JPH09107645A - モータマグネット保持構造 - Google Patents
モータマグネット保持構造Info
- Publication number
- JPH09107645A JPH09107645A JP7261754A JP26175495A JPH09107645A JP H09107645 A JPH09107645 A JP H09107645A JP 7261754 A JP7261754 A JP 7261754A JP 26175495 A JP26175495 A JP 26175495A JP H09107645 A JPH09107645 A JP H09107645A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- holding plate
- pieces
- holding
- holding structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Brushless Motors (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はモータマグネット保持構造に関し、
特に、マグネット片を接着することなく円筒状の保持板
に保持させて、ステータ又はロータを形成することを目
的とする。 【解決手段】 本発明によるモータマグネット保持構造
は、弾性を有する保持板(1)と、この保持板(1)の複数の
突片(3a,3b)を介して設けられたマグネット片(10)とを
有し、この保持板(1)を円筒状としてステータ又はロー
タを形成する構成である。
特に、マグネット片を接着することなく円筒状の保持板
に保持させて、ステータ又はロータを形成することを目
的とする。 【解決手段】 本発明によるモータマグネット保持構造
は、弾性を有する保持板(1)と、この保持板(1)の複数の
突片(3a,3b)を介して設けられたマグネット片(10)とを
有し、この保持板(1)を円筒状としてステータ又はロー
タを形成する構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータマグネット
保持構造に関し、特に、マグネット片を接着することな
く円筒状の保持板に保持させて、ステータ又はロータを
形成するための新規な改良に関する。
保持構造に関し、特に、マグネット片を接着することな
く円筒状の保持板に保持させて、ステータ又はロータを
形成するための新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のモータマ
グネット保持構造としては、一般に、治具等で位置決め
し、接着剤で接着する方法、金属の薄肉パイプでかしめ
る方法、樹脂のホルダと金属のばね等により保持する方
法が採用されており、その中でも、接着剤により保持す
る方法が最も多く採用されていた。
グネット保持構造としては、一般に、治具等で位置決め
し、接着剤で接着する方法、金属の薄肉パイプでかしめ
る方法、樹脂のホルダと金属のばね等により保持する方
法が採用されており、その中でも、接着剤により保持す
る方法が最も多く採用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータマグネッ
ト保持構造は、以上のように構成されていたため、次の
ような課題が存在していた。すなわち、接着する場合に
は位置決めの治具が必要となり、接着剤の扱いが難し
く、大量生産時の大きい障害となっていた。また、金属
の薄肉パイプによるかしめ及び樹脂のホルダと金属のば
ねを用いる構成の場合も、部品点数が多くなり、作業工
数を減らすことが極めて困難であった。
ト保持構造は、以上のように構成されていたため、次の
ような課題が存在していた。すなわち、接着する場合に
は位置決めの治具が必要となり、接着剤の扱いが難し
く、大量生産時の大きい障害となっていた。また、金属
の薄肉パイプによるかしめ及び樹脂のホルダと金属のば
ねを用いる構成の場合も、部品点数が多くなり、作業工
数を減らすことが極めて困難であった。
【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、マグネット片を接着するこ
となく円筒状の保持板に保持させて、ステータ又はロー
タを形成するようにしたモータマグネット保持構造を提
供することを目的とする。
めになされたもので、特に、マグネット片を接着するこ
となく円筒状の保持板に保持させて、ステータ又はロー
タを形成するようにしたモータマグネット保持構造を提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によるモータマグ
ネット保持構造は、プレス加工により形成され弾性を有
する保持板と、前記保持板に形成された複数の開口と、
前記開口の縁に形成され曲折された複数の突片と、前記
各突片により前記保持板に保持された複数のマグネット
片とを備え、前記保持板を円筒状とすることにより前記
各マグネット片は前記保持板の内側又は外側に保持され
るようにした構成である。
ネット保持構造は、プレス加工により形成され弾性を有
する保持板と、前記保持板に形成された複数の開口と、
前記開口の縁に形成され曲折された複数の突片と、前記
各突片により前記保持板に保持された複数のマグネット
片とを備え、前記保持板を円筒状とすることにより前記
各マグネット片は前記保持板の内側又は外側に保持され
るようにした構成である。
【０００６】さらに詳細には、前記各突片はＬ型と一型
とからなる構成である。
とからなる構成である。
【０００７】さらに詳細には、前記各マグネット片(3a,
3b)は、円弧形状である構成である。
3b)は、円弧形状である構成である。
【０００８】
【作用】本発明によるモータマグネット保持構造におい
ては、保持板の突片にマグネット片を保持し、この保持
板を円筒状に形成することにより、円筒状の保持板の内
側又は外側にマグネット片を保持した構成を得ることが
できる。従って、このマグネット片を内側に保持すると
ステータとなり、マグネット片を外側に保持するとロー
タとなる。
ては、保持板の突片にマグネット片を保持し、この保持
板を円筒状に形成することにより、円筒状の保持板の内
側又は外側にマグネット片を保持した構成を得ることが
できる。従って、このマグネット片を内側に保持すると
ステータとなり、マグネット片を外側に保持するとロー
タとなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるモ
ータマグネット保持構造の好適な実施の形態について詳
細に説明する。図１において符号１で示されるものはプ
レス加工により打抜き形成され例えば燐青銅のような弾
性材料よりなる帯状の保持板であり、この保持板１には
複数の開口２が形成されている。この開口２の縁には、
複数の突片３ａ，３ｂが一体に曲折されて形成され、各
突片３ａ，３ｂのうち、開口２の軸方向に沿う第１縁２
Ａに形成された突片３ａは図２に示されるようにＬ型に
形成されると共に、開口２の軸方向と直交する周方向に
沿う第２縁２Ｂに形成された突片３ｂは、この保持板１
を図２のように円筒状に形成した場合に一型として放射
方向に形成されている。
ータマグネット保持構造の好適な実施の形態について詳
細に説明する。図１において符号１で示されるものはプ
レス加工により打抜き形成され例えば燐青銅のような弾
性材料よりなる帯状の保持板であり、この保持板１には
複数の開口２が形成されている。この開口２の縁には、
複数の突片３ａ，３ｂが一体に曲折されて形成され、各
突片３ａ，３ｂのうち、開口２の軸方向に沿う第１縁２
Ａに形成された突片３ａは図２に示されるようにＬ型に
形成されると共に、開口２の軸方向と直交する周方向に
沿う第２縁２Ｂに形成された突片３ｂは、この保持板１
を図２のように円筒状に形成した場合に一型として放射
方向に形成されている。
【００１０】次に、前記保持板１を円筒状に丸めて構成
し、周方向の各端部１ａ，１ｂを非接続状態としておく
と、この保持板１自体は拡大する方向に弾性を有し、各
突片３ａ，３ａ間に円弧状のマグネット片１０が装着さ
れる。図２の構成においては、各マグネット片１０が保
持板１の外側に位置する状態で図示しているが、この各
マグネット片１０は１点鎖線で示すように保持板１の内
側に装着される。各マグネット片１０の各側部１０ａは
前記突片３ａにより保持され、このマグネット片１０の
軸方向における両端部１０ｂは前記突片３ｂによって保
持されている。
し、周方向の各端部１ａ，１ｂを非接続状態としておく
と、この保持板１自体は拡大する方向に弾性を有し、各
突片３ａ，３ａ間に円弧状のマグネット片１０が装着さ
れる。図２の構成においては、各マグネット片１０が保
持板１の外側に位置する状態で図示しているが、この各
マグネット片１０は１点鎖線で示すように保持板１の内
側に装着される。各マグネット片１０の各側部１０ａは
前記突片３ａにより保持され、このマグネット片１０の
軸方向における両端部１０ｂは前記突片３ｂによって保
持されている。
【００１１】前記各突片３ａ，３ｂは、何れも保持板１
と一体であるため弾性を有しているため、各突片３ａ，
３ｂを拡開した状態でマグネット片１０を装着すること
により、マグネット片１０は各突片３ａ，３ｂによって
強固に保持される。従って、この保持板１を図示しない
ステータケース内に装着すると保持板１の弾性により保
持板１がステータケース内に付勢を伴って保持され、各
マグネット片１０はステータマグネットとなる。また、
前述の実施例に限ることなく、各突片３ａ，３ｂが図２
と逆に外側に位置するようにして円筒状化することによ
り、各マグネット片１０を保持板１の外側に設けること
ができ、この場合はロータを構成することができる。
と一体であるため弾性を有しているため、各突片３ａ，
３ｂを拡開した状態でマグネット片１０を装着すること
により、マグネット片１０は各突片３ａ，３ｂによって
強固に保持される。従って、この保持板１を図示しない
ステータケース内に装着すると保持板１の弾性により保
持板１がステータケース内に付勢を伴って保持され、各
マグネット片１０はステータマグネットとなる。また、
前述の実施例に限ることなく、各突片３ａ，３ｂが図２
と逆に外側に位置するようにして円筒状化することによ
り、各マグネット片１０を保持板１の外側に設けること
ができ、この場合はロータを構成することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によるモータマグネット保持構造
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、ステータ又はロータに
接着剤を用いることなく突片のみでマグネット片を装着
することができるため、マグネット片の装着が極めて容
易となり、ステータ又はロータの組立を従来よりも大幅
に容易化するものである。また、保持板がばね性を有し
ているため、寸法のバラツキを吸収することができ、マ
グネット片とケース間のガタつきを除去することができ
る。各マグネット片間にはキャップ等がないため、ギャ
ップを小さくして磁束を大とすることができる。
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、ステータ又はロータに
接着剤を用いることなく突片のみでマグネット片を装着
することができるため、マグネット片の装着が極めて容
易となり、ステータ又はロータの組立を従来よりも大幅
に容易化するものである。また、保持板がばね性を有し
ているため、寸法のバラツキを吸収することができ、マ
グネット片とケース間のガタつきを除去することができ
る。各マグネット片間にはキャップ等がないため、ギャ
ップを小さくして磁束を大とすることができる。
【図１】本発明によるモータマグネット保持構造におけ
る保持板を示す構成図である。
る保持板を示す構成図である。
【図２】保持板とマグネット片を示す構成図である。
【図３】マグネット片を示す斜視図である。
１ 保持板 ２ 開口 ２Ａ，２Ｂ 縁 ３ａ，３ｂ 突片 １０ マグネット片
Claims (3)
- 【請求項１】 プレス加工により形成され弾性を有する
保持板(1)と、前記保持板(1)に形成された複数の開口
(2)と、前記開口(2)の縁(2A,2B)に形成され曲折された
複数の突片(3a,3b)と、前記各突片(3a,3b)により前記保
持板(1)に保持された複数のマグネット片(10)とを備
え、前記保持板(1)を円筒状とすることにより前記各マ
グネット片(10)は前記保持板(1)の内側又は外側に保持
される構成としたことを特徴とするモータマグネット保
持構造。 - 【請求項２】 前記各突片(3a,3b)はＬ型と一型とから
なることを特徴とする請求項１記載のモータマグネット
保持構造。 - 【請求項３】 前記各マグネット片(3a,3b)は、円弧形
状であることを特徴とする請求項１又は２記載のモータ
マグネット保持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7261754A JPH09107645A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | モータマグネット保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7261754A JPH09107645A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | モータマグネット保持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09107645A true JPH09107645A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17366248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7261754A Pending JPH09107645A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | モータマグネット保持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09107645A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11187627A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-09 | Honda Motor Co Ltd | ステータ用磁石材料の位置決め治具 |
| EP1300922A1 (de) * | 2001-10-02 | 2003-04-09 | Robert Bosch Gmbh | Gleichstrommaschine und Verfahren zum Befestigen von Magneten an einem Polgehäuse einer Gleichstrommaschine |
| JP2004282951A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP7261754A patent/JPH09107645A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11187627A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-09 | Honda Motor Co Ltd | ステータ用磁石材料の位置決め治具 |
| EP1300922A1 (de) * | 2001-10-02 | 2003-04-09 | Robert Bosch Gmbh | Gleichstrommaschine und Verfahren zum Befestigen von Magneten an einem Polgehäuse einer Gleichstrommaschine |
| JP2004282951A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031224 |