JP2583346Y2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP2583346Y2
JP2583346Y2 JP2283893U JP2283893U JP2583346Y2 JP 2583346 Y2 JP2583346 Y2 JP 2583346Y2 JP 2283893 U JP2283893 U JP 2283893U JP 2283893 U JP2283893 U JP 2283893U JP 2583346 Y2 JP2583346 Y2 JP 2583346Y2
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JP
Japan
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hub
disk
drive
drive roller
sintered metal
Prior art date
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JP2283893U
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JPH0684540U (ja
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誠昭 尾形
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フロッピーディスクド
ライブ装置等に用いられるディスク駆動装置に関するも
ので、特にその駆動ピンの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクドライブ装置等で
は、ハブ台と、このハブ台から突出し、ハブ台に載せら
れるディスクハブの係合孔に係合してディスクのポジシ
ョニング及びディスクの回転駆動を行う駆動ピンとを有
してなるディスク駆動装置が用いられる。図3は従来の
ディスク駆動装置の例を示す。図3において、ハウジン
グ1の中心部の円筒部にはボールベアリング2が嵌めら
れ、ボールベアリング2によってスピンドル3が回転自
在に支持されている。ハウジング1には図示されないモ
ータのステータが組み付けられ、スピンドル3の下端部
には図示されないモータのロータが一体に取付けられ、
スピンドル3が回転駆動されるようになっている。
【0003】スピンドル3の上端部にはプラスチックマ
グネットによってハブ台4が一体成形されている。ハブ
台4のボールベアリング2との対向部にはスピンドル3
を囲むようにして突部5が形成されている。ハブ台4の
下面側には板ばね19が取付けられ、板ばね19には駆
動ピン20が取付けられている。駆動ピン20は、板ば
ね19に固定された支持軸9と、支持軸9によって回転
自在に支持された駆動ローラ18とを有してなる。駆動
ローラ18はその軸線を中心として回転する。駆動ロー
ラ18はハブ台4の孔を空間的余裕をもって貫通し、ハ
ブ台4の上面側に突出している。ハブ台4の上面には、
フイルム状の滑り部材7が貼り付けられている。ハブ台
4は着磁され、ハブ台4に載せられるディスクハブを磁
気的に吸着するようになっている。
【0004】ハブ台4の上面にはディスクハブが載せら
れ、ディスクハブの中心孔にスピンドル3の上端部が係
合し、ディスクハブの係合孔に駆動ピン20が係合す
る。板ばね19の弾力で駆動ピン20がディスクハブを
ハブ台4上にポジショニングし、かつ、スピンドル3と
共にハブ台4が回転駆動されることによってディスクハ
ブ及びこれと一体のディスクを回転駆動する。
【0005】上記駆動ピン20を構成する支持軸9はス
テンレス鋼などからなり、駆動ローラ18は例えば工具
用炭素鋼などからなり、何れもレース加工によって作ら
れている。そして、駆動ローラ18は外周のみならず支
持軸9と摺接する内周の表面粗度を良くするためにバレ
ル処理され、また、駆動ローラの回転を滑らかにするた
めに軸9との間にオイルを塗布している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】以上説明した従来のデ
ィスク駆動装置によれば、駆動ピン20を構成する駆動
ローラ18がレース材であるため、回転を滑らかにする
ために支持軸9との間にオイルを塗布する必要がある。
もしオイルを塗布しないとすれば、駆動ローラ18の回
転が不円滑になり、ハブ台4に対するディスクハブの位
置決めが円滑に行われず、ポジショニング精度も低下す
ることになる。また、レース材はそれ自体コストが高
く、さらに表面粗度を良好にするためにバレル処理する
必要があることからもコスト高になるという難点があ
る。
【0007】本考案は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、駆動ローラにオイルを
塗布しなくても回転が滑らかであり、駆動ローラ自体の
コストが安く、かつ、もともと表面粗度が良好で、表面
粗度を改善するためのバレル処理を不要にすることがで
きるディスク駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、ハブ台
と、このハブ台から突出し、ハブ台に載せられるディス
クハブの係合孔に係合してディスクの位置出し及びディ
スクの回転駆動を行う駆動ピンとを有し、上記駆動ピン
が、その軸線を中心に回転自在に支持された駆動ローラ
を有してなるディスク駆動装置において、上記駆動ロー
ラを、非含油焼結メタルとした。非含油焼結メタルを、
鉄系焼結メタルとすればなおよい。
【0009】
【作用】非含油焼結メタルはもともと軸との摺接面が滑
らかであり、潤滑のためのオイルは不要である。非含油
焼結メタルをはじめとする焼結メタルは表面粗度が良好
であり、バレル処理などは不要である。非含油焼結メタ
ルを鉄系焼結メタルとすれば、硬度を確保するのに有利
である。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案にかかるデ
ィスク駆動装置の実施例について説明する。なお、図3
に示す従来例と同じ構成部分には共通の符号を用いて説
明する。図1において、ハウジング1の中心部の円筒部
には2個のボールベアリング2,2が上下に嵌められ、
ボールベアリング2,2によってスピンドル3が回転自
在に支持されている。ハウジング1にはスペーサ11の
介在のもとにステータコア12が組み付けられ、ステー
タコア12に形成された適宜数の突極には駆動コイル1
4が巻回されている。スピンドル3の下端部には扁平な
カップ状のロータケース15が一体に取付けられ、ロー
タケース15の周壁内周面にはロータマグネット16が
固着されている。ロータマグネット16の内周面は上記
各突極と適宜の間隙をおいて対向し、ロータマグネット
16の回転位置に応じて各突極の駆動コイル14への通
電が切り換えられることにより、ロータマグネット16
及びこれと一体のロータケース15とスピンドル3が回
転駆動されるようになっている。
【0011】スピンドル3の上端部にはプラスチックマ
グネットによってハブ台4が一体成形されている。ハブ
台4のボールベアリング2との対向部にはスピンドル3
を囲むようにして突部5が形成されている。ハブ台4の
下面側には板ばね19が取付けられ、板ばね19には駆
動ピン10が取付けられている。駆動ピン10は、板ば
ね19に固定された支持軸9と、この支持軸9によって
回転自在に支持された駆動ローラ8とを有してなる。駆
動ローラ8はその軸線を中心として回転する。駆動ロー
ラ8はハブ台4の孔を空間的余裕をもって貫通し、ハブ
台4の上面側に突出している。ハブ台4の上面には、フ
イルム状の滑り部材7が貼り付けられている。ハブ台4
は着磁され、ハブ台4に載せられるディスクハブを磁気
的に吸着するようになっている。
【0012】上記駆動ローラ8は、従来のディスク駆動
装置の駆動ローラと異なり、焼結メタルからなる。しか
も、軸受として用いられる一般の焼結メタルと異なり油
を含まない非含油焼結メタルである。駆動ローラ8はそ
の硬度を確保するために、鉄系の焼結メタルとするのが
望ましい。
【0013】図2に詳細に示すように、ハブ台4の前記
突部5は軸受の内輪に当接するものであるが、その内周
側がスピンドル3の周面に沿って円周溝状に除去される
ことによりいわゆるネッキング6が形成されている。
【0014】ハブ台4の上面にはディスクハブが載せら
れ、ディスクハブの中心孔にスピンドル3の上端部が係
合し、ディスクハブの係合孔に駆動ピン10が係合す
る。ハブ台4が回転駆動され、ディスクハブの係合孔に
駆動ピン10が一致したとき、周知のように板ばね19
の弾力で駆動ピン10がディスクハブの係合孔に飛込
み、かつ、板ばね19の弾力で駆動ピン10がディスク
ハブをハブ台4上に位置決めする。そして、スピンドル
3と共にハブ台4が回転駆動されることによってディス
クハブ及びこれと一体のディスクが回転駆動される。
【0015】以上説明したように、駆動ピン10を構成
する駆動ローラ8は非含油焼結メタルからなるため、そ
の支持軸9に対する回転が滑らかになり、支持軸との摺
接面にオイルを塗布する必要がなくなる。また、駆動ピ
ン10の回転が滑らかなため、小さなポジショニングト
ルクで足り、ディスクハブのチャッキング特性が向上す
る利点がある。さらに、焼結メタル自体のコストはレー
ス材に比べて安いし、もともと表面粗度も良好なため、
表面粗度を良くするためのバレル処理などは不要であ
り、この点からもコストの低廉化を図ることができる。
駆動ローラ8を鉄系の焼結メタルにすれば、硬度確保の
上からより好ましい駆動ローラにすることができる。
【0016】ところで、図3に示す従来例のように、ス
ピンドル3とハブ台4とをプラスチックで一体成形した
場合、ハブ台4とスピンドル3との境界部分にバリが生
じやすい。特に、図3に符号4aで示すようにボールベ
アリング2との対向面側にバリが生じると、このバリと
ボールベアリング2とが干渉し、ハブ台が浮くとか、経
時的にバリがつぶれてハブ4の高さが変動するとか、バ
リがボールベアリング内部にもぐり込んでハブ台4の面
振れ、スピンドル3の芯振れを生じる、というような問
題がある。
【0017】その点、前記本考案の実施例によれば、ハ
ブ台4の突部5の内周側にネッキング6を形成したた
め、図2に示すように、ハブ台4とスピンドル3との境
界部分にバリ4aが生じても、ネッキング6がバリ4a
に対する逃げとなり、バリ4aとボールベアリング2と
が干渉することがなく、上に述べたような様々な問題を
解消することができる。このように、ネッキング6はバ
リ4aに対する逃げとなるものであるから、ネッキング
6の深さDはバリ4aの高さと同じか、又はバリ4aの
高さよりも大きくするのが望ましい。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、駆動ピンを構成する駆
動ローラは非含油焼結メタルからなるため、回転が滑ら
かになり、オイルを塗布する必要がなくなる。また、駆
動ピンの回転が滑らかなため、小さなポジショニングト
ルクで足り、ディスクハブのチャッキング特性が向上す
る利点がある。さらに、焼結メタル自体のコストはレー
ス材に比べて安いし、もともと表面粗度も良好なため、
表面粗度を良くするためのバレル処理などは不要であ
り、この点からもコストの低廉化を図ることができる。
駆動ローラを鉄系の焼結メタルにすれば、硬度確保の上
からより好ましい駆動ローラを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるディスク駆動装置の実施例を示
す断面図である。
【図2】同上実施例のスピンドルとハブ台との結合部の
拡大断面図である。
【図3】従来のディスク駆動装置の要部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
4 ハブ台 8 駆動ローラ 10 駆動ピン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ台と、このハブ台から突出し、ハブ
    台に載せられるディスクハブの係合孔に係合してディス
    クの位置出し及びディスクの回転駆動を行う駆動ピンと
    を有し、上記駆動ピンは、その軸線を中心に回転自在に
    支持された駆動ローラを有してなるディスク駆動装置に
    おいて、上記駆動ローラは、非含油焼結メタルからなる
    ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 非含油焼結メタルは、鉄系焼結メタルで
    ある請求項1記載のディスク駆動装置。
JP2283893U 1993-04-06 1993-04-06 ディスク駆動装置 Expired - Lifetime JP2583346Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2283893U JP2583346Y2 (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ディスク駆動装置

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JP2283893U JP2583346Y2 (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ディスク駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0684540U JPH0684540U (ja) 1994-12-02
JP2583346Y2 true JP2583346Y2 (ja) 1998-10-22

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