JP2000261989A - 直流モータ - Google Patents
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- H02K1/17—Stator cores with permanent magnets
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電機子５と主磁極２との間のエアギャップを
小さくでき、且つ主磁極２及び補助極４に過大な荷重を
加えることなく補助極４を固定すること。 【解決手段】 スプリング部材６は、周方向に隣合う主
磁極２間に挿入され、２枚の側面がそれぞれ主磁極２の
周方向側面に対し弾力を付与して当接し、その反力によ
って主磁極２間に固定される。主磁極２は、その両側か
らスプリング部材６の弾力を受けて保持される。スプリ
ング部材６のコの字内部に挿入された補助極４は、その
内周面がスプリング部材６の折り曲げ部に支持され、ス
プリング部材６に設けられた第３の係止片に弾力を持た
せて補助極４の外周面を押圧することにより、コの字内
部での補助極４のがたつきが防止される。また、スプリ
ング部材６の第１の係止片を折り曲げて補助極４の軸方
向両端面を支持する。これにより、スプリング部材６に
対する補助極４の軸方向及び径方向の移動が規制され
る。
小さくでき、且つ主磁極２及び補助極４に過大な荷重を
加えることなく補助極４を固定すること。 【解決手段】 スプリング部材６は、周方向に隣合う主
磁極２間に挿入され、２枚の側面がそれぞれ主磁極２の
周方向側面に対し弾力を付与して当接し、その反力によ
って主磁極２間に固定される。主磁極２は、その両側か
らスプリング部材６の弾力を受けて保持される。スプリ
ング部材６のコの字内部に挿入された補助極４は、その
内周面がスプリング部材６の折り曲げ部に支持され、ス
プリング部材６に設けられた第３の係止片に弾力を持た
せて補助極４の外周面を押圧することにより、コの字内
部での補助極４のがたつきが防止される。また、スプリ
ング部材６の第１の係止片を折り曲げて補助極４の軸方
向両端面を支持する。これにより、スプリング部材６に
対する補助極４の軸方向及び径方向の移動が規制され
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヨークの内周に主
磁極として複数の永久磁石を配置し、且つ周方向に隣合
う主磁極間に補助極を配置した直流モータに関する。
磁極として複数の永久磁石を配置し、且つ周方向に隣合
う主磁極間に補助極を配置した直流モータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術として特開平９−８４３１５号
公報に開示された直流モータがある。この直流モータ
は、周方向に隣合う主磁極（永久磁石）と主磁極との間
に補助極（永久磁石）を配置し、その補助極を主磁極の
内周面に円筒形のスリーブを嵌合することで固定してい
る。
公報に開示された直流モータがある。この直流モータ
は、周方向に隣合う主磁極（永久磁石）と主磁極との間
に補助極（永久磁石）を配置し、その補助極を主磁極の
内周面に円筒形のスリーブを嵌合することで固定してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に主磁極の内周面にスリーブを嵌合すると、スリーブの
厚さ分だけ電機子と主磁極との間のエアギャップが増大
して出力低下を招くという問題があった。また、スリー
ブの内径寸法を均一化するために、例えばバルジ加工と
呼ばれるスリーブの内径側から荷重をかけてスリーブの
内周面を矯正する手段が用いられるが、この加工時に主
磁極及び補助極に荷重が加わり、主磁極及び補助極に欠
けが生じる原因となっていた。本発明は、上記事情に基
づいて成されたもので、その目的は、電機子と主磁極と
の間のエアギャップを小さくでき、且つ主磁極及び補助
極に過大な荷重を加えることなく補助極を固定できる直
流モータを提供することにある。
に主磁極の内周面にスリーブを嵌合すると、スリーブの
厚さ分だけ電機子と主磁極との間のエアギャップが増大
して出力低下を招くという問題があった。また、スリー
ブの内径寸法を均一化するために、例えばバルジ加工と
呼ばれるスリーブの内径側から荷重をかけてスリーブの
内周面を矯正する手段が用いられるが、この加工時に主
磁極及び補助極に荷重が加わり、主磁極及び補助極に欠
けが生じる原因となっていた。本発明は、上記事情に基
づいて成されたもので、その目的は、電機子と主磁極と
の間のエアギャップを小さくでき、且つ主磁極及び補助
極に過大な荷重を加えることなく補助極を固定できる直
流モータを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】（請求項１の手段）周方
向に隣合う主磁極間に配され、主磁極の周方向側面に対
し弾力を付与する一対の片を有する磁石保持部材を備
え、この磁石保持部材の一対の片間に補助極が配されて
いる。この構成によれば、周方向に隣合う主磁極間に配
された磁石保持部材によって補助極を保持できるので、
補助極の固定手段として主磁極の内周面にスリーブを嵌
合する必要がなく、スリーブで補助極を固定している従
来技術と比較すると、スリーブの板厚分だけ主磁極と電
機子とのエアギャップを小さくでき、それに伴って出力
向上を図ることができる。また、磁石保持部材は、一対
の片が主磁極の周方向側面に弾力を付与し、その反力に
よって主磁極間に固定できるので、溶接やかしめ等の固
定手段を用いることなく、磁石保持部材を簡単に固定で
きる。
向に隣合う主磁極間に配され、主磁極の周方向側面に対
し弾力を付与する一対の片を有する磁石保持部材を備
え、この磁石保持部材の一対の片間に補助極が配されて
いる。この構成によれば、周方向に隣合う主磁極間に配
された磁石保持部材によって補助極を保持できるので、
補助極の固定手段として主磁極の内周面にスリーブを嵌
合する必要がなく、スリーブで補助極を固定している従
来技術と比較すると、スリーブの板厚分だけ主磁極と電
機子とのエアギャップを小さくでき、それに伴って出力
向上を図ることができる。また、磁石保持部材は、一対
の片が主磁極の周方向側面に弾力を付与し、その反力に
よって主磁極間に固定できるので、溶接やかしめ等の固
定手段を用いることなく、磁石保持部材を簡単に固定で
きる。
【０００５】（請求項２の手段）主磁極は、周方向の両
側から磁石保持部材の弾力を受けて所定位置に固定され
ている。この構成によれば、主磁極を接着材等でヨーク
の内周面に固定する必要がないので、主磁極の固定を容
易にできる上、低コスト化を図ることが可能である。
側から磁石保持部材の弾力を受けて所定位置に固定され
ている。この構成によれば、主磁極を接着材等でヨーク
の内周面に固定する必要がないので、主磁極の固定を容
易にできる上、低コスト化を図ることが可能である。
【０００６】（請求項３の手段）磁石保持部材は、弾性
を有する平板部材を略コの字状に折り曲げて形成され、
その両側面が一対の片を構成してそれぞれ主磁極の周方
向側面に弾力を有して当接するとともに、両側面間に補
助極を保持し、且つ両側面の内径側端部が内側に折り曲
げられ、その折り曲げ部によって補助極の内周面を支持
している。この場合、平板部材を略コの字状に折り曲げ
るだけの簡単な構成で磁石保持部材を形成できる。
を有する平板部材を略コの字状に折り曲げて形成され、
その両側面が一対の片を構成してそれぞれ主磁極の周方
向側面に弾力を有して当接するとともに、両側面間に補
助極を保持し、且つ両側面の内径側端部が内側に折り曲
げられ、その折り曲げ部によって補助極の内周面を支持
している。この場合、平板部材を略コの字状に折り曲げ
るだけの簡単な構成で磁石保持部材を形成できる。
【０００７】（請求項４の手段）磁石保持部材は、複数
の係止片が設けられ、これらの係止片により、補助極の
軸方向端面を支持する第１の支持部、補助極の外周面を
支持する第２の支持部、及び主磁極の軸方向端面を支持
する第３の支持部を形成している。このように、磁石保
持部材に設けた複数の係止片により、磁石保持部材に対
して主磁極及び補助極を容易に位置決めすることができ
る。
の係止片が設けられ、これらの係止片により、補助極の
軸方向端面を支持する第１の支持部、補助極の外周面を
支持する第２の支持部、及び主磁極の軸方向端面を支持
する第３の支持部を形成している。このように、磁石保
持部材に設けた複数の係止片により、磁石保持部材に対
して主磁極及び補助極を容易に位置決めすることができ
る。
【０００８】（請求項５の手段）磁石保持部材は、軸方
向両端部に切り欠き部を有し、ヨークの内周面に設けら
れた突起部に切り欠き部を係合させることで、ヨークに
対して軸方向及び周方向に位置決めされている。
向両端部に切り欠き部を有し、ヨークの内周面に設けら
れた突起部に切り欠き部を係合させることで、ヨークに
対して軸方向及び周方向に位置決めされている。
【０００９】（請求項６の手段）補助極として永久磁石
を用いることができる。
を用いることができる。
【００１０】（請求項７の手段）補助極として鉄片を用
いることができる。
いることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 （第１実施例）図１は直流モータの断面図である。本実
施例の直流モータ１は、例えば自動車用スタータに用い
られるもので、主磁極２として複数個の永久磁石をヨー
ク３の内周方向に等間隔に配置し、且つ周方向に隣合う
主磁極２間にそれぞれ複数の補助極４を配置した界磁構
造を有し、主磁極２及び補助極４の内周に回転自在に支
持された電機子５を具備している。
づいて説明する。 （第１実施例）図１は直流モータの断面図である。本実
施例の直流モータ１は、例えば自動車用スタータに用い
られるもので、主磁極２として複数個の永久磁石をヨー
ク３の内周方向に等間隔に配置し、且つ周方向に隣合う
主磁極２間にそれぞれ複数の補助極４を配置した界磁構
造を有し、主磁極２及び補助極４の内周に回転自在に支
持された電機子５を具備している。
【００１２】ヨーク３は、軟鋼板を円筒形に加工して設
けられている。主磁極２として使用される磁石は、半径
方向にＳ極とＮ極が現れる様に着磁されている。但し、
周方向に隣合う主磁極２同士は、図１に示すように、互
いの磁極が異なる（Ｓ極とＮ極が反対）ように着磁され
ている。補助極４は、主磁極２と同様に永久磁石を使用
し、周方向にＳ極とＮ極が現れる様に着磁されている。
但し、隣接する主磁極２の内周側に現れる磁極と同一極
性を有する様に着磁されている。
けられている。主磁極２として使用される磁石は、半径
方向にＳ極とＮ極が現れる様に着磁されている。但し、
周方向に隣合う主磁極２同士は、図１に示すように、互
いの磁極が異なる（Ｓ極とＮ極が反対）ように着磁され
ている。補助極４は、主磁極２と同様に永久磁石を使用
し、周方向にＳ極とＮ極が現れる様に着磁されている。
但し、隣接する主磁極２の内周側に現れる磁極と同一極
性を有する様に着磁されている。
【００１３】主磁極２と補助極４は、以下に説明するス
プリング部材６（本発明の磁石保持部材）によって保持
されている。スプリング部材６は、図２に示すように、
弾性を有する金属製（例えばステンレス）の平板部材を
底面６Ａと２枚の側面６Ｂ（本発明の一対の片）を有す
る略コの字状に折り曲げて形成され、図１に示すよう
に、周方向に隣合う主磁極２間に配設されて、そのスプ
リング部材６の内部に補助極４を配置している。
プリング部材６（本発明の磁石保持部材）によって保持
されている。スプリング部材６は、図２に示すように、
弾性を有する金属製（例えばステンレス）の平板部材を
底面６Ａと２枚の側面６Ｂ（本発明の一対の片）を有す
る略コの字状に折り曲げて形成され、図１に示すよう
に、周方向に隣合う主磁極２間に配設されて、そのスプ
リング部材６の内部に補助極４を配置している。
【００１４】このスプリング部材６は、底面６Ａの周方
向幅が周方向に隣合う主磁極２間の距離と略等しく設け
られ、両側面６Ｂが若干外側へ開いた状態に設けられて
いる。これにより、主磁極２間に挿入されたスプリング
部材６は、２枚の側面６Ｂがそれぞれ主磁極２の周方向
側面に対し弾力を付与して当接し、その反力によって主
磁極２間に固定される。また、主磁極２は、その両側か
らスプリング部材６の弾力を受けて保持されている。
向幅が周方向に隣合う主磁極２間の距離と略等しく設け
られ、両側面６Ｂが若干外側へ開いた状態に設けられて
いる。これにより、主磁極２間に挿入されたスプリング
部材６は、２枚の側面６Ｂがそれぞれ主磁極２の周方向
側面に対し弾力を付与して当接し、その反力によって主
磁極２間に固定される。また、主磁極２は、その両側か
らスプリング部材６の弾力を受けて保持されている。
【００１５】スプリング部材６は、２枚の側面６Ｂの内
径側端部が内側に折り曲げられ、その折り曲げ部６ａに
よって、スプリング部材６のコの字内部に挿入された補
助極４の内周面を支持している。また、スプリング部材
６の軸方向両側には、底面６Ａの端部を矩形状に切り取
って設けられた凹部６ｂ、この凹部６ｂの一部に切り残
して設けられた第１の係止片６ｃ（第１の支持部）、両
側面６Ｂの一部をそれぞれ外側へ開いて設けられた第２
の係止片６ｄ（第３の支持部）を有し、スプリング部材
６の底面６Ａには、軸方向両側の２箇所にコの字内部へ
窓状に切り開いて設けられた第３の係止片６ｅ（第２の
支持部）を有している。
径側端部が内側に折り曲げられ、その折り曲げ部６ａに
よって、スプリング部材６のコの字内部に挿入された補
助極４の内周面を支持している。また、スプリング部材
６の軸方向両側には、底面６Ａの端部を矩形状に切り取
って設けられた凹部６ｂ、この凹部６ｂの一部に切り残
して設けられた第１の係止片６ｃ（第１の支持部）、両
側面６Ｂの一部をそれぞれ外側へ開いて設けられた第２
の係止片６ｄ（第３の支持部）を有し、スプリング部材
６の底面６Ａには、軸方向両側の２箇所にコの字内部へ
窓状に切り開いて設けられた第３の係止片６ｅ（第２の
支持部）を有している。
【００１６】次に、スプリング部材６による主磁極２及
び補助極４の固定方法について説明する。まず、補助極
４をスプリング部材６の軸方向からコの字内部に挿入す
る。挿入された補助極４は、その内周面がスプリング部
材６の折り曲げ部６ａに支持されることでコの字内部か
らの脱落が防止される。補助極４をスプリング部材６の
コの字内部に挿入した後、底面６Ａに設けられた第３の
係止片６ｅに弾力を持たせて補助極４の外周面を押圧す
ることにより、コの字内部での補助極４のがたつきを防
止する。更に、スプリング部材６の軸方向両端部に設け
られた第１の係止片６ｃを内側へ折り曲げて補助極４の
軸方向両端面を支持する（図４参照）。これにより、ス
プリング部材６に対する補助極４の軸方向及び径方向の
移動が規制される。
び補助極４の固定方法について説明する。まず、補助極
４をスプリング部材６の軸方向からコの字内部に挿入す
る。挿入された補助極４は、その内周面がスプリング部
材６の折り曲げ部６ａに支持されることでコの字内部か
らの脱落が防止される。補助極４をスプリング部材６の
コの字内部に挿入した後、底面６Ａに設けられた第３の
係止片６ｅに弾力を持たせて補助極４の外周面を押圧す
ることにより、コの字内部での補助極４のがたつきを防
止する。更に、スプリング部材６の軸方向両端部に設け
られた第１の係止片６ｃを内側へ折り曲げて補助極４の
軸方向両端面を支持する（図４参照）。これにより、ス
プリング部材６に対する補助極４の軸方向及び径方向の
移動が規制される。
【００１７】続いて、スプリング部材６の底面６Ａをヨ
ーク３側に向けて、周方向に隣合う主磁極２間に軸方向
からスプリング部材６を挿入する。この時、主磁極２間
に挿入する前のスプリング部材６は、両側面６Ｂが若干
外側へ開いているため、両側面６Ｂを内側へ若干押し縮
めた状態で主磁極２間に挿入する。主磁極２間に挿入さ
れたスプリング部材６は、両側面６Ｂが主磁極２の周方
向側面に弾力を付与して当接することにより、その反力
によって主磁極２間に固定される。また、主磁極２は、
その周方向両側からスプリング部材６の弾力を受けるこ
とで保持される。
ーク３側に向けて、周方向に隣合う主磁極２間に軸方向
からスプリング部材６を挿入する。この時、主磁極２間
に挿入する前のスプリング部材６は、両側面６Ｂが若干
外側へ開いているため、両側面６Ｂを内側へ若干押し縮
めた状態で主磁極２間に挿入する。主磁極２間に挿入さ
れたスプリング部材６は、両側面６Ｂが主磁極２の周方
向側面に弾力を付与して当接することにより、その反力
によって主磁極２間に固定される。また、主磁極２は、
その周方向両側からスプリング部材６の弾力を受けるこ
とで保持される。
【００１８】主磁極２間に挿入されたスプリング部材６
は、軸方向両端部に設けられた凹部６ｂをヨーク３の内
周面に設けられた突起部３ａに係合させることにより、
ヨーク３に対し軸方向及び周方向に位置決めされる（図
３参照）。なお、ヨーク３の突起部３ａは、例えば打ち
出しによって形成することができ、図４に示すように、
突起部３ａの表面になだらかな傾斜面３ｂを持たせてい
る。この傾斜面３ｂは、ヨーク３の軸方向端面側が低く
なるように形成されている。これにより、主磁極２間に
スプリング部材６を挿入する際に、スプリング部材６の
凹部６ｂが突起部３ａに引っ掛かることを防止でき、容
易に挿入することができる。ヨーク３に対するスプリン
グ部材６の位置決めが成された後、スプリング部材６の
軸方向両端部に設けた第２の係止片６ｄをそれぞれ外側
へ開いて主磁極２の軸方向端面を支持する。これによ
り、スプリング部材６に対して主磁極２の軸方向の移動
が規制される。
は、軸方向両端部に設けられた凹部６ｂをヨーク３の内
周面に設けられた突起部３ａに係合させることにより、
ヨーク３に対し軸方向及び周方向に位置決めされる（図
３参照）。なお、ヨーク３の突起部３ａは、例えば打ち
出しによって形成することができ、図４に示すように、
突起部３ａの表面になだらかな傾斜面３ｂを持たせてい
る。この傾斜面３ｂは、ヨーク３の軸方向端面側が低く
なるように形成されている。これにより、主磁極２間に
スプリング部材６を挿入する際に、スプリング部材６の
凹部６ｂが突起部３ａに引っ掛かることを防止でき、容
易に挿入することができる。ヨーク３に対するスプリン
グ部材６の位置決めが成された後、スプリング部材６の
軸方向両端部に設けた第２の係止片６ｄをそれぞれ外側
へ開いて主磁極２の軸方向端面を支持する。これによ
り、スプリング部材６に対して主磁極２の軸方向の移動
が規制される。
【００１９】（第１実施例の効果）本実施例の直流モー
タ１は、主磁極２間に挿入したスプリング部材６の弾力
を利用して主磁極２及び補助極４を保持しているので、
補助極４の固定手段として主磁極２の内周面にスリーブ
を嵌合する必要がない。その結果、スリーブで補助極４
を固定している従来技術と比較すると、スリーブの板厚
分だけ主磁極２と電機子５とのエアギャップを小さくで
き、それに伴って出力向上を図ることができる。また、
スリーブを使用する必要がないため、スリーブの矯正に
伴う過大な荷重を主磁極２及び補助極４が受けることも
なく、主磁極２及び補助極４として使用される永久磁石
に欠けが発生する原因を排除できる。
タ１は、主磁極２間に挿入したスプリング部材６の弾力
を利用して主磁極２及び補助極４を保持しているので、
補助極４の固定手段として主磁極２の内周面にスリーブ
を嵌合する必要がない。その結果、スリーブで補助極４
を固定している従来技術と比較すると、スリーブの板厚
分だけ主磁極２と電機子５とのエアギャップを小さくで
き、それに伴って出力向上を図ることができる。また、
スリーブを使用する必要がないため、スリーブの矯正に
伴う過大な荷重を主磁極２及び補助極４が受けることも
なく、主磁極２及び補助極４として使用される永久磁石
に欠けが発生する原因を排除できる。
【００２０】主磁極２と補助極４との間にスプリング部
材６の側面６Ｂが介在され、その側面６Ｂに弾力が付与
されているので、主磁極２と補助極４との間でスプリン
グ部材６の側面６Ｂに緩衝効果を持たせることができ
る。その結果、外部から衝撃が加わった場合でも、磁石
同士（主磁極２と補助極４）が圧迫されて割れることが
ない。スプリング部材６の軸方向両端部に設けた凹部６
ｂをヨーク３に設けた突起部３ａに係合させることでヨ
ーク３に対するスプリング部材６の位置決めを行うこと
ができるので、スプリング部材６をヨーク３に固定する
ために溶接やかしめ加工等の固定手段が不要となる。そ
の結果、ヨーク３の変形が抑えられ、主磁極２と電機子
５とのエアギャップをより均一化でき、直流モータ１の
回転振動及び出力特性のバラツキが抑えられる。上記の
ようにヨーク３に対してスプリング部材６が位置決めさ
れ、且つそのスプリング部材６に設けた第１の係止片６
ｃ、第２の係止片６ｄ、及び第３の係止片６ｅによって
スプリング部材６に対する補助極４及び主磁極２のがた
つきを防止できるので、簡単な構成により高い位置精度
を確保できる。
材６の側面６Ｂが介在され、その側面６Ｂに弾力が付与
されているので、主磁極２と補助極４との間でスプリン
グ部材６の側面６Ｂに緩衝効果を持たせることができ
る。その結果、外部から衝撃が加わった場合でも、磁石
同士（主磁極２と補助極４）が圧迫されて割れることが
ない。スプリング部材６の軸方向両端部に設けた凹部６
ｂをヨーク３に設けた突起部３ａに係合させることでヨ
ーク３に対するスプリング部材６の位置決めを行うこと
ができるので、スプリング部材６をヨーク３に固定する
ために溶接やかしめ加工等の固定手段が不要となる。そ
の結果、ヨーク３の変形が抑えられ、主磁極２と電機子
５とのエアギャップをより均一化でき、直流モータ１の
回転振動及び出力特性のバラツキが抑えられる。上記の
ようにヨーク３に対してスプリング部材６が位置決めさ
れ、且つそのスプリング部材６に設けた第１の係止片６
ｃ、第２の係止片６ｄ、及び第３の係止片６ｅによって
スプリング部材６に対する補助極４及び主磁極２のがた
つきを防止できるので、簡単な構成により高い位置精度
を確保できる。
【００２１】（第２実施例）図５はスプリング部材の斜
視図である。本実施例は、スプリング部材６の構成が第
１実施例とは異なり、両側面６Ｂに設けられている何方
か片方の第２の係止片６ｄ2 （第１の支持部）を補助極
４の軸方向端面を支持するために用いた一例を示すもの
である。第１実施例では、両側面６Ｂに設けられる第２
の係止片６ｄをそれぞれ外側へ開いて使用しているが、
本実施例では、図５に示すように、一方の第２の係止片
６ｄ1 （第３の支持部）を外側へ開き、他方の第２の係
止片６ｄ2 を内側へ折り曲げて使用している。これによ
り、主磁極２の軸方向端面は、第１実施例と同様に、一
方の第２の係止片６ｄ1 によって支持することができ、
スプリング部材６のコの字内部に挿入されている補助極
４の軸方向端面を他方の第２の係止片６ｄ2 によって支
持することができる。
視図である。本実施例は、スプリング部材６の構成が第
１実施例とは異なり、両側面６Ｂに設けられている何方
か片方の第２の係止片６ｄ2 （第１の支持部）を補助極
４の軸方向端面を支持するために用いた一例を示すもの
である。第１実施例では、両側面６Ｂに設けられる第２
の係止片６ｄをそれぞれ外側へ開いて使用しているが、
本実施例では、図５に示すように、一方の第２の係止片
６ｄ1 （第３の支持部）を外側へ開き、他方の第２の係
止片６ｄ2 を内側へ折り曲げて使用している。これによ
り、主磁極２の軸方向端面は、第１実施例と同様に、一
方の第２の係止片６ｄ1 によって支持することができ、
スプリング部材６のコの字内部に挿入されている補助極
４の軸方向端面を他方の第２の係止片６ｄ2 によって支
持することができる。
【００２２】本実施例のスプリング部材６によれば、第
１実施例に記載した第１の係止片６ｃを廃止できるの
で、スプリング部材６をより簡単な構成で形成すること
ができる。また、第１実施例に記載した第１の係止片６
ｃと比較して、他方の第２の係止片６ｄ2 の方が高い強
度を有することができる。つまり、第１の係止片６ｃ
は、スプリング部材６の板厚方向に折り曲げているた
め、板厚分の強度しか得られないが、本実施例では、他
方の第２の係止片６ｄ2 の軸方向長さ分だけ強度を持た
せることができる。
１実施例に記載した第１の係止片６ｃを廃止できるの
で、スプリング部材６をより簡単な構成で形成すること
ができる。また、第１実施例に記載した第１の係止片６
ｃと比較して、他方の第２の係止片６ｄ2 の方が高い強
度を有することができる。つまり、第１の係止片６ｃ
は、スプリング部材６の板厚方向に折り曲げているた
め、板厚分の強度しか得られないが、本実施例では、他
方の第２の係止片６ｄ2 の軸方向長さ分だけ強度を持た
せることができる。
【００２３】（第３実施例）図６は直流モータの断面図
である。本実施例は、図６に示すように、主磁極２間に
補強として鉄片７を配置した一例を示すものである。鉄
片７を保持するスプリング部材６は、図７に示すよう
に、スプリング部材６の軸方向両側に、底面６Ａの端部
を矩形状に切り取って設けられた凹部６ｂ、この凹部６
ｂの一部に切り残して設けられた第１の係止片６ｃ、両
側面６Ｂの一部をそれぞれ外側へ開いて設けられた第２
の係止片６ｄを有している。また、スプリング部材６の
底面６Ａには、軸方向両側の２箇所にコの字内部へ切り
開いて設けた第３の係止片６ｅ（第１実施例と形成が異
なる）を有している。
である。本実施例は、図６に示すように、主磁極２間に
補強として鉄片７を配置した一例を示すものである。鉄
片７を保持するスプリング部材６は、図７に示すよう
に、スプリング部材６の軸方向両側に、底面６Ａの端部
を矩形状に切り取って設けられた凹部６ｂ、この凹部６
ｂの一部に切り残して設けられた第１の係止片６ｃ、両
側面６Ｂの一部をそれぞれ外側へ開いて設けられた第２
の係止片６ｄを有している。また、スプリング部材６の
底面６Ａには、軸方向両側の２箇所にコの字内部へ切り
開いて設けた第３の係止片６ｅ（第１実施例と形成が異
なる）を有している。
【００２４】鉄片７は、図６に示すように、スプリング
部材６のコの字内部で第３の係止片６ｅと一方の側面６
Ｂとの間に挿入され、主磁極２間で一方の主磁極２側に
片寄って配置されている。スプリング部材６の内部に挿
入された鉄片７は、一方の側面６Ｂの内径側端部に設け
られている折り曲げ部６ａによって鉄片７の内周面が支
持され、周方向の両側面が第３の係止片６ｅと一方の側
面６Ｂとに挟持されて支持され、鉄片７の軸方向端面が
第１の係止片６ｃによって支持されている。これによ
り、鉄片７は、スプリング部材６に位置決めされた状態
で確実に保持される。
部材６のコの字内部で第３の係止片６ｅと一方の側面６
Ｂとの間に挿入され、主磁極２間で一方の主磁極２側に
片寄って配置されている。スプリング部材６の内部に挿
入された鉄片７は、一方の側面６Ｂの内径側端部に設け
られている折り曲げ部６ａによって鉄片７の内周面が支
持され、周方向の両側面が第３の係止片６ｅと一方の側
面６Ｂとに挟持されて支持され、鉄片７の軸方向端面が
第１の係止片６ｃによって支持されている。これによ
り、鉄片７は、スプリング部材６に位置決めされた状態
で確実に保持される。
【００２５】また、スプリング部材６は、第１実施例と
同様に、周方向に隣合う主磁極２間に軸方向から挿入さ
れ、軸方向両端部に設けられた凹部６ｂをヨーク３の内
周面に設けられた突起部３ａに係合させることにより、
ヨーク３に対し軸方向及び周方向に位置決めされる。ス
プリング部材６と主磁極２との関係は第１実施例と同じ
であり、主磁極２間に挿入されたスプリング部材６は、
両側面６Ｂが主磁極２の周方向側面に弾力を付与して当
接することにより、その反力によって主磁極２間に固定
される。また、主磁極２は、その両側からスプリング部
材６の弾力を受けることで保持される。この実施例にお
いても、第１実施例と同様に、スリーブを用いることな
く、主磁極２間に挿入されたスプリング部材６によって
鉄片７を保持できるので、スリーブの板厚分だけ主磁極
２と電機子５とのエアギャップを小さくでき、それに伴
って出力向上を図ることができる。
同様に、周方向に隣合う主磁極２間に軸方向から挿入さ
れ、軸方向両端部に設けられた凹部６ｂをヨーク３の内
周面に設けられた突起部３ａに係合させることにより、
ヨーク３に対し軸方向及び周方向に位置決めされる。ス
プリング部材６と主磁極２との関係は第１実施例と同じ
であり、主磁極２間に挿入されたスプリング部材６は、
両側面６Ｂが主磁極２の周方向側面に弾力を付与して当
接することにより、その反力によって主磁極２間に固定
される。また、主磁極２は、その両側からスプリング部
材６の弾力を受けることで保持される。この実施例にお
いても、第１実施例と同様に、スリーブを用いることな
く、主磁極２間に挿入されたスプリング部材６によって
鉄片７を保持できるので、スリーブの板厚分だけ主磁極
２と電機子５とのエアギャップを小さくでき、それに伴
って出力向上を図ることができる。
【００２６】（第４実施例）図８はスプリング部材の斜
視図である。本実施例は、鉄片７を保持するスプリング
部材６の構成が第３実施例とは異なり、両側面６Ｂに設
けられている何方か片方の第２の係止片６ｄ2 （第１の
支持部）を補助極４の軸方向端面を支持するために用い
た一例を示すものである。第３実施例では、両側面６Ｂ
に設けられる第２の係止片６ｄをそれぞれ外側へ開いて
使用しているが、本実施例では、図８に示すように、一
方の第２の係止片６ｄ1 （第３の支持部）を外側へ開
き、他方の第２の係止片６ｄ2 を内側へ折り曲げて使用
している。これにより、主磁極２の軸方向端面は、第３
実施例と同様に、一方の第２の係止片６ｄ1 によって支
持することができ、スプリング部材６のコの字内部に挿
入されている鉄片７の軸方向端面を他方の第２の係止片
６ｄ2によって支持することができる。
視図である。本実施例は、鉄片７を保持するスプリング
部材６の構成が第３実施例とは異なり、両側面６Ｂに設
けられている何方か片方の第２の係止片６ｄ2 （第１の
支持部）を補助極４の軸方向端面を支持するために用い
た一例を示すものである。第３実施例では、両側面６Ｂ
に設けられる第２の係止片６ｄをそれぞれ外側へ開いて
使用しているが、本実施例では、図８に示すように、一
方の第２の係止片６ｄ1 （第３の支持部）を外側へ開
き、他方の第２の係止片６ｄ2 を内側へ折り曲げて使用
している。これにより、主磁極２の軸方向端面は、第３
実施例と同様に、一方の第２の係止片６ｄ1 によって支
持することができ、スプリング部材６のコの字内部に挿
入されている鉄片７の軸方向端面を他方の第２の係止片
６ｄ2によって支持することができる。
【００２７】本実施例のスプリング部材６によれば、第
３実施例に記載した第１の係止片６ｃを廃止できるの
で、スプリング部材６をより簡単な構成で形成すること
ができる。また、第３実施例に記載した第１の係止片６
ｃと比較して、他方の第２の係止片６ｄ2 の方が高い強
度を有することができる。つまり、第１の係止片６ｃ
は、スプリング部材６の板厚方向に折り曲げているた
め、板厚分の強度しか得られないが、本実施例では、他
方の第２の係止片６ｄ2 の軸方向長さ分だけ強度を持た
せることができる。
３実施例に記載した第１の係止片６ｃを廃止できるの
で、スプリング部材６をより簡単な構成で形成すること
ができる。また、第３実施例に記載した第１の係止片６
ｃと比較して、他方の第２の係止片６ｄ2 の方が高い強
度を有することができる。つまり、第１の係止片６ｃ
は、スプリング部材６の板厚方向に折り曲げているた
め、板厚分の強度しか得られないが、本実施例では、他
方の第２の係止片６ｄ2 の軸方向長さ分だけ強度を持た
せることができる。
【００２８】（第５実施例）図９（ａ）はスプリング部
材６の軸方向正面図、（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ断面図で
ある。本実施例のスプリング部材６は、主磁極２の周方
向側面に対し弾力を付与する側面６Ｂ（本発明の片）の
内径側端部が内側に折り曲げられ、その折り曲げ部６ａ
の長手方向両側に一対の弾性片６ｆが設けられている。
この弾性片６ｆは、側面６Ｂから切り離されてスプリン
グ部材６の底面６Ａ側へ傾斜しており、スプリング部材
６のコの字内部に挿入された補助極４の内周面に弾性力
を付与することで、底面６Ａに設けられた第３の係止片
６ｅとの間で補助極４の径方向の移動を規制している。
材６の軸方向正面図、（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ断面図で
ある。本実施例のスプリング部材６は、主磁極２の周方
向側面に対し弾力を付与する側面６Ｂ（本発明の片）の
内径側端部が内側に折り曲げられ、その折り曲げ部６ａ
の長手方向両側に一対の弾性片６ｆが設けられている。
この弾性片６ｆは、側面６Ｂから切り離されてスプリン
グ部材６の底面６Ａ側へ傾斜しており、スプリング部材
６のコの字内部に挿入された補助極４の内周面に弾性力
を付与することで、底面６Ａに設けられた第３の係止片
６ｅとの間で補助極４の径方向の移動を規制している。
【００２９】また、各弾性片６ｆの先端部にはそれぞれ
突起部６ｇが設けられ、この突起部６ｇがスプリング部
材６のコの字内部に挿入された補助極４の軸方向両端面
を支持することにより、補助極４の軸方向移動を規制し
ている。なお、第２の係止片６ｄは、第１実施例と同様
に、主磁極２の軸方向端面を支持することで、スプリン
グ部材６に対する主磁極２の軸方向の移動を規制してい
る。
突起部６ｇが設けられ、この突起部６ｇがスプリング部
材６のコの字内部に挿入された補助極４の軸方向両端面
を支持することにより、補助極４の軸方向移動を規制し
ている。なお、第２の係止片６ｄは、第１実施例と同様
に、主磁極２の軸方向端面を支持することで、スプリン
グ部材６に対する主磁極２の軸方向の移動を規制してい
る。
【図１】直流モータの断面図である（第１実施例）。
【図２】スプリング部材の斜視図である（第１実施
例）。
例）。
【図３】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ断面図である。
【図５】スプリング部材の斜視図である（第２実施
例）。
例）。
【図６】直流モータの断面図である（第３実施例）。
【図７】スプリング部材の斜視図である（第３実施
例）。
例）。
【図８】スプリング部材の斜視図である（第４実施
例）。
例）。
【図９】（ａ）はスプリング部材の軸方向正面図、
（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ断面図である。
（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ断面図である。
１ 直流モータ ２ 主磁極（永久磁石） ３ ヨーク ３ａ ヨークの突起部 ４ 補助極（永久磁石） ６ スプリング部材（磁石保持部材） ６Ｂ スプリング部材の側面（磁石保持部材の片） ６ａ スプリング部材の折り曲げ部 ６ｂ 凹部（磁石保持部材の切り欠き部） ６ｃ 第１の係止片（磁石保持部材の係止片） ６ｄ 第２の係止片（磁石保持部材の係止片） ６ｅ 第３の係止片（磁石保持部材の係止片） ７ 鉄片（補助極）
Claims (7)
- 【請求項１】主磁極として複数個の永久磁石をヨーク内
周方向に等間隔に配置し、且つ周方向に隣合う前記主磁
極間にそれぞれ複数の補助極を配置して構成される直流
モータにおいて、 周方向に隣合う前記主磁極間に配され、前記主磁極の周
方向側面に対し弾力を付与する一対の片を有する磁石保
持部材を備え、この磁石保持部材の前記一対の片間に前
記補助極が配されていることを特徴とする直流モータ。 - 【請求項２】前記主磁極は、周方向の両側から前記磁石
保持部材の弾力を受けて所定位置に固定されていること
を特徴とする請求項１に記載した直流モータ。 - 【請求項３】前記磁石保持部材は、弾性を有する平板部
材を略コの字状に折り曲げて形成され、その両側面が前
記一対の片を構成してそれぞれ前記主磁極の周方向側面
に弾力を有して当接するとともに、前記両側面間に前記
補助極を保持し、且つ前記両側面の内径側端部が内側に
折り曲げられ、その折り曲げ部によって前記補助極の内
周面を支持していることを特徴とする請求項１及び２に
記載した直流モータ。 - 【請求項４】前記磁石保持部材は、複数の係止片が設け
られ、これらの係止片により、前記補助極の軸方向端面
を支持する第１の支持部、前記補助極の外周面を支持す
る第２の支持部、及び前記主磁極の軸方向端面を支持す
る第３の支持部を形成していることを特徴とする請求項
１〜３に記載した直流モータ。 - 【請求項５】前記磁石保持部材は、軸方向両端部に切り
欠き部を有し、前記ヨークの内周面に設けられた突起部
に前記切り欠き部を係合させることで、前記ヨークに対
して軸方向及び周方向に位置決めされていることを特徴
とする請求項１〜４に記載した直流モータ。 - 【請求項６】前記補助極として永久磁石を用いることを
特徴とする請求項１〜５に記載した直流モータ。 - 【請求項７】前記補助極として鉄片を用いることを特徴
とする請求項１〜５に記載した直流モータ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06592599A JP3417332B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 直流モータ |
| EP00104825A EP1035629B1 (en) | 1999-03-12 | 2000-03-06 | Permanent magnet pole arrangement of motor |
| DE60029504T DE60029504T2 (de) | 1999-03-12 | 2000-03-06 | Polanordnung eines Motors |
| US09/521,604 US6376956B1 (en) | 1999-03-12 | 2000-03-09 | Permanent magnet pole arrangement of motor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06592599A JP3417332B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 直流モータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000261989A true JP2000261989A (ja) | 2000-09-22 |
| JP3417332B2 JP3417332B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=13301045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06592599A Expired - Lifetime JP3417332B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 直流モータ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6376956B1 (ja) |
| EP (1) | EP1035629B1 (ja) |
| JP (1) | JP3417332B2 (ja) |
| DE (1) | DE60029504T2 (ja) |
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| JP2010041774A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Denso Corp | 磁石界磁型モータ |
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