JP2000249561A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2000249561A
JP2000249561A JP11055012A JP5501299A JP2000249561A JP 2000249561 A JP2000249561 A JP 2000249561A JP 11055012 A JP11055012 A JP 11055012A JP 5501299 A JP5501299 A JP 5501299A JP 2000249561 A JP2000249561 A JP 2000249561A
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velocity sensor
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Jiro Terada
二郎 寺田
Masami Tamura
雅巳 田村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
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  • Gyroscopes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大振幅で線形動作に近い振動が得られると同
時に高感度化が達成可能である角速度センサを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 振動を与えるための駆動電極2,3,4,
5を備えた慣性変換部およびコリオリ力検出部として検
出電極9,10を備えた振動子としての音叉11が、A
BO3で表わされるペロブスカイト型結晶構造である圧
電体からなり、前記圧電体には0.5重量%のMnO2
が添加されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多結晶圧電体を用い
た角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の角速度センサとして、単結晶圧電
体をコの字状の音叉に加工し、この音叉に駆動電極と検
出電極を設けたものが知られている。この例としては、
特開平6−258333号公報が知られている。この角
速度センサは、単一の駆動電源から駆動電極に電圧を供
給し、検出電極より角速度信号を検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記角速度センサは、
検出感度の向上のためには大きな電力を投入し、大きな
振動振幅を発生させなければならない。したがって、ど
うしても圧電体の特性の安定した線形な動作領域を超
え、振動振幅の大きくなる(振動による変位量の安定し
ない)圧電体の非線形な動作領域を使用せざるを得ない
といった課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、振動による慣性変換部およびコリオリ力検
出部としての振動子が、ABO3で表わされるペロブス
カイト型結晶構造である圧電体からなり、前記圧電体に
は0.5重量%のMnO2が添加されたことを特徴とす
るものである。この構成により、大振幅で線形動作に近
い振動が得られると同時に高感度化が達成される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、振動による慣性変換部およびコリオリ力検出部とし
ての振動子が、ABO3で表わされるペロブスカイト型
結晶構造である圧電体からなり、前記圧電体には0.5
重量%のMnO2が添加されているため、圧電定数が大
きく変化せずに機械的品質係数(Qm)、電気機械結合
係数(Kp)を大きくできる。これにより、大振幅で線
形動作に近い振動が得られると同時に高感度化が達成さ
れるといった作用を有する。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、圧電体には0.1重量%以上1.0重
量%以下のAl23が添加されているため、機械的品質
係数(Qm)の増加に対しても大きな電気機械的結合係
数(Kp)が維持できる。これにより、より大振幅で駆
動しても線形動作が保たれると同時に高感度化が達成さ
れるといった作用を有する。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、圧電体には0.1重量%以上0.28
2重量%以下のCr23が添加されているため、機械的
品質係数(Qm)のさらなる増加に対しても大きな電気
機械的結合係数(Kp)が維持できる。これにより、圧
電体の振幅のさらなる増加に伴う軟化現象の開始する閾
値を引き上げ、非線形動作が開始するレベルもより引き
上げられ、より大振幅で駆動しても線形動作が保たれる
と同時に高感度化が達成されるといった作用を有する。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ABO3で表わされるペロブスカイト
型結晶構造である圧電体が少なくともPb[(Zn1/3
Nb2 /3xZrYTiZ]O3(X+Y+Z=1)よりな
るため、温度依存性の小さい安定した振動が得られると
いった作用を有する。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、Pb[(Zn1/3Nb2/3xZrYTi
Z]O3のX、Y、Zがそれぞれ0.125、0.38
5、0.49であるため、より温度特性の改善が図れる
といった作用を有する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0011】(実施の形態1)図1は本発明の角速度セ
ンサの第1の実施の形態における音叉素子の形状を説明
するための外観図である。図1において、1は音叉素子
である。以下に音叉素子1として用いる試料の作製方法
の概略を述べる。化学試薬級のPbO(純度99.9
%)、ZnO(純度99.9%)、Nb25(純度9
9.9%)、ZrO 2(純度99.9%)、TiO2(純
度99.85%)を用い、温度による特性変化の軽減が
図れるPb[(Zn1/3Nb2/3xZrYTiZ]O3(X
+Y+Z=1)の組成の中でも特にPb[(Zn1/3
2/30.125Zr0.385Ti0.49]O3になるように秤量
したものを用いた(詳細な評価結果は、図11に示
す)。また、化学試薬級のMnO2(純度99.8
%)、Al23(純度99.99%)、Cr23(純度
99.8%)を用いて、(表1)に示すような範囲の添
加量になるように秤量した。
【0012】
【表1】
【0013】秤量した粉末を10mmφのジルコニアボ
ールとポリエチレンポットを用いて24時間、ボールミ
ルで湿式混合した。この湿式混合した粉末を脱水乾燥
後、大気中にて温度1123Kで2時間仮焼した。この
仮焼した粉末を乳鉢で粗粉砕した後、2mmφジルコニ
アボールを用いて媒体攪拌ミルで粉砕し、仮焼粉末を作
製した。この粉砕によって得られた仮焼粉末の平均粒子
径は、0.24μmであった。この粉砕した粉末を乾燥
後、少々の有機バインダを加え造粒後、70MPaの圧
力で成型した。この成型体を白金の板に載せ、PbOの
蒸発を抑えるためにマグネシアの容器を被せ、電気炉に
入れ、温度973Kで脱バインダした後、1時間当たり
250Kの昇温速度で昇温させ、温度1373〜142
3Kで1時間焼成した。
【0014】焼成後の圧電体を長さ15mm×幅2mm
×厚さ0.85mmの板状に加工し、次に前記板の幅中
央に長手方向に向かってスリットを入れ、音叉構造体と
した。この音叉構造体を研磨加工した後、銀ペーストを
板の両面に塗布し、1033Kで焼き付けて電極とし
た。この板状の音叉構造体を、温度383Kのシリコン
オイル中に入れ、厚み方向に電界が加えられるように電
極間に4MV/mの直流電界を0.5時間印加し、分極
を行った。分極終了後、銀電極を研磨により除去した。
以上のような一連の加工により、種々の組成からなる音
叉素子1としての試料が作られる。
【0015】図2は、上述の試料内のCr23の添加な
しで、Al23の添加量を0〜1.2重量%まで変化さ
せ、さらにMnO2の添加量を0〜1.0重量%まで変
化させた時の電気的及び機械的特性図である。図2
(a),(b),(c)はそれぞれ非誘電率(εs)、
機械的品質係数(Qm)、電気機械結合係数(Kp)を
示す。
【0016】図2(a)〜(c)において、MnO2
Al23の添加量が0重量%の場合、Qmが100程度
である。ただし、これは原料に含まれる極微量の不純物
による影響と考えられる。これはまたMnO2の添加に
よりQmが若干大きくなったことの原因とも考えられ
る。すなわち、MnO2の添加は原料中にもともと含ま
れているドナー不純物の影響を打ち消すことができたも
のと思われる。
【0017】MnO2の添加量が0.5重量%までは、
Qm、Kpの増加をもたらし、大きな入力電力まで線形
な動作領域が確保できると同時に高感度化が図れること
を示唆する。
【0018】また、MnO2の添加は、焼成時の雰囲気
が特性ばらつきに与える影響を小さくする。
【0019】さらに、MnO2はドナーとして3価イオ
ンの形で固溶し絶縁抵抗を上げるため、角速度センサと
して不要信号を小さくする効果もある。
【0020】ただし、MnO2の添加量が1.0重量%
超えると、εsとKpが急激に低下するために圧電特性
として好ましくない。
【0021】したがって、特性項目のεs、Qm、Kp
を総合的に判断すると、MnO2の添加量は0.5重量
%が最も好ましい。
【0022】また、Al23の添加量が1.0重量%を
超えると、εs、Kpの低下が顕著となりあまり好まし
くない。
【0023】図3は、同じく試料内のMnO2の添加量
を0.5重量%に固定し、Al23の添加量を0〜0.
1重量%まで変化させ、さらにCr23の添加量を0〜
0.282重量%まで変化させた時の電気的及び機械的
特性図である。図3(a),(b),(c)は、それぞ
れεs、Qm、Kpを示す。
【0024】図3(a)〜(c)において、Al23
添加量の増加に対して、Kp、εsにあまり変化は見ら
れないが、Qmは大きな増加が認められる。したがっ
て、大振幅まで駆動しても線形動作が保たれると同時に
高感度化が達成可能であることを示唆する。
【0025】ただし、Al23の添加量が1.0重量%
を超えると、Kp、εsが低下しあまり好ましくない。
【0026】また、Cr23の添加量が増加するとK
p、Qmは増加するが、εsはやや低下する傾向を示
す。Cr23の添加量の増加はQmをより増加させ、圧
電体の振幅のさらなる増加に伴う軟化現象の開始する閾
値を引き上げ、非線形動作が開始するレベルもより引き
上げ、より大振幅で駆動しても線形動作が保たれると同
時に高感度化が達成可能であることを示唆する。
【0027】ただし、Cr23の添加量が0.282重
量%を超えると、Kpが急激に低下すると同時にεs
さらに低下するため、あまり好ましくない。以上の内か
らQmの評価結果の一例を紹介すると、Al23の添加
量が1.0重量%、Cr23の添加量が0.282重量
%の場合、Qm=4750となる。
【0028】したがって、特性項目のεs、Qm、Kp
を総合的に判断すると、Cr23の添加量は0.282
重量%以下、Al23の添加量は1.0重量%以下が好
ましい。
【0029】図4は、上述の試料の内から(表2)に示
すような組成の音叉素子1に設けた電極配置を説明する
ための音叉の外観図である。
【0030】
【表2】
【0031】図4において、2,5は駆動電極、6はモ
ニター電極、9,10は検出電極、11は音叉である。
駆動電極2,5、モニター電極6及び検出電極9,10
は、いずれも金を蒸着し形成されている。
【0032】図5は、(表2)に示すような組成の音叉
11の入力電力(横軸)と駆動インピーダンス(縦軸)
との関係を従来例の評価結果とともに示す特性図であ
る。図5において、サンプルA,B,C,Dはいずれも
従来品(従来例)に比して、またサンプルA,B,Cは
サンプルDに比べて、同一の駆動インピーダンスに対し
てさらに大きな入力電力を投入することが可能であると
同時に大きな入力電力まで線形な領域が確保できること
を示している。これらの中でも特にサンプルAに顕著な
傾向が認められる。これはまた、サンプルAがより高感
度の角速度センサを実現できることをも示唆している。
【0033】図6は、前述の試料の内Cr23の添加な
しで、MnO2の添加量を0.5重量%に固定し、Al2
3の添加量を0,0.1,1.0,1.2重量%に変化
させた組成の音叉11の入力電力(横軸)と駆動インピ
ーダンス(縦軸)との関係を示す特性図である。図6に
おいて、Al23の添加量が増加する程、同一の駆動イ
ンピーダンスに対して大きな入力電力を投入することが
可能であることと同時に大きな入力電力値まで線形な領
域を確保できることを示している。また、高感度の角速
度センサを実現できることをも示唆している。しかし、
図2,図3においても述べたようにAl23の添加量が
1.0重量%を超えるとKp、εsが低下する。特に、
Kpの低下が著しくなるため、Al23の添加量が1.
0重量%を超えることはあまり好ましくない。本実施の
形態において、Al23の添加量は、1.0重量%以下
であればよいが、より好ましくは0.1重量%以上1.
0重量%以下の範囲である。
【0034】図7は、前述の試料の内Al23の添加な
しで、MnO2の添加量を0.5重量%に固定し、Cr2
3の添加量を0,0.1,0.282,0.5重量%に変
化させた組成の音叉11の入力電力(横軸)と駆動イン
ピーダンス(縦軸)との関係を示す特性図である。図7
において、Cr23の添加量が増加する程、同一の駆動
インピーダンスに対して大きな入力電力を投入すること
が可能であることと同時に大きな入力電力値まで線形な
領域を確保できることを示している。また、高感度の角
速度センサを実現できることをも示唆している。しか
し、図3の説明でも述べたように、Cr23の添加量が
0.282重量%を超えると、Kpが急激に低下するた
め、Cr23の添加量が0.282重量%を超えること
はあまり好ましくない。本実施の形態において、Cr2
3の添加量は、0.282重量%以下であればよい
が、より好ましくは0.1重量%以上0.282重量%
以下の範囲である。
【0035】図8は、図4に示した音叉11を駆動、検
出用の処理回路に接続するための電極配置及びその結線
関係を説明する概略構成図である。図8において、3,
4は駆動電極、7はモニター電極、8は接地電極、12
は駆動源である。また、図8において、図4と同一構成
部分には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0036】図9は、図4に示した音叉11を図8に示
すような配線で処理回路に接続した角速度センサのブロ
ック図である。
【0037】図9において、13は検出電極9,10と
接続され検出信号を増幅する検出回路、14は検出回路
13の出力信号を検波するための検波回路、15は検波
回路14から出力された信号成分中の駆動信号成分を除
去するためのフィルター回路、16は駆動電極2,4、
モニター電極6,7と接続された駆動回路である。
【0038】次に本実施の形態における角速度センサの
動作について、図9を用いて説明する。モニター電極
6,7からの信号を駆動回路16へ入力し、駆動回路1
6の出力信号を駆動電極2,4へフィードバックするこ
とにより音叉を自励駆動させる。検出電極9,10によ
り検出された角速度信号は、検出回路13に差動入力さ
れ増幅される。この増幅された信号を駆動回路16の出
力信号を用いて検波することで検波信号が得られる。こ
の検波信号を次段のフィルター回路15に入力し、信号
成分中から駆動信号成分を除去することで最終的に角速
度信号成分のみを検出することができる。
【0039】図10は、図9に述べた処理回路を用いて
(表2)に示すサンプルAの入力角速度に対する出力電
圧を従来品(従来例)と共に評価した感度特性図であ
る。図10において、横軸は入力角速度、縦軸は出力電
圧である。図10よりサンプルAは、従来品(従来例)
に比べて著しく感度が向上していることが分かる。ま
た、サンプルA以外の組成のサンプルについて感度特性
の評価を行った結果を(表3)に示す。
【0040】
【表3】
【0041】(表3)に示すように、感度が従来比1.
5倍以上となる。これは、図2から図7までの結果が示
唆するとおりでもある。
【0042】また、本実施の形態において述べてきた組
成以外のABO3で表わされるペロブスカイト型結晶構
造のサンプルの一例について感度特性の評価を行った結
果を(表4)に示す。
【0043】
【表4】
【0044】(表4)に示す結果も、(表3)に示す結
果と同等のレベルであり、これらの組成のABO3で表
わされるペロブスカイト型結晶構造のサンプルに対して
も図2から図7までの示唆する内容が適当であると考え
られる。
【0045】図11は、図10に示す出力電圧(感度)
の温度特性を評価した温度特性図である。図11におい
て、横軸は温度、縦軸は出力電圧である。図11よりサ
ンプルAは、従来品(従来例)に比べて温度に対する出
力電圧(感度)の変動が少ないことが分かる。サンプル
A以外に関しても、従来品(従来例)に比べて温度に対
する出力電圧(感度)の変動が少ないことが判明してい
る。ただし、Pb[(Zn1/3Nb2/3XZrYTiZ
3(X+Y+Z=1)が温度特性上から好ましく、中
でもPb[(Zn1/3Nb2/30.125Zr0.385
0.49]O3が最も良好である。
【0046】本実施の形態において、ABO3で表わさ
れるペロブスカイト型結晶構造であるPb[(Zn1/3
Nb2/30.125Zr0.385Ti0.49]O3に、MnO2
0.5重量%、Al23を1.0重量%、Cr23
0.282重量%添加するサンプルAが角速度センサと
しての総合特性の点から最も好ましい。また、本実施の
形態においては、MnO2が0.5重量%添加された場
合を中心に説明してきたが、必ずしもこれに特定される
ものではなく、添加量を所望の特性に合わせて適宜選択
することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、振動によ
る慣性変換部およびコリオリ力検出部としての振動子
が、ABO3で表わされるペロブスカイト型結晶構造で
ある圧電体からなり、前記圧電体に0.5重量%のMn
2が添加された構成により、大振幅で線形動作に近い
振動が得られると同時に高感度化が達成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における音叉素子の
形状を説明するための外観図
【図2】同音叉素子の電気的及び機械的特性図
【図3】同音叉素子の電気的及び機械的特性図
【図4】同音叉素子に設けた電極配置を説明するための
外観図
【図5】同音叉の入力電力と駆動インピーダンスとの関
係を示す特性図
【図6】同音叉の入力電力と駆動インピーダンスとの関
係を示す特性図
【図7】同音叉の入力電力と駆動インピーダンスとの関
係を示す特性図
【図8】同音叉を処理回路に接続するための電極配置及
びその結線関係を説明する概略構成図
【図9】同音叉を処理回路に接続した角速度センサのブ
ロック図
【図10】同実施の形態における角速度センサの感度特
性図
【図11】同実施の形態における角速度センサの温度特
性図
【符号の説明】
1 音叉素子 2,3,4,5 駆動電極 6,7 モニター電極 8 接地電極 9,10 検出電極 11 音叉 12 駆動源 13 検出回路 14 検波回路 15 フィルター回路 16 駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動による慣性変換部およびコリオリ力
    検出部としての振動子が、ABO3で表わされるペロブ
    スカイト型結晶構造である圧電体からなり、前記圧電体
    には0.5重量%のMnO2が添加されたことを特徴と
    する角速度センサ。
  2. 【請求項2】 圧電体には0.1重量%以上1.0重量
    %以下のAl23が添加されたことを特徴とする請求項
    1に記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 圧電体には0.1重量%以上0.282
    重量%以下のCr23が添加されたことを特徴とする請
    求項1記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】 ABO3で表わされるペロブスカイト型
    結晶構造である圧電体は、少なくともPb[(Zn1/3
    Nb2/3xZrYTiZ]O3(X+Y+Z=1)よりな
    ることを特徴とする請求項1に記載の角速度センサ。
  5. 【請求項5】 Pb[(Zn1/3Nb2/3xZrY
    Z]O3において、X=0.125、Y=0.385、
    Z=0.49であることを特徴とする請求項4に記載の
    角速度センサ。
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