04-07 パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP3803501B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10040999A JP3803501B2 (ja) 1999-04-07 1999-04-07 パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10040999A JP3803501B2 (ja) 1999-04-07 1999-04-07 パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000289634A true JP2000289634A (ja) 2000-10-17
JP3803501B2 JP3803501B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=14273192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10040999A Expired - Fee Related JP3803501B2 (ja) 1999-04-07 1999-04-07 パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3803501B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003011673A1 (fr) * 2001-07-27 2003-02-13 Koyo Seiko Co., Ltd. Dispositif de direction electriquement assistee
JP2003072575A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Koyo Seiko Co Ltd パワーステアリング装置
WO2005047066A1 (de) * 2003-11-14 2005-05-26 Continental Teves Ag & Co. Ohg Verfahren und einrichtung zur verringerung von unfallschäden

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003011673A1 (fr) * 2001-07-27 2003-02-13 Koyo Seiko Co., Ltd. Dispositif de direction electriquement assistee
CN1302957C (zh) * 2001-07-27 2007-03-07 光洋精工株式会社 动力转向装置
US7199536B2 (en) 2001-07-27 2007-04-03 Koyo Seiko Co., Ltd. Power steering device
JP2003072575A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Koyo Seiko Co Ltd パワーステアリング装置
JP4678467B2 (ja) * 2001-09-03 2011-04-27 株式会社ジェイテクト パワーステアリング装置
WO2005047066A1 (de) * 2003-11-14 2005-05-26 Continental Teves Ag & Co. Ohg Verfahren und einrichtung zur verringerung von unfallschäden
US7418345B2 (en) 2003-11-14 2008-08-26 Continental Teves Ag & Co., Ohg Method and device for reducing damage caused by an accident

Also Published As

Publication number Publication date
JP3803501B2 (ja) 2006-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6216814B1 (en) Power steering apparatus
JP3582839B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3546062B2 (ja) パワーステアリング装置
EP2610135B1 (en) Hydraulic power steering system
WO1999010218A1 (fr) Dispositif de direction assistee
JP3652142B2 (ja) パワーステアリング装置
US7210554B2 (en) Power steering system
JP3673377B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4060051B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2000025632A (ja) パワーステアリング装置
JP3803501B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3688140B2 (ja) パワーステアリング装置
JPH11334634A (ja) パワーステアリング装置
JPH1159466A (ja) パワーステアリング装置
JP4678467B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4178218B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2006327542A (ja) パワーステアリング装置
JP3641081B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3589810B2 (ja) パワーステアリング装置
JPH11334633A (ja) パワーステアリング装置
JP2003048553A (ja) パワーステアリング装置
JP4000993B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4378099B2 (ja) パワーステアリング装置
JPH11334631A (ja) パワーステアリング装置
JPH11334632A (ja) パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees