JP2000242063A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000242063A
JP2000242063A JP11039362A JP3936299A JP2000242063A JP 2000242063 A JP2000242063 A JP 2000242063A JP 11039362 A JP11039362 A JP 11039362A JP 3936299 A JP3936299 A JP 3936299A JP 2000242063 A JP2000242063 A JP 2000242063A
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JP
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charging roller
image forming
unit
charging
main body
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JP11039362A
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English (en)
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Takamasa Shiraki
孝昌 白木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帯電ローラを有効に使用でき、帯電ローラを清
浄に保って帯電不良による異常画像を防ぐことができる
とともに、帯電ローラを清浄するクリーニング部材およ
び作像ユニットのメンテナンス作業が容易で、メンテナ
ンス時の感光体の疲労および損傷を防止できる安価な画
像形成装置の提供を目的としている。 【解決手段】像担持体11がその周辺部品とともに1つ
のユニット2として構成され、このユニット2が装置本
体1aに対して着脱可能に装着される画像形成装置にお
いて、像担持体11の表面を帯電処理する帯電ローラ5
aを有する帯電装置5と、帯電ローラの表面をクリーニ
ングするクリーニング部材2cとを備え、帯電装置5は
装置本体1a側に取り付けられ、クリーニング部材2c
は装置本体1aに対して着脱可能なユニット2側に取り
付けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装
置に係わり、特に、感光体に圧接して感光体の表面を帯
電処理する帯電ローラと帯電ローラの表面をクリーニン
グするクリーニング部材とを有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、静電写真プロセスが利用されて
いる画像形成装置では、予め所定の極性に帯電された感
光体(像担持体)の表面に原稿画像に対応した静電潜像
が形成される。この静電潜像は、感光体の周囲の所定位
置に設けられた現像装置によって現像される。すなわ
ち、現像装置から供給される帯電した微粉体であるトナ
ーによって静電潜像が現像されて可視化される。感光体
上に形成されたトナー像は、感光体の回転によって転写
部へと達し、転写部に搬送されてきた転写材(記録紙)
に転写される。その後、転写材に転写されたトナー像
は、定着部で転写材に対して定着される。また、転写処
理終了後、次の複写処理に備えて、感光体上に残ったト
ナーがクリーニング装置によって除去されるとともに、
除電ランプ等によって感光体上の残電位が除去される。
クリーニング装置によって回収された残トナーの少なく
とも一部は、現像装置に戻されて再利用される。
【0003】また、一般の画像形成装置は、装置本体よ
りも耐久性の劣るユニットが交換可能(装置本体に対し
て着脱可能)に設計されており、所定の耐久枚数のプリ
ントが行なわれた後や故障時等においては、サービスマ
ンやユーザーによってユニットの交換やメンテナンスを
行なえるようになっている。
【0004】装置本体に対して着脱自在に装着されるユ
ニットとしては、感光体とその周辺部品とからなるユニ
ット(以下、作像ユニット(プロセスカートリッジユニ
ット…PCU)という。)や、トナー像を転写材に熱的
に定着させる定着装置などがある。特に、前記作像ユニ
ットは、感光体と、例えば、感光体の表面を帯電させる
帯電装置、感光体の静電潜像を現像する現像装置、感光
体上の残留トナーを除去するクリーニング装置、感光体
上のトナー像を転写材に転写するための転写体、廃トナ
ーが収容される廃トナーカートリッジ等が一体となって
1つのユニットを構成したものである。
【0005】また、感光体の表面を帯電処理する前記帯
電装置としては、従来から、コロナ放電器に代表される
非接触帯電型のものと、感光体に直接に接触して帯電を
行なう接触帯電型のものとがある。最近では、コロナ放
電のオゾン発生の問題を考慮して、感光体の表面に接触
して帯電処理する帯電ローラを有する接触帯電型の帯電
装置が採用される傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記帯電ロ
ーラは、現像装置、クリーニング装置、感光体等の他の
作像装置に比べるとその寿命が極めて長く、恒久的に使
用可能である。したがって、帯電装置が感光体とともに
1つのユニットを構成している場合、すなわち、帯電装
置が作像ユニットの構成要素の1つである場合には、作
像ユニットの交換によってまだ使用可能な帯電ローラが
無駄になってしまうという問題が生じる。
【0007】こうした問題は、帯電ローラを作像ユニッ
トから分離して装置本体側に配置することにより解決可
能である。しかし、この場合には、トナー等の異物によ
る帯電ローラの汚染(異常画像の原因となる)を防止す
るために、クリーニング部材を新たに設け、このクリー
ニング部材によって帯電ローラの清掃を行なう必要があ
る。
【0008】また、前記クリーニング部材は、長期間に
わたる使用によって汚損される。したがって、これを交
換しないと、結局のところ、帯電ローラの清掃性能が低
下し、帯電不良による異常画像が生じてしまう。そのた
め、クリーニング部材を装置本体から着脱可能な構成に
することも考えられるが、この場合、ユーザーは作像ユ
ニットとクリーニング部材の両方を交換しなければなら
ず、メンテナンス作業に非常に手間どるといった問題が
生じる。しかも、クリーニング部材を交換可能に構成す
ると、クリーニング部材の交換時期を検知してこれをユ
ーザーに知らせる機構も設けなければならず、装置の製
造コストもアップしてしまう。
【0009】また、帯電ローラを作像ユニットから分離
して装置本体側に配置する場合には、帯電ローラを作像
ユニットのケース内に配置された感光体と接触させるた
めに、帯電ローラが挿入される帯電ローラ挿入口(感光
体を露出させる開口)を作像ユニットのケースに設ける
必要がある。しかし、ユーザーがジャム処理や作像ユニ
ットの交換のために作像ユニットを装置本体の外に放置
すると、帯電ローラ挿入口を通じて感光体が外部に露出
するため、感光体が外光に晒されて疲労したり、異物の
落下によって感光体が傷付いたり作像ユニットが破損し
たりする虞がある。
【0010】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、帯電ローラを有効に
使用でき、帯電ローラを清浄に保って帯電不良による異
常画像を防ぐことができるとともに、帯電ローラを清浄
するクリーニング部材および作像ユニットのメンテナン
ス作業が容易で、メンテナンス時の感光体の疲労および
損傷を防止できる安価な画像形成装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、原稿画像に対応した静電
潜像がその表面に形成される像担持体がその周辺部品と
ともに1つのユニットとして構成され、このユニットが
装置本体に対して着脱可能に装着される画像形成装置に
おいて、前記像担持体の表面を帯電処理する帯電ローラ
を有する帯電装置と、前記帯電ローラの表面をクリーニ
ングするクリーニング部材とを備え、前記帯電装置は装
置本体側に取り付けられ、前記クリーニング部材は装置
本体に対して着脱可能な前記ユニット側に取り付けられ
ていることを特徴とする。
【0012】この請求項1に記載の発明によれば、帯電
装置が装置本体側に取り付けられているため、ユニット
の交換によってまだ使用可能な帯電ローラが無駄に交換
されることがない(帯電ローラを有効(恒久的)に使用
できる)。また、クリーニング部材がユニット側に取り
付けられているため、クリーニング部材はユニットの交
換と同時に交換される。そのため、メンテナンス作業の
手間が省けるとともに、ユニットの交換時期がクリーニ
ング部材の交換時期であるため、クリーニング部材の交
換時期を検知してユーザーに知らせる機構を設けなくて
済む。つまり、装置の製造コストをアップさせることな
く、帯電ローラを恒久的に清浄に保って帯電不良による
異常画像を防ぐ(長期間にわたって安定した帯電性能を
確保する)ことができるとともに、メンテナンス作業の
容易化を図ることができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、装置本体に着脱可能な前記ユニ
ットは、像担持体とその周辺部品とを内蔵するユニット
ケースと、ユニットケースに形成され且つ帯電装置の帯
電ローラが挿入される帯電ローラ挿入口と、帯電ローラ
挿入口を開閉するシャッターとを有していることを特徴
とする。
【0014】この請求項2に記載の発明によれば、ユニ
ットを装置本体の外側に放置した際にシャッターによっ
て帯電ローラ挿入口を閉じれば、帯電ローラ挿入口を通
じて像担持体を外部に露出させないで済む。そのため、
像担持体が外光に晒されて疲労したり、異物の落下によ
って感光体が傷付いたり作像ユニットが破損するといっ
た事態を防止できる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記クリーニング部材が前記シ
ャッターに取り付けられていることを特徴とする。
【0016】この請求項3に記載の発明によれば、例え
ばクリーニング部材の取付けに必要な構造を別途設ける
必要がないため、ユニットの構造を簡略化することがで
きる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、帯電ローラ挿入口を閉じる方向
にシャッターを付勢する付勢手段を備え、シャターに取
り付けられているクリーニング部材が前記付勢手段によ
って帯電ローラの表面に圧接されることを特徴とする。
【0018】この請求項4に記載の発明によれば、シャ
ッターの閉動作と帯電ローラに対するクリーニング部材
の付勢とが同一の機構によって行なわれるため、機構の
簡略化によるコストダウンを図ることができる。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記装置本体は、装置本体に対
する前記ユニットの着脱を許容する開閉カバーを備え、
前記シャッターは前記開閉カバーの閉動作に同期して開
動作して帯電ローラ挿入口を開放することを特徴とす
る。
【0020】この請求項5に記載の発明によれば、開閉
カバーを閉じるだけで、シャッターによって常時閉状態
に保持されている帯電ローラ挿入口に対して帯電ローラ
を簡単に挿入することができ、操作性が良い。
【0021】また、請求項6に記載された発明は、請求
項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の発明におい
て、前記クリーニング部材がユニットケースの内側に配
置されて外部に露出していないことを特徴とする。
【0022】この請求項6に記載の発明によれば、ユニ
ットを装置本体から取り出した時に、汚損したクリーニ
ング部材によってユーザーの手や衣服等を汚損させない
で済む。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。
【0024】図1は本発明の一実施形態に係る画像形成
装置1を示している。この画像形成装置1は、露光手段
としての図示しない書き込み光学ユニットと、像担持体
としての感光体11とを有している。前記書き込み光学
ユニットは、例えば、スキャナからの画像データを光信
号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行な
い、感光体11の表面上に静電潜像を形成する。
【0025】感光体11は、OPC等の光導電層を有し
ており、作像動作時には例えば図中矢印で示すように時
計回りに回転する。感光体11の周囲には、感光体11
の表面を帯電処理する帯電装置5と、原稿画像に対応し
た光書き込みを行なうためにレーザ光Lを感光体11に
向けて照射して感光体11の表面上に静電潜像を形成す
る図示しない露光部と、感光体11の表面に形成された
静電潜像にトナーを供給して静電潜像を可視化すること
により感光体11上にトナー像を形成する現像装置4
と、感光体11上のトナー像を転写材である用紙Tに転
写する転写ローラ12と、転写処理終了後に感光体11
を次の複写処理に備えてクリーニングする(感光体11
に摺擦して感光体1上の残トナーを除去する)クリーニ
ング装置3と、感光体11上の残電位を除去する図示し
ない除電ランプとが設けられている。
【0026】帯電装置5は、感光体11に直接に接触し
て回転する接触帯電回転体としての帯電ローラ5aを有
している。帯電ローラ5aは、作像時に高電圧が印加さ
れることによって、接触する感光体11の表面に一様に
電荷を付与して帯電処理を行なう。表面に電荷が付与さ
れた感光体11は、前記露光部からのレーザ光Lによっ
て表面のマイナス電荷が消去され、静電潜像を担持す
る。また、現像装置4は、現像スリーブ4aを有してお
り、現像スリーブ4aの回転によって内部に収容された
トナーを感光体11の表面に付着させることにより、静
電潜像を可視化する。
【0027】画像形成装置1の下側には、装置本体1a
に対して着脱自在に取り付けられる給紙トレイを有する
給紙装置が設けられている。給紙装置から一枚ずつ送り
出された用紙Tは、レジストローラ13により転写ロー
ラ12に向けて所定のタイミングで送り出され、その先
端が転写ローラ12のニップ部に進入した時点で、転写
バイアスが印加される転写ローラ12により感光体11
側からトナー像が転写される。この場合、転写ローラ1
2上には感光体11上のトナーと逆極性の電荷が付与さ
れて転写が行なわれる。
【0028】また、トナー像が転写された用紙Tは、定
着装置21においてトナー像が定着される。定着装置2
1は、ヒータが内蔵された定着ローラと、定着ローラに
対向して圧接される加圧ローラとを有し、これらローラ
間を通る用紙Tのトナー像をヒータの熱によって定着す
る。なお、定着装置21でトナー像が定着された用紙T
は、排紙トレイ22上に排出される。
【0029】図1に示されるように、本実施形態におい
て、感光体11は、現像装置4およびクリーニング装置
3とともに、装置本体1aに対して着脱される1つの作
像ユニット2を形成している。すなわち、所定の耐久枚
数のプリントが行なわれた後や故障時等において、サー
ビスマンやユーザーによって交換やメンテナンスを容易
に行なえるように、感光体11とその周辺部品である現
像装置4およびクリーニング装置3は装置本体1aに対
して着脱自在に装着される1つのユニットを構成してい
る。
【0030】また、作像ユニット2や他の装置等の交換
やメンテナンスを容易にするために、装置本体1aの上
部には上カバー6が設けられている。この上カバー6
は、一点鎖線で示されるように、支軸42を中心として
上側に回動して、装置本体1a内を開放し得るようにな
っている。
【0031】感光体11の表面を帯電処理する帯電装置
5は、装置本体1a側、具体的には開閉可能な上カバー
6の内面に取り付けられている。図2および図3に詳し
く示されるように、帯電装置5は、上カバー6の内面に
固着された帯電ローラケース5dと、帯電ローラケース
5dに対して上下に移動可能に取り付けられた一対の軸
受5cと、その芯金(軸)5bの両端部が軸受5cによ
って回転自在に支持された帯電ローラ5aとを有してい
る。軸受5bと帯電ローラケース5dの内面との間には
加圧スプリング5eが介在されている。この加圧スプリ
ング5eは、軸受5bを常時下側に向けて付勢してい
る。したがって、後述するように、帯電ローラ5aが感
光体11と接触する作像動作時において、軸受5bによ
って支持される帯電ローラ5aは、加圧スプリング5e
の付勢力によって、感光体11に対して所定の加圧力で
押し付けられる。
【0032】図2および図3に示されるように、作像ユ
ニット2は、カートリッジ状に形成されており、感光体
11と現像装置4とクリーニング装置3とを内蔵するユ
ニットケース40を有している。ユニットケース40に
は、帯電装置5の帯電ローラ5aが挿入される帯電ロー
ラ挿入口2aと、帯電ローラ挿入口2aを開閉する揺動
可能なシャッター2bとが設けられている。帯電ローラ
5aが帯電ローラ挿入口2aに挿入されると、帯電ロー
ラ5aと感光体11との接触が可能となる。
【0033】シャッター2bの内面には、帯電ローラ5
aの表面と接触してクリーニングを行なうクリーニング
部材2cが貼り付けられている。このクリーニング部材
2cは、例えばズポンジ材やフェルト材等からなる。
【0034】シャッター2bとユニットケース40との
間には捩じりコイルバネ2dが設けられている。この捩
じりコイルバネ2dは、帯電ローラ挿入口2aを閉じる
方向にシャッター2bを付勢している。すなわち、シャ
ッター2bは、捩じりコイルバネ2dの付勢力によっ
て、帯電ローラ挿入口2aを常時閉塞した状態に維持し
ている。
【0035】また、上カバー6には下方に延出するレバ
ー6bが形成されている。このレバー6bは、シャッタ
ー2bに形成されたカム20と係合して、シャッター2
bを捩じりコイルバネ2dの付勢力に抗して開動作させ
るように形成されている。すなわち、レバー6bは、シ
ャッター2bとともにカム20を構成し、上カバー6の
閉動作に同期してシャッター2bを開動作させて帯電ロ
ーラ挿入口2aを開放する。
【0036】次に、作像ユニット2を装置本体1a内に
装着する場合について説明する。
【0037】まず、図1に一点鎖線で示すように上カバ
ー6を開き、装置本体1a内を開放する。次に、上カバ
ー6によって開放されたを開放口を通じて作像ユニット
2を装置本体1a内に挿入して所定の位置に装着する。
この時、作像ユニット2のシャッター2bは、捩じりコ
イルバネ2dの付勢力によって、帯電ローラ挿入口2a
を塞いでいる。
【0038】作像ユニット2が装置本体1a内の所定位
置にセットされた状態で、上カバー6を閉じていくと、
上カバー6に形成されたレバー6bがシャッター2bの
カム20に作用した時点で、シャッター2bが捩じりコ
イルバネ2dの付勢力に抗して開動作(押し上げ動作)
される。これにより、帯電ローラ挿入口2aが開放さ
れ、上カバー6とともに作像ユニット2側に移動する帯
電ローラ5aが、帯電ローラ挿入口2aを通じてユニッ
トケース40内に挿入され、感光体11に接触される。
【0039】上カバー6が完全に閉じられると、レバー
6bはシャッター2bのカム20を開放する(図3参
照)。したがって、シャッター2bは、捩じりコイルバ
ネ2dによって再び帯電ローラ挿入口2aを閉じる方向
に付勢される。そのため、シャッター2bに貼り付けら
れたクリーニング部材2cが、捩じりコイルバネ2dの
付勢力によって、帯電ローラ5aに所定の加圧力で押し
付けられる。
【0040】このように、クリーニング部材2cが帯電
ローラ5aに常時圧接されていれば、帯電ローラ5aの
表面が感光体11上の微少な残トナーによって汚れて
も、クリーニング部材2cによって帯電ローラ5aの表
面がクリーニングされてトナーが取り除かれる。すなわ
ち、帯電ローラ5aは、それ自身が回転することによ
り、接触するクリーニング部材2cによってその表面が
クリーニングされる。したがって、帯電ローラ5aが汚
れた場合に生じる帯電ムラを防止できる。
【0041】また、上カバー6が完全に閉じられた前記
状態において、帯電ローラ5aは、クリーニング部材2
cから受ける加圧力と加圧スプリング5eからの付勢力
とによって、感光体11に対して所定の圧力で押し付け
られる。すなわち、帯電ローラ5aは、帯電動作時にお
いては感光体11に圧接された状態を維持する。
【0042】一方、作像ユニット2を装置本体1aから
取り出す場合には、前述した動作と逆の動作を行なえば
良い。すなわち、上カバー6を開いていくと、帯電ロー
ラ5aは、捩じりコイルバネ2dの付勢力に逆らってシ
ャッター2bを押し上げながら、作像ユニット2の帯電
ローラ挿入口2aから退避する。この時、帯電ローラ5
aとシャッター2bは摺擦する関係にあるが、帯電ロー
ラ5aと直に接するのはクリーニング部材2cであるた
め、帯電ローラ5aが摺擦傷を負うことはない。
【0043】帯電ローラ5aが帯電ローラ挿入口2aか
ら完全に退避すると、シャッター2bは捩じりコイルバ
ネ2dの付勢力によって再び閉動作され、帯電ローラ挿
入口2aが閉じられる。このようにシャッター2bが閉
じられた状態では、クリーニング部材2cは作像ユニッ
ト2(ユニットケース40)の内側に収容されるため、
作像ユニット2を装置本体1aから取り出しても、汚損
したクリーニング部材2cによってユーザーの手や衣服
が汚損することがない。
【0044】以上説明したように、本実施形態に係る画
像形成装置1において、帯電装置5は装置本体1a側に
取り付けられているため、作像ユニット2の交換によっ
てまだ使用可能な帯電ローラ5aが無駄に交換されるこ
とがない(帯電ローラ5aを有効(恒久的)に使用でき
る)。
【0045】また、本実施形態に係る画像形成装置1に
おいて、帯電ローラ5aをクリーニングするクリーニン
グ部材2cは、装置本体1aに対して着脱可能な作像ユ
ニット2側に取り付けられている。したがって、クリー
ニング部材2cは作像ユニット2の交換と同時に交換さ
れる。すなわち、作像ユニット2の交換とは別にクリー
ニング部材2cを交換する必要がない。そのため、メン
テナンス作業の手間が省けるとともに、作像ユニット2
の交換時期がクリーニング部材2cの交換時期であるた
め、クリーニング部材2cの交換時期を検知してユーザ
ーに知らせる機構を設けなくて済む。つまり、装置の製
造コストをアップさせることなく、帯電ローラ5aを恒
久的に清浄に保って帯電不良による異常画像を防ぐ(長
期間にわたって安定した帯電性能を確保する)ことがで
きるとともに、メンテナンス作業の容易化を図ることが
できる。
【0046】また、本実施形態に係る画像形成装置1に
おいて、作像ユニット2には、帯電ローラ5aが挿入さ
れる帯電ローラ挿入口2aを開閉するシャッター2bが
設けられている。したがって、作像ユニット2を装置本
体1aの外側に放置した際にシャッター2bによって帯
電ローラ挿入口2aを閉じれば、帯電ローラ挿入口2a
を通じて感光体11を外部に露出させないで済む。その
ため、感光体11が外光に晒されて疲労したり、異物の
落下によって感光体が傷付いたり作像ユニットが破損す
るといった事態を防止できる。特に、本実施形態では、
捩じりコイルバネ2dによってシャッター2bが帯電ロ
ーラ挿入口2aを閉じる方向に付勢されているため、ユ
ーザーがわざわざシャッター2bを閉じる必要がない
(外光に伴う感光体11の疲労等が自動的に防止され
る)。
【0047】また、本実施形態に係る画像形成装置1に
おいては、クリーニング部材2cがシャッター2bに取
り付けられているため、作像ユニット2の構造を簡略化
することができる。
【0048】また、本実施形態に係る画像形成装置1
は、帯電ローラ挿入口2aを閉じる方向にシャッター2
bを付勢する付勢手段2dを備え、シャッター2bに取
り付けられているクリーニング部材2cが付勢手段2d
によって帯電ローラ5aの表面に圧接されるようになっ
ている。したがって、シャッター2bの閉動作と帯電ロ
ーラ5aに対するクリーニング部材2cの付勢(圧接)
とが同一の機構によって行なわれることとなり、機構の
簡略化によるコストダウンを図ることができる。
【0049】また、本実施形態に係る画像形成装置1
は、カム20によって、シャッター2bが上カバー6の
閉動作に同期して開動作するようになっている。したが
って、上カバー6を閉じるだけで、シャッター2bによ
って常時閉状態に保持されている帯電ローラ挿入口2a
に対して帯電ローラ5aを簡単に挿入することができ、
操作性が良い。
【0050】また、本実施形態に係る画像形成装置1
は、クリーニング部材2cが作像ユニット2のケース4
0の内側に配置されて外部に露出していない。したがっ
て、作像ユニット2を装置本体1aから取り出した時
に、汚損したクリーニング部材2cによってユーザーの
手や衣服等を汚損させないで済む。
【0051】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
ることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
できることは言うまでもない。例えば、前記実施形態に
おいて、上カバー6の閉動作に同期してシャッター2b
を開動作させる機構は、カム機構であったが、それ以外
の機構であっても良い。また、前記実施形態において、
作像ユニット2は、感光体11と現像装置4とクリーニ
ング装置3とを一体に構成したものであったが、現像装
置4とクリーニング装置3のいずれか一方と感光体11
とが一体化されたものであっても良く、また、感光体上
の残留トナーを除去するクリーニング装置や感光体上の
トナー像を転写材に転写するための転写体あるいは廃ト
ナーが収容される廃トナーカートリッジ等の他の装置が
一体で組み込まれているようなものであっても良い。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、帯電装
置が装置本体側に取り付けられているため、ユニットの
交換によってまだ使用可能な帯電ローラが無駄に交換さ
れることがない(帯電ローラを有効(恒久的)に使用で
きる)。また、クリーニング部材がユニット側に取り付
けられているため、クリーニング部材はユニットの交換
と同時に交換される。そのため、メンテナンス作業の手
間が省けるとともに、ユニットの交換時期がクリーニン
グ部材の交換時期であるため、クリーニング部材の交換
時期を検知してユーザーに知らせる機構を設けなくて済
む。つまり、装置の製造コストをアップさせることな
く、帯電ローラを恒久的に清浄に保って帯電不良による
異常画像を防ぐ(長期間にわたって安定した帯電性能を
確保する)ことができるとともに、メンテナンス作業の
容易化を図ることができる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、ユニット
を装置本体の外側に放置した際にシャッターによって帯
電ローラ挿入口を閉じれば、帯電ローラ挿入口を通じて
像担持体を外部に露出させないで済む。そのため、像担
持体が外光に晒されて疲労したり、異物の落下によって
感光体が傷付いたり作像ユニットが破損するといった事
態を防止できる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、ユニット
の構造を簡略化することができる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、シャッタ
ーの閉動作と帯電ローラに対するクリーニング部材の付
勢とが同一の機構によって行なわれるため、機構の簡略
化によるコストダウンを図ることができる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、開閉カバ
ーを閉じるだけで、シャッターによって常時閉状態に保
持されている帯電ローラ挿入口に対して帯電ローラを簡
単に挿入することができ、操作性が良い。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、ユニット
を装置本体から取り出した時に、汚損したクリーニング
部材によってユーザーの手や衣服等を汚損させないで済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略
図である。
【図2】図1の画像形成装置の要部を示す斜視図であ
る。
【図3】帯電ローラが感光体に圧接され、クリーニング
部材が帯電ローラに圧接された状態を示す図である。
【符号の説明】 1 画像形成装置 1a 装置本体 2 作像ユニット 2a 帯電ローラ挿入口 2b シャッター 2c クリーニング部材 2d 捩じりコイルバネ(付勢手段) 5 帯電装置 5a 帯電ローラ 6 上カバー(開閉カバー) 11 感光体(像担持体) 40 ユニットケース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像に対応した静電潜像がその表面
    に形成される像担持体がその周辺部品とともに1つのユ
    ニットとして構成され、このユニットが装置本体に対し
    て着脱可能に装着される画像形成装置において、 前記像担持体の表面を帯電処理する帯電ローラを有する
    帯電装置と、前記帯電ローラの表面をクリーニングする
    クリーニング部材とを備え、 前記帯電装置は装置本体側に取り付けられ、前記クリー
    ニング部材は装置本体に対して着脱可能な前記ユニット
    側に取り付けられていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 装置本体に着脱可能な前記ユニットは、
    像担持体とその周辺部品とを内蔵するユニットケース
    と、ユニットケースに形成され且つ帯電装置の帯電ロー
    ラが挿入される帯電ローラ挿入口と、帯電ローラ挿入口
    を開閉するシャッターとを有していることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材が前記シャッター
    に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 帯電ローラ挿入口を閉じる方向にシャッ
    ターを付勢する付勢手段を備え、シャッターに取り付け
    られているクリーニング部材が前記付勢手段によって帯
    電ローラの表面に圧接されることを特徴とする請求項3
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記装置本体は、装置本体に対する前記
    ユニットの着脱を許容する開閉カバーを備え、前記シャ
    ッターは前記開閉カバーの閉動作に同期して開動作して
    帯電ローラ挿入口を開放することを特徴とする請求項4
    に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材がユニットケース
    の内側に配置されて外部に露出していないことを特徴と
    する請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の画
    像形成装置。
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