JP2000253614A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2000253614A
JP2000253614A JP11049243A JP4924399A JP2000253614A JP 2000253614 A JP2000253614 A JP 2000253614A JP 11049243 A JP11049243 A JP 11049243A JP 4924399 A JP4924399 A JP 4924399A JP 2000253614 A JP2000253614 A JP 2000253614A
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JP
Japan
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bearing
stopper
spindle motor
bearing housing
groove
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Application number
JP11049243A
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English (en)
Inventor
Junichi Kiyohara
純一 清原
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、軸受に含浸された潤滑油が高速回
転時にもモータ内部に漏出しないようにした、スピンド
ルモータを提供することを目的とする。 【解決手段】 軸受ハウジング17内に設けられた含浸
軸受12と、この軸受内に装着された回転軸24により
回転可能に支持されたロータ20と、軸受ハウジングの
周囲に設けられたステータ11と、を含んでおり、上記
回転軸の一端が、上記軸受の一側にて、軸受ハウジング
内で、スラストボード18に当接することにより、スラ
スト方向に支持されている、スピンドルモータ10にお
いて、上記回転軸が、軸方向に関して、上記軸受の他側
付近にて、上記軸受ハウジングのモータ内に開口した他
側にて実質的に液密的に備えられたストッパ部25Aに
より、スラスト方向に移動しないように、支持されるよ
うに、スピンドルモータ10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディスク状
媒体を回転駆動するためのスピンドルモータに関し、特
にロータを回転可能に支持する含浸軸受を備えたスピン
ドルモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなスピンドルモータは、
例えば図4に示すように構成されている。即ち、図4に
おいて、スピンドルモータ1は、ステータ2と、ステー
タ2に設けられた軸受3により回転可能に支持されたロ
ータ4と、ロータ4の回転軸の上端に取り付けられたタ
ーンテーブル5と、から構成されている。
【0003】ステータ2は、鉄製のプレート2aと、こ
のプレート2a上に設けられたステータ基板2bと、ス
テータ基板2b上に円環状に配設されたコア2cと、コ
ア2cに巻回されたコイル2dと、を含んでいる。
【0004】上記軸受3は、潤滑油を含浸させた焼結軸
受であって、上記ステータ2のコア2cの円環状の中心
位置にて、軸受ハウジング3aを介して、上記プレート
2a及びステータ基板2bを貫通するように、プレート
2aに対して垂直に固定されている。
【0005】これに対して、ロータ4は、一端が開放し
た中空円筒状のロータヨーク4aと、ロータヨーク4a
の内周面に沿って取り付けられたロータマグネット4b
と、ロータヨーク4aの中心に固定保持されたブッシュ
4cと、ブッシュ4cに取り付けられた回転軸4dと、
から構成されている。
【0006】上記回転軸4dは、軸受3に装着される
際、軸方向に沿って移動しないように、図面にて下端
が、軸受ハウジング3aの下端に取り付けらたスラスト
ボード3bに対して、スラストワッシャ3cを介して当
接すると共に、軸受3の下端付近にて、回転軸4dの周
囲に取り付けられたストッパ6が、軸受ハウジング3a
の下端に対して下方から当接するようになっている。
【0007】尚、上記ターンテーブル5は、公知の構成
であって、例えばCDやCD−ROMを固定保持するよ
うに構成されている。
【0008】このように構成されたスピンドルモータ1
によれば、ステータ2のコイル2dを駆動制御すると、
コイル2dに発生する磁界が、ロータマグネット4bの
磁界と相互に作用することにより、回転軸4dが軸受ハ
ウジング3a内で回転し、ロータ4が回転駆動されるこ
とになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年スピン
ドルモータの回転数が上昇する傾向にあり、現在では1
万回転/分以上のものも少なくない。ここで、上記構成
のスピンドルモータ1においては、高速回転時には、軸
受3に含浸された潤滑油が、遠心力により軸受3の表面
に浸出してしまい、ロータ4の内部に漏出することがあ
る。このため、モータ内部に潤滑油が散乱することにな
り、スピンドルモータ1の寿命が短くなってしまうとい
う問題があった。
【0010】本発明は、以上の点に鑑み、軸受に含浸さ
れた潤滑油が高速回転時にもモータ内部に漏出しないよ
うにした、スピンドルモータを提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、軸受ハウジング内に設けられた含浸軸受と、この
軸受内に装着された回転軸により回転可能に支持された
ロータと、軸受ハウジングの周囲に設けられたステータ
と、を含んでおり、上記回転軸の一端が、上記軸受の一
側にて、軸受ハウジング内で、スラストボードに当接す
ることにより、スラスト方向に支持されている、スピン
ドルモータにおいて、上記回転軸が、軸方向に関して、
上記軸受の他側付近にて、上記軸受ハウジングのモータ
内に開口した他側にて実質的に液密的に備えられたスト
ッパ部により、スラスト方向に移動しないように、支持
されていることを特徴とする、スピンドルモータによ
り、達成される。
【0012】本発明によるスピンドルモータは、好まし
くは、上記ストッパ部が、上記回転軸外周に、軸方向に
関して、上記軸受の他側付近にて円周方向に沿って形成
された第一の溝と、上記軸受ハウジングの内周に、軸方
向に関して、上記第一の溝より軸受の外側にて円周方向
に沿って形成された第二の溝と、上記第一の溝内に内周
縁が係合し且つ上記第二の溝内に外周縁が係合するよう
に、半径方向に段差を備えたほぼ円板状に形成されたス
トッパと、から構成されている。
【0013】本発明によるスピンドルモータは、好まし
くは、上記ストッパの内周縁が、第一の溝内に嵌入する
爪部を備えている。
【0014】本発明によるスピンドルモータは、好まし
くは、上記ストッパの内周縁の爪部が、肉薄に形成され
ている。
【0015】本発明によるスピンドルモータは、好まし
くは、上記ストッパ部が、上記回転軸外周に、軸方向に
関して、上記軸受の他側付近に取り付けられた環状のス
トッパカラーと、上記ストッパカラーに対して上記回転
軸の他端側から当接するように、上記軸受ハウジングの
モータ内に開口した他側に取り付けられた環状のストッ
パリングと、から構成されている。
【0016】上記構成によれば、ロータの回転軸は、そ
の一端が軸受の一側にてスラストボードによりスラスト
方向に支持されると共に、軸受の他側にてストッパ部に
より、例えば回転軸及び軸受ハウジングに対して装着さ
れたストッパが軸受の端面に当接し、あるいは軸受ハウ
ジングに取り付けられたストッパリングの内縁が回転軸
に備えられたストッパカラーの端面に当接することによ
り、スラスト方向に移動しないように位置決めされ、保
持され得ることになる。
【0017】この場合、ストッパ部が、軸受ハウジング
の他側にて液密的に備えられていることにより、軸受ス
トッパ部によって軸受ハウジング内に密封されることに
なる。従って、ロータが高速回転するとき、軸受に含浸
された潤滑油が浸出したとしても、この潤滑油が軸受ハ
ウジングから外部に漏出するようなことがない。これに
より、潤滑油がモータ内部に散乱して、モータの寿命が
短くなることが、確実に阻止され得ることになる。
【0018】上記ストッパ部が、上記回転軸外周に、軸
方向に関して、上記軸受の他側付近にて円周方向に沿っ
て形成された第一の溝と、上記軸受ハウジングの内周
に、軸方向に関して、上記第一の溝より軸受の外側にて
円周方向に沿って形成された第二の溝と、上記第一の溝
内に内周縁が係合し且つ上記第二の溝内に外周縁が係合
するように、半径方向に段差を備えたほぼ円板状に形成
されたストッパと、から構成されている場合には、スト
ッパが、その内周縁が回転軸に設けられた第一の溝内に
係合し、その外周縁が軸受ハウジングに設けられた第二
の溝内に係合することにより、軸受がストッパによって
軸受ハウジング内に密封されることになる。
【0019】上記ストッパの内周縁が、第一の溝内に嵌
入する爪部を備えており、さらに上記ストッパの内周縁
の爪部が、肉薄に形成されている場合には、ストッパの
内周縁を回転軸の第一の溝内に挿入する際、上記爪部が
変形することによって、容易に挿入が行なわれ得る。
【0020】上記ストッパ部が、上記回転軸外周に、軸
方向に関して、上記軸受の他側付近に取り付けられた環
状のストッパカラーと、上記ストッパカラーに対して上
記回転軸の他端側から当接するように、上記軸受ハウジ
ングのモータ内に開口した他側に取り付けられた環状の
ストッパリングと、から構成されている場合には、スト
ッパリングが、その内周縁が回転軸に設けられたストッ
パカラーの端面に当接することになり、軸受がストッパ
部によって軸受ハウジング内に密封されることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
るスピンドルモータの第一の実施形態の構成を示してい
る。図1において、スピンドルモータ10は、ステータ
11と、ステータ11に設けられた軸受12により回転
可能に支持されたロータ20と、ロータ20の回転軸の
上端に取り付けられたターンテーブル30と、から構成
されている。
【0022】ステータ11は、鉄製のプレート13と、
このプレート13上に設けられた例えば紙フェノール製
のステータ基板14と、ステータ基板14上に円環状に
配設された例えばケイ素鋼板から成るコア15と、コア
15に巻回されたコイル16と、を含んでいる。
【0023】上記軸受12は、潤滑油を含浸させた焼結
軸受であって、上記ステータ11のコア15の円環状の
中心位置にて、例えば真鍮製の軸受ハウジング17を介
して、上記プレート13及びステータ基板14を貫通す
るように、プレート13に対して垂直に固定されてい
る。
【0024】これに対して、ロータ20は、一端が開放
した中空円筒状の例えば鉄板から成るロータヨーク21
と、ロータヨーク21の内周面に沿って取り付けられた
ロータマグネット22と、ロータヨーク21の中心に固
定保持された例えば真鍮製のブッシュ23と、ブッシュ
23に取り付けられた例えばステンレス鋼製の回転軸2
4と、から構成されている。
【0025】上記ロータヨーク21は、一端が開放した
中空円筒状に形成されており、円筒状の内周面に沿って
円周方向に、ロータマグネット22が接着等により固定
されている。上記ロータマグネット22は、永久磁石に
より構成され、または円周方向に関して適宜に着磁され
ている。
【0026】上記回転軸24は、上記ブッシュ23内に
圧入等により挿通され、固定保持されている。
【0027】さらに、上記回転軸24は、ステータ11
に軸受ハウジング17を介して支持された軸受12に装
着される際、軸方向に沿って移動しないように、図面に
て下端が、軸受ハウジング17の下端にカシメ等により
取り付けらた例えば鉄板製のスラストボード18に対し
て、例えばナイロン製のスラストワッシャ19を介して
当接するようになっている。
【0028】上記ターンテーブル30は、公知の構成で
あって、例えばCDやCD−ROMを固定保持するよう
に構成されている。
【0029】以上の構成は、図3に示した従来のスピン
ドルモータ1とほぼ同様の構成であるが、本発明による
スピンドルモータ10においては、以下の点で異なる構
成になっている。即ち、上記回転軸24は、軸受12の
上端付近にて、ストッパ部25Aにより、軸受ハウジン
グ17に対してスラスト方向に位置決めされている。
【0030】このストッパ部25Aを構成するストッパ
25は、例えば樹脂により構成され、図2に示すよう
に、円環状に形成されていると共に、その内周縁から内
側に突出する爪部25aと、その外周縁から上方に段差
を有して外側に突出する凸部25bを備えている。これ
により、ストッパ25は、その半径方向の断面にて、外
縁付近がクランク状に形成されることになる。
【0031】これに対して、回転軸24は、軸受12の
上端付近にて、円周方向に沿って延びる第一の溝24a
が形成されており、また軸受ハウジング17は、軸受1
2の上端より僅かに上方にて、円周方向に沿って延びる
第二の溝17aが形成されている。
【0032】これにより、上記ストッパ25は、その内
周縁の爪部25aが、回転軸24の第一の溝24a内に
係合し、外周縁の凸部25bが、軸受ハウジング17の
第二の溝17a内に係合して、ストッパ25の下面が軸
受12の上端面に対して例えば0.2mm以下の間隔で
当接することにより、ストッパ部25Aを構成すること
になり、回転軸24をスラスト方向に関して位置決め
し、保持すると共に、軸受12を軸受ハウジング17内
に密封するようになっている。
【0033】尚、上記ストッパ25の内周縁が、第一の
溝24a内に嵌入する爪部25aを備えており、さらに
上記ストッパ25の内周縁の爪部25aが、肉薄に形成
されることにより、ストッパの内周縁を回転軸24の第
一の溝24a内に挿入する際、上記爪部25aが変形す
ることによって、容易に挿入が行なわれ得るように構成
されている。
【0034】本発明実施形態によるスピンドルモータ1
0は、以上のように構成されており、以下のようにして
動作する。スピンドルモータ10は、ステータ11のコ
イル16を駆動制御することによって、コイル16に発
生する磁界が、ロータマグネット22の磁界と相互に作
用することにより、回転軸24が軸受ハウジング17内
で回転し、ロータ20が回転駆動されることになる。
【0035】この場合、ストッパ25は、その内周縁の
爪部25aが回転軸24に設けられた第一の溝24a内
に係合し、その外周縁の凸部25bが軸受ハウジング1
7に設けられた第二の溝17a内に係合する。これによ
り、軸受12は、ストッパ25によって軸受ハウジング
17内に密封されることになる。従って、ロータ20が
高速回転するときに、軸受12に含浸された潤滑油が浸
出したとしても、この潤滑油がストッパ部25Aを構成
するストッパ25によって軸受ハウジング17から外部
に漏出することが阻止される。これにより、潤滑油がモ
ータ内部に散乱して、モータの寿命が短くなることが、
確実に阻止され得ることになる。
【0036】図3は、本発明によるスピンドルモータの
第二の実施形態の構成を示している。図3において、ス
ピンドルモータ40は、図1に示したスピンドルモータ
10とほぼ同様に構成されており、以下の点でのみ異な
る構成になっている。即ち、図1に示したストッパ部2
5Aの構成は、スピンドルモータ40においては、回転
軸24は、第一の溝24aを備えておらず、さらにスト
ッパ25の代わりに、回転軸24の周囲に固定された環
状のストッパカラー41を備えている。これに対して、
軸受ハウジング17は、その上端付近の内面に第二の溝
17aを備えておらず、その上端に取り付けられた環状
のストッパリング42を備えている。これにより、回転
軸24の周囲に取り付けられたストッパカラー41が、
軸受ハウジング17の上端に取り付けられたストッパリ
ング42に対して下方から当接することにより、ストッ
パ部Aを構成することになる。
【0037】図3の実施形態においては、上記軸受ハウ
ジング17の内周面とストッパカラー41との外終縁と
が空間を設けて図示されているが、例えば0.2mm以
下に構成されることにより回転軸24の回転に支障無
く、さらにストッパカラー41の外周縁の上面を覆うよ
うにストッパリング42の内周縁が構成されていること
により、回転軸24をスラスト方向に関して位置決め
し、保持すると共に、軸受12を軸受ハウジング17内
に密封するようになっている。
【0038】このように構成されたスピンドルモータ4
0によれば、図1に示したスピンドルモータ10とほぼ
同様に動作すると共に、上述したように、ストッパ部2
5Aを構成する、軸受ハウジング17の上端に取り付け
られた環状のストッパリング42の内縁が、その全周に
亘って、回転軸24に取り付けられたストッパカラー4
1の上端面に当接する。これにより、軸受12は、スト
ッパカラー41及びストッパリング42によって軸受ハ
ウジング17内に密封されることになる。従って、ロー
タ20が高速回転するときに、軸受12に含浸された潤
滑油が浸出したとしても、この潤滑油がストッパカラー
41及びストッパリング42によって軸受ハウジング1
7から外部に漏出することが阻止される。これにより、
潤滑油がモータ内部に散乱して、モータの寿命が短くな
ることが、確実に阻止され得ることになる。
【0039】尚、上記実施形態においては、軸受12
は、含浸焼結軸受として構成されているが、潤滑油を含
浸させた含浸軸受であれば、他の種類の軸受であっても
よいことは明らかである。
【0040】さらに、上記実施形態においては、CDま
たはCD−ROMを回転駆動させるためのスピンドルモ
ータ10について説明したが、これに限らず、他のディ
スク状媒体を回転駆動させるためのスピンドルモータに
本発明を適用し得ることは明らかである。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロ
ータの回転軸は、その一端が軸受の一側にてスラストボ
ードによりスラスト方向に支持されると共に、軸受の他
側にストッパ部により、例えば回転軸及び軸受ハウジン
グに対して装着されたストッパが軸受の端面に当接し、
あるいは軸受ハウジングに取り付けられたストッパリン
グの内縁が回転軸に備えられたストッパカラーの端面に
当接することにより、スラスト方向に移動しないように
位置決めされ、保持され得ることになる。
【0042】この場合、ストッパ部が、軸受ハウジング
の他側にて液密的に備えられていることにより、軸受が
ストッパ部によって軸受ハウジング内に密封されること
になる。従って、ロータが高速回転するとき、軸受に含
浸された潤滑油が浸出したとしても、この潤滑油が軸受
ハウジングから外部に漏出するようなことがない。これ
により、潤滑油がモータ内部に散乱して、モータの寿命
が短くなることが、確実に阻止され得ることになる。
【0043】かくして、本発明によれば、軸受に含浸さ
れた潤滑油が高速回転時にもモータ内部に漏出しないよ
うにした、極めて優れたスピンドルモータが提供され得
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスピンドルモータの第一の実施形
態の構成を示す概略断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータにおけるストッパの平
面図である。
【図3】本発明によるスピンドルモータの第二の実施形
態の構成を示す概略断面図である。
【図4】従来のスピンドルモータの一例の構成を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
10,40 スピンドルモータ 11 ステータ 12 軸受 13 プレート 14 ステータ基板 15 コア 16 コイル 17 軸受ハウジング 17a 第二の溝 18 スラストボード 19 スラストワッシャ 20 ロータ 21 ロータヨーク 22 ロータマグネット 23 ブッシュ 24 回転軸 24a 第一の溝 25A ストッパ部 25 ストッパ 25a 爪部 25b 凸部 30 ターンテーブル 41 ストッパカラー 42 ストッパリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受ハウジング内に設けられた含浸軸受
    と、この軸受内に装着された回転軸により回転可能に支
    持されたロータと、軸受ハウジングの周囲に設けられた
    ステータと、を含んでおり、 上記回転軸の一端が、上記軸受の一側にて、軸受ハウジ
    ング内で、スラストボードに当接することにより、スラ
    スト方向に支持されている、スピンドルモータにおい
    て、 上記回転軸が、軸方向に関して、上記軸受の他側付近に
    て、上記軸受ハウジングのモータ内に開口した他側にて
    実質的に液密的に備えられたストッパ部により、スラス
    ト方向に移動しないように、支持されていることを特徴
    とする、スピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 上記ストッパ部が、 上記回転軸外周に、軸方向に関して、上記軸受の他側付
    近にて円周方向に沿って形成された第一の溝と、 上記軸受ハウジングの内周に、軸方向に関して、上記第
    一の溝より軸受の外側にて円周方向に沿って形成された
    第二の溝と、 上記第一の溝内に内周縁が係合し且つ上記第二の溝内に
    外周縁が係合するように、半径方向に段差を備えたほぼ
    円板状に形成されたストッパと、から構成されているこ
    とを特徴とする、スピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 上記ストッパの内周縁が、第一の溝内に
    嵌入する爪部を備えていることを特徴とする、請求項2
    に記載のスピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 上記ストッパの内周縁の爪部が、肉薄に
    形成されていることを特徴とする、請求項3に記載のス
    ピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 上記ストッパ部が、 上記回転軸外周に、軸方向に関して、上記軸受の他側付
    近に取り付けられた環状のストッパカラーと、 上記ストッパカラーに対して上記回転軸の他端側から当
    接するように、上記軸受ハウジングのモータ内に開口し
    た他側に取り付けられた環状のストッパリングと、から
    構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のス
    ピンドルモータ。
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